JPH08282943A - エレベータガイドレールの給油装置 - Google Patents
エレベータガイドレールの給油装置Info
- Publication number
- JPH08282943A JPH08282943A JP9107195A JP9107195A JPH08282943A JP H08282943 A JPH08282943 A JP H08282943A JP 9107195 A JP9107195 A JP 9107195A JP 9107195 A JP9107195 A JP 9107195A JP H08282943 A JPH08282943 A JP H08282943A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide rail
- oil supply
- elevator
- guide
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガイドレールと給油部材との間の隙間発生を
防止することにより、ガイドレールに適度な潤滑油膜を
形成し、乗りかごなどの昇降体が円滑に走行することを
可能とするエレベータガイドレールの給油装置の提供。 【構成】 エレベータの乗りかご等の昇降体4を案内す
るガイドレール7に、油を供給する給油装置6内の給油
部材13に、挟持力を与える挟持部材15を設けた。
防止することにより、ガイドレールに適度な潤滑油膜を
形成し、乗りかごなどの昇降体が円滑に走行することを
可能とするエレベータガイドレールの給油装置の提供。 【構成】 エレベータの乗りかご等の昇降体4を案内す
るガイドレール7に、油を供給する給油装置6内の給油
部材13に、挟持力を与える挟持部材15を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】エレベータの昇降体を案内するガ
イドレールに潤滑油を塗布するエレベータガイドレール
の給油装置に関する。
イドレールに潤滑油を塗布するエレベータガイドレール
の給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に昇降路内を昇降するエレベータの
昇降体はその両側に立設された一対のガイドレールに案
内されて走行している。
昇降体はその両側に立設された一対のガイドレールに案
内されて走行している。
【0003】この昇降体としては、例えばロープ式エレ
ベータでは、乗りかごとこの乗りかごとロープを介して
連絡されたつり合いおもりがあり、また、油圧式エレベ
ータでは、乗りかごと、この乗りかごを昇降駆動させる
油圧ジャッキ等が挙げられる。これらの昇降体の中で乗
りかごを例にとって給油装置の構成を図3を用いて説明
する。
ベータでは、乗りかごとこの乗りかごとロープを介して
連絡されたつり合いおもりがあり、また、油圧式エレベ
ータでは、乗りかごと、この乗りかごを昇降駆動させる
油圧ジャッキ等が挙げられる。これらの昇降体の中で乗
りかごを例にとって給油装置の構成を図3を用いて説明
する。
【0004】図3に示すように、床1、スリング2、ク
ロスヘッド3、かご4からなるエレベータの乗りかご
は、前後左右、すなわち、水平方向の安定をはかるた
め、4個のガイドシュー5を介してガイドレール7に案
内されて走行するようになっている。そのため乗りかご
の走行をスムーズに行わせるとともに、ガイドレールの
防錆のため、ガイドシュー5の上部にガイドレール給油
装置6が設置されている。
ロスヘッド3、かご4からなるエレベータの乗りかご
は、前後左右、すなわち、水平方向の安定をはかるた
め、4個のガイドシュー5を介してガイドレール7に案
内されて走行するようになっている。そのため乗りかご
の走行をスムーズに行わせるとともに、ガイドレールの
防錆のため、ガイドシュー5の上部にガイドレール給油
装置6が設置されている。
【0005】上記のようなガイドレール給油装置の一例
としては特開昭54−3745号公報が挙げられる。
としては特開昭54−3745号公報が挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エレベータガ
イドレールの据付け精度が悪く、ガイドレールが鉛直方
向に芯がずれたりまたガイドレールのガイド面に油を塗
布する給油部材が摩耗していたりして、給油部材とガイ
ドレールとの間に隙間が生じる場合があったが従来の給
油装置には、これらの問題点への対策がなされていなか
った。すなわち、給油部材とガイドレールとの間に隙間
が生じると、給油部材がガイドレールに接触せず、ガイ
ドレールに充分な潤滑油膜を保持することができなくな
るため、乗りかご等の昇降体の走行中において摩擦音
や、走行振動が発生する要因になるという問題点があっ
た。
イドレールの据付け精度が悪く、ガイドレールが鉛直方
向に芯がずれたりまたガイドレールのガイド面に油を塗
布する給油部材が摩耗していたりして、給油部材とガイ
ドレールとの間に隙間が生じる場合があったが従来の給
油装置には、これらの問題点への対策がなされていなか
った。すなわち、給油部材とガイドレールとの間に隙間
が生じると、給油部材がガイドレールに接触せず、ガイ
ドレールに充分な潤滑油膜を保持することができなくな
るため、乗りかご等の昇降体の走行中において摩擦音
や、走行振動が発生する要因になるという問題点があっ
た。
【0007】本発明は、上記問題点を鑑みてなされたも
ので、その目的は、ガイドレールに適度な潤滑油膜を形
成し、乗りかごなどの昇降体が円滑に走行することを可
