JPS61263585A - エレベ−タのガイドレ−ル給油装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、エレベータのガイドレール給油装置に関する
。

〔発明の背景〕

一般にエレベータの乗かとには４個のガイドシューが設
けられており、これらガイドシューが塔内に垂直に立設
された４本のガイドレールに沿って昇降案内されること
で走行時の乗かどの水平方向の安定が図られズいる。そ
して乗かどの走行の円滑化およびガイドレールの防錆の
ため、ガイドレールに対して油を供給する給油装置の設
置が必要とされている。

従来、かかる給油装置は、例えばガイドシューの上部に
設置されていて、油槽部と給油部とからなるケースと、
油槽部内の油を毛細管現象を利用して給油部まで導く毛
糸と、含浸性を有するフェルト等の繊維質材料からなり
上記毛糸上に設置された給油板と、ガイドレールに対す
る給油量を調節するための絞り板と、カバーとにより大
略構成されていえ。しかしながら、このように給油装置
がガイドシュー上に設けられていると、給油装置の点検
や油の補給などがすべて塔内作業となるため、作業能率
が悪いという問題があった。

また、絞り板間隔を変化させて油槽部から給油部へ送ら
れる油の量を調節し、それによりガイドレールに対する
給油量の調節を図っているが、実際には絞り板間隔を変
化させても給油量はさほど変化せず、むしろガイドレー
ルと給油板との接触状況が給油量に大きく影響するため
、所定量の油を供給できるよ５に調節することが困難で
あって給油過多や給油不足を起こしやすいという問題も
あった。これは、上記従来例が、給油板がガイドレール
に接触摺動して油を供給する構造を採用しており、この
給油板の汚れや経年摩耗により接触状況が変化しやすい
ためである。

そこで、従来、実開昭５６−１５４９７１号に記載され
ているように、給油装置を機械室に設け、送油管を介し
てガイドレールに油を供給するように構成したものが提
案されている。

第３図はかかる従来提案を説明するための概略構成図で
あって、１は機械室床、２はこの機械室床１上に設置さ
れた巻上機支持台、３はこの支持台２上に設置された集
中給油装置、４はこの集中給油装置３に一端を接続され
たビニールチューブ等の送油管である。この送油管４は
ガイドレール５と同数（４本）設けられており、上記機
械室床１の主索おとし穴１ａを通過して配管されて各ガ
イドレール５の最上部に固定されている。

第４図は上記集中給油装置３の内部構造を示す概略図で
あって、６は油槽部、７は給油部、８は毛糸であり、こ
れら油槽部６と給油部７とが対をなして計４対設けられ
ている。また、給油部７の底には穴７ａが設けてあり、
各穴７ａにそれぞれ上記送油管４の一端が接続されてい
る。

これらの図から明らかなように、集中給油装置３の油槽
部６内の油は、毛糸８０毛細管現象により給油部７へ導
かれ、その穴７ａから送油管４を経由してガイドレール
５に供給される。このように集中給油装置３が機械室に
設けであるので、前記従来例のように給油装置の点検や
油の補給が塔内作業とならず、作業能率の改善が実現さ
れている。

しかし、かかる従来提案も、毛細管現象に依存した給油
方式であって、遼正な量の油を随時供給できる構成には
なっていないので、給油過多や給油不足を生じやすいと
い５問題がある。また、送油管４からの油が滴下状態で
ガイドレール５に供給されるため１乗かごが長時間停止
している場合にはガイドレール５の下部まで油が流下し
ていけるが１乗かとが稼働している場合にはそのガイド
シューによって油が飛散するので、塔内や乗かご上を汚
したり、ガイドレール５の下部が給油不足となって乗心
地の劣化や発錆等の不都合をきたしやすかった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を除き、給油
量の過不足の心配がなく、かつ給油した油の飛散が防止
できる、エレベータのガイドレール給油装置を提供する
にある、 〔発明の概要〕 この目的を達成するために、木発明け、機械室に設けら
れた集中給油装置を給油必要時のみ所定量の油を供給可
能な構成にすると共に、乗かとに、上記集中給油装置か
ら供給された油を吸着してこれをガイドレール表面に塗
布する塗布装置を設けたことを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を図面について駅、明する。

