JP7292129B2 - 通気口用カバー - Google Patents

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Description

本発明は、建築物に設置される室内通気口の蓋体に装着するための通気口用カバーであって、特に、大小2種類の室内通気口の双方に対し使用可能な通気口用カバーに関する。
揮発性有機化合物(VOC)を原因とするシックハウス症候群の対策のため、住居等の建築物には常時換気するための機械換気設備を設置することが建築基準法により義務付けられ、それに伴い、建築物の室内側に臨む通気口(以下、室内通気口と言う)が設けられるようになった。又、特許文献1に記載されるように、通気路を開閉するための蓋体を室内に面して設けた室内通気口も広く採用されている。
特開2014-145575号公報
室内通気口が住居の壁部分に設けられた場合、室内側から観察すると、室内通気口とその周囲の壁面との間に意匠的な一体感が無いために、室内の美観性を低下させるおそれがあった。特許文献1の室内通気口のように蓋体を備える場合は、この蓋体の正面部に意匠を施すことも考えられるが、デザインの自由度が低く、変更も容易ではない。又、開口面積が小さい室内通気口にあっては、蓋体も正面部の面積が小さいため、ここに意匠を施しても十分な美観性を発揮させるのが難しい。
本発明は、住居の壁部分に大小いずれの室内通気口が設けられている場合であっても、居住空間の美観性を向上させることを可能にする手段を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、第1の室内通気口に備えられる第1の蓋体及び第2の室内通気口に備えられ第1の蓋体の正面部の投影の範囲内に含まれる第1の蓋体より面積の小さな第2の蓋体の双方に装着可能な通気口用カバーであって、第1の蓋体の正面部を覆い隠すことができるカバー本体と、カバー本体の裏面側に設けられ、カバー本体を第1の蓋体及び第2の蓋体に係止させることができる係止手段とを有し、係止手段は、カバー本体を第1の蓋体の正面部を覆う第1の係止位置に係止させるための第1の係止部、及び、カバー本体を第2の蓋体の正面部を覆う第2の係止位置に係止させるための第2の係止部を備えるものである。
このように構成すると、カバー本体は、少なくとも第1の蓋体の正面部を覆い隠すことができるから、これより面積の小さい第2の蓋体の正面部も覆い隠すことができる。係止手段により、カバー本体を、第1の蓋体及び第2の蓋体のいずれにも係止させることができる。係止手段が第1の係止部及び第2の係止部を備えることにより、カバー本体を、第1の蓋体に対しては第1の係止位置に係止させ、第2の蓋体に対しては第2の係止位置に係止させる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、第1の蓋体はその中央部が第1の支持軸によって支持されると共に、第2の蓋体はその中央部が第2の支持軸によって支持されるものであって、カバー本体は、第1の係止位置における第1の支持軸の軸心に対する第1の相対位置関係と、第2の係止位置における第2の支持軸の軸心に対する第2の相対位置関係とが同一となるように設定されているものである。
このように構成すると、通気口用カバーを第1の蓋体に装着した状態と第2の蓋体に装着した状態とで、カバー本体の各蓋体に対する相対位置関係が共通化される。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、係止手段は、カバー本体の裏面に沿って下方へ延び、下端部が開放され、カバー本体の裏面との間に第1の蓋体及び第2の蓋体の上縁部を挿入させる挿入間隙を形成するクリップ片を含み、クリップ片は、上端側領域に第1の蓋体の上縁部に係止する第1の係止部を備え、下端側領域に第2の蓋体の上縁部に係止する第2の係止部を備えるものである。
このように構成すると、カバー本体を蓋体に係止させるにあたり、クリップ片とカバー本体の裏面との間の挿入間隙に、第1の蓋体又は第2の蓋体の上縁部を下端側から挿入させる。第1の蓋体に対しては、上端側の第1の係止部が第1の蓋体の上縁部に係止することにより、第1の係止位置が規定される。第2の蓋体に対しては、下端側の第2の係止部が第2の蓋体の上縁部に係止することにより、第2の係止位置が規定される。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の構成において、カバー本体は、周縁部から裏面側へ突出する目隠しリブを備えるものである。
