JPH0352357Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0352357Y2
JPH0352357Y2 JP1986011527U JP1152786U JPH0352357Y2 JP H0352357 Y2 JPH0352357 Y2 JP H0352357Y2 JP 1986011527 U JP1986011527 U JP 1986011527U JP 1152786 U JP1152786 U JP 1152786U JP H0352357 Y2 JPH0352357 Y2 JP H0352357Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin cover
curved
metal retainer
retainer
long
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986011527U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62124133U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986011527U priority Critical patent/JPH0352357Y2/ja
Publication of JPS62124133U publication Critical patent/JPS62124133U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0352357Y2 publication Critical patent/JPH0352357Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は病院等の階段に付設される手摺に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、病院等の階段に付設される手摺におい
て、該手摺のコーナ部は弯曲状のジヨイント金具
によつて手摺のリテイナを互いに接続し、さらに
該ジヨイント金具はコーナキヤツプにより被覆し
ていた。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
従つて、従来の手摺においては、コーナ部のジ
ヨイント金具は弯曲角度及び曲げ半径に応じて各
種必要となるため部品点数が多く、また該ジヨイ
ント金具はコーナキヤツプに被覆されるため継目
が目立ち病院用等としては手が引掛つてしまうと
いう問題点、及び外的美観を損う等の問題点があ
つた。
本考案は従来のこのような問題点を解決して、
上記リテイナを自在に折曲げ可能として生産性及
び作業性を向上させて継目のない手摺を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る手摺は、横断面形状において一箇
所を開口状として、その両端縁に係止端縁部を形
成してなる略円筒状長尺の樹脂カバーと;該樹脂
カバーの内周面に接触する複数個の弯曲支持部と
上記樹脂カバーの係止端縁部が係止する係止部と
を備え、かつ所定弯曲部のみには、弯曲状に折曲
げ可能となるように軸心直交面方向に複数個の切
欠溝を切欠形成してなる長尺の金属リテイナと、
からなり;該長尺の金属リテイナが、上記切欠溝
が内側となるように適宜弯曲され、かつ、上記長
尺の樹脂カバーにより該弯曲部乃至直線部を含ん
で略全長にわたつて該金属リテイナが被覆されて
いる。
〔作用〕
上記構成によれば、長尺の金属リテイナの軸心
直交面方向に複数個の切欠溝が設けられたので、
その側を内方として、弯曲状に折曲げ可能であ
る。しかもこの切欠溝の周位置を変更することに
よつて弯曲する方向を自由に選定できる。また該
金属リテイナの係止部と樹脂カバーの係止端縁部
が係合されたので、確実に固定される。該金属リ
テイナは該樹脂カバーに被覆され、略全長にわた
つて継目のない手摺が形成されると共に、弯曲部
の外観は平清で美しく仕上がる。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基づき本考案を詳説す
る。第1図と第7図と第8図において、1は手摺
であつて、塩化ビニール、ポリプロピレン等の樹
脂で形成された長尺の樹脂カバー2と、該樹脂カ
バー2に被覆されるアルミニウム押出型材等の金
属により形成された長尺の金属リテイナ3とから
なる。
具体的には、上記樹脂カバー2は、横断面にお
いて一箇所が開口状の略円筒形状に形成され、そ
の両端縁は内方軸心方向に折曲げられ、一対の係
止端縁部4,4が形成される。さらに、該樹脂カ
バー2の内周面8には軸心から見て上記係止端縁
部4と略直角方向に互いに対向状となるように横
断面が略矩形状の一対の第1突片5,5が形成さ
れ、また、該第1突片5,5の下方には小弯曲部
6,6を有する一対の第2突片7,7が形成され
る。
しかして、金属リテイナ3は、凹所9を有する
と共に、上記樹脂カバー2の内周面8に接触して
該樹脂カバー2を支持するための複数個の弯曲支
持部10……が形成されてなる。すなわち、該リ
テイナ3は、その平面部11の両端は略三叉路形
状であつて、一方が直角に折曲げられて側壁部1
2,12をなし、凹所9を形成すると共に、他方
