JP2508228Y2 - 手摺笠木 - Google Patents

手摺笠木

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JP2508228Y2 JP1989139899U JP13989989U JP2508228Y2 JP 2508228 Y2 JP2508228 Y2 JP 2508228Y2 JP 1989139899 U JP1989139899 U JP 1989139899U JP 13989989 U JP13989989 U JP 13989989U JP 2508228 Y2 JP2508228 Y2 JP 2508228Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、壁面、あるいは階段に設置される手摺の笠
木に関する。
[従来の技術] 金属製笠木芯材の外面に柔軟材料製の被覆材を被覆し
た手摺笠木は周知であり、例えば第6図にその断面が示
されるような手摺笠木も提案されている。しかしなが
ら、かかる手摺笠木は、側方に突出片6が突設された断
面形状を有する笠木芯材2に被覆材5を被覆するもので
あるから、通路壁面や階段側面の出隅部入隅部に添って
このような手摺を設置する目的で、笠木芯材2に曲げ加
工を施して使用する場合に、笠木芯材2の曲げ加工時
に、側方に突出している突出片6が曲げ加工と同時に曲
げの内方に向って変形を起こし、笠木芯材2の断面形状
が崩れてしまう欠点があり、このような欠点を生じさせ
ないためには、加工時に特別な変形防止用の装置を使用
する必要がある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案が解決しようとする課題は、前記のような欠点
を解消して、笠木芯材の断面形状を崩すことなく曲げ加
工を容易に行うことができるとともに、笠木芯材への被
覆材の装着が容易且つ確実に遂行可能であり、更に完成
された手摺が頑丈な構造を有する手摺笠木を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、本考案の手摺笠木は、天
井壁とその両端から垂下する両側壁とを有し、該天井壁
と該両側壁との両交差部および該両側壁の両下縁部は厚
肉に形成され、上位の該両厚肉部の外面では該天井壁外
端から同側の該側壁外側面より外方に突出した位置にか
けて、又下位の該両厚肉部の外面では該下縁部下方から
同側の該側壁外側面より外方に突出した位置にかけて同
一円の円周に添う円弧面が4個所の該厚肉部外面のそれ
ぞれに間隔をおいて形成された略コ字状断面を有する金
属製笠木芯材と、該笠木芯材の各円弧面に添う内周面と
該内周面から突設され該笠木芯材の天井壁上面両外側に
当接すべき両当接突条とを有すると共に、該笠木芯材の
両下縁部外周に係合すべき係止条をその両下端に有する
略C字状断面の柔軟材料製被覆材とよりなり、該笠木芯
材に対し、該被覆材はその両当接突条が該笠木芯材の天
井壁上面両外側に当接され、その内周面が該笠木芯材の
各円弧面に当接されると共に、その両係止条が該笠木芯
材の両下縁部を覆うように係止されて、該被覆材内周面
と該天井壁上面との間及び被覆材内周面と該両側壁外側
面との間には空隙が介在された状態で該笠木芯材が該被
覆材により被覆されていることを特徴とする。
[作用] 前記手段を有する本考案の手摺笠木は、その笠木芯材
が、天井壁とその両端から垂下する両側壁とを有し、該
天井壁と両側壁との両交差部および両側壁の両下縁部は
厚肉に形成されているから、屈曲した手摺笠木を得る目
的で笠木芯材を曲げ加工した場合に、最大の軸方向力が
加わる笠木芯材の四隅部が厚肉によって補強され、いず
れの方向へ曲げ加工でも加工による断面形状の崩れを最
小限に止めることができる上に、被覆材を当接して支持
する笠木芯材に於ける四隅部の円弧面はすべて変形の少
ない厚肉部の外面に形成されていて、曲げ加工による位
