JP3087352B2 - 非反転増幅器 - Google Patents

非反転増幅器

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JP3087352B2 JP03164870A JP16487091A JP3087352B2 JP 3087352 B2 JP3087352 B2 JP 3087352B2 JP 03164870 A JP03164870 A JP 03164870A JP 16487091 A JP16487091 A JP 16487091A JP 3087352 B2 JP3087352 B2 JP 3087352B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非反転増幅器に関し、特
に差動増幅回路及び出力段回路,帰還回路を形成するエ
ミッタホロア回路を備えた非反転増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な非反転増幅器の原理的な
回路図を図2に示す。
【0003】この非反転増幅器は、正側入力端(+)及
び負側入力端(−)をもち、正側入力端を信号入力端子
Tiと接続して入力信号INを入力し、出力端を信号出
力端子Toと接続する増幅回路4と、一端を信号出力端
子Toと接続し他端を増幅回路4の負側入力端と接続す
る第1の抵抗R1、及び一端を抵抗R1の他端と接続し
他端を第1の電源電位点の接地電位点と接続する第2の
抵抗R2を備えた帰還回路21とを有する構成となって
いる。
【0004】この非反転増幅回路においては、抵抗R
1,R2の抵抗値をそれぞれ信号と同一のR1,R2と
すると、入力信号INに対し(R1+R2)/R2倍の
出力信号OUTが得られる。
【0005】図3は従来の非反転増幅器の一例を示すト
ランジスタレベルの回路図である。
【0006】この非反転増幅器は、ベースを信号入力端
子Tiと接続するNPN型の第1のトランジスタQ1、
エミッタを第1のトランジスタQ1のエミッタと接続す
るNPN型の第2のトランジスタQ2、第1及び第2の
トランジスタQ1,Q2のエミッタと第1の電源電位点
である接地電位点との間に接続された電流源I1、ベー
ス及びコレクタを第1のトランジスタQ1のコレクタと
接続しエミッタを電源電位Vccの第2の電源電位点と
接続するPNP型の第3のトランジスタQ3、並びにベ
ースを第3のトランジスタQ3のベースと接続しコレク
タを第2のトランジスタQ2のコレクタと接続しエミッ
タを第2の電源電位点と接続するPNP型の第4のトラ
ンジスタQ4を備えた差動増幅回路1と、コレクタを第
2の電源電位点と接続しベースを第2のトランジスタの
コレクタと接続しエミッタを信号出力端子Toと接続す
るNPN型の第5のトランジスタQ5、一端を信号出力
端子Toと接続し他端を第2のトランジスタQ2のベー
スと接続する第1の抵抗R1、及び一端を第1の抵抗R
1の他端と接続し他端を接地電位点と接続する第2の抵
抗R2を備えたエミッタホロア回路2とを有する構成と
なっている。なお、トランジスタQ3,Q4でカレント
ミラー回路を形成し、抵抗R1,R2で帰還回路21を
形成している。
【0007】次に、この非反転増幅器の動作について説
明する。
【0008】この非反転増幅器においても、図2に示さ
れたものと同様に、入力信号INは抵抗R1,R2で定
まる増幅率で増幅され、(R1+R2)/R2倍されて
出力される。
【0009】今、トランジスタQ3,Q4の素子寸法が
等しいとすると、トランジスタQ1のコレクタには
(1)式に示す電流が流れる。
【0010】IC1=IC3(1+2/βp ) …(1) 但し、IC1:Q1のコレクタ電流 IC3:Q3のコレクタ電流 βp :PNP型のトランジスタの電流増幅率 また、トランジスタQ2のコレクタ電流IC2はトランジ
スタQ5のベース電流を考慮すると(2)式となる。
【0011】 IC2=IC3−IE5/(βN +1) … (2) 但し、IC3=IC4 E5:Q5のエミッタ電流 βN :NPNのトランジスタの電流増幅率 電流源I1に流れる電流をIo とすると、 IC1+IC2=Io … (3) また信号入力端子Tiと共通接続点N1との間の電圧差
△VBEは(4)式で決る。
【0012】 △VBE=(kT/g)ln(IC2/IC1) … (4) 但し、k:ボルツマン定数 T:絶対温度 q:素電荷 今、一例としてIo =20μA,βp =50,βp =1
00,IE5=100μAとすれば、IC1=10.7μ
A,IC2=9.3μAとなり、△VBE=3.6mVとな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この従来の非反転増幅
器では、消費電力を低くするために電流源I1に流れる
電流を少なく設定し、信号出力端子Toに流れる電流を
大きく取ると、前述の(1)〜(4)式から分るよう
に、信号入力端子Tiに発生するオフセット電圧(△V
BE)が大きくなり、信号出力端子Toに正確な増幅電圧
が得られないという欠点があった。
【0014】本発明の目的は、出力電流を大きく取って
も入力オフセット電圧を低く抑えることができ、信号出
力端子に正確な増幅電圧を得ることができる非反転増幅
器を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の非反転増幅器
は、ベースを信号入力端子と接続する第1の接合型の第
1のトランジスタ、エミッタを前記第1のトランジスタ
のエミッタと接続する第1の接合型の第2のトランジス
タ、前記第1及び第2のトランジスタのエミッタと第1
の電源電位点との間に接続された電流源回路、ベース及
びコレクタを前記第1のトランジスタのコレクタと接続
しエミッタを第2の電源電位点と接続する第2の接合型
の第3のトランジスタ、並びにベースを前記第3のトラ
ンジスタのベースと接続しコレクタを前記第2のトラン
ジスタのコレクタと接続しエミッタを前記第2の電源電
位点と接続する第2の接合型の第4のトランジスタを備
えた差動増幅回路と、コレクタを前記第2の電源電位点
と接続しエミッタを信号出力端子と接続する第1の接合
型の第5のトランジスタ、一端を前記信号出力端子と接
続し他端を前記第2のトランジスタのベースと接続する
第1の抵抗、及び一端を前記第1の抵抗の他端と接続し
他端を前記第1の電源電位点と接続する第2の抵抗を備
えた第1のエミッタホロア回路と、ベースを前記第3の
トランジスタのベースと接続しコレクタを前記第5のト
ランジスタのベースと接続しエミッタを前記第2の電源
電位点と接続する第2の接合型の第6のトランジスタ及
びベースを前記第2のトランジスタのコレクタと接続し
コレクタを前記第1の電源電位点と接続しエミッタを前
記第6のトランジスタのコレクタと接続する第2の接合
型の第7のトランジスタを備えた第2のエミッタホロア
回路とを有している。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。
【0018】この実施例が図3に示された従来の非反転
増幅器と相違する点は、第2,第4のトランジスタQ
2,Q4のコレクタと第5のトランジスタQ5のベース
とを切離し、差動増幅回路1とエミッタホロア回路2と
の間に、ベースを第3のトランジスタQ3のベースと接
続しコレクタを第5のトランジスタQ5のベースと接続
しエミッタを電源電位Vccの第2の電源電位点と接続
するPNP型の第6のトランジスタQ6と、ベースを第
2のトランジスタQ2のコレクタと接続しコレクタを接
地電位点と接続しエミッタを第6のトランジスタQ6の
コレクタと接続するPNP型の第7のトランジスタQ7
とを備えた(第2の)エミッタホロア回路3を設けた点
にある。
【0019】この実施例において、トランジスタQ3,
Q6はカレントミラー回路を形成しており、トランジス
タQ6はトランジスタQ7の電流源となっている。
【0020】トランジスタQ7はトランジスタQ5を含
むエミッタホロア回路2に差動増幅回路1の出力信号を
伝達するとともに、トランジスタQ2のコレクタにベー
スから電流を供給している。この実施例の増幅率も同様
に(R1+R2)/R2である。
【0021】トランジスタQ1のコレクタ電流IC1は、
トランジスタQ3,Q4,Q5の素子寸法が等しければ
(5)式で決まる。
【0022】IC1=IC3(1+3/βp ) …(5) またトランジスタQ2のコレクタ電流は、(6)式で決
まる。
【0023】 IC2=IC3〔1+1/(βp +1)〕−IE5/〔(βp +1)(BN +1)〕 … (6) 今、従来例と同様に、Io =20μA,βp =50,β
N =100,IE5=100μAとすると、IC1=10.
2μA,IC2=9.8μAとなり、信号入力端子Tiと
共通接続点N1との電位差は、1.03mVとなる。す
なわち、入力オフセット電圧を従来例よりも低く抑える
ことができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、差動増幅
回路の出力側のトランジスタ(Q2,Q4)のコレクタ
と第1のエミッタホロア回路のトランジスタ(Q5)の
ベースとを切離し、差動増幅回路と第1のエミッタホロ
ア回路との間に、第1のエミッタホロア回路のトランジ
スタ(Q5)と異なる接合型のトランジスタ(Q7)を
含んで形成された第2のエミッタホロア回路を設けた構
成とすることにより、信号出力端子から大きな出力電流
を取り出しても、第2のエミッタホロア回路により差動
増幅回路に対する影響が低減するので、入力オフセット
電圧を低く抑えることができ、信号出力端子に正確な増
幅電圧を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】従来の非反転増幅器の一例を示す原理的な回路
図である。
【図3】従来の非反転増幅器の一例を示すトランジスタ
レベルの回路図である。
【符号の説明】
1 差動増幅回路 2,3 エミッタホロア回路 4 増幅回路 21 帰還回路 I1 電流源 Q1〜Q7 トランジスタ R1,R2 抵抗

