JPH0310243Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0310243Y2
JPH0310243Y2 JP14551284U JP14551284U JPH0310243Y2 JP H0310243 Y2 JPH0310243 Y2 JP H0310243Y2 JP 14551284 U JP14551284 U JP 14551284U JP 14551284 U JP14551284 U JP 14551284U JP H0310243 Y2 JPH0310243 Y2 JP H0310243Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper edge
horizontal
decorative cover
plate
horizontal roof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14551284U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6159715U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14551284U priority Critical patent/JPH0310243Y2/ja
Publication of JPS6159715U publication Critical patent/JPS6159715U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0310243Y2 publication Critical patent/JPH0310243Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は横葺屋根板の取付け装置に関する。
(従来技術) 従来から、薄板鋼板等で成形された横葺屋根板
を多数枚上下方向および左右方向に連設すること
により、簡単に横葺屋根板を形成することが行な
われている。
この場合において、上下方向の雨水侵入に対し
ては、上段に敷設する横葺屋根板の下縁係止部と
下段に敷設する横葺屋根板の上縁係合部との嵌合
構造によつて対処できており、また等高位置にお
いて隣接する横葺屋根板の継目部分の雨水侵入に
対しては、例えば実公昭56−51144号公報つまり
第9図,第10図に示すように、下地材側に取付
けた継手板2′と横葺屋根板1′の上に被せる化粧
カバ−3′とで、上記横葺屋根板1′の対向側縁
1′cを挟持する構造によつて対処できている。
すなわち、雨水は通常上段の横葺屋根板1′か
ら下段の横葺屋根板1′に向つて流下するのであ
るから、横葺屋根板1′の継目以外の部分につい
ては何ら雨水侵入の問題はなく、また継目部分に
ついても、外面を化粧カバ−3′で覆つているこ
と、および横葺屋根板1′が継手板2′に圧接され
て左右方向の雨水侵入を阻止していることから、
この部分においても雨水侵入の問題はないことに
なる。
しかし、強風下においては、雨水が上段から下
段に向つて流下するとは限らず、風の向きによつ
ては下段から上段に向つて逆流することになる。
この場合、第9図,第10図に示す従来の構造に
よると、化粧カバ−3′には横葺屋根板1′と同様
に上縁に係合部3′a、下縁に係止部3′bがそれ
ぞれ折曲形成されており、継手板2′にも上縁に
係合部2′d、下縁に係止部2′eがそれぞれ折曲
形成されており、両者の係合部、係止部2′d,
3′a,2′e,3′bを嵌合させ、さらに上段の
横葺屋根板1′の係止部1′b、下段の横葺屋根板
1′の係合部1′aをそれぞれ嵌合させているのみ
であるから、強風下において逆流する雨水は上記
嵌合部における部材間の〓間を通つて上段の横葺
屋根板1′の内面側より室内に侵入することがあ
り、いまだ万全な防水構造とはなつていなかつ
た。
(考案の目的) 本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであり、強風下においても逆流する雨水が横葺
屋根板の内面側から室内に侵入することを有効に
防止できる横葺屋根板の取付け装置を提供するこ
とを目的としている。
(考案の構成) 上記の目的を達成するために、本考案の横葺屋
根板の取付け装置は、上縁に係合部を、下縁に係
止部をそれぞれ折曲形成した横葺屋根板の隣接す
る互いに対向する側縁の内面側には、中央部に横
葺屋根板の側縁部を嵌入支持する補助部材を設け
た継手板を取付け、前記側縁の外面側には、化粧
カバ−を取付け、この化粧カバ−の上縁に、横葺
屋根板の上縁係合部へ挿入可能な上縁係合部を折
曲形成するとともに、化粧カバ−の上縁係合部と
前記横葺屋根板の上縁係合部との間をシ−ルパツ
キングを介して水密的に保持したものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図乃至第8図を参
照して詳細に説明する。
第1図乃至第5図において1は横葺屋根板であ
り、上縁部を外方に屈曲させることにより2コ個
字状の上縁係合部1aを形成しているとともに、
下縁部を内方に屈曲させることにより略逆N字状
の下縁係止部1bを形成しており、更に下縁係止
部1bの先端寄り部を残して全面に発泡合成樹脂
製等裏張りペフ1cを一体的に貼着している。
尚、上縁係合部1a,下縁係止部1bの先端を折
り返すことによつて、素材としての薄板鋼板等の
切断端縁が外方に露呈しないようにしている。ま
