JPH0623466B2 - 屋根継手構造 - Google Patents

屋根継手構造

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JPH0623466B2
JPH0623466B2 JP29083385A JP29083385A JPH0623466B2 JP H0623466 B2 JPH0623466 B2 JP H0623466B2 JP 29083385 A JP29083385 A JP 29083385A JP 29083385 A JP29083385 A JP 29083385A JP H0623466 B2 JPH0623466 B2 JP H0623466B2
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roof
plate
roof plate
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bulge
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JP29083385A
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寛 竹森
良雄 遠藤
康博 鈴木
敏彦 山口
喜資 堀崎
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Sanko Metal Industrial Co Ltd
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Sanko Metal Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、同一断面形状の上部屋根板と下部屋根板との
継手箇所を簡易かつ水密的に施工でき、その外観も瓦屋
根的な雰囲気を出すことができる屋根継手構造に関す
る。
〔従来の技術及びその問題点等〕
従来より、金属製の瓦棒葺屋根が種々存在しているが、
その上部屋根板と下部屋根板とを水密的に接続するに
は、構成が複雑で、施工が面倒となるばかりでなく、施
工費が嵩む等の問題点があるし、さらには、その葺成パ
タンが一定であるため、外観上変化に乏しく、審美性に
欠けていた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明は、前記問題点等を解決すべく鋭意,研究
を重ねた結果、本発明を、主板の幅方向両側に立上り部
を形成し、この両立上り部の上端に連結部を設けた上部
屋根板の水下側の主板端より外方に突出するように,円
弧状の外面側膨出部を設けたものと、その上部屋根板と
略同一断面形状の下部屋根板の水上側の主板上に,前記
外面側膨出部に対応する円弧状の内面側膨出部を形成
し、この内面側膨出部の周縁に溝を設けたものとを備
え、その下部屋根板の内面側膨出部に上部屋根板の外面
側膨出部を重合した屋根継手構造としたことにより、同
一断面形状の上部屋根と下部屋根の継手箇所を簡易かつ
水密的に施工でき、その外観も瓦屋根的な雰囲気を出す
ことができ、前記の問題点を解決したものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第8図に基づいて説
明する。
Aは金属製の上部屋根板であって、主板1の幅方向両側
に立上り部2,2が屈曲形成され、この両立上り部2,
2の上端より連結部3,3が形成されている。連結部3
の実施例としては、立上り部2の上端より内方に略水平
状等の頂部3aが形成され、この頂部3aの内側端より
下方に側部3bが屈曲形成され、この側部3bの下端よ
り前記頂部3a側に弧状に屈曲した折返し縁3cが一体
形成されている(第4図参照)。
連結部3の別の実施例としては、上記実施例の頂部3a
のみを立上り部2の上端より内方に形成したものがある
(第8図参照)。
上部屋根板Aの水下側の主板1の端より外方に突出する
ように,円弧状の外面側膨出部4が一体形成されている
(第4図参照)。具体的には、その主板1の水下側端よ
り外方に円弧状に突出するように頂辺4aが主板1と一
体形成されている。その頂辺4aは主板1に対して僅か
に上方に傾斜している(第3図参照)。その頂変4aの
外周には、下向きに側辺4bが形成されている。この側
辺4bの縦幅は、主板1の水下側端縁に向かうに従って
次第に小さくなっている(第4図参照)。
Bは金属製の下部屋根板であって、その形状は、前記上
部屋根板Aと同一断面形状に形成されている。即ち、主
板5の幅方向両側に立上り部6,6屈曲形成されてお
り、その両立上り部6,6の上端に連結部7,7が屈曲
形成されている。
この連結部7の実施例は、上部屋根板Aと同様であり、
立上り部6の上端より内方に略水平状等の頂部7aが形
成され、この頂部7aの内側端より下方に側部7bが屈
曲形成され、この側部7bの下端より前記頂部7a側に
弧状に屈曲した折返し縁7cが一体形成されている(第
4図参照)。
また、上部屋根板Aと同様に下部屋根板Bの連結部7の
別の実施例は、頂部7aを立上り部6の上端より内方に
形成したものである(第4図参照)。
ここで、上部屋根板Aと下部屋根板Bの概念は、その継
手箇所において上側及び下側の位置に施工される位置関
係をいう(第2図乃至第4図参照)。従って、本発明に
おける上部屋根板Aと下部屋根板Bは、上下の位置関係
を示すものであるから、第1図に示すように、本発明の
