JP2782023B2 - ステンレス鋼の洗浄方法 - Google Patents

ステンレス鋼の洗浄方法

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厚生 宮崎
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステンレス鋼の洗浄方
法に関し、更に詳しくは溶接により接合してなる配管や
反応塔槽などのステンレス鋼製器物のステンレス表面
に、溶接の高温によって発生した難溶解性の酸化物(以
下「スケール」という場合がある)を溶解除去すること
ができるステンレス鋼のスケールの洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ステンレス鋼を溶接した際に発生する
「スケール」の除去は、従来、研削などの物理的方法に
よるか、または化学的方法によっていた。
【0003】物理的方法にあっては、まずタンクなどの
大型器物の場合、内部に足場を設け天井部から底面部ま
で溶接部分をグラインダーやサンドブラストなどの手段
によって研削する。この場合、人の手が届く範囲のスケ
ールは除去することができるが、複雑な構造の器物では
その除去が困難となる。さらに、小口径(例えば直径4
00mm以下)の配管内面や、分岐部などを有した配管内
面のスケールの人の手による除去もまた困難である。
【0004】一方、化学的方法は次のように行われてい
た。まず前処理として、ステンレス鋼をアルカリベース
の界面活性剤に80℃で7〜8時間接触させる脱脂工程
に付す。次に、ステンレス鋼を強く腐蝕する化学薬品で
ある通称「フッ硝酸(例えば、4.5%フッ化水素+1
3%硝酸)」をステンレス鋼に浸漬するか、またはフッ
硝酸をペースト剤(例えば寒天状の物質)に含浸して溶
接部に密着させる。これによって母材であるステンレス
鋼を急速に腐蝕させ、その表面に存在するヒートスケー
ルを浮き上がらせ剥離させる。ステンレス鋼は水洗いの
後、さらに表面を不動態化するために硝酸で処理され、
再度水洗いに付される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来法では次のような問題点を有していた。まずステンレ
ス鋼を接触させた時、腐蝕に伴う水素ガスや硝酸の還元
反応によるNO2ガスの発生によって部分的にガスポケ
ットが発生してしまう可能性がある。このようなガスポ
ケットは、ステンレス鋼と処理液との接触を阻み、スケ
ールの除去が不十分な部分を形成してしまうおそれがあ
る。
【0006】また、処理の際発生するNO2は有害であ
り、作業に従事する者の健康に悪影響を与えるおそれが
ある。さらに、フッ硝酸はその腐食性が強いことから、
母材が必要以上に侵されないよう比較的短時間(例えば
1時間程度)で処理を終了しなければならない。その結
果、配管部分などの空気の排出が十分でなく、空気によ
るガスポケットが発生してしまうおそれがあり、このガ
スポケットもまたステンレス鋼と処理液との接触を阻ん
でしまっていた。
【0007】また従来法は、前処理である脱脂工程を必
要とし、さらに処理液の腐食性が強いことから不動態化
処理の前に水洗を十分行なわなければならないなど、工
程数が多い点でも不利である。従って、安全で確実なス
テンレス鋼のスケールの除去方法が望まれていたといえ
る。
【0008】よって本発明は、ステンレス鋼表面に溶接
によって発生するスケールを安全で確実に除去すること
ができるステンレス鋼のスケールの洗浄方法を提供する
ことを目的としている。さらに本発明は、ステンレス鋼
からなる母材の腐食を抑制しかつ有害なガスを発生させ
ずにステンレス鋼表面のスケールを除去することができ
るステンレス鋼のスケールの洗浄方法を提供することを
目的としている。さらにまた本発明は、従来法に比較し
て少ない工程数でステンレス鋼表面のスケールを除去す
