JPH0412893Y2 - - Google Patents
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- JPH0412893Y2 JPH0412893Y2 JP11854086U JP11854086U JPH0412893Y2 JP H0412893 Y2 JPH0412893 Y2 JP H0412893Y2 JP 11854086 U JP11854086 U JP 11854086U JP 11854086 U JP11854086 U JP 11854086U JP H0412893 Y2 JPH0412893 Y2 JP H0412893Y2
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- board
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、左右に隣接する屋根板の隣接端部の
裏面側に当てがう捨板本体の幅方向中間部に少な
くとも一方の屋根板の端部を差し込むための横方
向に開口した受け溝を有する支持部を設けた横葺
屋根板用捨板に関するものである。
裏面側に当てがう捨板本体の幅方向中間部に少な
くとも一方の屋根板の端部を差し込むための横方
向に開口した受け溝を有する支持部を設けた横葺
屋根板用捨板に関するものである。
この種の横葺屋根板用捨板としては、第10図
に示すように、捨板本体aの幅方向中間部に捨板
本体aの前後方向全長にわたつて連続した二つ折
り形状の挟持用突条部b,bを折曲形成し、該挟
持用突条部b,bと捨板本体aの表面との間に、
断面略エ字状のアルミの押出成形品よりなる支持
部cの取付け用板部dの左右両側縁を嵌入したも
のが知られている。捨板本体aの前後方向の寸法
は屋根板e,eの前後方向の寸法と略等しく、捨
板本体aの後端には屋根板e,eの係止部f,f
と係合する水切り部gが折曲形成されている。
h,hは屋根板e,eの前端に形成された係合部
である。iは化粧カバーであり、当該化粧カバー
iの両側縁に形成した折曲片を支持部cと屋根板
e,eとの間に差し込むことによつて、支持部c
に固定されるように構成されている。
に示すように、捨板本体aの幅方向中間部に捨板
本体aの前後方向全長にわたつて連続した二つ折
り形状の挟持用突条部b,bを折曲形成し、該挟
持用突条部b,bと捨板本体aの表面との間に、
断面略エ字状のアルミの押出成形品よりなる支持
部cの取付け用板部dの左右両側縁を嵌入したも
のが知られている。捨板本体aの前後方向の寸法
は屋根板e,eの前後方向の寸法と略等しく、捨
板本体aの後端には屋根板e,eの係止部f,f
と係合する水切り部gが折曲形成されている。
h,hは屋根板e,eの前端に形成された係合部
である。iは化粧カバーであり、当該化粧カバー
iの両側縁に形成した折曲片を支持部cと屋根板
e,eとの間に差し込むことによつて、支持部c
に固定されるように構成されている。
上記の従来例は、捨板本体aに折曲形成した挟
持用突条部bと捨板本体a表面との間に支持部c
を嵌入して固定するため、溶接が不要であり、捨
板本体aや支持部cとして、塗装鋼板、銅板など
溶接のできない材料を使用できる利点を有してい
る。
持用突条部bと捨板本体a表面との間に支持部c
を嵌入して固定するため、溶接が不要であり、捨
板本体aや支持部cとして、塗装鋼板、銅板など
溶接のできない材料を使用できる利点を有してい
る。
しかしながら、上記の従来例においては、挟持
用突条部bが前後方向のレール状に形成されてい
るので、屋根板eを支持部cの受け溝に前方から
差し込むときや化粧カバーiを屋根板eと支持部
c間に差し込むとき、支持部cが屋根板eで押さ
えて後方に位置ずれし、屋根板eの接続作業がし
にくくなつたり、屋根板の接続が不完全になつて
漏水事故が発生する虞れがあつた。
用突条部bが前後方向のレール状に形成されてい
るので、屋根板eを支持部cの受け溝に前方から
差し込むときや化粧カバーiを屋根板eと支持部
c間に差し込むとき、支持部cが屋根板eで押さ
えて後方に位置ずれし、屋根板eの接続作業がし
にくくなつたり、屋根板の接続が不完全になつて
漏水事故が発生する虞れがあつた。
本考案の目的は、溶接が不要であり、捨板本体
や支持部として、塗装鋼板、銅板など溶接のでき
