JP3040832B2 - 屋根材の接続構造 - Google Patents

屋根材の接続構造

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JP3040832B2
JP3040832B2 JP3034346A JP3434691A JP3040832B2 JP 3040832 B2 JP3040832 B2 JP 3040832B2 JP 3034346 A JP3034346 A JP 3034346A JP 3434691 A JP3434691 A JP 3434691A JP 3040832 B2 JP3040832 B2 JP 3040832B2
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roofing material
fixing plate
roof
roofing
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宏昌 天野
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有限会社天野鈑金工作所
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄板などからなる屋
根材を用いた横葺き屋根における屋根材の接続構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、横葺き屋根における屋根材の接続
構造としては、屋根の下地の上に、すて板を載せ、この
すて板の中央部に、左右の屋根材の側縁を適当な間隙を
あけて対向するように載置し、この間隙上にカバーを被
せ、このカバーの上下両端を、屋根材の上下の係合部に
係合させるというのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような屋根材の
接続構造にあっては、対向する左右の屋根材の側縁間に
間隙があり、これをカバーで覆っても、カバーは屋根材
の上下両端で固定されているだけであるから、カバーの
中程が屋根材に対して浮き上がりやすく、これによって
雨水の侵入量が多く雨漏りが生じやすいという問題があ
った。また、カバー自体も外れやすいという問題があっ
た。
【0004】そこで、この発明は、隣合う左右の屋根材
の側縁間の間隙をなくし、また、カバーも屋根材の表面
にぴったりと添って浮き上がりにくく、しかもカバー自
体も屋根材から外れ難くすることによって、左右の屋根
材の継目部分からの雨水の侵入を少なくしようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、隣合う左右の屋根材の一方の側縁に
沿って、固定板を内外両側縁部が屋根材の表面と所定の
間隙をあくように固定し、他方の屋根材の側縁を上記固
定板の外側の側縁部下面に挿し入れて一方の屋根材の側
縁上に重ね合わせ、上記固定板に被せるカバーを設け、
このカバーの両側縁の下面に挿入片を形成し、このカバ
ーの挿入片を上記固定板の両側縁部の下面に挿入して固
定したのである。
【0006】
【作用】上記の構造により、左右の屋根材の側縁部相互
は重なり合うため、左右の屋根材の継目部分に間隙がな
く、しかも重なり部分に位置する上方の屋根材の側縁部
は、下方の屋根材に固定された固定板の下面に挿し込ま
れ、また、この固定板の下面にはカバーの挿入片も挿し
込まれるので、上方の屋根材の側縁部が下方の屋根材に
対して強く押え付けられる。これにより、左右の屋根材
の側縁部相互間の密着性がよく、雨水の侵入をほとんど
防止することができる。
【0007】また、カバーは、屋根材に沿って設けられ
た固定板に、両側縁の下面の挿入片を挿し込んで固定さ
れるので、外れ難く、屋根材にぴったりと添う。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0009】屋根材1は、横長の鋼板、ステンレス板等
によって形成され、屋根下地面に敷設される。屋根材1
には、上下方向の中程に横方向に折り曲げ線2が形成さ
れ、この折り曲げ線2の上方に屋根下地面に対して平行
な平行部3が形成され、折り曲げ線2の下方に屋根下地
面に対して上向きに傾斜する傾斜部4が形成されてい
る。
【0010】傾斜部4の下端には、下向きに傾斜する下
端傾斜面5と、この下端傾斜面5の下端を下向きに折り
曲げて形成した屋根面に対して直角な前面6と、この前
面6の下端を裏面側に折り曲げて形成した屋根下地面に
対して平行な下端平行面7とからなる下端係止部が設け
られている。また、下端平行面7の先端には、裏面側に
巻込んだ巻締め部8が形成されている。
【0011】平行部3の上端には表面側に折り返して、
平行部3と所定の間隙をあけて形成した、屋根下地面に
対して平行な係止部9と、この係止部9の下端を裏面側
に折り返して係止部9と所定の間隙をあけて形成した屋
根下地面に対して平行な上端平行面10と、この上端平
行面10の上端を裏面側に屈曲して形成した屋根下地面
に対して傾斜する斜面11と、この斜面11の先端を表
