JPH09273375A - 掘削情報の収集処理方法とその装置 - Google Patents

掘削情報の収集処理方法とその装置

Info

Publication number
JPH09273375A
JPH09273375A JP8084920A JP8492096A JPH09273375A JP H09273375 A JPH09273375 A JP H09273375A JP 8084920 A JP8084920 A JP 8084920A JP 8492096 A JP8492096 A JP 8492096A JP H09273375 A JPH09273375 A JP H09273375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
sensor
memory
ground
probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8084920A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Bo
直樹 坊
Kazuyoshi Ogisu
一致 荻須
Naota Itoyama
直太 糸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TONE CHIKA GIJUTSU KK
Original Assignee
TONE CHIKA GIJUTSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TONE CHIKA GIJUTSU KK filed Critical TONE CHIKA GIJUTSU KK
Priority to JP8084920A priority Critical patent/JPH09273375A/ja
Publication of JPH09273375A publication Critical patent/JPH09273375A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の小型化を図るとともに、データの採取を
容易に連続的または所定位置ごと数カ所で行う。 【解決手段】地盤掘削孔20内に外部からセンサを装入
して、掘削孔20内の情報を得る方法において、センサ
およびこのセンサで検知した情報を記憶するメモリを少
なくとも有するプローブ30を、掘削孔20内に外部か
ら装入し、所定位置においてセンサにより検知した情報
を前記メモリに記憶させ、その後、プローブ30を掘削
孔20内から外部に回収し、その外部において前記メモ
リにおける記憶情報を読み出すとともに、地上で記録し
た深度データと別の地上用タイマーからのデータと照合
することにより、位置ごとの掘削情報を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続地中壁の造成
などのために、掘削孔情報を連続的にあるいは所定位置
ごとに得るための掘削情報の収集処理方法とその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】地盤の改良、基礎構造物の造成などにあ
たって、掘削することが多々あり、その際に掘削過程に
おいて安定液の物性や掘削孔の掘削精度の管理が重要で
ある。
【0003】この掘削過程において、掘削孔壁を安定さ
せるために安定液が用いられる。この安定液としては、
通常はポリマー系のものであるが、ベントナイト系のも
のを用いることもある。
【0004】この種のリバースサーキュレーション工法
による地中連続壁の造成や場所打ち杭の造成において
は、その掘削孔の形状(深度、断面形状、口径、垂直精
度など)や安定液の管理が重要である。
【0005】このために、掘削孔の形状管理には超音波
センサを地上から掘削孔に挿入しながら形状の測定を行
うことが知られている。
【0006】この場合、一般的には、図1に示すよう
に、安定液21で満たされた掘削孔20内に、超音波セ
ンサを内蔵させたセンサプローブ22をウインチ23お
よび2本の吊持ワイヤー24,24により連結具28を
介して吊持しながら挿入するとともに、センサプローブ
22と地上の信号処理装置25とを専用のセンシングケ
ーブル26で接続し、センサからの信号を計測データと
して信号処理装置25に取り込むようにしている。深度
については、ウインチ23による垂下・巻取状態をエン
コーダ27により処理して信号処理装置25に取り込ん
でいる。
【0007】また、安定液の管理にはバケット状の泥水
採取器を地上から降ろし、所定深度ごとに泥水を採取す
るとともに地上に回収作業を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、センサプロー
ブ22を通してのセンサ信号を取り込むために、吊持ワ
イヤー24,24のほか別途、専用のセンシングケーブ
ル26が必要となり、これを吊持・巻取するためのウイ
ンチが必要であり、ウインチおよびこれに付属する装置
の大型化を招くばかりでなく、大深度の場合には単位長
さのケーブルを順次連結しながら降下する作業が必要で
あり、さらに、ケーブル26の損傷が生じがちであり、
その場合にはデータを採取することができず、再度、測
定のやり直しの事態を招く。
【0009】また、安定液の計測のたびに泥水採取器を
昇降させる場合は、掘削孔の深度が大きくなるにつれて
作業時間が増加する欠点があった。
【0010】したがって、本発明の課題は、装置の小型
化を図るとともに、データの採取を連続的にまたは所定
位置ごと容易にかつ安定的に行うことができる掘削情報
の収集処理方法とその装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明のうち、請求項1に記載の発明は、地盤掘削孔内に外
部からセンサを装入して、前記掘削孔内の情報を得る方
法において、前記センサおよびこのセンサで検知した情
報を記憶するメモリを少なくとも有するプローブを、掘
削孔内に外部から装入し、所定位置において前記センサ
により検知した情報を前記メモリに記憶させ、その後、
前記プローブを掘削孔内から外部に回収し、その外部に
おいて前記メモリにおける記憶情報を読み出して掘削孔
の情報を得ることを特徴とする掘削情報の収集処理方法
である。
【0012】請求項2に記載の発明は、地盤掘削孔内に
外部からセンサを装入して、前記掘削孔内の情報を得る
装置であって、電源、地中タイマー、掘削孔内の情報を
得る少なくとも一つのセンサ、このセンサで検知した情
報を記憶する地中メモリ、および前記センサからの信号
を前記メモリに情報として記憶させるためのデータロガ
ーを有するプローブと;このプローブを地上と地盤掘削
孔内との間を移動させる移動手段と;地上にそれぞれ配
置された、前記プローブの移動に伴うプローブの位置検
出手段、地上用タイマー、前記位置検出手段からの位置
信号を地上用タイマーによるタイミングで記憶する地上
用メモリ、前記地中メモリ内の情報を読み出して掘削情
報を、前記地上用メモリからのプローブ位置と相関させ
て得るデータ読出処理手段と;を備えたことを特徴とす
