JPH0137047Y2 - - Google Patents

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JPH0137047Y2
JPH0137047Y2 JP16525586U JP16525586U JPH0137047Y2 JP H0137047 Y2 JPH0137047 Y2 JP H0137047Y2 JP 16525586 U JP16525586 U JP 16525586U JP 16525586 U JP16525586 U JP 16525586U JP H0137047 Y2 JPH0137047 Y2 JP H0137047Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ユニツトバスルームの壁面等を構成
するパネルの取付構造に関するものであつて、パ
ネルとパネルの間隙の寸法公差を優れて大きく取
れるようにしたものである。
〔従来の技術〕
ユニツトバスルーム等の壁面構成素材として、
厚さ1mm程度の塩化ビニルラミネート鋼板製パネ
ルがしばしば使用されている。上記鋼板パネルを
柱フレームへ取りつける従来の構造は概ね共通し
ている。即ち、中空状の柱フレーム前面に形成し
た開口部に、並置して取りつけるべきパネルの折
曲形成した取付側端部をそれぞれ挿入し、パネル
とパネルとの間隙に塩化ビニル等からなる目地部
材を押し込めることにより、パネルを柱フレーム
に固定するという構造が一般に採用されている。
第3図乃至第5図に、従来のパネル取付構造の
具体例を示した。以下にこれを説明する。
第3図の従来例は、取付側端部40,40を二
回折曲したパネル41,41と、開口部42に向
けて該開口部42両側の係止片部43,43を先
すぼみに形成した柱フレーム44とを用いたもの
である。目地部材45の鍔部46の裏面に突設し
た二股鉤形状の係止突片47を、パネル41,4
1相互の間隙に押し込めることにより、パネル取
付側端部40,40を目地部材45と柱フレーム
44との間で挟持する。なお、上記係止突片47
の外面側には、軟質部材からなるフイン48が一
体的に突設され、水密性を確保すると同時に目地
部材45の浮き出しを防止している。
第4図に示す従来例は、取付側端部50,50
をほぼ直角に折曲したパネル51,51と、断面
形状がほぼ矩形の柱フレーム52とを用いたもの
である。目地部材53は、上記第3図のものとほ
ぼ同様のものが使用される。
さらに第5図は、柱フレーム60の開口部61
と対向する内壁面62に、目地部材66を嵌着さ
せるための一対の係合片64,64を溶接等の手
段により固着したものである。柱フレーム60に
装着して並置させたパネル65とパネル65の間
に、目地部材66の鍔部67裏面に突設した係止
突片68を挿入し、その先太りになされた先端部
69を上記係合片対64,64の間へ嵌着させる
ことにより、パネル取付側端部70,70それぞ
れを目地部材66の鍔部67と柱フレーム60と
の間で挟持する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述の従来例には、それぞれ次のような欠点が
あつた。
まず第3図に示したものにおいては、パネル4
1とパネル41の間隙寸法公差の吸収能力が小さ
い。柱フレーム44の立設間隔とパネル41の取
付間隔との誤差の吸収は、主として目地部材45
の二股状になされた係止突片47が幅方向に収縮
することにより、及び補助的には係止突片表面の
軟質フイン48が変形することにより行つてい
る。ところが当該従来例では、パネル取付側端部
40の形状が複雑なため、パネル間隙の寸法公差
はわずかにしか許容されない。従つて、寸法誤差
の集中する個所での対応が極めて難しくなる。ま
た、パネル取付側端部40の成形には、裏面内方
へ折り返し、該折返し部の途中をさらに外方へ折
り曲げるという二工程を必要とするから、パネル
41の製作に手間が掛り、時間的にも損失をもた
らしている。
次の第4図の従来例においては、パネル間隙の
寸法公差がより狭小になつている。パネル間隙寸
法が、柱フレーム52の開口部寸法よりも小さく
なる誤差を生じた場合には、ある程度までは目地
部材53の係止突片54によつて対応できる。し
かしながら、パネル間隙寸法が、柱フレーム52
の開口部寸法よりも大きくなる誤差を生じた場合
には、その構造上、対応が不可能である。また、
係止突片54がパネル折曲端部50を押止する方
向は、パネル表面51が離脱しようとする方向に
