JP2510224B2 - 建築用板 - Google Patents

建築用板

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JP2510224B2
JP2510224B2 JP62299987A JP29998787A JP2510224B2 JP 2510224 B2 JP2510224 B2 JP 2510224B2 JP 62299987 A JP62299987 A JP 62299987A JP 29998787 A JP29998787 A JP 29998787A JP 2510224 B2 JP2510224 B2 JP 2510224B2
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寛 竹森
彰 荒木
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Sanko Metal Industrial Co Ltd
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Sanko Metal Industrial Co Ltd
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、壁部又は屋根等の外囲体の施工において、
長手方向に接続箇所を必要とするときに、その施工が簡
易かつ迅速にでき、しかも接続箇所が外観上優美にでき
る建築用板に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来より、長手方向に所定長さの建築用板を長手方向
に接続して壁部又は屋根部の外囲体を施工するときに、
普通は下方より上方に向かって施工するが、壁部又は急
勾配なる屋根部では、建築用板を胴縁,母家等の構造材
に固着するときに、建築用板が落ちないように、作業員
が持ちつつ、ドリルビス,ボルト・ナット等の固着具に
て固着していた。
しかも前述のような作業状態においては、上下方向の
建築用板同士の重合幅をいずれの箇所でも一定にするこ
とは、困難であり、正確なる施工ができず、また、建築
用板同士の接続箇所が外観上目立つことにもなり、外囲
体の外観を著しく低下させる等の種々の問題点があっ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで発明者は、前記問題点等を解決すべく鋭意,研
究を重ねた結果、本発明を、主板の幅方向の両側より側
部を形成し、該側部に被嵌合部を形成し、前記側部の下
端より外方に底部を形成し、該底部の外端より立上り部
を形成し、その主板の長手方向一端寄りには、幅方向を
向く膨出条を形成し、該膨出条の端部側を略板厚分が下
がる段部を形成して裏面側継手部とし、両側の底部及び
立上り部の長手方向他端側に、両側の底部の略板厚分が
上がり、且つ両側の立上り部それぞれの幅方向が略板厚
分窄まる段部を形成し,該段部位置より端部側を表面側
継手部としてなる建築用板としたことにより、壁部又は
屋根等の外囲体の施工において、長手方向に接続箇所を
必要とするときに、その施工が簡易かつ迅速にでき、し
かも接続箇所が外観上優美にでき、前記の問題点等を解
決したものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第9図に基づいて
説明する。
1は主板で、長手方向に適宜の長さを有し、第3図に
示すように、中央の平坦部1aの両側より幅方向の両側箇
所に一段と高さが高くなる膨出段部1b,1bが形成された
り、或いは、図示しないが、全体が平坦状をなし、且つ
高さが高く形成されることもある。
主板1の幅方向両側には側部2,2が形成され、該側部
2,2の適宜の箇所に被嵌合部3,3が形成されている。さら
に、側部2,2の下端より外方に底部4,4が形成され、該底
部4,4の外端より立上り部5,5が形成されている。その底
部4の高さ位置と前記平坦部1aの高さとが同等位置とな
るように形成されている。
被嵌合部3は、側部2,2の下部箇所(底部4側寄り)
において、側部2の内方に膨出形成されたものである。
第3図に示すように、その主板1の長手方向一端側
(上端側)寄りには、表面側に膨出する膨出条6が幅方
向を向いて膨出形成されている。該膨出条6の断面形状
は、略円弧状であったり、或は正方形状、三角形状をな
していることもある。
このような膨出条6の外端側が裏面側継手部uとして
構成されている。さらに、具体的には、膨出条6を境
に、主板1の高さが、約板厚分だけ異なるように形成さ
れている。即ち、段部が形成されたごとくになってい
る。その膨出条6が、第3図に示すように、主板1の両
側のみ除かれ、且つその膨出段部1b,1bの傾斜部まで形
成された場合には、その両側の膨出段部1b,1bの頂面に
は、上端側が裏面側に一段と下がるような段部7が形成
