JP4625853B2 - エレベーター用ロープ給油装置及びそれを備えたエレベーター - Google Patents

エレベーター用ロープ給油装置及びそれを備えたエレベーター Download PDF

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Description

本発明は、エレベーター、特にエレベーターのロープに油を給油する給油装置の改良に関する。
従来、ロープ式のエレベーターに用いられていた乗りかごと釣合いおもりとを吊るロープは、麻芯のワイヤーロープであって、麻芯部分に含まれる油が染み出すことにより、巻上機のシーブとロープとの間の潤滑作用だけでなく、防錆作用も果たしていた。しかし、近年のエレベーターでは、鋼芯のロープの適用が拡大されてきており、この鋼芯のロープの場合は、鋼芯部分からの油がほとんど染み出さない。このため、ロープの外部から油を供給することが不可欠となっている。
そこで、一つの方法として、定期保守時に人の手で油を塗布する方法があるが、時間と費用がかかり、給油量のバラつきも生じる恐れがある。また、もう一つの方法として、人の手を介さずに、給油装置を用いてロープへ油を塗布する方法がある。例えば、下記特許文献1には、タンクの油にフェルトを浸し、このフェルトの先端をロープと接触させて給油する方法が記載されている。
特開2006−21873号公報(要約等)
しかしながら、上記特許文献1に記載された給油装置では、ロープと給油装置との間に接触部が存在するため、接触部の摩耗や汚損により目詰まりを起こすなどして、意図した量の油を給油できない事態も考えられる。また、高粘度の油を用いるとフェルト内部での油の移動が行われない可能性がある。本発明の目的は、安定的にロープの外周上に油が広く行き渡るようにすることが可能で、かつ油をロープに供給する際に目詰まりを起こさないように供給できるロープ給油装置及びこれを備えたエレベーターを提供するものである。
前記目的を達成するために、本発明にかかるエレベーター用ロープ給油装置は、油を蓄積するタンクと、前記タンクに蓄積された油を滴下させる給油管と、前記タンクに蓄積された油を前記給油管に供給するホースを備え、前記給油管はエレベーターのロープが巻き掛けられたプーリ上に配置可能に構成されると共に、前記プーリに前記油を滴下可能な滴下孔を有し、前記プーリに対して前記滴下孔から前記油を滴下させることによって、前記プーリを回転させて前記プーリに巻き掛けられた前記ロープに前記プーリに滴下された前記油を給油可能としたことを特徴とする。
また、本発明にかかるエレベーターは、建屋内に設けられた昇降路内を上下移動する乗りかご及び釣合いおもりと、前記乗りかご及び前記釣合いおもりを吊持するロープと、前記乗りかご及び前記釣合いおもりを上下移動させる巻上機と、前記ロープが巻き掛けられたプーリと、前記ロープに給油するための給油装置とを有し、前記給油装置は、油を蓄積するタンクと、前記タンクに蓄積された油を滴下させる給油管と、前記タンクに蓄積された油を前記給油管に供給するホースを備え、前記給油管は前記ロープが巻き掛けられた前記プーリ上に配置されると共に、前記プーリに前記油を滴下させるための滴下孔を有し、前記巻上機によって前記乗りかご及び前記釣合いおもりを上下移動させて回転する前記プーリに対して前記滴下孔から前記油を滴下させて、前記プーリに巻き掛けられた前記ロープに前記プーリに滴下された前記油を給油することを特徴とする。
本発明によれば、ロープを走行させることにより、プーリ溝からロープへ油を移動させてロープに給油を行い、ロープの外周面に油が広く行き渡るようにすることができ、かつ油を供給する際に目詰まりを起こし難いロープ給油装置を提供することができる。
また、本発明によれば、給油を行いながらロープを走行させることにより、プーリ溝からロープへ油が移動してロープに給油されるため、ロープの外周面に油が広く行き渡り、かつ油を供給する際に目詰まりを起こし難いエレベーターを提供できる。
図1は、本発明の一実施例にかかるエレベーターの全体概要を説明するための概要断面図である。図1に示すように本実施例におけるエレベーター1は、建屋2内に設けられた昇降路3内を上下移動する乗りかご4及び釣合いおもり5と、乗りかご4及び釣合いおもり5を吊持するロープ6と、乗りかご4及び釣合いおもり5を上下移動させる巻上機7と、ロープ6が巻き掛けられたプーリ8と、ロープ6に給油するための給油装置9とを有している。
