JPH021329Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH021329Y2 JPH021329Y2 JP1283683U JP1283683U JPH021329Y2 JP H021329 Y2 JPH021329 Y2 JP H021329Y2 JP 1283683 U JP1283683 U JP 1283683U JP 1283683 U JP1283683 U JP 1283683U JP H021329 Y2 JPH021329 Y2 JP H021329Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide device
- guide
- car
- rail
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 4
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、エレベーターのガイド装置外れ止め
に関する。
に関する。
近年、エレベーターの耐震性能の強化が叫けば
れ、その一つの方法としてかごをガイドレールに
案内するガイド装置のガイドレールに対する掛り
代を大きくし、かごが脱レールすることを防ぐ方
法がとられている。
れ、その一つの方法としてかごをガイドレールに
案内するガイド装置のガイドレールに対する掛り
代を大きくし、かごが脱レールすることを防ぐ方
法がとられている。
このため、ガイドレールに対するガイド装置の
掛り代を大きくする方法として、かごにガイド装
置外れ止めを設ける方法が用いられている。
掛り代を大きくする方法として、かごにガイド装
置外れ止めを設ける方法が用いられている。
このガイド装置外れ止めの従来の一例を第1図
および第2図を用いて説明する。
および第2図を用いて説明する。
第1図は昇降路内に垂直に並設されたガイドレ
ール1と、この間を昇降するかご3をガイドする
ガイド装置4、かご3とつり合いおもり(図示せ
ず)とを連結しているロープ2、ガイド装置4と
ガイドレール1の摺動面を潤滑するための油が入
つたオイラー5、かご3の上部に設けられガイド
装置4を取付けるためのかご枠7、かご枠7とガ
イド装置4との間に設けられガイドレール1との
掛り代を確保するために取付けられたガイド装置
外れ止め6、かご3の内部で乗客が乗るかご室8
から構成されている。
ール1と、この間を昇降するかご3をガイドする
ガイド装置4、かご3とつり合いおもり(図示せ
ず)とを連結しているロープ2、ガイド装置4と
ガイドレール1の摺動面を潤滑するための油が入
つたオイラー5、かご3の上部に設けられガイド
装置4を取付けるためのかご枠7、かご枠7とガ
イド装置4との間に設けられガイドレール1との
掛り代を確保するために取付けられたガイド装置
外れ止め6、かご3の内部で乗客が乗るかご室8
から構成されている。
第2図はかご枠7に取付けられたガイド装置
4、オイラー5、ガイド装置外れ止め6の取付関
係を示す。
4、オイラー5、ガイド装置外れ止め6の取付関
係を示す。
ガイド装置外れ止め6は、地震などによつてか
ご3が振れてガイドレール1から脱レールするこ
とを防ぐために取付けるもので、ガイド装置4よ
りもガイドレール1に対する掛り代は大きくとら
れている。
ご3が振れてガイドレール1から脱レールするこ
とを防ぐために取付けるもので、ガイド装置4よ
りもガイドレール1に対する掛り代は大きくとら
れている。
従来、ガイド装置外れ止め6は平らな鋼板であ
り、なおかつ、ガイド装置4よりもガイドレール
1に対する掛り代が大きいため、ガイドレール1
とガイド装置4との摺動部を潤滑するための油9
がガイド装置外れ止め6の先端部に溜つてしま
い、ガイド装置外れ止め6に溜つた油9がかご枠
7を伝わつてかご室8の上部に溜る。
り、なおかつ、ガイド装置4よりもガイドレール
1に対する掛り代が大きいため、ガイドレール1
とガイド装置4との摺動部を潤滑するための油9
がガイド装置外れ止め6の先端部に溜つてしま
い、ガイド装置外れ止め6に溜つた油9がかご枠
7を伝わつてかご室8の上部に溜る。
このかご室8の上部に溜つた油9がかご室8の
中に、にじみ出しかご室内にたれるという欠点が
あつた。
中に、にじみ出しかご室内にたれるという欠点が
