JPH0521934Y2 - - Google Patents

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JPH0521934Y2
JPH0521934Y2 JP11010387U JP11010387U JPH0521934Y2 JP H0521934 Y2 JPH0521934 Y2 JP H0521934Y2 JP 11010387 U JP11010387 U JP 11010387U JP 11010387 U JP11010387 U JP 11010387U JP H0521934 Y2 JPH0521934 Y2 JP H0521934Y2
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harness
welt
holding
flange
clip
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JP11010387U
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えば自動車パネルのフランジ部に
沿つて、ハーネスを連続して保持する保持構造の
改良に関するものである。
「従来の技術」 従来のこの種ハーネス保持構造として、例えば
実開昭62−第450号公報に示すものが存する。
該保持構造は、2枚のパネルの溶接フランジ部
を、その全長に亘つて被覆するウエツトを利用し
て、該ウエルト自体にハーネスを巻き込んで、フ
ランジ部に沿つて保持することを前提とするもの
で、具体的には、第5図に示す如く、断面U字状
に成形されたウエルト1の一側壁1aの内面に、
フランジ部面に弾性圧接する複数の弾性爪片2を
一体に形成する一方、ウエルト1の他側壁1bの
内面に、ハーネスを嵌入保持するC字状の保持部
3を一体に形成する構成を採用している。
そして、実際にハーネスHをパネルP1,P2
の接合フランジ部Fに沿つて保持する場合には、
図示する如く、ウエルト1の上記C字状保持部3
内に長尺なハーネスHを嵌入保持して、該ウエル
ト1をフランジ部Fの全長に対して上方より被嵌
すれば、弾性爪片2とC字状保持部3の先端部が
フランジ部Fの両面を挟持して、ウエルト1自体
をフランジ部Fに固定することにより、ハーネス
Hをフランジ部Fに沿つて連続して保持せんとす
るものである。
従つて、従来の保持構造にあつては、従前から
一般に使用されているウエルト1に、ハーネスを
保持できるC字状の保持部3を形成することによ
り、ハーネスHをフランジ部Fに沿つて保持でき
ることとなつた。
「考案が解決しようとする問題点」 然し乍ら、従来の保持構造にあつて、ウエルト
1の他側壁1bの内面に、C字状保持部3を形成
することは、該他側壁1b側にハーネスの保持空
間と保持部3の形成空間が必然的に要求されるの
で、ウエルト1の他側壁1b側を、弾性爪片2が
形成されている一側壁1a側よりもフランジ部F
から相当離間する状態に成形しなければならない
と共に、他側壁1b側には、一側壁1a側の弾性
爪片2と共働してフランジ部Fを挟圧する弾性爪
片を形成することが全くできなくなるので、フラ
ンジ部Fの両側が非常にアンバランスな形態とな
つて、フランジ部Fに対するウエルト1の固定力
が、著しく低下してしまう大きな欠点を有してい
た。
又、他側壁1bの保持部3内に保持されるハー
ネスHの重量によつて、ウエルト1が同方向に大
きく傾いてしまうことも否定できなかつた。
従つて、従来の保持構造は、斯る固定力の低下
に起因して、ウエルト1自体がガタついたり傾い
たりするばかりか、最悪の場合にはフランジ部F
から脱落することがあるので、ハーネスHの保持
状態が頗る不安定となる新たな問題点を招来して
いる。
「問題点を解決するための手段」 而して、本考案は従来の保持構造の問題点を有
効に解決するために開発されたもので、パネルの
フランジ部に沿つてハーネスを連続して保持する
構造を前提として、上記フランジ部を被覆するウ
エルトと、ハーネスの保持クリツプとを備え、ウ
エルトは、自身の両側壁内面に弾性爪片を夫々形
成し、保持クリツプは、フランジ部に外嵌される
略U字状の嵌合部と、該U字状嵌合部の一端部縁
に延設されたハーネス保持部とを有する構成を採
用した。
「作用」 依つて、本考案にあつては、まず保持クリツプ
の保持部内にハーネスを保持し、保持クリツプの
U字状嵌合部をパネルのフランジ部に外嵌して、
保持クリツプをハーネスを保持した状態でフラン
ジ部に対して仮止めした後、該保持クリツプの嵌
合部の外側から、フランジ部の全長に亘つてウエ
ルトを被嵌すると、嵌合部の両側個所はウエルト
の両側壁に形成されている弾性爪片により押圧さ
れるので、これにより保持クリツプがフランジ部
に本止めされて、ハーネスがフランジ部に沿つて
連続して保持されることとなる。
「実施例」 以下、本考案を図示する一実施例を基づいで詳
述すれば、該実施例に係るハーネスの保持構造
も、2枚のパネルの溶接フランジ部に沿つて、ハ
ーネスを連続して保持するために開発されたもの
であるが、その特徴とするところは、第1図・第
2図に示す如く、フランジ部をその全長に亘つて
被覆するウエルト11と、ハーネスの保持クリツ
プ21とを備え、該保持クリツプ21とウエルト
11の2部品を用いて、ハーネスを保持する点に
ある。
即ち、本実施例にあつては、ウエルト11をゴ
ム質材料でU字状に一体成形して、該U字状を画
成する両側壁11a,11aの内面に、後述する
保持クリツプ21の嵌合部面とフランジ部面に共
働して圧接する複数の弾性爪片12を夫々一体に
形成する。
又、保持クリツプ21は、合成樹脂材料で一体
成形されるもので、フランジ部に外嵌される略U
字状の嵌合部22と、該U字状嵌合部22の一端
部縁に延設されたC字状のハーネス保持部23と
を有し、且つ上記U字状嵌合部22の両側片22
a,22aに、ウエルト11の弾性爪片12を導
入する開口24を一定の間隔をおいて形成する構
成を採用している。
尚、開口24の形成に際しては、特に第2図B
にも示す如く、両側片22a,22aの対向する
中央部のみに開口24を形成して、嵌合部22の
他端部と中央連結部は、長手方向に連続するよう
に構成するものとする。
依つて、斯る構成の保持クリツプ21と上記ウ
