JP6741373B1 - ガイドレール保全装置及びガイドレール保全方法 - Google Patents

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Abstract

ガイドレール保全装置において、塗布ユニットは、ガイドレールに沿って移動され、ガイドレールを保全するための保全液をガイドレールに対して塗布する。また、塗布ユニットは、保全液を収容する容器と、容器内の保全液を浸透させてガイドレールに導く導液部材とを有している。導液部材は、容器内で保全液に浸漬される浸漬部と、ガイドレールに接するレール接触部とを有している。また、塗布ユニットは、レール接触部に対する容器の高さを調整する高さ調整機構を有している。

Description

この発明は、ガイドレールを保全するための保全液をガイドレールに塗布するガイドレール保全装置及びガイドレール保全方法に関するものである。
従来のエレベータのガイドレール保全装置では、給油タンクに収容された潤滑油が、給油シート及び塗布体を通してガイドレールに塗布される。塗布体は、複数の塗布シートと複数の中間シートとを交互に重ねて構成されている。各塗布シートは、不織布により構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5645300号公報
上記のような従来のガイドレール保全装置では、給油タンクから塗布体に供給される潤滑油の単位時間当たりの量を調整することができない。このため、単位時間当たりの給油量が過多になったり不足したりする。
例えば、単位時間当たりの給油量が過多の場合、ガイドレールの表面に潤滑油が多く残る。そして、潤滑油がガイドレールの表面で固まり、かごの昇降時の振動を増大させる可能性がある。
逆に、単位時間当たりの給油量が不足した場合、ガイドレールの表面に残る潤滑油が不足する。このため、かごの昇降時の振動を増大させたり、ガイドレールに接触する部品の低寿命化を招いたりする可能性がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ガイドレールに対する保全液の単位時間当たりの供給量を容易に調整することができるガイドレール保全装置及びガイドレール保全方法を得ることを目的とする。
この発明に係るガイドレール保全装置は、ガイドレールに沿って移動され、ガイドレールを保全するための保全液をガイドレールに対して塗布する塗布ユニットを備え、塗布ユニットは、保全液を収容する容器と、容器内の保全液を浸透させてガイドレールに導く導液部材とを有しており、導液部材は、容器内で保全液に浸漬される浸漬部と、ガイドレールに接するレール接触部とを有しており、塗布ユニットは、レール接触部に対する容器の高さを調整する高さ調整機構をさらに有している。
この発明に係るガイドレール保全方法は、ガイドレールを保全するための保全液を収容している容器と、容器内の保全液を浸透させてガイドレールに導く導液部材とを有している塗布ユニットを、ガイドレールに沿って移動させ、保全液をガイドレールに塗布する方法であって、導液部材のガイドレールに接する部分であるレール接触部に対して、容器の高さを調整することにより、ガイドレールに対する保全液の供給量を調整する工程を含む。
この発明のガイドレール保全装置及びガイドレール保全方法によれば、ガイドレールに対する保全液の単位時間当たりの供給量を容易に調整することができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。 図1のII−II線に沿うかごガイドレールの断面図である。 図1のガイドレール保全装置の詳細な構成を示す斜視図である。 図3の第1の清掃装置を示す斜視図である。 図4の第1の清掃装置をかごガイドレールにセットした状態を示す水平断面図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 図3の塗布装置を示す斜視図である。 図3の塗布装置を図7とは異なる向きで示す斜視図である。 図7の塗布装置をかごガイドレールにセットした状態を示す平面図である。 図7の容器とレール接触部との位置関係を模式的に示す説明図である。 図10の高低差Δhと、制動面に対する潤滑油の単位時間当たりの供給量Δxとの関係を示すグラフである。 この発明の実施の形態2によるガイドレール保全装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3によるガイドレール保全装置を示す斜視図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図であり、保守作業中の状態を示している。図1において、昇降路1内には、一対のかごガイドレール2が鉛直に立てて設置されている。各かごガイドレール2は、複数本のレール部材を上下方向に継ぎ合わせて構成されている。また、各かごガイドレール2は、複数のレールブラケット9を介して昇降路壁に対して固定されている。
