JPH0344953B2 - - Google Patents
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- JPH0344953B2 JPH0344953B2 JP4497788A JP4497788A JPH0344953B2 JP H0344953 B2 JPH0344953 B2 JP H0344953B2 JP 4497788 A JP4497788 A JP 4497788A JP 4497788 A JP4497788 A JP 4497788A JP H0344953 B2 JPH0344953 B2 JP H0344953B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- motorcycle
- rear arm
- parts
- piping space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 5
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、自動二輪車のリヤアームに関し、特
に排気装置の配管スペースを確保することによ
り、バンク角を増大できるようにしたリヤアーム
の形状に関する。
に排気装置の配管スペースを確保することによ
り、バンク角を増大できるようにしたリヤアーム
の形状に関する。
従来から自動二輪車では、排気装置をエンジン
本体及びリヤアームの前部下面に配置し、さらに
該リヤアームの外側に導出する場合がある。この
ような配置構造を備えた自動二輪車では、排気装
置の上記外方導出部分が、リヤアームの下方を通
ることから、この部分が車幅方向外側で、かつ低
所に位置することとなり、自動二輪車のバンク角
を狭くしてしまう要因になり易い。特に2サイク
ルエンジン搭載車の場合は、この導出部分となる
膨張管が大径であることから、それだけ最低地上
高が低くなり、この膨張管の配置如何で充分なバ
ンク角が確保できなくなる恐れがある。
本体及びリヤアームの前部下面に配置し、さらに
該リヤアームの外側に導出する場合がある。この
ような配置構造を備えた自動二輪車では、排気装
置の上記外方導出部分が、リヤアームの下方を通
ることから、この部分が車幅方向外側で、かつ低
所に位置することとなり、自動二輪車のバンク角
を狭くしてしまう要因になり易い。特に2サイク
ルエンジン搭載車の場合は、この導出部分となる
膨張管が大径であることから、それだけ最低地上
高が低くなり、この膨張管の配置如何で充分なバ
ンク角が確保できなくなる恐れがある。
そこでこの膨張管によるバンク角規制を緩和で
きるようにした自動二輪車の排気装置として、従
来、例えば特開昭62−23889号公報に記載されて
いるように、2本の膨張管をエンジンユニツトの
下方にて、逆ハ字状に配置するとともに、該各膨
張管の下端外方隅部を、フートレストで決まるバ
ンク角線に沿つてカツトしたものが提案されてい
る。
きるようにした自動二輪車の排気装置として、従
来、例えば特開昭62−23889号公報に記載されて
いるように、2本の膨張管をエンジンユニツトの
下方にて、逆ハ字状に配置するとともに、該各膨
張管の下端外方隅部を、フートレストで決まるバ
ンク角線に沿つてカツトしたものが提案されてい
る。
上記公報記載の排気装置によれば、各膨張管
の、バンク時に最初に接地する部分がカツトされ
た形状となつているので、それだけバンク角を増
大できる。しかしながらこの構造では、バンク角
を増大させるほど上記カツト面積を大きくする必
要があるので、必要な膨張室容量が犠牲になる恐
れがあり、結局バンク角度の増大には限界があ
る。
の、バンク時に最初に接地する部分がカツトされ
た形状となつているので、それだけバンク角を増
大できる。しかしながらこの構造では、バンク角
を増大させるほど上記カツト面積を大きくする必
要があるので、必要な膨張室容量が犠牲になる恐
れがあり、結局バンク角度の増大には限界があ
る。
本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み、必
要な膨張室容積を確保しながら、バンク角を増大
できる自動二輪車のリヤアームを提供する点にあ
る。
要な膨張室容積を確保しながら、バンク角を増大
できる自動二輪車のリヤアームを提供する点にあ
る。
本願請求項1の発明は、左、右一対のアーム部