このように構成すると、カバー本体を第1の蓋体又は第2の蓋体に係止させたときに、目隠しリブが、各蓋体の側周面を覆い隠す。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明の構成において、カバー本体の正面部は、装飾部材を取り付けるための取付面を備えるものである。
このように構成すると、取付面に装飾部材を取り付けることができる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の構成において、取付面は、デコレーションシールを取り付けるのに適した表面を有しているものである。
このように構成すると、取付面にデコレーションシールを容易に取り付けることができる。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、カバー本体が大小2種類のいずれの通気口の蓋体でも覆い隠せるから、1種類の通気口用カバーで、通気口の大きさにかかわらず、室内の意匠性を高めることができる。係止手段が第1の係止部及び第2の係止部を備えるから、第1の蓋体に対する第1の係止位置と第2の蓋体に対する第2の係止位置とをそれぞれ独立に設定することができる。これにより、2種類の通気口に対する通気口用カバーの装着位置の設計自由度が向上する。カバー本体の材質や正面部の性状を適宜選択することによって、或いはカバー本体の正面部に適宜の意匠を施すことによって、室内通気口の周囲の壁面との間の意匠的な違和感を低減させて、美観性を向上させることができる。第2の蓋体に対しても第1の蓋体に対するのと共通のカバー本体を使用するから、広い面積の正面部を利用して、明確な美観性を発揮させることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、一般に室内通気口の蓋体と化粧カバーとの間を充填するように装着されるフィルタは、その正面部の寸法が蓋体の正面部の寸法にほぼ等しく形成され、且つ、その中心軸が支持軸の軸心と一致するように装着される。従って、第1の室内通気口用のフィルタを、これよりも開口面積が小さい第2の室内通気口に装着する場合を想定すると、このフィルタは、その中心軸が第2の支持軸の軸心と一致する位置に配置されると共に、第2の蓋体の周囲に一部をはみ出させた状態で装着されることになる。この状態で第2の蓋体にカバー本体を係止させたとき、カバー本体は、第1の蓋体の正面部を覆い隠すことができる大きさを持ち、且つ、第1の蓋体及び第2の蓋体に対する相対位置関係が同一となるように設定されているので、このフィルタの正面部を適切に覆い隠すことができる。従って本発明によれば、室内の美観性を損なうことなく、第2の室内通気口に第1の室内通気口用の大型フィルタを使用して、フィルタ性能を向上させることが可能である。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、係止手段を、第1の係止部及び第2の係止部を設けたクリップ片で構成したので、簡単な構成で、第1の蓋体及び第2の蓋体の双方に係止可能な係止手段を提供できる。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、目隠しリブによって、蓋体の側周面を室内側から見えないように覆い隠すので、美観性を向上させることができる。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、所望の装飾部材を取り付けることにより、使用者の好みに応じた室内装飾を実現することができる。又、装飾部材を取り替えることによって、意匠の変更を容易に行える。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の効果に加えて、デコレーションシールを装飾部材として利用できるから、多様な室内装飾を実現することができる。取り外しが容易なデコレーションシールを用いれば、装飾態様の変更を簡単に行うことができる。デコレーションシールを取り付けることでカバー本体の正面部を覆い隠せるから、カバー本体の正面部の仕上げ精度が低くても通気口カバーとして使用可能となる。