ない材料を使用できるという利点を確保しつつ、
従来例の有していた上記の問題点を解消すること
にある。
や支持部として、塗装鋼板、銅板など溶接のでき
ない材料を使用できるという利点を確保しつつ、
従来例の有していた上記の問題点を解消すること
にある。
上記の目的を達成するために、本考案は、冒頭
に記した横葺屋根板用捨板において、前記捨板本
体の前後方向に間隔をあけた複数位置に、当該捨
板本体の幅方向全長にわたつて連続し、かつ前方
へ二つ折り状に折曲した挟持用突条部を折曲形成
する一方、前記支持部には前記挟持用突条部に対
応する複数の係止用舌片を設け、前記挟持用突条
部と捨板本体の表面との間に、前記支持部の前記
係止用舌片を嵌入したことを特徴としている。
に記した横葺屋根板用捨板において、前記捨板本
体の前後方向に間隔をあけた複数位置に、当該捨
板本体の幅方向全長にわたつて連続し、かつ前方
へ二つ折り状に折曲した挟持用突条部を折曲形成
する一方、前記支持部には前記挟持用突条部に対
応する複数の係止用舌片を設け、前記挟持用突条
部と捨板本体の表面との間に、前記支持部の前記
係止用舌片を嵌入したことを特徴としている。
上記の構成によれば、前方へ二つ折り状に折曲
した挟持用突条部が捨板本体の幅方向に設けられ
ており、この挟持用突条部と捨板本体表面との間
に支持部の係止用舌片が前方から差し込まれた状
態になつているので、捨板本体に対する支持部の
固定が確実でなくても、あるいは積極的に挟持用
突条部に沿つて摺動自在に構成した場合であつて
も、屋根板を支持部の受け溝に挿入する際、係止
片の後方への摺動は挟持用突条部によつて阻止さ
れているので支持部が後方へ位置ずれすることが
ない。
した挟持用突条部が捨板本体の幅方向に設けられ
ており、この挟持用突条部と捨板本体表面との間
に支持部の係止用舌片が前方から差し込まれた状
態になつているので、捨板本体に対する支持部の
固定が確実でなくても、あるいは積極的に挟持用
突条部に沿つて摺動自在に構成した場合であつて
も、屋根板を支持部の受け溝に挿入する際、係止
片の後方への摺動は挟持用突条部によつて阻止さ
れているので支持部が後方へ位置ずれすることが
ない。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本考案に係る横葺屋根板用捨板を使用
した横葺屋根板の接続部を示す概略平面図、第2
図は化粧カバーを取り付ける直前における上記接
続部の平面図、第3図は上記接続部の分解斜視
図、第4図は上記接続部の縦断側面図、第5図は
上記接続部の縦断正面図、第6図は本考案に係る
横葺屋根板用捨板の平面図である。
した横葺屋根板の接続部を示す概略平面図、第2
図は化粧カバーを取り付ける直前における上記接
続部の平面図、第3図は上記接続部の分解斜視
図、第4図は上記接続部の縦断側面図、第5図は
上記接続部の縦断正面図、第6図は本考案に係る
横葺屋根板用捨板の平面図である。
第1図〜第5図において、1は薄鋼板製の屋根
板で、前縁には下方へ折曲した係合部2が、後縁
には上方へ折曲した係止部3が夫々折曲形成され
ている。4は屋根板1の裏面に貼着された発泡ポ
リエチレンフオーム等の防水性と断熱性のある弾
性シートである。Aは横葺屋根板用捨板、Bは化
粧カバーである。
板で、前縁には下方へ折曲した係合部2が、後縁
には上方へ折曲した係止部3が夫々折曲形成され
ている。4は屋根板1の裏面に貼着された発泡ポ
リエチレンフオーム等の防水性と断熱性のある弾
性シートである。Aは横葺屋根板用捨板、Bは化
粧カバーである。
前記捨板Aは、第3図、第6図に示すように、
左右の屋根板1の隣接端部の裏面側に当てがう捨
板本体5と、一方の屋根板1の端部を差し込むた
めの横方向に開口した受け溝Xを有する支持部6
と、止水部7とを有している。
左右の屋根板1の隣接端部の裏面側に当てがう捨
板本体5と、一方の屋根板1の端部を差し込むた
めの横方向に開口した受け溝Xを有する支持部6
と、止水部7とを有している。
捨板本体5の後端は前記屋根板1の後縁相当位
置よりも後方にまで延長され、この延長部分5a
の後端に水切り用折曲片5bが折曲形成されてい
る。また捨板本体5の前縁には下向きの折曲片5
cが、左右両縁には夫々水切り用折曲片5dが
夫々折曲形成されている。8は、捨板本体5の幅