の前部同士をクロスメンバ部で接続してなり、前
端のピボツト部が車体フレームに枢支されるとと
もに、後端の車軸部で後輪を軸支する自動二輪車
のリヤアームにおいて、上記一方のアーム部を上
方に凸に屈曲させ、該屈曲部により該アーム部の
下方に形成された凹状空間を排気装置の配管スペ
ースとし、上記他方のアーム部を上記ピボツト部
から車軸部まで直線状に延びる直線部を有する形
状とし、該他方のアーム部側にチエンを配置した
ことを特徴としている。
の前部同士をクロスメンバ部で接続してなり、前
端のピボツト部が車体フレームに枢支されるとと
もに、後端の車軸部で後輪を軸支する自動二輪車
のリヤアームにおいて、上記一方のアーム部を上
方に凸に屈曲させ、該屈曲部により該アーム部の
下方に形成された凹状空間を排気装置の配管スペ
ースとし、上記他方のアーム部を上記ピボツト部
から車軸部まで直線状に延びる直線部を有する形
状とし、該他方のアーム部側にチエンを配置した
ことを特徴としている。
また請求項2の発明は、上記配管スペースに、
2サイクルエンジン用排気装置の大径の膨張管部
分が車体内側から外側に延びるよう配設されてい
ることを特徴としている。
2サイクルエンジン用排気装置の大径の膨張管部
分が車体内側から外側に延びるよう配設されてい
ることを特徴としている。
ここで本発明における配管スペースとは、排気
装置の一部分、つまりリヤアーム下方を横切る部
分を配管するためのスペースとの意味であり、2
サイクルエンジン用排気装置の場合は、請求項2
の発明に示すようにこの配管スペースに、大径の
膨張管部分を位置させるのが効果的である。
装置の一部分、つまりリヤアーム下方を横切る部
分を配管するためのスペースとの意味であり、2
サイクルエンジン用排気装置の場合は、請求項2
の発明に示すようにこの配管スペースに、大径の
膨張管部分を位置させるのが効果的である。
バンク角を確保するには、排気管自体の形状に
より、あるいはその配置の仕方により低所に位置
させざるを得ない部分は車両の中心近傍に配置
し、かつ車幅方向外方に位置させざるを得ない部
分は高所に配置することが重要である。例えば上
述のように、排気管をエンジン下方からリヤアー
ムの下方を横切るよう配管する場合は、この横断
部分は外方でかつ低所に位置することとなり、そ
のままではバンク角確保の観点からの上記要請に
は応え難い。
より、あるいはその配置の仕方により低所に位置
させざるを得ない部分は車両の中心近傍に配置
し、かつ車幅方向外方に位置させざるを得ない部
分は高所に配置することが重要である。例えば上
述のように、排気管をエンジン下方からリヤアー
ムの下方を横切るよう配管する場合は、この横断
部分は外方でかつ低所に位置することとなり、そ
のままではバンク角確保の観点からの上記要請に
は応え難い。
これに対し本発明では、リヤアームのアーム部
を上方に凸に屈曲させ、該屈曲部により形成され
る凹状空間を排気装置の配管スペースとしたの
で、その配置構造上外方に位置させざるを得ない
横断部分を上方に位置させることができ、上述の
要請に応えており、それだけバンク角を拡大でき
る。
を上方に凸に屈曲させ、該屈曲部により形成され
る凹状空間を排気装置の配管スペースとしたの
で、その配置構造上外方に位置させざるを得ない
横断部分を上方に位置させることができ、上述の
要請に応えており、それだけバンク角を拡大でき
る。
また、本発明では、アーム部を屈曲させて積極
的に配管スペースを確保したので、2サイクルエ
ンジン用排気装置の場合にも、膨張管部分の断面
形状に制約を与えることはなく、充分な膨張室容
積を確保でき、エンジン性能に支障が生じること
はない。
的に配管スペースを確保したので、2サイクルエ
ンジン用排気装置の場合にも、膨張管部分の断面
形状に制約を与えることはなく、充分な膨張室容
積を確保でき、エンジン性能に支障が生じること
はない。
また、本発明では、上記配管スペースを確保す
るために、アーム部全体を屈曲させたので、例え
ば単に凹部を形成した場合のような断面形状ひい
ては断面係数の急激な変化がなく、必要な剛性を
充分に確保できる。
るために、アーム部全体を屈曲させたので、例え
ば単に凹部を形成した場合のような断面形状ひい
ては断面係数の急激な変化がなく、必要な剛性を
充分に確保できる。
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第9図は本発明の一実施例による
