JPH03744Y2 - - Google Patents

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JPH03744Y2
JPH03744Y2 JP9742386U JP9742386U JPH03744Y2 JP H03744 Y2 JPH03744 Y2 JP H03744Y2 JP 9742386 U JP9742386 U JP 9742386U JP 9742386 U JP9742386 U JP 9742386U JP H03744 Y2 JPH03744 Y2 JP H03744Y2
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current
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current mirror
circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の産業上の利用分野〕 本考案は、低電圧源に好適な電流ミラー回路で
形成された電流・電圧変換回路に関するのであつ
て、オフセツトを低減した電流・電圧変換回路に
係るものである。
〔考案の解決しようとする問題点〕
従来、第4図の如き電流ミラー回路で形成され
た電流増幅回路を用いた電流・電圧変換回路が用
いられている。斯る回路は、ダイオード接続され
たトランジスタQ1とトランジスタQ2から形成
された電流ミラー回路6と、その電流源用のトラ
ンジスタQ4,Q5がダイオード接続されたトラ
ンジスタQ3と共に電流ミラー回路7を形成して
いる。トランジスタQ3のベース・コレクタが定
電流源回路5を介して接地され、トランジスタQ
2とQ5との接続点と接地間に直列接続された抵
抗Rとバイアス電圧源Eが接続され、トランジス
タQ4のコレクタとトランジスタQ1のベース・
コレクタとの接続点が入力端子2であり、トラン
ジスタQ5とQ2のコレクタの共通接続点が出力
端子4に接続される。
電流ミラー回路7により、ミラー電流I0が電流
源トランジスタQ4,Q5をを介して電流ミラー
回路6に供給されており、トランジスタQ1,Q
2のベース電流として2I0/β(但し、βは電流増
幅率)の電流が流れ込む。従つて、電流ミラー回
路6の出力段のトランジスタQ2のミラー電流と
しては、(I0−2I0/β)の電流が流れる。又、ト
ランジスタQ5のミラー電流として電流I0が流れ
込むので、出力端子4に2I0/βの電流が流れ出
る。この電流2I0/βが、抵抗Rに流れ込み、抵
抗Rの端子間に(2I0/β)・Rの電圧降下が生
じ、この電圧がオフセツト電圧として出力端子4
から現れる。又、電源電圧が1V以下の低電圧の
場合に特に顕著となる問題点がある。
〔考案の目的〕
本考案は、上述の如き問題点を解消する為にな
されたものであり、その主な目的は、電流ミラー
回路を形成するトランジスタのベース電流に起因
するオフセツトを低減する電流・電圧変換回路を
提供するものである。
〔考案の実施例〕
本考案に係る電流・電圧変換回路について、第
1図乃至第3図の実施例に基づき説明する。
第1図は、先に説明した第4図の電流・電圧変
換回路の電流ミラー回路7に、更にベースを共通
とするトランジスタQ6,Q7が付加され、トラ
ンジスタQ6,Q7を電流源用トランジスタとす
るトランジスタQ8,Q9からなる電流ミラー回
路8が接続されている。トランジスタQ7,Q9
の共通接続されたP1点がトランジスタQ1,Q
4との接続点P2に接続されている。P2点は出力
端子2に接続されている。
P1点からは、第4図で説明したようにオフセ
ツト電流に相当する2I0/βの電流が流れる。こ
の2I0/βの電流がP2点に供給され、トランジス
タQ4からのミラー電流I0に重畳される。P2点か
ら2I0/βの電流が供給されると、電流2I0/βが
ミラー電流I0に重畳され(I0+2I0/β)となるの
で、トランジスタQ1とQ2のベース電流として
約2(I0+2I0/β)/βの電流が流れる。従つ
て、トランジスタQ1の順方向電流として、次式
の値の電流が流れ込む。
(I0+2I0/β)−2(I0+2I0/β)/β =I0−4I0/β2 …(1) 依つて、電流ミラー回路6のミラー電流としてI0
−4I0/β2の電流が流れる。
第4図で示した従来の電流・電圧変換回路で
は、オフセツト電流が、2I0/βであつたのに対
し、第1図実施例では、(1)式に示すように、−
4I0/β2に軽減される。又、β2は非常に大きい値
であるので、4I0/β2を略零と見なせる。
簡単に説明すれば、トランジスタQ1の順方向
電流として、P1点からのオフセツト電流2I0/β
が供給され、電流ミラー回路7のミラー電流I0
重畳されて(I0+2I0/β)の電流が流れる。そ
の内、トランジスタQ1,Q2のベース電流とし
て2I0/βが流れる。ダイオード接続されたトラ
ンジスタQ1の順方向電流I0が、トランジスタQ
2のミラー電流I0が流れようとするので、抵抗R
には電流ミラー回路を構成するトランジスタのベ
ース電流に起因する電流2I0/βによるオフセツ
ト電流は流れないので、出力端子4にはオフセツ
ト電圧が発生しない。
即ち、入力端子2からIINの信号が入力される
と、ミラー電流I0に重畳されてトランジスタQ5
からは、ミラー電流として(I0+IIN)が流れ出
る。一方、トランジスタQ2のミラー電流として
I0のみが引き込まれるので、抵抗RにIINの電流が
流れて抵抗Rの端子間にIIN・Rの電圧降下が生
