JP3562119B2 - 自動二輪車のエンジンの固定装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体フレームの下方にV型エンジンが設置された自動二輪車のエンジンの固定装置に関し、特に、スイングアームを支持するピボットボデーを連結するブリッジ部材に突設した懸架ステー間に後気筒の排気管を通す配管用空間を設けた自動二輪車のエンジンの固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車ではエンジンは、例えば、特開昭61−205319号公報や特開平3−266786号公報等に示されているように、ハンドル近くから後方に向け斜め下方に延びる車体フレームの下方に設置されているのが一般であるが、その固定手段は機種によって異なっている。
【0003】
図3は、かかる固定手段の一例を示すもので、車体フレームaの後端部に下方に向けて突設され、図示しないスイングアームの前端部を上下方向に回動自在に支持するピボットボデーbにボルトcを介してクランクケースdを固定することによりエンジンを固定したものである。
なお、同図では車体フレームa及びピボットボデーbともに車体の左側の部分のみを示す。eはエンジンの後方に位置して左右のピボットボデーbを連結する筒状のブリッジ部材である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ブリッジ部材eは、エンジンから後方に延びる図示しない排気管を配置するためのスペースやリアサスペンション類の取付スペース等のスペース上の制約から部分的に非常に細くせざるを得ないが、このブリッジ部材eにはリアサスペンション類が取り付いているため、リアサスペンションによる振動吸収の向上を図るべく、その剛性を高くする必要がある。このため、図3に示す従来例では、ブリッジ部材eの板厚を厚くすることにより、剛性を確保していた。しかし、剛性を確保すべくブリッジ部材eの板厚を厚くすることはコストの上昇を招く結果となる。
【0005】
他方、コストの上昇を容認し得たとしても、リアサスペンションがエンジンの左右に位置する機種では、エンジンをピボットボデーbに固定することは不可能であり、このためこの種の機種ではエンジン固定箇所をピボットボデーb以外の他の箇所に求めざるを得ない。
【0006】
しかし、他の箇所では後側の排気筒に接続された排気管の曲げを多くせざるを得ないが、このことは排気効率の低下を招く結果となる。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、排気効率が良くかつブリッジ部材及び車体フレームの剛性の向上が図れる自動二輪車のエンジンの固定装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、ハンドルの近傍から後方に向けて斜め下方に延びる左右の車体フレームの下方に、気筒を前後方向にV字状に開くV型エンジンが設置された自動二輪車のエンジンの固定装置であって、後輪を支持するスイングアームの前端部を回動自在に支持するピボットボデーを前記左右の車体フレームの後端部に突設し、該ピボットボデーの上部を連結するブリッジ部材を前記V型エンジンの後気筒の後方に設け、該ブリッジ部材に前記V型エンジンのクランクケースの後側上部を支持する左右一対の懸架ステーを突設し、前記V型エンジンの後気筒に接続した排気管をこの後気筒からピボットボデーのスイングアーム前端部を回動自在に支持するスイングアームピボットの後方を通してスイングアームの下方に延出するように配管し、この排気管を通す前記左右一対の懸架ステーとブリッジ部材およびエンジンのクランクケースとで囲まれた配管用空間を設けたことを特徴とする自動二輪車のエンジンの固定装置である。
【0009】
ブリッジ部材は懸架ステーを介してエンジンに固定されるため、ブリッジ部材の剛性が向上する。
また、車体フレームはブリッジ部材を介してエンジンに固定されるため、車体フレームの捩り剛性が向上する。
さらに、エンジンは、懸架ステーにクランクケースの後側上部を固定することによってブリッジ部材に取り付けられるため、後気筒の排気管は配管用空間を通して後方に延出させられることが可能であり、したがって、排気管の曲げを少なくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る自動二輪車のエンジンの固定装置の一実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る自動二輪車のエンジンの固定装置の一実施形態の全体側面図、図2は本発明に係る自動二輪車のエンジンの固定装置の一実施形態の要部を示す斜視図である。
【0011】