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースを信号入力端子と接続する第1の
    接合型の第1のトランジスタ、エミッタを前記第1のト
    ランジスタのエミッタと接続する第1の接合型の第2の
    トランジスタ、前記第1及び第2のトランジスタのエミ
    ッタと第1の電源電位点との間に接続された電流源回
    路、ベース及びコレクタを前記第1のトランジスタのコ
    レクタと接続しエミッタを第2の電源電位点と接続する
    第2の接合型の第3のトランジスタ、並びにベースを前
    記第3のトランジスタのベースと接続しコレクタを前記
    第2のトランジスタのコレクタと接続しエミッタを前記
    第2の電源電位点と接続する第2の接合型の第4のトラ
    ンジスタを備えた差動増幅回路と、コレクタを前記第2
    の電源電位点と接続しエミッタを信号出力端子と接続す
    る第1の接合型の第5のトランジスタ、一端を前記信号
    出力端子と接続し他端を前記第2のトランジスタのベー
    スと接続する第1の抵抗、及び一端を前記第1の抵抗の
    他端と接続し他端を前記第1の電源電位点と接続する第
    2の抵抗を備えた第1のエミッタホロア回路と、ベース
    を前記第3のトランジスタのベースと接続しコレクタを
    前記第5のトランジスタのベースと接続しエミッタを前
    記第2の電源電位点と接続する第2の接合型の第6のト
    ランジスタ及びベースを前記第2のトランジスタのコレ
    クタと接続しコレクタを前記第1の電源電位点と接続し
    エミッタを前記第6のトランジスタのコレクタと接続す
    る第2の接合型の第7のトランジスタを備えた第2のエ
    ミッタホロア回路とを有することを特徴とする非反転増
    幅器。
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