JP2523790Y2 - 外装用金属パネル及びその接続構造 - Google Patents

外装用金属パネル及びその接続構造

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JP2523790Y2 JP1990111674U JP11167490U JP2523790Y2 JP 2523790 Y2 JP2523790 Y2 JP 2523790Y2 JP 1990111674 U JP1990111674 U JP 1990111674U JP 11167490 U JP11167490 U JP 11167490U JP 2523790 Y2 JP2523790 Y2 JP 2523790Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建築物の屋根又は外壁等を横葺きするのに
適用される外装用金属パネル及び該パネルの横継ぎ箇所
の接続構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、横葺き方式の外装用金属パネルを用いて建築物
の屋根又は外壁等を葺く場合、金属パネルの横継ぎ箇所
の接続構造としては、第7図に示すように(a)金属パ
ネル1の横端部を折曲げて設けた下ハゼ1A及び上ハゼ1B
とを係合してカシメて接続するハゼオリ構造、(b)金
属パネル1の横端部の下ハゼ2Aと上ハゼ2Bとを、偏平横
C字形に形成した接続片3Aに差し込んでカシメる接続構
造、(c)断面が工字形の接続片4Aに金属パネル1の横
端部を挿入し、4Aの頭部にカバー3Bを被せる接続構造
(実開昭60−35821、実開昭61−58320)、等が採用され
ている。また最近は、意匠性及び金属パネルの強度の両
面から水勾配方向に凹条リブあるいは起状の多い畝形条
溝が設けられたパネルが多く使用されるようになってい
る。この場合、横継ぎ箇所の接続構造は、第7図(d)
に示すごとくパネル1の両横継ぎ端部を隆起状5A,5Bに
折曲げて断面を丘状とし、重ね合わせて嵌合被着させる
接続構造も行われている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、最近多用されるようになった水勾配方
向に条溝を有する金属パネルの場合、従来の構造には問
題がある。
即ち、上記条溝は施工後の建築物の意匠性自体に対す
る貢献度が高く、従って施工上の都合からこれに変更を
加えることは許されない。然るに前記した従来の接続構
造では、横継ぎ接続部において、金属パネルに施された
意匠性の高い凹状リブ、等の条溝模様を中断あるいは損
傷し、施工後の屋根又は外壁の意匠性を著しく損なう。
かかる意匠性保全の観点から前記した第7図(d)の隆
起状横継ぎ方式が採用されてはいるが、このような方式
は接合縁部3が強風を受けてめくれあがり隙間が増大
し、そこから風雨や砂塵の舞い込みが増し、密封性を損
なうほかその部分の汚染が目立つ等の欠点があり改善が
求められていた。
本考案は、かかる現状に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、水勾配方向に条溝を有する横葺き
方式の金属パネルにおいて、施工時に意匠性を損なうこ
となく、かつ強風等による隙間の増大が起こらない金属
パネル及びその接続構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための手段として、本第一考案
は、 水勾配方向上下両端に折曲げ係止部7及び6、水勾配
下方には下方に折曲げた横帯状見附面3が設けられ、か
つ表面の水勾配方向に条溝2を列設した金属パネル1の
横継部の一端4及び他端5を有する外装用金属パネル1
において、 該横継部の一端4には前記条溝2に合致する形状の1
条の凹部4aを折曲げ形成し、かつ該凹部4aの下流端は横
帯状見附面3に平行かつ該見附面より金属パネル1の板
厚相当分後退した面4bを形成しており、一方横継部の他
端5は前記一端4の1条の凹部4aの底部に当接し、その
先端は該凹部4aの内側に留まる形状に折曲げ形成されて
なることを特徴とする外装用金属パネル。
であり、また本第二考案は、 水勾配方向上下両端に折曲げ係止部7及び6、水勾配
下方には下方に折曲げた横帯状見附面3が設けられ、か
つ表面の水勾配方向に条溝2を列設した金属パネル1の
横継部4と、横方向の隣接パネルの横継部5の下面側
に、水勾配方向に水受板11を配した外装用金属パネルの
接続構造において、 該金属パネル1の横継部の一端4には前記条溝2に合