は肩状に弯曲されて一対の弯曲支持部10,10
を形成する。また、上記側壁部12,12及び外
壁13,13の先端も弯曲状に形成され、他の弯
曲支持部10,10を形成してなる。さらに、該
側壁部12,12及び内壁14,14には突片1
5,15が対向状に突設されると共に、該側壁部
12,12の内壁14,14の先端には前記樹脂
カバー2の一対の係止端縁部4,4と係合可能と
なるように横断面略鋭角状の係止部16,16が
設けられる。
しかして、第2図は、該金属リテイナ3が弯曲
状に折り曲げる前の状態を示した図であつて、図
例では側壁部12,12中央近傍から先端方向−
すなわち、軸心直交面方向−に複数個の略矩形状
の切欠溝17……が設けられる。該切欠溝17…
…の切欠寸法及び切欠溝17……の個数等は曲げ
半径及び曲げ角度等設置条件により種々設計変更
可能なことは勿論である。
さらに、第3図は、第2図の金属リテイナ3が
弯曲状に折り曲げられた状態を示す図であつて、
上記切欠溝17……の開口側の幅が狭まつて、略
二等辺三角形を呈する。この切欠溝17……が内
側に配設されるようにして、弯曲部18を形成す
るのである。
このような弯曲部18を有する金属リテイナ3
は、略全長に渡つて樹脂カバー2にて被覆され
る。その係止部16と樹脂カバー2の係止端縁部
4とが係合して、保持され、全長に渡つて継目の
ない手摺が形成される。切欠溝17……の幅が狭
まつて強度及び剛性上有利である。
さらに、該実施例においては、樹脂カバー2の
肉厚T1が金属リテイナ3の最大肉厚T2より大
きくなるように設定されているので(第1図参
照)、弯曲部18の外表面は平滑となり、切欠溝
17……は該手摺1の表面を手で触わつても分か
らず感触が損われない。又、該樹脂カバー2は切
欠溝17によつて、金属リテイナ3が強度的に弱
くなつているのを補う補強作用をなす。
しかして、切欠溝17……の切欠位置は弯曲方
向に応じて、切欠方向が軸心直交面方向であるこ
とを条件として、上記実施例以外にも種々設計変
更可能である。すなわち、第4図に示す如く、A
−A線から矢印I方向に切欠溝17……が形成さ
れた場合は、切欠溝17……を有する側壁部12
の右側が内側となるように−すなわち矢印I方向
に−弯曲される。またB−B線から矢印又は
方向に切欠溝17……が形成された場合も同様に
して、矢印又は方向を内側となるように弯曲
され、C−C線より矢印方向に切欠溝17……
が形成された場合は矢印方向が内側として弯曲
されるのである。そして、これらの切欠溝17…
…の切欠きの方向を、リテイナ3の長手方向にし
だいに変更してゆくことによつて、三次元方向へ
の弯曲も可能となる。
しかして、第5図において、19は、軟質乃至
硬質の樹脂カバー2を金属リテイナ3に嵌込む際
に使用される嵌込治具であつて、湯等で略全表面
を柔かくして後、利用すると作業が容易となる。
具体的には、該嵌込治具19は、樹脂カバー2
の外周面に覆着可能となるように略半円形状の第
1部材20と第2部材21とが蝶番22を介して
連結される。さらに、該第1部材20の一端は、
上記金属リテイナ3の係止部16及び樹脂カバー
2の係止端縁部4に当接可能となるように、内方
軸心方向に折り曲げられて折曲部24を形成する
と共に、第2部材21の周上にはレバー23が取
付けられる。
しかして、この嵌込治具19は、第1部材20
の折曲部24が、金属リテイナ3の係止部16及
び樹脂カバー2の係止端縁部4に当接状とされ
て、樹脂カバー2に覆着され、さらにレバー4を
矢印X方向に移動させることにより、樹脂カバー
2をリテイナ3に、嵌込むのである。金属リテイ
ナ3の横断面形状は弯曲部18においても均一で
あるので、該嵌込治具19を使用することによ
り、容易に樹脂カバー2を被覆することができ
る。金属リテイナ3及び樹脂カバー2が長尺であ
るため該嵌込治具19は必需品である。
しかして、第6図は、本考案に係る手摺1が段
階25に使用された実施例であつて、図例の如く
各種の弯曲部18……に対して長尺の金属リテイ
ナ3は方向自在に弯曲され、かつ樹脂カバー2に
より該金属リテイナ3の全表面が被覆され、手摺
1は一体状に形成されている。26……は取付ブ
ラケツトを示し、第6図と第7図と第8図に示す
如く、壁面27に該ブラケツト26の基部26a
をアンカとボルト等で固着するが、その先端部2
6bは、金属リテイナ3の凹所9に下方から挿嵌
されて、ビス等で固着後、樹脂カバー2にて被覆
される。また、第7図のようにエンドキヤツプ2
8が端面から挿嵌して固着される。
〔考案の効果〕
上記構成によれば、切欠溝17が内側となるよ
うに、金属リテイナ3は適宜弯曲することがで
き、従つて3次元にも容易に折り曲げることがで
きるので、弯曲部の多い階段等に使用される場合
に好都合であるしさらに従来のコーナー部のジヨ
イント金具が省略可能となつて生産性・作業性が
向上する。また長尺の該金属リテイナ3は長尺の
樹脂カバー2によつて被覆されたので、全長にわ
たつて継目のない手摺1を形成することが可能と
なり、切欠溝17も外観上露出せず、特に弯曲内
側に切欠溝17……が来てこれが弯曲によつて狭
まつているために、強度・剛性が増大し、また、
手で該手摺1に触わつても切欠溝17が分からな
い等顕著な実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す拡大断面図、