されている。
また、第3図に示すように、その両側の底部4,4及び
立上り部5,5の長手方向他端側(下端側)には、両側の
底部4,4の略板厚分が上がり、且つ両側の立上り部5,5そ
れぞれの幅方向が略板厚分窄まる段部8が形成されてい
る。さらに具体的には、底部4,4の長手方向他端側(下
端側)は、幅方向が狭くなるようにして立上り部5,5が
形成され、且つその底部4が段部8位置を境に、これよ
り長手方向端部側で,略板厚分だけ表側(上側)に高さ
が高くなるように形成されている。段部8は、底部4と
立上り部5とに形成されたものが連続して形成されてい
る。前記段部8位置より端部側(下部側)が表面側継手
部dとして構成されている。その底部4の一般部の幅を
l0とすると、表面側継手部d箇所の底部4の幅は、前記
幅l0よりも小さい幅l1として形成される。
また、立上り部5,5自体は加工しないが、底部4,4が狭
くなった分だけ、この分が高くなって形成される。さら
に、裏面側継手部u箇所の被嵌合部3の屈曲箇所は半円
形をなしているが、表面側継手部d箇所の被嵌合部3の
屈曲箇所は先鋭状をなし、嵌合した場合に空隙が形成さ
れるように構成されている(第4図参照)。
また、表面側継手部dの主板1、側部2,2、被嵌合部
3,3、底部4,4及び立上り部5,5の夫々先端が裏面側に折
返されて、折返し縁9が形成されることもある(第6図
参照)。
さらに、裏面側継手部u及び表面側継手部dにおい
て、前記膨出条6に、上側の建築用板Aの下端が載置さ
れた状態となって、裏面側継手部u及び表面側継手部d
とが重合固着される構造になっている。
Bはキャップ材であって、上面部10の幅方向両側に脚
部11,11が形成され、該脚部11,11に嵌合部12,12が形成
されたものである。嵌合部12,12は、前記建築用板Aの
被嵌合部3,3に被嵌するものであり、具体的には、脚部1
1,11の下端より外方に略三角形状に膨出する嵌合部12,1
2が形成されたものである。
キャップ材Bも建築用板Aと同様に長手方向に接続し
て使用されることもある。具体的には、第7図に示すよ
うに、キャップ材Bの長手方向の一端(上端)には、継
手段部13が形成され、該継手段部13位置より、外端側の
上面部10,脚部11,嵌合部12が、キャップ材Bを形成する
金属板の略板厚分だけ窄まるように形成されている。こ
のようなキャップ材Bは、その長手方向において継手段
部13を形成した側が常に上部側となる。そして、キャッ
プ材B,Bを上下方向に隣接したときには、上方位置のキ
ャップ材Bの下端と下方位置のキャップ材Bの上端とを
重合して接続する。このとき、上方位置のキャップ材B
の下端縁が、下方位置のキャップ材Bの継手段部13に当
接するものである(第8図鎖線参照)。
さらに、重合箇所において上方位置のキャップ材Bの
脚部11が、下方位置のキャップ材Bの脚部11に挿入され
て接続が確実に行われる。その挿入状態の実施例として
は、第9図に示すように、下方位置のキャップ材Bの上
端箇所の嵌合部12が内方に屈曲され、該屈曲された嵌合
部12及び脚部11に、上方位置のキャップ材Bの下端箇所
の嵌合部12及び脚部11が係止される。
図中14は母家,胴縁等の構造材、15は木毛板等の下地
材である。
その壁等の最下段の建築用板A,A,…が、構造材14又は
下地材15上に幅方向に併設され、その底部4がボルト等
の固着具16にて構造材14に固着され、これらが順次繰り
返されて、最下段が葺成され、隣接する建築用板A,A間
にはキャップ材Bが嵌合され、そして、上側に位置する
建築用板Aの表面側継手部dが、下側に位置する建築用
板Aの裏面側継手部uに重合固着され、この重合固着
が、この段の横方向に順次繰り返されて、さらにキャッ
プ材Bが嵌合されて、壁等の外囲体が葺成されている
(第1図参照)。
〔発明の効果〕
本発明においては、主板1の幅方向の両側より側部2,
2を形成し、該側部2,2に被嵌合部3,3を形成し、前記側
部2,2の下端より外方に底部4,4を形成し、該底部4,4の
外端より立上り部5,5を形成し、その主板1の長手方向
一端寄りには、幅方向を向く膨出条6を形成し、該膨出
条6の端部側を略板厚分が下がる段部7を形成して裏面
側継手部uとし、両側の底部4,4及び立上り部5,5の長手
方向他端側に、両側の底部4,4の略板厚分が上がり、且
つ両側の立上り部5,5それぞれの幅方向が略板厚分窄ま
る段部8を形成し,該段部8位置より端部側を表面側継
手部dとしてなる建築用板としたことにより、まず第1
に建築用体Aを長手方向に施工するのに格段と効率を上
げることができるし、第2の外観的に優れたものにで
き、第3に継手部を強固にでき、第4に加工が僅かで簡
単にできる等の効果を奏する。
これらの効果を詳述すると、まず、建築用板A,Aを上
下方向に接続するときに、上方位置の建築用板Aの下端
縁(表面側継手部d)を、下方位置の建築用板Aの膨出
