JPS5838098Y2 - 階段のすべり止め金具 - Google Patents

階段のすべり止め金具

Info

Publication number
JPS5838098Y2
JPS5838098Y2 JP1979101067U JP10106779U JPS5838098Y2 JP S5838098 Y2 JPS5838098 Y2 JP S5838098Y2 JP 1979101067 U JP1979101067 U JP 1979101067U JP 10106779 U JP10106779 U JP 10106779U JP S5838098 Y2 JPS5838098 Y2 JP S5838098Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
slip
soft
stairs
slip body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979101067U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5619634U (ja
Inventor
益夫 上西
Original Assignee
上西建装株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 上西建装株式会社 filed Critical 上西建装株式会社
Priority to JP1979101067U priority Critical patent/JPS5838098Y2/ja
Publication of JPS5619634U publication Critical patent/JPS5619634U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5838098Y2 publication Critical patent/JPS5838098Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は階段の踏面に取付けるすべり止め金具に関す
る。
現在、最も一般的に使用されている階段のすべり止め金
具は、大別すると、いわゆる次の二種になる。
一つはすべり止め体を嵌込式にしたもの、他の一つは溶
着式にしたものであるが、何れも一長一短があって満足
のいくものではながった。
すなわちすべり止め体嵌込式は、第6図に示すように、
階段の踏面A端部にビスCなどにより固定した金属製金
具本体10′の上部のアリ溝形凹溝13′に、帯板状に
成形されたすべり止め体20′を嵌め込むようにしたも
ので、すべり止め体の嵌め込みに際しては、金具本体の
長さ方向の側端よりすべり止め体を押入しながら途中を
ドライバーなどでこねたりして嵌め込んでおり、非面に
嵌め込みにくいものであった。
そのためすべり止め体を温湯で加温して軟化させておい
て押入するようにしているが、すべり止め体は軟質合成
樹脂製であるので、冷却されると収縮し、特に夏期に嵌
め込んだものは冬期には大きく収縮することになり、金
具本体の長さ方向の両端個所において凹溝が露出したり
、すべり止め体の長さ方向側端と凹溝側壁との間に隙間
ができたりし、昇降の際にヒールが引掛って転倒する危
険があるばかりでなく、すべり止め体が凹溝より外れや
すく、安全性において問題があった。
しかも上記の場合、夏期には逆にすべり止め体が伸長し
、金具本体の長さ方向の両端個所においてすべり止め体
が盛り上り、非常に体裁が悪い。
また上記の場合、収縮しても外れなくするために、第7
図のように、金具本体10′の凹溝13′底部に断面ア
リ形の突条16′を金具本体10′の長さ方向に設け、
一方すべり止め体20′には突条16′の係合するアリ
溝形の凹部23′を設けることが試みられているが、す
べり止め体20′の嵌め込みが一層困難となるのは免れ
ない。
また溶着式は、金具本体10’の凹溝13′に、溶融し
た硬質合成樹脂を流し込んで固化させ、金具本体10′
とすべり止め体20′とを一体にしてなるもので、上記
の嵌込式のようなすべり止め体の伸縮の問題は生じない
が、階段への施工方法に制約を受ける難点がある。
すなわちすべり止め体が金具本体に固着されているので
、階段にビス止めするには、第8図のようにビスCをす
べり止め体と金具本体とを貫通して打込んで固定する以
外にはなく、ビス頭がすべり止め体表面に露出し体裁が
悪く、特にすべり止め体と色違いのビスを用いた場合、
目立ちやすい。
そこで通常は接着剤を使って階段に固着しているが、剥
離しやすく、安全面で問題があった。
この考案はこのような点にかんがみ、上記した従来の両
方式の欠点を共に解決するとともに、両者の長所のみを
生かすようになしたもので、以下にその実施例を図によ
りながら説明する。
10はアルミニウム、ステンレススチール、真鍮などの
金属にて成形された棒状の金具本体で、下部は階段の踏
面A端部への取付部11としており、金具本体10の先
端側には蹴上げ面Bへの接当片12が垂設されているが
、この接当片12は設けないで実施する場合もある。
13は金具本体10の上面にその長さ方向に形成された
凹溝で、この凹溝13に帯板状に成形された合成樹脂製
のすべり止め体20が嵌合されている。
すべり止め体20は幅方向のほぼ半部が硬質の硬質部2
1.残余の半部が軟質の軟質部22で構成されこの軟質
部22が硬質部21に折曲自在に連結されてなるもので
あり、硬質部21は凹溝13内に長さ方向に沿って固着
され、軟質部22は硬質部21との境界部25において
折曲することにより凹溝13に対して嵌脱自在となって
いる。
そして軟質部22の嵌合位置を踏面Aへのビス等の打込
部14とし、この打込部14にビス等の貫挿孔15を設