致する形状の1条の凹部4aを折曲げ形成し、かつ該凹部
4aの下流端は横帯状見附面3に平行かつ該見附面より金
属パネル1の板厚相当分後退した面4bを形成しており、
一方隣接パネルの横継部の他端5は前記一端4の1条の
凹部4aの底部に当接せしめ、その先端は該凹部4aの内側
に留まり、同時に前記隣接パネルの横継部5の見附面3
を、上記一端4の下流端の面4a上に面一に被着せしめて
なることを特徴とする外装用金属パネルの接続構造であ
る。
(作用) 上記したように、水勾配方向に条溝を有する金属パネ
ルの横継部の一端が前記条溝に合致した形状の凹部の底
部において、隣接する金属パネルの上記横継部の端部を
当接せしめ、かつ一端の下流端は、横帯状見附面に平行
かつ該見附面より金属パネルの板厚相当分後退した面を
形成しており、上記横方向の隣接パネルの横継部の見附
面を上記後退した面上に面一に被着せしめる結果とし
て、前記条溝模様が横継部において中断されることがな
く、外装全体の意匠の連続性が保持されるため、美麗な
仕上り外観が達成される。
また、隣接パネルの横継部の他端が前記凹部の底部に
おいて当接し、かつその先端が前記凹部の内側に留まり
(凹部の頂部に達せず)、しかも前記見附面における面
一の接合のため、この部分への風雨の直撃が防止される
結果としてめくれ上がりがなく、隙間の増大がなくな
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を引用して説明す
るが、本考案はこれに限定されるものではない。
第1図は、本考案にかかわる外装用金属パネルの一例
を示す斜視図で、アルミニウム合金薄板製(板厚0.5m
m)のパネル1には水勾配上端に突起状折曲げ係止部7
及び釘打部8が、また水勾配下方には下方に折曲げた横
帯状下がりリブ面(いわゆる見附面)3が設けられ、さ
らにその下端には下流隣接パネル上端の突起状折曲げ係
止部7′(図示せず)に嵌合するフック状折曲げ係止部
6がパネルの裏側に及んで形成されている。パネル1の
上面には水勾配方向に断面がII字状の条溝2が特定間隔
をもって形成されている。上記金属パネルの一方の横継
部4には上記条溝を模した形状即ち断面がII字状の凹部
4aを折曲げ形成してある。4aの下流端は開放され、見附
面3に平行で、かつ見附面3より板厚相当分後退した面
4bをもって閉じている。横継部4の上端の7、8には、
面4bの横幅相当分の幅で切欠部4cが形成されている。
上記金属パネルの他方の横継部5には上記条溝の凹部
4aの内側に嵌合する形状、寸法の断面逆L字状縁端5aが
形成されてなり、下端は見附面3に開放されている。
第3図は、第1図に示した外装用金属パネルを横葺き
する場合の横継部の接続構造を示す斜視図で、金属パネ
ル1aの一方の横継部の断面II字状の凹部4aの上に、横隣
りの金属パネル1bの他方の横継部の断面逆L字状縁端5a
が重ねられる。このとき、切欠部4cに残った張り出部9
は、金属パネル1bの突起状折曲げ係止部7bに嵌合収納さ
れる。そして、両金属パネルの見附面の端面10a、10b及
び切欠部の端面8a,8bが各面一に当接して 第4図は、この接続状態を示す図で、第3図のA−
A′矢視の接続後の縦断面図である。図において11は、
横継部の裏側に配設した水受け板であり、12は、発泡プ
ラスチック製の断熱板である。第2図は、本考案の別の
実施例を示す外装用金属パネルで、水勾配方向に起状の
大きい連続した畝形の条溝2が施された意匠性の強いパ
ネルである。このようなパネルにおいても、横継部の接
続構造は第1図の場合と同様に、一方の横継部4には、
連続した畝形の条溝の一つに合致する断面がV字状の凹
部4aを折曲げ形成してある。4aの下流端は解放され、見
附面3に平行で、かつ見附面3より板厚相当分後退した
面4bをもって閉じている。横継部4の上端の切欠部4cは
第1図と同様である。上記金属パネルの他方の横継部5
には上記条溝の断面V形の凹部に嵌合する形状、寸法の
断面が切り欠きV字状の縁端5aが形成されてなる。第5
図は、上記パネルの横葺き後の横継部の平面図(a)
と、接続構造を示す縦断面図(b)である。同図(a)
のP2は断面V字状凹部の底部稜線、P1は金属パネル1bの
縁端稜線である。同図(b)は(a)図のB−B′矢視
縦断面図でパネル1aの横継部の断面V字状凹部の底部お
いて、隣接の金属パネル1bの横継部の断面が切り欠きV
字状の縁端5aが当接し重なっている。11は上記接継部の
裏側に配設された水受板であり、12は断熱材である。