置ズレは生じないから、所定断面に設計された被覆材が
手摺笠木屈曲部で装着不能や装着困難になることはな
く、所期の収り状態に被覆材を装着することができる。
従来提案に見るように、笠木芯材の周囲に自由端が突出
するような被覆材当接用の突出片は皆無であり、このよ
うな突出片の曲げ加工による変形は基より存在しない。
又、このような断面を有する笠木芯材は、手摺完成後
に手摺に加わる各方向からの曲げ応力等に対しても、大
きい断面係数を有することから充分な耐力を保有し強固
な手摺を得ることができると共に、手摺笠木の屈曲部に
於いても笠木芯材の断面形状が維持できるので、手摺笠
木屈曲部における断面変形に伴う力学的欠陥が生じな
い。
更に、略コ字状断面に形成されている笠木芯材は、例
えばベンダーマシン等を使用して曲げ加工を行う際に
は、マンドレルの挿入及び払出しが容易であるから曲率
の小さな曲げ加工を行うことができる。
又、笠木芯材の4隅の厚肉部の外面には、上位の該両
厚肉部の外面では該天井壁外端から同側の該側壁外側面
より外方に突出した位置にかけて、又下位の該両厚肉部
の外面では該下縁部下方から同側の該側壁外側面より外
方に突出した位置にかけて同一円の円周に添う円弧面が
間隔をおいて形成されており、これに笠木芯材の各円弧
面に添う内周面と該内周面から突設された笠木芯材の天
井壁上面両外側に当接すべき両当接突条とを有する被覆
材が被覆されるので、被覆材内周面と両当接突条間に於
ける天井壁上面との間、及び手摺断面の左右に於いて被
覆材内周面とこれに対向する円弧面間に於ける両側壁外
面との間には空隙が形成される結果、笠木芯材に被覆材
を被覆する際に、これらの空隙を利用して円弧状をなす
被覆材の一部を一時的に直線状に変形させて係止条部分
を下位に向け変位させることにより、笠木芯材への被覆
材の装着操作を容易とすると共に、笠木芯材の両下縁部
外周への被覆材の係止条の係止操作を容易とすることが
できる。
かかる空隙は、手摺笠木を手摺支持具に固着する際
に、ネジ頭等の取付部材の収容空間としても役立つ。
笠木芯材の両下縁部外周に被覆材の両係止条が係合さ
れると、笠木芯材は外部に露出しない状態で被覆材によ
り被覆されるので、外観が優美であると同時に利用者に
対し危険をもたらすことがない。
又、被覆材は、その内周面が当接される笠木芯材の4
隅部に形成された円弧面、被覆材の両当接突条が当接す
る笠木芯材の天井壁、及び被覆材の両係止条が係止され
る笠木芯材の両下縁部によって安定的に支持され、装着
後のずれや回転等が効果的に防止される。被覆材に突設
された両当接突条は捩れに対する抵抗力を高め、又被覆
材装着時に形成される前記空隙は手摺のクッション性を
向上させる。
[実施例] 本考案の詳細な特徴について、添付図面に記載された
実施例により説明する。
第1図は、本考案に係る手摺笠木を示す断面図であ
り、図中2はアルミニュウム材に押出し加工を施して得
られる笠木芯材を示している。
この笠木芯材2は、天井壁70とその両端から垂下する
両側壁8,8とを有する略コ字状断面の長尺材であって、
天井壁70と両側壁8,8との両交差部および両側壁8,8の両
下縁部1,1は厚肉に形成されている。
上位の両厚肉部の外面では、交差部の天井壁70の外端
から同側の側壁8の外側面より外方に突出した位置にか
けて、又下位の両厚肉部の外面では、下縁部1下方から
同側の側壁8の外側面より外方に突出した位置にかけて
同一円の円周に添う円弧面3,3,3,3が4個所の厚肉部外
面のそれぞれに間隔をおいて形成されている。
又笠木芯材2の両下縁部1,1の内面には、横向き突条2
0が形成されると共に、天井壁70の内面には、下向き突
条21が形成されており、下向き突条21,21間、横向き突
条20,20の先端間は、手摺笠木を支持するため後述する
手摺支持具の挿入間隙とされている。
図中5は、軟質あるいは半硬質の合成樹脂材等の柔軟
材料によって成形され笠木芯材2を被覆する被覆材であ
って、全体の柔軟性が均等となり、且つ成型時のヒケ等