なお、本実施例では巻上機7,プーリ8,給油装置9が昇降路3の上部に位置する機械室10内に設置されている。乗りかご4と釣合いおもり5を連結するロープ6は鋼芯のロープであり、一端が乗りかご4に固定されて上部に引き回され、巻上機7のシーブ7aに巻きつけられた後に下方に向かい、プーリ8に巻きかけられている。そしてロープ6は再びシーブ7aに巻きかけられた後、さらにプーリ8に巻きかけられて、他端が釣合いおもり5に固定されている。
このようにしてシーブ7aとプーリ8は乗りかご4と釣合おもり5との間の距離をお互いが衝突することがないように適度なすき間に調整し確保している。そして巻上機7が駆動することで、乗りかご4は建屋2の最上階11と最下階12の間を上下移動可能となっている。このとき釣合いおもり5は乗りかご4の移動方向とは反対方向に上下移動する。
図2は、図1の巻上機7付近の構成を拡大して示した拡大概略図である。図2に示す通り、ロープ6が巻上機7のシーブ7aに巻きかけられており、この巻上機7の支持台13にブラケット14等を介してエレベーター用ロープ給油装置9が設置されている。図3は図2に示した給油装置9の正面図である。なお図3では給油装置を説明するために、給油装置上に張られた状態となるロープ6をプーリ8の半分より下側を残して図示を省略している。
図2及び図3に示されるように、本実施例のエレベーター用ロープ給油装置9は、油を蓄積するタンク15と、タンク15に蓄積された油を重力落下させてプーリ8に滴下させる給油管16と、タンク15に蓄積された油を給油管16に伝送して供給するホース17を備えている。そして、給油管16はエレベーター1のロープ6が巻き掛けられたプーリ8上であり、且つ、シーブ7a及びプーリ8間に斜めに巻き掛けられたロープ6の下方であるプーリ8とロープ6の間に配置可能に構成されている。また、給油管16はプーリ8に油を滴下可能な滴下孔18を有している。
さらに詳しく給油装置9の取付状態について説明する。ブラケット14は、巻上機7の支持台13に対してレールクリップ19で固定されている。更にブラケット14にはタンクサポート20がねじ止めされて取り付けられている。タンク15はこのタンクサポート20に取り付けられており、タンク15の下部にはバルブ21が設けられている。バルブ21の下方にはホース17が繋がっており、ホース17の先端にはホースコネクタ22(図2に図示)が取り付けられて、給油管16に繋がっている。
給油管16はホースコネクタ22が取り付けられた側の端部にプレート23が溶接されたL字形状をしている。またブラケット14の一端側には一体に設けられたプレート部14aを有しており、プレート部14aにはボルト穴が設けられている。そしてプレート23はプレート23に設けられたボルト穴とプレート部14aのボルト穴に共にボルト24が挿入されブラケット14に取り付けられる。またブラケット14の他端側には、プレート部14bが一体に設けられており、給油管16の他端側先端部はこのプレート部14bに設けられた給油管嵌合穴に嵌め込まれて、両端で支持される構造となっている。
このような両端支持構造により給油管16がプーリ8上に落下してしまうことを防止している。さらに給油管16の他端側先端部がプレート部14bの穴に嵌め込まれた支持構造により、万一のボルト24が緩み、プレート23の取付けが取れてしまった際にも、給油管16がプーリ8上に脱落することがなく安全である。このような構造によって、給油管16がプーリ8上に配置可能に構成されている。
続いて、このような給油装置9によってロープ6に給油する様子について説明する。ロープ6への給油は、例えば保守時に保守員が給油装置9を操作することによって行われる。ロープ6へ供給する油としては、例えば、40℃における動粘度が440〜480mm2/s程度の粘性の油を用いるのがよい。この油は、エレベーター用ロープへ供給する一般的な油よりも動粘度が高く、高速のエレベーターであっても、油が飛散してブレーキ等に付着する危険性を低くできる。
