JP2736689B2 - 地層調査方法 - Google Patents

地層調査方法

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邦武 橋川
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は地層内における岩盤の割れ目や層理等の方向
性、すなわち走向傾斜の状況を知るための地層調査方法
に関する。
(従来の技術) 土木工事等に先立ち走向傾斜の状況を知ることは重要
であり、そのために従来は地表面の露頭調査に頼ること
が多くおこなわれてきた。
また他の方法としてはボーリングで掘削した孔内にテ
レビカメラを挿入して孔壁の状況を目視的に観測して走
向傾斜を調べるボアホールテレビ法も知られる。
またコンパス(磁石)によって方位を測定し、これを
タイマーつきのカメラによって1回限り撮影し、その時
の方位を決定することにより走向傾斜を測定するコアオ
リエンテーション方式も特開昭58−168791号として知ら
れる。
(発明の解決すべき課題) しかしながら先ず露頭調査による場合には、地表面に
露頭がない場合は実施できず、また僅かな地表の調査デ
ータをもとにして地下数百メートルの走向傾斜を推定す
るために得られたデータは比較的不確実で高精度は全く
期待できない。
またボアホールテレビ法はテレビカメラをケーブルに
より吊り下げるために装置が大がかりになり、コスト高
となるばかりでなく、ボーリング孔内の水に濁りがある
場合には、孔壁の状況確認が著しく困難となるために実
際的ではない。
さらに特開昭58−168791号のコアオリエンテーション
方式による場合にあっても、地層内の目的個所のコアを
採集して調査するために、該コアには本来的な走向傾斜
のデータが含まれているのでその意味では大きく期待で
きるものの、調査が岩盤を対象とする場合には、インナ
ーチューブはビットの内側にセットされ、ある程度削孔
しないとインナーチューブが岩盤に対して固定されず、
そのためにタイマーを設定して掘削終了時に測定するよ
うになることからこのタイマー設定が難しく、多くの場
合には大幅なタイムロスを生ずること、そしてとくにイ
ンナーチューブが周方向に回転したり、コアが切断した
りする場合には、もはや回転ずれ量をチェックすること
ができないから正確な方位の特定はきわめて難しい等の
問題がある。
(課題を解決するための手段) そこで本発明と上記した従来技術における種々の課題
を解決し、地層内の方向傾斜を簡単に、しかも高精度に
調査できるようにしたものであって、具体的には、ボー
リング孔にそって掘進するコアーパックチューブにより
地層内所定深度のコアーを採取して目的個所の地層にお
ける走向傾斜を知る場合において、前記コアーパックチ
ューブ内にはコアーの進入方向に対向して後退自在のエ
レベーターと、コアー進入によるエレベーターの後退に
伴い上記コアーを被覆すべく袋状のシートを繰り出すス
リーブとを有し、該スリーブにはその繰り出し方向に続
くマークラインを施すとともに、方位測定時間とその時
点での掘削深度と、上記マークラインの変位角度とによ
り目的個所の地層における走向傾斜を知るようにしたこ
とを特徴とする地質調査方法に関する。
(作 用) ボーリング孔に沿ってコアーパックチューブが降下
し、調査対象域の孔底を掘進するにつれ、掘進されたコ
アーが次第に上記コアーパックチュープ内に進入し、そ
の進入の度合に応じてエレベータをコアーパックチュー
ブの内奥方へ後退させる。その際に上記エレベーターの
後退に伴い、スリーブが繰り出されてこのスリーブによ
ってコアーが順次被覆される。
コアーパックチューブあるいはダブルコアーチューブ
のインナーチューブが僅かに回転したり、あるいはコア
ーが切断されたような場合にもこれに伴ってスリーブも
一緒に回転し、該スリーブにその長手伸長方向に施され
たマークラインによってその回転方向および回転角度等
がそのまま表示されるから、これを採取して方位測定時
間と、その時点での掘進深度と、上記マークラインの変
位角度等のデータをもとに目的個所の地層における走向
傾斜をはじめとした地質の正確な調査を実施する。
(実 施 例) 以下において本発明の具体的な内容を第1図に示した
本発明に使用されるコアーパックチューブの一例をもと
に説明する。
第1図のコアーパックチューブはダブルコアーチュー
ブ型であって、アウターチューブ1とインナーチューブ
6とからなる。
アウターチューブ1は下端開口部に掘削用のビット2
を有するとともに上端部を回転ロッド3に接続させる。
またインナーチューブ6は、下端部に下方に向けた開
口エッジ7を有するとともに、該エッジ7の内方にコア
ー収容室8を有し、さらにコアー収容室8内には該コア
ー収容室8に沿って移動可能なエレベーター11が装着さ
れている。
さらにコアー収容室8の比較的下方部の外周部には円
筒状の隔壁10を介してスリーブスペース9が形成され、
該スリーブスペース9内には円筒状のビニール製スリー
ブ12が蛇腹状に折りたたまれて収納され、しかもその上
端を前記したエレベーター11の外周側面部に略密着させ
ている。
尚上記スリーブ12にはその1部に長さ方向に連続する
マークライン(図示省略)が施されており、しかも該マ
ークラインを後記する合わせマークに位置合わせして取
りつけられている。
上記コアー収容室8の上方部には方位計13が組み込ま
れており、該方位計13は基準点14およびこれに対応する
合わせマーク15が印され、さらにその上方部には、検出
部17、記録部18、および電源部16がそれぞれ内装され、
それらは前記した回転ロッド3と同軸のシャフト5に連
続保持される。
尚、図中においては4はコアーチューブヘッドを示
す。
上記のコアーパックチューブをあらかじめ所定の深さ
まで掘削したボーリング孔内に装入する。
ボーリング孔は調査すべき深さの少し手前まであらか
じめボーリングマシン等を用いて掘削しておき、該ボー
リング孔の孔底部にコアーパックチューブを設置した
後、回転ロッド3を介してアウターチューブ1を周方向
に回転させ、先端のビット2により孔底をさらに掘削し
つつ開口エッジ7を押し当てながらインナーチューブ6
を順次地層内に進入させ、これによって目的個所のコア
ーをコアー収容室8内に進入させる。
コアー収容室8内に進入したコアーはエレベーター11
を上方に押し上げ、しかもエレベーターはスリーブスペ
ース9内からスリーブ12を順次引き出しつつ上方に移動
し、これにより収容されたコアーは次第に袋状のスリー
ブ12、12により周側面を被覆される。
この際電源部16より電力を受けて作動する検出部17に
よりあらかじめ基準点14の方位を電気的な磁力線密度の
形で検出し、以後一定時間毎に方位測定時間と、掘削深
度、および合わせマーク15の変位角度等の情報を検出し
てこれを記録部18に記録しつつコアーの採取作業を終了
しスリーブ12によりコアーを略完全に被覆したままの状
態にて地上に採取する。
採取されたコアーCにはマークラインMLが施されたス
リーブ12が被覆されており、採取の際にインナーチュー
ブ6に回転を生じた場合にはその時点でコアーCとスリ
ーブ12との相対的な位置関係に変動を生じ、これに応じ
て第2図に示したようにマークラインMLの位置が忠実に
位置ズレして深度と時間および変位量が明確にあらわさ
れる。
したがってこれをもとに第3図に示したようなデータ
を得ることができ、一定時間毎の深度と方位との相対関
係を求めることができる。
したがって検出部17の基準点14は合わせマーク15と同
一ライン上になるようにあらかじめ調節してコアーの採
取作業を開始するとともに、方位計13により一定時間毎
に上記基準点14の方位を記録部8に記録し、また方位測
定時間とその時点での掘削深度を測っておけば採取コア
ーの方位を簡単に知ることができ、しかもインナーチュ
ーブ6が回転した場合には方位測定時間の中間での方位
をビニールスリーブ12のマークラインMLがこれを表示し
ているのでこれにより補正結果を簡単に知ることができ
る。
記録された方位はその深度のマークラインMLの方位を
示す。たとえば深度14.8mではマークの位置は193度=S1
3度W(南から13度西寄り)となる。また深度14.5mでは
14.47mと14.55m方位(169度と185度)及びマークライン
の傾斜状況とから容易に求められる。
(発明の効果) 本発明は以上詳述した通り、採取コアーには順次袋状
のスリーブを被覆するとともに、該スリーブにはその袋
の長さ方向に向けたマークラインを施してあり、方位測
定時間と、その時点での掘削深度とを記録することによ
り、採取コアーの方位を簡単に知ることができ、これに
より地層内の岩盤の割れ目や層理等の方向性についての
走向傾斜の状況を容易に、しかも正確に調査することが
可能となる。
さらに採取等にインナーチューブが回転した場合にお
いても単位測定時間の中間での方位を、コアーに被覆し
たスリーブのマークラインにより忠実に表現されるので
その補正結果を正確に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において使用されるコアーパックチュー
ブ概略をあらわした縦断面図、 第2図は採取コアーの側面図、 第3図は採取コアーのデータ表である。 1……アウター、3……回転ロッド 4……コアーチューブヘッド 5……シャフト、6……インナーチューブ 8……コアー収容室 9……スリーブスペース 11……エレベーター、12……スリーブ 13……方位計、14……基準点 15……合わせマーク、16……電源部 17……検出部、18……記録部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボーリング孔に沿って掘進するコアーパッ
    クチューブにより地層内所定深度のコアーを採取して目
    的個所の地層における走向傾斜を知る場合において、前
    記コアーパックチューブ内にはコアーの進入方向に対向
    して後退自在のエレベーターと、コアー進入によるエレ
    ベーターの後退に伴い上記コアーを被覆すべく袋状のシ
    ートを繰り出すスリーブとを有し、該スリーブにはその
    繰り出し方向に続くマークラインを施すとともに、方位
    測定時間とその時点での掘削深度と、上記マークライン
    の変位角度とにより目的個所の地層における走向傾斜を
    知るようにしたことを特徴とした地質調査方法。
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