JPH046419Y2 - - Google Patents

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JPH046419Y2
JPH046419Y2 JP13425086U JP13425086U JPH046419Y2 JP H046419 Y2 JPH046419 Y2 JP H046419Y2 JP 13425086 U JP13425086 U JP 13425086U JP 13425086 U JP13425086 U JP 13425086U JP H046419 Y2 JPH046419 Y2 JP H046419Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、構造が簡単で、入隅取合修めの施工
が簡易かつ迅速にでき、しかも雨仕舞が良好にで
きる折板屋根の入隅取合構造に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来より、折板屋根の入隅取合修めの施工は、
その折板屋根の葺成時に現場にて、金属板を折板
屋根の形状に適切に対応するように適宜に加工し
て入隅取合材を製作し、これを折板屋根の入隅箇
所に配置固着していた。しかるに、その入隅取合
材を現場で製作することは極めて困難であり、熟
達した作業員が必要であり、施工時間、施工費用
が多くなる等の問題点があつた。
さらに、入隅箇所は他の箇所に比較して雨水に
晒されることが多いため、雨水が浸入し易い問題
点もあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで考案者は、前記問題点等を解決すべく鋭
意,研究を重ねた結果、本考案を、有底V字状部
と頂部とを交互に連続形成した金属製の折板屋根
と入隅壁と接する入隅箇所において、内外周を
夫々L形内周縁、L形外周縁とした、L形状主板
のL形外周縁にL形立上り状部を形成し、そのL
形内周縁の一辺には面戸を、他辺には外方下向き
の傾斜状部を形成した入隅取合材のL形立上り状
部を、入隅壁に沿つて配置し、面戸を有底V字状
部に挿入し、傾斜状部を有底V字状部の傾斜面に
重合して入隅取合材を折板屋根に取り付けた、折
板屋根の入隅取合構造としたことにより、構造が
簡単で、入隅取合修めの施工が簡易かつ迅速にで
き、しかも雨仕舞が良好にでき、前記の問題点等
を解決したものである。
〔実施例」 以下、本考案の実施例を第1図乃至第10図に
基づいて説明する。
第1図は本考案を示す斜視図であつて、第2図
は本考案が備えられている構造物を平面的に見た
略示図である。即ち、構造物の上部一隅が一段と
低くなつて、その箇所に折板屋根Aが葺成された
様子を示している。本考案は上記のような箇所に
限らず、入隅箇所が存在する箇所ならば、どのよ
うな箇所にでも実施される。
Aは折板屋根であつて、有底V字状部1と頂部
2とが交互に連続形成された長尺な金属製の折板
屋根材A1より葺成されたものである。その有底
V字状部1は略逆台形状をなし、傾斜面1a,1
a及び適宜の幅の底面1bより構成されている。
この底面1bが広幅の場合には、必要に応じて、
台形状の山部が形成されることもある。
折板屋根材A1には種々の実施例が存在するが、
まず、その第1実施例として、第1図乃至第3図
に示すように、逆台形状の有底V字状部1の両側
に平坦状の頂部2,2が形成され、この頂部2,
2の外端より外方下向きの傾斜縁2aが屈曲形成
されている。その折板屋根材A1の傾斜面1a、
頂部2、傾斜縁2aと、これに隣接の折板屋根材
A1の傾斜面1a、頂部2、傾斜縁2aとが、構
造材5上に固着された受金具6上にて重合され、
受金具6上に、ボルト・ナツト6aにて固着さ
れ、これらが順次繰り返されて折板屋根Aが葺成
されている。
また、折板屋根材A1の第2実施例としては、
第6図、第7図に示すように、その折板屋根材
A1の両側頂部2,2外端の一方(第7図におい
て右側)に下馳部3が、他方(第7図において左
側)に上馳部4が夫々屈曲形成されている。その
下馳部3は、具体的には、垂直片の上端より外方
に張出してから内方に向かう円弧状部が形成さ
れ、その上馳部4は、垂直片の上端より内方に向
かつて膨出し、そして外方に向かう馳締円弧状部
が形成され、この外端より下がつてから外方に向
かう弧状端縁が形成されている。このように下馳
部3に上馳部4が馳締可能であれば、下馳部3及
び上馳部4は形状には限定されない。その折板屋
根材A1の下馳部3に、隣接の折板屋根材A1の上
馳部4が、受金具6上に設けた吊子6bとともに
馳締され、これが順次繰り返されて折板屋根Aが
葺成されている。
その折板屋根材A1の第3実施例としては、第
9図、第10図に示すように、有底V字状部1の
傾斜面1a,1aの夫々の略中間に係合用段部1
c,1cが形成され、一方(第10図において左
側)の頂部2の外端には外方下向きの傾斜縁2a
が形成され、さらにこの傾斜縁2aの下端より内
方に嵌合片2bが屈曲形成されている。この嵌合
片2bは、係合用段部1cに嵌合可能な位置に構
成されている。この第3実施例の折板屋根材A1
に対応する受金具6は、第9図に示すように、上
部両側に係止部6c,6cが形成されており、折
板屋根材A1の係合用段部1cの裏面に係合する
構成となつている。まず、その折板屋根材A1
係合用段部1cが受金具6の一側の係合部6cに
係合されつつ、折板屋根材A1が構造材5上に載
置され、その頂部2上に、隣接の折板屋根材A1
の頂部2が重合され、係合用段部1cが受金具6
の他側の係合部6cに係合され、同時に、前位折
板屋根材A1の係合用段部1cに嵌合片2bが嵌
合され、これらが順次繰り返されて折板屋根Aが
葺成されている。
Bは入隅取合材であつて、適宜の広さを有する
平板が、平面的にみて略L形状をな、これがL形
状主板7として形成されている。このL形状主板
7の内周をL形内周縁7a、外周をL形外周縁7
bと夫々称する。そのL形状主板7のL形外周縁
7bには、金属板よりなるL形立上り状部8が屈
曲形成されている。具体的には、L形状主板7の
L形外周縁7bより上方に、L形立上り状部8が
一体的に、かつ水密的に形成されることもある。
また、図示しないが、L形状主板7のL形外周縁
7bより、別部材なるL形立上り状部8が固着さ
れることもある。
そのL形内周縁7aの一辺には面戸9が、他辺
には傾斜状部10が形成されている。その面戸9
と傾斜状部10は平面的に見て略直角をなしてい
る(第4図参照)。
面戸9は、折板屋根材A1の有底V字状部1と
略同形状の逆台形状に形成され、その外周には、
外方に屈曲形成された傾斜縁9aが設けられるこ
ともある。この傾斜縁9aは、第9図に示すよう
に、折板屋根材A1の有底V字状部1の形状によ
つて段部が形成されることもある。また、第9図
に示す、馳締タイプの折板屋根Aに使用される面
戸9の場合には、面戸9の上部でL形状主板7と
の付根箇所より面戸9の幅方向に突出片9bが形
成されている。この突出片9bの高さ方向は、馳
締箇所よりも高くなるように形成され、その突出
片9bの下端にも傾斜縁9aが形成されることも
ある。
面戸9は、L形状主板7のL形内周縁7aの一
片より屈曲形成されて一体的に形成されていた
り、或はL形状主板7とは別部材よりなる面戸9
の上端に、水平状の取付片9cが屈曲形成され、
この取付片9cがL形内周縁7aの一片に係合固
着されることもある(第8図参照)。
その面戸9が、L形状主板7に一体的に形成さ
れる場合には、L形内周縁7aの一辺より一旦内
方に適宜の幅に折返されてから面戸9が屈曲形成
されることが好ましい。
L形内周縁7aの他辺に形成される傾斜状部1
0は、L形状主板7と一体的に屈曲形成されてお
り。その傾斜状部10の下端には内方に折曲縁1
0aが形成されている。その傾斜状部10は、後
述するように、入隅取合材Bを折板屋根Aに配置
したときに、傾斜面1aを押圧するように、L形
状主板7のL形内周縁7a他辺より適宜の角度に
形成されている。
その入隅取合材BのL形立上り状部8が、構造
物の外壁等の入隅箇所付近の、入隅壁11に沿う
ようにして折板屋根Aに配置され、面戸9が有底
V字状部1内に挿入され、傾斜状部10が、その
有底V字状部1内の傾斜面1aに重合され、L形
状主板7が折板屋根Aに固着されている。
前記入隅壁11は、本考案においては、折板屋
根Aの水上側に存在するものとする。また、入隅
取合材BのL形状主板7は折板屋根Aの受金具6
にボルト・ナツト6aにて固着されたり、或い
は、別の固着具12にて折板屋根自体に固着され
ることもある。
図中13は、第2実施例の折板屋根材A1にて
葺成された折板屋根Aの馳締箇所を被覆するゴム
キヤツプであり、14は壁取合水切材、15は面
戸付き壁取合水切材、15aは、その面戸付き壁
取合水切材15の面戸部である。
〔考案の効果〕
本考案においては、有底V字状部1と頂部2と
を交互に連続形成した金属製の折板屋根Aと入隅
壁11と接する入隅箇所において、内外周を夫々
L形内周縁7a,L形外周縁7bとした、L形状
主板7のL形外周縁7bにL形立上り状部8を形
成し、そのL形内周縁7aの一辺には面戸9を、
他辺には外方下向きの傾斜状部10を形成した入
隅取合材BのL形立上り状部8を、入隅壁11に
沿つて配置し、面戸9を有底V字状部1に挿入
し、傾斜状部10を有底V字状部1の傾斜面1a
に重合して入隅取合材Bを折板屋根Aに取り付け
た、折板屋根の入隅取合構造としたことにより、
まず第1に簡易かつ迅速に施工できるし、第2に
整然とした入隅取合にできるし、第3に雨仕舞を
良好にできる等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、本考案にお
いては、入隅取合材BのL形状主板7のL形内周
縁7aに面戸9及び傾斜状部10を、かつL形外
周縁7bにL形立上り状部8を夫々設けてあり、
この入隅取合材Bを、入隅壁11の折板屋根Aの
入隅箇所に配置することで、面戸9を有底V字状
部1に挿入することができ、且つ傾斜状部10を
傾斜面1aに重合でき、さらに、L形立上り状部
8を入隅壁11に当接又は略当接した状態にで
き、これらを瞬時に行うことができるので、入隅
取合の施工が簡易かつ迅速にできる。従つて、従
来のように現場にて金属板を適宜に加工して入隅
取合材Bを製作することは、折板屋根Aの有底V
字状部1の形状、大きさ等に合わせて面戸9等を
製作しなくてはならず、これには熟達した技能を
有する作業員が必要であつたが、本考案において
は折板屋根Aの形状に対応する入隅取合材Bを予
め用意して、現場にてその入隅取合材Bを折板屋
根Aの入隅箇所に配置固着するだけで、入隅取合
修めの施工ができ、これは普通の作業員でも容易
にでき、その仕上がりも極めて良好にできる利点
がある。
次に、入隅取合材BのL形状主板7は金属板よ
り一体的に形成できるものであつて、この入隅取
合材Bを折板屋根Aの入隅取合箇所に配置するこ
とで、折板屋根Aと入隅壁11との間に継目等の
箇所が存在しない整然とした平面箇所として設け
ることができ、外観的にも極めて優美にできる。
また、L形状主板7のL形外周縁7bには、L
形立上り状部8が設けられており、L形内周縁7
aの一辺には面戸9が、他辺には傾斜状部10が
夫々設けられており、そのL形立上り状部8を、
入隅壁11に沿つて配置したことで、L形立上り
状部8が入隅壁11を被覆し、これらをL形状主
板7とL形立上り状部8とが一体的なものである
ため、入隅箇所に当たる雨水の室内への浸入を防
止することができる。
また、その入隅箇所は、折板屋根Aの水上側に
存在している場合には、その水上側に設けられた
入隅取合材BのL形立上り状部8に当たつた雨水
は、L形状主板7上に流下し、さらにL形状主板
7の水下側に流下してゆくために、L形状主板7
とL形立上り状部8との隅角箇所に雨水が溜るこ
とも防止できる利点もある。さらに、L形状主板
7のL形内周縁7aの一辺及び他辺に面戸9及び
傾斜状部10夫々設けられており、折板屋根Aの
入隅箇所寄りの折板屋根Aの有底V字状部1が、
面戸9によつて塞がれるし、傾斜面1a及び頂部
2がL形状主板7及び傾斜状部10に被覆されて
いるため、入隅壁11よりの浸入だけではなく、
折板屋根Aと入隅取合材Bとの間からの雨水の浸
入も防止でき、極めて良好な雨仕舞にできるもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであつて、そ
の第1図は本考案の斜視図、第2図は本考案を使
用した構造物を平面的に見た略示図、第3図は第
1図の要部の縦断正面図、第4図は第1図の一部
断面とした略示平面図、第5図は入隅取合材の斜
視図、第6図は第1図とは別の実施例の縦断正面
図、第7図は馳締タイプの折板屋根材の断面図、
第8図は第5図とは別の実施例の入隅取合材の一
部切除した斜視図、第9図はさらに別の実施例の
本考案の縦断正面図、第10は別の実施例の折板
屋根材の断面図である。 A……折板屋根、1……有底V字状部、1a…
…傾斜面、2……頂部、B……入隅取合材、7…
…L形状主板、7a……L形内周縁、7b……L
形外周縁、8……L形立上り状部、9……面戸、
10……傾斜状部、11……入隅壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 有底V字状部と頂部とを交互に連続形成した金
    属製の折板屋根と入隅壁と接する入隅箇所におい
    て、内外周を夫々L形内周縁、L形外周縁とし
    た、L形状主板のL形外周縁にL形立上り状部を
    形成し、そのL形内周縁の一辺には面戸を、他辺
    には外方下向きの傾斜状部を形成した入隅取合材
    のL形立上り状部を、入隅壁に沿つて配置し、面
    戸を有底V字状部に挿入し、傾斜状部を有底V字
    状部の傾斜面に重合して入隅取合材を折板屋根に
    取り付けたことを特徴とした折板屋根の入隅取合
    構造。
JP13425086U 1986-09-03 1986-09-03 Expired JPH046419Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13425086U JPH046419Y2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03

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JP13425086U JPH046419Y2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03

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JPS6342724U JPS6342724U (ja) 1988-03-22
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