本考案において、パネルの横継部の一端4aはパネル面
の条溝に合致した形状の凹部であるが、他端5aは該凹部
4aの底部に当接するように折曲げ形成されていればよ
く、従って上記実施例に限定されず、例えば第6図
(a)〜(d)の態様が含まれ、4(a)の底面に対し
て5(a)の面当接(a),(c)のほか、パネルの縁
端稜部の当接(b),(d)が同様の効果を奏する。
また上記実施例における切り欠き部4cは、施工時にお
いて7a−7b,8a−8bの嵌合が容易になる利点はあるが不
可欠の構成ではない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は、水勾配上下両端に折
曲げ係止部、かつ水勾配方向に条溝を有する横葺方式の
外装用金属パネルにおいて、横継部の一端は前記条溝に
合致した形状の凹部を折曲げ形成し、他端は前記一端の
凹部の底部に当接する形状に折曲げ形成されてなる外装
用金属パネルであり、該金属パネルの各横継部におい
て、前記一端の凹部の底部に隣接パネルの他端を当接せ
しめ、かつ横継部の一方の見附面に金属パネルの板厚相
当分後退した面を形成し、この面上に隣接パネルの横継
部の見附面を面一に被着せしめた接続構造である。これ
によって接続部が強風等の直撃を受けて隙間を増大する
ごとき欠点はなくなり、風雨に対し水密性が強化され
る。さらにパネルに施された条溝模様が横継部において
中断されることがなく建築物の屋根又は外壁等外装全体
の意匠の連続性が保持されるため美麗な仕上り外観が得
られる等、本考案は従来の問題点を充分に解決し、奏さ
れる効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案の二つの実施例を示す外装
用金属パネルの斜視図。第3図は、第1図の金属パネル
の横継部の斜視図。第4図は第3図の横継接続部分の縦
断面図。第5図は、第2図の金属パネルの横継接続状態
の平面図。第6図は、第5図の横継接続部分の縦断面
図。第7図は、従来の金属パネル横継接続構造の説明
図。 1……金属パネル、2……条溝、3……見附面、4、5
……金属パネルの横継部、4a……パネル面の条溝に合致
する凹部、4c……欠切部、5a……4aの底部に当接するパ
ネルの縁端、11……水受板。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水勾配方向上下両端に折曲げ係止部7及び
    6、水勾配下方には下方に折曲げた横帯状見附面3が設
    けられ、かつ表面の水勾配方向に条溝2を列設した金属
    パネル1の横継部の一端4及び他端5を有する外装用金
    属パネル1において、 該横継部の一端4には前記条溝2に合致する形状の1条
    の凹部4aを折曲げ形成し、かつ該凹部4aの下流端は横帯
    状見附面3に平行かつ該見附面より金属パネル1の板厚
    相当分後退した面4bを形成しており、一方横継部の他端
    5は前記一端4の1条の凹部4aの底部に当接し、その先
    端は該凹部4aの内側に留まる形状に折曲げ形成されてな
    ることを特徴とする外装用金属パネル。
  2. 【請求項2】水勾配方向上下両端に折曲げ係止部7及び
    6、水勾配下方には下方に折曲げた横帯状見附面3が設
    けられ、かつ表面の水勾配方向に条溝2を列設した金属
    パネル1の横継部4と、横方向の隣接パネルの横継部5
    の下面側に、水勾配方向に水受板11を配した外装用金属
    パネルの接続構造において、 該金属パネル1の横継部の一端4には前記条溝2に合致
    する形状の1条の凹部4aを折曲げ形成し、かつ該凹部4a
    の下流端は横帯状見附面3に平行かつ該見附面より金属
    パネル1の板厚相当分後退した面4bを形成しており、一
    方隣接パネルの横継部の他端5は前記一端4の1条の凹
    部4aの底部に当接せしめ、その先端は該凹部4aの内側に
    留まり、同時に前記隣接パネルの横継部5の見附面3
    を、上記一端4の下流端の面4a上に面一に被着せしめて
    なることを特徴とする外装用金属パネルの接続構造。
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JP2006266052A (ja) * 2005-03-19 2006-10-05 Chuo Co Ltd 横葺屋根板とその接続手段とによる横葺屋根構造

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