JP3005926U - 複合スイッチパネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内に取り付ける空調用スイッチと、照明そ
の他用スイッチを一つにまとめて、配線用配管を簡単に
し、美しくて使いやすいものとする。 【構成】 壁に埋め込まれているボックスに取り付けて
壁面に露出させる長方形枠体の、相対面の底辺部から内
方に対向して板状に延設した一対の空調用スイッチ取付
座と、同じく相対面から内方に対向して突設した照明そ
の他用スイッチ取付座を形成したパネル枠（１）を設
け、このパネル枠（１）の両スイッチ取付座に操作部の
高さを揃えて取り付けた空調用スイッチ（１１）の操作
部を露出する空調用スイッチ開口（９）と、照明用スイ
ッチ（１２）と換気用スイッチ（１３）の操作部を露出
する照明・換気用スイッチ開口（９）を形成したプレー
ト（５）を、パネル枠（１）の表面に取り付けた複合ス
イッチパネルである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、室内の壁面に取り付ける複数のスイッチを一つのパネルにまとめる ための複合スイッチパネルに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

人間が生活する室内の壁面には、空調、照明、換気等の生活に必要な種々の電 気機器用のスイッチが個別に取付けられているのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このように種々のスイッチをそれぞれ別々に取り付けると、配線用配管の無駄 が多くなり、工事にも手数がかかり、使用上も便利が悪く、外観上も好ましくな いといった問題があった。

【０００４】 本考案は、上記した従来の問題点を解決して、工事が簡単で使い易く外１に優 れた複合スイッチパネルを提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達するための本考案は、空調用スイッチと、照明その他用スイッ チを、操作部の高さを揃えて一箇所にまとめるためのものであって、壁に埋め込 まれているボックスに取り付けて壁面に露出させる長方形枠体の、相対面の底辺 部から内方に対向して板状に延設した一対の空調用スイッチ取付座と、同じく相 対面から内方に対向して突設した照明その他用スイッチ取付座を形成したパネル 枠を設け、このパネル枠の両スイッチ取付座に取り付けた上記各スイッチの操作 部を露出する開口部を形成したプレートを、上記パネル枠の表面に取り付けた複 合スイッチパネルである。

【０００６】 また、上記複合スイッチパネルにおいて、上記パネル枠の照明その他用スイッ チの取付座に代えて、上記パネル枠とは別のスイッチ取付継ぎ枠を付加する場合 や、上記空調用スイッチのメーカーにより異なる取付け高さを調節するためのス ペーサーを付加する場合がある。

【０００７】

【作用】

本考案の複合スイッチパネルによれば、１室のスイッチを１箇所にまとめるこ とができるから壁中に埋設する配線用配管が容易になり、仕上がりも美しく、使 い勝手も良くなるものである。

【０００８】

【実施例】

以下この考案を、例示図面を参照として詳細説明する。 図１〜図５は本考案の一実施例を示す図で、第１図はスイッチを取り付けた状 態の全体斜視図、図２はパネル枠、図３はプレート、図４はスペーサーのそれぞ れ斜視図、図５は本考案品を壁に取り付けた状体で図１のＡ−Ａ線における拡大 断面図である。

【０００９】 図において（１）はパネル枠で、プラスチック又は金属により長方形の枠形に 形成され、図２に示す如く四隅に、壁に埋め込まれているボックス（Ｂ）に取り 付けるための取付孔（２）を持ち、図において長手方向の右方の底辺部の相対面 から相対向して内方に延設した板状の空調用スイッチ取付座（３）を設けるとと もに、長手方向の左方の相対面から相対向して内方に照明・換気用スイッチ取付 座（４）が２組突設してある。

【００１０】 上記空調用スイッチ取付座（３）には、横一列に３個づつの取付け孔（３ａ） が設けてあるが、これは空調用スイッチ（１１）がメーカーによって中央の上下 ２箇所で取り付けるものと、左右の上下４箇所で取り付けるものとがあり、両者 を兼用するためのものである。

【００１１】 （５）はプレートで、プラスチック又は金属製にして、図２に示す如くパネル 枠（１）と同一輪郭を持ち、裏面側の周囲に低い縁（６）を形成し、四隅にパネ ル枠（１）の取付孔（２）と一致して、一緒にボックス（Ｂ）に取り付ける取付 孔（７）が設けてあり、パネル面には１個の空調用スイッチ開口（８）と、４個 の照明・換気用スイッチ開口（９）が形成されている。 この照明・換気用スイッチ開口（９）は４個に限定するものではなく例えば３ 個２列の６個等の所望の数にすることができる。

