JPH0441610Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0441610Y2
JPH0441610Y2 JP613487U JP613487U JPH0441610Y2 JP H0441610 Y2 JPH0441610 Y2 JP H0441610Y2 JP 613487 U JP613487 U JP 613487U JP 613487 U JP613487 U JP 613487U JP H0441610 Y2 JPH0441610 Y2 JP H0441610Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
amplifier circuit
input signal
level shift
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP613487U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63114512U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP613487U priority Critical patent/JPH0441610Y2/ja
Publication of JPS63114512U publication Critical patent/JPS63114512U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0441610Y2 publication Critical patent/JPH0441610Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、微小入力信号を増幅するに適した増
幅回路の改良に関するもので、特に単一電源で増
幅することができるとともにノイズ除去能力の高
い増幅回路に関する。 (ロ) 従来の技術 例えば、音声ヘツドから得られる音声信号の如
く、微小な信号を増幅するには、ヘツドからの入
力信号を結合コンデンサを介してバイアスが加わ
つている増幅回路に印加し増幅するが、前記結合
コンデンサを有する事はIC(集積回路)化に不利
である。そこで、ヘツドからの入力信号を結合コ
ンデンサを使用せずに直接増幅する増幅回路とし
て第3図の如き増幅回路が考えられる。第3図の
回路構成とすれば結合コンデンサが不用となり、
IC化に有利である。しかしながら第3図の回路
構成では増幅回路の入力端にヘツドから一方の極
性の信号しか印加されないため同相除去能力がな
くノイズに弱くなつてしまう。前記欠点を解決す
る回路として第2図の如き回路がある。第2図に
おいて、1はビデオテープレコーダ等のヘツド、
2は分圧抵抗、3は差動増幅回路、4は正の電源
(+Vcc)、5は負の電源(−Vcc)及びは帰還
抵抗である。ヘツド1の一端からの入力信号は分
圧抵抗により分圧され、差動増幅回路3の非反
転入力端子(+)に印加される。又、ヘツド1の
他端からの入力信号は帰還抵抗を介して差動増
幅回路3の反転入力端子(−)に印加され、両入
力信号が差動増幅される。そして、差動増幅回路
3の出力端に得られる出力信号は、帰還抵抗
介して差動増幅回路3の反転入力端子(−)に帰
還される。従つて、第2図の回路を用いればノイ
ズに強く微小信号を十分に増幅することが出来
る。 前述の如き正及び負の電圧源を有している差動
増幅回路は、例えば昭和48年10月25日付で(株)誠文
堂新光社より発行された「最新オペアンプ活用技
術」第26頁乃至第28頁に記載されている。 (ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、第2図の回路においては正及び
負の二電圧源4及び5を必要とし、やはりIC化
に不適であつた。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、入
力信号をレベルシフトする第1レベルシフト手段
と、前記入力信号と逆極性の入力信号をレベルシ
フトする第2レベルシフト手段と、ベースに所定
電圧が印加されエミツタに前記第1レベルシフト
手段の出力信号が印加される第1トランジスタ
と、エミツタに前記第2レベルシフト手段の出力
信号が印加される第2トランジスタと、前記第1
トランジスタのコレクタ電流と前記第2トランジ
スタのコレクタ電流との差電流を発生させるカレ
ントミラー回路と、前記差電流を増幅する増幅回
路と、該増幅回路の出力信号を前記第2トランジ
スタのベースに帰還する帰還手段とから成り、前
記増幅回路の出力端に増幅された出力信号を得る
ようにしたことを特徴とする。 (ホ) 作用 本考案によれば、第1及び第2トランジスタの
エミツタに各々第1及び第2レベルシフト手段を
設け、該第1及び第2レベルシフト手段を介して
前記第1及び第2トランジスタに入力信号を印加
しているので、単一電源でかつ零バイアスの状態
で微小信号を増幅することが出来る。又、本考案
によれば、第1及び第2トランジスタの出力信号
をカレントミラー回路を用いて減算しているの
で、同相ノイズを除去することが出来る。 (ヘ) 実施例 第1図は、本考案の一実施例を示す回路図で、
8はビデオテープレコーダ等のヘツド、9はベー
スにヘツド8からの入力信号が印加されるととも
にコレクタが接地され第1レベルシフト手段とし
て動作する第1レベルシフトトランジスタ、10
は定電圧源、11は前記電圧源10からの定電圧
がベースに印加されエミツタが前記トランジスタ
9のエミツタに接続された第1増幅トランジス
タ、12はベースに前記入力信号と逆極性の入力
信号が印加されるとともにコレクタが接地され、
第2レベルシフト手段として動作する第2レベル
シフトトランジスタ、13はエミツタが前記トラ
ンジスタ12のエミツタに接続された第2増幅ト
ランジスタ、14はトランジスタ15及び16か
ら成るカレントミラー回路、17はトランジスタ
11のコレクタに接続された増幅用トランジス
タ、及び18と19は出力端子20に導出される
出力信号をトランジスタ13のベースに帰還する
帰還抵抗である。 次に動作について説明する。ヘツド8からの入