昇降体であるかご3は、一対のかごガイドレール2間に配置されている。また、かご3は、かごガイドレール2に沿って昇降路1内を昇降する。
かご3の上部には、懸架体4の第1の端部が接続されている。懸架体4としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。懸架体4の第2の端部には、図示しない釣合おもりが接続されている。かご3及び釣合おもりは、懸架体4により昇降路1内に吊り下げられている。
懸架体4の中間部は、図示しない巻上機の駆動シーブに巻き掛けられている。かご3及び釣合おもりは、駆動シーブを回転させることにより、昇降路1内を昇降する。昇降路1内には、図示しない一対の釣合おもりガイドレールが鉛直に立てて設置されている。釣合おもりは、釣合おもりガイドレールに沿って昇降路1内を昇降する。
かご3の下部には、非常止め装置5が搭載されている。非常止め装置5は、一対のかごガイドレール2を把持することにより、かご3を非常停止させる。
かご3の上部の幅方向両端部とかご3の下部の幅方向両端部とには、かごガイドレール2に接するガイド装置6がそれぞれ取り付けられている。各ガイド装置6としては、スライディングガイドシュー又はローラガイド装置が用いられている。
かご3の下部には、かごガイドレール2を保全するガイドレール保全装置100が設けられている。ガイドレール保全装置100は、かご3の下部の一方のガイド装置6に接続されている。図1ではガイドレール保全装置100を単なるボックスで示しているが、詳細な構成は後述する。
かご3は、ガイドレール保全装置100の上方に位置しており、ガイドレール保全装置100をかごガイドレール2に沿って移動させる。
ガイドレール保全装置100は、昇降路1に設置された状態のかごガイドレール2に対する保守作業を行う際に使用されるもので、通常運転時には撤去される。
図2は、図1のII−II線に沿うかごガイドレール2の断面図である。かごガイドレール2は、ブラケット固定部2aと、案内部2bとを有している。ブラケット固定部2aは、レールブラケット9に固定される部分である。案内部2bは、ブラケット固定部2aの幅方向中央からかご3側へ直角に突出し、かご3の昇降を案内する。また、案内部2bは、かご3の非常停止時に非常止め装置5により把持される。
さらに、案内部2bは、互いに対向する一対の制動面2cと、先端面2dとを有している。先端面2dは、案内部2bのブラケット固定部2aとは反対側、即ちかご3側の端面である。一対の制動面2c及び先端面2dは、かご3の昇降時に、ガイド装置6が接する案内面として機能する。また、一対の制動面2cは、かご3の非常停止時に非常止め装置5が接する面である。
図3は、図1のガイドレール保全装置100の詳細な構成を示す斜視図である。ガイドレール保全装置100は、第1の清掃装置11、第2の清掃装置12、及び塗布装置13を有している。即ち、ガイドレール保全装置100は、2種類、計3つの装置を組み合わせて構成されている。
第1及び第2の清掃装置11,12は、かごガイドレール2の表面を清掃する装置である。塗布装置13は、かごガイドレール2の表面に、保全液としての潤滑油を塗布する装置である。
また、塗布装置13は、第1の清掃装置11と第2の清掃装置12との間に配置されている。第1の清掃装置11は、塗布装置13の上に配置されている。第2の清掃装置12は、塗布装置13の下に配置されている。
図4は、図3の第1の清掃装置11を示す斜視図である。また、図5は、図4の第1の清掃装置11をかごガイドレール2にセットした状態を示す水平断面図である。図6は、図5のVI−VI線に沿う断面図である。なお、図5は、図6のV−V線に沿う断面を示している。
第2の清掃装置12の構成は、第1の清掃装置11と同一である。このため、ここでは、第1の清掃装置11の構成についてのみ説明する。
第1の清掃装置11は、平板状の清掃装置フレーム21、第1の清掃装置ローラ22、第2の清掃装置ローラ23、及び清掃ユニット24を有している。
清掃装置フレーム21は、ガイド装置6を介してかご3に接続される。また、清掃装置フレーム21は、第1の清掃装置11をかごガイドレール2にセットした状態で、先端面2dに対向する。
第1及び第2の清掃装置ローラ22,23は、清掃装置フレーム21に回転可能に設けられている。また、第1及び第2の清掃装置ローラ22,23は、清掃装置フレーム21の幅方向の同じ位置で、上下方向に互いに間隔をおいて配置されている。
また、第1の清掃装置ローラ22は、清掃ユニット24の上方に配置されている。第2の清掃装置ローラ23は、清掃ユニット24の下方に配置されている。
第1の清掃装置11をかごガイドレール2にセットした状態で、第1及び第2の清掃装置ローラ22,23の回転軸は、水平である。また、第1及び第2の清掃装置ローラ22,23は、第1の清掃装置11をかごガイドレール2にセットした状態で、先端面2dに接する。
