JPH0643530Y2 - ボ−ドアンカ− - Google Patents

ボ−ドアンカ−

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JPH0643530Y2
JPH0643530Y2 JP1988019807U JP1980788U JPH0643530Y2 JP H0643530 Y2 JPH0643530 Y2 JP H0643530Y2 JP 1988019807 U JP1988019807 U JP 1988019807U JP 1980788 U JP1980788 U JP 1980788U JP H0643530 Y2 JPH0643530 Y2 JP H0643530Y2
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JP
Japan
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sleeve
board anchor
screw
screw rod
female screw
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JP1988019807U
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JPH01124411U (ja
Inventor
雅郎 北川
Original Assignee
日本理器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、板面に他の板材、その他の物を強固に取着け
るために、そのスリーブ部分を板面の内側となる中空内
部等に不抜の拡開状態で挿着して使用するプラスチック
製のボードアンカーの改良に関する。
(従来の技術) プラスチック製のボードアンカーとしては、従来より多
種多様のものが提案使用されており、例えば、次のよう
なものが良く知られている。
即ち、その一つは、拡開用スリットを備えると共に、基
端部外周にフランジを備えたプラスチック製ボードアン
カーにおけるスリーブの挿入側先端部に形成した管部の
内周面に雌ネジを直接に刻設して構成されており、他の
一つは、上記の管部に雌ネジを直接に刻設する代りに、
金属製短管の内周面に雌ネジを刻設したナット状部材を
ボードカンカーの成形時に、管部内に封入内装して構成
されている。
また、実開昭50−39661号公報に開示されているよう
に、この種の物品において、管状脚部に、所謂“バカ
孔”と称される中心孔を開通させると共に、該管状脚の
端面に、中心孔に挿通するねじを螺合するためのスパイ
ラル状に形成した孔を設けた金属板を当てて固定して成
る合成樹脂製連結具が知られている。
(考案が解決しようとする問題点) 然るに、上記従来例の前者の場合は、そのプラスチック
製管部の雌ネジ部にネジ杆を螺合回転させてスリーブを
屈曲拡開する際に、或いは屈曲拡開後に、負荷によりネ
ジ山が損傷崩形して所期の締着を行ない得なくなる問題
があり、また、後者の場合は、金属製短管に雌ネジを刻
設する必要があると共に、そのインサート成形が煩雑で
あってコスト高になるといった問題がある。
また、実開昭50−39661号公報に開示されたものは、そ
の中心孔がバカ孔である関係から、ねじと管状脚とは当
接金属板のスパイラル状孔のみを介して連結されている
に過ぎないため連結強度が弱く、且つ当接金属板にスパ
イラル状孔を特設するという煩雑な製作工程を必要とす
る問題がある。
本考案は、上記の問題に対処するために開設されたもの
で、構造簡単にして製作が容易であることは勿論、ボー
ドアンカーとネジ杆との螺着も確実で、ボードアンカー
としての所期の取着物の締着を確実に達成し得るボード
アンカーを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案は、拡開用のスリ
ットを備えると共に、基端部外周にフランジを備えたプ
ラスチック製のスリーブより成るボードアンカーにおい
て、該スリーブの挿入側先端部に形成した管部の外側
に、螺挿するスリーブ拡開用ネジ杆の径よりも小径であ
り、且つ雌ネジを設けていない通常の挿通孔を開設した
金属等の硬質性補強キヤップを密嵌してボードアンカー
を構成したものである。
(作用) 上記のように構成したボードアンカーを常法にしたがっ
て板材及び該板材の表面に取着ける他の板材等の取着物
に設けた通孔に挿通し、基端部外周に設けたフランジを
取着物の表面に当接して必要に応じ座板を介在させ、基
端側開口部からネジ杆を挿入する。挿入したネジ杆の先
端部分を、スリーブ先端の管部の内周面に雌ネジが刻設
してある場合は、その雌ネジにネジ杆を螺合させて回転
螺進させるものであり、また、該内周面に雌ネジが刻設
されていない場合は、ネジ杆の回転により該内周面に雌
ネジを形成しつつ螺進させるのであるが、いづれの場合
においても、ネジ杆が硬質性補強キャップの天板に設け
た挿通孔を回転通過する際に、該挿通孔の内周壁にはネ
ジ杆の雄ネジによって一条乃至数条の雌ネジが形成され
るため、両ネジの螺合関係によりネジ杆とスリーブの先
端部は確実に螺着される。したがって、ネジ杆の回転に
よりスリーブの先端側は基端側に引張られ、第7図及び
第8図に示すようにスリーブはスリットの存在により外
側に屈曲変形して拡開し、該拡開部が板材の内面に当接
することにより、ボードアンカーの抜脱が阻止されて、
所期の取着物の締着を行なうものである。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明すれ
ば、第1図乃至第3図において、1はプラスチック製の
ボードアンカー本体であって、施工個所における挿入側
先端部に短かい管部2を備えると共に、該管部2から基