ることができるステンレス鋼のスケールの洗浄方法を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるステンレス
鋼の洗浄方法は、過マンガン酸イオン、フッ化水素を少
なくとも含む酸性水溶液をステンレス鋼の表面に、50
℃〜80℃の温度で、3〜6時間接触させステンレス鋼
の表面に存在するスケールの洗浄を行う工程を含み、前
記過マンガン酸イオンの濃度が0.003〜0.025
mol/l、前記フッ化水素の濃度が0.15〜2.0
mol/lであることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】酸性水溶液中でフッ化水素は、スケールを構成
する酸化鉄、酸化ニッケルなどの金属酸化物を溶解する
作用が強くスケールに対する溶解力に優れるが、クロム
酸化物の溶解力は比較的大きくない。一方、過マンガン
酸イオンは、スケール中の酸化クロム(3価)を酸化し
て水溶性のクロム酸(6価)とする能力を有する。さら
にフッ化水素は本来ステンレス鋼母材を激しく浸蝕する
性質を有しているが、過マンガン酸イオンが共存してい
るとその浸蝕作用が抑制される。このように、過マンガ
ン酸イオンとフッ化水素とを酸性水溶液中に共存させる
ことによって、ステンレス母材の腐食を抑制しかつスケ
ール除去を効率よく行うことが可能となる。
【0011】さらに、過マンガン酸イオンは有機物をそ
の強力な酸化力によって酸化して分解する。従って、本
発明による洗浄方法にあっては、スケールの除去の前に
ステンレス鋼表面の油脂類を除去する脱脂工程を行う必
要はない。また、過マンガン酸イオンは系内に存在する
炭素(カーボン)なども酸化分解して炭酸ガスとして除
去するよう作用するので有利である。
【0012】酸性水溶液中の過マンガン酸イオンの由来
は特に限定されないが、例えば過マンガン酸、過マンガ
ン酸カリウム、過マンガン酸ナトリウムなどが、水溶性
がよくまた陽イオンの悪影響を考慮する必要がないので
好ましい。また酸性水溶液中のフッ化水素も、フッ化水
素酸、フッ化水素の誘導体(例えばフッ化水素アンモニ
ウム)を用いるか、またはフッ化物を強酸で処理するこ
とで得てもよい。
【0013】酸性水溶液中の過マンガン酸イオンおよび
フッ化水素の濃度は本発明による効果が得られる範囲で
適宜決定されてよいが、一般に比較的低い濃度で十分で
ある。好ましい濃度としては、過マンガン酸イオンが
0.003〜0.025mol/l程度(過マンガン酸カリ
ウムに換算すると0.05〜0.3重量%程度)、より
好ましくは0.0065〜0.013mol/l 程度(同
0.15〜0.20重量%程度)であり、フッ化水素が
0.15〜2.0mol/l 程度(0.3〜4.0%のフッ
化水素酸に相当)、より好ましくは0.5〜0.75mo
l/l 程度(同1.0〜1.5%)である。
【0014】酸性水溶液は、それに含まれるフッ化水素
自体によって酸性とされてよいが、さらに無機酸を含有
することによって酸性とされることもできる。無機酸は
それ自体がスケールを溶解する能力を有し、さらにフッ
化水素によるスケールの溶解を促進するように作用する
ので存在させるのが好ましいといえる。無機酸の種類は
特に限定されないが、硫酸、硝酸、リン酸、過硫酸など
が好ましい。存在させる無機酸の濃度は無機酸の種類に
よっても異なるが、一般に5重量%程度までの範囲で存
在させるのが好ましく、より好ましくは2重量%程度で
ある。
【0015】本発明によるステンレスの洗浄方法にあっ
ては、上で説明したような酸性水溶液とステンレス鋼と
を接触させる。接触の態様はステンレス鋼の表面に存在
するスケールの除去が可能ならば限定されないが、例え
ばステンレス鋼製の器物などを酸性水溶液に浸漬した
り、逆にステンレス鋼製の器物などに酸性水溶液を注ぎ
入れたりすることによって行う。また、酸性水溶液を不
活性な担体に含浸させてその担体をステンレス鋼表面に
接触させる方法も場合によって利用することができる。
