JPH0329454Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0329454Y2
JPH0329454Y2 JP1983202084U JP20208483U JPH0329454Y2 JP H0329454 Y2 JPH0329454 Y2 JP H0329454Y2 JP 1983202084 U JP1983202084 U JP 1983202084U JP 20208483 U JP20208483 U JP 20208483U JP H0329454 Y2 JPH0329454 Y2 JP H0329454Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
horizontal joint
roof
cap
rear end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983202084U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60105726U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP20208483U priority Critical patent/JPS60105726U/ja
Publication of JPS60105726U publication Critical patent/JPS60105726U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0329454Y2 publication Critical patent/JPH0329454Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、金属板製の屋根板材を接続する屋根
板材の接続装置に関する。
〔背景技術〕
従来から金属製の屋根板材同士を接続するに当
つて第1図のようなものが知られている。第1図
において、1は捨板、3は横継ぎ板2の左右両側
片であり、該側片3と捨板1との間に屋根板材A
の端部を差込み、横継ぎ板2にキヤツプCを被
せ、キヤツプCの両側に折り返した係止折り曲げ
片19を側片3の先端に係止していた。ところが
この従来例にあつてはキヤツプCの係止折り曲げ
片19を側片3の先端に係止するに当つて係止折
り曲げ片19を側片と屋根板材Aとの間に無理に
差込んで係止させねばならず、差し込み作業がし
にくく、またこのキヤツプC差込時に屋根板材A
の表面を係止折り曲げ片19の先端で傷つけ、屋
根板材Aが錆びやすく、更に係止折り曲げ片19
の先端切口の錆が屋根板材Aの表面にうつりやす
く、更に係止折り曲げ片19と屋根板材Aの表面
とが接しているので、雨水の切れが悪く、乾燥が
おそく、錆びやすいという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記の点に鑑みて考案したものであつ
て、その目的とするところはキヤツプを差し込む
際軽い力でスムーズに差し込め、しかもキヤツプ
の差し込み時に屋根板材の表面を傷つけることが
なく、屋根板材の表面が錆びたり、また屋根板材
にキヤツプの係止折り曲げ片の切断端の錆びがう
つることがなく、更にキヤツプ係止部分における
雨水のきれがよく、乾燥がはやい屋根板材の接続
装置を提供するにある。
〔考案の開示〕
本考案の屋根板材の接続装置は、捨板1の幅方
向のほぼ中央に横継ぎ板2を突設して横継ぎ板2
の左右両側片3の基部3aと捨板1との間に屋根
板材Aの側端部を差込むための差込み用溝5を形
成し、横継ぎ板2の左右両側片3の先端部を基部
3a側よりも上方に位置させてキヤツプ係止部3
bとし、横継ぎ板2の後端に隙間8を介して対向
する立上がり片6を捨板1表面に立設し、横継ぎ
板2の側片3の後端を切欠して外側ほど前方に位
置するように傾斜させ、左右の差込み用溝5に隣
りあう屋根板材Aの端部をそれぞれ差し込むと共
に横継ぎ板2の後端と立上がり片6との間の隙間
8に屋根板材Aの後端部の折り曲げ部を嵌入して
屋根板材Aが上下に移動しないように位置決め
し、隣りあう屋根板材Aの前端部間から横継ぎ板
2上を通つて隣りあう屋根板材Aの後端部間をキ
ヤツプにておおうと共にキヤツプCの両側端部の
係止折り曲げ片19をそれぞれキヤツプ係止部3
bに係止し、係止折り曲げ片19と屋根板材Aと
の間に間隙Dを形成して成るものであつてこのよ
うな構成とすることで上記した本考案の目的を達
成したものである。
以下本考案を実施例により詳述する。
Aは屋根板材である。即ち、屋根材本体9の前
端部を下面側へ折り返して接続凹部10を形成
し、屋根材本体9の後端部を表面側へ断面逆L形
に突曲させて折り曲げ部7を形成し、折り曲げ部
7の先端を前向きに突出した接続凸部11とし、
折り曲げ部7の後方に断面略U字状の横排水溝1
2を左右全長に亘つて設けたものである。又、屋
根材本体9の上下間の中央部は左右全長に亘つて
くの字状に緩く折曲されている。
Bは継手である。即ち、捨板1の幅方向の略中
央部には前後方向に長い横継ぎ板2の中央をスポ
ツト溶接し、横継ぎ板2の左右両側片3の基部3
a裏面と捨板1表面との間に差込み用溝5を形成
し、横継ぎ板2の左右両側片3の先端部を基部3
a側よりも上方に位置させてキヤツプ係止部3b
としてあり(図中3cは基部3aとキヤツプ係止
部3bとの間の段部である)、横継ぎ板2の後端
に対向させて捨板1表面に立上がり片6を立設
し、立上がり片6の上端より更に前方へ向けて水
平片13を延出させて前方へ向けて断面逆L字状
に突出する係止片14を設け、捨板1の前部付近
の下面に幅方向に亘つてゴム系の弾性パツキン4
を貼着し、捨板1の上端を上方へ立上げて水止め
板15を設けて継手Bを構成してある。ここで、
捨板1前端は第4図aのように真直ぐでも良く、
第4図bのように偏平に折り返されても良い。そ
して、横継ぎ板2の後端と立上がり片6との間に
屋根板材Aの折り曲げ部7側端を嵌入して前後方
向の位置決めをさせるための隙間8が形成されて
おり、しかも折り曲げ部7を差込み易いように横
継ぎ板2の側片3の後端は第3図に示すように傾
斜をつけて切欠してある。捨板1の両側部はリブ
16により波付けされており、又捨板1の両側部
表面及び係止片14内面には夫々防水パツキン1
7,18が貼着されており、継手B全体は屋根板
材Aに合せて略くの字状に折曲されている。
Cは左右両側を裏面側へ折り返して係止折り曲
げ片19としたキヤツプであり、キヤツプCも略
くの字状に緩く曲げられており、前端部は裏面側
へ折り返されてコ字状部20が形成されている。
しかして、継手Bを用いて左右に隣接する屋根
板材A同志を接続するに当つては、屋根材本体9
の側端を継手Bの差込み用溝5に差込み、係止片
14を折り曲げ部7内に挿入して捨板1の左右両
側部を屋根材本体9の裏面に当て、同時に、折り
曲げ部7を隙間8に差込んで屋根板材Aを前後方
向に動かないように位置決めする。又、捨板1の
前端は接続凹部10内に遊嵌され、弾性パツキン
4が接続凹部10に弾接させられてがたつき防止
と防水が図られている。更に上下の屋根板材A同
志の接合は、下の屋根板材Aの接続凸部11に上
の屋根板材Aの接続凹部10を嵌合させておこな
う。またキヤツプCは両側の係止折り曲げ片19
をそれぞれキヤツプ係止部3bに係止して前方よ
り後方にスライドさせ、キヤツプCの前端のコ字
状部20を隣りあう屋根板材Aの前端の接続凹部
10の外側に被嵌させ、更に隣りあう屋根板材A
の前部間から横継ぎ板2の上面をへて隣りあう屋
根板材Aの後部間をおおい、キヤツプCの後端を
係止片13内に差し込むのである。ここで係止折
り曲げ片19と屋根板材Aとの間には間隙Dが形
成されるものであり、係止折り曲げ片19をキヤ
ツプ係止部3bに差込んで前方から後方に押し込
む際係止折り曲げ片19が屋根板材Aの表面に当
らないようになつている。この場合防水パツキン
17によつて屋根板材Aの先端部は差込み用溝5
の内壁上面に圧接される。またこの防水パツキン
17は雨水の浸入の防止及び屋根板材A端部のが
たつき防止の役目もしている。ここで、第7図に
示すように左右側片3の先端部の段部3c付近に
防水パツキン17aを取着しておいてもよい。
〔考案の効果〕
本考案にあつては、叙述のように左右の差込み
用溝に隣りあう屋根板材の端部をそれぞれ差し込
み、隣りあう屋根板材の前端部間から横継ぎ板上
を通つて隣りあう屋根板材の後端部間をキヤツプ
にておおうと共にキヤツプの両側端部の係止折り
曲げ片をそれぞれキヤツプ係止部に係止し、係止
折り曲げ片と屋根板材の上面との間に間隙を形成
したので、キヤツプを横継ぎ板に差し込んで係止
するに当つて、係止折り曲げ片はキヤツプ係止部
に当りながら係止されるだけであつて、屋根板材
の表面には当らないので、キヤツプの差し込みが
軽い力でスムーズにでき、また係止折り曲げ片の
係止時に屋根板材の表面を係止折り曲げ片の先端
の切断端部によつて傷つけることがなく、屋根板
材が錆びたりしないものであり、また係止折り曲
げ片と屋根板材の上面との間に間隙が形成してあ
るので、屋根板材の表面に係止折り曲げ片の先端
の切断端部の錆がうつることがないものであり、
また上記間隙の存在によつてキヤツプの係止部部
分における水切りが良好で、水分の乾燥が早く、
錆びにくく、耐久性がすぐれており、しかも、横
継ぎ板の後端に隙間を介して対向する立上がり片
を捨板表面に立設し、横継ぎ板の側片の後端を切
欠して外側ほど前方に位置するように傾斜させ、
左右の差込み用溝に隣りあう屋根板材の端部をそ
れぞれ差込むと共に横継ぎ板の後端と立上がり片
との間の隙間に屋根板材の後端部の折り曲げ部を
嵌入して屋根板材が上下に移動しないように位置
決めしてあるので、捨て板に対する隣りあう屋根
板材の前後方向の位置決めが簡単にでき、しか
も、折り曲げ部を嵌入することで屋根板材が上下
に移動しないようにするためには隙間を狭くする
必要があるが、本考案においては、屋根板材の後
端部の折り曲げ部を横継ぎ板の側片の後端の傾斜
部分をガイドとしてスムーズにはめ込むことがで
きて施工性がすぐれている。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の分解斜視図、第2図は本考案
の一実施例を示す分解斜視図、第3図a,b,c
は同上の継手の平面図、正面図及び屋根板材の接
続状態の概略断面図、第4図a,bは継手の前端
部の構造を示す断面図、第5図及び第6図は同上
の接続状態を示す断面図及びこれと平行な他の断
面の一部分だけを示す断面図、第7図は本考案の
他例を示す断面図であつて、Aは屋根板材、Cは
キヤツプ、Dは間隙、1は捨板、2は横継ぎ板、
3は側片、3aは基部、3bはキヤツプ係止部、
5は差込み用溝、19は係止折り曲げ片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 捨板の幅方向のほぼ中央に横継ぎ板を突設して
    横継ぎ板の左右両側片の基部と捨板との間に屋根
    板材の側端部を差し込むための差込み用溝を形成
    し、横継ぎ板の左右両側片の先端部を基部側より
    も上方に位置させてキヤツプ係止部とし、横継ぎ
    板の後端に隙間を介して対向する立上がり片を捨
    板表面に立設し、横継ぎ板の側片の後端を切欠し
    て外側ほど前方に位置するように傾斜させ、左右
    の差込み用溝に隣りあう屋根板材の端部をそれぞ
    れ差込むと共に横継ぎ板の後端と立上がり片との
    間の隙間に屋根板材の後端部の折り曲げ部を嵌入
    して屋根板材が上下に移動しないように位置決め
    し、隣りあう屋根板材の前端部間から横継ぎ板を
    通つて隣りあう屋根板材の後端部間をキヤツプに
    ておおうと共にキヤツプの両側端部の係止折り曲
    げ片をそれぞれキヤツプ係止部に係止し、係止折
    り曲げ片と屋根板材の上面との間に間隙を形成し
    て成る屋根板材の接続装置。
JP20208483U 1983-12-23 1983-12-23 屋根板材の接続装置 Granted JPS60105726U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20208483U JPS60105726U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 屋根板材の接続装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20208483U JPS60105726U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 屋根板材の接続装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60105726U JPS60105726U (ja) 1985-07-18
JPH0329454Y2 true JPH0329454Y2 (ja) 1991-06-24

Family

ID=30764474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20208483U Granted JPS60105726U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 屋根板材の接続装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60105726U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5716977U (ja) * 1980-07-04 1982-01-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5716977U (ja) * 1980-07-04 1982-01-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60105726U (ja) 1985-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0329454Y2 (ja)
JPH0329453Y2 (ja)
JP3046756B2 (ja) 屋根板材の接続構造
JPH0217061Y2 (ja)
JPH0310250Y2 (ja)
JPS5820732Y2 (ja) 屋根材の連結構造
JP2523790Y2 (ja) 外装用金属パネル及びその接続構造
JPH0115782Y2 (ja)
JPS603868Y2 (ja) 横葺き用面材の接続用止水板
JPH0310251Y2 (ja)
JPS5924740Y2 (ja) 折版屋根の面戸加工用工具
JP2990649B2 (ja) 建築用止縁セット
JPH0328647Y2 (ja)
JPH0120418Y2 (ja)
JPH0412892Y2 (ja)
JPH0234328Y2 (ja)
JPH0412893Y2 (ja)
JP2911957B2 (ja) 薄肉部を有する平板瓦及びその平板瓦の固定構造
JPH0527609Y2 (ja)
JPS5850010Y2 (ja) 屋根構造
JPH088184Y2 (ja) 鼻かくし
JPH10306547A (ja) 屋根材
JP2557140Y2 (ja) 軒樋継手
JPH0528251Y2 (ja)
JP3040832B2 (ja) 屋根材の接続構造