自動二輪車のリヤアームを説明するための図であ
る。
自動二輪車のリヤアームを説明するための図であ
る。
図において、1は本実施例リヤアームが採用さ
れた自動二輪車であり、これの車体フレーム2は
鋳造製筒状の操向軸筒3に左、右一対の板金製箱
難構造のメインフレーム4の前端を溶接接続し、
該メインフレーム4の後端間を同じく板金製箱型
構造のバツクステー5で溶接接続し、該バツクス
テー5の上端左、右に形成された接続部5aの後
端に角パイプ製のシートレール6を接続して構成
されている。なお、5bは緩衝器支持部、7はバ
ツクステー5とメインフレーム4とを接続する補
強部材、8はバツクステー5の後壁と上記シート
レール6とを接続する補強部材である。
れた自動二輪車であり、これの車体フレーム2は
鋳造製筒状の操向軸筒3に左、右一対の板金製箱
難構造のメインフレーム4の前端を溶接接続し、
該メインフレーム4の後端間を同じく板金製箱型
構造のバツクステー5で溶接接続し、該バツクス
テー5の上端左、右に形成された接続部5aの後
端に角パイプ製のシートレール6を接続して構成
されている。なお、5bは緩衝器支持部、7はバ
ツクステー5とメインフレーム4とを接続する補
強部材、8はバツクステー5の後壁と上記シート
レール6とを接続する補強部材である。
また、上記車体フレーム2の操向軸筒3には下
端で前輪9を軸支する前フオーク10が軸支さ
れ、メインフレーム4及びシートレール6等の上
部には燃料タンク11、シート12が搭載されて
いる。さらに該メインフレーム4の後半部下方に
は、水冷式2サイクルV型4気筒のエンジンユニ
ツト13が懸架されており、該エンジンユニツト
13及び車体フレーム2の周囲は整流用カウリン
グ31で囲まれている。4bはコイル等の電装品
であり、これはメインフレーム4に形成されてた
保持穴4c内に、保持部材4aを介して収容保持
されている。これにより電装品4bが車幅方向内
側に位置し、それだけカウリング31の幅を狭く
できる。
端で前輪9を軸支する前フオーク10が軸支さ
れ、メインフレーム4及びシートレール6等の上
部には燃料タンク11、シート12が搭載されて
いる。さらに該メインフレーム4の後半部下方に
は、水冷式2サイクルV型4気筒のエンジンユニ
ツト13が懸架されており、該エンジンユニツト
13及び車体フレーム2の周囲は整流用カウリン
グ31で囲まれている。4bはコイル等の電装品
であり、これはメインフレーム4に形成されてた
保持穴4c内に、保持部材4aを介して収容保持
されている。これにより電装品4bが車幅方向内
側に位置し、それだけカウリング31の幅を狭く
できる。
そして上記メインフレーム4の後端部に本実施
例のリヤアーム14の前端が枢支されている。こ
のリヤアーム14は左、右アーム部15,16の
前部間をクロスメンバ部17で溶接接続するとと
もに、該クロスメンバ部17の前端にピボツト筒
(ピボツト部)18を溶接固定して構成されてお
り、該ピボツト筒18が上記メインンフレーム4
の後端部に形成されたピボツト穴4dに挿通され
たピボツト軸により枢支されている。また、上記
クロスメンバ部17に形成された貫通穴17b内
には、緩衝器32が挿入配置されており、該緩衝
器32の上端は上記緩衝器支持部5bに、下端は
リンク機構33にそれぞれ連結されている。この
リンク機構33は上記メインフレーム4の下端の
連結ブラケツト4eとクロスメンバ部17の下面
の連結ブラケツト17cとを連結している。ま
た、上記左、右アーム部15,16の後端部には
車軸支持ブラケツト(車軸部)19が固着され、
該ブラケツト19の支持穴19aに挿通された後
車軸によつて後輪21が軸支されている。
例のリヤアーム14の前端が枢支されている。こ
のリヤアーム14は左、右アーム部15,16の
前部間をクロスメンバ部17で溶接接続するとと
もに、該クロスメンバ部17の前端にピボツト筒
(ピボツト部)18を溶接固定して構成されてお
り、該ピボツト筒18が上記メインンフレーム4
の後端部に形成されたピボツト穴4dに挿通され
たピボツト軸により枢支されている。また、上記
クロスメンバ部17に形成された貫通穴17b内
には、緩衝器32が挿入配置されており、該緩衝
器32の上端は上記緩衝器支持部5bに、下端は
リンク機構33にそれぞれ連結されている。この
リンク機構33は上記メインフレーム4の下端の
連結ブラケツト4eとクロスメンバ部17の下面