が発生しないように、全体が略均等肉厚とされた略C字
状断面形状を具備する。
この被覆材5の内周面は、笠木芯材2の円弧面3,3,3,
3に添う円弧をなし、内周面上方には、笠木芯材2の天
井壁70の上面両外側に当接すべき当接突条50,50が突設
されている。又両下端には、笠木芯材2の両下縁部1,1
の外周を覆うように係合される係止条4,4が形成されて
いる。
被覆材5の笠木芯材2への装着は、該被覆材5を適温
に加熱して全体の柔軟性を向上させた後、係止条4,4間
の間隔を押し広げ、該係止条4,4を笠木芯材2の下縁部
1,1に係合させることにより行われるが、笠木芯材2の
各厚肉部の外面には、上位の両厚肉部の外面では天井壁
70外端から同側の側壁8の外側面より外方に突出した位
置にかけて、又下位の両厚肉部の外面では下縁部1下方
から同側の側壁8の外側面より外方に突出し位置にかけ
て円弧面3,3,3,3が形成されており、これに対して、笠
木芯材2の各円弧面3,3,3,3に添う内周面と、該内周面
に突設され笠木芯材の天井壁70上面両外側に当接すべき
両当接突条50,50とを有する被覆材5が被覆されるの
で、両当接突条50,50間に於ける被覆材5内周面と天井
壁70上面との間、及び手摺断面の左右に於いて被覆材5
内周面とこれと対向する円弧面3,3間に於ける側壁8外
側との間には間隙が形成される結果、笠木芯材2に被覆
材5を装着する際に、これらの空隙を利用して円弧状を
なす被覆材5の一部を一時的に直線上に変形させて係止
条4の部分を下位に向け変位させることにより、笠木芯
材2の両下縁部1,1外周への被覆材5の係止条4の係合
操作を容易に遂行することできる。更に、被覆材5内周
面に於いて、笠木芯材2の両側壁8,8に対応する部位や
天井壁70に対応する部位に凹凸条51を刻設しておけば、
被覆材5の変形をより容易に行いうるので、装着作業の
作業性を向上させると共に、被覆材5の笠木芯材2への
装着後の収りを良好にすることができる。
本考案の特徴として、第2図及び第4図に図示される
ような、通路壁面あるいは踊場を含む階段の側面に沿っ
て設置される手摺に使用される屈曲した手摺笠木を支障
なく加工して容易に提供できる点が挙げられる。
このような屈曲した手摺笠木を得るために、手摺笠木
の支持体である笠木芯材2にベンダーマシン等による曲
げ加工を施すが、笠木芯材2には、その後、笠木芯材2
の断面形状に対応してその形状が設計された被覆材5の
装着や、壁面への取付金具の取付を行わなければならな
いことや、又笠木芯材2の所期の力学的特性を発揮させ
る必要性があることから、曲げ加工による笠木芯材2の
断面形状の崩れを最小にしなければならない。
本考案の手摺笠木では、その笠木芯材2が、天井壁70
とその両端から垂下する両側壁8,8とを有し、天井壁70
と両側壁8,8との両交差部および両側壁8,8の両下縁部1,
1は厚肉に形成されているから、曲げ加工時に最大の軸
方向力が加わる笠木芯材の四隅部が厚肉によって補強さ
れ、いずれの方向への曲げ加工でも加工による断面形状
の崩れを最小限に止めることができる上、被覆材5を当
接して支持する笠木芯材2に於ける四隅部の円弧面3,3,
3,3はすべて変形の少ない厚肉部の外面に形成されてい
て、曲げ加工による位置ズレは生じないから、所定断面
に設計された被覆材5を装着することができる。従来提
案に見るように、笠木芯材の周囲に自由端が突出するよ
うな被覆材当接用の突出片は皆無であり、このような突
出片の曲げ加工による変形は基より存在しない。
尚略コ字状断面に形成されている笠木芯材2は、例え
ばベンダーマシン等を使用して曲げ加工行う際には、マ
ンドレルの挿入及び抜出しが容易であるから曲率の小さ
な曲げ加工を行うことができる。
本考案の手摺笠木は、その笠木芯材2が、天井壁70と
その両端から垂下する両側壁8,8とを有し、天井壁70と
両側壁8,8との両交差部および両側壁8,8の両下縁部1,1
は厚肉に形成されているから、手摺完成後に手摺に加わ