けている。
凹溝13に対する硬質部21の固着手段は、図の場合、
凹溝13底部に長さ方向のアリ形凸部16を設けるとと
もに、凹溝13側壁には横方向に凹陥部17を長さ方向
に設け、一方硬質部21底部には凸部16の嵌合するア
リ溝形凹部23を設け、この凹部23と凸部16とをア
リ溝嵌合するとともに、硬質部21の側端を凹陥部17
に嵌入することによって固着している。
また凹溝13に対する軟質部22の係止手段は、図の場
合、凹溝13側壁を上部はど内方へ突出するよう斜状に
形成するとともに、軟質部22の長さ方向側端を同様な
傾斜に形成して、軟質部22を凹溝13に嵌合したとき
軟質部22側端が凹溝13側壁に係止されるようにして
いる(第3図参照)。
すべり止め体20における軟質部22の肉厚は硬質部2
1の肉厚より薄く形成するほか、同一厚みに形成しても
よく、この場合、第4図に示すように貫通孔15の位置
する個所にビス等の頭部を嵌入する窪み24を設けると
軟質部22の嵌め込みに際しビス等の頭部が邪魔になら
ず、また、窪み24の個所において軟質部22が屈曲し
易くなり凹溝13への嵌め込みが容易に行なえる。
硬質部21と軟質部22との境界部25は表裏の何れか
に溝26を設けて軟質部22を境界部25より折曲しや
すくしている。
すべり止め体20は成形した自然状態では通常、第1図
および第2図に示すように境界部25より軟質部22が
斜上向きとなるよう形成するとよく、このほか第5図の
ように境界部25より折曲された二つ折りに形成して実
施してもよく、上記のように形成するときは、ビス等の
打込み作業が行ないやすい。
この考案のすべり止め金具の製造に際しては、金具本体
10とすべり止め体20とを同時成形して形成するほか
、別々に成形したのち、すべり止め体20を金具本体1
0の凹溝13に挿入して形成してもよく、この場合、凹
溝13への挿入は、製造工程にて行なうもので、施工現
場では挿入作業はしない。
またすべり止め体20の成形に際しては、硬質部21と
軟質部22とを同時成形にて一体に形成するほか、凹溝
13の硬質部21嵌合位置に溶融した樹脂を流し込んで
固化させ、この硬質部21に別に成形した軟質部22を
接合することにより形成してもよい。
この考案は上記の構成よりなるもので、施工するには、
第3図に示すように階段の踏面A端部に金具本体10の
取付部11を載置し、軟質部22を硬質部21側へ折返
しておいて、貫通孔15よりビスCをネジ込んで踏面A
に金具本体10を固定し、その後、軟質部22を凹溝1
3に嵌着すればよい。
以上説明したようにこの考案によると、すべり止め体2
0は、その幅方向の一部を硬質に形成し、残余の部分を
軟質に形成するとともに、硬質部21を凹溝13内に固
着したので、軟質部22の伸縮が硬質部21により規制
されることになり、従来の嵌込式のような伸縮に伴なう
弊害を解消できる。
しかも施工の際は軟質部22を凹溝13より外すことに
より、ビス等にて金具本体10を固定できるので、確実
な固定ができ、従来の溶着式のもののように金具本体が
剥離することがないばかりでなく、ビス等により固定後
、軟質部22を凹溝13に嵌着することにより、ビス等
の頭部が露出することがないから、体裁を損なうことが
なく、また、靴を履かずに昇降する屋内の階段に取付け
た場合にも靴下等が引掛かって破れたりつまづいたりす
る虞れがなくなる。
したがってこの考案によると、すべり止め金具を確実に
階段の踏面に固定でき、またすべり止め体が金具本体よ
り外れたりすることがないから、安全性にすぐれるとと
もに、体裁よく踏面に固定して使用で゛きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す分解斜視図、第2図は
拡大断面図、第3図は降段の踏面に取付けた状態の断面
図、第4図および第5図はこの考案の他の実施例を示す
断面図、第6図〜第8図は従来品の断面図である。 10・・・・・・金具本体、]1・・・・・・取付部、
13・・・・・・凹溝、14・・・・・・ビス等の打込
部、20・・・・・・すべり止め体、21・・・・・・
硬質部、22・・・・・・軟質部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棒状の金具本体10の上面に長さ方向に凹溝13を形成
    し、この凹溝13に帯板状のすべり止め体20を嵌め込
    んでなる階段のすべり止め金具において、上記すべり止
    め体20はその幅方向の一定幅が硬質に形成され残余の
    部分が軟質に形成されこの軟質部22が硬質部21に対
    して折曲自在に連結されてなり、このすべり止め体20
    の硬質部21を凹溝13内に長さ方向に沿って固着し、
    軟質部22を凹溝13に対して嵌脱自在にしたことを特
    徴とする階段のすべり止め金具。
JP1979101067U 1979-07-20 1979-07-20 階段のすべり止め金具 Expired JPS5838098Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979101067U JPS5838098Y2 (ja) 1979-07-20 1979-07-20 階段のすべり止め金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979101067U JPS5838098Y2 (ja) 1979-07-20 1979-07-20 階段のすべり止め金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5619634U JPS5619634U (ja) 1981-02-20
JPS5838098Y2 true JPS5838098Y2 (ja) 1983-08-29