力信号が発生しない状態では、トランジスタ9及
び12のベースは零バイアス状態となつており、
アース電位である。この状態でトランジスタ9の
ベースに正極性の入力信号が加わると、トランジ
スタ9のエミツタ電圧は、それに応じて上昇す
る。トランジスタ11のベースには定電圧源10
から2VBE(VBE:トランジスタのベース・エミツ
タ間電圧)の定電圧が加わつているので、トラン
ジスタ9のエミツタ電圧が上昇すると、それに応
じてトランジスタ11のコレクタ電流が減少す
る。すると、トランジスタ17のベースからトラ
ンジスタ11のコレクタに流れるトランジスタ1
7のベース電流も減少する。その為、トランジス
タ17のコレクタ電圧が低下し、低いレベルの出
力信号がトランジスタ21を介して出力端子20
に導出される。そして、前記低いレベルの出力信
号は、帰還用の抵抗18及び19によつて分圧さ
れた後、トランジスタ13のベースに帰還され
る。 逆にトランジスタ9のベースに負極性の入力信
号が加わると、トランジスタ9のエミツタ電圧
は、それに応じて低下する。トランジスタ9のエ
ミツタ電圧が低下するとそれに応じてトランジス
タ11のコレクタ電流が増加する。すると、トラ
ンジスタ17のベース電流が増加し、そのコレク
タ電圧は上昇する。その為、高いレベルの出力信
号がトランジスタ21を介して出力端子20に導
出される。そして、前記高いレベルの出力信号
は、帰還用の抵抗18及び19によつて分圧され
た後、トランジスタ13のベースに帰還される。 従つて、第1図の回路によれば単一電源で微小
な入力信号を十分に増幅することが出来る。 (ト) 考案の効果 以上述べた如く、本考案によれば単一電源でか
つ零バイアスの状態で微小入力信号を増幅するこ
とが出来るので、IC化に有利である。又、本考
案によれば前記微小入力信号を差動入力の型で増
幅することが出来るので、同相除去能力が高くノ
イズに対しても強い増幅回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す回路図、及
び第2図は従来の差動増幅回路を示す回路図、及
び第3図は従来の増幅回路を示す回路図である。 9……第1レベルシフトトランジスタ、10
…定電圧源、11……第1増幅トランジスタ、1
2……第2レベルシフトトランジスタ、13……
第2増幅トランジスタ、14……カレントミラー
回路、17……トランジスタ、18及び19……
帰還用抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力信号をレベルシフトする第1レベルシフト
    手段と、前記入力信号と逆極性の入力信号をレベ
    ルシフトする第2レベルシフト手段と、ベースに
    所定電圧が印加されエミツタに前記第1レベルシ
    フト手段の出力信号が印加される第1トランジス
    タと、エミツタに前記第2レベルシフト手段の出
    力信号が印加される第2トランジスタと、前記第
    1トランジスタのコレクタ電流と前記第2トラン
    ジスタのコレクタ電流との差電流を発生させるカ
    レントミラー回路と、前記差電流を増幅する増幅
    回路と、該増幅回路の出力信号を前記第2トラン
    ジスタのベースに帰還する帰還手段とから成り、
    前記増幅回路の出力端に増幅された出力信号を得
    るようにしたことを特徴とする増幅回路。
JP613487U 1987-01-20 1987-01-20 Expired JPH0441610Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP613487U JPH0441610Y2 (ja) 1987-01-20 1987-01-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP613487U JPH0441610Y2 (ja) 1987-01-20 1987-01-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63114512U JPS63114512U (ja) 1988-07-23
JPH0441610Y2 true JPH0441610Y2 (ja) 1992-09-30

Family

ID=30788365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP613487U Expired JPH0441610Y2 (ja) 1987-01-20 1987-01-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0441610Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63114512U (ja) 1988-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6142965B2 (ja)
JPH0441610Y2 (ja)
JP2504075B2 (ja) トランジスタ増幅器
JP2505236B2 (ja) 増幅回路
JPS6016126B2 (ja) カスコ−ド回路
JPH062349Y2 (ja) Ecl回路
JPH089933Y2 (ja) 帰還増幅器
JP2623954B2 (ja) 利得可変増幅器
JP2902277B2 (ja) エミッタホロワ出力電流制限回路
JPH0332096Y2 (ja)
JP3087352B2 (ja) 非反転増幅器
JP2509463Y2 (ja) 差動増幅回路
JP2557398B2 (ja) 増幅回路
JPH0345568B2 (ja)
JPS5840922U (ja) 増幅回路
JPS604613B2 (ja) 差動増幅器
JPH082009B2 (ja) 増幅回路
JPH0347010B2 (ja)
JPS6333723B2 (ja)
JPS6117411B2 (ja)
JPH05121971A (ja) 差動増幅器
JPH0215130B2 (ja)
JPS5978719U (ja) 低電圧駆動増幅器
JPS6333724B2 (ja)
JPH0630423B2 (ja) ゲインコントロ−ルアンプ