JPH08217363A - ガイドレール給油装置 - Google Patents

ガイドレール給油装置

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JPH08217363A
JPH08217363A JP1953495A JP1953495A JPH08217363A JP H08217363 A JPH08217363 A JP H08217363A JP 1953495 A JP1953495 A JP 1953495A JP 1953495 A JP1953495 A JP 1953495A JP H08217363 A JPH08217363 A JP H08217363A
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JP
Japan
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oil
guide rail
oil supply
oil tank
supply member
Prior art date
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Pending
Application number
JP1953495A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Yamamoto
雅雄 山本
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給油部材への油タンクから吐出材を介して供
給し、給油インターバルを大幅に延ばすことができ、し
かも油タンクと給油部材の相対的な上下位置を調整可能
にし、吐出材からの給油量を調整可能なガイドレール給
油装置の提供。 【構成】 ホルダー部材2は、ガイドレール6の係合部
6Aが入り込む開口部2Aを有し、前記ホルダー部材2
内に収容されている給油部材1に、吐出材3Aにより油
タンク3の潤滑油8を供給している。また上下変位可能
に取り付ける凹溝2Cと、凹溝2Cの近傍にラック2D
が設けられ、楔3Dとバネ3Eを設けたレバー3Fによ
り構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータの昇降体を案
内するガイドレールに潤滑油を供給するガイドレール給
油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータにおいてはガイドレ
ールに沿って走行する乗りかごやつり合いおもり等の昇
降体の上部に、ガイドレールと可摺動的な関係で係合し
たガイドシューが取付けられ、両者間の係合部に潤滑油
を供給するガイドレール給油装置が設けられている。
【0003】従来のこの種の給油装置は、例えば特開昭
63−315482号公報に記載されているように昇降
体に保持体を固定し、この保持体にカポック繊維や高分
子材料から成る繊維の不織布マットの表面を網状の部材
で被って成る給油部材を取付け、この給油部材を介して
ガイドレールの係合面へ潤滑油を供給するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガイドレールの給油装置にあっては、給油部材の含油量
が比較的少ないため、給油のインターバルが短くなって
しまう。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、給油のインターバルを延ばすことので
きるガイドレール給油装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ガイドレールに沿って昇降案内される昇降
体側に、上記ガイドレールの係合面に接触した給油部材
を設け、この給油部材に潤滑油を供給するようにしたガ
イドレール給油装置において、上記昇降体側に油タンク
を設け、この油タンク内の潤滑油と上記給油部材間を流
体的に接続する吐出材を配置し、上記給油部材の下端位
置を上記油タンクに対して相対的に上下方向に調整可能
に構成している。
【0007】
【作用】本発明によるガイドレール給油装置は、上述の
如く潤滑油を入れた油タンクを追加し、この油タンクか
ら吐出材を介して給油部材に潤滑材を供給するようにし
ているため、給油部材にのみ含油させていた従来例に比
べて補給インターバルを大幅に延ばすことができ、しか
も、給油タンクと給油部材の相対的な上下方向の位置関
係を調整可能にしているため、ある程度の含油量を有す
る給油部材に対する吐出材からの給油量を調整したり、
機種毎に給油量を調整したりする場合、例えば給油部材
を上下方向に移動させて取付け位置を調整して対処する