屋根継手構造を有する屋根では、上下方向に隣接する屋
根板の上側のものが上部屋根板A、下側のものが下部屋
根板Bとなる(第2図,第4図参照)。
この下部屋根板Bの水上側の主板5上に、前記外面側膨
出部44に対応するように内面側膨出部8が一体形成さ
れている(第4図参照)。この内面側膨出部8は具体的
には、主板5の水上側端縁より主板5の幅方向両側から
内方に向かって円弧状に膨出形成されたものであり、前
記外面側膨出部4と略同形状に形成されている。
その内面側膨出部8も頂辺8aと側辺8bから形成され
ている。この側辺8bの縦幅は、主板5の水上側端縁で
主板5と略同一面上にあり、主板5の中心に向かって、
次第に高くなるように形成されている(第4図参照)。
さらに、内面側膨出部8の頂辺8a上の円弧状周辺に沿
って溝8cが形成されている。この溝8cは、円弧状周
辺に沿って連続的に形成されていたり(第4図参照)、
その内面側膨出部8の中央で溝8cが分割されている場
合がある(第5図参照)、また、下部屋根板Bの水上側
の立上り部6の僅かの箇所(下部屋根板Bに上部屋根板
Aが重合する箇所)において、その上端に連結部7が設
けられていない(第4図,第5図参照)。
さらに、その連結部7の設けられていない立上り部6に
は外方に突出するように、縦溝部6aが形成されている
(第4図,第5図参照)。
また、上部屋根板Aの主板1及び下部屋根板Bの主板5
の長手方向中間には、外面側膨出部4又は内面側膨出部
8と略同形状の,円弧状膨出部9が適宜の間隔をおいて
形成されることもある(第5図参照)。さらに外面側膨
出部4内面側膨出部8円弧状膨出部9の表面(外面側膨
出部4にあっては頂辺4a,内面側膨出部8にあっては
頂辺8aのこと)に波形の成形を施すこともある(第5
図参照)。
また、上部屋根板A及び下部屋根板Bは施工の上下関係
によって付けられた呼称であり、実際には、第5図に示
すように、単位屋根板の水下側に外面側膨出部4が、水
上側に内面側膨出部8が夫々形成されることが多い。
図中10は横梁又は母屋等の構造材、11は木毛板,発
泡合成樹脂,ロックウール等の下地材であり、構造材1
0上に敷設されている。
まず、下地材11上に(構造材10上に下地材11が敷
設されていない場合は、構造材10上に)下部屋根板B
が載置され、吊子等によって固着される。次に上部屋根
板Aの水下側が下部屋根板Bの水上側に載置され、下部
屋根板Bの内面側膨出部8上に外面側膨出部4が重合さ
れる(第3図参照)。このとき、内面側膨出部8の溝8
c及び立上り部6の突出条6aにシール材12を挿入し
ておくこともある(第3図参照)。その上部屋根板Aも
吊子等によって構造材10又は下地材11上に固着され
る。これらを順次繰り返して、屋根の上下方向が施工さ
れる。
次に、屋根の幅方向に隣接する上部屋根板A,A同士又
は下部屋根板B,B同士の継手箇所について説明する。
この場合上記横方向に隣接する上部屋根板A,A及び下
部屋根板B,Bの連結箇所は全く同じ構造であるので、
上部屋根板A,Aについて述べると、まず、上部屋根板
A,Aの対向する立上り部2,2が当接され、次いでこ
の両立上り部2,2の上端の連結部3,3にキャップ材
13が被嵌される。キャップ材13は具体的には、断面
略門形状の冠状部13aの両側端より内包に嵌合折返し
縁13b,13bが屈曲形成されたものである(第6図
参照)。キャップ材13は、頂部3a側部6b折返し縁
3cにて構成された連結部3に使用される。即ち、前記
対向する立上り部2,2の上端の頂部3a,3a上に発
泡合成樹脂等の弾力性を有するクッション材14が載置
される。そして、キャップ材13がそのクッション材1
4を介して連結部3,3に被嵌され、嵌合折返し縁13
bが折返し縁3cに嵌合するものである。さらに、その
クッション材14の弾発力によって嵌合折返し縁13b
と折返し縁3cとの嵌合は永続的な状態となっている
(第7図参照)。
さらに、連結部3が頂部3aからのみ構成されている場
合には、キャップ材13は平板状のものが使用されてい
る。即ち、対向する立上り部2,2の上端の頂部3a,
3a上にキャップ材13を載置し、このキャップ材13
の幅方向両側を頂部3a,3aに馳折りするものである
(第8図参照)。
〔発明の効果〕
本発明においては、主板1の幅方向両側に立上り部2,
2を形成し、この両立上り部2,2の上端に連結部3,
3を設けた上部屋根板Aの水下側の主板1端より外方に
突出するように,円弧状の外面側膨出部4を設けたもの
と、その上部屋根板Aと略同一断面形状の下部屋根板B
の水上側の主板5上に,前記外面側膨出部4に対応する
円弧状の内面側膨出部8を形成し、この内面側膨出部8
の周縁に溝8cを設けたものとを備え、その下部屋根板
Bの内面側膨出部8に上部屋根板Aの外面側膨出部4を
重合した屋根継手構造としたことで、まず第1の従来の
屋根継手構造よりも構造が簡単で施工も簡易且つ迅速に
できるし、第2にその継手箇所の水密性が比較的良好と
あり、第3に本発明を使用した屋根(瓦棒葺屋根)は外
観上,瓦葺屋根の雰囲気を出すことができ、審美性に勝
れたものにできる等の種々の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、従来では、瓦棒葺外
囲体の継手構造は、構造が複雑で、施工が面倒となり、
さらに高価となる等のことから殆ど採用されていない現
状であるが、本発明においては、上部屋根板Aの水下側
の主板1端より外方に突出するように,円弧状の外面側
膨出部4を設け、下部屋根板Bの水上側の主板5上に内