また、第1及び第2の清掃装置ローラ22,23は、ガイドレール保全装置100をかごガイドレール2に沿って移動させることにより、先端面2d上を回転しながら移動する。これにより、第1の清掃装置11は、かごガイドレール2に対して平行に移動される。
清掃ユニット24は、第1のプレート25、第2のプレート26、第1のスクレーパ27、第2のスクレーパ28、第3のスクレーパ29、第4のスクレーパ30、及び複数のスクレーパ押付ばね31を有している。
第1のプレート25は、清掃装置フレーム21の幅方向の第1の端部に固定されている。第2のプレート26は、清掃装置フレーム21の幅方向の第2の端部に固定されている。第1及び第2のプレート25,26は、互いに対向している。
また、第1の清掃装置11をかごガイドレール2にセットした状態で、第1のプレート25は一方の制動面2cに対向し、第2のプレート26は他方の制動面2cに対向する。
各スクレーパ27〜30の先端部の形状は、刃形状となっている。
第1及び第2のスクレーパ27,28は、第1のプレート25に支持されている。第2のスクレーパ28は、第1のスクレーパ27の下方に配置されている。第1の清掃装置11をかごガイドレール2にセットした状態で、第1及び第2のスクレーパ27,28の先端部は、一方の制動面2cに線接触する。
第3及び第4のスクレーパ29,30は、第2のプレート26に支持されている。第4のスクレーパ30は、第3のスクレーパ29の下方に配置されている。第1の清掃装置11をかごガイドレール2にセットした状態で、第3及び第4のスクレーパ29,30の先端部は、他方の制動面2cに線接触する。
第1及び第3のスクレーパ27,29は、かご3の上昇時に、制動面2c上の異物及び余分な油等をこそげ取る。異物とは、油の塊、綿埃、錆等である。第2及び第4のスクレーパ28,30は、かご3の下降時に、制動面2c上の異物及び余分な油等をこそげ取る。
第1及び第3のスクレーパ27,29の先端部は、かご3の昇降時の進行方向に対して直角ではなく、直角から傾けた角度で制動面2cに接する。具体的には、かご3の上昇時の進行方向に対して、かごガイドレール2のブラケット固定部2aから遠い側、つまり清掃装置フレーム21に近い側が、前に出ている。逆に、ブラケット固定部2aに近い側、つまり清掃装置フレーム21から遠い側は、後ろに下がっている。
これにより、各スクレーパ27〜30に接触した制動面2c上の異物及び余分な油等が、先端面2d側に移動するのが抑制されている。
第2のスクレーパ28の先端部は、かご3の昇降時の進行方向に直角な方向に対して、第1のスクレーパ27の先端部とは反対方向へ傾斜している。即ち、かご3の下降時の進行方向に対して、かごガイドレール2のブラケット固定部2aから遠い側が、前に出ている。逆に、ブラケット固定部2aに近い側は、後ろに下がっている。
同様に、第4のスクレーパ30の先端部は、かご3の昇降時の進行方向に直角な方向に対して、第3のスクレーパ29の先端部とは反対方向へ傾斜している。即ち、かご3の下降時の進行方向に対して、かごガイドレール2のブラケット固定部2aから遠い側が、前に出ている。逆に、ブラケット固定部2aに近い側は、後ろに下がっている。
第1のスクレーパ27は、かごガイドレール2に対して、第3のスクレーパ29と線対称となっている。同様に、第2のスクレーパ28は、かごガイドレール2に対して、第4のスクレーパ30と線対象となっている。
第1の清掃装置11をかごガイドレール2にセットした状態で、各スクレーパ27〜30は、対応する2個のスクレーパ押付ばね31により、対応する制動面2cに押し付けられる。
スクレーパ押付ばね31の弾性力は、かご3の昇降時に、各スクレーパ27〜30が制動面2cに常に接触することができる値に設定されている。
スクレーパ押付ばね31の弾性力が大きいほど、各スクレーパ27〜30は制動面2cに接触し易くなる。しかし、スクレーパ押付ばね31の弾性力が大き過ぎると、各スクレーパ27〜30が制動面2cから受ける摩擦力も大きくなる。このため、各スクレーパ27〜30が破損したり、各スクレーパ27〜30の寿命が極端に短くなったりする可能性がある。
従って、スクレーパ押付ばね31の弾性力は、かご3の昇降時に、各スクレーパ27〜30が制動面2cに常に接触することができる最低限の値よりも、僅かに大きい値に設定するのが望ましい。
実施の形態1の上部清掃ユニットは、第1の清掃装置11の清掃ユニット24である。実施の形態1の上部スクレーパは、第1の清掃装置11の各スクレーパ27〜30である。実施の形態1の下部清掃ユニットは、第2の清掃装置12の清掃ユニット24である。実施の形態1の下部スクレーパは、第2の清掃装置12の各スクレーパ27〜30である。
図7は、図3の塗布装置13を示す斜視図である。また、図8は、図3の塗布装置13を図7とは異なる向きで示す斜視図である。また、図9は、図7の塗布装置13をかごガイドレール2にセットした状態を示す平面図である。
塗布装置13は、平板状の塗布装置フレーム41、第1の塗布装置ローラ42、第2の塗布装置ローラ43、及び塗布ユニット44を有している。
