JP2759030B2 - 棟コーナー - Google Patents

棟コーナー

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JP2759030B2
JP2759030B2 JP4300042A JP30004292A JP2759030B2 JP 2759030 B2 JP2759030 B2 JP 2759030B2 JP 4300042 A JP4300042 A JP 4300042A JP 30004292 A JP30004292 A JP 30004292A JP 2759030 B2 JP2759030 B2 JP 2759030B2
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ridge
corner
eaves
roof
roof tile
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誠司 大本
俊文 西田
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Kubota Corp
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の屋根材特に隅棟
用棟コーナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の屋根に形成される隅棟部に
は、隅棟用役物(以下棟コーナーという)が葺かれてい
る。即ち、図4に例示するように、屋根瓦20が野地板21
上に張られた防水シート22上に葺かれた屋根隅パネル2
3,23 は、建物の小屋軸組(隅木)上に、各対向端部が
隅棟墨芯Cと平行に突き合わせ状に載置され、防水テー
プ24の上に棟コーナー27が葺かれ、屋根瓦20の角部に棟
コーナー27の軒先側端28が引掛けられている。
【0003】そして、棟コーナー27は、図5に示すよう
に、幅方向中央線Cを中心として屈曲されて略山形とさ
れ、軒先側端28,28 が互に直角となるようにかつ下向き
に折曲されており、屋根瓦20の下側に軒先側端三角状部
29が挿入されて引掛けられるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の棟コー
ナー27では、隅棟への施工に際し、隅棟墨芯に沿って棟
コーナー27を納め、三角状部29を挿入して係止するので
あるが、棟コーナー27が幅方向にずれて安定せず、通し
が悪いうえ耐風性が低いなどの問題がある。そこで、本
発明は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、棟コーナー相互の幅方向のずれ
を防ぎ、通しを良くし、施工性及び耐風性の向上を図る
ことができる棟コーナーを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、屋根の隅棟に取付けられる金属製板材よりなる
コーナーであって、該棟コーナーの幅方向中央にその長
手方向全長にわたって、隅棟墨芯と平行な上向きの突条
を屈曲形成し、この突条における棟側及び軒先側端部の
頂面に釘孔を形成し、前記棟コーナーの軒先側の角部を
屋根瓦の下側に差し込むように下方に屈曲形成したこと
を特徴としている。
【0006】
【作用】本発明によれば、施工に際し、屋根瓦の下側に
棟コーナーの軒先側角部を差し込みながら、軒先側棟コ
ーナーの棟側端部上に棟側棟コーナーの軒先側端部を順
次重合わせ、このときに軒先側棟コーナーの突条に棟側
棟コーナーの突条によって形成される裏面側の溝を嵌合
させ、かつ釘孔を合致させる。そして、釘孔にパッキン
付釘を打ち込んで固定する。これによって、棟コーナー
が幅方向にずれることなく、かつ屋根面に沿って安定良
く納まり、通しが良くなって施工性、耐風性が向上し、
さらに釘孔からの浸水が防止できて防水性が向上する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図3は本発明の第1実施例を示し、棟コーナ
ー1 は、長方形の金属板を屈曲成形したもので、幅方向
中央にその長手方向全長にわたって上向突条2 が隅棟墨
芯Cと平行になるように屈曲形成されると共に、該突条
2 を中心として幅方向両端が下がるように、即ち屋根面
に沿う角度で山形にされ、軒先側角部3 を三角形に下方
に2段曲げして軒先側端縁4 が形成されており、該端縁
4 はその前面の狭角がほぼ96度とされて、前記角部3 が
左右隅パネル5,5 の屋根瓦6,6 の端部の下側に差し込め
るようになっている。
【0008】そして、棟コーナー1 の前記突条2 は、軒
先側幅W1が棟側幅W2よりも広くされ、棟コーナー1 を隅
棟に納めた場合に、軒先側棟コーナー1 の突条2 の棟側
端の上に、棟側棟コーナー1 の突条2 によって形成され
る裏面側の溝の軒側端を嵌入重合させることができるよ
うになっており、この各棟コーナー1 の突条2 と溝の嵌
入重合によって安定よく納まり、幅方向に棟コーナー1
がずれるのを防止し、通しを良くし、美感を向上させる
ことができる。
【0009】また、棟コーナー1 の前記突条2 の頂面