た、横葺屋根板1は上半部に対して下半部が外方
に向かつて屈曲されている。2はアルミ又はステ
ンレス製等の継手板であり、横葺屋根板1と同様
に上半部に対して下半部が外方に向かつて屈曲さ
れた基板部2aの中央部に、略コ字状に屈曲形成
された1対の補助部材2bを、その開口部同士が
互いに離反するように、互いに当接させた状態
で、スポツト溶接等により一体的に取付けてい
る。尚、継手板2の中央屈曲部に対応する位置に
は、V字状の切除部2cを形成している。そし
て、基板2aの上縁部を外方にコ字状に屈曲させ
ることにより、後水切り部材2d形成していると
ともに、下縁部を下方に屈曲させることによりコ
字状の下縁係止部2eを形成している。尚、2f
は基板2aの中央部に、上縁係合部2dと所要の
間隔をあけて、スポツト溶接等により取付けた垂
直な前水切り部材であり、この前水切り部材2f
に横葺屋根板1の上縁係合部1aに貼着した裏張
りペフ1cを水密的に当接させることにより雨水
の侵入を阻止している。また、2gは基板2aの
左右側端部に上縁係合部2dと近接させてスポツ
ト溶接等により取付けた垂直な中間水切り部材で
ある。また、2bは基板2aの左右側縁を斜め外
方に屈曲するとともに、屈曲先端部を折返して形
成した縁部であり、横葺屋根材1の裏張りペフ1
cと圧接される。3は化粧カバ−であり、上縁部
を外方に屈曲させることにより2段コ字状の上縁
係合部3aを形成しているとともに、下縁部を内
方に屈曲させることによりコ字状の下縁係止部3
bを形成しており、更に左右側縁部を内側に折り
返して、上記補助部材2bの上面板2bと嵌合す
る係合部3cおよび横葺屋根板1の表面と接触す
る接触板部3dを形成している。そして、上記化
粧カバ−3の上縁係合部3a外面にはゴム製等の
シ−ルパキング3eを貼着している。尚、3fは
上向き膨出部であり、化粧カバ−3自体の強度向
上等を企図している。また、化粧カバ−面は、上
記横葺屋根板1と同様に上半部に対して下半部が
外方に向かつて屈曲されている。
以上の構成よりなり、横葺屋根板の連結は、横
葺屋根板1の側縁部を継手板2の補助部材2bの
開口部に下方から挿入して、横葺屋根板1の係合
部1aが継手板2の前水切り部材2fに当接する
ようにし、次いで化粧カバ−3の係合部3cを補
助部材2bの上面板と嵌合させた状態で化粧カバ
−3を上段の横葺屋根板1に向かつてスライドさ
せればよく、接触板部3dと補助部材2bの下面
板2b″との間に横葺屋根板を挟持し、裏張りペフ
1cを補助部材2bの下面板2b″および継手板2
の基板2aに強圧接することにより左右方向の雨
水侵入を完全に阻止することができる。また、化
粧カバ−3をスライドさせ続ければ化粧カバ−3
の上縁係合部3aが横葺屋根板1の上縁係合部1
aに突き当り、この状態においては化粧カバ−3
の上縁係合部3aに貼着したシ−ルパツキング3
eが、この上縁係合部3aと横葺屋根板1の上縁
係合部1aとの間に圧接状態で介設されるので、
強風下においても雨水の逆流による侵入を有効に
阻止することができる。又仮に突発的に強い風雨
が吹き上げがあつたとしても、2重,3重に水切
り部材2f,2g,2dを設けているので、室内
への侵入は完全に遮断される。
第6図乃至第8図は他の実施例を示しており、
上記の実施例と異なる点は次のとおりであり、他
の点は同一である。即ち、横葺屋根板1について
みれば、上縁係合部1aが、2段コ字状の屈曲部
に次続させて内方折曲片1a′を連設している点
と、下縁係止部1bが下方に向かつてく字状に2
段に折曲され、更にその先端部が内方に向かつて
折曲されて延出され、その延出された中央部にく
字状の膨出部1b″が形成され、その延出された端
部に弧状の湾曲部1bが形成されている点であ
る。
したがつて、この場合には、弧状湾曲部1b
、およびく字状膨出部1b″を有する内方延出片
1b′′′′によつて下段の横葺屋根板1の内方折曲
片1a′と弾性係合し、下段の横葺屋根板1の上縁
係合部1aと上段の横葺屋根板1の下縁係止部1
bとの嵌合保持状態を良好に確保できることにな
る。しかも、このようにく字状膨出部1b″と弧状
湾曲部1bを形成しておくと、内方延出片1b
′′′′とその下の下段の横葺屋根板1外面との間で
起こる毛細管現象による雨水侵入を前記膨出部1
b″および弧状湾曲部1bが立ち切るので、この
毛細管現象による雨水侵入も効果的に防止できる
こととなる。一方、継手板2についてみれば、係
止部2eが、横葺屋根板1にあわせて、下方に向
かつてく字状に2段に屈曲されているのみであ
る。また、化粧カバ−についてみれば、上縁係合
部3aが、1段コ字状の屈曲部を主体として形成
され、その中央部のみが更に延長屈曲させて逆L
字状に形成されている点と、下縁係止部3bが継
手板2にあ銭せて、下方に向かつて屈曲され、更
に屈曲下端縁から上縁側に向かう屈曲片3b′が形
成されている点である。したがつて、上記化粧カ
バ−3の上縁係合部3aがその中央の逆L字状部
を除いて、横葺屋根板1の上縁係合部1a内に挿
入され突き当ると、この状態において上縁係合部
3aに貼着したシ−ルパツキング3eが、この上
縁係合部3aと横葺屋根板1の上縁係合部1aの
間に水密的に介設されるので、強風下においても
雨水の逆流による侵入を有効に阻止することがで
きる。また、上縁係合部3aの中央部に形成した
逆L字状部によつて隣接する横葺屋根板1,1に
対する化粧カバ−3の中心位置合せを容易に行う
ことができる。尚、本考案は以上の実施例に限定
されるものではなく、シ−ルパツキングを化粧カ