塗布装置フレーム41は、第1の清掃装置11の清掃装置フレーム21に接続される。また、塗布装置フレーム41には、第2の清掃装置12の清掃装置フレーム21が接続される。また、塗布装置フレーム41は、塗布装置13をかごガイドレール2にセットした状態で、先端面2dに対向する。
第1及び第2の塗布装置ローラ42,43は、塗布装置フレーム41に回転可能に設けられている。第1及び第2の塗布装置ローラ42,43は、塗布装置フレーム41の幅方向の同じ位置で、上下方向に互いに間隔をおいて配置されている。
塗布装置13をかごガイドレール2にセットした状態で、第1及び第2の塗布装置ローラ42,43の回転軸は、水平である。また、第1及び第2の塗布装置ローラ42,43は、塗布装置13をかごガイドレール2にセットした状態で、先端面2dに接する。
また、第1及び第2の塗布装置ローラ42,43は、ガイドレール保全装置100をかごガイドレール2に沿って移動させることにより、先端面2d上を回転しながら移動する。これにより、塗布装置13は、かごガイドレール2に対して平行に移動される。
塗布ユニット44は、第1の分割ユニット45及び第2の分割ユニット46を有している。第1の分割ユニット45は、一方の制動面2cに潤滑油を塗布する。第2の分割ユニット46は、他方の制動面2cに潤滑油を塗布する。
第2の分割ユニット46は、第1の分割ユニット45と同様の構成を有している。但し、第2の分割ユニット46は、第1の分割ユニット45に対して、線対称に配置されている。
各分割ユニット45,46は、一対のガイドシャフト51、ばね保持プレート52、一対の導液部材押付ばね53、スライド体54、高さ調整機構55、容器ベース56、一対の容器57、一対の導液部材58、及び導液部材支持体59を有している。
一対のガイドシャフト51の軸方向の第1の端部は、塗布装置フレーム41の側面に固定されている。また、一対のガイドシャフト51は、上下方向に互いに間隔をおいて、水平に配置されている。ばね保持プレート52は、一対のガイドシャフト51の軸方向の第2の端部に固定されている。
一対のガイドシャフト51は、スライド体54を貫通している。スライド体54は、一対のガイドシャフト51に沿って水平にスライド可能になっている。これにより、一対の導液部材58は、制動面2cに直交する方向へ移動可能になっている。
スライド体54は、主部54a、第1の平板部54b、及び第2の平板部54cを有している。一対のガイドシャフト51は、主部54aを貫通している。
塗布装置フレーム41のかごガイドレール2に対向する面を前面、前面とは反対側の面を背面とすると、第1の平板部54bは、主部54aに対して、塗布装置フレーム41の前面側に配置されている。また、第2の平板部54cは、主部54aに対して、塗布装置フレーム41の背面側に配置されている。
また、第1の平板部54bは、第2の平板部54cよりも、塗布装置フレーム41の近くまで突出している。
一対の導液部材押付ばね53は、ばね保持プレート52と主部54aとの間に配置されている。また、一対の導液部材押付ばね53は、塗布装置13がかごガイドレール2にセットされた状態で、一対の導液部材58を制動面2cに押し付ける力を発生する。
一対の導液部材押付ばね53としては、コイルばねが用いられている。各ガイドシャフト51は、対応する導液部材押付ばね53を貫通している。
各高さ調整機構55は、第1の支持シャフト61、第2の支持シャフト62、繋ぎ部材63、及びレバー付きセットカラー64を有している。
第1の支持シャフト61は、第1の平板部54bを上下方向に貫通している。第2の支持シャフト62は、第2の平板部54cを上下方向に貫通している。第1及び第2の支持シャフト61,62は、互いに平行に配置されている。
繋ぎ部材63は、第1の支持シャフト61の下端部と第2の支持シャフト62の下端部との間に接続されている。これにより、第1及び第2の支持シャフト61,62は、スライド体54に対して一体に上下動可能になっている。
レバー付きセットカラー64は、第2の平板部54cと第2の支持シャフト62との間に設けられている。また、レバー付きセットカラー64は、第2の平板部54cに固定されている。また、レバー付きセットカラー64は、レバーを操作することにより、第2の支持シャフト62をクランプ及びアンクランプすることが可能になっている。
レバー付きセットカラー64により第2の支持シャフト62をアンクランプすると、第1及び第2の支持シャフト61,62は、スライド体54に対して上下動可能となる。逆に、レバー付きセットカラー64により第2の支持シャフト62をクランプすると、第1及び第2の支持シャフト61,62は、スライド体54に対して固定される。
容器ベース56は、第1及び第2の支持シャフト61,62の上端部に固定されている。塗布装置13がかごガイドレール2にセットされた状態では、第1及び第2の支持シャフト61,62は鉛直であり、容器ベース56は水平である。
一対の容器57は、容器ベース56上に支持されている。一対の容器57には、潤滑油が収容される。
