JPH0352591Y2 - - Google Patents

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JPH0352591Y2
JPH0352591Y2 JP8299986U JP8299986U JPH0352591Y2 JP H0352591 Y2 JPH0352591 Y2 JP H0352591Y2 JP 8299986 U JP8299986 U JP 8299986U JP 8299986 U JP8299986 U JP 8299986U JP H0352591 Y2 JPH0352591 Y2 JP H0352591Y2
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ceiling
gap
component
flange
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JP8299986U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車輌用フイニシヤーやフロントグリ
ル等の中空な車輌用装飾部品の改良に関するもの
である。
従来の技術 一般に、例えば、車輌用フイニシヤーは第7図
で示すように光を透過する合成樹脂で部品本体1
を背面の開放された略函形に形成し、その背部側
にコの字状の受縁2aで開放縁1aをくわえ込ん
でシールすることによりベース部材2を取付けて
中空体として形成されているのが通常である。
この車輌用フイニシヤーでは完全に気密状に形
成すると、内部空気の膨張で部品本体1またはベ
ース部材2が変形する虞れがあるため、中空内部
と外気とを連通する通気路が設けられている。
従来、この種の通気路は第7図で示す如くベー
ス部材2の背面に筒体3を突出成形し、しかも筒
体3に雨水等が浸入するのを防止するべくゴムチ
ユーブ4を装着し、この下方に垂れ下がるチユー
ブ先端の径内に綿布やスポンジ材等の通気自在な
詰め物5を挿置することにより構成されている。
考案が解決しようとする問題点 然し、この車輌用装飾部品ではゴムチユーブを
取付けなければならないから部品点数が多くて組
付けに手間が掛るばかりでなく、そのゴムチユー
ブが車体の振動に伴つて脱落する虞れがある。
問題点を解決するための手段 本考案に係る車輌用装飾部品においては、略函
形に成形した部品本体の背部側に、その本体の天
井内面と対向するフランジ部を持つベース部材を
取付けて中空体とし、この部品本体の天井内面と
ベース部材のフランジ部との対向間に中空体内と
連通する隙間を設けると共に、フランジ部の平面
に通気孔を設け、その通気孔の囲い枠をベース部
材の外側で下向き開放状に一体成形することによ
り構成されている。
作 用 この車輌用装飾部品では、通気路を形成する隙
間、通気孔、囲い枠を部品本体またはベース部材
と一体に成形するから部品点数を少なくでき、し
かも囲い枠を下向き開放状に形成するため、その
外側面に沿つて雨水等を滴下することにより囲い
枠内に浸入させないようにできる。
実施例 以下、第1〜6図を参照して説明すれば、次の
通りである。
図示実施例は車輌用フイニシヤーを構成するも
のであり、第1図で示すように光の透過可能なア
クリル、ポリカーボネイト樹脂、硝子等の材料で
背面の開放された透明または半透明の函形に成形
した部品本体10と部品本体10の背部側に取付
けた合成樹脂または金属板製のベース部材11と
で中空体に形成されている。部品本体10は開放
縁10aをベース部材11のコの字状受縁11a
に嵌込んでシール剤で固定することにより、車体
側に取付けるベース部材11で保持されている。
ベース部材11は部品本体10の天井内面10b
と対向するフランジ部11bを持ち、このフラン
ジ部11bと部品本体10の天井内面10bとの
間に中空内部と通連する隙間12を設けて部品本
体10に取付けられている。そのフランジ部11
bには通気孔13,13…が平面に複数個設けら
れ、各通気孔13,13…並びに隙間12を介し
て部品中空内が外気と連通するよう形成されてい
る。また、これら各通気孔13,13…はベース
部材10の背面に一体成形した下向き開放状の囲
い枠14で囲燒されており、その囲い枠14はあ
る程度大きな立上り寸法を持つて形成するとよ
い。
このように構成する車輌用フイニシヤーでは、
部品本体10の天井内面10bとベース部材11
のフランジ部11bとの間に隔てた隙間12と通
気孔13,13…を介して下向き開放状の囲い枠
14を連通することにより、中空内と外気とを通