本発明の実施の形態による通気口用カバーを示す図であって、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は平面図である。 本発明の実施の形態による通気口用カバーの背面図である。 本発明の実施の形態による通気口用カバーを背面側から見た斜視図である。 図2のIV-IV線における断面図である。 第1の室内通気口にフィルタを装着する手順を示す斜視図である。 第1の室内通気口に本発明の実施の形態による通気口用カバーを装着する手順を示す斜視図である。 第1の室内通気口に本発明の実施の形態による通気口用カバーを装着した状態を示す斜視図である。 第1の室内通気口に本発明の実施の形態による通気口用カバーを装着した状態を示す側面断面図である。 第2の室内通気口に第1の室内通気口用のフィルタを装着する手順を示す斜視図である。 第1の室内通気口用のフィルタを装着した第2の室内通気口に本発明の実施の形態による通気口用カバーを装着する手順を示す斜視図である。 第2の室内通気口に本発明の実施の形態による通気口用カバーを装着した状態を示す斜視図である。 第1の室内通気口用のフィルタを装着した第2の室内通気口に本発明の実施の形態による通気口用カバーを装着した状態を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態による通気口用カバーの第1の蓋体に対する装着状態及び第2の蓋体に対する装着状態を仮想的に重ねて示す背面図である。 本発明の実施の形態による通気口用カバーの正面部に装飾部材(デコレーションシール)を取り付ける状況を示す斜視図である。
図1は、本発明の実施の形態による通気口用カバーを示す図であって、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は平面図であり、図2は、本発明の実施の形態による通気口用カバーの背面図であり、図3は、本発明の実施の形態による通気口用カバーを背面側から見た斜視図であり、図4は、図2のIV-IV線における断面図である。
建築物にはシックハウス症候群の発生を防止するため機械換気設備の設置が義務付けられており、そのため建物の壁体に、これを貫通する室内通気口が形成される。一般に室内通気口には、開口縁部を保護すると共に意匠性を高めるための化粧カバーと、通気口を開閉するための蓋体とが設けられる。蓋体を通気口に対し開閉可能にするための手段として、例えば、蓋体の背面に設けた支持軸で、蓋体を通気口に対し進退可能に支持する構造が採用される。尚、室内通気口は口径の異なる大小2種類が有り、従って、化粧カバー及び蓋体についても大小2種類が用意されている。
ここで大小2種類のうち、口径の大きい方を第1の室内通気口、口径の小さい方を第2の室内通気口とすると、第2の室内通気口に備えられる第2の蓋体の大きさは、第1の室内通気口に備えられる第1の蓋体の正面部の投影の範囲内に含まれ、且つ、第1の蓋体よりも面積が小さくなるように設定されるものである。具体的には、第1の蓋体及び第2の蓋体の正面部は面積の異なる相似の形状に形成される。
図1~図4に示す本発明の実施の形態による通気口用カバー1は、これら第1の蓋体及び第2の蓋体の双方に装着可能である。この通気口用カバー1は、第1の蓋体の正面部を覆い隠すことができるカバー本体2と、カバー本体2の裏面2b側に設けられ、カバー本体2を第1の蓋体及び第2の蓋体に係止させることができる係止手段3とを有する。
本例では、第1の室内通気口及び第2の室内通気口がいずれも正方形に形成され、従って第1の蓋体及び第2の蓋体がいずれも正方形である場合を想定して、カバー本体2は、第1の蓋体よりも1辺の長さが長い正方形に形成されている。
係止手段3は、カバー本体2を第1の蓋体の正面部を覆う第1の係止位置に係止させるための第1の係止部3aと、カバー本体を第2の蓋体の正面部を覆う第2の係止位置に係止させるための第2の係止部3cとを備える。
具体的に係止手段3は、カバー本体2の裏面2bに沿って下方へ延び、下端部が開放され、カバー本体2の裏面2bとの間に第1の蓋体及び第2の蓋体の上縁部を挿入させる挿入間隙3dを形成するクリップ片3bを含む。このクリップ片3bは、上端側領域に第1の蓋体の上縁部に係止する第1の係止部3aを備え、下端側領域に第2の蓋体の上縁部に係止する第2の係止部3cを備える。
本例のクリップ片3bは、弾性を有し、図4に示すように、カバー本体2の裏面2bから突出する部分(3a)と、この部分から下方へ折れ曲がりカバー本体2に接近するように伸びる部分と、下端部付近においてカバー本体2へ向かって突出するように形成した突起部(3c)とを含む。そして、上端側の突出部分が第1の係止部3aを構成し、下端付近の突起部が第2の係止部3cを構成している。又、クリップ片3bは、カバー本体2との間の距離が第1の蓋体及び第2の蓋体の厚み寸法よりも小さくなる部分を有し、挿入間隙3dに第1の蓋体及び第2の蓋体を挿入させたときに弾性変形して、これらをカバー本体2へ向けて押圧する付勢力を発揮するように構成される。