る掘削情報の収集処理装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら具体的に説明する。なお、掘削情報と
は、掘削孔自体の情報(掘削孔形状など)のほか、掘削
時に用いる案内液の情報を含むものである。したがっ
て、本発明において、掘削情報とは、これらの一方の情
報のほか、両者の情報を同時に収集する場合も含むもの
である。
【0014】本発明では、図2に示すように、センサお
よびこのセンサで検知した情報を記憶する地中メモリ3
1を少なくとも有するプローブ30を用いる。図2のプ
ローブ30においては、ケーシング30A内に、電源バ
ッテリー32、データロガー33および地中タイマー3
4を設け、センサとして、超音波センサ35、液圧力セ
ンサ36および温度センサ37を設けてある。また、地
中メモリ31は架台39に着脱自在に取付け、地上にて
カバー40を外して取出し口30Bから地中メモリ31
を取出すようになっている。
【0015】かかるプローブ30は、連結具28を介し
て吊持ワイヤー24,24に連結され、ウインチ230
により繰り出しながら、地上から掘削孔20内に挿入す
る。
【0016】深さ方向の所定位置ごと、あるいは連続的
に、前記各センサ35,36,37により検出した各情
報を、データロガー33にて、地中タイマー34による
時刻情報ととともに地中メモリ31に記憶させる。
【0017】最終的に所定深さに達したならば、ウイン
チ230を巻き上げて、図4に示すように、プローブ3
0を地上に回収する。回収したプローブ30に対して、
そのカバー40を外して取出し口30Bを通して取り出
した地中メモリ31を信号処理装置25に設けたデータ
読出処理手段25Aに装入し、地中メモリ31内の記憶
情報を読み出して掘削孔20の情報を得る。
【0018】この場合において、図3に示すように、予
め深度データについてはプローブの位置検出手段として
のエンコーダ27からの深度信号を地上用メモリ41
に、地上用タイマー42からのタイミングで記憶させて
おく。信号処理装置25では、地上用タイマー42から
の時刻と対応させて取り込んだ深度と、同様に、地中タ
イマー34による時刻情報に対応させて取り込んだ各セ
ンサ35,36,37により検出した各情報とを照合さ
せて、深度ごとの各センサ35,36,37の各情報と
することができる。
【0019】ここで、超音波センサ35からは前述の掘
削孔20の形状情報を得ることができるとともに、液圧
力センサ36からの液圧力および温度センサ37からの
温度情報は、これを処理して安定液21の物性(粘度、
粘性抵抗など)を測定することができる。その他、適宜
のセンサをプローブ30に内蔵させることができる。
【0020】信号処理装置25では、センサからの信号
を処理して適宜記録計や適宜の記録手段(図示せず)へ
の記録または表示を行う。
【0021】前記地中メモリ31および地上用メモリ4
1としては、その記録容量が大きいことからICカード
を用いるのが望ましいが、他のメモリ手段をも用いるこ
とができる。この地中メモリ31およびデータ読出処理
手段25Aは信号処理装置25に新設するほか、別の、
読出器にて読み出したものを信号処理装置25に入力さ
せることもできる。
【0022】本発明の移動手段としては、ウインチ23
0によるもののほか、適宜の移動手段を用いることがて
きる。安定液の情報のみを収集する場合には、掘削孔の
形状を得るための方向性の確保は必要でないので、1本
の吊持ワイヤーにプローブを吊持するのみで足りる。
【0023】なお、上記例は地上からの竪掘削孔につい
ての例であるが、シールド掘削孔の場合には、その横坑
に対して前記プローブ30を進入させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、装置の
小型化を図るとともに、データの採取を容易に連続的ま
たは所定位置ごと数カ所で安定して行うことができるな
どの利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の概要説明図である。
【図2】本発明に係るプローブ例の概要図である。
【図3】計測例の説明図である。
【図4】地上に回収したプローブと信号処理装置との関
係を示す説明図である。
【符号の説明】
20…掘削孔、21…安定液、24…吊持ワイヤー、2
5…信号処理装置、25A…データ読出処理手段、28
…連結具、30…プローブ、30A…ケーシング、31
…地中メモリ、32…電源バッテリー、33…データロ
ガー、34…地中タイマー、35…超音波センサ、36
…液圧力センサ、37…温度センサ、40…カバー、4
1…地上用メモリ、42…地上用タイマー、230…ウ
インチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地盤掘削孔内に外部からセンサを装入し
    て、前記掘削孔内の情報を得る方法において、 前記センサおよびこのセンサで検知した情報を記憶する
    メモリを少なくとも有するプローブを、掘削孔内に外部
    から装入し、所定位置において前記センサにより検知し
    た情報を前記メモリに記憶させ、その後、前記プローブ
    を掘削孔内から外部に回収し、その外部において前記メ
    モリにおける記憶情報を読み出して掘削孔の情報を得る
    ことを特徴とする掘削情報の収集処理方法。
  2. 【請求項2】地盤掘削孔内に外部からセンサを装入し
    て、前記掘削孔内の情報を得る装置であって、 電源、地中タイマー、掘削孔内の情報を得る少なくとも
    一つのセンサ、このセンサで検知した情報を記憶する地
    中メモリ、および前記センサからの信号を前記メモリに
    情報として記憶させるためのデータロガーを有するプロ
    ーブと;このプローブを地上と地盤掘削孔内との間を移
    動させる移動手段と;地上にそれぞれ配置された、前記
    プローブの移動に伴うプローブの位置検出手段、地上用
    タイマー、前記位置検出手段からの位置信号を地上用タ
    イマーによるタイミングで記憶する地上用メモリ、前記
    地中メモリ内の情報を読み出して掘削情報を、前記地上
    用メモリからのプローブ位置と相関させて得るデータ読
    出処理手段と;を備えたことを特徴とする掘削情報の収
    集処理装置。
JP8084920A 1996-04-08 1996-04-08 掘削情報の収集処理方法とその装置 Pending JPH09273375A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8084920A JPH09273375A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 掘削情報の収集処理方法とその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8084920A JPH09273375A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 掘削情報の収集処理方法とその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09273375A true JPH09273375A (ja) 1997-10-21

