JPH1046373A - クロム含有第一鉄合金からスケールを除去する方法 - Google Patents
クロム含有第一鉄合金からスケールを除去する方法Info
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Abstract
は硫酸の酸洗い液を使用して、輝いた、酸化物のない表
面を有するクロム含有第一鉄合金を提供する。 【解決手段】 スケール(11)で覆われたクロム含有
第一鉄合金ストリップ(10)を用意し;該ストリップ
を予備処理して該スケールに亀裂を生じさせ;予備処理
されたストリップを塩酸及び硫酸からなる群から選ばれ
る無機酸を含有する少なくとも1つの酸洗いタンク(1
2)及び(14)に浸漬して亀裂したスケールを除去
し;酸洗いされたストリップに過酸化水素を含有する水
溶液をスプレーヘッダー(16)及び(18)から塗布
し、その際ストリップ上の残りのスケールが該過酸化水
素により活性化され且つ無機酸により除去されるように
なり、きれいなストリップ(42)が形成されることを
特徴とするクロム含有第一鉄合金からスケールを除去す
る方法。
Description
金の酸による脱スケール方法に関する。より詳しくは、
熱間圧延又は焼きなましされたクロム含有第一鉄合金上
の酸化物は、該合金を順次無機酸中に浸漬し、ついで酸
洗いされた合金に過酸化水素を含有する水溶液を塗布す
ることにより除去される。
つは、熱ストリップミルでの圧延又は焼きなましのよう
な熱処理中に形成される酸化物又はスケールを除去する
ために、鋼を酸洗いすることである。大部分の低炭素鋼
は高速度で塩酸中で脱スケールされる。しかしながら、
ステンレス鋼上のスケールは非常に微細な構造をしてお
り且つしっかりと付着しており、酸洗い前にスケールを
緩める(ルーズにする)ために、鋼ストリップのショッ
トブラスト、圧延曲げ又は矯正のような機械的スケール
の亀裂化(cracking)が通常必要である。また、弗酸、
硫酸、硝酸又はそれらの混合物のようなステンレス鋼の
酸洗い用の酸は、一般に低炭素鋼用に必要な酸よりも強
いものでなければならない。ステンレス鋼に必要な浸漬
時間は低炭素鋼に必要な時間よりもさらに長く、スケー
ルなどの除去を助けるために電気的補助が必要となる。
スケール除去法を改良しようとする大きな動機は、酸洗
いに関連する環境上の廃棄コスト及び資本にある。塩酸
及び硝酸を用いる化学的脱スケールの大きな欠点はその
廃棄物に関する環境上の問題である。
に、過酸化水素を含有する酸混合物を使用することは公
知である。例えば、米国特許第5,154,774号明細書に
は、酸化剤、例えば過酸化水素、過マンガン酸カリ又は
空気をステンレス鋼酸洗い用の弗酸に加えて、第一鉄イ
オンを第二鉄イオンに転換させることが教示されてい
る。米国特許第5,164,016号明細書には、ステンレス鋼
の酸洗いのために、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、乳酸、
安息香酸、フタール酸及びナフトエ酸のような有機酸を
過酸化水素に添加することが教示されている。過酸化水
素は、第一/第二鉄イオンの割合を10/90〜40/
60の範囲に調節して、酸に添加される。特開昭63−
20494号公報には、過酸化水素、りん酸及び弗化水
素を含有する溶液に粘着剤を加えることによりステンレ
ス鋼の表面からスケールを化学的に除去する方法が開示
されている。該粘着剤は過酸化水素により分解されず
に、洗浄液に粘性を与え、ペースト状の液体を形成す
る。特開昭60−243289号公報には、弗酸、過酸
化水素及び塩酸又は硫酸を含有する酸浴を用いて鋼上の
スマットを減ずることが開示されている。特開昭54−
64022号公報には、鋼からステイン(しみ)及びス
ケールを除去するための粘稠な酸洗い剤を提供すること