各導液部材58は、可撓性を有するロープ状の部材である。また、各導液部材58は、潤滑油が浸透できる材料により構成されている。各導液部材58の材料としては、例えば繊維束を用いることができる。繊維束としては、例えば毛糸を束ねたものを用いることができる。
各導液部材58は、対応する容器57内の潤滑油を浸透させて制動面2cに導く。また、各導液部材58は、図10に示す浸漬部58aと、レール接触部58bとを有している。この例では、浸漬部58aは、導液部材58の長さ方向の第1の端部であり、レール接触部58bは、導液部材58の長さ方向の第2の端部である。
浸漬部58aは、対応する容器57内で潤滑油に浸漬される。レール接触部58bは、塗布装置13がかごガイドレール2にセットされたときに、制動面2cに接する。
各分割ユニット45,46における一対のレール接触部58bは、かご3の昇降方向に対して垂直な向きに並んだ状態で、対応する制動面2cに接する。具体的には、一対のレール接触部58bのうちの一方は、制動面2cの中で、ブラケット固定部2aに近い領域、つまり塗布装置フレーム41から遠い領域に接する。また、一対のレール接触部58bのうちの他方は、ブラケット固定部2aから遠い領域、つまり塗布装置フレーム41に近い領域に接する。
各導液部材支持体59は、一対の支柱65と支持板66とを有している。一対の支柱65は、第1の平板部54b上に垂直に立てられている。支持板66は、一対の支柱65の上端部に固定されている。各導液部材58のレール接触部58bは、支持板66上に載せられている。
容器ベース56及び一対の容器57は、塗布装置フレーム41、スライド体54、及び導液部材支持体59に対して、一体に上下動可能になっている。即ち、高さ調整機構55により、一対のレール接触部58bに対する一対の容器57の高さを調整することができる。
また、高さ調整機構55、容器ベース56、一対の容器57、一対の導液部材58、及び導液部材支持体59は、スライド体54と一体に、ガイドシャフト51に沿って移動可能になっている。
塗布装置13がかごガイドレール2にセットされた状態では、一対の導液部材押付ばね53の弾性力により、一対のレール接触部58bは制動面2cに押し付けられる。これにより、毛糸等の柔軟な材料で構成されているレール接触部58bは、潰されて制動面2cに密着する。
導液部材押付ばね53の弾性力は、レール接触部58bが潰されて制動面2cに密着するように設定する必要がある。しかし、弾性力を高くし過ぎると、各導液部材58の低寿命化を招くため、注意が必要である。
よって、導液部材押付ばね53の弾性力は、各レール接触部58bが潰されて制動面2cに密着する最低限の値よりも僅かに大きくなるように設定することが望ましい。
ここで、図10は、図7の容器57とレール接触部58bとの位置関係を模式的に示す説明図である。図10において、Δhは、容器57内の潤滑油の液面67の高さとレール接触部58bの中心の高さとの高低差である。
高さ調整機構55により容器57の高さを変化させた場合、レール接触部58bの位置は変化しないため、高低差Δhが変化する。そして、高低差Δhを変化させることにより、導液部材58から制動面2cに供給される潤滑油の単位時間当たりの供給量が変化する。
図11は、図10の高低差Δhと、制動面2cに対する潤滑油の単位時間当たりの供給量Δxとの関係を示すグラフである。図11に示すように、供給量Δxは、高低差Δhに比例する。また、Δh≦0のとき、Δx=0となる。
このように、高さ調整機構55により容器57の高さを調整することによって、制動面2cに対する潤滑油の単位時間当たりの供給量Δxを容易に調整することができる。また、潤滑油の供給を簡単に停止することもできる。
次に、ガイドレール保全装置100によるガイドレール保全方法について説明する。実施の形態1の保全方法では、まず、かご3を昇降路1の下部に移動させ、ガイド装置6の下部にガイドレール保全装置100を取り付ける。
具体的には、まず、ガイド装置6に対して、第1の清掃装置11を取り付ける。このとき、第1及び第2の清掃装置ローラ22,23をかごガイドレール2の先端面2dに接触させる。また、各スクレーパ27〜30を、対応する制動面2cに接触させる。
続いて、第1の清掃装置11に塗布装置13を取り付ける。このとき、第1及び第2の塗布装置ローラ42,43をかごガイドレール2の先端面2dに接触させる。また、各レール接触部58bを、対応する制動面2cに接触させる。また、Δh≦0としておけば、潤滑油の供給を停止させておくことができ、潤滑油がかごガイドレール2以外の機器に付着するのを防ぐことができる。
この後、塗布装置13に第2の清掃装置12を取り付ける。このとき、第1及び第2の清掃装置ローラ22,23をかごガイドレール2の先端面2dに接触させる。また、各スクレーパ27〜30を、対応する制動面2cに接触させる。