の連結ブラケツト17cとを連結している。ま
た、上記左、右アーム部15,16の後端部には
車軸支持ブラケツト(車軸部)19が固着され、
該ブラケツト19の支持穴19aに挿通された後
車軸によつて後輪21が軸支されている。
また、上記左アーム部15は上記ピボツト筒1
8と支持ブラケツト19とを結ぶ直線状のメイン
アーム(直線部)22の上面に、補強アーム23
を前方が高くなる傾斜状に配置し、これの後端を
上記メインアーム22に、前端を上記クロスメン
バ部17の後壁にそれぞれ溶接固定して構成され
ており、側面視略三角形状になつている。なお、
24は補強リブであり、該補強リブ24と上記ク
ロスメンバ部17との間の空間25は駆動チエン
26の配置スペースとなつている。
8と支持ブラケツト19とを結ぶ直線状のメイン
アーム(直線部)22の上面に、補強アーム23
を前方が高くなる傾斜状に配置し、これの後端を
上記メインアーム22に、前端を上記クロスメン
バ部17の後壁にそれぞれ溶接固定して構成され
ており、側面視略三角形状になつている。なお、
24は補強リブであり、該補強リブ24と上記ク
ロスメンバ部17との間の空間25は駆動チエン
26の配置スペースとなつている。
ここで上記左アーム部15は、鋳造によつて一
体形成することもできる。この場合、側面視略三
角形状のものにチエン配置スペースとなる穴を設
けることとなり、また上記三角形の、上記ピボツ
ト部18と車軸支持ブラケツト19とを結ぶ底辺
部分が本発明の直線部を構成することとなる。
体形成することもできる。この場合、側面視略三
角形状のものにチエン配置スペースとなる穴を設
けることとなり、また上記三角形の、上記ピボツ
ト部18と車軸支持ブラケツト19とを結ぶ底辺
部分が本発明の直線部を構成することとなる。
一方、上記右アーム部16は、左、右一対の板
金製コ字状部材16a,16bを突き合わせて溶
接してなる箱状のもので、側面から見ると上方に
凸のへ字状に屈曲形成されている。また上記クロ
スメンバ部17は該右アーム部16の前側傾斜部
16cと接続されており、該クロスメンバ部17
の接続部17aは、該前側傾斜部16cに連続す
る傾斜状に形成されている。このようにしてこの
右アーム部16の下側には後述の排気装置の膨張
管を外方に導出するために配管スペース30が形
成されている。なお、16dは強度向上のための
凹部である。
金製コ字状部材16a,16bを突き合わせて溶
接してなる箱状のもので、側面から見ると上方に
凸のへ字状に屈曲形成されている。また上記クロ
スメンバ部17は該右アーム部16の前側傾斜部
16cと接続されており、該クロスメンバ部17
の接続部17aは、該前側傾斜部16cに連続す
る傾斜状に形成されている。このようにしてこの
右アーム部16の下側には後述の排気装置の膨張
管を外方に導出するために配管スペース30が形
成されている。なお、16dは強度向上のための
凹部である。
また、上記エンジンユニツト13の下側の左、
右シリンダ27aに接続された左、右の排気装置
28,29は、第5図に底面から見た状態で示す
ように、該エンジンユニツト13の下方位置にて
その排気管28a,29a部分が交叉している。
そして左排気装置28の膨張管28b部分は上記
右アーム部16に形成された上記配管スペース3
0の前側にて車幅方向外方に導出され、該右アー
ム部16の側方を斜め上方に延びており、その後
端に消音器28cに接続されている。また、上記
右排気装置29の膨張管29b部分は上記クロス
メンバ部17の下方で上記リンク機構33を迂回
するように湾曲した後、上記配管スペース30に
て上記左膨張管28bの後側に沿うよう外方に導
出され、斜め上方に延びており、その後端には同
じく消音器29cが接続されている。なお、図示
していないが、上側のシリンダ27bに接続され
た左、右の排気装置は、車両の上部側方に沿つて
後方に延びている。
右シリンダ27aに接続された左、右の排気装置
28,29は、第5図に底面から見た状態で示す
ように、該エンジンユニツト13の下方位置にて
その排気管28a,29a部分が交叉している。
そして左排気装置28の膨張管28b部分は上記
右アーム部16に形成された上記配管スペース3
0の前側にて車幅方向外方に導出され、該右アー
ム部16の側方を斜め上方に延びており、その後
端に消音器28cに接続されている。また、上記
右排気装置29の膨張管29b部分は上記クロス
メンバ部17の下方で上記リンク機構33を迂回