が開示されている。アルミナ、Cr酸化物、炭化珪素又
はシリカのような研磨性粒子が過酸化水素、硫酸、塩酸
及び界面活性剤を含有する酸性溶液に加えられる。特開
昭58−110682号公報には、熱間圧延されたステ
ンレス鋼をスルファミン酸、硝酸、弗酸及び過酸化水素
を含有する溶液で酸洗いすることが開示されている。
除去するには有効であるが、該酸の使用はある種の望ま
しくない問題を創りだし、その使用に制限がある。例え
ば、ステンレス鋼からスケールを除去するために、硫酸
の単独使用は、この酸が酸洗いされた鋼上に黒いスマッ
トを残すので望ましくない。塩酸の単独使用は輝いたス
テンレス鋼の表面となるが、しっかりと付着したスケー
ルとの反応が遅いので望ましくない。ステンレス鋼から
スケールを除去するための硝酸及び弗酸のようなより厳
しい酸は、これを使用するとき酸洗いタンクからの香気
を処理するための香気緩和装置、酸を貯蔵するための特
別の装置を必要とする環境上の問題が生ずるので望まし
くなく、そして酸洗いによる副生物の特別の処理を必要
し、廃棄にコストがかかる。その他の不利な点は、これ
らの酸へ慢性的に曝されることによる安全及び健康上の
リスク及び処理された排水流中へ廃棄可能な硝酸塩及び
弗化物に制限があることである。有機酸は、ステンレス
鋼の脱スケールには有用ではないから望ましくない。
は弗化物を含まない、クロム含有第一鉄合金を酸洗いす
る方法が必要である。さらに、酸洗いによる廃棄副生物
の高価な環境上の廃棄問題が生じない、クロム含有第一
鉄合金の酸洗い方法が必要である。他の必要性は、硝
酸、弗酸又は弗化物の使用に関連する高価な汚染の管理
及び廃水処理設備の必要性を除くことである。
廃棄問題を生じない塩酸又は硫酸の酸洗い液を使用し
て、輝いた、酸化物のない表面を有するクロム含有第一
鉄合金を提供することにある。本発明の他の目的は、硝
酸、弗酸又は弗化物を使用せずに、輝いた、酸化物のな
い表面を有するクロム含有第一鉄合金を提供することに
ある。本発明の他の目的は、化学品のコストが、硝酸、
弗酸又は弗化物に必要なコストよりも高くない、塩酸又
は硫酸による酸洗い方法の提供を包含する。本発明の他
の目的は、クロム含有第一鉄合金ストリップを少なくと
も30m/分の速度で酸洗いすることである。
きなましされたクロム含有第一鉄合金ストリップを酸で
脱スケールすることに関するものである。熱間圧延又は
焼きなましされた第一鉄合金ストリップを予備処理して
該スケールに亀裂を生じさせ、ついで塩酸及び硫酸から
なる群から選ばれる無機酸を含有する少なくとも1つの
酸洗いタンクに浸漬し、亀裂したスケールを除去する。
その後、過酸化水素を含有する水溶液を、酸洗いされた
合金ストリップに適用し、その際残りのスケールが該過
酸化物により活性化されるようになり、無機酸により残
りのスケールを除去することができ、それによりきれい
なクロム第一鉄合金ストリップが提供される。
とも約10g/lの過酸化水素を含有することである。
本発明の他の特徴は、前記水溶液が残りのスケールの除
去のために無機酸を含有することである。本発明の他の
特徴は、前記水溶液が少なくとも約5g/lの無機酸を
含有することである。本発明の他の特徴は、前記水溶液
が酸洗いタンク中で使用されることである。本発明の他
の特徴は、前記酸洗いタンクが少なくとも50g/lの
無機酸を含有することである。本発明の他の特徴は、前
記酸洗いタンクの酸が少なくとも約60℃の温度を有す
ることである。
トリップから熱間圧延ミルスケール又は焼きなましスケ
ールを除去するために、硝酸、弗酸又は弗化物を使用す
るよりもむしろ塩酸又は硫酸を使用することにある。本
発明の他の利点は、硝酸、弗酸又は弗化物を使用せず
に、酸洗いの速度が上げられることにある。他の利点
は、環境上の心配が殆ど無く、過酸化物を含有する廃水