条6に当接させることができ、これによって、既に葺成
した下側位置の建築用板Aの膨出条6が、上方位置の建
築用板Aの支え部になり、これによって、葺成が著しく
しやすくできる。即ち、特に、その膨出条6が、上方位
置の建築用板Aの下端縁を支えると同時に、この支え位
置が、所定幅の重合部を決定できる要因とできることで
ある。
また、支えることができるということは、施工中に作
業者が、比較的重い金属製の建築用板Aを支えつつ、位
置決めしつつ且つ固着するという作業の内、固着作業の
みに集中でき、作業能率を格段と向上させうる効果があ
る。
また、以上のように、膨出条6にて位置決めできるこ
とで、壁等の外囲体の施工において上下方向に隣接する
建築用板A,Aの重合する幅を、いとも簡単に一定にする
ことができ、極めて整然として葺成できる利点がある。
さらに、下側から順次上側に葺成するため、上方位置
の建築用板Aの下端は、膨出条6に載置されることとな
り、壁等で下側から目視しても、その上方位置の建築用
板Aの下端は膨出条6によって目立にくくなり外観上優
美にできる効果もある。また、これら建築用板A,Aを上
下方向に接続したときに、上下方向に隣接する主板1,1
が重合すると、建築用板A,Aの断面係数に、さらに膨出
条6が加わって一層大きな断面係数となるものであり、
強度な継手部にできる建築用板Aを提供できる。
さらに、主板1の長手方向一端寄りには、幅方向を向
く膨出条6を形成し、該膨出条6の端部側を略板厚分が
下がる段部7を形成して裏面側継手部uとし、両側の底
部4,4及び立上り部5,5の長手方向他端側に、両側の底部
4,4の略板厚分が上がり、且つ両側の立上り部5,5それぞ
れの幅方向が略板厚分窄まる段部8を形成し、該段部8
位置より端部側を表面側継手部dとしたことにより、上
方位置となる建築用板Aの下端なる表面側継手部dと、
下方位置の建築用板Aの裏面側継手部uとの継目が膨出
条6を介して平坦状となり、且つ整然と葺成できる。
特に、裏面側継手部uと表面側継手部dとにより、重
合箇所が、主板1、底部4,4、立上り部5,5とが同一面状
で継目となるように形成できる。従って、上下方向に建
築用板A,Aを接続するときに、建築用板Aに無理な力を
加えたり、或は、変形されることなく、容易に施工する
ことができ、しかも、重合が確実のために、継手部の水
密性も好適にできる効果もある。
また、従来では、建築用板を上下方向に接続するに
は、その接続箇所において一部切欠き等の処理をしてお
り、雨水,応力集中等を生じる原因となっていたが、本
発明においては、そのような切欠きを設けずに接続でき
るため、特に水密性を確保でき、従来の問題点を解決し
たものである。
以上のように、建築用板A,A同士の接続が良好にでき
るうえに、さらに、構造を簡単にできる。その継手とな
る段部7,8及び膨出条6の成形は、プレス加工等により
簡易かつ迅速で、容易にでき、安価に加工できる利点も
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、その第1図
は本発明の建築用板を使用して外囲体を施工した平面
図、第2図は第1図II-II矢視断面図、第3図は本発明
の斜視図、第4図は本発明の重合する途中の断面図、第
5図は建築用板相互の継手箇所の要部側面図、第6図は
建築用板相互の継手箇所の別の実施例の要部断面図、第
7図はキャップ材の斜視図、第8図はキャップ材相互を
接続する途中の要部断面図、第9図キャップ材相互の重
合箇所の要部断面図である。 1……主板、2……側部、3……被嵌合部、4……底
部、5……立上り部、6……膨出条、7,8……段部、u
……裏面側継手部、d……表面側継手部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主板の幅方向の両側より側部を形成し、該
    側部に被嵌合部を形成し、前記側部の下端より外方に底
    部を形成し、該底部の外端より立上り部を形成し、その
    主板の長手方向一端寄りには、幅方向を向く膨出条を形
    成し、該膨出条の端部側を略板厚分が下がる段部を形成
    して裏面側継手部とし、両側の底部及び立上り部の長手
    方向他端側に、両側の底部の略板厚分が上がり、且つ両
    側の立上り部それぞれの幅方向が略板厚分窄まる段部を
    形成し,該段部位置より端部側を表面側継手部としてな
    ることを特徴とした建築用板。
JP62299987A 1987-11-30 1987-11-30 建築用板 Expired - Lifetime JP2510224B2 (ja)

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JPS62149516U (ja) * 1986-03-14 1987-09-21

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