するように湾曲した後、上記配管スペース30に
て上記左膨張管28bの後側に沿うよう外方に導
出され、斜め上方に延びており、その後端には同
じく消音器29cが接続されている。なお、図示
していないが、上側のシリンダ27bに接続され
た左、右の排気装置は、車両の上部側方に沿つて
後方に延びている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
上述のように、自動二輪車のバンク角を増大す
るには、車幅方向外方に位置する部品について
は、上方に配置する必要がある。一方、排気装置
を、リヤアームの下方にてこれを車幅方向に横切
るように配置する場合、特に2サイクル用排気装
置のように大径の膨張管部分が上記横断位置にく
る場合は、この部分が低所に位置し、最低地上高
が低くなつてバンク角を稼ぐ上で不利である。こ
れに対し、本実施例ではリヤアーム14の右アー
ム部16全体を上方に凸のへ字状に屈曲させるこ
とにより、積極的に配管スペース30を形成し、
該スペース30部分において排気装置28,29
の膨張管28b,29bを外方に導出したので、
膨張室容量を充分に確保しながら最低地上高を高
くでき、バンク角を増大できる。
るには、車幅方向外方に位置する部品について
は、上方に配置する必要がある。一方、排気装置
を、リヤアームの下方にてこれを車幅方向に横切
るように配置する場合、特に2サイクル用排気装
置のように大径の膨張管部分が上記横断位置にく
る場合は、この部分が低所に位置し、最低地上高
が低くなつてバンク角を稼ぐ上で不利である。こ
れに対し、本実施例ではリヤアーム14の右アー
ム部16全体を上方に凸のへ字状に屈曲させるこ
とにより、積極的に配管スペース30を形成し、
該スペース30部分において排気装置28,29
の膨張管28b,29bを外方に導出したので、
膨張室容量を充分に確保しながら最低地上高を高
くでき、バンク角を増大できる。
また、本実施例では上記右アーム部16全体を
へ字状に屈曲形成したので、該右アーム部16は
その全長に渡つて断面形状、ひいては断面係数の
変化のない箱型構造になつており、曲部応力が生
じることもなく、充分な剛性を確保できる。
へ字状に屈曲形成したので、該右アーム部16は
その全長に渡つて断面形状、ひいては断面係数の
変化のない箱型構造になつており、曲部応力が生
じることもなく、充分な剛性を確保できる。
以上のように本発明に係る自動二輪車のリヤア
ームによれば、一方のアーム部を上方に凸のヘ字
状に屈曲形成し、該屈曲部を排気装置の配管スペ
ースとしたもので、大径の膨張管部分を該スペー
スに配置した場合にも、最低地上高を高くするこ
とができ、充分なバンク角が確保できる効果があ
る。
ームによれば、一方のアーム部を上方に凸のヘ字
状に屈曲形成し、該屈曲部を排気装置の配管スペ
ースとしたもので、大径の膨張管部分を該スペー
スに配置した場合にも、最低地上高を高くするこ
とができ、充分なバンク角が確保できる効果があ
る。
第1図ないし第9図は本発明の一実施例による
リヤアームを説明するための図であり、第1図は
リヤアームの右側面図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図はリヤアームの左側面図、第4
図はリヤアームの平面図、第5図は排気装置の配
置状態を示すリヤアームの底面図、第6図はバツ
クステー部分の平面図、第7図は車体フレームの
左側面図、第8図は第7図の−線断面図、第
9図は本実施例リヤアームが採用された自動二輪
車の右側面図である。 図において、1は自動二輪車、4はメインフレ
ーム(車体フレーム)、14はリヤアーム、15,
16は左、右アーム部、17はクロスメンバ部、
22はメインアーム(直線部)、28b,29b
は膨張管(排気装置)、30は配管スペースであ
る。
リヤアームを説明するための図であり、第1図は
リヤアームの右側面図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図はリヤアームの左側面図、第4
図はリヤアームの平面図、第5図は排気装置の配
置状態を示すリヤアームの底面図、第6図はバツ
クステー部分の平面図、第7図は車体フレームの
左側面図、第8図は第7図の−線断面図、第
9図は本実施例リヤアームが採用された自動二輪
車の右側面図である。 図において、1は自動二輪車、4はメインフレ
ーム(車体フレーム)、14はリヤアーム、15,
