JP4917851B2 - エレベータのガイドレールの固定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗かごやつり合いおもりの昇降を案内するガイドレールを昇降路の壁に固定するガイドレールブラケットを備えたエレベータのガイドレールの固定装置に関する。
この種の従来技術としては、一般のエレベータにあっては、ガイドレールと乗かごを案内するガイドシューの摩擦を低減するために、ガイドレールとガイドシューの間にレール油を介在させることが行われている。このようなエレベータにおいて、レール油がガイドレールからガイドレールブラケット等に拡散し、この拡散した油が雫となり、乗かごに飛散することを防止する為に、ガイドレール中央に向かって下向きに溝を設けた構造が提案されている(特許文献1参照)。
特開平7−206317号公報
前述した従来技術では、ガイドレールの乗かご側の面を垂れるレール油については、前述したガイドレールの中央に向かって下向きに設けた溝により、レール油が乗かごに飛散することを防止できた。しかし、図4に示すように、通常、ガイドレールは、据付工事時の作業性を考慮して、一体ではなく、複数本、例えば上側のガイドレール13aと下側のガイドレール13bに分割されて接続されている。このため、上側のガイドレール13aのレール油は、自重により下側のガイドレール13bへと下方へ垂れていき、その途中でガイドレール13aとガイドレール13bとの接続面13cに達すると、液体の性質上、表面積を最小にする力が働き、接続面13cにレール油が吸い込まれる。この吸い込まれたレール油17は、ガイドレール13bの背面、つまり、昇降路の壁側の面に移動する。その後、前述の背面に移動したレール油は、ガイドレールブラケット16に伝わり、このガイドレールブラケット16で雫となり、結局は、乗かごに飛散してしまう。この結果、乗かご内の意匠汚損や乗客の衣類を汚すという問題があった。また、これによって、保全作業時における作業員の清掃に多大な労力が生じるという問題もあった。
本発明はこのような従来技術における実状からなされたもので、その目的は、乗かごへのレール油の飛散を防ぐことができるエレベータのガイドレールの固定装置の提供にある。
この目的を達成するために、本発明は、昇降路に立設され、乗かご、もしくはつり合いおもりの昇降を案内するガイドレールを前記昇降路の壁に固定するガイドレールブラケットを備えたエレベータのガイドレールの固定装置において、前記ガイドレールと接触する前記ガイドレールブラケットの接触面に、鉛直下方向にその幅寸法が前記ガイドレールに沿って小さくなるテーパ状部を設け、前記ガイドレールブラケットの前記接触面の下端を前記ガイドレールの中央に向かうように位置させたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、前記ガイドレールと接触する前記ガイドレールブラケットの接触面に、鉛直下方向にその幅寸法がガイドレールに沿って小さくなるテーパ状部を設けたことから、前述のガイドレールの背面からガイドレールブラケットに伝わったレール油が、自重によってガイドレールブラケットのテーパ状部を流れるので、前述のレール油を再びガイドレールに戻すことができる。したがって、レール油の乗かごへの飛散を防ぐことができる。また本発明は、テーパ状部を流れるレール油をガイドレールの中央部付近に集めることができ、確実にレール油の飛散を防ぐことができる。
また、本発明は前記発明において、前記ガイドレールブラケットの前記接触面の上側に前記ガイドレールに向かって下方向に傾く傾斜部を設けたことを特徴としている。このように構成した本発明は、レール油を自重によりこの傾斜部を流れさせることで、レール油をさらに効率よく集め、ガイドレールブラケットの昇降路の壁側にレール油が拡散するのを防ぐことができる。
本発明は、ガイドレールと接触する前記ガイドレールブラケットの接触面に、鉛直下方向にその幅寸法がガイドレールに沿って小さくなるテーパ状部を設けたことから、レール油の乗かごへの飛散を防ぐことができ、これによって、乗かご内の汚染を防止でき、またレール油による乗客の衣類の汚染を防止できる。これに伴って、従来に比べて、保全作業時における作業員の清掃に要する労力も軽減できる。また本発明は、テーパ状部を流れるレール油をガイドレールの中央部付近に集めることができ、確実にレール油の飛散を防ぐことができる。
以下、本発明に係るエレベータのガイドレールの固定装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るガイドレールの固定装置の一実施形態が装備されたエレベータの昇降路内の要部正面図、図2は、図1のA部の要部拡大図、図3は、図2のB方向から見た図である。
[本実施形態が装備されたエレベータの昇降路の構成]
図1に示すように、本実施形態が装備されたエレベータの昇降路8には、主に、上下に昇降し、人や荷物を運搬する乗かご1と、この乗かご1の端部に結合され、乗かご1を吊り上げるロープ2と、乗かご1の左右に配置され、この乗かご1の昇降する範囲に位置するガイドレール3を備えている。また、前述したように、据付工事時の作業性を考慮して、複数に分割されているガイドレール3を接続する接続板3aと、この接続板3aを固定するボルト3bを備えている。さらに、ガイドレール3に沿って、乗かご1を案内するガイドシュー4と、上側のガイドシュー4にガイドレール3と接触するように配置され、ガイドレール3とガイドシュー4の間に、乗かご1の振動抑制や、ガイドレール3とガイドシュー4の摩擦を低減するための図2に示すレール油17aを塗布するオイラー4aを有している。