気できるよう構成されている。従つて、そのフイ
ニシヤーでは内部空気の膨張で部品本体10、ベ
ース部材11が変形する事態を生じない。また、
このフイニシヤーでは第1図aに示す如く囲い枠
14に付着する雨水等Wが外側面に沿つて下方に
滴下するようになり、囲い枠14の内部に移動す
ることがない。その移動を阻止可能にするべく念
のため、囲い枠14にはスポンジ、綿布等の通気
自在な詰め物15を内部に接着固定してもよい。
これらの通気路は部品本体の横幅方向に沿つて複
数個定間隔毎に設けることができ、また、その通
気路が外部から視認できないようにするべく、第
1,2,4図乃至第3,5図に示す如く隙間12
に対応する部分の外或いは内面に塗膜等の不透明
着色皮膜16を形成するとよい。
上述した隙間12はリブ17,18で間隔保持
することができ、そのリブ17,18は第2図
a,bで示すように部品本体10の天井面10b
から起立させ或いは第3図a,bに示す如くベー
ス部材11のフランジ部11bより起立成形する
ようにできる。また、この隙間12自体は第4図
a,bで示すように部品本体10の天井内面10
bを凹状に刳り抜き成形し、或いは第5図a,b
で示す如くベース部材11のフランジ部11bを
凹状に刳り抜くことにより形成できる。更に、第
6図で示すように部品本体10の天井内面10b
及びベース部材11のフランジ部11bをいずれ
も凹状に刳り抜くことにより形成してもよい。
なお、上述した実施例は車輌用フイニシヤーを
例示したが、これ以外にフロントグリル、その他
の中空な車輌用装飾部品に広く適用することがで
きる。またベース部材11の中空側表面には塗装
等により所望の色調層または真空金属蒸着やメツ
キ等により金属光沢を施すことができる。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る車輌用装飾部品に依
れば、構成部品に一体成形する各部で中空内と外
気とを連通する通気路を形成するから、部品点数
を少なくして安価に構成できるものであり、また
雨水等の浸入を防止できて車体の振動等にも十分
に耐えられるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案に係る車輌用装飾部品を示す
断面図、第1図bは第1図aに示すA−A線断面
図、第1図cは同B−B線断面図、第2図a,b
並びに第3図a,bは隙間保持用のリブを設けた
変形例を示す部分断面図、第4図a,b、第5図
a,b並びに第6図a,bは隙間の変形例を示す
部分断面図、第7図は従来例に係る車輌用装飾部
品の示す部分断面図である。 10:部品本体、10b:天井内面、11:ベ
ース部材、11b:フランジ部、12:隙間、1
3,13…:通気孔、14:囲い枠、16:不透
明着色皮膜、17,18:リブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 光を透過する材質で背面を開放した略函形に
    成形する部品本体の背部側に、その本体の天井
    内面と対向するフランジ部を持つベース部材を
    取付けて中空体とし、この部品本体の天井内面
    とベース部材のフランジ部との対向間に中空体
    内と連通する隙間を設けると共に、フランジ部
    の平面に通気孔を設け、その通気孔の囲い枠を
    ベース部材の外側で下向き開放状に一体成形し
    てなることを特徴とする中空な車輌用装飾部
    品。 (2) 上記部品本体が、隙間に対応する部分面を不
    透明な着色皮膜で被覆することにより形成され
    ているところの実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の車輌用装飾部品。 (3) 上記隙間が、部品本体の天井内面またはベー
    ス部材のフランジ部から起立するリブで間隔保
    持されているところの実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の車輌用装飾部品。 (4) 上記隙間が、部品本体の天井内面または及び
    ベース部材のフランジ部面を凹状に刳り抜き成
    形することにより設けられているところの実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の車輌用装飾部
    品。
JP8299986U 1986-05-30 1986-05-30 Expired JPH0352591Y2 (ja)

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