16は左、右アーム部、17はクロスメンバ部、
22はメインアーム(直線部)、28b,29b
は膨張管(排気装置)、30は配管スペースであ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 左、右一対のアーム部の前部同士をクロスメ
ンバ部で接続してなり、前端のピボツト部が車体
フレームに枢支されるとともに、後端の車軸部で
後輪を軸支する自動二輪車のリヤアームにおい
て、上記一方のアーム部を上方に凸に屈曲させ、
該屈曲部により該アーム部の下方に形成された凹
状空間を排気装置の配管スペースとし、上記他方
のアーム部を上記ピボツト部から車軸部まで直線
状に延びる直線部を有する形状とし、該他方のア
ーム部側にチエンを配置したことを特徴とする自
動二輪車のリヤアーム。 2 請求項1において、上記配管スペースに2サ
イクルエンジン用排気装置の大径の膨張管部分が
車体内側から外側に延びるよう配設されているこ
とを特徴とする自動二輪車のリヤアーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4497788A JPH01218990A (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 自動二輪車のリヤアーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4497788A JPH01218990A (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 自動二輪車のリヤアーム |
Related Child Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24148890A Division JPH03114987A (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 自動二輪車 |
JP24149090A Division JPH03114989A (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 自動二輪車 |
JP24148990A Division JPH03114988A (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 自動二輪車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01218990A JPH01218990A (ja) | 1989-09-01 |
JPH0344953B2 true JPH0344953B2 (ja) | 1991-07-09 |
Family
ID=12706529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4497788A Granted JPH01218990A (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 自動二輪車のリヤアーム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH01218990A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2511989Y2 (ja) * | 1989-08-17 | 1996-09-25 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の後輪懸架装置 |
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JP2549939Y2 (ja) * | 1990-08-08 | 1997-10-08 | 本田技研工業株式会社 | 自動2輪車のリヤスイングアーム |
-
1988
- 1988-02-26 JP JP4497788A patent/JPH01218990A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01218990A (ja) | 1989-09-01 |
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