[本実施形態の構成]
このようなエレベータに備えられる本実施形態は、図1、図2に示すように、主に、昇降路8の壁にガイドレール3を固定するガイドレールブラケット9と、ガイドレール3をガイドレールブラケット9に固定するガイドレールクリップ9aを備えている。また、図3に示すように、ガイドレール3とガイドレールブラケット9との接触面に、鉛直下方向にその幅寸法がガイドレール3に沿って小さくなるテーパ状部10aを備えている。さらに、図2、図3に示すように、ガイドレール3とガイドレールブラケット9との接触面の上側には、このガイドレール3に向かって下方向に傾く傾斜部10bを備えている。さらに、図3に示すように、ガイドレールブラケット9のガイドレール3との接触面の下端をガイドレール3の中央に向かうように位置させてある。
このように構成した本実施形態において、図2に示すレール油17aは、エレベータの性能を確保するために、必要量より多めにガイドレール3とガイドシュー4の間に塗布される。これにより、このガイドレール3とガイドシュー4の間に溜まっていられないレール油17aは余剰油として、自重でガイドレール3の下方に垂れてくる。この垂れてきたレール油17aは、複数本のガイドレールから成るガイドレール3の接続面に吸い込まれ、ガイドレール3の背面、つまり、昇降路の壁側の面に移動する。このレール油17aは、自重により、ガイドレールブラケット9の傾斜部10bに沿って、このガイドレールブラケット9の両端側に流れる。そして、この両端側に流れたレール油17aは、テーパ状部10aに沿って流れ、前述したように、ガイドレール3とガイドレールブラケット9との接触面の下端を、ガイドレール3の中央に向かうように位置させたことにより、ガイドレール3にレール油17aが再び戻る。このようにして、レール油17aを、ガイドレール3の最下端まで飛散せずに誘導できる。
[本実施形態の効果]
このように構成した本実施形態は、ガイドレール3と接触するガイドレールブラケット9の接触面に、鉛直下方向にその幅寸法がガイドレール3に沿って小さくなるテーパ状部10aを設けたことから、レール油17aの乗かご1への飛散を防ぐことができ、これによって、乗かご1内の汚染を防止でき、またレール油17aによる乗客の衣類の汚染を防止できる。これに伴って、保全作業時における作業員の清掃に要する労力も軽減できる。
また、ガイドレール3と接触するガイドレールブラケット9の接触面の上側にガイドレール3に向かって下方向に傾く傾斜部10bを設けたことから、レール油17aを自重によりこの傾斜部10bを流れさせることで、レール油17aをさらに効率よく集め、ガイドレールブラケット9の昇降路8の壁側にレール油17aが拡散するのを防ぐことができる。
また、ガイドレール3と接触するガイドレールブラケット9の接触面の下端をガイドレール3の中央に向かうように位置させたことから、テーパ状部10aを流れるレール油17aをガイドレール3の中央部付近に集めることができ、確実にレール油17aの飛散を防ぐことができる。
なお、本実施形態では、乗かご1の昇降を案内するガイドレール3の固定装置について述べたが、乗かご1に相対する位置に設けたつり合いおもりの昇降を案内するガイドレールの固定装置についても同様の構成とすることができる。このように構成しても、前述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
本発明に係るエレベータのガイドレールの固定装置の一実施形態が装備された昇降路内の要部正面図である。 図1のA部の要部拡大図である。 図2のB方向から見た図である。 従来技術の問題点を示す要部拡大図である。
符号の説明
1 乗かご
2 ロープ
3 ガイドレール
3a 接続板
3b ボルト
4 ガイドシュー
4a オイラー
8 昇降路
9 ガイドレールブラケット
9a ガイドレールクリップ
10a テーパ状部
10b 傾斜部
13a ガイドレール
13b ガイドレール
13c 接続面

Claims (2)

  1. 昇降路に立設され、乗かご、もしくはつり合いおもりの昇降を案内するガイドレールを前記昇降路の壁に固定するガイドレールブラケットを備えたエレベータのガイドレールの固定装置において、
    前記ガイドレールと接触する前記ガイドレールブラケットの接触面に、鉛直下方向にその幅寸法が前記ガイドレールに沿って小さくなるテーパ状部を設け
    前記ガイドレールブラケットの前記接触面の下端を前記ガイドレールの中央に向かうように位置させたことを特徴とするエレベータのガイドレールの固定装置。
  2. 請求項1記載の発明において、
    前記ガイドレールブラケットの前記接触面の上側に前記ガイドレールに向かって下方向に傾く傾斜部を設けたことを特徴とするエレベータのガイドレールの固定装置。
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