は、棟コーナー1 を隅棟に納めて嵌入重合させたとき
に、互に合致貫通する釘孔7 が、棟コーナー1 の軒先側
端部と棟側端部の2カ所に設けられ、パッキン8 付釘9
により隅木10に固定できるようになっており、耐風性を
大幅に向上させることができる。なお、釘孔7 は3カ所
に設けてもよい。
【0010】また、前記突条2 は、棟コーナー1 の左右
側部よりも上方に突出しているので、突条2 に滴下する
雨水等は突条2 の頂面から左右下方に流れ落ちて突条2
の基部側を流れることとなり、従ってこの突条2 の頂面
に釘孔7 を設けることによって該釘孔7 からの水の浸入
を防止することができるようになっている。 また、突条
2 を屈曲形成することで、棟コーナー1 を屋根瓦6 に取
付ける際に、前記突条2 を介して棟コーナー1 の左右側
部が屋根面に沿って上下に変形しやすくなり、更に、棟
コーナー1 の軒先側の角部3 を屋根瓦6 の下側に差し込
むことと相まって棟コーナー1 を確実に屋根面に沿わせ
ることができるようになっている。
【0011】前記隅パネル5 は、図3に示すように隅棟
を構成する隅木10等により形成されたフレーム11内に垂
木12、補強材等(図示省略)を固着し、フレーム11上面
に野地板13を釘止めし、野地板13上に防水シート14(例
えばアスファルトルーフィング)を敷設した後、屋根瓦
6 を葺き上げたものである。しかし、隅パネルは、前記
構成に限定されるものではない。
【0012】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、適宜設計変更でき、パネル形式を採用しない屋
根の棟コーナーにも採用することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上述のように、屋根の隅棟に
取付けられる金属製板材よりなる棟コーナーであって、
該棟コーナーの幅方向中央にその長手方向全長にわたっ
て、隅棟墨芯と平行な上向きの突条を屈曲形成し、この
突条における棟側及び軒先側端部の頂面に釘孔を形成
し、前記棟コーナーの軒先側の角部を屋根瓦の下側に差
し込むように下方に屈曲形成したものであるから、棟コ
ーナーの施工に際し、該棟コーナーの軒先側角部を屋根
瓦の下側に差し込みながら軒先側棟コーナーの棟側端部
上に棟側棟コーナーの軒先側端部を順次重合わせ、この
とき、軒先側棟コーナーの突条に、棟側棟コーナーの突
条によって形成される裏面側の溝を嵌合させることで、
棟コーナー相互の左右方向のずれを防止して通しを良く
できるとともに、突条を屈曲形成することで、該突条を
介して棟コーナーが屋根面の傾斜に沿うように変形し易
くなり、棟コーナーの軒先側の角部を屋根瓦の下側に差
し込むことと相まって棟コーナーを確実に屋根面に沿わ
せて安定良く納めることができ、施工性及び耐風性の向
上を図ることができる。そして、突条2 に滴下する雨水
等は、その頂面から下方に流れ落ちて突条2 の基部側を
流れることとなるため、この突条2 の頂面を利用して釘
孔を形成することで該釘孔からの水の浸入を防止して防
水性の向上をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】同第1実施例の隅棟への取付状態を示す斜視図
である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】従来例の隅棟への取付状態を示す斜視図であ
る。
【図5】従来例の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 棟コーナー 2 突条 C 隅棟墨芯
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 3/40 E04D 1/30 601

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の隅棟に取付けられる金属製板材よ
    りなる棟コーナーであって、該棟コーナーの幅方向中央
    にその長手方向全長にわたって、隅棟墨芯と平行な上向
    きの突条を屈曲形成し、この突条における棟側及び軒先
    側端部の頂面に釘孔を形成し、前記棟コーナーの軒先側
    の角部を屋根瓦の下側に差し込むように下方に屈曲形成
    たことを特徴とする棟コーナー。
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JPH06146493A JPH06146493A (ja) 1994-05-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022088673A (ja) * 2020-02-19 2022-06-14 エバー修栄株式会社 屋根補修方法および屋根材

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JP3126915U (ja) * 2006-04-25 2006-11-16 つる子 般戸 食品保存容器

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