バ−に取付ける代わりに、隣接するそれぞれの横
葺屋根板の係合部内に連通するように取付けるこ
とができる他、継手板として基板に隆出条を複数
形成してもよく、補助部材は、片面のみ開口にし
て、一方は横葺屋根板を載置するだけにしてもよ
い。又継手板の中間水切り部材2gは上縁の左右
コ−ナ−部よりの雨の侵入を阻止するためのもの
なので、左右コ−ナ−部を防水シ−ルパツキング
等で塞いだ場合は省くこともできる。
(効果) 以上のように本考案は、横葺屋根板の上縁に屈
曲形成した上縁係合部と、化粧カバ−の上縁に屈
曲形成した上縁係合部との間に、両者を嵌合させ
た状態でシ−ルパツキングを水密的に介在させて
いるので、強風下雨水が逆流しても、上記嵌合部
を通つて雨水が横葺屋根板の下面側さらに室内に
侵入する虞れを有効に防止することができるとい
う特有の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は分解斜視図、第2図は取付途中状態
で示す平面図、第3図は継手板に横葺屋根板を取
付けた状態を示す側断面図、第4図は継手板に横
葺屋根板および化粧カバ−を取付けた状態を示す
側断面図、第5図は継手板に横葺屋根板および化
粧カバ−を取付けた状態を示す平断面図、第6図
は他の実施例を示す分解斜視図、第7図及び第8
図はそれぞれ継手板に横葺屋根板を取付けた状態
を示す側断面図及び継手板に横葺屋根板および化
粧カバ−を取付けた状態を示す側断面図、第9図
は従来例の分解斜視図、第10図は同上縦断側面
図。 1……横葺屋根板、1a……上縁係止部、1b
……下縁係止部、2……継手板、3……化粧カバ
−、3a……上縁係合部、3e……シ−ルパツキ
ング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上縁に係合部を、下縁に係止部をそれぞれ折曲
    形成した横葺屋根板の隣接する互いに対向する側
    縁の内面側には、中央部に横葺屋根板の側縁部を
    嵌入支持する補助部材を設けた継手板を取付け、
    前記側縁の外面側には、化粧カバ−を取付け、こ
    の化粧カバ−の上縁に、横葺屋根板の上縁係合部
    へ挿入可能な上縁係合部を折曲形成するととも
    に、化粧カバ−の上縁係合部と前記横葺屋根板の
    上縁係合部との間をシ−ルパツキングを介して水
    密的に保持してなる、横葺屋根板の取付け装置。
JP14551284U 1984-09-26 1984-09-26 Expired JPH0310243Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14551284U JPH0310243Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14551284U JPH0310243Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6159715U JPS6159715U (ja) 1986-04-22
JPH0310243Y2 true JPH0310243Y2 (ja) 1991-03-14

Family

ID=30703765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14551284U Expired JPH0310243Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0310243Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0629329Y2 (ja) * 1987-05-15 1994-08-10 大同鋼板株式会社 横葺用屋根材の葺き構造
JPH0776479B2 (ja) * 1989-03-27 1995-08-16 元旦ビユーティ工業株式会社 横葺き屋根構造における接合部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6159715U (ja) 1986-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0310243Y2 (ja)
JPH09512066A (ja) 屋根要素のための雨押さえ
JPH0310244Y2 (ja)
JPS5932654Y2 (ja) 面構造材の連結構造
JPH0310253Y2 (ja)
JPH088172Y2 (ja) 折板屋根における雨仕舞い装置
JP2551412Y2 (ja) パネルの接続構造
JP3377388B2 (ja) 屋 根
JPH0152540B2 (ja)
JP2574204B2 (ja) 縦葺き屋根構造
JPS60422Y2 (ja) 金属屋根板
JPH0312900Y2 (ja)
JPH0613296Y2 (ja) 広幅横段葺屋根材
JPH01235760A (ja) 折版屋根の接続構造
JP3164146B2 (ja) 建築用外装材の接続構造及び建築外装の構築方法
JPH089300Y2 (ja) 横葺き材
JPS6219771Y2 (ja)
JPH0431377Y2 (ja)
JPH0390722U (ja)
JPH0421937Y2 (ja)
JPS6142041Y2 (ja)
JPH0337315Y2 (ja)
JP2631011B2 (ja) 横葺屋根板
JP2740312B2 (ja) 屋根パネルの接続構造
JPH086931Y2 (ja) けらばの水切り構造