方向全長にわたつて連続し、かつ前方へ二つ折り
状に折曲した挟持用突条部で、前記捨板本体5の
前後方向に間隔をあけた複数位置に折曲形成され
ている。
置よりも後方にまで延長され、この延長部分5a
の後端に水切り用折曲片5bが折曲形成されてい
る。また捨板本体5の前縁には下向きの折曲片5
cが、左右両縁には夫々水切り用折曲片5dが
夫々折曲形成されている。8は、捨板本体5の幅
方向全長にわたつて連続し、かつ前方へ二つ折り
状に折曲した挟持用突条部で、前記捨板本体5の
前後方向に間隔をあけた複数位置に折曲形成され
ている。
前記支持部6は、第3図、第6図に示すよう
に、一方の屋根板1の端部を差し込むための受け
溝Xを形成する断面略コ状の部分6aと、その上
方に化粧カバーBの両端折返し片9を挿入係止す
るための突片10とを一枚の金属板の折曲加工に
より一体成形したものであり、断面略コ字状の部
分6aの下辺部には、その一部を下方へ切り起こ
すことによつて前記挟持用突条部8に対応する複
数の係止用舌片11を形成してある。そして、こ
れらの係止用舌片11を前記挟持用突条部8と捨
板本体5表面との間に嵌入してある。尚、係止用
舌片11は前記挟持用突条部8と捨板本体5表面
との間に挿抜自在に嵌入しただけでもよいが、こ
の実施例では、挟持用突条部8の数個所をポンチ
等で打撃して局部的に凹入させることにより、挟
持用突条部8と係止用舌片11の凹入変形部分p
を互いに係合させ、もつて支持部6を捨板本体5
に固着してある。
に、一方の屋根板1の端部を差し込むための受け
溝Xを形成する断面略コ状の部分6aと、その上
方に化粧カバーBの両端折返し片9を挿入係止す
るための突片10とを一枚の金属板の折曲加工に
より一体成形したものであり、断面略コ字状の部
分6aの下辺部には、その一部を下方へ切り起こ
すことによつて前記挟持用突条部8に対応する複
数の係止用舌片11を形成してある。そして、こ
れらの係止用舌片11を前記挟持用突条部8と捨
板本体5表面との間に嵌入してある。尚、係止用
舌片11は前記挟持用突条部8と捨板本体5表面
との間に挿抜自在に嵌入しただけでもよいが、こ
の実施例では、挟持用突条部8の数個所をポンチ
等で打撃して局部的に凹入させることにより、挟
持用突条部8と係止用舌片11の凹入変形部分p
を互いに係合させ、もつて支持部6を捨板本体5
に固着してある。
前記止水部7は、一枚の金属板をL字状に折曲
加工することにより製造されたもので、左右に隣
接する屋根板1の後縁に沿わせて位置させるため
の立上り板部7aと、捨板本体5に対する取付け
用板部7bとから構成されている。この止水部7
は捨板本体5の前記延長部分5a上に配置され、
取付け用板部7bの後縁を当該延長部分5a上に
ある挟持用突条部8とこれに対応する捨板本体5
の表面(延長部分5aの表面である。)との間に
嵌入することによつて捨板本体5に取り付けられ
ている。尚、取付け用板部7bの後縁を前記挟持
用突条部8と捨板本体5表面との間に嵌入するだ
けでも、止水部7は捨板本体5に対して摩擦抵抗
によつて或る程度固定されるが、この実施例で
は、固定をより確実にするために、支持部6の場
合と同様に、挟持用突条部8の一部をポンチ等で
打撃して局部的に凹入させることにより、挟持用
突条部8と取付け用板部7bの凹入変形部分pを
互いに係合させてある。
加工することにより製造されたもので、左右に隣
接する屋根板1の後縁に沿わせて位置させるため
の立上り板部7aと、捨板本体5に対する取付け
用板部7bとから構成されている。この止水部7
は捨板本体5の前記延長部分5a上に配置され、
取付け用板部7bの後縁を当該延長部分5a上に
ある挟持用突条部8とこれに対応する捨板本体5
の表面(延長部分5aの表面である。)との間に
嵌入することによつて捨板本体5に取り付けられ
ている。尚、取付け用板部7bの後縁を前記挟持
用突条部8と捨板本体5表面との間に嵌入するだ
けでも、止水部7は捨板本体5に対して摩擦抵抗
によつて或る程度固定されるが、この実施例で
は、固定をより確実にするために、支持部6の場
合と同様に、挟持用突条部8の一部をポンチ等で
打撃して局部的に凹入させることにより、挟持用
突条部8と取付け用板部7bの凹入変形部分pを
互いに係合させてある。
第2図、第3図、第5図に示す6′は、前記支
持部6と左右対称形に形成された支持部材であ
