JPH0332096Y2 - - Google Patents

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JPH0332096Y2
JPH0332096Y2 JP14555784U JP14555784U JPH0332096Y2 JP H0332096 Y2 JPH0332096 Y2 JP H0332096Y2 JP 14555784 U JP14555784 U JP 14555784U JP 14555784 U JP14555784 U JP 14555784U JP H0332096 Y2 JPH0332096 Y2 JP H0332096Y2
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transistor
constant current
current
emitter
base
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JP14555784U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、差動増幅回路の改良に関するもの
で、特に雑音が少なく集積回路化に適した差動増
幅回路に関する。
(ロ) 従来の技術 第2図に示す如き差動増幅回路が公知である。
第2図において、入力端子1に印加された入力
信号は、入力トランジスタ2で増幅された後差動
接続された一方のトランジスタ3のベースに印加
されて差動増幅される。そして、前記一方のトラ
ンジスタ3のコレクタから出力トランジスタ4の
ベースに印加され更に増幅された後出力端子5に
導出されるる。また、前記出力端子5に導出され
る出力信号は、負帰還抵抗6を介して差動接続さ
れた他方のトランジスタ7のベースに負帰還され
るので、第2図の如き回路構成てすれば入力信号
を歪無く増幅することが出来る。しかしながら、
第2図の差動増幅回路は、雑音を発生し易いとい
う欠点がある。すなわち、第2図の場合、入力ト
ランジスタ2のエミツタ3のベース電流により供
給され、その値が IE=I0/2×1/hFEP ……(1) 〔ただし、I0は差動増幅回路の定電流源8に流
れる電流 hFEPは一方のトランジスタ3の電流増幅率〕 と非常に小となるので、リーク電流の影響等に
より雑音を発生し易い。また、第2図の差動増幅
回路は、第(1)式で示される如く、入力トランジス
タ2のエミツタ電流が一方のトランジスタ3の電
流増幅率に応じて決まり、かつ前記入力トランジ
スタ2のベース・エミツタ間電圧VBEが前記エミ
ツタ電流に応じたものとなるので、前記一方のト
ランジスタ3の電流増幅率が変化すると、それに
応じて前記ベース・エミツタ間電圧が変化し、前
記入力トランジスタ2のエミツタ電圧と等しい値
となる出力端子5の出力電圧が変動するという欠
点があり、特に低電源電圧時に問題であつた。
前記入力トランジスタ2のエミツタ電流が少い
ことに起因する雑音の発生や出力電圧の変動とい
う欠点は、昭和59年4月に発行された「三洋半導
体データブツク三洋ホームステレオ用集積回路」
第353頁乃至第364頁に記載されているIC(集積回
路)LA4507に見らられる如く、差動接続された
一方のトランジスタのベース・エミツタ間にダイ
オードを接続することにより解決される。第3図
は、その回路構成を示すもので、差動接続された
一方のトランジスタ3のベース・エミツタ間に、
コレクタ・ベース間が短絡されたダイオード接続
型のトランジスタ9を配置し、入力トランジスタ
2のエミツタ電流を前記トランジスタ9から供給
する様にしている。この様にすると、前記入力ト
ランジスタ2のエミツタ電流は十分大なるものと
なり、第2図の差動増幅回路から雑音が発生する
欠点が略解消される。尚、第3図において第2図
と同一の回路素子には同一の図番を付し説明を省
略する。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、第3図の如き回路構成とする
と、入力トランジスタ2のエミツタに接続される
ダイオード接続型のトランジスタ9のインピーダ
ンスが低い為に、前記トランジスタ9に起因する
雑音の発生という新たな欠点が生じ、特に低雑音
化が要求される前置増幅回路に用いるには不適で
あつた。
また、第3図の回路の場合、差動接続された一
対のトランジスタ3及び7のエミツタ電流及びダ
イオード接続されたトランジスタ9のエミツタ電
流を単一の電流源トランジスタ10から供給する
構成である為、入力トランジスタ2のエミツタバ
イアス電流を適切な値に定めると、それに応じて
前記電流源トランジスタ10に流れる電流を変更
しなければならず、回路設計が複雑になるという
欠点があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、入
力トランジスタのエミツタバイアス電流を供給す
る定電流トランジスタのベースを、差動増幅回路
の電流源トランジスタのベースと共通接続すると
ともに、前記定電流トランジスタのエミツタを抵
抗を介して電源に接続した点を特徴とする。
(ホ) 作用 本考案に依れば、定電流トランジスタから適切
なバイアス電流を入力トランジスタに供給出来、
しかも入力トランジスタへのバイアス電流と、差
動増幅回路への動作電流とを独立に設定出来る。
(ヘ) 実施例 第1図は、本考案の一実施例を示すもので、1
1はコレクタが入力トランジスタ2のエミツタ
に、ベースが差動接続された一対のトランジスタ
3及び7の動作電流を供給する電流源トランジス
タ12のベースに、エミツタが抵抗13を介して
電源(+Vcc)に接続された定電流トランジスタ