Family

ID=29333795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979101067U Expired JPS5838098Y2 (ja) 1979-07-20 1979-07-20 階段のすべり止め金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5838098Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51142293A (en) * 1975-03-27 1976-12-07 Stiftelsen Inst Mikrovags Article recorder

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51142293A (en) * 1975-03-27 1976-12-07 Stiftelsen Inst Mikrovags Article recorder

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5619634U (ja) 1981-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120174325A1 (en) Modular bicycle gutter
US2881485A (en) Stair carpet nosing
US11933106B2 (en) Ladder, foot and method
JPS5838098Y2 (ja) 階段のすべり止め金具
CA2064305A1 (en) Supported returned stair tread with moisture-compensating joint and method for making same
JP2508228Y2 (ja) 手摺笠木
JPS6123153Y2 (ja)
JP2544942Y2 (ja) 階段等手摺笠木・胴縁接合端用屈曲ジョイントクリッパー
JP2933217B1 (ja) マンホ―ル等用足掛具の取付装置
JPS5920497Y2 (ja) 階段側桁装置
JP2004143831A (ja) 手摺りブラケットのカバー
JPH0223667Y2 (ja)
JPS6033247Y2 (ja) 建物用すべり止め
JP2000110329A (ja) 段差解消材
JPS6113637Y2 (ja)
JPH034653Y2 (ja)
JPH0211544Y2 (ja)
JPH0326831Y2 (ja)
JP3087778U (ja) 建物用すべり止め
JPS6123155Y2 (ja)
JP4476448B2 (ja) 段鼻装飾材
JPS60102336U (ja) 階段用段板
JPS5834177Y2 (ja) 階段の滑止金具
JPS6123152Y2 (ja)
JPS6213461B2 (ja)