対して垂直な方向である。そのため、パネル51
の保持力が弱く、また、目地部材53自身も浮き
上がり易い。特に、経年変化によつて目地部材5
3の弾力性が低下した場合に、これらの難点が顕
著になる。
第5図の従来構造では、柱フレーム60の構造
が複雑なため、その製作が難しいという欠点があ
る。そればかりでなく、目地部材66に浮き上が
り方向の力が作用すると、係合片対64,64が
開く構造である。つまり、パネル65,65が外
れ易い構造になつているのである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、パネル間隙の寸法公差を大きくとる
ことができ、パネルの保持力に優れ、そのうえ各
部材の製作が容易なパネルの取付構造を提供せん
とするものである。
本考案の概観的構成は従来構造と共通してい
る。すなわち、前面に開口部が形成されると共に
該開口部の内側に中空部が形成された柱フレーム
と、該柱フレームに取りつけられて並置されるパ
ネルと、該並置されたパネルの相互間隙を覆蓋す
る鍔部及び該鍔部の裏面に突設形成された係止突
片よりなる目地部材とを構成要素とする。しかし
て本考案の特徴は、前記パネルの取付側端部を裏
面側へほぼ直角に折曲形成し、前記柱フレームの
前面に開口部両側の係止片部を該柱フレームの側
面部前端から内側へ折り返して前記パネル折曲端
部の収納空間を設け、前記目地部材の係止突片の
適所に柱フレーム開口部寸法よりもやや幅広の係
合部を設け、並置した前記パネルの折曲端部をそ
れぞれ柱フレーム前面の収納空間に収納せしめる
と共に、目地部材の係止突片を前記パネルの間隙
から柱フレームの中空部に挿入してその係合部を
柱フレームの係止片部先端に係合せしめることに
より、前記パネルを前記目地部材の鍔部裏面と柱
フレームとの間に挟持させたことである。
〔作用〕
パネルの折曲端部は柱フレームの収納空間に収
納され、パネル相互の間隙は、目地部材鍔部によ
つて覆蓋される。つまり、パネル折曲端部は、柱
フレーム前面の収納空間内において、目地部材鍔
部の裏面が覆う範囲内を自由に水平方向に移動可
能になされている。従つて、パネル間隙の寸法公
差は、目地部材鍔部の幅寸法まで許容されること
になる。依つて、鍔部の幅寸法を充分に大きくす
ることにより、パネル間隙の寸法誤差を確実に吸
収することができる。
また、柱フレームの係止片部は、柱フレームの
側面部前端から折り返された形状であるから、目
地部材に浮き上がり方向の荷重が付与された場
合、前記係止片部には、先端が互いに狭まる方向
の力が働く。従つて、目地部材が極めて脱落しに
くい構造となつている。
さらに、本考案に係る柱フレーム、パネル及び
目地部材はいずれも簡単な形状になるから、製作
が容易である。
〔実施例〕
第1図は、本考案に係るパネルの取付構造の実
施例を示す平断面図である。図面において、1は
柱フレーム、2はパネル、3は目地部材を示す。
柱フレーム1は内側が中空部10になされたも
のであつて、前面に開口部11が形成され、該開
口部11の両側は柱フレーム1の側面部前端12
から内側へ折り返された係止片部13,13であ
る。この係止片部13,13の前面側に凹設され
た空間が、後述するパネル折曲端部21を収納せ
しめる収納空間14である。
前記パネル2は、厚さ1mm程度の塩化ビニルラ
ミネート鋼板を用いたものが一般的である。その
取付側の端部21を裏面側へほぼ直角に折曲形成
することにより、柱フレーム1に取りつけ易くな
ると共に、パネル2の剛性が補強される。図示は
省略したが、パネル強度を高めるため、裏面に厚
さ9mm程度の石膏ボード等を貼着することもしば
しば行われる。
目地部材3は、やや硬質の塩化ビニル等で製作
される。目地部材3は、鍔部31及び該鍔部31
の裏面に突設形成した二股状の係止突片32,3
2よりなり、幅方向に拡縮可能になされている。
係止突片32,32の先端には鉤形状の係合部3
3,33が設けられている。係止突片32,32
の基部34,34の幅寸法は柱フレーム開口部1
1の開口寸法とほぼ等しくなされ、先端の係合部
33,33は柱フレーム開口寸法よりもやや幅広
くなされている。従つて、係止突片32,32を
柱フレーム開口部11に押し込めることにより、
先端の係合部33,33が前記係止突片13,1
3に係合する。なお、係止突片32,32の基部
外面の適所には、防水用の軟質フイン35,35
…が一体的に形成され、水密性の向上に寄与して
いる。
パネル2を柱フレーム1へ取りつけるには、ま