である。
尚、第1図において、第2図及び第3図と同一
の回路素子には同一の図番を付し、説明を省略す
る。
いま、定電流源14に流れる電流をI0とすれ
ば、ダイオード接続されたトランジスタ15に流
れる電流もI0となる。しかして、前記ダイオード
接続されたトランジスタ15と電流源トランジス
タ12とのエミツタ面積を等しくすれば、前記電
流源トランジスタ12に流れる電流がI0となり、
無信号時における差動接続された一対のトランジ
スタ3及び7のコレクタ電流がそれぞれI0/2とな る。また、前記ダイオード接続されたトランジス
タ15のベース・エミツタ間電圧をVBE1定電流ト
ランジスタ11のベース・エミツタ間電圧を
VBE2、抵抗13の値をRとすれば、前記定電流ト
ランジスタ11のコレクタ電流はIcは、 Ic=VBE1−VBE2/R ……(2) となり、前記抵抗13の値Rに応じたものとな
る。
一般に、トランジスタから発生する雑音は、該
トランジスタのベース抵抗、素子サイズ、表面状
態等に応じた適切なエミツタ電流を流したとき最
小となることが知られている。それ故、前記抵抗
13の値を適切に設定し、定電流トランジスタ1
1のコレクタ電流Icを、入力トランジスタ2の雑
音が最小となるエミツタ電流と等しくなる様に設
定すれば、前記入力トランジスタ2の雑音発生を
抑制出来る。また、前記抵抗13の挿入により、
定電流トランジスタ11自体から発生する雑音の
抑制も行い得る。更に、前記定電流トランジスタ
11のコレクタ電流を、電流源トランジスタ12
のコレクタ電流と関連付けて設定しているので、
独立に設定した場合に比べ見掛け上のベース抵抗
が減少(並列接続される為)し、回路構成上から
も雑音の発生を抑制出来る。また更に、入力トラ
ンジスタ2のエミツタには、定電流バイアスが供
給されるので、前記入力トランジスタ2のベー
ス・エミツタ間電圧が変化せず、前記入力トラン
ジスタ2のエミツタとトランジスタ3のベースと
の接続点の電圧も変化しないので、電源電圧の降
下時にも差動増幅回路の出力直流電圧が変動しな
い。
(ト) 考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、極度に雑音
の発生が少い差動増幅回路が得られるので、特に
前置増幅回路の入力段に用いて好適な差動増幅回
路を提供出来る。また、出力直流電圧が安定な差
動増幅回路が得られるので、後段回路との接続が
容易となり、集積回路化に適した差動増幅回路を
提供出来る。更に、入力トランジスタのバイアス
電流値を差動接続された一対のトランジスタの動
作電流値と異なる値に設定出来るので、回路設計
が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す回路図、第
2図及び第3図は従来の差動増幅回路を示す回路
図である。 主な図番の説明、2…入力トランジスタ、3…
一方のトランジスタ、7…他方のトランジスタ、
11…定電流トランジスタ、12…電流源トラン
ジスタ、13…抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エミツタが共通接続された一対のトランジスタ
    と該一対のトランジスタの共通エミツタに接続さ
    れた第1定電流トランジスタとを含み、前記一対
    のトランジスタの一方のベースにエミツタが接続
    された入力トランジスタを介して入力信号を印加
    して成る差動増幅回路において、ベースが前記第
    1定電流トランジスタと共通接続され、コレクタ
    に前記第1定電流トランジスタの出力定電流と所
    定の関係を有する定電流を発生する第2定電流ト
    ランジスタと、該第2定電流トランジスタのエミ
    ツタと電源との間に接続された抵抗とを設け、前
    記第2定電流トランジスタの出力定電流を前記入
    力トランジスタのエミツタバイアス電流として使
    用することを特徴とする差動増幅回路。
JP14555784U 1984-09-26 1984-09-26 Expired JPH0332096Y2 (ja)

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JP14555784U JPH0332096Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

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JP14555784U JPH0332096Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

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Publication Number Publication Date
JPS6160520U JPS6160520U (ja) 1986-04-23
JPH0332096Y2 true JPH0332096Y2 (ja) 1991-07-08

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ID=30703811

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JP14555784U Expired JPH0332096Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

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