る各方向からの曲げ応力等に対しても、大きい断面係数
を有することによって充分な耐力を保有し強固な手摺を
得ることができると共に、手摺笠木の屈曲部に於いても
笠木芯材の断面形状が維持できるので、手摺笠木屈曲部
における断面変形に伴う力学的欠陥が生じない。
笠木芯材2の両下縁部1,1外周に被覆材5の両係止条
4,4係合されると、笠木芯材2は外部に露出しない状態
で被覆材5により被覆されるので外観が優美であると同
時に利用者に対して危険をもたらすことがない。
被覆材5は、その内周面が当接される笠木芯材2の4
隅部に形成された円弧面3,3,3,3、被覆材5の両当接突
条50,50が当接する笠木芯材2の天井壁70、及び被覆材
5の両係止条4,4が係合される笠木芯材の両下縁部1,1に
よって安定的に支持され、装着後のずれや回転等が効果
的に防止される。被覆材5に突設された両当接突条50,5
0は捩れに対する抵抗力を高め、又被覆材5装着時に形
成される前記空隙は手摺のクッション性を向上させる。
第2図及び第3図は、以上のように形成される手摺笠
木を壁面に沿って設置した状態を示すもので、該笠木
は、壁面9に固定された手摺支持具90により固定されて
いる。
この手摺支持具90は、前記手摺笠木2の下端に形成さ
れる挿入溝52に嵌合する手摺支持部92をその上端に形成
した手摺支持部材93と、壁面9側にアンカー94を使用し
て固定される座金部材95とを、該座金部材95の表面突出
部96に螺合するスペーサ97を介して連結して固定するよ
うに構成されており、スペーサ97の螺合寸法を調節する
ことにより、壁面9からの間隔を調節しつつ手摺笠木を
設置することができるようにされている。尚第3図にお
いて、98は手摺支持部材93を座金部材95に連結するため
の締結ネジ、99は手摺支持部材93の手摺支持部92に手摺
笠木を固定するためのビスを示す。笠木芯材2の側部に
形成される前記空隙はビス99のビス頭を収容する空間と
して役立つ。
第4図及び第5図は、本考案の手摺笠木を階段用手摺
として設置した状態を示すもので、この場合には手摺子
91の上端に、前述した手摺支持具90に於ける手摺支持部
材93の手摺支持部92と同様な手摺支持部92を形成してお
き、ビス99により手摺笠木が固定される。
[考案の効果] 本考案は、次のような効果を奏する。
A.その笠木芯材が、天井壁とその両端から垂下する両側
壁とを有し、該天井壁と両側壁との両交差部および両側
壁の両下縁部は厚肉に形成されているから、屈曲した手
摺笠木を得る目的で笠木芯材を曲げ加工した場合に、最
大の軸方向力が加わる笠木芯材の四隅部が厚肉によって
補強され、いずれの方向への曲げ加工でも加工による断
面形状の崩れを最小限に止めることができる上に、被覆
材を当接して支持する笠木芯材に於ける四隅部の円弧面
はすべて変形の少ない厚肉部の外面に形成されていて、
曲げ加工による位置ズレは生じないから、所定断面に設
計された被覆材が手摺笠木屈曲部で装着不能や装着困難
になることはなく、所期の収り状態に被覆材を装着する
ことができる。従来提案に見るように、笠木芯材の周囲
に自由端が突出するような被覆材当接用の突出片は皆無
であり、このような突出片の曲げ加工による変形は基よ
り存在しない。
B.このような断面を有する笠木芯材は、手摺完成後に手
摺に加わる各方向からの曲げ応力等に対しても、大きい
断面係数を有することから充分な耐力を保有し強固な手
摺を得ることができると共に、手摺笠木の屈曲部に於い
ても笠木芯材の断面形状が維持できるので、手摺笠木屈
曲部における断面変形に伴う力学的欠陥が生じない。
C.略コ字状断面に形成されている笠木芯材は、例えばベ
ンダーマシン等を使用して曲げ加工を行う際には、マン
ドレルの挿入及び抜出しが容易であるから曲率の小さな
曲げ加工を行うことができる。
D.笠木芯材の4隅の厚肉部の外面には、上位の該両厚肉
部の外面では該天井壁外端から同側の該側壁外側面より
外方に突出した位置にかけて、又下位の該両厚肉部の外