面側膨出部8を設け、これら外面側膨出部4を内面側膨
出部8に重合するだけで上部屋根板Aと下部屋根板Bの
継手箇所を極めて簡単な構成で、簡易かつ迅速に施工で
きる効果がある。
このように下部屋根板Bの水上側に上部屋根板Aの水下
側を載置しつつ、内面側膨出部8に外面側膨出部4を重
合するだけの簡単な作業によって施工でき、極めて短時
間に外囲体を葺成することができるとともに、高度の技
能や経験を必要としない。
また、上部屋根板A及び下部屋根板Bは、その形状が単
純であり、プレス加工等により大量に生産ができること
で極めて低価格にて提供できるものである。
次に、本発明においては、下部屋根板Bの内面側膨出部
8に溝8cを設けてあるので、この溝8cの空隙部が毛
管現象と阻止し、雨水の浸入を遮断し、雨仕舞(水密
性)を好適にできる。即ち、内面側膨出部8に外面側膨
出部4が重合され、夫々の頂辺4a,8aが密着されて
いると、溝8cによって頂辺4a,8aに空隙部が形成
され、この空隙部が毛管現象を阻止して内部への雨水の
浸入を防止でき、水密性が極めて良好な屋根継手構造を
提供できる。
また、本発明における上部屋根板Aの外面側膨出部4及
び下部屋根板Bの内面側膨出部8は円弧状に形成されて
おり、これら上部屋根板Aと下部屋根板Bとで継手箇所
を施工し、この継手箇所を順次形成した屋根は、第1図
に示すように、その外面側膨出部4の円弧状部が平面的
にみて、水平方向,垂直方向に連続し、あたかも青海波
状の紋様を呈し、外観上,瓦屋根的な雰囲気となり審美
性に勝れた屋根を提供することができる。
この屋根継手構造は、傾斜又は垂直状の壁継手構造とし
て使用できることは勿論である。
なお、上部屋根板A下部屋根板Bを夫々比較的長尺と
し、主板1及び主板5上に円弧状膨出部9を適宜の間隔
をおいて形成し、これらで屋根を葺成すれば、上部屋根
板Aと下部屋根板Bの上下方向の継手箇所を少なくで
き、施工時間をさらに減少させることができる。また、
シール材12を溝8cに挿入すれば(第3図参照)、上
部屋根板Aと下部屋根板Bとの継手施工時において、シ
ール材12の位置がずれることがなく確実な重合がで
き、そのシール材12にて継手箇所の水密性を一層良好
にできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図は本
発明の屋根継手構造を使用した屋根の略示平面図、第2
図は本発明の要部平面図、第3図は本発明の要部縦断側
面図、第4図は本発明の要部分解斜視図、第5図は屋根
板の斜視図、第6図はキャップ材の斜視図、第7図,第
8図は屋根の横方向における上部屋根板同士又は下部屋
根板同士の連結箇所を示す断面図である。 A……上部屋根板、1,5……主板、 2……立上り部、3……連結部、 4……外面側膨出部、B……下部屋根板、 8……内面側膨出部、8c……溝。
フロントページの続き (72)発明者 山口 敏彦 東京都中央区京橋2丁目9番2号 三晃金 属工業株式会社内 (72)発明者 堀崎 喜資 東京都中央区京橋2丁目9番2号 三晃金 属工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭51−66323(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主板の幅方向両側に立上り部を形成し、こ
    の両立上り部の上端に連結部を設けた上部屋根板の水下
    側の主板端より外方に突出するように,円弧状の外面側
    膨出部を設けたものと、その上部屋根板と略同一断面形
    状の下部屋根板の水上側の主板上に,前記外面側膨出部
    に対応する円弧状の内面側膨出部を形成し、この内面側
    膨出部の周縁に溝を設けたものとを備え、その下部屋根
    板の内面側膨出部に上部屋根板の外面側膨出部を重合し
    たことを特徴とした屋根継手構造。
JP29083385A 1985-12-25 1985-12-25 屋根継手構造 Expired - Lifetime JPH0623466B2 (ja)

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JP29083385A JPH0623466B2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25 屋根継手構造

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JPS62153452A JPS62153452A (ja) 1987-07-08
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JP2510223B2 (ja) * 1987-11-30 1996-06-26 三晃金属工業株式会社 建築用板
JP2510224B2 (ja) * 1987-11-30 1996-06-26 三晃金属工業株式会社 建築用板
JPH0538176Y2 (ja) * 1987-11-30 1993-09-28
JP2576427Y2 (ja) * 1993-09-16 1998-07-09 カナメルーフシステム株式会社 金属製外囲体

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JPS62153452A (ja) 1987-07-08

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