能とするエレベータガイドレールの給油装置を提供する
ことにある。
ので、その目的は、ガイドレールに適度な潤滑油膜を形
成し、乗りかごなどの昇降体が円滑に走行することを可
能とするエレベータガイドレールの給油装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、エレベータの昇降体である乗りかごもしく
は、つり合いおもりもしくは、油圧昇降体の各々の走行
を案内するそれぞれ1対のガイドレールのうち、少なく
とも1対のガイドレールのガイド面に油を供給するエレ
ベータガイドレールの給油装置において、前記ガイド面
に当接し、ガイド面に給油する給油部材内に、この給油
部材の前記当接面に前記ガイドレールへの挟持力を与え
る挟持部材を有する構成としている。
するため、エレベータの昇降体である乗りかごもしく
は、つり合いおもりもしくは、油圧昇降体の各々の走行
を案内するそれぞれ1対のガイドレールのうち、少なく
とも1対のガイドレールのガイド面に油を供給するエレ
ベータガイドレールの給油装置において、前記ガイド面
に当接し、ガイド面に給油する給油部材内に、この給油
部材の前記当接面に前記ガイドレールへの挟持力を与え
る挟持部材を有する構成としている。
【0009】
【作用】本発明は上記のように、給油装置の給油部材内
に、給油部材がガイドレールを挟持するように力を付与
する挟持部材を設けたため、給油部材は、ガイドレール
のガイド面に常に押圧されることになり、その結果、給
油部材とガイドレール間に隙間が発生することを防止で
きる。
に、給油部材がガイドレールを挟持するように力を付与
する挟持部材を設けたため、給油部材は、ガイドレール
のガイド面に常に押圧されることになり、その結果、給
油部材とガイドレール間に隙間が発生することを防止で
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。
する。
【0011】図1は本発明のエレベータガイドレールの
給油装置の一実施例を示す斜視図、図2は本発明の給油
部材の拡大斜視図である。
給油装置の一実施例を示す斜視図、図2は本発明の給油
部材の拡大斜視図である。
【0012】本実施例の給油装置6は油槽部9と給油部
10とからなるケース11を有しており、油槽部9には
潤滑油8が貯蔵されている。そしてこの潤滑油8は、毛
糸12の毛細管現象により給油部10まで吸い上げら
れ、この給油部10の上部に乗せた含侵性のフェルト等
の繊維質よりなる給油部材13内に吸収され蓄えられ
る。そして、この給油部材13は、前述した図3に説明
したようにガイドレールのガイド面を挟持して当接する
ように、乗りかご等の昇降体に設置されているため、昇
降体が昇降することにより、この昇降体の走行を案内す
るガイドレールに油を塗布する。また、14はカバーで
通常は閉じられているが、油の補給時や、油量、給油部
材の摩耗の確認などの保守作業時に保守員により開かれ
る。次にこの給油部材13の詳細を図2より説明する。
図2に示すように給油部材13には、ガイドレールを挟
持するように当接する当接部16があり、その内部には
板バネ等の挟持部材15が設けられている。
10とからなるケース11を有しており、油槽部9には
潤滑油8が貯蔵されている。そしてこの潤滑油8は、毛
糸12の毛細管現象により給油部10まで吸い上げら
れ、この給油部10の上部に乗せた含侵性のフェルト等
の繊維質よりなる給油部材13内に吸収され蓄えられ
る。そして、この給油部材13は、前述した図3に説明
したようにガイドレールのガイド面を挟持して当接する
ように、乗りかご等の昇降体に設置されているため、昇
降体が昇降することにより、この昇降体の走行を案内す
るガイドレールに油を塗布する。また、14はカバーで
通常は閉じられているが、油の補給時や、油量、給油部
材の摩耗の確認などの保守作業時に保守員により開かれ
る。次にこの給油部材13の詳細を図2より説明する。
図2に示すように給油部材13には、ガイドレールを挟
持するように当接する当接部16があり、その内部には
板バネ等の挟持部材15が設けられている。
【0013】本実施例によれば、上記のように給油部材
13の内部に挟待部材15を設けたため、給油部材13
の当接部16には矢印の方向に力が付与されることにな
り、当接部16はガイドレールのガイド面に常に当接す
るように保持される。
13の内部に挟待部材15を設けたため、給油部材13
の当接部16には矢印の方向に力が付与されることにな
り、当接部16はガイドレールのガイド面に常に当接す
るように保持される。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記のように、給油装置の給油
部材内に、給油部材がガイドレールを挟持するように力
を付与する挟持部材を設けたため、給油部材は、ガイド
レールのガイド面に常に押圧されることになり、その結
果、給油部材とガイドレール間に隙間が発生することを
防止できる。そのため、乗りかご等の昇降体の走行中に
おいて、ガイドレールの据付け精度が悪くガイドレール
が鉛直方向に芯がずれていたり、また、ガイドレールの
ガイド面に油を塗布する給油部材が摩耗していても常
に、給油部材がガイド面に接触できるため、ガイド面に
十分な潤滑油膜を形成させることができ、潤滑油膜不足
による、乗りかご等の昇降体の摩擦異常音や、振動を低
減できる。よって昇降体の円滑な走行を可能とする。
部材内に、給油部材がガイドレールを挟持するように力
を付与する挟持部材を設けたため、給油部材は、ガイド
レールのガイド面に常に押圧されることになり、その結