面では該下縁部下方から同側の該側壁外側面より外方に
突出した位置にかけて同一円の円周に添う円弧面が間隔
をおいて形成されており、これに笠木芯材の各円弧面に
添う内周面と該内周面から突設され笠木芯材の天井壁上
面両外側に当接すべき両当接突条とを有する被覆材が被
覆されるので、被覆材内周面と両当接突条間に於ける天
井壁上面との間、及び手摺断面の左右に於いて被覆材内
周面とこれに対向する円弧面間に於ける両側壁外面との
間には空隙が形成される結果、笠木芯材に被覆材を被覆
する際に、これらの空隙を利用して円弧状をなす被覆材
の一部を一時的に直線状に変形させて係止部分を下位に
向け変位させることにより、笠木芯材への被覆材の装着
操作を容易とすると共に、笠木芯材の両下縁部外周への
被覆材の係止条の係止操作を容易とすることができる。
E.かかる空隙は、手摺笠木を手摺支持具に固着する際
に、ネジ頭等の取付部材の収容空間としても役立つ。
F.笠木芯材の両下縁部外周に被覆材の両係止条が係合さ
れると、笠木芯材は外部に露出しない状態で被覆材によ
り被覆されるので、外観が優美であると同時に利用者に
対し危険をもたらすことがない。
G.被覆材は、その内周面が当接される笠木芯材の4隅部
に形成された円弧面、被覆材の両当接突条が当接する笠
木芯材の天井壁、及び被覆材の両係止条が係止される笠
木芯材の両下縁部によって安定的に支持され、装着後の
ずれや回転等が効果的に防止される。被覆材に突設され
た両当接突条は捩れに対する抵抗力を高め、又被覆材装
着時に形成される前記空隙は手摺のクッション性を向上
させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による手摺笠木を示す断面図、 第2図は壁面への固定状態を示す斜視図、 第3図は第2図に於ける手摺笠木支持部分の断面図、 第4図は階段手摺として使用した状態を示す斜視図、 第5図は第4図における手摺笠木支持部分の断面図、 第6図は従来提案例を示す断面図である。 1……下縁部 2……笠木芯材 3……円弧面 4……係止条 5……被覆材 8……側壁 50……当接突条 70……天井壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−105117(JP,U) 実開 昭54−115716(JP,U) 実開 平1−86895(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井壁とその両端から垂下する両側壁とを
    有し、該天井壁と該両側壁との両交差部および該両側壁
    の両下縁部は厚肉に形成され、上位の該両厚肉部の外面
    では該天井壁外端から同側の該側壁外側面より外方に突
    出した位置にかけて、又下位の該両厚肉部の外面では該
    下縁部下方から同側の該側壁外側面より外方に突出した
    位置にかけて同一円の円周に添う円弧面が4個所の該厚
    肉部外面のそれぞれに間隔をおいて形成された略コ字状
    断面を有する金属製笠木芯材と、該笠木芯材の各円弧面
    に添う内周面と該内周面から突設された該笠木芯材の天
    井壁上面両外側に当接すべき両当接突条とを有すると共
    に、該笠木芯材の両下縁部外周に係合すべき係止条をそ
    の両下端に有する略C字状断面の柔軟材料製被覆材とよ
    りなり、該笠木芯材に対し、該被覆材はその両当接突条
    が該笠木芯材の天井壁上面両外側に当接され、その内周
    面が該笠木芯材の各円弧面に当接されると共に、その両
    係止条が該笠木芯材の両下縁部を覆うように係止され
    て、該被覆材内周面と該天井壁上面との間及び該被覆材
    内周面と該両側壁外側面との間には空隙が介在された状
    態で該笠木芯材が該被覆材により被覆されていることを
    特徴とする手摺笠木。
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