JPH0344197B2 - - Google Patents

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JPH0344197B2
JPH0344197B2 JP59226935A JP22693584A JPH0344197B2 JP H0344197 B2 JPH0344197 B2 JP H0344197B2 JP 59226935 A JP59226935 A JP 59226935A JP 22693584 A JP22693584 A JP 22693584A JP H0344197 B2 JPH0344197 B2 JP H0344197B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter head
rod
face
shield
backward
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59226935A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61106894A (ja
Inventor
Akyoshi Chichibu
Katsuaki Kotani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Kk
Original Assignee
Fujita Kk
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Publication date
Application filed by Fujita Kk filed Critical Fujita Kk
Priority to JP22693584A priority Critical patent/JPS61106894A/ja
Publication of JPS61106894A publication Critical patent/JPS61106894A/ja
Publication of JPH0344197B2 publication Critical patent/JPH0344197B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トンネル掘削技術に係るシールド工
事における切羽前方土質性状計測装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
近年、トンネル掘削技術に多く用いられている
メカニカルシールド工法は、周辺地盤の土質工学
的な性質を利用することによつて、その機能を発
揮するように設計されており、このためシールド
工法の適用に当つては、シールド延長方向にボー
リング調査を行ない、運転管理規準等を設定して
いる。しかしこの種のシールド工法は、施工延長
の長い構造物に用いられるため、事前のボーリン
グ調査はせいぜい30〜50m程度の間隔でしか行な
われず、加えてメカニカルシールド機は全面閉鎖
形であるため、運転室から切羽の状態を目視にて
確認することができないもので、シールド延長方
向の地盤の土質性状の変化の様子を的確かつ連続
的に把握することが困難であつた。したがつて掘
削地盤が複雑に変化しているような場合には、地
盤に適合したシールドの掘削運転ができず、半ば
盲目運転の状態で施工されている。
このため、従来、シールド機の前面にセンサを
設置し、該カツターヘツドの回転時に作用する地
盤の性状を計測することによつて切羽の状態を検
知し、土質型、土の強度、地盤の緩み、空洞の存
在および障害物の有無等を判別する技術が知られ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記技術によれば、従来の土質地盤調
査方法と異なつた計測方法を用いているために、
一般的に用いられている土質定数を求めることに
難点がある。また、計測範囲がシールド機前面10
cm程度であることから、シールドの運転によつて
すでに乱された状態の計測である可能性が大き
く、原地盤の状態のままの地盤の状態を把握する
ことに難点があつた。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、
シールド切羽前方の土質性状を掘進以前に把握
し、最適な掘進運転を判断するための情報を提供
するための装置を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の切羽前方土
質性状計測装置は、シールド機の内部上方にカツ
ターヘツドの回転軸と平行な方向に配置されたロ
ツドと、前記ロツドを前記カツターヘツドに穿設
した透孔を貫通して前記カツターヘツドの前方へ
突没自在に突出させる進退駆動装置と、前記カツ
ターヘツドを前記透孔が前記ロツドの進退軸上に
位置するように停止させる制御機構と、前記ロツ
ドの先端に取り付けられ、土質多成分を同時に計
測する複数のセンサを内蔵した貫入コーンと、前
記センサからの情報を処理するコンピユータと、
を有し、前記貫入コーンを切羽前方約1mの位置
に突出させる構成とした。
〔作用〕
シールド工法では、一定区間(約1m)を掘進
するとシールド機の運転を一時停止し、セグメン
トによつて地山を保護しながら施工するものであ
り、また推進工法ではヒユーム管等を継ぎ足しし
ながら施工するために、管の継ぎ足し時には掘進
運転を一時停止する。
本発明における計測は、この停止時に行なうも
ので、制御機構によりカツターヘツドはロツドの
進退軸上に透孔が位置するように停止するため、
該カツターヘツドの停止と同時に進退駆動装置に
よりロツドを送出して貫入コーンを切羽地盤に約
1m貫入し、該地盤から得た情報を中央操作室の
マイクロコンピユータで解析し、瞬時につぎの掘
進運転に最適な運転プログラムを作成するもので
あり、シールド機の完全自動運転を可能にするも
のである。
〔実施例〕
以下、本発明装置の一実施例を第1図ないし第
4図にしたがつて説明する。符号1はシールド機
2のカツター駆動用減速機3の駆動軸先端に軸着
したカツターヘツドであり、該シールド機2の機
枠4にはカツターヘツド1の回動軸と平行に進退
駆動用ジヤツキ5を固設するとともに、該進退駆
動用ジヤツキ5により進退駆動するロツド6の先
端に貫入コーン7を突設固着し、前記カツターヘ
ツド1に穿設した透孔8を介して約1mの範囲で
突出し、また該カツターヘツド1の後方に後退す
るようになる。
上記カツターヘツド1は、カツター駆動用減速
機3の回転部と対応して固設した近接スイツチ9
からの回動位置検出に伴ない、中央制御部からの
信号により、必らず透孔8がロツド6進退軸上に
位置するように停止するとともに、進退駆動用ジ
ヤツキ5はカツターヘツド1停止時に進退駆動す
る。
また該進退駆動用ジヤツキ5は、第3図に示す
ごとく、油圧シリンダー5′によつて構成され、
該ジヤツキ5の摺動部に一端を連繋するととも
に、他端を一回転方向に弾性付勢したドラム10
に捲回してなるワイヤー11とからなる変位計1
2により、該ドラム10の回転数を計数して貫入
コーン7の突出量を計測する。
また前記貫入コーン7は、第3図に示すごと
く、3個の電気式センサ13,14,15を配設
し、先端貫入抵抗、局部周辺摩擦および間隙水圧
を計測するようになるものであり、各センサ1
3,14,15の出力は増幅器16およびインタ
ーフエイス17を経て中央制御部のマイクロコン
ピユータ18に入力されるとともに、該マイクロ
コンピユータ18により自動的にただちに解析さ
れ、つぎの区間の好ましいシールド機2の運転プ
ログラムが出力され、シールド機2はこのプログ
ラムにそつて掘進駆動する。
上記計測に際して、貫入コーン7の貫入速度
は、1cm/sec程度であり、切羽前方約1mの貫
入の場合、計測所要時間は約5分であるが、シー
ルド機2の停止時間内に充分に計測を終了するこ
とができるため、シールド掘進運転の支障となる
ことはない。
また第4図に示すように、一般に切羽崩壊(矢
印A)はカツターヘツド1の上縁部土壌で生ずる
ものであるため、貫入コーン7をカツターヘツド
1の上端部近傍前方に貫入するように構成するこ
とにより、事前に切羽崩壊の有無を検出すること
が可能となる。
〔発明の効果〕
以上述べたごとく本発明のシールド工事におけ
る切羽前方土質性状計測装置は、シールド機によ
つて掘進する切羽前方の土質性状を従来の静的検
出手段により計測することができるため、従来の
豊富な計測データを分析に使用することが可能と
なり、きわめて正確な分析結果を得ることができ
るとともに、切羽前方の土質性状を掘進作業を遅
滞させることなく連続的に計測することができ
る。また貫入コーンを切羽前方約1mの位置に突
出させることとしたため、センサから原地盤の状
態のままの地盤の状態の情報を得ることができる
とともに、シールド機の内部上方にロツドを配置
したため、第4図にしたがつて説明したように、
切羽崩壊の有無を事前に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明切羽前方土質性状計測装置を具
備したシールド機の略側断面図、第2図は同正面
図、第3図は進退駆動用ジヤツキの側面図および
貫入コーンの電気信号系統図、第4図は計測状況
を示す説明図である。 1……カツターヘツド、2……シールド機、3
……カツター駆動用減速機、5……進退駆動用ジ
ヤツキ、6……ロツド、7……貫入コーン、8…
…透孔、9……近接スイツチ、12……変位計、
13,14,15……センサ、18……マイクロ
コンピユータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シールド機の内部上方にカツターヘツドの回
    転軸と平行な方向に配置されたロツドと、前記ロ
    ツドを前記カツターヘツドに穿設した透孔を貫通
    して前記カツターヘツドの前方へ突没自在に突出
    させる進退駆動装置と、前記カツターヘツドを前
    記透孔が前記ロツドの進退軸上に位置するように
    停止させる制御機構と、前記ロツドの先端に取り
    付けられ、土質多成分を同時に計測する複数のセ
    ンサを内蔵した貫入コーンと、前記センサからの
    情報を処理するコンピユータと、を有し、前記貫
    入コーンを切羽前方約1mの位置に突出させるシ
    ールド工事における切羽前方土質性状計測装置。
JP22693584A 1984-10-30 1984-10-30 シ−ルド工事における切羽前方土質性状計測装置 Granted JPS61106894A (ja)

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JPS61106894A JPS61106894A (ja) 1986-05-24
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JPS61106894A (ja) 1986-05-24

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