が塩酸又は硫酸廃棄副生物と相溶性であり、スマットの
ないクロム合金ストリップが得られ、スケールの除去の
ための電気的補助の必要性が省かれ、そして耐腐食性の
高い酸洗いされた第一クロム合金表面が得られることで
ある。本発明の上記の及び他の目的、特徴及び利点は詳
細な説明及び添付図面を考慮すれば、明らかとなろう。
ストリップのような、クロム含有第一鉄合金を脱スケー
ルするために無機酸を使用する方法に関するものであ
る。特に、熱間圧延又は焼きなましされたクロム含有第
一鉄合金上の酸化物又はスケール(以下、スケールとい
う)は、該合金を塩酸(HCl)又は硫酸(H2SO4)
の無機酸に浸漬し、ついで酸洗いされたストリップを過
酸化水素(H2O2)を含有する水溶液でリンスすること
により除去される。該ストリップに残っているスケール
はリンス水溶液中に含まれる過酸化水素により活性化さ
れ、ついで無機の塩酸又は硫酸により除去される。残り
のスケールを除去するための無機酸は、過酸化水素によ
る活性化の後に、ストリップに噴霧され、活性化された
ストリップは無機酸を含有する、好ましくは無機酸が過
酸化水素リンスを含有する水溶液に含まれているタンク
中で浸漬することができる。
の活性化により、高速酸洗い中に、クロム含有第一鉄合
金からスケールを適当に除去するための硝酸又は弗酸及
び/又は弗素含有化合物の使用は不必要となる。理論に
拘束されないが、スケールを活性化することの意味は、
過酸化水素が鋼の基金属と反応してそこにしっかりと付
着しているスケールを緩め及び/又は分解し、それが無
機酸による基材からのスケールの残りの除去を助成する
ものであると考えられる。
金、例えばクロム合金化鋼、ステンレス鋼を意味し、ク
ロム含量は少なくとも約5%、好ましくは少なくとも1
0%から約30%までのものである。該合金は、約0.
5%までのAl;約0.3%までのC;約1%までのS
i,Ti,Nb,Zrの1種又はそれ以上;約5%まで
のNi及び/又はMo;及び約1.5%までのMnを含
有するフェライトステンレス鋼が好ましい。全ての百分
率は重量%である。また、これらの合金は、Ta,C
a,Cu,B及びN等の1種又はそれ以上を目的のある
付加物として含むことができる。
の圧延の如き熱処理中にスケールが形成された後、連続
ステンレス鋼ストリップ又は箔又は板の長さにカットさ
れたもの(以下、ストリップという)を、ショットブラ
スト又は圧延曲げのような機械的な亀裂化処理を与えて
スケールを緩める。その後、無機酸を含有する酸洗いタ
ンク中に浸漬して亀裂の生じたスケールを除去する。本
発明においては、無機酸とは硫酸又は塩酸のどちらも包
含するものと定義される。本発明の重要な特徴は、その
後に過酸化水素を含有する水溶液を酸洗いされたストリ
ップに塗布し、その際残りのスケール、スマット、ごみ
等が過酸化水素により活性化されるようになることであ
る。該水溶液は無機酸を含有し、活性化された残りのス
ケールが過酸化水素を含有する水溶液中の無機酸により
同時に除去されることが好ましい。酸洗いタンクは残り
のスケールの除去のために使用した無機酸と同じ無機酸
を含有することが好ましい。ついで、この残りのスケー
ルは、ストリップが無機酸及び過酸化水素を含有する溶
液でリンスされたとき及びついでストリップがブラッシ
ングされ、水でリンスされたとき、除去される。
使用した無機酸と同じ無機酸を含有することが好ましい
ので、使用済みの過酸化水素及び無機酸含有水溶液を活
性化に使用した後酸洗いタンクにおいて使用することが
でき、ストリップの残りのスケールの除去を助ける。酸
が熱い場合は蒸発するので、酸洗いタンク中で溶液を調
製することを考慮すべきである。水溶液はその調製に必
要なものの一部として酸洗いタンクへ送って使用するこ
とが有利である。
素含有溶液へ溶解するようになる場合は、過酸化水素は