カバー本体2は、その周縁部から裏面側へ突出するように形成された目隠しリブ4を備える。又、カバー本体2の正面部2aは、装飾部材を取り付けるための取付面を備える。具体的には、正面部2aの表面を平滑に形成して、デコレーションシールを取り付けるのに適した表面性状の取付面を構成する。
次に、通気口用カバー1を室内通気口の蓋体に装着する状況について説明する。図5-1は、第1の室内通気口にフィルタを装着する手順を示す斜視図であり、図5-2は、第1の室内通気口に本発明の実施の形態による通気口用カバーを装着する手順を示す斜視図であり、図5-3は、第1の室内通気口に本発明の実施の形態による通気口用カバーを装着した状態を示す斜視図であり、図5-4は、第1の室内通気口に本発明の実施の形態による通気口用カバーを装着した状態を示す側面断面図である。又、図6-1は、第2の室内通気口に第1の室内通気口用のフィルタを装着する手順を示す斜視図であり、図6-2は、第1の室内通気口用のフィルタを装着した第2の室内通気口に本発明の実施の形態による通気口用カバーを装着する手順を示す斜視図であり、図6-3は、第2の室内通気口に本発明の実施の形態による通気口用カバーを装着した状態を示す斜視図であり、図6-4は、第1の室内通気口用のフィルタを装着した第2の室内通気口に本発明の実施の形態による通気口用カバーを装着した状態を示す側面断面図である。尚、図5-4及び図6-4において、フィルタは二点鎖線で仮想的に示した。
始めに図5-1~図5-4を参照して、通気口用カバー1を、第1の室内通気口10の第1の蓋体11に装着する状況について説明する。
第1の室内通気口10は、壁体Wに形成され、通気路を開閉する第1の蓋体11と、開口を保護すると共に美観性を向上させる第1の化粧カバー13とを備える。
第1の室内通気口10の第1の蓋体11と第1の化粧カバー13との間を充填するフィルタ30は、不織布やスポンジのような連続気孔を有し伸縮可能な多孔性材料で製作される。このフィルタ30は、第1の室内通気口10に装着する場合、第1の蓋体11と第1の化粧カバー13との間に押し込められる。フィルタ30の正面部30aは、第1の蓋体11の正面部2aで隠せる程度の大きさである。又、厚み寸法は、第1の室内通気口10の開放時における第1の蓋体11と第1の化粧カバー13との間隙を充填し得る寸法に形成されている。更にフィルタ30は、中央部の貫通孔31と、この貫通孔31に通じるスリット32とが形成されている。
一方、第1の蓋体11は、その裏面中央部が、内筒部分12a及び外筒部分12bとから成る伸縮可能な第1の支持軸12によって、第1の室内通気口10に対し進退可能に支持される。
従って、フィルタ30を装着する際、第1の支持軸12を、スリット32を通じて貫通孔31内へ収納させることにより、フィルタ30を第1の蓋体11の裏面側に配置することが可能となっている。
次に図5-2及び図5-3を参照して、第1の室内通気口10にフィルタ30を装着したのち、通気口用カバー1を第1の蓋体11の上方から取り付け、カバー本体2の裏面2bに設けた係止手段3の第1の係止部3aを、第1の蓋体11の上縁部に係止させることで、通気口用カバー1を第1の蓋体11の正面部を覆うように装着する。詳しくは、カバー本体2を第1の蓋体11に係止させるにあたり、クリップ片3bとカバー本体2との間の挿入間隙3dに、第1の蓋体11の上縁部を下方から挿入させ、第1の蓋体11の上端面を第1の係止部3aに当接させる。これにより、カバー本体2が第1の蓋体11の正面部を覆う第1の係止位置が規定される。
引き続き図6-1~図6-4を参照して、通気口用カバー1を、第2の室内通気口20の第2の蓋体21に装着する状況について説明する。
第2の室内通気口20は、第2の蓋体21と第2の化粧カバー23とを備える。第2の蓋体21の支持構造は、第1の蓋体11とほぼ共通である。即ち、第2の蓋体21は、その裏面中央部が、内筒部分22a及び外筒部分22bとから成る伸縮可能な第2の支持軸22によって、第2の室内通気口20に対し進退可能に支持される。
