JP2602778Y2 - 目地材のコーナ部構造 - Google Patents

目地材のコーナ部構造

Info

Publication number
JP2602778Y2
JP2602778Y2 JP1993068760U JP6876093U JP2602778Y2 JP 2602778 Y2 JP2602778 Y2 JP 2602778Y2 JP 1993068760 U JP1993068760 U JP 1993068760U JP 6876093 U JP6876093 U JP 6876093U JP 2602778 Y2 JP2602778 Y2 JP 2602778Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint material
corner
rib
groove
cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993068760U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0738406U (ja
Inventor
良三 澤西
Original Assignee
アーキヤマデ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アーキヤマデ株式会社 filed Critical アーキヤマデ株式会社
Priority to JP1993068760U priority Critical patent/JP2602778Y2/ja
Publication of JPH0738406U publication Critical patent/JPH0738406U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2602778Y2 publication Critical patent/JP2602778Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、屋上等のスラブ上面
に防水層、断熱層等を設け、それらの上面に押えコンク
リートを打設する際のその押えコンクリートの目地材の
コーナ部構造、とくにそのコーナ部の目地材又はそのキ
ャップの支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】屋上等のスラブ上面には防
水処理をした後、又は断熱層をさらに設けた後、押えコ
ンクリートBを打設する。この打設時、図9に示すよう
に、目地材1はその打設面S上に碁盤目状に設ける。こ
のとき、図11に示すように、目地材1のキャップ2に
脚3を設けて、目地材1の浮き及びズレを防止する場合
がある。
【0003】この場合、従来、目地材1のコーナ部(図
9、符号P参照)において、突き当たる両目地材1のキ
ャップ2にそれぞれ脚3を設けたのでは、両脚3が干渉
する、などの理由により、脚3によって目地材1を支持
できないため、モルタル等を盛って(モルタルダンゴに
より)固定している。しかし、この作業は煩わしい。
【0004】また、実公平3−12100号公報には、
図10、図11に示すように、突き当たる両キャップ
2、2をそのリブ12、12にコーナ部材15を嵌めて
一体にする技術が開示されている。この技術は、単純な
嵌め込みのため、作業性はよい。しかし、その嵌合が上
下方向のため、その嵌合時、目地材1(キャップ2)が
浮いたりして動き、高さがずれる恐れがあり、目地材1
(キャップ2)を手でしっかり押えておく必要があり、
作業性が悪い。
【0005】この考案は、以上のような実情の下、コー
ナ部において、モルタル盛りをすることなく、コーナ部
材でもって、突き当たる目地材(キャップ)相互が動く
ことなく、両者を容易に一体にし得るようにすることを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この考案においては、屋上等のスラブ上面に、押え
コンクリート用目地材を碁盤目状に固定し、この目地材
上部にキャップを被せたそのキャップ部の突き当たるキ
ャップ間にコーナ部材を設けた目地材のコーナ部構造で
あって、下記の点〜を成した構成としたのである。
【0007】 上記コーナ部におけるキャップ側面に
その長さ方向のリブ又は溝を設ける。
【0008】 上記コーナ部材は、その両側に上記リ
ブ又は溝に嵌まる溝又はリブを形成した嵌合部を有す
る。
【0009】 上記リブの先端縁に上下方向のフラン
ジ、上記溝開口縁に内側に向く上下方向のフランジをそ
れぞれ設け、その両フランジの相互の対向面は少なくと
も一方が上下方向の傾斜面となっている。
【0010】また、屋上等のスラブ上面に固定した押え
コンクリート用目地材を碁盤目状に固定し、そのコーナ
部に突き当たる目地材間にコーナ部材を設けた目地材の
コーナ部構造であって、下記の点〜を成した構成と
したのである。
【0011】 上記コーナ部における目地材側面にそ
の長さ方向のリブ又は溝を設ける。