直ちに第一鉄(Fe+2)と反応して第二鉄(Fe+3)と
なる。その理由は、本発明の過酸化水素は塩酸又は硫酸
に溶解され、浸漬タンク内に蓄積されるよりはむしろス
トリップの表面に直接塗布されることが好ましいからで
ある。過酸化物が浸漬タンクに蓄積した無機酸に溶解さ
れた場合は、比較的短期間の後に効果がなくなり、酸洗
いされたストリップに残っているスケールをもはや活性
化しなくなる。無機酸に溶解した第一鉄イオン(F
e+2)が酸化されて第二鉄イオン(Fe+3)になると
き、過酸化水素が消費される。
活性化されるようなるするためには、残りのスケールを
過酸化水素含有水溶液と非常に短時間接触させることが
有利であり、それにより無機酸により容易にスケールが
除去されることがわかった。無機酸が水溶液に含有され
ている場合は、残りのスケールは酸により同時に除去さ
れる。ストリップからの残りのスケールの同時除去と
は、約1秒、好ましく少なくとも約3秒、より好ましく
は10秒以下の活性化時間を意味する。本発明の大きな
利点は、残りのスケールを除去するために、鋼ストリッ
プに、過酸化水素とは別に、無機酸を適用する必要がな
いことである。
インの一つの態様を説明するものである。より詳しく
は、符号10は圧延又は熱ストリップミルからの、スケ
ールで覆われたステンレス鋼の如きクロム含有第一鉄合
金を概略的に説明するものである。ストリップ10上の
スケールは、ショットブラスト機又はロール矯正機(図
示せず)を通過させるようにして、亀裂を生じさせてあ
る。ステンレス鋼のスケールは、硝酸、弗酸及び/又は
弗化物を使用しない場合でも、緩められて脱スケール効
果が促進される。その後、ストリップは、タンク12及
び14のような1又はそれ以上の酸洗いタンク内の硫酸
又は塩酸中に浸漬される。本発明の酸洗いラインが複数
の酸洗いタンクを有する場合は、酸洗いタンク中の酸は
ストリップの進行方向と反対方向に、該タンクへ通じる
パイプ15を通って流れるような向流であることが好ま
しい。その後、ストリップは通常は、残りのしっかりと
付着したスケール11を有する。このしっかりと付着し
た残りのスケールは、過酸化水素を含有する水溶液と接
触させることにより活性化され、ついで塩酸又は硫酸に
より除去される。この水溶液は、ストリップの上部に位
置し且つストリップを完全に横断して伸びているスプレ
ーヘッダー16及びストリップの下部に位置し且つスト
リップを完全に横断して伸びているもう一つのスプレー
ヘッダー18のようなものでストリップに噴霧される。
ストリップを完全に横断して伸びているもう一組のスプ
レーヘッダー24及び26を設けることが好ましい。上
下二つのスプレーヘッダーの使用により、ストリップ
は、過酸化水素によるしっかりと付着した残りのスケー
ルの活性化時間が増加する。非常にきれいな表面を有す
るクロム含有第一鉄合金は少なくとも30m/分の速度
で酸洗いされる。ストリップからの過酸化物スプレー液
滴は捕集パン30に集められ、そしてタンク28へ流れ
る。塩酸又は硫酸を前記水溶液とは別にストリップに塗
布したい場合は、もう一組のスプレーヘッダーをスプレ
ーヘッダー24及び26より少し下流側に配置すること
ができる。ついで、ストリップからの塩酸又は硫酸スプ
レー液滴も捕集パン30に集められ、そしてタンク28
へ流れる。過酸化水素によるリンス後、酸洗いされた鋼
ストリップは1組又はそれ以上のブラシ20及び22に
より研磨することが望ましい。これらのブラシはグリッ
ト含浸重合体から構成されるものである。また、ストリ
ップは水でリンスされる。タンク12及び14中の酸が
硫酸である場合は、黒いスマットがタンク14から出て
くるストリップの表面に残る。このスマットは過酸化水
素溶液中に含有される無機酸により容易に除去され、清
浄されたストリップ42の清浄度が改良される。
場合は、塩酸を含有する噴霧された過酸化水素溶液の捕
集物を、蒸発して損失する液体を補うために、パイプ3
2及び33それぞれを通してタンク34及び35へ入れ
ることができる。使用された酸性過酸化水素溶液は、バ
ルブ44を開くことにより、重力でライン37を通って
タンク34及び35へ流すことができる。酸が鉄で飽和
された後は、この酸は新しい酸と交換される。使用済み
の酸は定期的にタンク34及び35からライン50を通
して抜き出され、酸回収プラント(図示せず)へ送られ
る。新しい酸は、使用された過酸化水素含有水溶液と共
に、タンク34から酸洗いタンク14へポンプ移送され
る。
インの他の態様を説明するものである。この態様におい
ては、図1で説明した態様と同じような数々の構成部材
を有している。ストリップ10上のスケール11が非常
に固着しいる場合及び/又は高速で酸洗いを行いたい場
合は、酸洗いされたストリップを無機酸を含有するもう
一つのタンク38を通すことにより、ストリップを再度
酸洗いする必要がある。その後、ストリップがまだ残り
のスケール11を有している場合は、ストリップの上部
に位置し且つストリップを完全に横断して伸びているス
プレーヘッダー52,54及びストリップの下部に位置
し且つストリップを完全に横断して伸びているもう一つ
のスプレーヘッダー56,58の第2のセットからスト
リップに噴霧される無機酸及び過酸化水素を含有する水
溶液により、残りのスケールを再活性化することができ
る。ストリップの上下にある複数のスプレーヘッダーの
第2のセットの使用により、過酸化水素による残りのス
ケールの活性化時間は図1の場合の2倍程度になり、非
常に輝いたストリップ42を確実にするので、クロム含
有第一鉄は60m/分以上の速度で、非常にきれいな表
面に酸洗いすることができる。第2セットのスプレーヘ
ッダーからの過酸化物スプレー液滴は捕集パン60に集
められ、タンク62に流れる。その後、酸洗いされた鋼
ストリップはブラシ20及び22により研磨され、水で
リンスされる。使用された過酸化物溶液は、バルブ68
を開くことにより、重力でタンク62からタンク36へ
流れる。また、使用済みの過酸化物溶液は、バルブ70
を開くことにより、ライン64を通って廃水貯蔵タンク
66へポンプ移送することができる。ついで、貯蔵タン
ク66中の廃水はライン46を通って廃水処理プラント
(図示せず)へ送られる。タンク38中の酸溶液はライ
ン40を通して酸回収プラントへポンプ移送することが
できる。
られた使用済み過酸化水素を含有する水溶液は、ライン
17を通って酸タンク14へ流れ、使用される。酸洗い
タンク14中の無機酸は溶解した鉄を含有しているか
ら、水溶液中に残っている過酸化水素は水及び酸素で分
解する。
塗布する他の手段は、鋼ストリップの各々の側に接触す
る研磨接触ロール又は層流の使用である。図3は、層流
を使用して過酸化物含有水溶液を酸洗いされた鋼に塗布
する態様を説明するものである。該水溶液の層流のため
に、酸洗いされたストリップを装置72に通す。層流装
置72は、ストリップ入口端78及びストリップ出口端
80にシール可能に接続する一対の並列パネル74及び
76を有する。該端78及び80はアプリケーターの端
をシールするためのスキージータイプのワイパーを備え
ている。過酸化水素を含有する水溶液はライン82を通
して層流装置72へポンプ移送される。鋼ストリップが
水溶液に浸漬される。使用済みの水溶液は、溶解した鉄
の蓄積を避けるために酸タンクの一つに廃棄するため、
ライン84を通して層流装置72から連続的に抜き出さ
れる。
する水溶液が、浸漬タンクに含有されているよりもむし
ろ、接触ロールを使用して又はスプレーヘッダー又は層
流により、酸洗いされたストリップに、計量しながら塗
布されることである。過酸化水素は容易に第一鉄を第二
鉄に酸化する。酸洗いされた鋼ストリップが過酸化物水