図1に示すように、ハンドル1の近傍から後方に向けて斜め下方に延びる左右の車体フレーム2(同図では左側のみを示す)の下方にエンジン3が設置される。エンジン3は、同図に示すように側面から見た場合にV型、すなわち車両の進行方向において前後方向にV字状に開くV型の2気筒エンジンで、エンジン3の前部には前気筒4が配置され、後部には後気筒5が配置される。
【0012】
左右の車体フレーム2のそれぞれの後端部にはピボットボデー6(同図では左側のみを示す)が下方に向けて突設される。ピボットボデー6は、後輪7を支持するスイングアーム8(同図では左側のみを示す)の前端部を上下方向に回動自在に支持するもので、後気筒5の後方に位置する。
【0013】
後気筒5の排気口9の上方には一対のピボットボデー6を連結する中空のブリッジ部材10が設けられる。ブリッジ部材10の下側面には、第2図にも示すように左右の一対の懸架ステー11が互いに所定の間隔をおいて下方かつ斜め前方に向けて突設される。第2図において左側の懸架ステー11の先端部には割り溝12と割り溝12の基部に連なるボルト孔13と割り溝12を貫通するネジ孔14とが形成され、右側の懸架ステー11の先端部にはボルト孔13と相対抗するボルト孔15が形成される。これらボルト孔13、15とネジ孔14はエンジン3のクランクケース16の後側上部を懸架ステー11に固定するためのもので、クランクケース16を懸架ステー11に固定するには、スペーサ17を予めボルト孔13に挿入しておき、クランクケース16の後側上部を左右の懸架ステー11間に配置する。次いで取付ボルト18をスペーサ17、クランクケース16の貫通孔19及びボルト孔15の順に挿通し、右側の懸架ステー11から突出する取付ボルト18の先端部に図示しないナットを螺合した後、ネジ孔14にスペーサ固定ボルト20を螺合する。
【0014】
このようにしてクランクケース16をブリッジ部材10に取り付けた状態では、ブリッジ部材10と左右の懸架ステー11とクランクケース16との間に空間が形成されるが、この空間が配管用空間21を構成する。そして、この配管用空間21を利用することにより、後気筒5の排気口9に接続された排気管22を後方に延ばすことができる。すなわち、クランクケース16をブリッジ部材10に固定する前に、排気管22を左右の懸架ステー11間に配置し、この後クランクケース16をブリッジ部材10に取り付けることにより排気管22の配管が可能になる。つまり、配管用空間21は排気管22を後方に配管する際に、排気管22を通すための空間としての役割を果たすことになる。
【0015】
このようにして配管用空間21から延出した排気管22は下方に延び、エンジン3の下方で前方に折り返された後、さらに後方に折り返されてマフラー23に接続される。
【0016】
図1に示すように、リアサスペンション24はエンジン3の側方であって前後方向に向けて配置され、かつその後端部側はブリッジ部材10の下方であって懸架ステー11の側方に位置する。
【0017】なお、前気筒4に接続された排気管25は下方に延び、さらに、エンジン3の下方を通って後方に延び、図示しない右側のマフラーに接続される。
【0018】
次に、本実施形態の作用について説明する。
ブリッジ部材10に懸架ステー11を突設し、懸架ステー11にエンジン3の一側を固定する構成であるため、結局、ブリッジ部材10はエンジン3に固定されることになり、したがって、ブリッジ部材10の剛性が向上する。また、車体フレーム2にピボットボデー6を突設し、ブリッジ部材10によってピボットボデー6を連結するため、車体フレーム2はブリッジ部材10を介してエンジン3に固定されることになる。このため、車体フレーム2の捩り剛性が向上する。
【0019】
さらに、懸架ステー11にクランクケース16の後側上部を固定する構成であるため、排気管22は配管用空間21を通して後方に延出させられることが可能であり、したがって、排気管22の曲げを少なくすることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、ブリッジ部材は懸架ステーを介してエンジンに固定されるため、板厚を厚くすることなくブリッジ部材の剛性を高くすることができる。このため、ブリッジ部材の剛性を向上させるためのコストの削減が可能になる。また、ブリッジ部材の剛性が向上するため、サスペンションによる振動の吸収が良好になる。
【0021】
さらに、車体フレームはブリッジ部材を介してエンジンに固定されるため、車体フレームの捩り剛性が向上する。
【0022】
さらに、エンジンは、懸架ステーを介してブリッジ部材に取り付け可能であるため、排気管を配管用空間から延出させることができる。このため、排気管の曲げを少なくすることができることになり、排気効率の向上、ひいては出力の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車のエンジンの固定装置の一実施例を示す全体側面図である。