ず並置すべきパネル2,2の折曲端部21,21
をそれぞれ柱フレーム1の収納空間14に収納せ
しめて装着する。次いで目地部材3の係止突片3
2,32をパネル2とパネル2との間隙から柱フ
レーム1の中空部10に押し込めて、先端の係合
部33,33を柱フレーム1の係止片部13,1
3に係合せしめればよい。
第2図は、本考案の別態様の実施例を示すもの
である。この実施例の特徴は、係止片部13,1
3と目地部材3の形状にある。すなわち、該係止
片部13,13は柱フレーム1の側面部前端1
2,12から深く折返され、その途中において、
内側へ折り曲げられている。また目地部材3は鍔
部31の幅寸法が非常に大きくなされている。こ
の構成により、パネル折曲端部21,21の収納
空間14を広くとることができるので、寸法公差
をより大きくすることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、パネル相互間隙の寸法公差を
優れて大きくとることができる。従つて、柱フレ
ームの立設間隔とパネルの取付間隔との間の誤差
が集中する個所にも充分対処することが可能であ
る。また、製作寸法の許容誤差も大きくできるか
ら、パネル製作が容易になる。更に、目地部材が
極めて外れにくい構造であるから、パネルの保持
が確実である。そして、柱フレーム、パネル及び
目地部材には簡単な形状を採用できるから、ユニ
ツトバスルーム等の製造コストを低く押さえるこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパネルの取付構造の実施
例を示す平断面図、第2図は本考案の別態様の実
施例を示す平断面図である。第3図乃至第5図
は、いずれも従来例を示す平断面図である。 1……柱フレーム、10……中空部、11……
開口部、12……側面部前端、13……係止片
部、14……収納空間、2……パネル、21……
折曲端部、3……目地部材、31……鍔部、32
……係止突片、33……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面に開口部が形成されると共に該開口部の内
    側に中空部が形成された柱フレームと、該柱フレ
    ームに取りつけられて並置されるパネルと、該並
    置されたパネルの相互間隙を覆蓋する鍔部及び該
    鍔部の裏面に突設形成された係止突片よりなる目
    地部材とからなり、前記パネルは取付側端部が裏
    面側へほぼ直角に折曲形成され、前記柱フレーム
    の前面には開口部両側の係止片部を該柱フレーム
    の側面部前端から内側へ折り返して形成した前記
    パネル折曲端部の収納空間が設けられ、前記目地
    部材の係止突片の適所には柱フレーム開口部寸法
    よりもやや幅広の係合部が設けられ、前記並置し
    たパネルの折曲端部をそれぞれ柱フレーム前面の
    収納空間に収納せしめると共に、目地部材の係止
    突片を前記パネルの間隙から柱フレームの中空部
    に挿入してその係合部を柱フレームの係止片部先
    端に係合せしめることにより、前記パネルを前記
    目地部材の鍔部裏面と柱フレームとの間に挟持さ
    せたことを特徴とするパネルの取付構造。
JP16525586U 1986-10-28 1986-10-28 Expired JPH0137047Y2 (ja)

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JP16525586U JPH0137047Y2 (ja) 1986-10-28 1986-10-28

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JP16525586U JPH0137047Y2 (ja) 1986-10-28 1986-10-28

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JPS6371312U JPS6371312U (ja) 1988-05-13
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JP4944937B2 (ja) 2008-12-25 2012-06-06 株式会社大気社 建屋組立構造、及び、その組立構造を用いた建屋組立方法

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