JPH065156Y2 - ブロー成形中空体の固着構造 - Google Patents

ブロー成形中空体の固着構造

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JPH065156Y2
JPH065156Y2 JP2831089U JP2831089U JPH065156Y2 JP H065156 Y2 JPH065156 Y2 JP H065156Y2 JP 2831089 U JP2831089 U JP 2831089U JP 2831089 U JP2831089 U JP 2831089U JP H065156 Y2 JPH065156 Y2 JP H065156Y2
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JP
Japan
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tapping screw
self
hollow body
blow
recess
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JP2831089U
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JPH02121222U (ja
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秀男 米花
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ダクト、タンク等のブロー成形されたプラス
チック中空体に、セルフタッピングねじを用いてブラケ
ット、ステイ、仕切板等の他部材を固着するブロー成形
中空体の固着構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、プラスチック製ダクト等に、セルフタッピングね
じを用いてブラケット等を固着する技術は、実公昭56
−35585号公報に記載されているものが知られてい
る。
[考案が解決しようとする課題] 上記実公昭56−35585号公報に記載されている固
着構造は、第6図に示すように、ダクトa等にセルフタ
ッピングねじbの谷部径cと同口径のタッピングねじ凹
部dを形成し、このタッピングねじ凹部dの開口端にタ
ッピングねじbを立てて強くねじ込むことにより固着す
るものである。
ところが、タッピングねじ凹部dの開口端にセルフタッ
ピングねじbを立てた際に、その山部径部分がタッピン
グねじ凹部dの開口端に掛かるため、それがタッピング
ねじ凹部dの軸心に対して正しく垂直に支持されず、セ
ルフタッピングねじbが曲がってねじ込まれてしまう場
合が多い。そして、このようにセルフタッピングねじb
が曲がってねじ込まれると、タッピングねじ凹部dの基
部eに過大な機械的歪が加わって亀裂が生じるばかりで
なく、セルフタッピングねじbによる固着強度が損なわ
れることになる。
本考案は、このような従来のものにおける問題点を解消
しようとするものであって、プラスチック中空体の壁面
に、中空部方向にくぼむタッピングねじ凹部を形成する
とともに、このタッピングねじ凹部の開口側内面を垂直
面に形成したことにより、タッピングねじ凹部にセルフ
タッピングねじの先端部をタッピングねじ凹部に挿入し
て正しく垂直に支持し、セルフタッピングねじを曲がら
ずに正しい方向にねじ込むことができ、もって、タッピ
ングねじ凹部に亀裂を生じさせる虞が全く無く、強固な
固着状態を保持することができるブロー成形プラスチッ
ク中空体の固着構造を提供することを目的とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するための技術的手段とし
て、次のとおり構成した。
すなわち、その構成は、ブロー成形されたプラスチック
中空体にセルフタッピングねじを用いて他部材を固着す
る構造において、プラスチック中空体の壁面に、中空部
方向にくぼむタッピングねじ凹部を形成し、このタッピ
ングねじ凹部の開口側内面をタッピングねじの先端付近
の山部径と略等しい口径を有する垂直面に形成したこと
を特徴とするブロー成形中空体の固着構造としたもので
ある。
[作用] 本考案に係るブロー成形プラスチック中空体の固着構造
は、前記のように、プラスチック中空体の壁面に形成さ
れたタッピングねじ凹部の開口側内面が垂直面となって
いるので、セルフタッピングねじをねじ込む際に、その
先端部をタッピングねじ凹部に挿し込めば、セルフタッ
ピングねじはタッピングねじ凹部の軸心に対して正しく
垂直に支持され、セルフタッピングねじは曲がらずに正
しい方向にねじ込まれる。
[実施例] 本考案の実施例を図面について説明する。
第1図において、1はブロー成形されたプラスチック中
空体であるダクトであって、このダクト1には、他部材
であるブラケット2がセルフタッピングねじ3によって
固着されており、以下にその固着構造について詳細に説
明する。
第2図に示すように、ダクト1のブラケット2を取り付
ける壁面には、タッピングねじ凹部4が中空部の方向に
くぼむように形成されており、このタッピングねじ凹部
4は、その開口側内面が垂直面5となるように形成さ
れ、垂直面5からさらに底壁6までは内方にやや縮径す
る傾斜面7となるように形成されている。上記セルフタ
ッピングねじ3において、H1はタッピングねじ凹部4に
埋設される部分の長さであり、D1はタッピングねじの先
端付近の山部径である。9はタッピングねじの頭部であ
る。ブラケット2には、セルフタッピングねじ3を通す
孔10と頭部9を没入させる凹部11が形成されている。上
記ダクト1のタッピングねじ凹部4は、ダクト1の壁表
面から底壁6までの深さがH2、その底壁6の肉厚がH3
開口端および垂直面5の部分の口径がD2であり、セルフ
タッピングねじ3に対して、それぞれH1=H2+H3か略等
しく、D1=D2か略等しい関係を有している。また、タッ
ピングねじ凹部4の開口端および垂直面5の口径D2とダ
クト1の壁表面から底壁6までの深さH2との関係は、D2
/H2=0.5〜1.3となっている。
以上のように構成されたものにおいて、ダクト1にブラ
ケット2をセルフタッピングねじ3を用いて固着するに
は、第3図に示すように、ブラケット2の孔10にセルフ
タッピングねじ3を挿通し、セルフタッピングねじ3の
先端部をダクト1のタッピングねじ凹部4の開口端から
垂直面5の部分に挿入し、次いでセルフタッピングねじ
3を強くねじ込んで第4図に示す固着状態とする。この
固着状態では、セルフタッピングねじ3の先端部がタッ
