JP2585945Y2 - 中空円形状の縦横連結部材の連結構造 - Google Patents

中空円形状の縦横連結部材の連結構造

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JP2585945Y2
JP2585945Y2 JP1698393U JP1698393U JP2585945Y2 JP 2585945 Y2 JP2585945 Y2 JP 2585945Y2 JP 1698393 U JP1698393 U JP 1698393U JP 1698393 U JP1698393 U JP 1698393U JP 2585945 Y2 JP2585945 Y2 JP 2585945Y2
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久子 細川
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ホクセイ日軽株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主にアルミニウムまた
はアルミニウム合金(以下「アルミ」と略称する。)の
押出形材より切断した断面形状が相互に円形状である縦
横連結部材の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミ押出形材において断面形状
が円形状をした縦部材に、縦部材よりも径の小さな円形
状の横部材をビスの締め付けによって連結している例は
殆ど実施されていなかった。
【0003】その理由としては、円形状の縦横部材を連
結する場合には、例えば中空円形状の縦部材の周壁の一
方に開けた孔に、縦部材よりも径の小さな横部材の端部
を、縦部材の中空内壁に突き当たるまで挿入するが、こ
の中空内壁面は円形状の曲面であって挿入される円形状
横部材の先端とは二点でしか点接触していないため、縦
部材の外側から前記横部材の先端面(先端面にはビス螺
合用ピースが嵌め込まれているか、またはビスホールが
形成されている)に向ってビスを螺入し締め付けても安
定した連結状態が得られず、さらに強く締め付けると、
連結箇所が変形し、外観上見苦しいものになるという問
題点があったからである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、前記
事情に鑑みてなされたものであり、円形状の縦横連結部
材を相互に強固に連結でき、結合部分の外観も良好であ
る中空円形状の縦横連結部材の連結構造を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、中空円形状の
連結部材の周壁に孔を開け、該孔に、連結部材の径より
も径の小さな円形状の被連結部材を挿通して、その端面
を連結部材の中空内壁に当接し、該当接箇所の外壁側か
ら螺入するビスによって連結部材に被連結部材を結合す
る連結構造において、被連結部材の端面が当接する前記
連結部材の中空内壁に、被連結部材の端面と均一に面接
触する複数の突条を設けてあることを構成上の特徴とす
る。
【0006】
【作用】円形状の被連結部材の端面は、連結部材の中空
内壁に設けた複数の突条に均一に面接触するので、連結
部材の外壁から被連結部材の端面に向って螺入したビス
によって締め付ければ、複数の突条に被連結部材の端面
が均等に密着して緊締され、不動状態で強固に相互の連
結部材が結合する。
【0007】
【実施例】以下、本考案による実施例について図面に基
づき説明する。
【0008】図1は本考案における連結構造を具体的に
実施した一例を示す物干器であり、物干器1を構成する
縦横部材2,3の各連結部分は、図2に示すようになっ
ており、図3は更に本考案の要部が判るように示したも
のである。
【0009】すなわち、縦部材2はアルミ押出形材から
なり中空断面形状が楕円形をしており、横部材3は同じ
くアルミ押出形材で中空断面形状が真円形をしており、
縦部材2に横部材3を連結するために、横部材3の径は
縦部材2よりも小さな径に形成してある。
【0010】横部材3を連結する縦部材2の箇所には、
横部材3の端部分を挿入する孔4があけてある。一方、
挿入する横部材3の端部にはビス締付用の固定端具5が
中空内に離脱不能に嵌着してある。前記孔4を挿通して
横部材3の端面10が衝合する縦部材2の中空内壁に
は、縦部材2の長手方向に沿って定間隔を保ち3本の突
条6,7,8が形成してある。この各突条6,7,8は
横部材3の端面10に対して均一に面接触可能なよう
に、突条6,7,8の各突出する高さが設定してある。
すなわち、突条6,7,8の各高さは、横部材の端面1
0と各突条6,7,8が突出する中空内壁の彎曲面との
間隔に対応して設定してあり、従って彎曲の大きな真中
に位置している突条7は両側の突条6,8よりも突出す
る高さが高く形成してある。
【0011】このように形成した縦部材内壁の各突条
6,7,8に対して横部材の端面10が均一に面接触す
るので、縦部材2の外壁から端面10に向って螺入する
ビス9による締め付けによって横部材端面10が縦部材
の各突条6,7,8に安定した状態で密着し、横部材3
を縦部材2に連結し結合することができる。
【0012】このようにして物干器1を構成するそれぞ
れの縦部材2と横部材3の各連結部分を結合し、物干器
1を完成するものである。
【0013】上記実施例では、横部材3の端面10に均
一に接触するように構成する縦部材内壁の突条を3本形
成したが、突条の本数はこれに限定されず、少なくとも
2本以上の本数であればよい。また、相互に連結する縦
横部材は、真円あるいは楕円などの円形形状を有する連
結部材であればよく、前記実施例と異なる組合せ、例え
ば実施例と逆で縦部材が真円形状で横部材が楕円形状で
あってもよく、あるいは真円形状同士や楕円形状同士の
連結であっても、本考案を適用できることは言うまでも
ない。さらに、縦部材に横部材を連結する場合だけでな
く、横部材に縦部材を連結する場合にも本考案の範囲に
包含される。尚、本考案は物干器ばかりでなく他の用
途、例えば棚や柵など幅広い用途で利用できることは勿
論である。
【0014】
【考案の効果】本考案による連結構造は、中空円形状の
縦横連結部材の衝合部分において、被連結部材の端面と
均一に面接触する複数の突条を連結部材の中空内壁に設
けてあるので、連結部材の外壁から被連結部材の端面に
向って螺入するビスによって締め付ければ、複数の突条
に前記端面が均等に密着して緊締され、中空円形状の縦
横連結部材を相互に安定した状態で強固に結合できると
共に、無理な締め付けによる外観上の破損が生じるおそ
れも全くないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した物干器の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1のA部の拡大断面図である。
【図3】図2のB−B線矢視の断面図で、本考案の要部
を示すものである。
【符号の説明】
2 縦部材(連結部材) 3 横部材(被連結部材) 4 孔 6,7,8 突条 9 ビス 10 横部材の端面(被連結部材の端面)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空円形状の連結部材(2)の周壁に孔
    (4)を開け、該孔(4)に連結部材(2)の径よりも
    径の小さな円形状の被連結部材(3)を挿通し、その端
    面(10)を連結部材(2)の中空内壁に当接し、該当
    接箇所の外壁側から螺入するビス(9)によって連結部
    材(2)に被連結部材(3)を結合する連結構造におい
    て、被連結部材の端面(10)が当接する前記連結部材
    (2)の中空内壁に、被連結部材の端面(10)と均一
    に面接触する複数の突条(6,7,8)を設けてあるこ
    とを特徴とする中空円形状の縦横連結部材の連結構造。
JP1698393U 1993-03-11 1993-03-11 中空円形状の縦横連結部材の連結構造 Expired - Lifetime JP2585945Y2 (ja)

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