このようにして、ガイドレール保全装置100をかごガイドレール2にセットした後、高さ調整機構55によりΔhを調整し、かごガイドレール2に対する潤滑油の供給を開始する。即ち、実施の形態1のガイドレール保全方法は、レール接触部58bに対して、容器57の高さを調整することにより、かごガイドレール2に対する潤滑油の供給量を調整する工程を含んでいる。
次に、最下階と最上階との間でかご3を1往復させる。このときのかご3の速度は、定格速度よりも低速とするのが好ましい。これにより、塗布装置13がかごガイドレール2に沿って移動され、制動面2cに潤滑油が塗布される。また、第1及び第2の清掃装置11,12によって、制動面2c上の異物が除去されるとともに、塗布された潤滑油の膜厚が均一化される。
この後、制動面2cの目視確認と、制動面2cの油膜厚測定とを実施する。制動面2cの異物が取り除かれており、かつ油膜厚が規定の範囲内に収まっていれば、保全作業は完了である。
油膜厚が規定値よりも小さい場合、必要に応じて潤滑油を各容器57に補充した後、かご3をさらに1往復させる。そして、油膜厚を再度測定する。
逆に、油膜厚が規定値よりも大きい場合、高さ調整機構55で容器57の高さを変更して潤滑油の供給を止めた状態で、かご3をさらに1往復させる。そして、油膜厚を再度測定する。
これらの工程を、油膜厚が規定の範囲内に収まるまで繰り返す。そして、油膜厚が規定の範囲内に収まったら、保全作業は完了となる。
この後、反対側のかごガイドレール2に対しても、同様の保全方法を実施する。なお、ガイドレール保全装置100を2台用意し、それぞれのかごガイドレール2に適用してもよい。これにより、一対のかごガイドレール2を同時に保全することができ、作業時間を大幅に短縮することができる。
このようなガイドレール保全装置100及びガイドレール保全方法では、高さ調整機構55により、レール接触部58bに対する容器57の高さを調整することができる。このため、かごガイドレール2に対する潤滑油の単位時間当たりの供給量を容易に調整することができる。
また、清掃ユニット24が、塗布ユニット44と一体にかごガイドレール2に沿って移動される。このため、潤滑油の塗布と同時に、制動面2c上の異物を除去するとともに、余分な潤滑油を除去することができる。
また、塗布ユニット44の上下両方に清掃ユニット24が配置されているため、制動面2c上の異物の除去と、余分な潤滑油の除去とを効率的に行うことができる。また、ガイドレール保全装置100の上昇時と下降時との両方で、異物の除去と余分な潤滑油の除去とを効率的に行うことができる。これにより、保全作業の作業時間を短縮することができる。
また、ガイドレール保全装置100は、かご3に接続される。このため、ガイドレール保全装置100を揚重する装置を別途用意する必要がない。また、かごガイドレール2のかご3が走行する領域に、効率的に潤滑油を塗布することができる。また、昇降行程が長いエレベータにおいても、かごガイドレール2のほぼ全長に渡って容易に潤滑油を塗布することができる。
また、昇降路1内に設置された状態のかごガイドレール2に対して、潤滑油の塗布及び清掃を行うことができ、保全作業を効率的に実施することができる。また、かご3の昇降時に、昇降路1内に作業者がいる必要がない。
また、塗布装置13には、第1及び第2の塗布装置ローラ42,43が設けられている。このため、塗布装置13をかごガイドレール2に沿って安定した姿勢でスムーズに移動させることができる。
また、第1及び第2の清掃装置11,12には、それぞれ第1及び第2の清掃装置ローラ22,23が設けられている。このめた、第1及び第2の清掃装置11,12をかごガイドレール2に沿って安定した姿勢でスムーズに移動させることができる。
また、第1及び第3のスクレーパ27,29と、第2及び第4のスクレーパ28,30とは、反対向きに配置されている。このため、異物の除去と余分な潤滑油の除去とを効率的に行うことができる。
また、各導液部材58は、導液部材押付ばね53により、対応する制動面2cに押し付けられている。このため、ガイドレール保全装置100が振動によりかごガイドレール2に対して動いた場合でも、レール接触部58bの制動面2cへの接触を維持することができる。このため、制動面2cに対して潤滑油を安定して塗布することができる。
また、各スクレーパ27〜30は、スクレーパ押付ばね31により、対応する制動面2cに押し付けられている。このため、ガイドレール保全装置100が振動によりかごガイドレール2に対して動いた場合でも、各スクレーパ27〜30の制動面2cへの接触を維持することができる。このため、制動面2cを安定して清掃することができる。
また、第1及び第2の清掃装置11,12と塗布装置13とが切り離し可能になっているため、保管及び運搬が容易である。また、必要に応じて、清掃装置の数を増減させることができる。
例えば、保全作業前における制動面2cの異物の数が多い場合、又は油膜厚が大きい場合、清掃装置の数を4台に増やせば、かご3の1回の運転における清掃回数を倍に増やすことができる。このため、かごガイドレール2の保全作業に必要なかご3の運転回数の増大を抑制することができる。
実施の形態2.