ここで、第2の蓋体21と第2の化粧カバー23との間を充填するように押し込められるフィルタ30には、第1の室内通気口10に使用したのと同じものが使用される。このフィルタ30は、その正面部が、第2の蓋体21の正面部の大きさよりも大きく設定されている。従ってフィルタ30を第2の蓋体21と第2の化粧カバー23との間に押し込めて装着すると、フィルタ30の一部が第2の蓋体21の周囲にはみ出た状態となる(図6-2参照)。
次に図6-3及び図6-4を参照して、第2の室内通気口20にフィルタ30を装着したのち、通気口用カバー1を第2の蓋体21の上方から取り付ける。このとき、カバー本体2の裏面2bに設けた係止手段3の第2の係止部3cを、第2の蓋体21の上縁部に係止させる。これにより、通気口用カバー1を、第2の蓋体21の正面部を覆う第2の係止位置に装着することができる。
このようにすると、室内の美観性を損なうことなく、第2の室内通気口に第1の室内通気口用の大型フィルタを使用して、フィルタ性能を向上させることが可能である。
図7は、本発明の実施の形態による通気口用カバーの第1の蓋体に対する装着状態及び第2の蓋体に対する装着状態を仮想的に重ねて示す背面図である。
本例の通気口用カバー1は、第1の蓋体11の中央部が第1の支持軸12によって支持されると共に、第2の蓋体21の中央部が第2の支持軸22によって支持されるものである場合において、第1の係止位置におけるカバー本体2と第1の支持軸12の軸心X1との間の第1の相対位置関係と、第2の係止位置におけるカバー本体2と第2の支持軸22の軸心X2との間の第2の相対位置関係とが、同一となるように設定されるものである。即ち、図7に示すように、第1の係止位置においても第2の係止位置においても、カバー本体2の中心Pと軸心X1、X2とが一致するように設定されている。これにより、カバー本体2は大小2種類のいずれの蓋体11、21も覆い隠すことができるから、1種類の通気口用カバー1で、室内通気口10、20の大きさにかかわらず、室内の美観性を高めることができる。
このとき、フィルタ30の中心軸もまた軸心X1、X2と一致するように設定されているから、カバー本体2の中心Pとフィルタ30の中心軸とが一致することとなる。これにより、カバー本体2は、第1の室内通気口10及び第2の室内通気口20いずれに装着したフィルタ30であっても、その正面部を確実に覆い隠して、美観性を向上させることができる。
又、通気口用カバー1が第1の蓋体11及び第2の蓋体21の正面部を覆い隠すので、カバー本体2の正面部2aに適宜の意匠を施しておくことにより、或いは後述するように装飾部材を取り付けることにより、室内の美観性を高めることができる。
又、係止手段3が第1の係止部3a及び第2の係止部3cを備えるから、第1の蓋体11に対する第1の係止位置と第2の蓋体21に対する第2の係止位置とをそれぞれ独立に設定することができる。これにより、2種類の室内通気口10、20に対する通気口用カバー1の装着位置の設計自由度が向上する。
更に本例では、カバー本体1の周縁部に裏面側へ突出するように目隠しリブ4が形成され、この目隠しリブ4により、第1の係止位置においては第1の蓋体11の側周面を、第2の係止位置においては第2の蓋体21の側周面を、それぞれ覆い隠すので、室内の美観性を向上させることができる。又、第1の蓋体11及び第2の蓋体21の仕上げ精度が低くても許容されるから、第1の蓋体11の製造が容易になるという利点が得られる。
図8は、本発明の実施の形態による通気口用カバーの正面部に装飾部材(デコレーションシール)を取り付ける状況を示す斜視図である。
図8に示すように、カバー本体2の正面部2aを、装飾部材50を取り付けるための取付面とすることができる。これにより、正面部2aに所望の装飾部材50を取り付けて、使用者の好みに応じた室内装飾を実現することができる。特に取付面を、デコレーションシールを取り付けるのに適した表面を有するものとすることにより、デコレーションシールを装飾部材50として利用できるようになるから、比較的安価で多様な室内装飾を実現することができる。又、取り外しが容易なデコレーションシールを用いれば、装飾態様の変更を簡単に行える。更に、デコレーションシールを取り付けることでカバー本体の正面部を覆い隠せるから、カバー本体2の製作精度を低くすることができ、製造を容易化することが可能である。
尚、上記の実施の形態では、通気口用カバーのカバー本体の形態を、第1の蓋体及び第2の蓋体に合わせて正方形としたが、第1の蓋体を覆い隠せるものであれば、長方形、六角形、円形等も可能である。
又、上記の実施の形態では、通気口用カバーの装着対象である蓋体は正方形であったが、例えば、円形の蓋体も装着対象とすることができる。よって、蓋体の形状は限定されるものではない。