じる。従つて、出力端子4と接地端子3間には、
E+IIN・Rの電圧が生じる。
又、斯る電流・電圧変換回路は、電源端子1と
接地端子3間にダイオード接続されたトランジス
タのベース・エミツタ間電圧VBEとトランジスタ
のコレクタ・エミツタ間の飽和電圧VCE(sat)の消費
電圧で形成できる簡便な構造のものであつて、電
源電圧が1V以下で作動できる。
第2図及び第3図は、本考案の他の実施例を示
すものであつて、その出力端子41乃至4Nが複数
個ある場合の実施例する。
第2図では、電流ミラー回路6がトランジスタ
Q1,Q2乃至QN1まで、N個のトランジスタで
形成されている。又、電流ミラー回路7は、電流
ミラー回路7の出力段のトランジスタが、電流ミ
ラー回路6に対応して出力段のトランジスタQ5
乃至QN2が接続されている。更に、電流ミラー回
路8もN個のトランジスタQ8,Q9乃至Q12
で形成されている。トランジスタQ8,Q9は、
電流ミラー回路7の出力段のトランジスタQ6,
Q7に接続されている。トランジスタQ12は、
そのコレクタに抵抗が接続されている。斯る電
流・電圧変換回路では、電流ミラー回路6を構成
するトランジスタのベースにベース電流nI0/β
(nは電流ミラー回路を構成するトランジスタの
個数)の電流が消費される。従つて、同様に電流
ミラー回路8でもN個のトランジスタで形成され
ているので、トランジスタQ7とQ9の接続点
P1からトランジスタQ1とQ4の接続点P2
nI0/βの電流に等しい電流が供給されることに
よつて、出力端子41乃至4Nからのオフセツトの
発生を防止するものである。
無論、第3図に示すように電流ミラー回路8に
対応して、電流ミラー回路7の出力段のトランジ
スタを設定しても良いことは明らかである。又、
図示していないが、電流ミラー回路8の出力段の
トランジスタのエミツタ面積比を変えることによ
つて、電流ミラー回路6のトランジスタのベース
電流を設定してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は、1V以下の低電圧源に好適な動作を
する電流・電圧変換回路に関するものであり、電
流ミラー回路を形成するトランジスタのベース電
流によるオフセツトを消去するものである。又、
出力端子が複数存在する場合であつても、容易に
オフセツトの消去が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る電流・電圧変換回路の
実施例を示す図、第2図は、本考案に係る電流・
電圧変換回路の他の実施例を示す図、第3図は、
本考案に係る電流・電圧変換回路の他の実施例を
示す更に他の実施例を示す図、第4図は、一般的
な電流ミラー型の電流・電圧変換回路の実施例で
ある。 1:電圧源用端子、2:入力端子、3:接地端
子、4:出力端子、5:定電流源回路、6乃至
8:電流ミラー回路、E:バイアス電圧源。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 第1の電流ミラー回路と、該第1の電流ミラ
    ー回路に供給する第1と第2の電流源用トラン
    ジスタを含む第2の電流ミラー回路とを具え、
    且つ該第1の電流ミラー回路を構成するバイア
    ス側のトランジスタと出力側のトランジスタが
    該第2の電流ミラー回路と接続される接続点を
    夫々入力端子と出力端子とし、該出力端子に直
    列接続された抵抗とバイアス電圧源を具えた電
    流・電圧変換回路に於いて、該電流・電圧変換
    回路が、該第1の電流ミラー回路を形成するト
    ランジスタの夫々のベースに流れ込むベース電
    流と略等しい電流を該入力端子に供給する手段
    を具えることによつてオフセツトを低減するこ
    とを特徴とする電流・電圧変換回路。 (2) 前記手段が該第2の電流ミラー回路の出力側
    のトランジスタからミラー電流が供給される第
    3の電流ミラー回路を具え、該第2と該第3の
    電流ミラー回路の出力側のトランジスタとの接
    続点を該電流・電圧変換回路の入力端子に接続
    しと実用新案登録請求の範囲第1項記載の電
    流・電圧変換回路。 (3) 前記第1の電流ミラー回路が、ダイオード接
    続されたトランジスタを含めN個のトランジス
    タで形成され、且つ該第3の電流ミラー回路
    が、ダイオード接続されたトランジスタを含め
    N個のトランジスタで形成し、該第2の電流ミ
    ラー回路と該第3の電流ミラー回路の出力側の
    トランジスタとの接続点を入力端子に接続する
    ようになされた実用新案登録請求の範囲第2項
    記載の電流・電圧変換回路。
JP9742386U 1986-06-25 1986-06-25 Expired JPH03744Y2 (ja)

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JP9742386U JPH03744Y2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25

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JPS633618U JPS633618U (ja) 1988-01-11
JPH03744Y2 true JPH03744Y2 (ja) 1991-01-11

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