次に、図12は、この発明の実施の形態2によるガイドレール保全装置を示す斜視図である。実施の形態2では、実施の形態1における2つの清掃装置フレーム21と、塗布装置フレーム41とを一体化した保全装置フレーム71が用いられている。
また、先端面2dに接するローラとして、第1の保全装置ローラ72及び第2の保全装置ローラ73のみが保全装置フレーム71に設けられている。第1の保全装置ローラ72は、保全装置フレーム71の上端部に設けられている。第2の保全装置ローラ73は、保全装置フレーム71の下端部に設けられている。
第1の保全装置ローラ72は、実施の形態1における第1の清掃装置11の第1の清掃装置ローラ22に相当するローラである。第2の保全装置ローラ73は、実施の形態1における第2の清掃装置12の第2の清掃装置ローラ23に相当するローラである。他の構成及び保全方法は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果が得られる。また、塗布ユニット44と上下の清掃ユニット24とを、共通の保全装置フレーム71に取り付けたので、ローラの数を低減することができる。また、部品点数の低減により、重量を軽減するとともに、治具コストを削減することができる。
また、ガイドレール保全装置をかご3に取り付ける際の作業工数を削減することができ、作業時間を短縮することができる。
実施の形態3.
次に、図13は、この発明の実施の形態3によるガイドレール保全装置を示す斜視図である。各分割ユニット45,46において、容器ベース56とスライド体54との間には、一対の調整用弾性体68が設けられている。各調整用弾性体68としては、圧縮ばねであるコイルばねが用いられている。
各調整用弾性体68には、対応する第1又は第2の支持シャフト61,62が貫通している。各分割ユニット45,46において、一対の容器57は、容器ベース56を介して、一対の調整用弾性体68によって支持されている。
一対の調整用弾性体68は、潤滑油を含む容器57の重量が減少することにより、高さ調整機構55とは独立して、容器57を上方へ移動させる。他の構成及び保全方法は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態1では、容器57内の潤滑油が制動面2cに塗布されていくと、潤滑油の液面67が下がり、高低差Δhが小さくなる。これに対して、実施の形態3では、潤滑油の減少に伴い、調整用弾性体68が伸長して、容器57が持ち上げられる。このため、高低差Δhが維持され、制動面2cに対する潤滑油の時間当たりの供給量をより安定させることができる。
なお、調整用弾性体68の弾性力は、潤滑油の減少に対して、高低差Δhが維持されるような値に予め設定されていることが望ましい。
また、調整用弾性体としては、ばねが最も適しているが、ゴム、ウレタン等であってもよい。
また、調整用弾性体の位置及び個数は、実施の形態3の構成に限定されない。例えば、調整用弾性体としての引張ばねにより容器を上から支持し、潤滑油が減少すると、引張ばねが縮んで容器を引き上げるように構成することも可能である。
また、実施の形態2のガイドレール保全装置に調整用弾性体を組み合わせてもよい。
また、実施の形態1〜3では、保全液として潤滑油を用いた。しかし、例えば、かごガイドレールの表面に油の塊があったり、大量の油が付着していたりした場合、スクレーパだけではそれらを十分に落としきれない場合がある。そのような場合、保全液として、アルコール、アセトン等の有機溶剤を用い、かごガイドレールに有機溶剤を塗布してもよい。これにより、油の除去力を飛躍的に向上させることができる。
また、異なる複数種類の保全液を、ガイドレール保全装置の1回の移動で塗布したり、種類毎にガイドレール保全装置を移動させて塗布したりしてもよい。
例えば、ガイドレール保全装置の最初の移動時には、容器に有機溶剤を入れ、2回目以降の移動時には、容器に潤滑油を入れてもよい。これにより、かごガイドレールの表面の汚れが多い場合でも、かごガイドレールに均一な油膜を形成することができる。
また、保全液の種類を保全作業の途中で切り替える場合、容器と導液部材とを予め複数セット分用意しておき、保全液の切替時には、容器と導液部材とのセット毎交換してもよい。これにより、容器の洗浄等の作業をする必要がなくなり、作業時間を短縮することができる。
また、実施の形態1〜3では、塗布ユニットの上下に清掃ユニットが配置されているが、いずれか一方又は両方を省略してもよい。
また、各清掃ユニットのスクレーパの数は、4個に限定されない。
また、実施の形態1〜3では、ガイドレール保全装置をかごに接続したが、昇降路の上部又はかごに設置したウインチ等の揚重装置からガイドレール保全装置を吊り下げてもよい。この場合、揚重装置は、ガイドレール保全装置を移動させる移動装置として機能する。
また、実施の形態1〜3では、昇降体がかごであり、保全対象がかごガイドレールである場合を示した。しかし、この発明は、昇降体が釣合おもりであり、保全対象が釣合おもりガイドレールである場合にも適用できる。この場合、ガイドレール保全装置は、釣合おもりに接続してもよいし、揚重装置から吊り下げてもよい。
また、ガイドレール保全装置は、搭載された駆動装置の駆動力でガイドレールに沿って移動する自走式のものであってもよい。
また、この発明は、機械室を有するエレベータ、機械室レスエレベータ、ダブルデッキエレベータ、ワンシャフトマルチカー方式のエレベータなど、種々のタイプのエレベータに適用できる。ワンシャフトマルチカー方式は、上かごと、上かごの真下に配置された下かごとが、それぞれ独立して共通の昇降路を昇降する方式である。
また、保全対象となるガイドレールは、エレベータのガイドレールに限定されない。また、この発明は、例えば、斜めに立てられているガイドレールにも適用できる。
2 かごガイドレール、24 清掃ユニット(上部清掃ユニット、下部清掃ユニット)、27,28,29,30 スクレーパ(上部スクレーパ、下部スクレーパ)、44 塗布ユニット、55 高さ調整機構、57 容器、58 導液部材、58a 浸漬部、58b レール接触部、68 調整用弾性体。

Claims (5)

  1. ガイドレールに沿って移動され、前記ガイドレールを保全するための保全液を前記ガイドレールに対して塗布する塗布ユニット
    を備え、
    前記塗布ユニットは、前記保全液を収容する容器と、前記容器内の前記保全液を浸透させて前記ガイドレールに導く導液部材と、前記導液部材を前記ガイドレールに押し付ける導液部材押付ばねとを有しており、
    前記導液部材は、前記容器内で前記保全液に浸漬される浸漬部と、前記ガイドレールに接するレール接触部とを有しており、
    前記塗布ユニットは、水平にスライド可能なスライド体と、前記レール接触部に対する前記容器の高さを調整する高さ調整機構をさらに有しており、
    前記容器は、前記高さ調整機構により、前記スライド体に対して上下動可能になっており、
    前記高さ調整機構及び前記容器は、前記スライド体と一体に移動可能になっており、
    前記導液部材押付ばねは、前記スライド体、前記高さ調整機構及び前記容器を介して、前記導液部材を前記ガイドレールに押し付けるガイドレール保全装置。
  2. 前記塗布ユニットの上方に配置されており、前記塗布ユニットと一体に前記ガイドレールに沿って移動され、前記ガイドレールの表面を清掃する上部清掃ユニット
    をさらに備え、
    前記上部清掃ユニットは、前記ガイドレールに接する上部スクレーパを有しており、
    前記上部スクレーパの先端部の形状は、刃形状となっている請求項1記載のガイドレール保全装置。
  3. 前記塗布ユニットの下方に配置されており、前記塗布ユニットと一体に前記ガイドレールに沿って移動され、前記ガイドレールの表面を清掃する下部清掃ユニット
    をさらに備え、
    前記下部清掃ユニットは、前記ガイドレールに接する下部スクレーパを有しており、
    前記下部スクレーパの先端部の形状は、刃形状となっている請求項1又は請求項2記載のガイドレール保全装置。
  4. 前記容器は、調整用弾性体によって支持されており、
    前記調整用弾性体は、前記保全液を含む前記容器の重量が減少することにより、前記高さ調整機構とは独立して、前記容器を上方へ移動させる請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のガイドレール保全装置。
  5. ガイドレールを保全するための保全液を収容している容器と、前記容器内の前記保全液を浸透させて前記ガイドレールに導く導液部材と、前記導液部材を前記ガイドレールに押し付ける導液部材押付ばねと、水平にスライド可能なスライド体と、前記スライド体に対する前記容器の高さを調整する高さ調整機構とを有しており、前記高さ調整機構及び前記容器が前記スライド体と一体に移動可能になっている塗布ユニットを、前記ガイドレールに沿って移動させ、前記保全液を前記ガイドレールに塗布するガイドレール保全方法であって、
    前記スライド体に対する前記容器の高さを調整することによって、前記導液部材の前記ガイドレールに接する部分であるレール接触部に対して、前記容器の高さを調整、前記ガイドレールに対する前記保全液の供給量を調整する工程と、
    前記導液部材押付ばねによって、前記スライド体、前記高さ調整機構及び前記容器を介して、前記導液部材を前記ガイドレールに押し付ける工程と
    を含むガイドレール保全方法。
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