JPH0331183A - 案内レールへの給油方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は案内レールへの給油方法に係り、特にエレベー
タのかごとおもりがそれぞれ案内される案内レールへの
給油方法に関する。

〈従来の技術〉 エレベータ、例えはダムウェータでは、ロープにより互
いに連結されたかごとおもりとが、それぞれ案内レール
に案内された互いに反対方向に上下動してかごの移動が
行われている。

従来は、かご及びおもりをそれぞれ案内する案内レール
の摺動面にはグリースが塗り付けられ、このグリースに
よって案内レールとこの案内レール上を摺動するかご及
びおもりの間の潤滑性が保持されている。

〈発明が解決しようとする課題〉 前述した従来の案内レールに対する潤滑性保持法では、
案内レールにグリースを塗布しているので、グリース切
れの状態となった場合には、案内レールの全長に対して
潤滑剤であるグリースを塗布する必要がある。

狭い昇降路内で案内レールの全長にわたってグリースを
塗布する潤滑剤補給作業は、煩雑であると共に危険も伴
いその作業能率は、決してよいものではなかった。

本発明は、前述したようなエレベータの案内レールに対
する潤滑剤補給作業の現状に鑑みてなされたものであり
、その目的はエレベータの案内レールへの潤滑剤の補給
を簡単に能率よく行う案内レールへの給油方法を提供す
ることにある。

く課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するために、本発明はロープにより互い
に連結されたかごとつり合いおもりとが、それぞれ案内
レールに案内されて互いに反対方向に上下動してかごの
移動か行われるエレベータの前記案内レールへの給油方
法において、保油性を有する含油部材と、この含油部材
を前記案内レールに接触するように保持する保持部材と
からなる塗油ユニットを、前記かご及び前記つり合いお
もりの移動方向の端部近傍に取りイ（１け、前記含油部
材から浸み出る油を前記案内レールへ給油し、前記塗油
ユニツＩ〜への油補給時には、前記かごを所定の着床位
置よりずれた位置に停止させ、油を前記塗油ユニットの
含油部材に補給する方法をとる。

く作用〉 本発明によると、かご及びつり合いおもりの移動方向の
端部近傍に、保油性を有する含油部材とこの含油部材を
案内レールに接触するように保持する保持部材とからな
る塗油ユニツ１〜か収り付けられる。

このため、塗油ユニツ１〜の含油部材から浸み出した油
か、かご及びつり合いおもりの上下動に伴って、案内レ
ールに小量ずつ塗布され案内レールに対する給油か行わ
れる。

従って、かご及びつり合いおもりは、潤滑剤としての油
か表面に塗布された案内レールに円滑に案内されて移動
し、エレベータの運行か行われる。

含油部利の油か欠乏し塗油ユニツ１〜への油の補給をす
る場合には、かごを所定の着床位置よりもずれた位置に
停止さぜ、階床ドアを開けて、階床側から上半身を昇降
路内に入れて、油を塗油ユニン１−に補給する。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を第１図乃至第４図を参照して、
タムウェータを対象にして説明する。

ここで、第１図は、タムウェータのかご及びつり合いお
もりの側面図、第２図及び第３しＩｌｉ塗油塗油ユニー
１案内レールとの関係を示す図で、第１図は平面図、第
３図は側面図、第４図は塗油ユニットの斜視図である。

第１図に示すように、タムウェータでは昇降路１０内に
案内レール３ａ、３１）が並設され、これらの案内レー
ル３ａ、３ｂに案内されて互いに反対方向に」二下動す
るかご１及びつり合いおもり２が設けられている。実施
例においては、かご１及びつり合いおもり２の上端近傍
に塗油ユニツ１〜４が取り付けられる。

この塗油ユニツ１〜４は、第４図に示すように、コ字状
の保持部材５とこの保持部材５に保持され、保油性のカ
ポック繊維で形成された含油部材６とからなっている。

第２図及び第３図に示すように、塗油ユニツ１〜４は、
１−字状の保持具］１に取り１・１けビス８て固定され
、おさえ金具７によって含油部材６か、案内レール３と
接触するように保持部材５に保持されている。