あつた。
かご室8の中に油がたれると、かご室8の中の
乗客にかかつたり、かご室内の意匠を汚すなどの
原因になり乗客に不快感を与えていた。
乗客にかかつたり、かご室内の意匠を汚すなどの
原因になり乗客に不快感を与えていた。
また、保守点検時にかご室8の上部に溜つた油
9を清掃しなければならないという問題があつ
た。
9を清掃しなければならないという問題があつ
た。
本考案は上述の欠点を除去するためになされた
もので、その目的とする所はガイドレールを潤滑
するための油が、かご室上部にたれることなくガ
イドレールに対するレール掛り代を充分に取るこ
とのできるエレベーター用ガイド装置外れ止めを
提供することにある。
もので、その目的とする所はガイドレールを潤滑
するための油が、かご室上部にたれることなくガ
イドレールに対するレール掛り代を充分に取るこ
とのできるエレベーター用ガイド装置外れ止めを
提供することにある。
本考案の特徴は、昇降路内に鉛直に並設された
ガイドレールと、このガイドレールにガイド装置
を介して昇降可能に支持された乗りかごと、前記
ガイド装置に近接して設けられ、前記ガイドレー
ルとガイド装置との係合が外れるのを防ぐガイド
装置外れ止めと、前記ガイド装置とガイドレール
との係合部に油を供給するオイラーとを有するエ
レベーターのガイド装置外れ止めにおいて、前記
ガイド装置外れ止めを前記ガイド装置の直下に配
置するとともに、ガイド装置外れ止めのレール掛
り部に、ガイド装置から滴下してくる油滴をガイ
ドレール側に導く下向きの傾斜面を形成したこと
にある。
ガイドレールと、このガイドレールにガイド装置
を介して昇降可能に支持された乗りかごと、前記
ガイド装置に近接して設けられ、前記ガイドレー
ルとガイド装置との係合が外れるのを防ぐガイド
装置外れ止めと、前記ガイド装置とガイドレール
との係合部に油を供給するオイラーとを有するエ
レベーターのガイド装置外れ止めにおいて、前記
ガイド装置外れ止めを前記ガイド装置の直下に配
置するとともに、ガイド装置外れ止めのレール掛
り部に、ガイド装置から滴下してくる油滴をガイ
ドレール側に導く下向きの傾斜面を形成したこと
にある。
上記の構成であるから、オイラーからガイドレ
ールとガイド装置との摺動面に供給された油は、
ガイド装置からガイド装置外れ止めの上に滴下す
るが、この油はガイド装置外れ止めのレール掛り
部に形成された傾斜面によりガイドレール側に導
かれ、乗りかご側へ向つて流れるのが阻止される
ので、乗りかごのかご室にたれることはなくな
り、乗りかご内意匠を汚したり乗客に不快感を与
えることはなくなる。また、ガイド装置外れ止め
のガイドレールとの掛り代を充分に確保すること
ができる。
ールとガイド装置との摺動面に供給された油は、
ガイド装置からガイド装置外れ止めの上に滴下す
るが、この油はガイド装置外れ止めのレール掛り
部に形成された傾斜面によりガイドレール側に導
かれ、乗りかご側へ向つて流れるのが阻止される
ので、乗りかごのかご室にたれることはなくな
り、乗りかご内意匠を汚したり乗客に不快感を与
えることはなくなる。また、ガイド装置外れ止め
のガイドレールとの掛り代を充分に確保すること
ができる。
以下、本考案の一実施例を第3図を用いて説明
する。
する。
第3図はかご室8を支持しているかご枠7に取
付けられたガイド装置4とガイドレール1と前記
ガイド装置4が摺動するために潤滑する油9と油
9を給油するためのオイラー5からなり、ガイド
装置4の取付部にガイド装置4のガイドレール1
に対する掛り代を大きくし、地震等による振動に
よつてガイドレール1からガイド装置4が外れる
ことを防ぐために取付けられた本考案によるガイ
ド装置外れ止め10が取付けてある。
付けられたガイド装置4とガイドレール1と前記
ガイド装置4が摺動するために潤滑する油9と油
9を給油するためのオイラー5からなり、ガイド
装置4の取付部にガイド装置4のガイドレール1
に対する掛り代を大きくし、地震等による振動に
よつてガイドレール1からガイド装置4が外れる
ことを防ぐために取付けられた本考案によるガイ
ド装置外れ止め10が取付けてある。
この構造のものにおいて、ガイド装置外れ止め
10のガイドレール1と係合しているレール掛か
り部10aをかごの下向きにわずかに傾斜をつけ
たことによつて、ガイドレール1とガイド装置4