果、給油部材とガイドレール間に隙間が発生することを
防止できる。そのため、乗りかご等の昇降体の走行中に
おいて、ガイドレールの据付け精度が悪くガイドレール
が鉛直方向に芯がずれていたり、また、ガイドレールの
ガイド面に油を塗布する給油部材が摩耗していても常
に、給油部材がガイド面に接触できるため、ガイド面に
十分な潤滑油膜を形成させることができ、潤滑油膜不足
による、乗りかご等の昇降体の摩擦異常音や、振動を低
減できる。よって昇降体の円滑な走行を可能とする。
【図1】本発明のエレベータガイドレールの給油装置の
一実施例を示す斜視図である。
一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の給油部材の拡大斜視図である。
【図3】本発明の給油装置の取付け位置を示す説明図で
ある。
ある。
4 乗りかご 6 給油装置 7 ガイドレール 13 給油部材 15 挟持部材
Claims (1)
- 【請求項1】 エレベータの昇降体である乗りかごもし
くは、つり合いおもりもしくは、油圧昇降体の各々の走
行を案内するそれぞれ1対のガイドレールのうち、少な
くとも1対のガイドレールのガイド面に油を供給するエ
レベータガイドレールの給油装置において、前記ガイド
面に当接し、ガイド面に給油する給油部材内に、この給
油部材の前記当接面に前記ガイドレールへの挟持力を与
える挟持部材を有するエレベータガイドレールの給油装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9107195A JPH08282943A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | エレベータガイドレールの給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9107195A JPH08282943A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | エレベータガイドレールの給油装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08282943A true JPH08282943A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14016279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9107195A Pending JPH08282943A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | エレベータガイドレールの給油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08282943A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999057054A1 (es) * | 1998-05-05 | 1999-11-11 | Erruz Grimal Jose | Dispositivo para la recogida de aceite de guias de ascensor |
CN101712430A (zh) * | 2008-10-06 | 2010-05-26 | 三菱电机大楼技术服务株式会社 | 电梯的轿厢导轨供油装置 |
CN104355205A (zh) * | 2014-10-15 | 2015-02-18 | 德清扬泰建筑材料有限公司 | 升降机导杆除尘上油装置 |
CN112723091A (zh) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | 三菱电机大楼技术服务株式会社 | 电梯的导轨的供油体、供油装置和加工辅具 |
-
1995
- 1995-04-17 JP JP9107195A patent/JPH08282943A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999057054A1 (es) * | 1998-05-05 | 1999-11-11 | Erruz Grimal Jose | Dispositivo para la recogida de aceite de guias de ascensor |
CN101712430A (zh) * | 2008-10-06 | 2010-05-26 | 三菱电机大楼技术服务株式会社 | 电梯的轿厢导轨供油装置 |
CN104355205A (zh) * | 2014-10-15 | 2015-02-18 | 德清扬泰建筑材料有限公司 | 升降机导杆除尘上油装置 |
CN104355205B (zh) * | 2014-10-15 | 2017-01-25 | 德清扬泰建筑材料有限公司 | 升降机导杆除尘上油装置 |
CN112723091A (zh) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | 三菱电机大楼技术服务株式会社 | 电梯的导轨的供油体、供油装置和加工辅具 |
CN112723091B (zh) * | 2019-10-28 | 2023-08-22 | 三菱电机楼宇解决方案株式会社 | 电梯的导轨的供油体、供油装置和加工辅具 |
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