溶液を含有するタンク中で連続的に浸漬される場合は、
該溶液は鋼から鉄を連続的に溶解し、連続的に過酸化水
素を消費する。これは非常に非効率的な過酸化水素の使
用であり且つ浪費である。過酸化水素含有水溶液は、こ
れを酸洗いされた鋼ストリップに塗布する前は、鉄、例
えば第一鉄イオンで汚染されないようにすることが重要
である。従って、過酸化水素含有水溶液は、これを酸洗
いされた鋼ストリップに塗布する前に、第一鉄イオンを
含まないようにすることが重要である。
酸化水素含有水溶液及び無機酸を含む廃水が遊離の過酸
化水素を含有しないことである。過酸化水素が存在し且
つ溶液のpHが少なくとも約7に等しい場合は、3価の
クロム、即ちCr+3は容易に危険な6価、即ちCr+6の
クロムに酸化される。3価のクロムは環境上安全な不溶
性の水酸化クロムとして沈殿するが、危険な6価のクロ
ムは可溶のままであり、安全でない埋立物のように、安
全に廃棄することができない。従って、使用済みの無機
酸及び過酸化水素を含有する水溶液は、溶解した第一鉄
イオンを含有する廃水又は溶解した第一鉄を含有する使
用済みの無機酸と混合して、使用済みの過酸化水素を水
及び酸素で分解させる。
及び38中で、少なくとも60℃の温度に維持された、
塩酸又は硫酸にような熱い無機酸で酸洗いする。ストリ
ップは少なくとも77℃、好ましくは少なくとも82
℃、最も好ましくは少なくとも88℃の温度で、酸洗い
タンク12、14及び38中の塩酸で酸洗いすることが
好ましい。塩酸は、少なくとも50g/l、より好まし
くは少なくとも75g/l、最も好ましくは少なくとも
100〜200g/lに維持することが好ましい。
/lであるべきである。該濃度が少なくとも10g/l
でないときは、過酸化物はステンレス鋼のスケールを効
果的に活性化しない。水溶液中の過酸化水素の濃度は少
なくとも25g/l、より好ましくは少なくとも30g
/l、最も好ましくは少なくとも40g/lである。過
酸化水素は、少なくとも5g/lの無機酸を含有する水
溶液に溶解されることが好ましい。該水溶液は少なくと
も20g/l、より好ましくは少なくとも40g/l、
最も好ましくは少なくとも50g/lの無機酸を含有す
ることが好ましい。
間圧延し、ついでショットブラストした。その後、鋼ス
トリップをクーポン状に切断し、280g/lの硫酸を
含有する溶液中99℃で酸洗いし、ついで150g/l
の塩酸中88℃で酸洗いした。ついで、クーポンを酸か
ら除去し、水で洗浄し、ブラッシングし、乾燥した。ク
ーポンは少量のスケール及び多量のスマットを有してい
た。クーポンの乾燥外観は、多くの暴露適用(exposed
application)に対して許容しえない鋼であった。
サンプルを下記した事項を除き、例1に記載したのと類
似の方法で処理した。熱硫酸中で酸洗いした後、クーポ
ンを20g/lの硫酸及び40g/lのH2O2を含有す
る水溶液に88℃で5秒間浸漬した。クーポンを水溶液
から除去し、水で洗浄し、ブラッシングし、ついで88
℃で塩酸に再度浸漬した。ついで、クーポンを第2の酸
から除去し、洗浄し、ブラッシングし、乾燥した。例1
のクーポンとは異なり、クーポンはスケール及びスマッ
トがなかった。本発明により処理されたこれらのサンプ
ルは非常に輝いた外観を有し、全ての暴露適用に対して
許容しうる鋼であった。これは過酸化水素を水溶液に加
えことがスマットやスケールのない奇麗な表面を得るた
めに重要なことであることを実証している。
間圧延し、ついでショットブラスト機で予備処理した。
その後、鋼ストリップを82℃に加熱された150g/
lの塩酸を含有する溶液中で、20m/分の速度で酸洗
いする、本発明による処理を行った。熱塩酸中での酸洗
い後、ストリップに50g/lの塩酸及び50g/lの
H2O2を含有する水溶液を約2秒間噴霧した。ついで、