第１図は本発明に係るガイドレール給油装置の一実施例
を説明するための概略構成図、第２図はそこに用いられ
ている集中給油装置の内部構造を示す概略図であって、
第３図および第４図と同等の部材には同一符号を付けで
ある。

第１図において、１は機械室床、２はこの機械室床１上
に設置された巻上機支持台、３はこの支持台２上に設置
された集中給油装置、４はこの集中給油装置３に一端を
接続されたビニールチューブ等の送油管、５は乗かごを
案内するガイドレールで、上記送油管４の他端は上記ガ
イドレール５の最上部に固定されている。なお、この送
油管４はガイドレール５と同数（４本）設けられており
、上記機械室床１の主索おとし穴１ａを通過して配管さ
れている。９は乗かごを支持するクロスヘッドで、この
クロスヘッド９には支持部１０を介してガイドシュー１
１が固定されている。１２はこのガイドシュー１１の上
部に固定されたブラケツト、１３はこのブラケット１２
上に設けられたフェルト等からなる塗布装置である。

また、機械室に設置された上記集中給油装置３の内部構
造を示す第２図において、１４は油槽部、１５は逆流防
止弁、１６は上記送油管４の一端を接続したポンプ部、
１７は図示矢印方向に動作される手動式ピストンである
。

次に、上記構成からなるガイドレール給油装置の作用に
ついて説明する。

給油必要時に集中給油装置３の手動式ピストン１７を動
作させると、油は油槽部１４からポンプ部１６．送油管
４へと送り出され、この送油管４の先端から吐出される
。そして、送油管４から吐出された油はガイドレール５
０表面を流下し、乗かごと一体の塗布装置１３に吸着さ
れるので、乗かどの走行すなわち昇降動作に伴って、こ
の塗布装置１３に吸着されている油がガイドレール５０
表面にほぼ均一に塗布される。

このように１手動式ピストン１７を随時所定回数動作さ
せることができるので必要時のみ所定量の給油が行え、
さらに塗布装置１３の吸着作用によって油の飛散も防止
さねているため、給油過多や給油不足の心配がなく、塔
内や乗かご上の油汚れも大幅に低減されている。

ここで、給油時に乗かとが最上階にあると油が速やかに
塗布装置１３に吸着されて効果的なため、給油時に乗か
ごを最上階へ呼びつける回路を付加してもよい。

なお、上記実施例では集中給油装置３に手動式ピストン
１７を設けた場合について説明したが、タイマー等によ
り所定のインターバルで動作可能な電動式ピストンを設
けてもよい。

また、塗布装置１３もフェルトに限定されるものではな
く、油の吸着・塗布に好適な他の材料、例えばカポック
材等を用いてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したよ５に、本発明によれば、給油必要時に集
中給油装置から所定量の油を供給させ、乗かごに設けた
塗布装置が供給された油を吸着してこれをガイドレール
表面に塗布するよ５にしであるので、給油過多や給油不
足の心配がなくなり、油の飛散も防止できて、前Ｐ従来
技術の欠点を除いた％ｈだ機絆のエレベータのガイドレ
ール給油装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

節１図は本発明に係るガイドレール給油装置の一実施例
を説明するための概略構成図、第２図は゛そこに用いら
れている集中給油装置の内部構造を示す概略図、第３図
は従来提案に係るガイドレール給油装置を説明するため
の概略構成図、第４図はそこに用いられている集中給油
装置の内部構造を示す概略図である。 １・・・・・・機械室床、３・・・・・・集中給油装置
、４・・・・・・送油管、５・・・・・・ガイドレール
、９・・・・・・乗かごを支持するクロスヘッド、１１
・・・・・・ガイドシュー、１３・・・・・・塗布装置
、１４・・・・・・油槽部、１５・・・・・・逆流防止
弁、１６・・・・・・ポンプ部、１７・・・・・・手動
式ピストン。 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 乗かごを昇降案内するガイドレールに、機械室に設けら
   れた集中給油装置から送油管を介して油を供給するよう
   にしたエレベータのガイドレール給油装置において、上
   記集中給油装置を給油必要時のみ所定量の油を供給可能
   な構成にすると共に、上記乗かごに、上記集中給油装置
   から供給された油を吸着してこれを上記ガイドレール表
   面に塗布する塗布装置を設けたことを特徴とするエレベ
   ータのガイドレール給油装置。