エルト11を用いて、ハーネスHを2枚のパネル
P1,P2の接合フランジ部Fに沿つて連続して
保持する場合には、第3図に示す如く、まず保持
クリツプ21のC字状保持部23内に、ハーネス
Hを連続して保持した後、保持クリツプ21のU
字状嵌合部22をフランジ部Fに外嵌する。
すると、保持クリツプ21は、自身のU字状嵌
合部22の外嵌状態により、ハーネスHを保持し
た状態のまま、フランジ部Fに対して仮止めされ
ることとなる。
しかも、斯る仮止め状態にあつては、U字状嵌
合部22の一端部と他端部とで、フランジ部Fの
両面を連続して弾持するので、例え開口24が形
成されていても、確実な仮止め状態が保障される
こととなる。
そこで、保持クリツプ21の仮止め状態を得た
後は、該保持クリツプ21の嵌合部22の外側か
ら、フランジ部Fの全長に亘つて上記ウエルト1
1を被嵌すると、開口24が形成されていない嵌
合部22の両側個所は、第4図Aに示す如く、ウ
エルト11の各側壁11aに形成されている弾性
爪片12により強く押圧され、開口24が形成さ
れている嵌合部22の両側個所は、同図Bに示す
如く、該各開口24からウエルト11の弾性爪片
12を導入して、該各弾性爪片12の先端部を直
接フランジ部Fの両面に圧接させるので、これに
より保持クリツプ21がフランジ部Fに本止めさ
れると同時に、ハーネスHがフランジ部Fに沿つ
て連続して保持されることとなる。
しかも、このハーネスHの保持状態にあつて
は、特に部分的ではあるが、フランジ部F面との
摩擦抵抗が大きなゴム質材料製ウエルト11の弾
性爪片12が、直接フランジ部Fの両面に圧接す
ることとなるので、ウエルト11でフランジ部F
の全長を確実に被覆できることは勿論のこと、ウ
エルト11の確実な被嵌により、例え保持クリツ
プ21がフランジ部Fの長さ寸法に応じて長尺体
を呈していても、フランジ部Fに対して強固に固
定できるので、ハーネスHの保持状態が極めて安
定化すると共に、ハーネスHの重量がウエルト1
1自体に悪影響を及ぼす恐れも全くない。
又、本実施例にあつては、保持クリツプ21の
嵌合部22に開口24を形成すると雖も、該開口
24をU字状の連結部分まで連続して形成してい
ないので、ウエルト11の被覆時に、ウエルト1
1自体が波打ち状態となつて、美観を害する心配
も全くなくなる。
「考案の効果」 以上の如く、本考案は、パネルのフランジ部を
被覆するウエルトと、ハーネスの保持クリツプと
を備え、ウエルトは、自身の両側壁内面に弾性爪
片を夫々形成し、保持クリツプは、フランジ部に
外嵌される略U字状の嵌合部と、該U字状嵌合部
の一端部縁に延設されたハーネス保持部とを有す
ることを特徴とするものであるから、ウエルトの
両側壁内面に形成された弾性爪片の挟圧力を積極
的に利用して、ハーネスの保持クリツプをフラン
ジ部に強固に固定できるので、これによりハーネ
スの確実な保持状態が保障できることとなつた。
しかも、実施例において説明した如く、保持ク
リツプのU字状嵌合部の両側片に、ウエルトの弾
性爪片を導入する開口を一定の間隔をおいて形成
すれば、該弾性爪片の先端部をフランジ部の両面
に直接接触抵抗をもつて圧接できるので、ハーネ
スの保持状態が一層向上することとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る保持構造に供さ
れるウエルトと保持クリツプを示す分解斜視図、
第2図Aは第1図のA−A線断面図、同図Bは第
1図のB−B線断面図、第3図はフランジ部に保
持クリツプを仮止めした状態を示す要部断面図、
第4図A,Bは保持クリツプの外側からウエルト
を被嵌した状態を示す要部断面図、第5図は従来
の保持構造を示す要部断面図である。 11……ウエルト、11a……ウエルトの側
壁、12……弾性爪片、21……保持クリツプ、
22……U字状の嵌合部、22a……嵌合部の側
片、23……ハーネス保持部、24……開口、P
1,P2……パネル、F……フランジ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パネルのフランジ部に沿つてハーネスを連続
    して保持する構造において、上記フランジ部を
    被覆するウエルトと、ハーネスの保持クリツプ
    とを備え、ウエルトは、自身の両側壁内面に弾
    性爪片を夫々形成し、保持クリツプは、フラン
    ジ部に外嵌される略U字状の嵌合部と、該U字
    状嵌合部の一端部縁に延設されたハーネス保持
    部とを有することを特徴とするハーネスの保持
    構造。 (2) 保持クリツプのU字状嵌合部の両側片に、ウ
    エルトの弾性爪片を導入する開口を一定の間隔
    をおいて形成したことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のハーネスの保持構
    造。
JP11010387U 1987-07-20 1987-07-20 Expired - Lifetime JPH0521934Y2 (ja)

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JP11010387U JPH0521934Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20

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JP11010387U JPH0521934Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20

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JPS6416119U JPS6416119U (ja) 1989-01-26
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JP11010387U Expired - Lifetime JPH0521934Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20

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