又、上記の実施の形態では、フィルタは、その正面部が、第1の蓋体の正面部で隠せる程度の大きさであり、第2の蓋体の正面部の大きさよりも大きく設定されているものであったが、フィルタを第2の蓋体に装着するにあたっては、フィルタは第2の蓋体の正面部の大きさと同程度の大きさに設定されたものを用いてもよい。
又、上記の実施の形態では、係止手段としてカバー本体の裏面に設けるクリップ片は、2箇所設けていたが、1箇所だけでもよく、或いは3箇所以上でもよい。尚、1箇所だけ設ける場合は、クリップ片を比較的幅広のものとすると取付安定性が向上するので好ましい。
通気口用カバーの材質は、例えば合成樹脂、金属、セラミック、紙、又はこれらの複合体を使用することができる。
クリップ片とカバー本体とは一体でも、別部材を後付けして構成してもよい。クリップ片をカバー本体と一体成形する場合は、成形型からの分離を容易にするため、正面から見たカバー本体におけるクリップ片の該当位置を開口とするように成形し、後段の工程で、この開口部を閉塞するか、装飾部材で覆うようにしてもよい。
通気口用カバーは、本実施の形態で使用するような蓋体と化粧カバーとの間を充填するようにフィルタが設置される室内通気口の代わりに、通気路の内部にフィルタを設置する構造の室内通気口に装着してもよい。
尚、上記の実施の形態では、装飾部材は取付面にシールのように取り付けできるデコレーションシールであったが、装飾部材は所望のデザインを付与したシート体を両面テープ、面ファスナー、接着剤などでカバー本体の正面部の取付面に取り付けてもよい。
更に、カバー本体の正面部の取付面に装飾部材を取り付ける代わりに、使用者が取付面にペンやマーカーなどで直接装飾を施してもよい。
1…通気口用カバー
2…カバー本体
2a…正面部
2b…裏面
3…係止手段
3a…第1の係止部
3b…クリップ片
3c…第2の係止部
3d…挿入間隙
4…目隠しリブ
10…第1の室内通気口
11…第1の蓋体
12…第1の支持軸
13…第1の化粧カバー
20…第2の室内通気口
21…第2の蓋体
22…第2の支持軸
23…第2の化粧カバー
30…フィルタ
50…装飾部材
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (6)

  1. 第1の室内通気口に備えられる第1の蓋体及び第2の室内通気口に備えられ前記第1の蓋体の正面部の投影の範囲内に含まれる前記第1の蓋体より面積の小さな第2の蓋体の双方に装着可能な通気口用カバーであって、
    前記第1の蓋体の正面部を覆い隠すことができるカバー本体と、
    前記カバー本体の裏面側に設けられ、前記カバー本体を前記第1の蓋体及び前記第2の蓋体に係止させることができる係止手段とを有し、
    前記係止手段は、前記カバー本体を前記第1の蓋体の正面部を覆う第1の係止位置に係止させるための第1の係止部、及び、前記カバー本体を前記第2の蓋体の正面部を覆う第2の係止位置に係止させるための第2の係止部を備える、通気口用カバー。
  2. 前記第1の蓋体はその中央部が第1の支持軸によって支持されると共に、前記第2の蓋体はその中央部が第2の支持軸によって支持されるものであって、
    前記カバー本体は、前記第1の係止位置における前記第1の支持軸の軸心に対する第1の相対位置関係と、前記第2の係止位置における前記第2の支持軸の軸心に対する第2の相対位置関係とが同一となるように設定されている、請求項1記載の通気口用カバー。
  3. 前記係止手段は、前記カバー本体の裏面に沿って下方へ延び、下端部が開放され、前記カバー本体の裏面との間に前記第1の蓋体及び前記第2の蓋体の上縁部を挿入させる挿入間隙を形成するクリップ片を含み、
    前記クリップ片は、上端側領域に前記第1の蓋体の上縁部に係止する前記第1の係止部を備え、下端側領域に前記第2の蓋体の上縁部に係止する前記第2の係止部を備える、請求項1又は請求項2記載の通気口用カバー。
  4. 前記カバー本体は、周縁部から裏面側へ突出する目隠しリブを備える、請求項1から請求項3のいずれかに記載の通気口用カバー。
  5. 前記カバー本体の前記正面部は、装飾部材を取り付けるための取付面を備える、請求項1から請求項4のいずれかに記載の通気口用カバー。
  6. 前記取付面は、デコレーションシールを取り付けるのに適した表面を有している、請求項5記載の通気口用カバー。
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