この活性化されたストリップをブラッシングし、水でリ
ンスした。ストリップには目視しうるスケール又はスマ
ットは無かった。本発明により処理されたストリップは
非常に輝いた外観を有し、全ての暴露適用に対して許容
しうる鋼であった。この実施例は過酸化水素を塩酸水溶
液に加えことがスマットやスケールのない奇麗な表面を
得るために重要なことであることを実証している。この
試験は、1つの酸タンクの代わりに3つの酸タンクを使
用してストリップを酸洗いすれば、ライン速度は60m
/分に増加することができることを証明している。
間圧延し、ついでショットブラスト機で予備処理した。
その後、鋼ストリップを、各々112℃に加熱された2
50g/lの硫酸を含有する2つの酸タンクで、40m
/分の速度で酸洗いする、本発明による処理を行った。
熱硫酸中での酸洗い後、ストリップに40g/lの硫酸
及び40g/lのH2O2を含有する水溶液を約2秒間噴
霧した。ついで、この活性化されたストリップをブラッ
シングし、水でリンスした。ストリップには目視しうる
スケール又はスマットは無かった。本発明により処理さ
れたストリップは非常に輝いた外観を有し、全ての暴露
適用に対して許容しうる鋼であった。
間圧延し、ついでショットブラスト機で予備処理した。
その後、鋼ストリップを、各々112℃に加熱された2
50g/lの硫酸を含有する2つの酸タンクで、40m
/分の速度で酸洗いする、本発明による処理を行った。
熱硫酸中での酸洗い後、ストリップに40g/lの硫酸
及び40g/lのH2O2を含有する水溶液を約2秒間噴
霧した。ついで、この活性化されたストリップをブラッ
シングし、水でリンスした後、ストリップを再び、82
℃に加熱された150g/lの塩酸を含有する酸タンク
に浸漬した。熱塩酸で酸洗いした後、ストリップに再び
40g/lの硫酸及び40g/lのH2O2を含有する水
溶液を約2秒間噴霧した。ストリップには目視しうるス
ケール又はスマットは無かった。本発明により処理され
たストリップは完全に脱スケールされ、スマットがな
く、非常に輝いた外観を有し、全ての暴露適用に対して
許容しうる鋼であった。
り、本発明は種々の変更が可能であること理解すべきで
ある。従って、本発明の限界は特許請求の範囲に基づい
て決められるべきである。
説明図である。
態様を示す概略説明図である。
酸洗いされたクロム含有第一鉄合金ストリップに適用す
るための手段の他の態様を示す概略説明図である。
Claims (20)
- 【請求項1】 スケールで覆われたクロム含有第一鉄合
金ストリップを用意し;該ストリップを予備処理して該
スケールに亀裂を生じさせ;予備処理されたストリップ
を塩酸及び硫酸からなる群から選ばれる無機酸を含有す
る少なくとも1つの酸洗いタンクに浸漬して亀裂したス
ケールを除去し;酸洗いされたストリップに過酸化水素
を含有する水溶液を塗布し、その際ストリップ上の残り
のスケールが該過酸化水素により活性化され且つ無機酸
により除去されるようになり、それによりきれいなスト
リップが形成されることを特徴とするクロム含有第一鉄
合金からスケールを除去する方法。 - 【請求項2】 前記水溶液が少なくとも10g/lの過
酸化水素を含有する請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記水溶液が残りのスケールを除去する
ために無機酸を含有する請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 前記水溶液が少なくとも5g/lの無機
酸を含有する請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 前記水溶液が少なくとも20g/lの無
機酸および少なくとも25g/lの過酸化水素を含有す