【0016】接触温度および接触時間はスケールを十分
に除去し、母材であるステンレス鋼の腐食が抑制される
範囲で適宜決定される。一般的には酸性水溶液をステン
レス鋼に50℃〜80℃程度の温度で3〜6時間程度接
触させる。温度については、前記温度範囲以外の温度で
の実施も可能であるが、前記範囲を下回る温度であると
処理時間が長くなる傾向があり、また前記範囲を超える
温度であると場合により母材の腐食が進行してしまうお
それがあるので、無機酸の濃度を下げるなどして実施す
るのが好ましい。
【0017】最も好ましいと思われる本発明による洗浄
方法の酸性水溶液の組成および処理条件を示せば下記の
通りである。なお、表中で%は酸性水溶液中の重量%で
ある。 第1表 過マンガン酸カリウム 0.15% フッ化水素 1.0% 硫酸 1.5% 温度 60℃ 時間 6時間
【0018】処理終了後、ステンレス鋼を酸性水溶液か
ら引き上げ、またはステンレス鋼製器物から酸性水溶液
を排出する。その後、酸性水溶液を完全に排出するため
水洗を行ってもよい。しかし、本発明による洗浄方法を
実施した後、過マンガン酸塩の溶解反応や熱分解により
マンガンの複合酸化物が発生してしまう場合がある。水
洗のみによってこれらの複合酸化物を取り除くことはで
きない。
【0019】従って、本発明にあっては、上記の複合酸
化物を取り除くために酸性条件下で還元処理(還元剤と
してはシュウ酸が好ましい)を行うか、または、過酸化
水素で処理するのが好ましい。これらの処理は、酸性水
溶液を排除した後水洗操作をせず直ちに行うことができ
るので、洗浄工程の簡略化を図れるので好ましい。過酸
化水素は常温で前記複合酸化物を可溶化することがで
き、更にステンレス鋼の表面を不動態化する作用も有し
ており、その結果リンス処理とステンレス鋼の不動態化
処理を同時に行うことができるので、過酸化水素による
処理が好ましい。可溶化されたマンガンイオン(2価)
の溶解性を更に向上させるため、過酸化水素は酸性条件
下で作用させるのが好ましく、例えば硫酸などの無機酸
と混合して作用させる。この場合、過酸化水素は酸がス
テンレス鋼を侵すのを防ぐように作用するので更にステ
ンレス鋼が腐食することはなく有利である。過酸化水素
を用いたリンス・不動態化処理における過酸化水素濃度
は0.05〜0.5重量%程度が好ましく、より好まし
くは0.2重量%程度であり、また酸濃度は0.1重量
%以下が好ましい。リンス・不動態化処理は30分〜1
時間程度で終了させることができる。
【0020】さらに過酸化水素は過マンガン酸を分解す
る。従って、洗浄作業の後、使用済みの酸性水溶液とリ
ンス・不導体化処理に用いた過酸化水素とを混合するこ
とによって酸性水溶液の処理(すなわち廃水処理)が行
えるので経済的であるともいえる。
【0021】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいて更に詳細に説
明する。使用したテストピース(試験片)は、JIS
SUS 304材料をTIG溶接法で溶接し上記ステン
レス鋼(SUS)材の表面にヒートスケールを生成させ
たものである。なお、以下において“%”は重量%を表
わす。
【0022】実施例1 フッ化水素アンモニウム;1.5% (フッ化水素として
約1%)、過マンガン酸カリウム;0.15%,硫酸;
3.0%の混合洗浄剤を調製し、ポリエチレン製のビー
カ(1l 容量)に上述のテストピースと共に移し入れ、
60℃に保持してある恒温水槽に入れた。撹拌すること
なしに6時間静置した。その結果、テストピース表面に
生成していた赤褐色のヒートスケールは全て溶解除去さ
れた。材料表面は、鋼特有の色調を示していた。
【0023】次に、予め準備してある過酸化水素0.1
%と、硫酸0.1%とからなるリンス・不動態化処理液
にこのテストピースを浸した。テストピースの表面に
は、過マンガン酸塩特有の紅色がはっきり認められてい
たが、リンス液に浸したところ、瞬時に発泡が生じ、紅