【0012】 上記コーナ部材は、その両側に上記リ
ブ又は溝に嵌まる溝又はリブを形成した嵌合部を有す
る。
【0013】 上記リブの先端縁に上下方向のフラン
ジ、上記溝開口縁に内側に向く上下方向のフランジをそ
れぞれ設け、その両フランジの相互の対向面は少なくと
も一方が上下方向の傾斜面となっている。
【0014】
【作用】このように構成するこの考案は、目地材同士の
突き当たり部のコーナ部において、その両目地材又は両
キャップのリブ又は溝にコーナ部材の嵌合部を当てが
い、目地材(キャップ)をその上面から手ではさみなが
ら、コーナ部材を親指で水平に押せば、フランジ対向面
の傾斜に沿ってリブが溝内に入って一体となり、このコ
ーナ部材によって、突き当たる目地材の支持がなされ
る。
【0015】
【効果】この考案は以上のように構成し、上記作用を成
し得るため、下記の効果を発揮する。
【0016】手の指による水平方向の押し込みで、コ
ーナ部において、突き当たる目地材(キャップ)を一体
にし得るため、目地材(キャップ)には上下方向の力が
極力加わらず、目地材の高さがずれる恐れは少ない。こ
のため、作業性が向上する。
【0017】
【実施例】図1に示すように、目地材1は、ゴム、スポ
ンジなどの長尺物であり、発泡スチロール等の弾力性の
ある材料のベース1’に嵌められる。このベース1’へ
の目地材1の嵌め込み量で、目地材1の高さを調節す
る。各目地材1には、柔軟性樹脂からなるキャップ2を
被せ、このキャップ2の側面にはその長さ方向全長にリ
ブ2aが形成されている。このリブ2aの先端にはフラ
ンジ2bが形成され、このフランジ2bの前面は傾斜面
2cとなっている。リブ2aは複数条とし得る。
【0018】キャップ2の適宜箇所には脚3を取付け
る。脚3は、上端にT字状の溝3aを形成した嵌合部、
下端に固定部3bを有しており、目地材1の高さを調節
したのち、リブ2aに嵌合部(溝3a)を嵌め、固定部
3bを断熱層Aにピン4により固定して、キャップ2
(目地材1)を脚3により支持する。目地材1の高さは
キャップ2の高さとなるため、その高さはキャップ2の
目地材への嵌合度合で調節し得る。
【0019】各目地材1のコーナ部Pには図2に示すコ
ーナ部材5を設ける。このコーナ部材5は、直角二等辺
三角形の頂角をカットし、その隣接辺にコ字状の嵌合部
を設けて、この嵌合部に断面T字状の溝5aを形成した
ものである。このコーナ部材5の頂角の角度は直角に限
らず、コーナ部Pの角度に合わされる。コーナ部材5は
樹脂・金属などの一体成形品とする。
【0020】コーナ部材5の嵌合部の溝5aの開口縁に
は内側に向く上下方向のフランジ5bが形成され、その
前面は上下方向の傾斜面5cとなっている。図3鎖線に
示すように、リブ2aに溝5aを当てがって、コーナ部
材5を押すと、傾斜面5cに沿ってリブ2aに溝5aが
入って実線のごとく嵌合部がリブ2aと一体となり、コ
ーナ部材5によって、突き当たる両目地材1(キャップ
2)が一体化される。
【0021】コーナ部材5は図4に示す形状のものとす
ることができ、このもの5は、図5に示すように、2つ
のリブ2a、2aに嵌まり、この嵌合時、嵌合部の背面
5dが広いため、この背面5dに指を当ててコーナ部材
5を押さえ易い。
【0022】前記各実施例は、目地材1をキャップ2を
介して脚3で支持したが、図6に示すように、目地材1
を直接に脚3でもって支持する構造においてもこの考案
は採用し得る。このものの場合、目地材1の高さ調整は
ベース1’への目地材1の嵌め度合で行い、目地材1は
アルミニウム等の金属の引き抜き成形品、樹脂成形品を
採用し得る。
【0023】目地材1又はキャップ2とコーナ部材5の
嵌合構造は、図7に示すように、目地材1(キャップ
2)側を溝1a’(2a’)、コーナ部材5側をリブ5
a’とし得る。傾斜面2c、5cは、リブ2a、1a、
5a’又は溝5a、1a’、2a’のフランジ1b、1
b’、2b、2b’、5b、5b’のどちらか一方が有
すればよい。傾斜面2c、5cは曲面、平面のいずれで
もよい。
【0024】キャップ2の支持は、図8に示すようにピ
ン6をリブ2aに嵌めて目地材1に挿し込むことによっ
ても行うことができ、この場合、脚3は除去し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の部分斜視図
【図2】同実施例のコーナ部材の斜視図
【図3】図1の要部拡大断面図
【図4】他の実施例のコーナ部材の斜視図
【図5】同実施例の作用説明用要部拡大断面図
【図6】他の実施例の断面図
【図7】他の実施例の要部拡大断面図
【図8】他の実施例を示し、(a)は斜視図、(b)は
要部断面図
【図9】目地材施工説明図
【図10】(a)、(b)は従来のコーナ部材の各例の
斜視図
【図11】図10(a)の従来例の取付け状態斜視図
【符号の説明】
1 目地材 2 キャップ 2a、1a、5a’ リブ 1b、1b’、2b、2b’、5b、5b’ フランジ 3 脚 3a 溝(嵌合部) 4 ピン 5 コーナ部材 5a、1a’、2a’ 溝 6 ピン A 断熱層 B コンクリート層

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋上等のスラブ上面に、押えコンクリー
    トB用目地材1を碁盤目状に固定し、この目地材1上部
    にキャップ2を被せたそのコーナ部の突き当たるキャッ
    プ間にコーナ部材を設けた目地材のコーナ部構造であっ
    て、下記の点〜を特徴とするもの。 上記コーナ部におけるキャップ2側面にその長さ方
    向のリブ2a又は溝2a’を設ける。 上記コーナ部材5は、その両側に上記リブ2a又は
    溝2a’に嵌まる溝5a又はリブ5a’を形成した嵌合
    部を有する。 上記リブ2a、5a’の先端縁に上下方向のフラン
    ジ2b、5b’、上記溝2a’、5a開口縁に内側に向
    く上下方向のフランジ2b’、5bをそれぞれ設け、そ
    の両フランジ2b、5b’、2b’、5bの相互の対向
    面は少なくとも一方が上下方向の傾斜面2c、5cとな
    っている。
  2. 【請求項2】 屋上等のスラブ上面に固定した押えコン
    クリート用目地材を碁盤目状に固定し、そのコーナ部の
    突き当たる目地材1間にコーナ部材5を設けた目地材の
    コーナ部構造であって、下記の点〜を特徴とするも
    の。 上記コーナ部における目地材1側面にその長さ方向
    のリブ1a又は溝1a’を設ける。 上記コーナ部材5は、その両側に上記リブ1a又は
    溝1a’に嵌まる溝5a又はリブ5a’を形成した嵌合
    部を有する。 上記リブ1a、5a’の先端縁に上下方向のフラン
    ジ1b、5b’、上記溝1a’、5a開口縁に内側に向
    く上下方向のフランジ1b’、5bをそれぞれ設け、そ
    の両フランジ1b、5b’、1b’、5bの相互の対向
    面は少なくとも一方が上下方向の傾斜面2c、5cとな
    っている。
JP1993068760U 1993-12-24 1993-12-24 目地材のコーナ部構造 Expired - Fee Related JP2602778Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993068760U JP2602778Y2 (ja) 1993-12-24 1993-12-24 目地材のコーナ部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993068760U JP2602778Y2 (ja) 1993-12-24 1993-12-24 目地材のコーナ部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0738406U JPH0738406U (ja) 1995-07-14
JP2602778Y2 true JP2602778Y2 (ja) 2000-01-24

Family

ID=13383032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993068760U Expired - Fee Related JP2602778Y2 (ja) 1993-12-24 1993-12-24 目地材のコーナ部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2602778Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0738406U (ja) 1995-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2602778Y2 (ja) 目地材のコーナ部構造
JPH0721892U (ja) 目地材の支持構造
JP3388073B2 (ja) 目地材の支持構造及びそれに係る脚
JP3047320B2 (ja) 建築用外装材及び建築物の外装構造
JPH0623466B2 (ja) 屋根継手構造
JPH0133711Y2 (ja)
JP4063720B2 (ja) 目地材
JP2540720B2 (ja) 縦葺き屋根用吊子とこの吊子を用いた屋根構造
JP2522754B2 (ja) 化粧キャップ
JPH0631036Y2 (ja) 目地材
JPH0311286Y2 (ja)
JPS6236906Y2 (ja)
JPS6123160Y2 (ja)
JP3150292B2 (ja) 目地材
JPH0322403Y2 (ja)
JPS6033235Y2 (ja) 隅棟用の瓦敷ベ−ス
JP2603915Y2 (ja) 目地材用キャップの支持構造
JPH07113251B2 (ja) 瓦の接続構造
JPS6129870Y2 (ja)
JPH07238661A (ja) 床パネル
JPH0139642Y2 (ja)
JP3065955B2 (ja) 縦葺き外装材及び縦葺き外装構造
JPS6024831Y2 (ja) 床板の端部仕舞装置
JPS5919053Y2 (ja) 金属成形かわらを用いた屋根構造
JP3626396B2 (ja) 建物の屋根における瓦同士の固定装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees