JP2738756B2 - 自動二輪車のスイングアーム - Google Patents
自動二輪車のスイングアームInfo
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- JP2738756B2 JP2738756B2 JP1276512A JP27651289A JP2738756B2 JP 2738756 B2 JP2738756 B2 JP 2738756B2 JP 1276512 A JP1276512 A JP 1276512A JP 27651289 A JP27651289 A JP 27651289A JP 2738756 B2 JP2738756 B2 JP 2738756B2
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- swing arm
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- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は自動二輪車の後輪懸架装置に用いられるス
イングアームに関する。
イングアームに関する。
(従来の技術) 自動二輪車にあっては、一般に、スイングアームで後
輪を支持し、また、エンジンを車体フレームの車幅方向
略中央位置に搭載し、排気管をスイングアームの下方を
通して後方かつスイングアームの車幅方向一方の外側へ
延出させている。しかしながら、このような自動二輪車
はスイングアームの下方に排気管が位置して排気管の地
上高さが低く、排気管がバンク角(キャンバ角)を制限
する原因になることがあった。
輪を支持し、また、エンジンを車体フレームの車幅方向
略中央位置に搭載し、排気管をスイングアームの下方を
通して後方かつスイングアームの車幅方向一方の外側へ
延出させている。しかしながら、このような自動二輪車
はスイングアームの下方に排気管が位置して排気管の地
上高さが低く、排気管がバンク角(キャンバ角)を制限
する原因になることがあった。
そこで、従来、排気管の地上高さを大きくすることを
目的とする自動二輪車が特開平1−141188号公報で提案
されている。この特開平1−141188号公報の自動二輪車
は、スイングアームの腕部を側面視略へ字状に形成し、
このへ字状屈曲部分の下方に排気管を通している。
目的とする自動二輪車が特開平1−141188号公報で提案
されている。この特開平1−141188号公報の自動二輪車
は、スイングアームの腕部を側面視略へ字状に形成し、
このへ字状屈曲部分の下方に排気管を通している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した公報に記載されるスイングア
ームにあっては、スイングアーム全体をへ字状に屈曲し
た腕部とともに一体に成形するため、成形が困難で製造
コストの増大を招くという問題がある。
ームにあっては、スイングアーム全体をへ字状に屈曲し
た腕部とともに一体に成形するため、成形が困難で製造
コストの増大を招くという問題がある。
この発明は、上述問題に鑑みてなされたもので、安価
かつ容易に製造できるスイングアームを提供することを
目標とする。
かつ容易に製造できるスイングアームを提供することを
目標とする。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するための手段は、請求項1では、
車体に取り付けられるボディ部、及び該ボディ部から後
方に延出して後端間に後輪を支持する左右一対のアーム
部を備え、一方のアーム部の地上高さを一部で他方のア
ーム部よりも高くした自動二輪車のスイングアームにお
いて、前記ボディ部には左右のアーム部の結合部を備
え、該ボディ部の一方のアーム部と結合するアーム結合
部を側面視略へ字状に形成し、該ボディ部の他方のアー
ム部を結合するアーム結合部を略真直形状に形成し、前
記ボディ部の左右のアーム結合部に、略々真直に形成
し、該ボディ部とは別体に形成した左右のアーム部を結
合し、該ボディ部の左右のアーム結合部の後端部の地上
高さを、一方のアーム結合部の高さが、他方のアーム結
合部の高さよりも高い位置に形成し、且つ前記ボディ部
を鋳造で一体形成し、前記左右のアーム部を塑性加工で
略真直に形成し、該左右のアーム部前端を該ボディ部の
左右のアーム結合部に溶接結合したことを特徴とする。
車体に取り付けられるボディ部、及び該ボディ部から後
方に延出して後端間に後輪を支持する左右一対のアーム
部を備え、一方のアーム部の地上高さを一部で他方のア
ーム部よりも高くした自動二輪車のスイングアームにお
いて、前記ボディ部には左右のアーム部の結合部を備
え、該ボディ部の一方のアーム部と結合するアーム結合
部を側面視略へ字状に形成し、該ボディ部の他方のアー
ム部を結合するアーム結合部を略真直形状に形成し、前
記ボディ部の左右のアーム結合部に、略々真直に形成
し、該ボディ部とは別体に形成した左右のアーム部を結
合し、該ボディ部の左右のアーム結合部の後端部の地上
高さを、一方のアーム結合部の高さが、他方のアーム結
合部の高さよりも高い位置に形成し、且つ前記ボディ部
を鋳造で一体形成し、前記左右のアーム部を塑性加工で
略真直に形成し、該左右のアーム部前端を該ボディ部の
左右のアーム結合部に溶接結合したことを特徴とする。
請求項2では、車体に取り付けられるボディ部、及び
該ボディ部から後方に延出して後端間に後輪を支持する
左右一対のアーム部を備え、一方のアーム部の地上高さ
を一部で他方のアーム部よりも高くした自動二輪車のス
イングアームにおいて、前記ボディ部には左右のアーム
部の結合部を備え、該ボディ部の一方をアーム部と結合
するアーム結合部を側面視略へ字状に形成し、該ボディ
部の他方のアーム部を結合するアーム結合部を略真直形
状に形成し、前記ボディ部の左右のアーム結合部に、略
々真直に形成し、該ボディ部とは別体に形成した左右の
アーム部を結合し、該ボディ部の左右のアーム結合部の
後端部の地上高さを、一方のアーム結合部の高さが、他
方のアーム結合部の高さよりも高い位置に形成し、前記
ボディ部を鋳造で一体形成し、前記左右のアーム部を塑
性加工で略真直に形成し、該左右のアーム部前端を該ボ
ディ部の左右のアーム結合部に溶接結合し、且つ、前記
ボディ部の一方のアーム結合部を構成する略真直形状の
アーム結合部の上端部と、該アーム結合部に結合するア
ーム部後端部上端とを、サブアームで連結したことを特
徴とする。
該ボディ部から後方に延出して後端間に後輪を支持する
左右一対のアーム部を備え、一方のアーム部の地上高さ
を一部で他方のアーム部よりも高くした自動二輪車のス
イングアームにおいて、前記ボディ部には左右のアーム
部の結合部を備え、該ボディ部の一方をアーム部と結合
するアーム結合部を側面視略へ字状に形成し、該ボディ
部の他方のアーム部を結合するアーム結合部を略真直形
状に形成し、前記ボディ部の左右のアーム結合部に、略
々真直に形成し、該ボディ部とは別体に形成した左右の
アーム部を結合し、該ボディ部の左右のアーム結合部の
後端部の地上高さを、一方のアーム結合部の高さが、他
方のアーム結合部の高さよりも高い位置に形成し、前記
ボディ部を鋳造で一体形成し、前記左右のアーム部を塑
性加工で略真直に形成し、該左右のアーム部前端を該ボ
ディ部の左右のアーム結合部に溶接結合し、且つ、前記
ボディ部の一方のアーム結合部を構成する略真直形状の
アーム結合部の上端部と、該アーム結合部に結合するア
ーム部後端部上端とを、サブアームで連結したことを特
徴とする。
請求項3では、車体に取り付けられるボディ部、及び
該ボディ部から後方に延出して後端間に後輪を支持する
左右一対のアーム部を備え、一方のアーム部の地上高さ
を一部分で他方のアーム部よりも高くした自動二輪車の
スイングアームにおいて、前記ボディ部の一部、及びア
ーム部を有する略真直形状で、スイングアームの左右の
一方を構成する第1の分割体と、前記ボディの残部、及
びアーム部を有する側面視略へ字状でスイングアームの
左右の他方を構成する第2分割体とからなり、前記スイ
ングアームの左右を構成する左右非対称形状の第1の分
割体と第2の分割体とを、溶接結合して一体化したこと
を特徴とする。
該ボディ部から後方に延出して後端間に後輪を支持する
左右一対のアーム部を備え、一方のアーム部の地上高さ
を一部分で他方のアーム部よりも高くした自動二輪車の
スイングアームにおいて、前記ボディ部の一部、及びア
ーム部を有する略真直形状で、スイングアームの左右の
一方を構成する第1の分割体と、前記ボディの残部、及
びアーム部を有する側面視略へ字状でスイングアームの
左右の他方を構成する第2分割体とからなり、前記スイ
ングアームの左右を構成する左右非対称形状の第1の分
割体と第2の分割体とを、溶接結合して一体化したこと
を特徴とする。
(作用) 請求項1にかかる発明では、スイングアームは、一方
のアーム部とボディ部への結合部が側面視へ字状で、他
方のアーム部の結合部とボディ部との結合部の位置より
も高いので、へ字状結合部の下方に相当の空間が確保さ
れて、該空間に排気管を通すことができ、排気管の地上
高さを大きくしてバンク角を大きくすることができる。
そして、左右非対称形状を有するスイングアームのボデ
ィ部を造形の自由度が大きい鋳造で、アーム部を引き抜
き等の塑性加工で略真直に成形し、これらアーム部をボ
ディ部の結合部に溶接結合するのみでスイングアームが
完成するため、その製造が容易で、安価に左右対称形状
のスイングアームを得ることができる。特に、ボディ部
のスイングアーム結合部の一方をへ字状に形成し、略直
真のアーム部を結合して全体として側面視へ字状の一方
のアームを製作するので、製作が容易である。
のアーム部とボディ部への結合部が側面視へ字状で、他
方のアーム部の結合部とボディ部との結合部の位置より
も高いので、へ字状結合部の下方に相当の空間が確保さ
れて、該空間に排気管を通すことができ、排気管の地上
高さを大きくしてバンク角を大きくすることができる。
そして、左右非対称形状を有するスイングアームのボデ
ィ部を造形の自由度が大きい鋳造で、アーム部を引き抜
き等の塑性加工で略真直に成形し、これらアーム部をボ
ディ部の結合部に溶接結合するのみでスイングアームが
完成するため、その製造が容易で、安価に左右対称形状
のスイングアームを得ることができる。特に、ボディ部
のスイングアーム結合部の一方をへ字状に形成し、略直
真のアーム部を結合して全体として側面視へ字状の一方
のアームを製作するので、製作が容易である。
請求項2にかかる発明では、略真直形状のボディ部の
アーム結合部上部と、略真直状のアーム部後端部上端と
の間をサブアームで連結したので、左右の各アームの高
さ方向の剛性バランス、形状バランスが良好に保持でき
る。
アーム結合部上部と、略真直状のアーム部後端部上端と
の間をサブアームで連結したので、左右の各アームの高
さ方向の剛性バランス、形状バランスが良好に保持でき
る。
請求項3にかかる発明では、ボディ部、これ繋がるア
ーム部を左右に分割し、左右非対称の左右の分割体とし
て鋳造で成形し、左右の分割体を溶接結合して一体化す
るので、造形上の自由度が大きく、一方のアーム部の地
上高さを、他方のアーム部の地上高さよりも高くするこ
とが容易に行え、前述の請求項1の発明と同様にバンク
角を大きくすることができる。そして、鋳造成形された
非対称形状の分割体を溶接結合するだけで完成するの
で、ぞの製作が容易であり、安価に左右非対称形状のス
イングアームを得ることができる。
ーム部を左右に分割し、左右非対称の左右の分割体とし
て鋳造で成形し、左右の分割体を溶接結合して一体化す
るので、造形上の自由度が大きく、一方のアーム部の地
上高さを、他方のアーム部の地上高さよりも高くするこ
とが容易に行え、前述の請求項1の発明と同様にバンク
角を大きくすることができる。そして、鋳造成形された
非対称形状の分割体を溶接結合するだけで完成するの
で、ぞの製作が容易であり、安価に左右非対称形状のス
イングアームを得ることができる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図から第9図は第1の発明の第1実施例にかかる
自動二輪車のスイングアームを示し、第1図が自動二輪
車の左側面図、第2図が同右側面図、第3図が同一部の
拡大平面図、第4図が同一部の拡大側面図、第5図が同
他の一部の拡大側面図、第6図a,b,cがスイングアーム
の詳細図、第7図がエアクリーナの一部破断断面図、第
8図a,b,cがリアカウルの詳細図、第9図a,b,cがピリオ
ンシートの詳細図である。
自動二輪車のスイングアームを示し、第1図が自動二輪
車の左側面図、第2図が同右側面図、第3図が同一部の
拡大平面図、第4図が同一部の拡大側面図、第5図が同
他の一部の拡大側面図、第6図a,b,cがスイングアーム
の詳細図、第7図がエアクリーナの一部破断断面図、第
8図a,b,cがリアカウルの詳細図、第9図a,b,cがピリオ
ンシートの詳細図である。
第1図および第2図において、11はアルミ合金等を鋳
造して成るツインチューブ型のメインフレームであり、
メインフレーム11には、前端にヘッドチューブ12が固設
されてフロントフォーク13により前輪14Fが操向可能に
支持され、後端下部にスイングアーム15によって後輪14
Rが上下動可能に支持され、後端上部にパイプ状のメン
バを結合して成るシートフレーム18が固設されている。
スイングアーム15については後に詳述するが、このスイ
ングアーム15にはメインフレーム11の後端上部との間に
プログレシブリンク機構16を介して周知のクッションユ
ニット17が介設されている。シートフレーム18には合成
樹脂から成るリアフェンダ19とリアカウル20とが固定さ
れ、リアカウル20がリアフェンダ19の上方を覆ってい
る。リアカウル20は、第5図に詳示するように、側面視
略状のアッパパネル21と左右一対のサイドパネル22L,
22Rとを接合して成り、後部に上方へ突出する膨出部20a
が形成されている。このリアカウル20には、前部にドラ
イバシート23が、後部の膨出部20a上でアッパパネル21
にピリオンシート24が載設され、アッパパネル21の前面
にシートバック25が固着されている。ピリンオシート24
は、第9図a,b,cに示すように、PVC等の合成樹脂を板状
に成形して成り、前部両側にベルト挿通孔26L,26Rが、
後部中央下側にナット27を溶着されたブラケット28が埋
設されている。このピリオンシート24は、前部がベルト
挿通孔26L,26Rを挿通するベルト29でリアカウル20に固
定され、また、第5図に示すように後部がナット27に螺
着するボルト30でリアフェンダ19に固定されている。な
お、第9図c中、99はシートフレーム18に支持されたツ
ールボックスであり、ツールボックス99上にゴム等から
成るラバークッション98を介してアッパパネル21が敷設
される。
造して成るツインチューブ型のメインフレームであり、
メインフレーム11には、前端にヘッドチューブ12が固設
されてフロントフォーク13により前輪14Fが操向可能に
支持され、後端下部にスイングアーム15によって後輪14
Rが上下動可能に支持され、後端上部にパイプ状のメン
バを結合して成るシートフレーム18が固設されている。
スイングアーム15については後に詳述するが、このスイ
ングアーム15にはメインフレーム11の後端上部との間に
プログレシブリンク機構16を介して周知のクッションユ
ニット17が介設されている。シートフレーム18には合成
樹脂から成るリアフェンダ19とリアカウル20とが固定さ
れ、リアカウル20がリアフェンダ19の上方を覆ってい
る。リアカウル20は、第5図に詳示するように、側面視
略状のアッパパネル21と左右一対のサイドパネル22L,
22Rとを接合して成り、後部に上方へ突出する膨出部20a
が形成されている。このリアカウル20には、前部にドラ
イバシート23が、後部の膨出部20a上でアッパパネル21
にピリオンシート24が載設され、アッパパネル21の前面
にシートバック25が固着されている。ピリンオシート24
は、第9図a,b,cに示すように、PVC等の合成樹脂を板状
に成形して成り、前部両側にベルト挿通孔26L,26Rが、
後部中央下側にナット27を溶着されたブラケット28が埋
設されている。このピリオンシート24は、前部がベルト
挿通孔26L,26Rを挿通するベルト29でリアカウル20に固
定され、また、第5図に示すように後部がナット27に螺
着するボルト30でリアフェンダ19に固定されている。な
お、第9図c中、99はシートフレーム18に支持されたツ
ールボックスであり、ツールボックス99上にゴム等から
成るラバークッション98を介してアッパパネル21が敷設
される。
アッパパネル21は、第8図a,b,cに詳示するように、
上面前部の左右両側に車幅方向外方へ向かって傾斜する
傾斜壁により凹部32L,32Rが形成されて該凹部32L,32Rに
排風孔31L,31Rが形成され、また、上面中央に後方へ向
かって傾斜する傾斜壁により凹部33が形成されて該凹部
33に排風孔34が形成されている。このアッパパネル21
は、第5図に示すように排風孔31L,31Rにそれぞれベル
ト29が挿通され、排風孔34に前述したピリオンシート24
取付用のボルト30が挿通されている。ベルト29は、第9
図cにも示すように、ピリオンシート24のベルト挿通孔
26L,26Rを挿通し、両端がリアカウル20の両側に固定さ
れている。
上面前部の左右両側に車幅方向外方へ向かって傾斜する
傾斜壁により凹部32L,32Rが形成されて該凹部32L,32Rに
排風孔31L,31Rが形成され、また、上面中央に後方へ向
かって傾斜する傾斜壁により凹部33が形成されて該凹部
33に排風孔34が形成されている。このアッパパネル21
は、第5図に示すように排風孔31L,31Rにそれぞれベル
ト29が挿通され、排風孔34に前述したピリオンシート24
取付用のボルト30が挿通されている。ベルト29は、第9
図cにも示すように、ピリオンシート24のベルト挿通孔
26L,26Rを挿通し、両端がリアカウル20の両側に固定さ
れている。
また、メインフレーム11には、略中央上部に燃料タン
ク35が載設され、略中央下部にV型2気筒の2サイクル
エンジン36が懸架され、このエンジン36の前方にラジエ
ータ37が、エンジン36の上方にキャブレータ38、コント
ロールバルブ39およびエアクリーナ40が配設されてい
る。エンジン36はトランスミッションと一体に組み付け
られ、トランスミッションは出力軸が左側に突出してい
る。第3図および第4図に示すようにこの出力軸は駆動
スプロケット41が固定され、駆動スプロケット41に掛け
回されたチェーン42により後輪14Rと動力伝達可能に連
結されている。このエンジン36は一方のシリンダ列が上
方に、他方のシリンダ列が前方に突出し、これらシリン
ダ列からそれぞれ排気管43L,43Rがエンジン36の下方を
経て後方に延出している。第3図および第4図に詳示さ
れるように、これら排気管43L,43Rはそれぞれがシリン
ダ列から所定距離離れた位置にディフューザ部44L,44R
を有し、上方に突出するシリンダ列の排気管43Lはディ
フューザ部44Lをエンジン36の下方に位置させて後輪14R
の左側で後方に延出し、前方に突出するシリンダ列の排
気管43Rはディフューザ部44Rを後述するスイングアーム
15のアーム部前端の下方に位置させて後輪14Rの右側で
後方に延出する。60L,60Rは排気管43L,43Rに設けられた
マフラである。
ク35が載設され、略中央下部にV型2気筒の2サイクル
エンジン36が懸架され、このエンジン36の前方にラジエ
ータ37が、エンジン36の上方にキャブレータ38、コント
ロールバルブ39およびエアクリーナ40が配設されてい
る。エンジン36はトランスミッションと一体に組み付け
られ、トランスミッションは出力軸が左側に突出してい
る。第3図および第4図に示すようにこの出力軸は駆動
スプロケット41が固定され、駆動スプロケット41に掛け
回されたチェーン42により後輪14Rと動力伝達可能に連
結されている。このエンジン36は一方のシリンダ列が上
方に、他方のシリンダ列が前方に突出し、これらシリン
ダ列からそれぞれ排気管43L,43Rがエンジン36の下方を
経て後方に延出している。第3図および第4図に詳示さ
れるように、これら排気管43L,43Rはそれぞれがシリン
ダ列から所定距離離れた位置にディフューザ部44L,44R
を有し、上方に突出するシリンダ列の排気管43Lはディ
フューザ部44Lをエンジン36の下方に位置させて後輪14R
の左側で後方に延出し、前方に突出するシリンダ列の排
気管43Rはディフューザ部44Rを後述するスイングアーム
15のアーム部前端の下方に位置させて後輪14Rの右側で
後方に延出する。60L,60Rは排気管43L,43Rに設けられた
マフラである。
キャブレータ38は、吸気通路に開口するエアジェット
が設けられた周知のベンチュリ型気化器から成り、吸気
通路がエアクリーナ40に、エアジェットがコントロール
バルブ39を経てエアクリーナ40に連絡されている。エア
クリーナ40は、第7図に示すように、上半体45と下半体
46とをエレメント47を介し組み付けて成り、エレメント
47と上半体45との間に大気に開放された取入側の室48
が、エレメント47と下半体46との間にキャブレータ38に
連絡した供給側の室49が画成されている。これら上半体
45と下半体46とにはそれぞれ内面に隔壁45a,46aが一体
に突設され、これら隔壁45a,46aがエレメント47に当接
してエレメント47との間にそれぞれ上記室48,49と隔別
された小室48a,49aを画成している。下半体46の隔壁46a
とエレメント47との間に画成される小室49aにはニップ
ル50に接続されるホース等を介してコントロールバルブ
39に連絡されている。このエアクリーナ40は、室48から
エレメント47を通過させて清浄な空気を室49と小室49a
とに導き、室49からキャブレータ38の吸気通路に、小室
49aからコントロールバルブ39を介してキャブレータ38
のエアジェットに送給する。したがって、キャブレータ
38はエアジェットから噴出する空気が脈動の影響を受け
ることも無い。
が設けられた周知のベンチュリ型気化器から成り、吸気
通路がエアクリーナ40に、エアジェットがコントロール
バルブ39を経てエアクリーナ40に連絡されている。エア
クリーナ40は、第7図に示すように、上半体45と下半体
46とをエレメント47を介し組み付けて成り、エレメント
47と上半体45との間に大気に開放された取入側の室48
が、エレメント47と下半体46との間にキャブレータ38に
連絡した供給側の室49が画成されている。これら上半体
45と下半体46とにはそれぞれ内面に隔壁45a,46aが一体
に突設され、これら隔壁45a,46aがエレメント47に当接
してエレメント47との間にそれぞれ上記室48,49と隔別
された小室48a,49aを画成している。下半体46の隔壁46a
とエレメント47との間に画成される小室49aにはニップ
ル50に接続されるホース等を介してコントロールバルブ
39に連絡されている。このエアクリーナ40は、室48から
エレメント47を通過させて清浄な空気を室49と小室49a
とに導き、室49からキャブレータ38の吸気通路に、小室
49aからコントロールバルブ39を介してキャブレータ38
のエアジェットに送給する。したがって、キャブレータ
38はエアジェットから噴出する空気が脈動の影響を受け
ることも無い。
スイングアーム15は、第6図a,b,cに詳示するよう
に、いわゆる両持式のスイングアームであり、ボディ部
51とボディ部51から左右に離間して後端に延出する一対
のアーム部52L,52Rとを有する。ボディ部51は、鋳造で
一体成形して成り、平面視中央にクッションユニット配
置用の穴53が、前部に左右に貫通する支持孔54が、左右
両側にアーム結合部55L,55Rが、上部に穴53の後方で上
方に突出するブラケット部56が、下部にプログレシブリ
ンク連結用のボス部57が形成されている。右方のアーム
部55Rは側面視略へ状、左方のアーム部55Lは略真直形状
を成し、これらアーム結合部55L,55Rは後端の地上高さ
が異なり右方のアーム結合部55Rが左方のアーム結合部5
5Lより高い位置に形成されている。このボディ部51は、
支持孔54に支軸(図示明示されず)が挿通して該支軸に
よりメインフレーム11に取り付けられ、ボス部57に孔57
aが形成されて該孔57aに挿通するピン(図示せず)で、
前述のプログレシブリンク機構16が結合し、穴53にプロ
グレシブリング機構16と連結したクッションユニット17
が配置され、アーム結合部55L,55Rの後端にそれぞれア
ーム部52L,52Rの前端が溶接によって結合されている。
に、いわゆる両持式のスイングアームであり、ボディ部
51とボディ部51から左右に離間して後端に延出する一対
のアーム部52L,52Rとを有する。ボディ部51は、鋳造で
一体成形して成り、平面視中央にクッションユニット配
置用の穴53が、前部に左右に貫通する支持孔54が、左右
両側にアーム結合部55L,55Rが、上部に穴53の後方で上
方に突出するブラケット部56が、下部にプログレシブリ
ンク連結用のボス部57が形成されている。右方のアーム
部55Rは側面視略へ状、左方のアーム部55Lは略真直形状
を成し、これらアーム結合部55L,55Rは後端の地上高さ
が異なり右方のアーム結合部55Rが左方のアーム結合部5
5Lより高い位置に形成されている。このボディ部51は、
支持孔54に支軸(図示明示されず)が挿通して該支軸に
よりメインフレーム11に取り付けられ、ボス部57に孔57
aが形成されて該孔57aに挿通するピン(図示せず)で、
前述のプログレシブリンク機構16が結合し、穴53にプロ
グレシブリング機構16と連結したクッションユニット17
が配置され、アーム結合部55L,55Rの後端にそれぞれア
ーム部52L,52Rの前端が溶接によって結合されている。
アーム部52L,52Rは押し出しまたは引抜加工等の塑性
加工で略真直に成形され、上述したように前端がボディ
部51の地上高さが異なるアーム結合部55L,55R後端に溶
接結合し、後端に等しい地上高さで支持片58L,58Rが溶
接で固着され支持片58L,58R間に後輪14Rと被動スプロケ
ット59とが車軸によって支持されている。第6図bに示
すように左方のアーム部52Lは支持孔54と支持片58Lとの
間すなわちスプロケット41,59の回転中心間に直線的に
延在し、第6図cに示すように右方のアーム部52Rは後
下りに延在して前端下方に空間を有する。この右方のア
ーム部52Rの前端下方には第2図および第3図に示すよ
うに前述した排気管43Rのディフューザ部44Rが位置す
る。
加工で略真直に成形され、上述したように前端がボディ
部51の地上高さが異なるアーム結合部55L,55R後端に溶
接結合し、後端に等しい地上高さで支持片58L,58Rが溶
接で固着され支持片58L,58R間に後輪14Rと被動スプロケ
ット59とが車軸によって支持されている。第6図bに示
すように左方のアーム部52Lは支持孔54と支持片58Lとの
間すなわちスプロケット41,59の回転中心間に直線的に
延在し、第6図cに示すように右方のアーム部52Rは後
下りに延在して前端下方に空間を有する。この右方のア
ーム部52Rの前端下方には第2図および第3図に示すよ
うに前述した排気管43Rのディフューザ部44Rが位置す
る。
また、スイングアーム15には左方のアーム部52Lの上
方にボディ部51のブラケット部56と支持片58Lとの間で
略棒状のサブアーム61が架設されている。このサブアー
ム61は、前端が内方に彎曲してブラケット部56の上部左
側に溶接で固着され、後端が後傾して支持片58Lの上部
に溶接で固着されている。このサブアーム61は前記ボデ
ィ部51との間に相当の空間62(第4図参照)を隔て、こ
の空間62を経て前述したチェーン42が掛装されている。
方にボディ部51のブラケット部56と支持片58Lとの間で
略棒状のサブアーム61が架設されている。このサブアー
ム61は、前端が内方に彎曲してブラケット部56の上部左
側に溶接で固着され、後端が後傾して支持片58Lの上部
に溶接で固着されている。このサブアーム61は前記ボデ
ィ部51との間に相当の空間62(第4図参照)を隔て、こ
の空間62を経て前述したチェーン42が掛装されている。
この実施例の自動二輪車にあっては、スイングアーム
15は右方のアーム部52Rの前端付近の地上高さが左方の
アーム部52Lより大きく、この右方のアーム部52Rの前端
付近に下方に排気管43Rのディフューザ部44Rを位置させ
る。このため、排気管43Rの最低地上高さディフューザ
部44R、すなわちディフューザ部44Rの地上高さが大き
く、バンク角を大きくできる。また、スイングアーム15
は左方のアーム部52Lがスプロケット41,59の回転中心間
で直線的に延在し、左方のアーム部52Lにサブアーム61
が並設されてサブアーム61によりアーム部52Lが補強さ
れるため、チャーン42に対して大きな剛性を得られる。
15は右方のアーム部52Rの前端付近の地上高さが左方の
アーム部52Lより大きく、この右方のアーム部52Rの前端
付近に下方に排気管43Rのディフューザ部44Rを位置させ
る。このため、排気管43Rの最低地上高さディフューザ
部44R、すなわちディフューザ部44Rの地上高さが大き
く、バンク角を大きくできる。また、スイングアーム15
は左方のアーム部52Lがスプロケット41,59の回転中心間
で直線的に延在し、左方のアーム部52Lにサブアーム61
が並設されてサブアーム61によりアーム部52Lが補強さ
れるため、チャーン42に対して大きな剛性を得られる。
一方、このスイングアーム15は、アーム結合部55L,55
Rを有する複雑な形状のボディ部51を造形の自由度が大
きい鋳造で、アーム部52L,52Rを簡単な引抜加工で、支
持片58L,58Rを鋳造で成形し、ボディ部51にアーム部52
L,52Rの前端を溶接で固着し、アーム部52L,52Rの後端に
支持片58L,58Rを溶接し、さらに、サブアーム61をボデ
ィ部51と支持片58Lとの間に架設することで完成する。
このため、この実施例のような複雑形状のスイングアー
ム15、すなわちアーム部52L,52Rの地上高さを一部で異
ならせたスイングアーム15も容易かつ安価に製造でき
る。
Rを有する複雑な形状のボディ部51を造形の自由度が大
きい鋳造で、アーム部52L,52Rを簡単な引抜加工で、支
持片58L,58Rを鋳造で成形し、ボディ部51にアーム部52
L,52Rの前端を溶接で固着し、アーム部52L,52Rの後端に
支持片58L,58Rを溶接し、さらに、サブアーム61をボデ
ィ部51と支持片58Lとの間に架設することで完成する。
このため、この実施例のような複雑形状のスイングアー
ム15、すなわちアーム部52L,52Rの地上高さを一部で異
ならせたスイングアーム15も容易かつ安価に製造でき
る。
第10図から第14図は第1の発明の第2実施例を表し、
第10図が自動二輪車の左側面図、第11図が同右側面図、
第12図が一部拡大左側面図、第13図が一部拡大平面図で
ある。
第10図が自動二輪車の左側面図、第11図が同右側面図、
第12図が一部拡大左側面図、第13図が一部拡大平面図で
ある。
なお、この第2実施例および後述する実施例では前述
した実施例と同一の部分に同一の符号を付して説明を簡
略する。
した実施例と同一の部分に同一の符号を付して説明を簡
略する。
図中、11はメインフレーム、12はヘッドチューブ、13
はフロントフォーク、14Fは前輪、18はシートフレー
ム、19はリアフェンダ、20はリアカウル、23はドライバ
シート、24はピリオンシート、35は燃料タンク、64は4
サイクル4気筒のエンジン、37はラジエータ、38はキャ
ブレータ、40はエアクリーナ、15はスイングアーム、14
Rは後輪、16はプログレシブリンク機構、17はクッショ
ンユニットである。エンジン64はトランスミッションと
一体に組み付けられ、トランスミッションは左側に配置
されたチェーン42で後輪14Rと連結されている。このエ
ンジン64の各気筒からはインテークマニホールド65がエ
ンジン64の下方に延出し、これらインテークマニホール
ド65がエンジン64の下方に配置された集合管66に接続さ
れている。集合管66にはマフラ67を有する排気管68が接
続され、排気管68がスイングアーム15のアーム部前端下
方を経て後輪14Rの右側で後方に延出している。
はフロントフォーク、14Fは前輪、18はシートフレー
ム、19はリアフェンダ、20はリアカウル、23はドライバ
シート、24はピリオンシート、35は燃料タンク、64は4
サイクル4気筒のエンジン、37はラジエータ、38はキャ
ブレータ、40はエアクリーナ、15はスイングアーム、14
Rは後輪、16はプログレシブリンク機構、17はクッショ
ンユニットである。エンジン64はトランスミッションと
一体に組み付けられ、トランスミッションは左側に配置
されたチェーン42で後輪14Rと連結されている。このエ
ンジン64の各気筒からはインテークマニホールド65がエ
ンジン64の下方に延出し、これらインテークマニホール
ド65がエンジン64の下方に配置された集合管66に接続さ
れている。集合管66にはマフラ67を有する排気管68が接
続され、排気管68がスイングアーム15のアーム部前端下
方を経て後輪14Rの右側で後方に延出している。
スイングアーム15は、前端がメインフレーム11に揺動
自在に取り付けられ、後端に後輪14Rを支持し、メイン
フレーム11の後端上部との間にプログレシブリンク機構
16を介してクッションユニット17が介設されている。こ
のスイングアーム15も、第14図a,b,cに詳示すように、
鋳造で成形されたボディ部51、押出加工または引抜加工
で略真直に成形された左右一対のアーム部52L,52R、お
よび鋳造で成形された支持片58L,58Rを有する。ボディ
部51は、縁部に取付用の支軸が挿通する支持孔54が、上
部に穴53の後方位置でプログレシブリンク機構16との結
合用のボス部57が、上部に穴53の後方位置でプログレシ
ブリンク機構16との結合用のボス部57が、このボス部57
の後方位置でブラケット部56が、後部両側にアーム部52
L,52Rが形成されている。前述した実施例と同様に、右
方のアーム部52Rは地上高さが左方のアーム部52Lより大
きい。
自在に取り付けられ、後端に後輪14Rを支持し、メイン
フレーム11の後端上部との間にプログレシブリンク機構
16を介してクッションユニット17が介設されている。こ
のスイングアーム15も、第14図a,b,cに詳示すように、
鋳造で成形されたボディ部51、押出加工または引抜加工
で略真直に成形された左右一対のアーム部52L,52R、お
よび鋳造で成形された支持片58L,58Rを有する。ボディ
部51は、縁部に取付用の支軸が挿通する支持孔54が、上
部に穴53の後方位置でプログレシブリンク機構16との結
合用のボス部57が、上部に穴53の後方位置でプログレシ
ブリンク機構16との結合用のボス部57が、このボス部57
の後方位置でブラケット部56が、後部両側にアーム部52
L,52Rが形成されている。前述した実施例と同様に、右
方のアーム部52Rは地上高さが左方のアーム部52Lより大
きい。
アーム部52L,52Rは、それぞれ前端がアーム部52L,52R
の後端に溶接結合され、後端に支持片58L,58Rが溶接結
合されて支持片58L,58R間に後輪14Rが支持される。第14
図に明らかなように、右方のアーム部52Rは前端部の地
上高さが左方のアーム部52Lより大きく、また、その断
面寸法(縦,横)が左方のアーム部52Lより大きく左方
のアーム部52Lより大きな剛性を有する。この右方のア
ーム部52Rの剛性すなわち寸法はサブアーム61により補
強される左方のアーム部52Lの剛性と略等しくなるよう
に定められる。
の後端に溶接結合され、後端に支持片58L,58Rが溶接結
合されて支持片58L,58R間に後輪14Rが支持される。第14
図に明らかなように、右方のアーム部52Rは前端部の地
上高さが左方のアーム部52Lより大きく、また、その断
面寸法(縦,横)が左方のアーム部52Lより大きく左方
のアーム部52Lより大きな剛性を有する。この右方のア
ーム部52Rの剛性すなわち寸法はサブアーム61により補
強される左方のアーム部52Lの剛性と略等しくなるよう
に定められる。
サブアーム61は、アーム部52Lに沿って起立して配置
された略三角形状の板部70と板部70の前端上部から突出
して内包に彎曲する腕部71とを一体に成形して構成され
ている。腕部71は先端がボディ部51のブラケット部56の
上端に溶接で固着され、板部70は下縁がアーム部52Lの
上部に、後端が支持片58Lの上部に溶接で結合されてい
る。このサブアーム61は腕部71の下方にボディ部51の上
部との間で空間62を隔て、この空間62を経て前述のチェ
ーン41が掛装される。
された略三角形状の板部70と板部70の前端上部から突出
して内包に彎曲する腕部71とを一体に成形して構成され
ている。腕部71は先端がボディ部51のブラケット部56の
上端に溶接で固着され、板部70は下縁がアーム部52Lの
上部に、後端が支持片58Lの上部に溶接で結合されてい
る。このサブアーム61は腕部71の下方にボディ部51の上
部との間で空間62を隔て、この空間62を経て前述のチェ
ーン41が掛装される。
この自動二輪車にあっては、スイングアーム15は右方
のアーム部52Rの前端の地上高さが大きく、集合管66か
ら延出した排気管68がスイングアーム15の右方のアーム
部52Rの略前端位置の下方に配置されるため排気管68の
地上高さを大きくでき、排気管68によってバンク角が制
限を受けることも無い。また、スイングアーム15は左方
のアーム部52Lがチェーン42と同側に配置されてスプロ
ケット41,59の回転中心間で直線的に延在し、このアー
ム部52Lがサブアーム61により補強されるため、チェー
ン42に対する剛性を大きくできる。そして、このスイン
グアーム15も、ボディ部51を鋳造で、アーム部52L,52R
を引抜加工で成形し、これらを溶接結合して構成される
ため、その製造が容易である。さらに、このスイングア
ーム15はアーム部52L,52Rが引抜加工で成形されるた
め、その寸法(剛性)を変えることも容易であり、サブ
アーム61を設けても左右の剛性を容易に均衡させること
ができる。
のアーム部52Rの前端の地上高さが大きく、集合管66か
ら延出した排気管68がスイングアーム15の右方のアーム
部52Rの略前端位置の下方に配置されるため排気管68の
地上高さを大きくでき、排気管68によってバンク角が制
限を受けることも無い。また、スイングアーム15は左方
のアーム部52Lがチェーン42と同側に配置されてスプロ
ケット41,59の回転中心間で直線的に延在し、このアー
ム部52Lがサブアーム61により補強されるため、チェー
ン42に対する剛性を大きくできる。そして、このスイン
グアーム15も、ボディ部51を鋳造で、アーム部52L,52R
を引抜加工で成形し、これらを溶接結合して構成される
ため、その製造が容易である。さらに、このスイングア
ーム15はアーム部52L,52Rが引抜加工で成形されるた
め、その寸法(剛性)を変えることも容易であり、サブ
アーム61を設けても左右の剛性を容易に均衡させること
ができる。
第15図から第19図は第2の発明の一実施例を示し、第
15図が自動二輪車の左側面図、第16図が同右側面図、第
17図が同一部分拡大側面図、第18図が同一部拡大平面
図、第19図a,b,c,d,eがスイングアームの詳細図であ
る。
15図が自動二輪車の左側面図、第16図が同右側面図、第
17図が同一部分拡大側面図、第18図が同一部拡大平面
図、第19図a,b,c,d,eがスイングアームの詳細図であ
る。
図中、11はメインフレーム、12はヘッドチューブ、13
はフロントフォーク、14Fは前輪、18はシートフレー
ム、20はリアカウル、23はドライバシート、24はピリオ
ンシート、35は燃料タンク、64は4サイクル4気筒のエ
ンジン、37はラジエータ、38はキャブレータ、40はエア
クリーナ、15はスイングアーム、14Rは後輪、16はプロ
グレシブリンク機構、17はクッションユニットである。
前述した各実施例でも述べたように、エンジン64はトラ
ンスミッションと一体に組み付けられて左側に配置され
たチェーン42により後輪14Rと連結され、また、エンジ
ン64の各気筒からそれぞれ延出するインテークマニホー
ルド65が集合管66に接続している。集合管66はエンジン
64下方に位置し、この集合管66からはマフラ67を有する
排気管68がスイングアーム15の右方のアーム部52Rの前
端下方を経て後輪14Rの右側で後方に延設されている。
はフロントフォーク、14Fは前輪、18はシートフレー
ム、20はリアカウル、23はドライバシート、24はピリオ
ンシート、35は燃料タンク、64は4サイクル4気筒のエ
ンジン、37はラジエータ、38はキャブレータ、40はエア
クリーナ、15はスイングアーム、14Rは後輪、16はプロ
グレシブリンク機構、17はクッションユニットである。
前述した各実施例でも述べたように、エンジン64はトラ
ンスミッションと一体に組み付けられて左側に配置され
たチェーン42により後輪14Rと連結され、また、エンジ
ン64の各気筒からそれぞれ延出するインテークマニホー
ルド65が集合管66に接続している。集合管66はエンジン
64下方に位置し、この集合管66からはマフラ67を有する
排気管68がスイングアーム15の右方のアーム部52Rの前
端下方を経て後輪14Rの右側で後方に延設されている。
スイングアーム15は、第19図a,b,c,d,eに詳示するよ
うに、ボディ部51および左右一対のアーム部52L,52Rを
有し、ボディ部51に中央を分割面として分割されてそれ
ぞれアーム部52L,52Rを有する2つの分割体73L,73Rを溶
接結合して構成されている。これら分割体73L,73Rは、
前端に支持孔54L,54Rが形成されて支持孔54L,54Rに端部
を嵌合したパイプ部材74が前端間に架設され、また、支
持孔54L,54Rの後方の対向する内側部に大径の円筒部75
L,75Rと小径の円筒部76L,76Rとが形成され、これらの円
筒部75L,75R,76L,76Rが嵌合して溶接され、これらパイ
プ部材74および円筒部75L,75R,76L,76Rを一部としてボ
ディ部51が構成されている。また、これら分割体73L,73
Rは、円筒部75L,75Rの後方の部分でアーム部52L,52Rを
構成し、後端に長孔78L,78Rが形成されて長孔78L,78Rに
挿通する車軸で後輪14Rが支持される。そして、右方の
分割体73Rは、円筒部76Rが形成された部分付近を頂部と
して側面視略への字状に上方へ屈曲し、この屈曲する部
分の下方に集合管66が配置される。また、左方の分割体
73Lはチェーン42のスプロケット41,59間に略直線的に延
在している。
うに、ボディ部51および左右一対のアーム部52L,52Rを
有し、ボディ部51に中央を分割面として分割されてそれ
ぞれアーム部52L,52Rを有する2つの分割体73L,73Rを溶
接結合して構成されている。これら分割体73L,73Rは、
前端に支持孔54L,54Rが形成されて支持孔54L,54Rに端部
を嵌合したパイプ部材74が前端間に架設され、また、支
持孔54L,54Rの後方の対向する内側部に大径の円筒部75
L,75Rと小径の円筒部76L,76Rとが形成され、これらの円
筒部75L,75R,76L,76Rが嵌合して溶接され、これらパイ
プ部材74および円筒部75L,75R,76L,76Rを一部としてボ
ディ部51が構成されている。また、これら分割体73L,73
Rは、円筒部75L,75Rの後方の部分でアーム部52L,52Rを
構成し、後端に長孔78L,78Rが形成されて長孔78L,78Rに
挿通する車軸で後輪14Rが支持される。そして、右方の
分割体73Rは、円筒部76Rが形成された部分付近を頂部と
して側面視略への字状に上方へ屈曲し、この屈曲する部
分の下方に集合管66が配置される。また、左方の分割体
73Lはチェーン42のスプロケット41,59間に略直線的に延
在している。
さらに、左方の分割体73Lには円筒部75R,76R間に挿通
孔79Lが、また、サブアーム部80が一体に形成され、右
方の分割体73Rにはねじ孔79Rが形成されている。分割体
73Rのねじ孔79Rと分割体73Lの挿通孔79Lとは第19図
(d)に示すように同軸的に位置し、挿通孔79Lを挿通
してねじ孔79Rに螺着するボルト軸でプログレシブリン
ク機構16と連結する。サブアーム部80は、分割体73Lと
一体に形成され、分割体73Lの上部に起立された略三角
形板状の本体81および本体81の前端上部と分割体73Lの
円筒部76Lの上部との間に架橋されたアーム部82とを有
する。このアーム部82は下方にボディ部51との間で空間
を隔て、この空間62を経てチェーン42が掛装されてい
る。
孔79Lが、また、サブアーム部80が一体に形成され、右
方の分割体73Rにはねじ孔79Rが形成されている。分割体
73Rのねじ孔79Rと分割体73Lの挿通孔79Lとは第19図
(d)に示すように同軸的に位置し、挿通孔79Lを挿通
してねじ孔79Rに螺着するボルト軸でプログレシブリン
ク機構16と連結する。サブアーム部80は、分割体73Lと
一体に形成され、分割体73Lの上部に起立された略三角
形板状の本体81および本体81の前端上部と分割体73Lの
円筒部76Lの上部との間に架橋されたアーム部82とを有
する。このアーム部82は下方にボディ部51との間で空間
を隔て、この空間62を経てチェーン42が掛装されてい
る。
このようなスイングアーム15にあっても、右方の分割
体73Rすなわちアーム部52Rが略への字状に屈曲して該屈
曲した部分の下方に排気集合管66から延出した排気管68
を通すため、排気管68の地上高さを大きくでき、バンク
角を大きくできる。そして、左方の分割体73Lすなわち
アーム部52Lはスプロケット41,59の回転中心間に直線的
に配置されるため、チェーン42に対する剛性を大きくで
きる。
体73Rすなわちアーム部52Rが略への字状に屈曲して該屈
曲した部分の下方に排気集合管66から延出した排気管68
を通すため、排気管68の地上高さを大きくでき、バンク
角を大きくできる。そして、左方の分割体73Lすなわち
アーム部52Lはスプロケット41,59の回転中心間に直線的