ことができるので、機種毎に専用の給油装置を準備する
必要がなくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5により
説明する。図1は本発明のガイドレール給油装置の一実
施例を示すガイドレールの側面図、図2は油タンクとの
連結部より上部位置にホルダー部材を固定した油タンク
とガイドレールの側面図、図3は油タンクの連結部より
下部にホルダー部材を固定した油タンクとガイドレール
の斜視図、図4はホルダー部材を油タンクから取り外
し、給油部材をホルダー部材から取り出した、ホルダー
部材と給油部材の斜視図、図5はホルダー部材のラック
部と油タンクに内設された楔の透視斜視図である。
【0009】図において、1は給油部材、2は給油部材
1を収納するホルダー部材、3はホルダー部材2を上下
変位可能に係止する油タンク、4は昇降体7に取り付け
られたガイドシュー、5はホルダー部材2をガイドシュ
ー4の上部に取り付けるためのブラケット、6はエレベ
ータ昇降路の壁にブラケット(図示せず)を介して支持
されたガイドレールを示している。
【0010】ホルダー部材2は、ガイドレール6の係合
部6Aが入り込む開口部2Aを有し、開口部2Aの反対
側に上下に長い開口部で構成した給油連結口2Bを設
け、油タンク3の潤滑油8を毛細管現象により潤滑油8
を吸い上げる吐出材3Aと、この吐出材3Aの上端部位
置を固定する保持部3Bにより、給油部材1と吐出材3
Aとを常に接触させている。また給油連結口2Bの横側
に油タンク3の凸溝3Cとの係合により上下変位可能に
取り付ける凹溝2Cと、凹溝2Cの近傍にラック2Dが
設けられ、このラック2Dと噛合する油タンク3の上部
位置に設けられた楔3Dをラック2D側に押しつけるバ
ネ3Eを設けたレバー3Fにより構成されている。
【0011】以上の構成により、給油部材1には油タン
ク3の潤滑油8が吐出材3Aの毛細管現象により、上昇
する位置、図2の1Aまたは、図3の1A′の位置まで
給油される。またホルダー部材2は、油タンク3の凸溝
3Cから歯止め楔3Dの操作により、取付位置を上下に
変位固定できる。
【0012】ここで塵埃の少ないエレベータ塔内の場
合、図2に示すように、ホルダー部材2を図1に示す油
タンク3の保持部3Bより高い位置に固定する。この
時、油タンク3の潤滑油8は、吐出材3Aの毛細管現象
の上昇限度位置により、給油部材1の飽和点1Aと1B
間に含油される。
【0013】この状態でエレベータのガイドレール用潤
滑装置を取り付けた昇降体7を上下方向に移動すると、
ガイドレール6の係合部6Aの表面が乾いて、潤滑油8
が不足している部分に給油される。また、一旦ガイドレ
ール6の係合部6Aに給油された潤滑油8は給油部材1
の飽和点1Aと1C間の乾燥部へ吸収されるため、ガイ
ドレール6の係合部6A表面は、ごく薄い潤滑油8の皮
膜となる。この潤滑油8の皮膜により、ガイドレール6
の係合部6Aと昇降体7をガイドするガイドシュー4と
の摩擦抵抗が低減し、昇降体7が円滑に走行する。
【0014】また塵埃が多いエレベータ昇降路内では、
ガイドレール6の係合部6A表面の潤滑油8の皮膜が薄
い場合、ガイドレール6の係合部6A表面に付着した塵
埃が給油部材1の表面に固着し、潤滑油8の浸透を阻害
するため、給油性能が低下する。
【0015】これを解消するには、ホルダー部材2を固
定しているレバー3Fを引き、楔3Dをラック2Dから
離すことで、ホルダー部材2は油タンク3の凸溝3C
と、凹溝2Cに沿って上下方向に移動可能となる。この
状態でホルダー部材2を図3の位置に下げ、レバー3F
を戻し楔3Dをラック2Dに噛合させ、ホルダー部材2
を固定する。図3に示すホルダー部材2の位置では、給
油部材1への潤滑油8の飽和点が1A′の位置となるた
め、給油部材1の含油部は1A′と1B′間となり、図
2のホルダー部材2の1Aと1B間の含油量に比較し
て、多量に含油される。この状態で昇降体7を上下方向
に移動すると、ガイドレール6の係合部6Aに給油部材
1に多量に含油された潤滑油8が給油される。この多量
にガイドレール6の係合部6Aに給油された潤滑油8
は、係合部6Aに厚い油膜を形成する。このため、ガイ
ドレール6の係合部6Aに付着した塵埃は潤滑油8の厚
い油膜に吸収される。この塵埃を含んだ厚い油膜は、ご
く薄い潤滑油8の皮膜と比較し、ガイドレール6の係合
部6A表面から多く流下しやすい。このため塵埃は常に
潤滑油8に吸収されて流れ落ちることにより、給油部材
1へ塵埃が固着することが低減され、給油性能を低下さ
せることなく、ガイドレール6の係合部6Aへの給油が
可能となる。
【0016】また、塵埃の濃度以外にエレベータの行
程、走行速度、運行頻度等の違いによるガイドレール6