このように塗油ユニット４か固定された保持具１１を、
かご１とつり合いおもり２の」１端近傍にそれぞれ固定
することにより、かご１及びつり合いおもり２の上端近
傍に塗油ユニット４か、それぞれ取り（・１ζ゛）られ
る。

このようにして、タムウェータを運転すると、塗油ユニ
ツ１−４の含油部材６に含まれている油か含油部材６か
ら浸み出て、かご１及びつり合いおもり２の移動によっ
て案内レール３ａ、３１〕の表面に塗布される。

含油部材６は、案内レール３ａ、３　ｂ表面の余剰油を
吸収する機能も有しているので、案内レール３ａ、３ｂ
の表面への過剰給油は防止され、案内レール３ａ、３　
ｂの表面には、常に適量の油が供給される。

塗油ユニット４が充分な油を保有しているかどうかの点
検及びこの点検に基づく塗油ユニツ１へ４への油補給は
、次のようにして行われる。

第１図に示すように、中間階床においてかご１を所定の
着床位置より少し下方に停止させる。この状態で保守員
は盾を開き、昇降路内に上半身を入れて、案内レール３
ａ、３　ｂの潤滑状態を点検して、塗油ユニツ１〜／］
への油補給が必要であるがどうかの判断をする。

この点検によって、塗油ユニニット４への油補給が必要
であると判断すると、油差して塗油ユニツ１〜４の含油
部材６に油補給を行う。

このように実施例によると、常時かご１及びつり合いお
もり２に収り叶けた塗油ユニット４によって、案内レー
ル３ａ、３１〕に適ｌｌｙ油か給油されるので、タムウ
ェータは円滑に運転される。そして、塗油ユニット４の
保油状態の点検と、塗油ユニツ１〜４への油補給は、か
ご１を中間■（ｖにおいて着床位置を下方にややずらし
て停屯させることにより簡単に行われる。

塗油ユニツ１〜４の含油部材６によって、案内レール３
　ａ、３１）には適量の油か塗布されるので、過剰給油
が防止され無駄が省かれると共に、昇降路内の汚れも少
なくなり清掃に必要な時間か短縮される。また、塗油ユ
ニット４の保持具１１からの取外しも簡単に行われ、古
くなった場合には全体を簡単に交換することが出来る。

なお、実施例ではかご及びつり合いおもりの上端近傍に
塗油ユニツ１〜を収り付（つた場合を説明したが、本発
明は実施例に限定されるものてなく、かご及びつり合い
おもりの下端近傍に塗油ユニットを収イ」けることも出
来る。

同様に、実施例ては中間階て塗油ユニツ１〜への油補給
を行っているが、最上階と最上階とでそれぞれの塗油ユ
ニツｌ〜への油補給を行うことも出来る。

〈発明の効果〉 以上詳細に説明したように、本発明によると、常時かご
とつり合いおもりの案内レールに、運転中において塗油
ユニットから適量の給油が行われ、塗油ユニツ１〜への
油補給も簡単に行われる案内レールへの給油方法か提供
される。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は、本発明の詳細な説明する図て、第
１図はダムウェータのがご及びっり合いおもりの側面図
、第２図は塗油ユニットと案内レールの関係を示す平面
図、第３図は塗油ユニットと案内レールの関係を示す側
面図、第４図は塗油ユニットの斜視図である。 １・・・・・かご、２・・・・つり合いおもり、３ａ、
３ｂ・・・・・・案内レール、４・・・塗油ユニット、
５保持部材、６・・・・・・含油部材、７・・・おさえ
金具、８・・・・取りイ」けヒス、１０　　昇降路、１
１　・保持具。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ロープにより互いに連結されたかごとつり合いおもりと
   が、それぞれ案内レールに案内されて互いに反対方向に
   、上下動してかごの移動が行われるエレベータの前記案
   内レールへの給油方法において、保油性を有する含油部
   材と、この含油部材を前記案内レールに接触するように
   保持する保持部材とからなる塗油ユニットを、前記かご
   及び前記つり合いおもりの移動方向の端部近傍に取り付
   け、前記含油部材から浸み出る油を前記案内レールへ給
   油し、前記塗油ユニツトへの油補給時には、前記かごを
   所定の着床位置よりずれた位置に停止させ、油を前記塗
   油ユニツトの含油部材に補給することを特徴とする案内
   レールへの給油方法。