一般的にエレベーター1は建屋2内部に設けられるものであることから、エアコンなどが普及した現代では季節を問わず保守時のタンク15回りの気温は10℃〜40℃の範囲にある場合が多い。また、40℃を超える気温となったときには温度異常としてエレベーター1が停止するのが一般的であるため、前述の油を使用することで保守時に安定した動粘度を得ることが期待できる。なお、仮に10℃より気温が低く動粘度が低くなってしまった場合には油を常温程度に温めて使用することも可能である。
このような油をタンク15内に蓄積し、バルブ21を開けると、油がホース17を通り給油管16に供給される。なお、バルブ21はタンク15からホース17を介して給油管16に供給される油の量をその開度に応じて調整できるため、給油管16からプーリ8に滴下される油量を調節できる。このようなバルブ21が設けられていることにより、油の供給,停止だけでなく、給油管16からの滴下量が調整可能であるため、1回の油の滴下時間の調整,温度変化による油の動粘度の変化への対応,動粘度の異なる油を使用する場合の調整などを行うことが可能である。
このようにバルブ21を開け、給油管16の滴下孔18からプーリ8に油を滴下させる。この状態で巻上機7を駆動させて乗りかご4及び釣合いおもり5を上下移動させ、ロープ6を走行させる。すると、プーリ8が回転し、回転するプーリ8に対して滴下孔18から滴下された油は、プーリ8に巻き掛けられたロープ6に塗布される。本実施例では図1のように、乗りかご4が最下階12にある状態で給油を開始し、巻上機7を駆動させて乗りかご4を引き上げる。そして、給油を行ったまま図4に示すように乗りかご4が最上階11にある状態に至ると、給油を終了する。このようして本実施例における給油装置9は給油管16とロープ6及びプーリ8がそれぞれ非接触の状態でロープ6に給油することができる。
このように本実施例のエレベーター1及び給油装置9によれば、滴下孔18とロープ6表面及びプーリ8が非接触となっているため、ロープ6やプーリ8との接触による給油管16の摩耗や滴下孔18の目詰まりを防止することができる。また本実施例では、タンク15に蓄積された油を重力落下によりプーリ8に滴下する構成となっており、油に圧力をかけたり、油を押し出す特別な機器を必要としないため、非常に低コストで、且つシンプルな構造であるため信頼性の高い給油装置となっている。
さらに本実施例ではタンク15,バルブ21,ホース17,給油管16の順でタンク15を最も高い位置に配置し、給油管16を最も低い位置に配置したことにより、タンク15から給油管16に至る経路においてもタンク15から油が重力により伝送されて給油管16まで供給されるように構成されており、送油経路においても油に圧力をかけたり、油を押し出す特別な機器を必要とせず、より低コスト、より高い信頼性を得ることができる。
なお、バルブ21の開度としては、前記説明のようにエレベーター1の1サイクルの時間でロープに給油する予定の油全てを滴下するようにしても良いし、図1と図4の状態を複数回繰り返す片道走行時間の整数倍でもよく、保守の目的や、作業予定時間、建屋やエレベーター装置の特徴などを考慮して決定すればよい。例えば400mを超えるような超高層のビルなどに設けられたエレベーター1などは昇降路3の長さに比例した長いロープ6が用いられており、給油時間も長くなることが予想されることから、このような場合は、バルブ21の開度を調整することによって乗りかご4が最下階12から最上階11まで走行する時間内にプーリ8に対して所定量の油を重力落下させるように油量の調節するのが良い。
逆に短いロープ6のエレベーター1では複数回乗りかご4の上下移動を繰り返し油の塗布をしっかりと行うようにしてもよい。なお、ロープ6への油の供給をむらなく行うために、給油予定時間は片道走行時間の整数倍であることが好適である。これが片道走行時間の途中で給油を終了してしまうことは、ロープ6の途中で給油を終了するということであり、ロープ6の途中で油が給油された回数が異なるようになり、給油むらの原因になるためである。
また、本実施例のように一つのバルブ21で複数の滴下孔18から滴下する油量を調節可能とすることは給油装置9の構造を簡易化でき、コストを低く抑えることができる上、保守作業者の給油装置9の操作性をあげることができるので好適である。更に、給油管系統を一系統とすることも給油装置9の構造を簡易化でき、製造コストを低く抑えることができる。
なお給油時に、例えばシングルラップのエレベーターにおいてはプーリ8と触れている側のロープ6が下降する方向にプーリ8を回転させること、即ち図1のプーリ8に記載した矢印方向にプーリ8を回転させることにより、プーリ8に滴下された油がプーリ8から昇降路内に落下してしまうことを避けることができる。
このように本実施例の給油装置9は、プーリ8に滴下した油がロープ6に塗布されることにより、ロープ6に給油を行うものである。このようにロープ6に給油が行われることでロープ6を防錆でき、酸化摩耗粉の発生を抑制することができる。また、巻上機7にはロープ6が巻きかけられる溝を有するシーブ7aが備えられている。そして本実施例では、プーリ8の溝に給油管16から油を滴下させプーリ8が回転することによってロープ6の少なくともプーリ8に接触する部位に油が塗布される。このプーリ8に接触する部位はシーブ7aの溝に接する部分でもあり、本実施例の給油装置9はロープ6の外周のうち、シーブ7aの溝に接する部分に給油することができるものとなっている。これによりロープ6とシーブ7aの間の潤滑作用により、ロープ6及びシーブ7aの摩耗を抑制することができる。
なお、エレベーター1ではロープ6が複数本あるのが一般的であり、このため、プーリ8も複数の溝を有している。そして図3に示すように、プーリ8に対してロープ6は1回もしくは複数回巻きかけられる。プーリ8は、このロープ6の本数とプーリ8に巻きかけられた回数に比例した溝を有することになる。つまり本実施例では9本のロープが2回巻き掛けられているため、結果として18本の溝を有している。
このように複数の溝を有するプーリに対して、給油管16には油を滴下させる滴下孔18がプーリ溝間隔と同じ、または滴下孔18がプーリ溝間隔の整数倍の間隔で設けられていることが好適である。このようにプーリ8の溝に対応して滴下孔18が存在するように設けることにより、ロープ6への確実な給油が可能となり、給油効率を向上することができる。
また、バルブ21の開度と合わせることで、給油時の給油量の繊細な調整ができる。なお、本実施例の給油管16はプーリ8の溝間隔と同じ若しくは整数倍の間隔で滴下孔18が設けられており、更に、一端が閉口状態となっているため、管内の圧力が均等になることにより、全ての滴下孔18から均等に糸状の油を滴下することができる構成となっている。
また、給油装置9は複数のロープ6がプーリ8に巻き掛けられている場合、プーリ8に巻き掛けられた全てのロープ6に対して一本の給油管16にて給油するように構成することが好適である。このように構成することで、給油装置9の構造を簡易化でき、コストを低く抑えることができる上、保守作業者の給油装置9の操作性をあげることができる。さらに、給油管16は一本のロープに対して一つ以上の滴下孔18が設けられていることが好適である。このように構成することによって全てのロープ6に油を塗布することができる。
なお、給油管16から油を重力落下によりプーリ8に滴下させ、プーリ8を回転することによりロープ6に油を塗布するため、ロープ6への塗布性能を考慮するとプーリ8の溝形状は丸溝、さらにはロープの外形と近似する丸溝であることが好適である。このようなプーリ8を用いることで、給油装置9のロープ6への塗布性能を格段に向上させることが可能となる。
また本実施例では、給油管16の直径と、給油管16に設けられた滴下孔18の直径比率が給油管16の直径:滴下孔18の直径=10:1〜30:1の範囲となっていることが好適である。給油管16の直径と滴下孔18の直径の比率を10:1〜30:1程度とすることにより、前述した高粘度の油を最適な滴下速度で給油可能となる。
なお、本発明のエレベーター1及びロープ給油装置9としては、ロープ式のエレベーターの構造に応じて、プーリ溝に滴下することができる場所であれば給油装置9をどこに設置しても構わない。例えば、2:1のローピングで乗りかごの上部または底部にプーリを設ける構造を採用した際には、乗りかごのプーリ溝に滴下することが可能である。また、温度に対する粘性の変化が少ないロープ油を使用する場合には、バルブ21による油量調節をなくすことが可能である。さらに、本発明で言うプーリとはシーブと区別するものではなく、給油管を上方に配置でき、油を滴下できるものであれば、巻上機に取り付けられたプーリであるシーブに油を滴下させるように構成しても良い。このように本発明のエレベーター用ロープ給油装置及びそれを備えたエレベーターは本実施例に限られるものではなく、様々な形態のエレベーターに適用することが可能である。
本発明の一実施例にかかるエレベーターの全体概要を説明するための概要断面図である。 図1の巻上機付近の構成を拡大して示した拡大概略図である。 図2に示した給油装置の正面図である。 図1の乗りかごが上がった状態を示す概要断面図である。
符号の説明
1 エレベーター
2 建屋
3 昇降路
4 乗りかご
5 釣合いおもり
6 ロープ
7 巻上機
7a シーブ
8 プーリ
9 給油装置
10 機械室
11 最上階
12 最下階
13 支持台
14 ブラケット
14a,14b プレート部
15 タンク
16 給油管
17 ホース
18 滴下孔
19 レールクリップ
20 タンクサポート
21 バルブ
22 ホースコネクタ
23 プレート
24 ボルト

Claims (10)

  1. 油を蓄積するタンクと、前記タンクに蓄積された油を滴下させる給油管と、前記タンクに蓄積された油を前記給油管に供給するホースを備え、
    前記給油管はエレベーターのロープが巻き掛けられたプーリ上に配置可能に構成されると共に、前記プーリに前記油を滴下可能な滴下孔を有し、
    前記プーリに対して前記滴下孔から前記油を滴下させることによって、前記プーリを回転させて前記プーリに巻き掛けられた前記ロープに前記プーリに滴下された前記油を給油可能としたことを特徴とするエレベーター用ロープ給油装置。
  2. 請求項1において、前記給油管から前記プーリに滴下される油量を調節できるバルブを備えていることを特徴とするエレベーター用ロープ給油装置。
  3. 請求項1又は2のいずれかにおいて、前記給油管を支えるブラケットを備え、前記ブラケットは前記給油管の両端を支持する構造となっていることを特徴とするエレベーター用ロープ給油装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記給油管には前記油を滴下させる滴下孔がプーリ溝間隔と同じまたはプーリ溝間隔の整数倍の間隔で設けられていることを特徴とするエレベーター用ロープ給油装置。
  5. 請求項4において、複数の前記ロープが前記プーリに巻き掛けられ、前記プーリに巻き掛けられた全ての前記ロープに対して一本の前記給油管にて給油することを特徴とするエレベーター用ロープ給油装置。
  6. 請求項5において、前記給油管は一本のロープに対して一つ以上の滴下孔が設けられていることを特徴とするエレベーター用ロープ給油装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、前記給油管の直径と、前記給油管に設けられた前記滴下孔の直径比率が給油管直径:滴下孔直径=10:1〜30:1であることを特徴とするエレベーター用ロープ給油装置。
  8. 請求項2において、一つの前記バルブで複数の前記滴下孔から滴下する油量を調節可能であることを特徴とするエレベーター用ロープ給油装置。
  9. 建屋内に設けられた昇降路内を上下移動する乗りかご及び釣合いおもりと、前記乗りかご及び前記釣合いおもりを吊持するロープと、前記乗りかご及び前記釣合いおもりを上下移動させる巻上機と、前記ロープが巻き掛けられたプーリと、前記ロープに給油するための給油装置とを有し、
    前記給油装置は、油を蓄積するタンクと、前記タンクに蓄積された油を滴下させる給油管と、前記タンクに蓄積された油を前記給油管に供給するホースを備え、
    前記給油管は前記ロープが巻き掛けられた前記プーリ上に配置されると共に、前記プーリに前記油を滴下させるための滴下孔を有し、
    前記巻上機によって前記乗りかご及び前記釣合いおもりを上下移動させて回転する前記プーリに対して前記滴下孔から前記油を滴下させて、前記プーリに巻き掛けられた前記ロープに前記プーリに滴下された前記油を給油することを特徴とするエレベーター。
  10. 請求項9において、前記巻上機には前記ロープが巻きかけられる溝を有するシーブが備えられ、前記ロープの外周のうち、前記シーブの溝に接する部分に給油することを特徴とするエレベーター。
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