る。支持部材6′は、一枚の金属板の折曲加工に
より他方の屋根板1の端部を差し込むための受け
溝Xを形成する断面略コ状の部分6a′と、その上
方に化粧カバーBの両端折返し片9を挿入係止す
るための突片10′とを一体成形したものであり、
断面略コ字状の部分6a′の下辺部には、その一部
を下方へ切り起こすことによつて前記挟持用突条
部8に対応する複数の係止用舌片11′を形成し
てある。そしてこれらの係止用舌片11′を前記
挟持用突条部8と捨板本体6表面との間に挿抜自
在ならびに左右方向に摺動自在に嵌入すべく構成
してある。
持部6と左右対称形に形成された支持部材であ
る。支持部材6′は、一枚の金属板の折曲加工に
より他方の屋根板1の端部を差し込むための受け
溝Xを形成する断面略コ状の部分6a′と、その上
方に化粧カバーBの両端折返し片9を挿入係止す
るための突片10′とを一体成形したものであり、
断面略コ字状の部分6a′の下辺部には、その一部
を下方へ切り起こすことによつて前記挟持用突条
部8に対応する複数の係止用舌片11′を形成し
てある。そしてこれらの係止用舌片11′を前記
挟持用突条部8と捨板本体6表面との間に挿抜自
在ならびに左右方向に摺動自在に嵌入すべく構成
してある。
尚、前記突片10,10′の前縁は断面略コ字
状の部分6a,6a′の前縁よりも若干後方に位置
し、かつ突片10,10′の前縁と側縁との角部
は若干上方へ折り曲げてある。これらはいずれも
化粧カバーBの両端折返し片9を突片10,1
0′に挿入しやすくするための構成である。また
前記突片10,10′を断面略コ字状部分6a,
6a′の上片部よりも横側方へ長くしているのは、
化粧カバーBを取り付けた状態において、断面略
コ字状部分6a,6a′の上片部が化粧カバーBか
らはみ出さないようにしたものである。
状の部分6a,6a′の前縁よりも若干後方に位置
し、かつ突片10,10′の前縁と側縁との角部
は若干上方へ折り曲げてある。これらはいずれも
化粧カバーBの両端折返し片9を突片10,1
0′に挿入しやすくするための構成である。また
前記突片10,10′を断面略コ字状部分6a,
6a′の上片部よりも横側方へ長くしているのは、
化粧カバーBを取り付けた状態において、断面略
コ字状部分6a,6a′の上片部が化粧カバーBか
らはみ出さないようにしたものである。
次に、上記の捨板Aを用いた横葺屋根板接続部
の施工方法を説明する。
の施工方法を説明する。
先ず、左右に隣接する屋根板1のうち、一方の
屋根板1の端部を捨板Aの支持部6の受け溝Xに
差し込んだ状態で、当該屋根板1を屋根下地13
に置き、その係合部2を、先行して葺かれた屋根
板1の係止部3に引つ掛けた後、図外の吊り子で
屋根下地13に固定する。
屋根板1の端部を捨板Aの支持部6の受け溝Xに
差し込んだ状態で、当該屋根板1を屋根下地13
に置き、その係合部2を、先行して葺かれた屋根
板1の係止部3に引つ掛けた後、図外の吊り子で
屋根下地13に固定する。
次いで、他方の屋根板1の接続すべき端部に、
支持部材6′を嵌着した状態で、当該屋根板1の
端部を前記捨板A上に、支持部6と支持部材6′
間に適当幅(屋根板の熱膨張を吸収できる幅)の
間隙Sをあけた状態に載置し、かつ支持部材6′
の係止用舌片11′を挟持用突条部8と捨板本体
5表面との間に差し込むと共に、当該屋根板1の
係合部2を傾斜下方に位置するところの先行して
葺かれた屋根板1の係止部3に引つ掛け、吊り子
を介して屋根下地13に固定する。
支持部材6′を嵌着した状態で、当該屋根板1の
端部を前記捨板A上に、支持部6と支持部材6′
間に適当幅(屋根板の熱膨張を吸収できる幅)の
間隙Sをあけた状態に載置し、かつ支持部材6′
の係止用舌片11′を挟持用突条部8と捨板本体
5表面との間に差し込むと共に、当該屋根板1の
係合部2を傾斜下方に位置するところの先行して
葺かれた屋根板1の係止部3に引つ掛け、吊り子
を介して屋根下地13に固定する。
しかる後、化粧カバーBの両端折返し片9を前
記支持部6の突片10及び支持部材6′の突片1
0′の下方に差し込む。この場合、係止用舌片1
1′の後方への移動は挟持用突条部8によつて阻
止された状態にあるので、支持部材6′が捨板本
体5に対して挿抜自在ならびに左右方向に摺動自
在であるにもかかわらず、化粧カバーBの両端折
返し片9を差し込む際の抵抗によつて、支持部材