【００１２】 （１０）はスペーサーで、四角枠形のゴムからなり、メーカーにより異なる空 調用スイッチ（１１）の高さの差を埋めるもので、空調用スイッチ取付座（３） と空調用スイッチ（１１）の裏面との間に介在させて、空調用スイッチ（１１） の操作部を、プレート（５）の空調用スイッチ開口（８）に適合させるべく高さ を合わせるものである。

【００１３】 図１は、パネル枠（１）に空調用スイッチ（９）と、照明用スイッチ（１２） と、換気用スイッチ（１３）を取り付けて、表面をプレート（５）で塞いだもの を壁に埋め込まれているボックス（Ｂ）に取り付けた状態を示すもので、この図 １のＡ−Ａ線拡大断面を図５に示している。

【００１４】 図６と図７は別の実施例を示すもので、図６のパネル枠（１ａ）には照明・換 気用スイッチ取付座が省かれており、これに代わって図７の別のスイッチ取付枠 （１４）を設けて、このスイッチ取付枠（１４）を介して照明用スイッチ（１２ ）及び換気用スイッチ（１３）をボックス（Ｂ）に取付けて、その外側をパネル 枠（１ａ）が囲むもので、外見は図１と同様である。 図中（１５）は空調用スイッチ（１１）用のリモコンケーブルを示す。

【００１５】

【考案の効果】

以上説明したこの考案に係わる複合スイッチパネルによれば、室内の各種スイ ッチを一箇所にまとめることができるため、配線用配管が簡単になり、工事費も 節約できるとともに、外観も美しく、使用に当たってスイッチの位置がわかりや すいため、あちこち探す必要がなく便利になるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を使用状態で示す斜視図であ
る。

【図２】パネル枠の一実施例を示す斜視図である。

【図３】プレートの一実施例を示す斜視図である。

【図４】スペーサーの一実施例を示す斜視図である。

【図５】図１のＡ−Ａ線拡大断面図である。

【図６】パネル枠の別の実施例を示す斜視図である。

【図７】図６のパネル枠と併用するスイッチ取付枠であ
る。

【符号の説明】

１ パネル枠 ２ 取付孔 ３ 空調用スイッチ取付座 ４ 照明・換気用スイッチ取付座 ５ プレート ８ 空調用スイッチ開口 ９ 照明・換気用スイッチ開口 １０ スペーサー １１ 空調用スイッチ １２ 照明用スイッチ １３ 換気用スイッチ １４ スイッチ取付枠

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【手続補正書】

【提出日】平成６年６月１３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項３

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 空調用スイッチと、照明その他用スイッ
   チを、操作部の高さを揃えて一箇所にまとめるためのも
   のであって、壁に埋め込まれているボックスに取り付け
   て壁面に露出させる長方形枠体の、相対面の底辺部から
   内方に対向して板状に延設した一対の空調用スイッチ取
   付座と、同じく相対面から内方に対向して突設した照明
   その他用スイッチ取付座を形成したパネル枠を設け、該
   パネル枠の両スイッチ取付座に取り付けた上記各スイッ
   チの操作部を露出する開口部を形成したプレートを、上
   記パネル枠の表面に取り付けたことを特徴とする複合ス
   イッチパネル。
2. 【請求項２】 空調用スイッチと、照明その他用スイッ
   チを、操作部の高さを揃えて一箇所にまとめるためのも
   のであって、壁に埋め込まれているボックスに取り付け
   て壁面に露出させる長方形枠体の、相対面の底辺部から
   内方に対向して板状に延設した一対の空調用スイッチ取
   付座を形成したパネル枠を設け、該パネル枠内において
   上記ボックスとの間に介在させて上記照明その他用スイ
   ッチを高い位置に取り付けるためのスイッチ取付継ぎ枠
   を設け、上記空調用スイッチ取付座及びスイッチ取付継
   ぎ枠を介して上記ボックスに取付けた上記各スイッチの
   操作部を露出する開口部を形成したプレートを、上記パ
   ネル枠の表面に取り付けたことを特徴とする複合スイッ
   チパネル。
3. 【請求項３】 上記複合スイッチパネルに、上記空調用
   スイッチのメーカーにより異なる取付け高さを揃えるた
   めの、スペーサーを付加した、請求項１および２記載の
   複合スイッチパネル。