端側に向って割設した二条のスリット3、3により稍拡
開状に形成した二本の分割脚片4、4を備え且つ基端部
外周にフランジ5を備えたスリーブ6から構成されてお
り、且つ該管部2の外側に、螺挿するネジ杆Bのネジ径
よりも稍小径の挿通孔7を天板に開設した金属製の補強
キャップ8を密嵌して、両部材を強固に結合させてボー
ドアンカーを構成したもので、図において、9は管部2
の内周面に刻設した雌ネジ、10は基部側の外周面に設け
た補強リブを夫々示すものである。
なお、管部2の内周面の雌ネジ9は、ボードアンカーと
ネジ杆Bの螺着状態をより確実に保つために存在した方
が好ましいが、(作用)の項で述べたように、該雌ネジ
9はネジ杆9の回転挿通時に自然に形成できるものであ
るから、本考案の必須要件ではない。
次に、上記実施例に基づいて本考案に係るボードアンカ
ーの使用状態を説明する。
先づ、内側が中空若しくは断熱繊維充填物、その他の可
変形物で構成されている個所に固設されている板材BD
に、他の板材、その他の取着物Mを固着する場合に、常
法にしたがって、これらの部材に通孔を設けてボードア
ンカーをその先端管部2側から挿通してフランジ5を取
着物Mの表面に当接する。次に、必要に応じて座板Sを
介在させ、上記通孔を通してネジ杆Bをボードアンカー
の基端開口部からスリーブ6内に挿入して回転すると、
該ネジ杆Bの先端部分が管部2の内周面の雌ネジ9に螺
合した状態で螺進し、金属製補強キャップ8の天板の挿
通孔7を回転通過する際に、該挿通孔7の内周面にネジ
杆Bの雄ネジによって一条乃至数条の雌ネジが形成され
るため、該雌ネジ及び管部2の内周面の雌ネジ9とネジ
杆Bの雄ネジとの螺合関係により、ネジ杆Bとスリーブ
6の先端部は確実に螺着される。(第6図参照)。この
状態において、ネジ杆Bを更に回転すると、第7図及び
第8図に示すようにスリーブ6の分割脚片4、4はスリ
ット3、3の存在により外側に屈曲変形して拡開11し、
該拡開部13が板材BDの内面に当接することにより、ボー
ドアンカーの抜脱が阻止されて、板材BDに対する取着物
Mの締着を確実に行なうものである。
(考案の効果) 本考案は、拡開用のスリットを備えると共に、基端部外
周にフランジを備えたプラスチック製のスリーブより成
るボードアンカーにおいて、該スリーブの挿入側先端部
に形成した管部の外側に、螺挿するスリーブ拡開用ネジ
杆の径よりも小径であり、且つ雌ネジを設けていない通
常の挿通孔を開設した金属等の硬質性補強キャップを密
嵌して構成したボードアンカーに係るものであるから、
スリーブの挿入側先端部の管部の外側に密嵌した硬質性
補強キャップにより管部は補強されて、施工中或いは施
工後に管部が損壊するのを確実に防止し得ることは勿
論、スリーブ内に挿通した締着用のネジ杆の回転によ
り、補強キャップの天板に設けた挿通孔の内周面に自然
と一条乃至数条の雌ネジが形成され、この雌ネジとネジ
杆の雄ネジとの螺着によりボードアンカーとネジ杆の螺
合関係は十分に保たれ、スリーブ部分の拡開操作及び締
着作用に支障を来さないことと相俟って、ネジ杆の回転
挿入時に管部内周面に雌ネジが自然に形成されるので、
該内周面への雌ネジの形成は必ずしも必要でないという
工作上の多大な利点がある。
また、前述した従来の管部内側に金属製のナット状部材
を内装するタイプものに較べて、構造が著しく簡単で、
容易且つ安価に量産できる利点があると共に、ネジ杆の
径が変って多少大きいような場合でも、補強キャップの
挿通孔に対する雌ネジの形成とネジ杆の螺着を支障しな
く達成できる便宜性があり、且つ該挿通孔に予め雌ネジ
を形成する必要がないといった製作上の利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はボードア
ンカーをネジ杆と共に並列した状態の側面図、第2図は
ボードアンカーの拡大側面図、第3図はその縦断側面
図、第4図はその底面図、第5図はその平面図、第6図
〜第8図は使用状態の説明図である。 (符号の説明) 1……ボードアンカー本体、6……スリーブ、 2……管部、7……挿通孔、 3……拡開用スリット、8……補強キャップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】拡開用のスリットを備えると共に、基端部
    外周にフランジを備えたプラスチック製のスリーブより
    成るボードアンカーにおいて、該スリーブの挿入側先端
    部に形成した管部の外側に、螺挿するスリーブ拡開用ネ
    ジ杆の径よりも小径であり、且つ雌ネジを設けていない
    通常の挿通孔を開設した金属等の硬質性補強キヤップを
    密嵌して構成したボードアンカー。
JP1988019807U 1988-02-17 1988-02-17 ボ−ドアンカ− Expired - Lifetime JPH0643530Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01124411U JPH01124411U (ja) 1989-08-24
JPH0643530Y2 true JPH0643530Y2 (ja) 1994-11-14

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JPS5030162U (ja) * 1973-07-02 1975-04-04
JPS5039661U (ja) * 1973-07-14 1975-04-23

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JPH01124411U (ja) 1989-08-24

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