色は消失して無色となった。30分間浸漬したのち、取
り出し純水で2度水洗し、乾燥させた。表面は、ステン
レス特有の光沢を有し、処理が完了した。全ての処理期
間中にSUS 304材で作成した腐食測定用ピースを
同時に浸漬して処理前後の重量差より、処理中の腐食率
を求めた。処理時間6時間で腐食率0.123mg/cm2
hという低い値を得た。
【0024】実施例2 長さ50mmのステンレス鋼管(50A)を4等分割した
ものをテストピースとし、その内面側に油脂類を塗布し
た。油脂として代表的タービン油、グリースを用いた。
塗布は内面全体に薄く塗り、線布で4〜5回拭き取っ
た。このように準備したテストピースを、それぞれ実施
例1と同じ組成の液の入ったポリエチレン製のビーカ
(500ml) に入れて、60℃で6時間静置した。その
後、実施例1と同様にリンス・不動態化処理、水洗浄を
行い、乾燥後、テストピース内面上の油脂分の有無をウ
ォータブレク法で調べた。同内面は完全に濡れを示し、
油が完全に除去されたことを示した。
【0025】比較例1 同様のテストピースを、従来行われている酸洗浄処理
(フッ化水素酸5%、硝酸13%の混合液に常温(25
℃程度)で浸漬する)に付した。その結果、1時間程度
で、ヒートスケールは剥離除去された。鋼表面は特有の
金属光沢の有るやや白色の強い清浄な状態であった。し
かしその処理の間、有害な有臭のNO2 ガスを常時発
し、鋼表面からはやや激しい腐食による気泡が連続して
発生していた。純水で2度水洗したのち、硝酸20%の
不動態化処理液に1時間浸し、次いで、純水を用いて2
度水洗を行い乾燥した。テストピースの表面は酸洗浄直
後の白色光沢がにぶいステンレス特有の金属光沢に変わ
った。腐食率は20.5mg/cm2・hであった。鋼表面は
激しい腐食を受けていた。
【0026】
【発明の効果】本発明による方法によれば、公知の方法
に比べ、薬品濃度が1/3〜1/10程度の薄い液で処
理可能であり、被洗浄物の腐食を最少限度に抑制し、か
つ従来法に見られた構造物などの内面での有害ガスの発
生をさせることなしに、安全で確実にステンレス鋼製器
物の化学洗浄が可能である。その上、従来行われていた
酸洗浄前の脱脂洗浄工程が省略できる。またリンス処理
に過酸化水素を用いることで同時に表面の不動態化処理
が可能となる。また、更にこの過酸化水素は排出された
後、洗浄剤と混合することで廃水処理剤としても利用で
きる。以上の通り本発明による方法によれば、安全で確
実な洗浄、工程の大幅な簡略化や、使用薬品量の低減を
図ることができる。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】過マンガン酸イオン、フッ化水素を少なく
    とも含む酸性水溶液をステンレス鋼の表面に、50℃〜
    80℃の温度で、3〜6時間接触させステンレス鋼の表
    面に存在するスケールの洗浄を行う工程を含み、前記過
    マンガン酸イオンの濃度が0.003〜0.025mo
    l/l、前記フッ化水素の濃度が0.15〜2.0mo
    l/lであることを特徴とするステンレス鋼のスケール
    の洗浄方法。
  2. 【請求項2】酸性水溶液が無機酸を含むことを特徴とす
    る請求項1記載のステンレス鋼のスケールの洗浄方法。
  3. 【請求項3】無機酸が硫ン酸または過硫酸である
    ことを特徴とする請求項2記載のステンレス鋼のスケー
    ルの洗浄方法。
  4. 【請求項4】ステンレス鋼表面から酸性水溶液を除いた
    後、洗浄操作をすることなく直ちに過酸化水素をステン
    レス鋼表面に接触させるリンス・不動態化処理工程を更
    に含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項記
    載のステンレス鋼のスケールの洗浄方法。
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