6′が後方へ位置ずれすることがない。以下、同
様な作業を繰り返すことにより、次々と横方向へ
と屋根板1を葺いて行くのである。
記支持部6の突片10及び支持部材6′の突片1
0′の下方に差し込む。この場合、係止用舌片1
1′の後方への移動は挟持用突条部8によつて阻
止された状態にあるので、支持部材6′が捨板本
体5に対して挿抜自在ならびに左右方向に摺動自
在であるにもかかわらず、化粧カバーBの両端折
返し片9を差し込む際の抵抗によつて、支持部材
6′が後方へ位置ずれすることがない。以下、同
様な作業を繰り返すことにより、次々と横方向へ
と屋根板1を葺いて行くのである。
尚、化粧カバーBの両端部を第5図に点線で示
すように下方へ折曲して屋根板に当接するように
すると、屋根板の端部からの雨水の侵入をより確
実に防止できる。また捨板本体5、支持部6、支
持部材6′、止水部7を、同一の金属材料や電位
系列の近い金属材料を使用すれば、電蝕による漏
水が発生しない。また上記の実施例では、支持部
材6′を捨板本体5に対して着脱自在に構成した
が、予め、支持部6と同様に捨板本体5に固定し
ておいてもよい。
すように下方へ折曲して屋根板に当接するように
すると、屋根板の端部からの雨水の侵入をより確
実に防止できる。また捨板本体5、支持部6、支
持部材6′、止水部7を、同一の金属材料や電位
系列の近い金属材料を使用すれば、電蝕による漏
水が発生しない。また上記の実施例では、支持部
材6′を捨板本体5に対して着脱自在に構成した
が、予め、支持部6と同様に捨板本体5に固定し
ておいてもよい。
第7図は本考案の別実施例を示す。この実施例
は、支持部6と支持部材6′とを一枚の金属板に
より一体に折曲形成した点に特徴がある。その他
の構成は先の実施例と同じである。尚、この実施
例では、図示のように、支持部6及び支持部材
6′の夫々に係止用舌片11,11′を設けたが、
いずれか一方を省略して実施することも可能であ
る。
は、支持部6と支持部材6′とを一枚の金属板に
より一体に折曲形成した点に特徴がある。その他
の構成は先の実施例と同じである。尚、この実施
例では、図示のように、支持部6及び支持部材
6′の夫々に係止用舌片11,11′を設けたが、
いずれか一方を省略して実施することも可能であ
る。
第8図は本考案の別実施例を示す。この実施例
は、前記突片10,10′を省略し、受け溝Xに、
屋根板1の端部と化粧カバーBの両端折返し片9
の双方を差し込むように構成した点に特徴があ
る。尚、この実施例では、支持部6と支持部材
6′とが別体に構成されているが、第7図の場合
と同様に一体成形してもよい。
は、前記突片10,10′を省略し、受け溝Xに、
屋根板1の端部と化粧カバーBの両端折返し片9
の双方を差し込むように構成した点に特徴があ
る。尚、この実施例では、支持部6と支持部材
6′とが別体に構成されているが、第7図の場合
と同様に一体成形してもよい。
また上記各実施例では、捨板本体5の後端を延長
して止水部7を設けたが、第9図に示すように、
捨板本体5の前後方向の寸法を屋根板1と略等し
くしすると共に、捨板本体5の後端に上向きの折
曲片5b′を設けて、この折曲片5b′を屋根板1後
縁の係止部3に係合するようにした形式の捨板A
についても本考案は同様に実施できる。
して止水部7を設けたが、第9図に示すように、
捨板本体5の前後方向の寸法を屋根板1と略等し
くしすると共に、捨板本体5の後端に上向きの折
曲片5b′を設けて、この折曲片5b′を屋根板1後
縁の係止部3に係合するようにした形式の捨板A
についても本考案は同様に実施できる。
本考案は、上述した構成よりなるから、次の効
果を奏し得るのである。
果を奏し得るのである。
即ち、本考案によれば、前方へ二つ折り状に折
曲した挟持用突条部が捨板本体の幅方向に設けら
れており、この挟持用突条部と捨板本体表面との
間に支持部の係止用舌片が前方から差し込まれた
状態になつているので、捨板本体に対する支持部
の固定が確実でなくても、あるいは積極的に挟持
用突条部に沿つて摺動自在に構成した場合であつ
ても、屋根板を支持部の受け溝に挿入する際、係
止片の後方への摺動は挟持用突条部によつて阻止
されているので支持部が後方へ位置ずれすること
がない。
曲した挟持用突条部が捨板本体の幅方向に設けら
れており、この挟持用突条部と捨板本体表面との