Family

ID=13844155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8084920A Pending JPH09273375A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 掘削情報の収集処理方法とその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09273375A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522883A (ja) * 2003-04-11 2006-10-05 サンドビク タムロック オサケ ユキチュア 試錐孔情報管理システム
JP2009041315A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Jfe Steel Kk 基礎杭施工における根固め球根部の形状確認システム
CN113466228A (zh) * 2021-06-28 2021-10-01 水利部交通运输部国家能源局南京水利科学研究院 在役管桩泥面下部质量检测方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522883A (ja) * 2003-04-11 2006-10-05 サンドビク タムロック オサケ ユキチュア 試錐孔情報管理システム
JP2009041315A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Jfe Steel Kk 基礎杭施工における根固め球根部の形状確認システム
CN113466228A (zh) * 2021-06-28 2021-10-01 水利部交通运输部国家能源局南京水利科学研究院 在役管桩泥面下部质量检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4806153A (en) Method and apparatus for investigating subsurface conditions
US20210079784A1 (en) Core sample orientation
CA1246731A (en) Method for estimating formation characteristics of exposed bottomhole formation
US10415378B2 (en) Borehole logging methods and apparatus
US20100300685A1 (en) Method and system for using wireline configurable wellbore instruments with a wired pipe string
CN104062691B (zh) 高精度海底地温梯度探测设备
JP2006214266A (ja) 坑井予備調査用独立形計測兼信号処理プローブ
US4794791A (en) Method and device for making measurements characterizing geological formations, in a horizontal borehole formed from an underground way
CN108362354A (zh) 一种便携式水井地下水水位水温自动测量记录装置
CN102606149A (zh) 存储式孔壁应变法地应力测试方法及测试装置
US4459760A (en) Apparatus and method to communicate information in a borehole
CN207649716U (zh) 一种便携式水井地下水水位水温自动测量记录装置
US5553677A (en) Survey process for cable core borings and device for implementing it
JPH09273375A (ja) 掘削情報の収集処理方法とその装置
JP2736689B2 (ja) 地層調査方法
RU2077735C1 (ru) Система информационного обеспечения разработки нефтяных месторождений
CN108843335A (zh) 振动测量装置、隧道掘进机及刀盘振动测量系统
US11187076B2 (en) Central storage unit for a measuring-while-drilling assembly for an oil drilling system
BR102020011855A2 (pt) Método orientador de testemunho de sondagem com utilização de realidade aumentada ou gráfico 2d para registro de dados
CN117248886A (zh) 一种地浸采铀钻孔过滤器段堵塞程度检测装置及方法
JPH0229999B2 (ja)
RU99106218A (ru) Способ промера глубины спуска скважинного прибора при каротажных исследованиях в скважинах
JPS6148720A (ja) 地熱井内の物理量測定装置
JPH11125564A (ja) 水深水温測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040409