第2図は弯曲前の状態を示す要部側面図、第3図
は弯曲後の状態を示す要部側面図、第4図は切欠
位置説明のための金属リテイナの拡大断面図、第
5図は嵌込治具及びその使用例を示す断面図、第
6図は本考案の応用例を示す斜視図、第7図は要
部平面図、第8図は第7図の−断面矢視図で
ある。 2……樹脂カバー、3……金属リテイナ、4…
…係止端縁部、8……内周面、10……弯曲支持
部、16……係止部、17……切欠溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 横断面形状において一箇所を開口状として、そ
    の両端縁に係止端縁部4,4を形成してなる略円
    筒状長尺の樹脂カバー2と、 該樹脂カバー2の内周面8に接触する複数個の
    弯曲支持部10……と上記樹脂カバー2の係止端
    縁部4,4が係止する係止部16,16とを備
    え、かつ所定弯曲部のみには、弯曲状に折曲げ可
    能となるように軸心直交面方向に複数個の切欠溝
    17……を切欠形成してなる長尺の金属リテイナ
    3と、からなり、 該長尺の金属リテイナ3が、上記切欠溝17…
    …が内側となるように適宜弯曲され、かつ、上記
    長尺の樹脂カバー2により該弯曲部乃至直線部を
    含んで略全長にわたつて該金属リテイナ3が被覆
    されたことを特徴とする手摺。
JP1986011527U 1986-01-29 1986-01-29 Expired JPH0352357Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986011527U JPH0352357Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986011527U JPH0352357Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62124133U JPS62124133U (ja) 1987-08-06
JPH0352357Y2 true JPH0352357Y2 (ja) 1991-11-13

Family

ID=30798825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986011527U Expired JPH0352357Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0352357Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3653189B2 (ja) * 1998-12-08 2005-05-25 積水樹脂株式会社 手摺部材
JP2002201781A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Nagae:Kk 手摺用コーナー接続具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927469U (ja) * 1982-08-12 1984-02-20 株式会社三協精機製作所 薄型電気指示計器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59136828U (ja) * 1983-03-04 1984-09-12 株式会社ナカ技術研究所 手摺の笠木

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927469U (ja) * 1982-08-12 1984-02-20 株式会社三協精機製作所 薄型電気指示計器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62124133U (ja) 1987-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0352357Y2 (ja)
JPS587877Y2 (ja) 見切り縁
JP2508228Y2 (ja) 手摺笠木
JPS628471Y2 (ja)
JP6148773B1 (ja) 手摺装置
JP3890031B2 (ja) 手摺等の継手部材
JPS6037932Y2 (ja) 目地カバ−装置
JPH048760Y2 (ja)
JP2851007B2 (ja) 手摺におけるエルボ状エンドキャップの取付構造
JPH0634528U (ja) 机上パネルの接合部カバー
JP2573008Y2 (ja) 壁見切り装置
JPH0542161Y2 (ja)
JPS6212022Y2 (ja)
JP2585945Y2 (ja) 中空円形状の縦横連結部材の連結構造
JPH0137047Y2 (ja)
JP2588354Y2 (ja) 配管カバー用曲り継手
JPH0521934Y2 (ja)
JP2540358Y2 (ja) ローリングジョイント
JPH0640115U (ja) 目地材
JPH0120473Y2 (ja)
JPH08193403A (ja) 化粧柱
JP2602778Y2 (ja) 目地材のコーナ部構造
JPH0432412Y2 (ja)
JPH08260730A (ja) ユニットバスルーム等建築構造物の軸組構造
JPH03287961A (ja) 手摺笠木