ピング凹部4の底壁6にも食い込んで螺着される。
上記セルフタッピングねじ3は、その山部径がタッピン
グねじ凹部4の開口端および垂直面5と同径か略等しい
ので、そのねじ込みに際して、タッピングねじ凹部4の
開口端から垂直面5に挿入されるセルフタッピングねじ
3は、タッピングねじ凹部4の軸心に対して正しく垂直
に支持され、セルフタッピングねじ3は曲がらずに正し
くねじ込むことができる。このため、タッピングねじ凹
部4の基端部等に過大な歪が加わらず、それらの部分に
亀裂が生じない。タッピングねじ凹部4は、垂直面5か
ら底壁6までの間が内方に縮径する傾斜面7に形成され
ているので、ブロー成形時にタッピングねじ凹部4の先
端周壁が薄肉状にならず、他の部分と略均等な壁厚とな
る(第6図および第7図に示す従来のものでは、タッピ
ングねじ凹部dの内面全長が略垂直であるから、その部
分fが著しく薄肉になる)。
また、前記のように、タッピングねじ凹部4の開口端お
よび垂直面5の口径D2とダクト1の壁表面から底壁6ま
での深さH2との関係をD2/H2=0.5〜1.3としているが、
その数値が0.5未満では局部的な薄肉が生じ、また1.3を
越えると固着面積が小さくなって、固着強度が低下する
ので、上記の数値範囲に構成するのが好適である。
なお、ブロー成形中空体であるダクト1は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンのような汎用熱可塑性プラスチック
が多く用いられるが、そのほかにスチレン変性ポリフェ
ニレンオキサイド、ポリカーボネートのような非結晶性
硬質熱可塑性プラスチックも用いられる。
第5図には前記実施例のものの他例が示されている。
この他例のものにおいては、タッピングねじ凹部4の底
壁6に、セルフタッピングねじ3の谷部径と同径、ある
いはやや小径の孔12がドリル等で予め穿孔され、セルフ
タッピングねじ3をねじ込む際にその先端部の螺着を容
易にしている。なお、上記スチレン変性ポリフェニレン
オキサイド、ポリカボネートのような非結晶性硬質熱可
塑性プラスチック等では、セルフタッピングねじ3の先
端部が底壁6を貫通する際に亀裂を生じ易いが、この実
施例のように、底壁6に予め孔12を穿孔しておけば、セ
ルフタッピングねじ3のねじ込みに際して亀裂を生じさ
せる虞がない。
[考案の効果] 本考案は、前記のように、ブロー成形されたプラスチッ
ク中空体にセルフタッピングねじを用いて他部材を固着
する構造において、プラスチック中空体の壁面に、中空
部方向にくぼむタッピングねじ凹部を形成し、このタッ
ピングねじ凹部の開口側内面をタッピングねじの先端付
近の山部径と略等しい口径を有する垂直面に形成したも
のであるから、タッピングねじ凹部にセルフタッピング
ねじの先端部をタッピングねじ凹部に挿入して正しく垂
直に支持し、セルフタッピングねじを曲がらずに正しい
方向にねじ込むことができ、もって、タッピングねじ凹
部に亀裂を生じさせる虞が全く無く、強固な固着状態と
することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1ないし第4図は本考案の一実施例を示し、第1図は
ダクトにブラケットをセルフタッピングねじを用いて固
着した状態を示す斜視図、第2図はその固着構造部分の
分解断面図、第3図および第4図は同上固着工程を示す
断面図、第5図は本考案の他の実施例を示す固着構造部
分の断面図、第6図および第7図は従来例を示す固着構
造部分の断面図である。 1……ダクト、2……ブラケット、3……セルフタッピ
ングねじ、4……タッピングねじ凹部、5……垂直面、
7……傾斜面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロー成形されたプラスチック中空体にセ
    ルフタッピングねじを用いて他部材を固着する構造にお
    いて、プラスチック中空体の壁面に、中空部方向にくぼ
    むタッピングねじ凹部を形成し、このタッピングねじ凹
    部の開口側内面をタッピングねじの先端付近の山部径と
    略等しい口径を有する垂直面に形成したことを特徴とす
    るブロー成形中空体の固着構造。
JP2831089U 1989-03-13 1989-03-13 ブロー成形中空体の固着構造 Expired - Lifetime JPH065156Y2 (ja)

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JP2831089U JPH065156Y2 (ja) 1989-03-13 1989-03-13 ブロー成形中空体の固着構造

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JP2831089U JPH065156Y2 (ja) 1989-03-13 1989-03-13 ブロー成形中空体の固着構造

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Publication Number Publication Date
JPH02121222U JPH02121222U (ja) 1990-10-02
JPH065156Y2 true JPH065156Y2 (ja) 1994-02-09

Family

ID=31251568

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JP2831089U Expired - Lifetime JPH065156Y2 (ja) 1989-03-13 1989-03-13 ブロー成形中空体の固着構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019007659A (ja) * 2017-06-22 2019-01-17 キョーラク株式会社 ダクト構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5635585U (ja) * 1979-08-27 1981-04-06

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JPS5343964Y2 (ja) * 1973-08-24 1978-10-21

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JPH02121222U (ja) 1990-10-02

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