の摺動部を潤滑するための油9が、ガイド装置外
れ止め10の上部に溜つても、下向きに傾向をつ
けたガイド装置外れ止めのレール掛かり部10a
から、昇降路下部にたれるため、油9はかご室8
にたれることはない。
10のガイドレール1と係合しているレール掛か
り部10aをかごの下向きにわずかに傾斜をつけ
たことによつて、ガイドレール1とガイド装置4
の摺動部を潤滑するための油9が、ガイド装置外
れ止め10の上部に溜つても、下向きに傾向をつ
けたガイド装置外れ止めのレール掛かり部10a
から、昇降路下部にたれるため、油9はかご室8
にたれることはない。
このため、本実施例によれば従来第2図に示す
ごとく油9がかご室8の上部に溜り、かご室8中
の意匠を汚したり、乗客に不快感を与えることは
ない。
ごとく油9がかご室8の上部に溜り、かご室8中
の意匠を汚したり、乗客に不快感を与えることは
ない。
さらに、かご室8の上部に油9が溜ることはな
いため、保守点検時にかご室8の上部に溜つた油
9を清掃することはなく作業性が向上する。
いため、保守点検時にかご室8の上部に溜つた油
9を清掃することはなく作業性が向上する。
また、ガイド装置外れ止め10のレール掛かり
部10aをわずかに傾斜をつけただけであるので
ガイドレール1に対する掛り代は充分に確保する
ことができる。
部10aをわずかに傾斜をつけただけであるので
ガイドレール1に対する掛り代は充分に確保する
ことができる。
尚、本実施例ではガイド装置外れ止めに対し、
レール掛かり部10a先方全体を下向きに傾斜を
つけた構造について述べたが、例示のものに限ら
ず第4図に示すように先方の一部を下向きに傾斜
をつけた構造、あるいはレール掛かり部10aの
一部あるいは全体に対してわずかに傾斜をつけた
構造の、いずれの場合でも同様の効果を得ること
は明白である。
レール掛かり部10a先方全体を下向きに傾斜を
つけた構造について述べたが、例示のものに限ら
ず第4図に示すように先方の一部を下向きに傾斜
をつけた構造、あるいはレール掛かり部10aの
一部あるいは全体に対してわずかに傾斜をつけた
構造の、いずれの場合でも同様の効果を得ること
は明白である。
本考案によれば、かごガイド装置外れ止めのレ
ール掛かり部を下向きにわずかに傾斜をつけるだ
けで、レールを潤滑する油を昇降路に落すことが
でき、かご室上部に油が溜ることによるかご意匠
の汚染や、乗客への不快感を解消するなどの効果
がある。
ール掛かり部を下向きにわずかに傾斜をつけるだ
けで、レールを潤滑する油を昇降路に落すことが
でき、かご室上部に油が溜ることによるかご意匠
の汚染や、乗客への不快感を解消するなどの効果
がある。
第1図はエレベーター用かごの全体図、第2図
は第1図のA部詳細図であり従来方法のかごガイ
ド装置外れ止めの構造図、第3図は本考案の一実
施例のかごガイド装置外れ止めの構造図、第4図
は本考案の他の実施例を示す斜視図である。 1……ガイドレール、2……ロープ、3……か
ご、4……ガイド装置、5……オイラー、6……
従来のガイド装置外れ止め、7……かご枠、8…
…かご室、9……油。
は第1図のA部詳細図であり従来方法のかごガイ
ド装置外れ止めの構造図、第3図は本考案の一実
施例のかごガイド装置外れ止めの構造図、第4図
は本考案の他の実施例を示す斜視図である。 1……ガイドレール、2……ロープ、3……か
ご、4……ガイド装置、5……オイラー、6……
従来のガイド装置外れ止め、7……かご枠、8…
…かご室、9……油。
Claims (1)
- 昇降路内に鉛直に並設されたガイドレールと、
このガイドレールにガイド装置を介して昇降可能
に支持された乗りかごと、前記ガイド装置に近接
して設けられ、前記ガイドレールとガイド装置と
の係合が外れるのを防ぐガイド装置外れ止めと、
前記ガイド装置とガイドレールとの係合部に油を
供給するオイラーとを有するエレベーターのガイ
ド装置外れ止めにおいて、前記ガイド装置外れ止
めを前記ガイド装置の直下に配置するとともに、
ガイド装置外れ止めのレール掛り部に、ガイド装
置から滴下してくる油滴をガイドレール側に導く
下向きの傾斜面を形成したことを特徴とするエレ