面側に屈曲して形成した屋根下地面に対して平行で平行
部3の延長線上に位置する支持面12と、この支持面1
2の先端を表面側に屈曲して形成した屋根下地面に対し
て傾斜する立上り面13と、この立上り面13の先端を
裏面側に屈曲して形成した上端縁部14とが形成されて
いる。
【0012】上記屋根材1の一方の側縁には、平行部
3、傾斜部4、下端傾斜面5及び前面6を側方に延ばし
た延長部15が形成されている。この延長部15の平行
部3と傾斜部4の表面には、細長い短冊形の固定板16
が固着されている。上記固定板16は、屋根材1に対し
てリベットあるいはスポット熔接等によって左右の幅の
ほぼ中央部分が固着され、内外両側縁部は屋根材1の表
面に対して上方へ若干浮き上がるように形成されてい
る。符号17は固定板16と屋根材1との固着部を示し
ている。
【0013】上記固定板16には、カバー18が被せら
れる。このカバー18の両側縁の裏面には、裏面側に、
折り込んで形成した挿入片19が形成され、この挿入片
19を固定板16の両側縁の下面に下方から挿し入れる
ことによって、カバー18は固定板16に被せられる。
このカバー18の下端には、屋根材1の下端係止部を覆
う係合部20が形成されている。カバー18の上端中央
には、T字形の係止片21が一体に形成されている。上
記カバー18の上面の中央には、上下方向に凸部22が
設けられている。
【0014】次に、上記のように構成された屋根材1を
屋根下地面に敷設する場合は、下段の屋根材1の上縁の
係止部9に、上段の屋根材1の下端係止部を引掛けなが
ら、下方から順次葺き上げていくが、同じ高さ位置で隣
合う左右の屋根材1の継目部分の下面には、捨板23を
設置する。この捨板23には、両側縁に、斜め内側に起
立する傾斜縁24が形成され、また、上下方向に複数劣
の補強リブ25が形成されている。また、両側の傾斜縁
24の内側にはパッキン26が取付けられている。
【0015】隣合う左右の屋根材1は、一方の屋根材1
の側縁を、固定板16を取付けた他方の屋根材1の側縁
上に重ね合わせて固定板16の外側の側縁部下面に挿し
入れる。次に、カバー18の上端のT字形の係止片21
を上方に折り曲げた状態で、カバー18の両側縁下面の
挿入片19を、固定板16の下方から両側縁下面に挿入
して、固定板16にカバー18を被せる。この後、カバ
ー18の上端のT字形の係止片21をまっすぐに伸ばし
て、屋根材1の上縁の斜面11、支持面12及び立上り
面13によって形成される溝部に係止する。
【0016】以上の作業で、隣合う左右の屋根材1の接
続が完了する。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、左右
の屋根材の側縁部相互が重なり合い、しかも上方の屋根
材の側縁部は下方の屋根材に固定された固定板の下面に
挿し込まれ、さらにこの固定板の下面にはカバーの挿入
片も挿し込まれるので、上方の屋根材の側縁部が下方の
屋根材に対して強く押えられ、両者の密着性がよく、雨
水の侵入を防止することができる。
【0018】また、カバーは、屋根材に沿って設けられ
た固定板に、両側縁の下面の挿入片を挿し込んで固定さ
れるので、外れ難く、屋根材にぴったりと添い、体裁が
よいという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した家屋の一例を示す斜視図
【図2】図1のA−A線の縦断正面図
【図3】屋根材の接続部分を示す縦断側面図
【図4】屋根材の接続部分を示す平面図
【図5】屋根材の接続部分を示す分解斜視図
【図6】屋根材の側縁部を示す斜視図
【符号の説明】
1 屋根材 16 固定板 18 カバー 19 挿入片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣合う左右の屋根材の一方の側縁に沿っ
    て、固定板を内外両側縁部が屋根材の表面と所定の間隙
    をあくように固定し、他方の屋根材の側縁を上記固定板
    の外側の側縁部下面に挿し入れて一方の屋根材の側縁上
    に重ね合わせ、上記固定板に被せるカバーを設け、この
    カバーの両側縁の下面に挿入片を形成し、このカバーの
    挿入片を上記固定板の両側縁部の下面に挿入して固定し
    たことを特徴とする屋根材の接続構造。
JP3034346A 1991-02-28 1991-02-28 屋根材の接続構造 Expired - Lifetime JP3040832B2 (ja)

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JPH04272356A JPH04272356A (ja) 1992-09-29
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JPH0674718U (ja) * 1993-03-31 1994-10-21 有限会社天野鈑金工作所 屋根材の接続構造

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