【図2】本発明に係る自動二輪車のエンジンの固定装置の一実施例の要部を示す概略斜視図である。
【図3】従来のエンジンの取付構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ハンドル
2 車体フレーム
3 エンジン
5 後気筒
6 ピボットボデー
7 後輪
8 スイングアーム
9 排気口
10 ブリッジ部材
11 懸架ステー
16 クランクケース
21 配管用空間
22 排気管
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体フレームの下方にV型エンジンが設置された自動二輪車のエンジンの固定装置に関し、特に、スイングアームを支持するピボットボデーを連結するブリッジ部材に突設した懸架ステー間に後気筒の排気管を通す配管用空間を設けた自動二輪車のエンジンの固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車ではエンジンは、例えば、特開昭61−205319号公報や特開平3−266786号公報等に示されているように、ハンドル近くから後方に向け斜め下方に延びる車体フレームの下方に設置されているのが一般であるが、その固定手段は機種によって異なっている。
【0003】
図3は、かかる固定手段の一例を示すもので、車体フレームaの後端部に下方に向けて突設され、図示しないスイングアームの前端部を上下方向に回動自在に支持するピボットボデーbにボルトcを介してクランクケースdを固定することによりエンジンを固定したものである。
なお、同図では車体フレームa及びピボットボデーbともに車体の左側の部分のみを示す。eはエンジンの後方に位置して左右のピボットボデーbを連結する筒状のブリッジ部材である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ブリッジ部材eは、エンジンから後方に延びる図示しない排気管を配置するためのスペースやリアサスペンション類の取付スペース等のスペース上の制約から部分的に非常に細くせざるを得ないが、このブリッジ部材eにはリアサスペンション類が取り付いているため、リアサスペンションによる振動吸収の向上を図るべく、その剛性を高くする必要がある。このため、図3に示す従来例では、ブリッジ部材eの板厚を厚くすることにより、剛性を確保していた。しかし、剛性を確保すべくブリッジ部材eの板厚を厚くすることはコストの上昇を招く結果となる。
【0005】
他方、コストの上昇を容認し得たとしても、リアサスペンションがエンジンの左右に位置する機種では、エンジンをピボットボデーbに固定することは不可能であり、このためこの種の機種ではエンジン固定箇所をピボットボデーb以外の他の箇所に求めざるを得ない。
【0006】
しかし、他の箇所では後側の排気筒に接続された排気管の曲げを多くせざるを得ないが、このことは排気効率の低下を招く結果となる。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、排気効率が良くかつブリッジ部材及び車体フレームの剛性の向上が図れる自動二輪車のエンジンの固定装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、ハンドルの近傍から後方に向けて斜め下方に延びる左右の車体フレームの下方に、気筒を前後方向にV字状に開くV型エンジンが設置された自動二輪車のエンジンの固定装置であって、後輪を支持するスイングアームの前端部を回動自在に支持するピボットボデーを前記左右の車体フレームの後端部に突設し、該ピボットボデーの上部を連結するブリッジ部材を前記V型エンジンの後気筒の後方に設け、該ブリッジ部材に前記V型エンジンのクランクケースの後側上部を支持する左右一対の懸架ステーを突設し、前記V型エンジンの後気筒に接続した排気管をこの後気筒からピボットボデーのスイングアーム前端部を回動自在に支持するスイングアームピボットの後方を通してスイングアームの下方に延出するように配管し、この排気管を通す前記左右一対の懸架ステーとブリッジ部材およびエンジンのクランクケースとで囲まれた配管用空間を設けたことを特徴とする自動二輪車のエンジンの固定装置である。
【0009】
ブリッジ部材は懸架ステーを介してエンジンに固定されるため、ブリッジ部材の剛性が向上する。
また、車体フレームはブリッジ部材を介してエンジンに固定されるため、車体フレームの捩り剛性が向上する。
さらに、エンジンは、懸架ステーにクランクケースの後側上部を固定することによってブリッジ部材に取り付けられるため、後気筒の排気管は配管用空間を通して後方に延出させられることが可能であり、したがって、排気管の曲げを少なくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る自動二輪車のエンジンの固定装置の一実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る自動二輪車のエンジンの固定装置の一実施形態の全体側面図、図2は本発明に係る自動二輪車のエンジンの固定装置の一実施形態の要部を示す斜視図である。
【0011】
図1に示すように、ハンドル1の近傍から後方に向けて斜め下方に延びる左右の車体フレーム2(同図では左側のみを示す)の下方にエンジン3が設置される。エンジン3は、同図に示すように側面から見た場合にV型、すなわち車両の進行方向において前後方向にV字状に開くV型の2気筒エンジンで、エンジン3の前部には前気筒4が配置され、後部には後気筒5が配置される。
【0012】
左右の車体フレーム2のそれぞれの後端部にはピボットボデー6(同図では左側のみを示す)が下方に向けて突設される。ピボットボデー6は、後輪7を支持するスイングアーム8(同図では左側のみを示す)の前端部を上下方向に回動自在に支持するもので、後気筒5の後方に位置する。
【0013】
後気筒5の排気口9の上方には一対のピボットボデー6を連結する中空のブリッジ部材10が設けられる。ブリッジ部材10の下側面には、第2図にも示すように左右の一対の懸架ステー11が互いに所定の間隔をおいて下方かつ斜め前方に向けて突設される。第2図において左側の懸架ステー11の先端部には割り溝12と割り溝12の基部に連なるボルト孔13と割り溝12を貫通するネジ孔14とが形成され、右側の懸架ステー11の先端部にはボルト孔13と相対抗するボルト孔15が形成される。これらボルト孔13、15とネジ孔14はエンジン3のクランクケース16の後側上部を懸架ステー11に固定するためのもので、クランクケース16を懸架ステー11に固定するには、スペーサ17を予めボルト孔13に挿入しておき、クランクケース16の後側上部を左右の懸架ステー11間に配置する。次いで取付ボルト18をスペーサ17、クランクケース16の貫通孔19及びボルト孔15の順に挿通し、右側の懸架ステー11から突出する取付ボルト18の先端部に図示しないナットを螺合した後、ネジ孔14にスペーサ固定ボルト20を螺合する。
【0014】
このようにしてクランクケース16をブリッジ部材10に取り付けた状態では、ブリッジ部材10と左右の懸架ステー11とクランクケース16との間に空間が形成されるが、この空間が配管用空間21を構成する。そして、この配管用空間21を利用することにより、後気筒5の排気口9に接続された排気管22を後方に延ばすことができる。すなわち、クランクケース16をブリッジ部材10に固定する前に、排気管22を左右の懸架ステー11間に配置し、この後クランクケース16をブリッジ部材10に取り付けることにより排気管22の配管が可能になる。つまり、配管用空間21は排気管22を後方に配管する際に、排気管22を通すための空間としての役割を果たすことになる。
【0015】
このようにして配管用空間21から延出した排気管22は下方に延び、エンジン3の下方で前方に折り返された後、さらに後方に折り返されてマフラー23に接続される。
【0016】
図1に示すように、リアサスペンション24はエンジン3の側方であって前後方向に向けて配置され、かつその後端部側はブリッジ部材10の下方であって懸架ステー11の側方に位置する。
【0017】なお、前気筒4に接続された排気管25は下方に延び、さらに、エンジン3の下方を通って後方に延び、図示しない右側のマフラーに接続される。
【0018】
次に、本実施形態の作用について説明する。
ブリッジ部材10に懸架ステー11を突設し、懸架ステー11にエンジン3の一側を固定する構成であるため、結局、ブリッジ部材10はエンジン3に固定されることになり、したがって、ブリッジ部材10の剛性が向上する。また、車体フレーム2にピボットボデー6を突設し、ブリッジ部材10によってピボットボデー6を連結するため、車体フレーム2はブリッジ部材10を介してエンジン3に固定されることになる。このため、車体フレーム2の捩り剛性が向上する。
【0019】
さらに、懸架ステー11にクランクケース16の後側上部を固定する構成であるため、排気管22は配管用空間21を通して後方に延出させられることが可能であり、したがって、排気管22の曲げを少なくすることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、ブリッジ部材は懸架ステーを介してエンジンに固定されるため、板厚を厚くすることなくブリッジ部材の剛性を高くすることができる。このため、ブリッジ部材の剛性を向上させるためのコストの削減が可能になる。また、ブリッジ部材の剛性が向上するため、サスペンションによる振動の吸収が良好になる。
【0021】
さらに、車体フレームはブリッジ部材を介してエンジンに固定されるため、車体フレームの捩り剛性が向上する。
【0022】
さらに、エンジンは、懸架ステーを介してブリッジ部材に取り付け可能であるため、排気管を配管用空間から延出させることができる。このため、排気管の曲げを少なくすることができることになり、排気効率の向上、ひいては出力の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車のエンジンの固定装置の一実施例を示す全体側面図である。
【図2】本発明に係る自動二輪車のエンジンの固定装置の一実施例の要部を示す概略斜視図である。
【図3】従来のエンジンの取付構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ハンドル
2 車体フレーム
3 エンジン
5 後気筒
6 ピボットボデー
7 後輪
8 スイングアーム
9 排気口
10 ブリッジ部材
11 懸架ステー
16 クランクケース
21 配管用空間
22 排気管
Claims (1)
- ハンドルの近傍から後方に向けて斜め下方に延びる左右の車体フレームの下方に、気筒を前後方向にV字状に開くV型エンジンが設置された自動二輪車のエンジンの固定装置であって、後輪を支持するスイングアームの前端部を回動自在に支持するピボットボデーを前記左右の車体フレームの後端部に突設し、該ピボットボデーの上部を連結するブリッジ部材を前記V型エンジンの後気筒の後方に設け、該ブリッジ部材に前記V型エンジンのクランクケースの後側上部を支持する左右一対の懸架ステーを突設し、前記V型エンジンの後気筒に接続した排気管をこの後気筒からピボットボデーのスイングアーム前端部を回動自在に支持するスイングアームピボットの後方を通してスイングアームの下方に延出するように配管し、この排気管を通す前記左右一対の懸架ステーとブリッジ部材およびエンジンのクランクケースとで囲まれた配管用空間を設けたことを特徴とする自動二輪車のエンジンの固定装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07202996A JP3562119B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 自動二輪車のエンジンの固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP07202996A JP3562119B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 自動二輪車のエンジンの固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09263288A JPH09263288A (ja) | 1997-10-07 |
JP3562119B2 true JP3562119B2 (ja) | 2004-09-08 |
Family
ID=13477587
Family Applications (1)
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JP07202996A Expired - Fee Related JP3562119B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 自動二輪車のエンジンの固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3562119B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109515155A (zh) * | 2018-12-17 | 2019-03-26 | 重庆宗申创新技术研究院有限公司 | 一种发动机悬挂结构 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP07202996A patent/JP3562119B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH09263288A (ja) | 1997-10-07 |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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