に配置されるため、チェーン42に対する剛性を大きくで
きる。
また、このスイングアーム15は、2つの分割体73L,73
Rを造形の自由度が大きき鋳造で成形し、これら分割体7
3L,73Rを溶接結合して完成するため、その製造を容易に
行なえ、製造コストの低減が図れる。
Rを造形の自由度が大きき鋳造で成形し、これら分割体7
3L,73Rを溶接結合して完成するため、その製造を容易に
行なえ、製造コストの低減が図れる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の請求項1〜請求項3にか
かる発明のスイングアームによれば、排気管の地上高さ
を大きく、且つ、巻掛け伝動要素に対する剛性が大きく
でき、又、その製造を容易、且つ安価に行える。
かる発明のスイングアームによれば、排気管の地上高さ
を大きく、且つ、巻掛け伝動要素に対する剛性が大きく
でき、又、その製造を容易、且つ安価に行える。
特に請求項1にかかる発明では、ボディ部に左右のア
ーム部の結合部を備え、ボディ部の一方のアーム部と結
合するアーム結合部を側面視略へ字状に形成し、ボディ
部の他方のアーム部を結合するアーム結合部を略真直形
状に形成し、ボディ部の左右のアーム結合部に、略々真
直に形成し、該ボディ部とは別体に形成した左右のアー
ム部を結合し、該ボディ部の左右のアーム結合部の後端
部の地上高さを、一方のアーム結合部の高さが、他方の
アーム結合部の高さよりも高い位置に形成し、且つ前記
ボディ部を鋳造で一体形成し、前記左右のアーム部を塑
性加工で略真直に形成し、該左右のアーム部前端を該ボ
ディ部の左右のアーム結合部に溶接結合してスイングア
ームを構成したので、側面視へ字状側のアームの製作
は、アーム部を真直形状とすることができ、製作が容易
であり、左右のアームが非対称形状のスイングアームを
容易に、安価に製作することができる。
ーム部の結合部を備え、ボディ部の一方のアーム部と結
合するアーム結合部を側面視略へ字状に形成し、ボディ
部の他方のアーム部を結合するアーム結合部を略真直形
状に形成し、ボディ部の左右のアーム結合部に、略々真
直に形成し、該ボディ部とは別体に形成した左右のアー
ム部を結合し、該ボディ部の左右のアーム結合部の後端
部の地上高さを、一方のアーム結合部の高さが、他方の
アーム結合部の高さよりも高い位置に形成し、且つ前記
ボディ部を鋳造で一体形成し、前記左右のアーム部を塑
性加工で略真直に形成し、該左右のアーム部前端を該ボ
ディ部の左右のアーム結合部に溶接結合してスイングア
ームを構成したので、側面視へ字状側のアームの製作
は、アーム部を真直形状とすることができ、製作が容易
であり、左右のアームが非対称形状のスイングアームを
容易に、安価に製作することができる。
請求項2にかかる発明では、請求項1に加え、ボディ
部の一方のアーム結合部を構成する略真直形状のアーム
結合部の上端部と、該アーム結合部に結合するアーム部
後端部上端とを、サブアームで連結したので、請求項1
の効果に加うるに、左右の各アームの高さ方向の剛性バ
ランス、形状バランスが良好に保持できる。
部の一方のアーム結合部を構成する略真直形状のアーム
結合部の上端部と、該アーム結合部に結合するアーム部
後端部上端とを、サブアームで連結したので、請求項1
の効果に加うるに、左右の各アームの高さ方向の剛性バ
ランス、形状バランスが良好に保持できる。
請求項3にかかる発明では、ボディ部の一部、及びア
ーム部を有する略真直形状で、スイングアームの左右の
一方を構成する第1の分割体と、ボディの残部、及びア
ーム部を有する側面視略へ字状でスイングアームの左右
の他方を構成する第2分割体とし、スイングアームの左
右を構成する左右非対称形状の第1の分割体と第2の分
割体とを、溶接結合して一体化したので、スイングアー
ムの構成部材は、鋳造による左右非対称の左右の2部
材、及びスイングアーム軸支部を構成するパイプ材とい
う最少の部材で構成することができ、部品点数が少な
く、溶接工数も少なく、製作が容易で、安価に、左右非
対称形状のスイングアームを得ることができる。
ーム部を有する略真直形状で、スイングアームの左右の
一方を構成する第1の分割体と、ボディの残部、及びア
ーム部を有する側面視略へ字状でスイングアームの左右
の他方を構成する第2分割体とし、スイングアームの左
右を構成する左右非対称形状の第1の分割体と第2の分
割体とを、溶接結合して一体化したので、スイングアー
ムの構成部材は、鋳造による左右非対称の左右の2部
材、及びスイングアーム軸支部を構成するパイプ材とい
う最少の部材で構成することができ、部品点数が少な
く、溶接工数も少なく、製作が容易で、安価に、左右非
対称形状のスイングアームを得ることができる。
第1図から第9図は第1の発明の第1実施例を示し、第
1図が自動二輪車の左側面図、第2図が同右側面図、第
3図が同一部拡大平面図、第4図が同一部拡大側面図、
第5図が同他の一部の拡大側面図、第6図aがスイング
アームの平面図、第6図bが同左側面図、第6図cが同
右側面図、第7図がエアクリーナの一部右破断断面した
側面図、第8図aがリアカウルのアッパプレートの平面
図、第8図bが同一部を破断断面した側面図、第8図c
が第8図aのVIII−VIII矢視断面図、第9図aがピリオ
ンシートの側断面図、第9図bが同平面図、第9図cが
第9図a IX−IX矢視断面図である。 第10図から第14図は第1の発明の第2実施例を表し、第
10図が自動二輪車の左側面図、第11図が同右側面図、第
12図が同一部拡大側面図、第13図が同一部拡大平面図、
第14図aがスイングアームの平面図、第14図bが同左側
面図、第14図cが同右側面図である。 第15図から第19図は第2の発明の一実施例を示し、第15
図が自動二輪車の左側面図、第16図が同右側面図、第17
図が同一部拡大側面図、第18図が同一部拡大平面図、第
19図aがスイングアームの平面図、第19図bが同左側面
図、第19図cが同右側面図、第19図dが第19図bのIXX
d−IXX d矢視断面図、第19図eが第19図bのIXX e−IXX
e矢視断面図である。 15……スイングアーム 36……エンジン 43L,43R……排気管 44L,44R……ディフューザ部 51……ボディ部 52L,52R……アーム部 55L,55R……アーム結合部 61……サブアーム 64……エンジン 68……排気管 73L,73R……分割体
1図が自動二輪車の左側面図、第2図が同右側面図、第
3図が同一部拡大平面図、第4図が同一部拡大側面図、
第5図が同他の一部の拡大側面図、第6図aがスイング
アームの平面図、第6図bが同左側面図、第6図cが同
右側面図、第7図がエアクリーナの一部右破断断面した
側面図、第8図aがリアカウルのアッパプレートの平面
図、第8図bが同一部を破断断面した側面図、第8図c
が第8図aのVIII−VIII矢視断面図、第9図aがピリオ
ンシートの側断面図、第9図bが同平面図、第9図cが
第9図a IX−IX矢視断面図である。 第10図から第14図は第1の発明の第2実施例を表し、第
10図が自動二輪車の左側面図、第11図が同右側面図、第
12図が同一部拡大側面図、第13図が同一部拡大平面図、
第14図aがスイングアームの平面図、第14図bが同左側
面図、第14図cが同右側面図である。 第15図から第19図は第2の発明の一実施例を示し、第15
図が自動二輪車の左側面図、第16図が同右側面図、第17
図が同一部拡大側面図、第18図が同一部拡大平面図、第
19図aがスイングアームの平面図、第19図bが同左側面
図、第19図cが同右側面図、第19図dが第19図bのIXX
d−IXX d矢視断面図、第19図eが第19図bのIXX e−IXX