る請求項3記載の方法。 - 【請求項6】 前記ストリップを活性化した後の前記水
溶液が前記酸洗いタンクで使用される請求項5記載の方
法。 - 【請求項7】 前記酸洗いタンクが少なくとも60℃の
温度で、少なくとも50g/lの無機酸を含有する請求
項5記載の方法。 - 【請求項8】 前記酸洗いタンクが100〜200g/
lの無機酸を含有する請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 第2の酸洗いタンクを設け、該タンクが
少なくとも60℃の温度で、少なくとも50g/lの無
機酸を含有する請求項1記載の方法。 - 【請求項10】 前記第2のタンクが、100〜200
g/lの無機酸を含有し且つ少なくとも70℃の温度で
ある請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 前記酸洗いタンク中の酸がストリップ
の進行方向に対して反対方向に流れる向流である請求項
10記載の方法。 - 【請求項12】 活性化されたストリップを無機酸を含
有するもう一つのタンクに浸漬する付加工程を含む請求
項1記載の方法。 - 【請求項13】 前記タンクが過酸化水素を含有する請
求項12記載の方法。 - 【請求項14】 ストリップの活性化後の水溶液が、溶
解した第一鉄を含有する廃水と混合して遊離の過酸化水
素を分解させる請求項1記載の方法。 - 【請求項15】 ストリップの活性化後の水溶液が、溶
解した第一鉄を含有する無機酸と混合して遊離の過酸化
水素を分解させる請求項1記載の方法。 - 【請求項16】 前記酸洗いされたストリップをブラシ
掛けして、酸により除去されなかった残りのスケールを
緩める請求項1記載の方法。 - 【請求項17】 前記ストリップが熱間圧延又は焼きな
ましされたフェライトステンレススチールである請求項
1記載の方法。 - 【請求項18】 前記予備処理がショットブラストであ
る請求項1記載の方法。 - 【請求項19】 スケールで覆われたクロム含有第一鉄
合金ストリップを用意し;該ストリップを予備処理して
該スケールに亀裂を生じさせ;処理されたストリップを
塩酸及び硫酸からなる群から選ばれる無機酸を含有する
少なくとも一つのタンクに浸漬して亀裂したスケールを
除去し;酸洗いされたストリップに、少なくとも20g
/lの過酸化水素及び少なくとも5g/lの無機酸を含
有する水溶液を塗布し、その際ストリップ上の残りのス
ケールが過酸化水素により活性化され且つ同時に水溶液
中に含まれる無機酸により除去されるようになり、それ
によりきれいなストリップが形成されることを特徴とす
るクロム含有第一鉄合金からスケールを除去する方法。 - 【請求項20】 スケールで覆われたステンレス鋼スト
リップを用意し;該ストリップを予備処理して該スケー
ルに亀裂を生じさせ;処理されたストリップを少なくと
も50g/lの無機酸を含有する少なくとも一つの酸洗
いタンクに少なくとも77℃の温度で浸漬して亀裂した
スケールを除去し;少なくとも20g/lの過酸化水素
及び少なくとも20g/lの無機酸を含有する水溶液を
塗布して該ストリップ上の残りのスケールを活性化し;
活性化されたストリップを少なくとも50g/lの無機
酸を含有するもう一つの酸洗いタンクに77℃の温度で
浸漬して、活性化された残りのスケールを除去し;少な
くとも20g/lの過酸化水素及び少なくとも20g/
lの無機酸を含有する水溶液を活性化されたストリップ
に塗布し、それによりストリップ上の残りのスケールが
過酸化水素により活性化され且つ同時に水溶液中に含有
される無機酸により除去されるようになり、それにより
きれいなストリップが形成されることを特徴とするクロ
ム含有第一鉄合金からスケールを除去する方法。
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