ベーターのガイド装置外れ止め。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1283683U JPS59120770U (ja) | 1983-02-02 | 1983-02-02 | エレベーターのガイド装置外れ止め |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1283683U JPS59120770U (ja) | 1983-02-02 | 1983-02-02 | エレベーターのガイド装置外れ止め |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59120770U JPS59120770U (ja) | 1984-08-14 |
JPH021329Y2 true JPH021329Y2 (ja) | 1990-01-12 |
Family
ID=30144230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1283683U Granted JPS59120770U (ja) | 1983-02-02 | 1983-02-02 | エレベーターのガイド装置外れ止め |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59120770U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005213004A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Mitsubishi Electric Corp | せり上げ式エレベーター装置 |
JP5101588B2 (ja) * | 2009-10-28 | 2012-12-19 | 株式会社日立ビルシステム | エレベータのガイドシュー交換治具 |
-
1983
- 1983-02-02 JP JP1283683U patent/JPS59120770U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59120770U (ja) | 1984-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2447396C (en) | Elevator hoist machine installation apparatus | |
JPH021329Y2 (ja) | ||
JP4917851B2 (ja) | エレベータのガイドレールの固定装置 | |
JP5923607B2 (ja) | エレベーター装置 | |
JPS6283988A (ja) | エレベ−タ用ガイド装置 | |
JPH0570058A (ja) | エレベータ装置 | |
JPH03216480A (ja) | エレベータの案内装置 | |
JP5937949B2 (ja) | エレベータの給油装置及びエレベータの給油方法 | |
JPH07206317A (ja) | ガイドレール | |
JP2014133627A (ja) | エレベータのガイドレール油受け装置 | |
JPH0761735A (ja) | エレベータのコンペンチェーン清掃方法 | |
JP7434933B2 (ja) | エレベータ装置 | |
JPH09328270A (ja) | エレベータ装置 | |
JP2001302134A (ja) | エレベーターの保守運転装置 | |
JPH08282943A (ja) | エレベータガイドレールの給油装置 | |
CN218879099U (zh) | 一种轿厢可升至主机位置的后对重顶吊式电梯结构 | |
JPH04128138U (ja) | ガントリーローダのオイル受け装置 | |
JPH06271243A (ja) | エレベーターのガイドシュー用潤滑油回収装置 | |
JPS622221Y2 (ja) | ||
JPS6211890Y2 (ja) | ||
KR880001451Y1 (ko) | 엘리베이터 안내 레일의 기름받이 장치 | |
JP2001302141A (ja) | エレベータのレール給油装置 | |
JPH0676267U (ja) | エレベータの落下物受け装置 | |
JP2017197358A (ja) | ガイドレール用油飛散防止カバー | |
JPS62285887A (ja) | エレベ−タのガイドレ−ル給油装置 |