の係合部6Aへの給油量の調整は、レバー3Fを引き、
ホルダー部材2と油タンク3の相互位置をそれぞれの状
態に合わせることにより、簡単確実に調整可能となる。
【0017】尚、上述の実施例では、油タンク3に対し
て給油部材1を上下方向に調整可能な状態で取り付けら
れるようにしたが、昇降体7側に給油部材1を固定し、
これに対して上下方向に調整可能に油タンク3を取り付
けられるようにしてもよい。
【0018】また給油部材1または、油タンク3を上下
方向に調整可能に取り付ける機構を、ラック2Dと、楔
3Dにより構成したが、これをボルトとこのボルトを受
ける複数の穴により構成しても良い。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明は給油部材に潤
滑油を供給するよう油タンクを設け、この油タンク内の
潤滑油と給油部材間を流体的に接続する吐出材を配置
し、給油部材の位置を油タンクに対して、相対的に上下
方向に調整可能に構成されているので、給油部材のみに
含油させていた従来例に比べて補給インターバルを大幅
に延ばすことができ、しかも給油タンクと給油部材の相
対的な上下方向の位置関係を調整可能にしているため、
ある程度の含油量を有する給油部材に対する吐出材から
の給油量を調整したり、機種毎に給油量を調整したりす
る場合、例えば給油部材を上下方向に移動させて取り付
け位置を調整して対処することができるので機種毎に専
用の給油装置を準備する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイドレール給油装置の一実施例を示
す側面図である。
【図2】本発明の一実施例における油タンクとの連結部
より上部位置にホルダー部材を固定した油タンクとガイ
ドレールの側面図である。
【図3】油タンクとの連結部より下部位置にホルダー部
材を固定した油タンクとガイドレールの斜視図である。
【図4】ホルダー部材を油タンクから取り外し、給油部
材をホルダー部材から取り出したホルダー部材と給油部
材の斜視図である。
【図5】ホルダー部材のラック部と油タンクに内設され
た楔の斜視図である。
【符号の説明】
1 給油部材 2 給油部材 2A 開口部 2B 給油連結口 2C 凹溝 2D ラック 3 油タンク 3A 吐出部 3B 保持部 3C 凸溝 3D 楔 3E ばね 3F レバー 4 ガイドシュー 5 ブラケット 6 ガイドレール 6A 係合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドレールに沿って昇降案内される昇
    降体側に、上記ガイドレールの係合面に接触した給油部
    材を設け、この給油部材に潤滑油を供給するようにした
    ガイドレール給油装置において、上記昇降体側に油タン
    クを設け、この油タンク内の潤滑油と上記給油部材間を
    流体的に接続する吐出材を配置し、上記給油部材の下端
    位置を上記油タンクに対して相対的に上下方向に調整可
    能に構成したことを特徴とするガイドレール給油装置。
  2. 【請求項2】 油タンクを昇降体側に固定し、給油部材
    は、上記油タンクにその上下方向に取付け位置を調整可
    能に支持したことを特徴とする請求項1記載のガイドレ
    ール給油装置。
  3. 【請求項3】 吐出材の給油部材側端を上記給油部材に
    連結したことを特徴とする請求項1記載のガイドレール
    給油装置。
  4. 【請求項4】 吐出材の給油部材側端を上記給油部材と
    上下方向に摺動可能に接触させたことを特徴とする請求
    項2記載のガイドレール給油装置。
  5. 【請求項5】 給油部材はカポック繊維で構成したこと
    を特徴とする請求項1記載のガイドレール給油装置。
JP1953495A 1995-02-07 1995-02-07 ガイドレール給油装置 Pending JPH08217363A (ja)

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JPH08217363A true JPH08217363A (ja) 1996-08-27

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ID=12002004

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JP (1) JPH08217363A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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