間に支持部の係止用舌片が前方から差し込まれた
状態になつているので、捨板本体に対する支持部
の固定が確実でなくても、あるいは積極的に挟持
用突条部に沿つて摺動自在に構成した場合であつ
ても、屋根板を支持部の受け溝に挿入する際、係
止片の後方への摺動は挟持用突条部によつて阻止
されているので支持部が後方へ位置ずれすること
がない。
従つて、屋根板の接続が容易であり、接続が不
完全になることによる雨漏りの虞れがない。
完全になることによる雨漏りの虞れがない。
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示し、
第1図は本考案に係る横葺屋根板用捨板を使用し
た横葺屋根板の接続部を示す概略平面図、第2図
は化粧カバーを取り付ける直前における上記接続
部の平面図、第3図は上記接続部の分解斜視図、
第4図は上記接続部の縦断側面図、第5図は上記
接続部の縦断正面図、第6図は横葺屋根板用捨板
の平面図である。第7図乃至第9図は各々本考案
の別実施例を示す横葺屋根板接続部の分解斜視図
である。第10図は従来例の説明図である。 A……捨板、1……屋根板、5……捨板本体、
6……支持部、8……挟持用突条部、11……係
止用舌片。
第1図は本考案に係る横葺屋根板用捨板を使用し
た横葺屋根板の接続部を示す概略平面図、第2図
は化粧カバーを取り付ける直前における上記接続
部の平面図、第3図は上記接続部の分解斜視図、
第4図は上記接続部の縦断側面図、第5図は上記
接続部の縦断正面図、第6図は横葺屋根板用捨板
の平面図である。第7図乃至第9図は各々本考案
の別実施例を示す横葺屋根板接続部の分解斜視図
である。第10図は従来例の説明図である。 A……捨板、1……屋根板、5……捨板本体、
6……支持部、8……挟持用突条部、11……係
止用舌片。
Claims (1)
- 左右に隣接する屋根板の隣接端部の裏面側に当
てがう捨板本体の幅方向中間部に少なくとも一方
の屋根板の端部を差し込むための横方向に開口し
た受け溝を有する支持部を設けた横葺屋根板用捨
板において、前記捨板本体の前後方向に間隔をあ
けた複数位置に、当該捨板本体の幅方向全長にわ
たつて連続し、かつ前方へ二つ折り状に折曲した
挟持用突条部を折曲形成する一方、前記支持部に
は前記挟持用突条部に対応する複数の係止用舌片
を設け、前記挟持用突条部と捨板本体の表面との
間に、前記支持部の前記係止用舌片を嵌入してあ
ることを特徴とする横葺屋根板用捨板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11854086U JPH0412893Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11854086U JPH0412893Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6325722U JPS6325722U (ja) | 1988-02-19 |
JPH0412893Y2 true JPH0412893Y2 (ja) | 1992-03-26 |
Family
ID=31005088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11854086U Expired JPH0412893Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0412893Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS646031U (ja) * | 1987-06-30 | 1989-01-13 | ||
JPH0623634Y2 (ja) * | 1987-07-27 | 1994-06-22 | 松下電工株式会社 | 屋根材接続用の継手 |
-
1986
- 1986-07-31 JP JP11854086U patent/JPH0412893Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6325722U (ja) | 1988-02-19 |
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