e矢視断面図である。 15……スイングアーム 36……エンジン 43L,43R……排気管 44L,44R……ディフューザ部 51……ボディ部 52L,52R……アーム部 55L,55R……アーム結合部 61……サブアーム 64……エンジン 68……排気管 73L,73R……分割体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−218990(JP,A) 特開 平1−197191(JP,A) 実開 昭63−144389(JP,U) 実開 平1−108891(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】車体に取り付けられるボディ部、及び該ボ
ディ部から後方に延出して後端間に後輪を支持する左右
一対のアーム部を備え、一方のアーム部の地上高さを一
部で他方のアーム部よりも高くした自動二輪車のスイン
グアームにおいて、 前記ボディ部には左右のアーム部の結合部を備え、該ボ
ディ部の一方のアーム部と結合するアーム結合部を側面
視略へ字状に形成し、該ボディ部の他方のアーム部を結
合するアーム結合部を略真直形状に形成し、 前記ボディ部の左右のアーム結合部に、略々真直に形成
し、該ボディ部とは別体に形成した左右のアーム部を結
合し、該ボディ部の左右のアーム結合部の後端部の地上
高さを、一方のアーム結合部の高さが、他方のアーム結
合部の高さよりも高い位置に形成し、 且つ前記ボディ部を鋳造で一体形成し、前記左右のアー
ム部を塑性加工で略真直に形成し、該左右のアーム部前
端を該ボディ部の左右のアーム結合部に溶接結合した、 ことを特徴とする自動二輪車のスイングアーム。 - 【請求項2】車体に取り付けられるボディ部、及び該ボ
ディ部から後方に延出して後端間に後輪を支持する左右
一対のアーム部を備え、一方のアーム部の地上高さを一
部で他方のアーム部よりも高くした自動二輪車のスイン
グアームにおいて、 前記ボディ部には左右のアーム部の結合部を備え、該ボ
ディ部の一方のアーム部と結合するアーム結合部を側面
視略へ字状に形成し、該ボディ部の他方のアーム部を結
合するアーム結合部を略真直形状に形成し、 前記ボディ部の左右のアーム結合部に、略々真直に形成
し、該ボディ部とは別体に形成した左右のアーム部を結
合し、該ボディ部の左右のアーム結合部の後端部の地上
高さを、一方のアーム結合部の高さが、他方のアーム結
合部の高さよりも高い位置に形成し、 前記ボディ部を鋳造で一体形成し、前記左右のアーム部
を塑性加工で略真直に形成し、該左右のアーム部前端を
該ボディ部の左右のアーム結合部に溶接結合し、 且つ、前記ボディ部の一方のアーム結合部を構成する略
真直形状のアーム結合部の上端部と、該アーム結合部に
結合するアーム部後端部上端とを、サブアームで連結し
た、 ことを特徴とする自動二輪車のスイングアーム。 - 【請求項3】車体に取り付けられるボディ部、及び該ボ
ディ部から後方に延出して後端間に後輪を支持する左右
一対のアーム部を備え、一方のアーム部の地上高さを一
部分で他方のアーム部よりも高くした自動二輪車のスイ
ングアームにおいて、 前記ボディ部の一部、及びアーム部を有する略真直形状
で、スイングアームの左右の一方を構成する第1の分割
体と、前記ボディの残部、及びアーム部を有する側面視
略へ字状でスイングアームの左右の他方を構成する第2
分割体とからなり、 前記スイングアームの左右を構成する左右非対称形状の
第1の分割体と第2の分割体とを、溶接結合して一体化
した、 ことを特徴とする自動二輪車のスイングアーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1276512A JP2738756B2 (ja) | 1989-10-24 | 1989-10-24 | 自動二輪車のスイングアーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1276512A JP2738756B2 (ja) | 1989-10-24 | 1989-10-24 | 自動二輪車のスイングアーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03136993A JPH03136993A (ja) | 1991-06-11 |
JP2738756B2 true JP2738756B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=17570504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1276512A Expired - Fee Related JP2738756B2 (ja) | 1989-10-24 | 1989-10-24 | 自動二輪車のスイングアーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2738756B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3933314B2 (ja) * | 1998-08-10 | 2007-06-20 | 本田技研工業株式会社 | 二輪車用車体フレーム及びその製造方法 |
JP2001280127A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-10 | Honda Motor Co Ltd | 車輌における排気管系の取付構造 |
JP2003002275A (ja) * | 2001-06-20 | 2003-01-08 | Yamaha Motor Co Ltd | 車両用リヤアーム及びアーム部製造方法 |
JP4005883B2 (ja) * | 2002-09-13 | 2007-11-14 | ヤマハ発動機株式会社 | 自動二輪車のリヤアーム |
US7740100B2 (en) * | 2005-03-29 | 2010-06-22 | Honda Motor Co., Ltd. | Cover structure for buggy vehicle |
JP5431100B2 (ja) * | 2009-10-02 | 2014-03-05 | 川崎重工業株式会社 | 自動二輪車 |
JP5400662B2 (ja) * | 2010-02-25 | 2014-01-29 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両のスイングアーム構造 |
JP2013071525A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6236597A (ja) * | 1985-08-09 | 1987-02-17 | 富士写真フイルム株式会社 | 放射線像変換パネル |
JPH0710274B2 (ja) * | 1986-06-24 | 1995-02-08 | 日本赤十字社 | 血液成分分離用血液バッグ |
JP2673889B2 (ja) * | 1988-01-31 | 1997-11-05 | ヤマハ発動機株式会社 | 自動二輪車のリヤアーム |
JPH01218990A (ja) * | 1988-02-26 | 1989-09-01 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車のリヤアーム |
-
1989
- 1989-10-24 JP JP1276512A patent/JP2738756B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03136993A (ja) | 1991-06-11 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |