JPH03279198A - 高所作業車 - Google Patents

高所作業車

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JPH03279198A
JPH03279198A JP2077699A JP7769990A JPH03279198A JP H03279198 A JPH03279198 A JP H03279198A JP 2077699 A JP2077699 A JP 2077699A JP 7769990 A JP7769990 A JP 7769990A JP H03279198 A JPH03279198 A JP H03279198A
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光宏 岸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高所での建造物の組立や塗装等の、高所にお
ける作業のために作業員あるいは資材を上方に持ち上げ
たり、建築現場において不要となった資材を高い位置か
ら積降ろしするために用いる高所作業車に関し、特に、
昇降台を昇降させるための昇降機構を油圧シリンダーに
より構成させたことを特徴とする高所作業車に関する。
〔従来の技術〕
高速道路、ビル建築等の高所における組立、塗装、修理
には、昇降台を上下に昇降させる高所作業車が多く用い
られ、この昇降台に作業員、資材等を乗せて持ち上げた
り、不要となった資材を積み下ろす作業をさせていた。
この従来の高所作業車においては、一対のアームのその
中央で軸着して一組とし、複数組アームを上下方向に連
結したパンタグラフ状の伸縮機構が用いられており(い
わゆるシザースタイプ)、この機構では昇降台の最大上
昇高さを高くするためには各組のアームの長さを長くす
るか、連結するアームの組数を多くしなければならない
ものであった、このため、上昇高さを高くできる昇降機
構を設計するとなれば多数組のパンタグラフを用いなけ
ればならず、パンタグラフを折り畳んだ状態での昇降機
構の高さが高くなり、作業員が昇降台に乗り降りしたり
、資材の積込み、積降ろしの作業が煩わしいものであっ
た。
こういった欠点を解消するため、従来より各種の提案が
なされており、例えば英国特許3820631号明細書
のような構造も提案されている。この提案された構造で
は、中段ブームの中にその中段ブームに対して直線方向
に移動できる下段ブームと上段ブームを抜き差し自在に
挿通しておき、下段ブームの下端の車体側にビンで軸支
し、上段ブームの上端をプラットホームにビンで軸支し
てX字形を構成するように組み立てられている。この構
造ではブーム自体の長さが長くなるため、折り畳んだ状
態の時、プラットホームの高さを低くできると共に、プ
ラットホームを高い位置に持ち上げることが出来るもの
である。
しかしながら、この発明では中段ブームより下段ブーム
、上段ブームを伸ばすm構はスクリューとこれに噛み合
うメネジによって構成されているため、中段ブームに対
する下段ブームと上段ブームの伸縮移動速度が遅く、迅
速にプラットホームを応動させることができないもので
あった。また、各中段ブームの中央に設けたスクリュー
によって下段ブームと上段ブームを摺動させているため
、下段ブームと上段ブームの全長は中段ブームの長さの
半分程度の長さしか設定することができず、中段ブーム
から伸縮させ下段ブーム、上段ブームの長さを中段ブー
ムの半分程度の長さしか作用させることができず、プラ
ットホームをより高く持ち上げることが出来ない構造で
あった。
また、ブームの中に他のブームを挿入し、ブームの自体
の全長を伸縮させて長くさせる構造も提案されている。
例えば、特開昭53年119556号においては、その
図面中第4図において太い径の中段ブームに細い径の多
段ブーム、上段ブームを挿通しておき、内部に挿入した
ブームを中段ブームより引き出させることでブームの全
長を長くし、それによりプラントホームを高く持ち上げ
る構造が提案されている。しかしながら、この発明にお
いては中段ブームより引き出される下段ブームと上段の
間には伸縮量を同期させる機構は無く、それぞれが個別
に移動するものであり、移動量はバーによるリンク機構
によって規制させている。このため、プラットホームを
水平に保持させたまま垂直方向に持ち上げることが出来
ず、目的とする垂直高さ位置にまで持ち上げることが出
来ないものであった。
また、中段ブームに収納した下段ブーム、上段ブームが
伸縮する際に、それらの移動量の規制はバーによって形
成されたリンク機構によって行っているため、両者の移
動量の完全な同期が不可能であることから下段ブームを
車体に、上段ブームプラットホームにビン等により連結
することができず、同期させることができない誤差は車
体及びプラットホームに接触させたコロによって行わな
ければならないものであった。このため、プラットホー
ムはリンク機構による転勤をそのまま受けるため、揺れ
やすい構造となり、風等によって容易に揺動して極めて
不安定なものであり、作業員に不安感を与えるものであ
った。
また、図面中第4図においてはX字形となった中段ブー
ムは外部に取り付けられた油圧シリンダーによって回動
させられており、この中段ブームの回動によって下段ブ
ームと上段ブームが引き出される構成が示されている。
そして、上段ブームと下段ブームはそれぞれリンク機構
によってその引き出し量が規制されているが、油圧シリ
ンダーの作動力は上段ブームと下段ブームに直進的に作
用する油圧シリンダーを最大限に引き出した時の上段ブ
ームと下段ブームの長さは中段ブームの全長はど引き出
されるものではない。従って伸長するブーム全体の最大
伸長長さを極めて長くするものは出来ないものであった
次に、その折り畳んだブームをその長さ方向に渡って全
長を伸ばす構成としては、例えば特願昭52年1849
2号の様な構成も提案されている。この構成では車体の
一部にアウトリガ−ボックスを水平に固定し、アウトリ
ガ−ボックス内な隔壁によって区分しておき、それぞれ
の収納室内にアウトリガ−ビームを摺動自在に挿通させ
たものであり一方の収納室内には作動シリンダーが収納
させである。そして、両アウトリガービームはローブに
よって連結されている。この構成では作動シリンダーを
作動させることによりアウトリガ−ボックス内よりアウ
トリガ−ビームが出没し、両アウトリガービームがそれ
ぞれ反対方向に移動することができ、アウトリガ−ボッ
クス内より引き出される各アウトリガ−ビームはアウト
リガ−ボックスの長さ程度に伸長させることができもの
である。
この構成では、アウトリガ−ビームをアウトリガ−ボッ
クスから長く引き出させるために効果的なものである。
しかし、この構成は車体を浮き上がらせて地面に固定す
るためのアウトリガ−のための構成が示されているもの
であり、高所作業車にそのまま転用しても昇降台を上下
動させることが出来ないものであった。また、この公報
における図面記載中においては画アウトリガービームの
両端をそれぞれいずれの構造物にも連結されておらず、
単にアウトリガ−ビームを左右水平方向に対して自由に
伸縮させるだけの構成が示されているに過ぎないもので
ある。
このような観点から、アームの内部に複数のアームを伸
縮自在に挿通し、一つのアームをその長さ方向に伸長で
きるように構成した昇降機構も多数案出されている。例
えば、特願昭56年134487号、特願昭56年19
1065等が挙げられる。これらの新しい昇降機構では
3段となったブームがそれぞれその長さ方向に伸び、X
字形となって組み立てられた中段ブームが回動すること
により側面から視て車体と昇砕台がX字形になるように
構成され、高い位置にまで昇降させることができるもの
である。
また、下段ブーム、上段ブームのそれぞれの先端はピン
によって車体または昇降台に連結されているため、ガタ
ッキが少なく、揺れに対して強固な力を発揮することが
できるものである。
しかしながら、これら新しく提案された複数段に伸縮で
きる伸縮ブーム体を使った昇降機構では、中段ブームよ
り下段ブーム及び上段ブームを伸縮させるためには車体
と中段ブームの中央との間に介在された油圧シリンダー
で中段ブーム自体を持ち上げるか、中段ブーム内に挿入
された油圧シリンダーによって下段ブームもしくは上段
ブームをそれぞれ押し出すことによって伸長させる構成
が採られていた。
この構成では油圧シリンダーをそれぞれ用いなければな
らないことから、上段ブームと下段ブームのそれぞれの
同期を行わなければならず、チェーンまたはワイヤ等で
同調機構を必ず設けなければならず、構成が複雑となる
と共に、昇降機構自体の重量かかさむむ欠点が生じてい
た。
〔発明が解決しようとする課題] 本発明は、上述の欠点を解消した高所作業車を提供する
ものであり、従来に於ける昇降機構の中断ブームに対応
する機構として油圧シリンダーのシリンダー体を用い、
二つのシリンダー体を平行に、かつ互い違いに組み合わ
せることで一組の作動ユニットに構成させている。そし
て、各シリンダー体からは、その長さ方向に移動するシ
リンダーロッドをそれぞれ逆方向に向けて配置しておき
、二組の作動ユニットをその中央で回転できるようにX
字形に連結して伸縮機構としている。そして、それぞれ
の作動ユニットの一方のシリンダーロッドの先端を車体
に連結し、それぞれの作動ユニットの他方のシリンダー
ロッドの先端を昇降台に連結して構成させている。
〔課題を解決させるための手段〕
本発明は、移動できる車体と、この車体の上下に昇降で
きる昇降台と、車体と昇降台の間に介在され、三段に伸
縮できる一対の油圧伸縮機構の中央をX字形に回転自在
に組み合わせた昇降機構とを有する高所作業車に於いて
一対のシリンダー体を並列に固定し、各シリンダー体か
ら伸縮するシリンダーロッドを反対方向に向けるように
構成した作動ユニットを形成し、この作動ユニットをそ
のシリンダー体の中央で、回転自在になるように組合せ
た伸縮機構を構成させ、各作動ユニットの一方のシリン
ダーロッドを車体上面に連結し、各作動ユニットの他方
のシリンダーロッドを昇降台の下面に連結させたことを
特徴とする高所作業車を提供するものである。
〔作用〕
本発明では、伸縮機構は二組の作動ユニットがX字形と
なるようにその中央で回動自在に連結させている。そし
て、各作動ユニットを構成する二つのシリンダー体から
は、シリンダーロッドが逆方向に進退するように挿入さ
れている。このため、各シリンダー体に油圧を加えるこ
とにより、各シリンダーロッドはシリンダー体より押し
出されることになる。このため、X字形となった伸縮機
構の作動ユニットの一方のシリンダーロッドの先端と、
他方のシリンダーロッドの先端との間隔が長くなり、伸
縮機構は全体がX字形を形成しながら回動することにな
る。このため、作業台は水平な状態を維持されたまま、
上方に持ち上げられることになる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
第1図は本実施例における高所作業車の昇降台を最大高
さ位置に上昇させた状態を示す斜視図、第2図は同上の
側面図、第3図は昇降台を最大高さ位置に持ち上げた状
態を示す背面図、第4図は昇降台を最低位置に鋒ろした
状態を示す側面図である。
この図に於いて、符号1はトラックの車体であり、車体
1の前後左右にはそれぞれ前輪2と、後輪3が軸支して
あり、前輪2の上部には運転席を内蔵したキャビン4が
固定してあり、さらに車体1の中央と後部の左右には車
体1を地面に固定するためのアウトリガ−5が固定しで
ある。前記車体1の上面には昇降機構6が載置してあり
、昇降機構6の上面には垂直方向に上下動する昇降台7
が位置させである。また、この昇降台7の周囲には手摺
り8が固定してあり、車体1の上面中央には昇降機構6
を立ち上げるためのキック機構9が取り付けである。
前記昇降機構6は、本実施例においては、車体1の左右
にそれぞれに一組ずつ、合計二組が設けられている。こ
の昇降機構6の各組は、それぞれ二つの作動二二ノ)1
0から構成されていて、−&[Iの昇降機構6は二つの
作動ユニット10でその中央で回転できるように組み合
わされている。
この作動ユニット10は二つの細長いシリンダー体11
から構成されており、両シリンダー体11は平行に連結
されているとともに、各開口端は互い違いになるように
組み合わされている。このシリンダー体11の一方の開
口には下シリンダ−ロッド12が挿通されており、他方
のシリンダー体11の開口には上シリンダ−ロッド13
が挿通されている。そして、二組の作動ユニット10は
その中央において、後述する連結機構14で回動自在と
なるようにX字形に連結しである。
そして、下シリンダ−ロッド12の下端には連結片15
が、上シリンダ−ロッド13の上端には連結片16がそ
れぞれ固着しである。この下シリンダ−ロッド12の各
連結片15は、車体1の上面の前後左右に固着しである
四つの固定片17にピンで回動自在に連結しである。ま
た、上シリンダ−ロッド13の連結片16は、昇降台7
の下面の前後左右に固着しである四つの固定片18に回
動自在に連結しである。
この固定片17と17の間隔と、固定片18と18の間
隔は同一としてあり、昇降機構6がX字形に回動しなが
ら伸長するに従って、車体1と昇降台7は常に平行を維
持するように構成されてる。
また、前記キック機構9は車体1の上面の中央で、前記
固定片17と17の中間に位置して設けである。このキ
ック機構9は垂直方向へ上下に伸縮する油圧シリンダー
19より構成されており、この油圧シリンダー19の上
端には、シリンダー体11の中央下面に接触するための
、横方向に伸びた押上体20がシリンダー体10の長さ
方向とは直角に向けて固着しである。
次に、第5図、第6図は前記昇降機構6を構成する作動
ユニット10の内部を詳しく説明するものである。
ここで、第5図は作動ユニット10の一つの側面図、第
6図は作動ユニット10を組み合わせて伸縮機構とした
一組の昇降機構6の断面図である。
この作動ユニット10を構成する二本のシリンダー体I
I、11は、外ケース25と内ケース26より構成され
ている。この外ケース25の内径は前記下シリンダ−ロ
ッド12の外径よりもやや大きく形成してあり、内ケー
ス26の外径は下シリンダ−ロッド12の内径よりもや
や小さく設定しである。このため、第6図で示すように
、外ケース25、下シリンダ−ロッド15、内ケース2
6は同心円状に配置され、それらの内外径を少しずつ異
なわせるように組み合わせてあり、各部材の間には隙間
が形成されている。
この外ケース25の下方(第5図中左側)には円板形状
したエンドリング27が固着してあり、このエンドリン
グ27の左側にはスライドリング28が密着させてあり
、エンドリング27とスライドリング28とはネジ29
によって連結固定しである。このエンドリング28の内
径は外ケース25の内径とほぼ同一とさせてあり、スラ
イドリング28の内径は前記下シリンダ−ロッド12の
外径とほぼ同一にしてあり、下シリンダ−ロッド12の
外周はこのスライドリング28の内周と気密に接触しな
がら摺動することになる。また、外ケース25の上方(
第5図中右側)にはエンドリング30が固着させてあり
、このエンドリング30の右側には、エンドリング30
の外周とほぼ同じ外径をした円板状の閉鎖板31が密着
させてあり、この閉鎖板31によって中ケース26の内
部に埃等が入らないように封鎖している。
そして、エンドリング30の内部には、内ケース26の
上端(第5図中右側)が固着してあり、このエンドリン
グ30によって外ケース25と内ケース26とが一体と
なって構成されるように組立てられている。そして、内
ケース26の下端(第5図中左側)にはリング状をした
エンドリング32が固着されており、このエンドリング
32の左側にはスライドリング33が連結しである。こ
のエンドリング32の外周は前記内ケース26の外周と
ほぼ同一としであるが、スライドリング33の外径は下
シリンダ−ロッド12の内周とほぼ同一としてあり、ス
ライドリング33はシリンダーロッド12の内周に密着
しながら気密に摺動することになる。このような構成に
より、二つのスライドリング28.33によって下シリ
ンダ−ロッド12はその内外周が気密に保持されたこと
になる。
このようにして、外ケース25、内ケース26、エンド
リング30、スライドリング28.33によって、シリ
ンダー体11の内部は外部から気密になった空間が形成
され、この空間が油圧シリンダーの作用をすることにな
る。そして、外ケース25と内ケース26の間には、リ
ング状となったピストンリング34がシリンダー体11
の長さ方向に移動自在に挿入されており、このピストン
リング34は外ケース25と内ケース26で形成された
円筒形状の空間で気密に移動することができる。このピ
ストンリング34の左側には、下シリンダ−ロッド12
の上端が連結してあり、両者は自由に移動することがで
きるようになっている。
そして、下シリンダ−ロッド12の上端には、この下シ
リンダ−ロッド12の内外壁で区分けされた空間内の圧
力油の流動を図るための連通穴35が複数個形成されて
いる。そして、エンドリング30と27には、外部の油
圧配管と接続するための油路穴36.37が貫通してあ
り、この油路穴36は外ケース25と内ケース26の間
であって、ピストンリング34で区切られた左側の空間
と連通している。また、油路穴37は外ケース25と内
ケース26の間であって、ピストンリング34で区切ら
れた右側の空間と連通させである。
このようにして構成された一つのシリンダー体11と下
シリンダ−ロッド12の構成は、他のシリンダー体11
と上シリンダ−ロッド13との組合せの構造であっても
全く同一である。この二つのシリンダー体11を平行に
組合せ、下シリンダ−ロッド12と上シリンダ−ロッド
13の伸びる方向を逆に向けて組み合わせたのが一つの
作動ユニッ)10となる。
この組み合わせた構造の断面は第6図に示され、それぞ
れのシリンダー体11、下シリンダ−ロッド12、上シ
リンダ−ロッド13の各形状は全く同一である。このこ
とから、各シリンダー体11の内部における外ケース2
5と内ケース26によって形成された断面積は全く同一
となる。
次に、第7図により、前記連結機構14について詳しく
説明する。
この連結機構14は、二つの作動ユニット10をそれぞ
れの中央で回動自在に連結させることができるものであ
り、二つの対向する機構はペアとして構成されている。
マス、一方の作動ユニット10では二つのシリンダー体
11.11を平行に配置し、それらの中央の外周には帯
状に巻き回した固定バンド45が固着してあり、この固
定バンド45によって二つのシリンダー体11は眼鏡状
に連結されることになる。この固定バンド45の側面に
はシリンダー体11の軸方向とは直角方向になるように
、円柱形状をした回転軸46が突起させて固定してあり
、この回転軸46の先端の外周には、その外周を一周す
るように係合溝47が切削形成しである。
また、他方の作動ユニット10を構成する二つのシリン
ダー体11.11は平行に配置されており、その中央で
はその外周を帯状に巻き廻した固定バンド48が固着し
である。この固定バンド48の側面にはシリンダー体1
1の軸方向とは直角方向になるように、円筒形をした回
転筒49が突起させて固定しである。この回転軸49の
内径は前記回転軸46の外径とぼ同一とさせてあり、回
転軸46に回転筒49が挿入されることによって二つの
作動ユニット10は相互に回転することができる。
この回転筒49の根元付近の上下の位置にはピン穴50
が開口してあり、このビン穴50には係合体51に固定
したピン52が挿通してあり、それぞれのピン52はそ
れぞれ係合溝47に噛み合うように嵌め込まれている。
これらの係合体51は、ネジ53によって回転筒49に
固定されている。
次に、第8図は本実施例における油圧回路の構成を示す
ものであり、この油圧回路では一組の昇降機構6の油圧
回路のみを示し、他の昇降機構6の説明は省略しである
エンジン61によって作動される油圧ポンプ60の吸入
側は油タンク62に接続されており、油圧ポンプ60の
吐出側は三方切換型の切換弁63に接続されている。こ
の切換弁63の一方の出力は前記油路穴37に接続され
ており、同時に油圧シリンダーI9にも接続されている
。また、切換弁63の他方の出力は、油路穴36に接続
されており、同時に油圧シリンダー19の排出側にも接
続されている。そして、各組の作動ユニット10におけ
る油路穴36と37は直列になるように接続されている
次に、本実施例の作用について説明する。
まず、昇降台7を昇降させるためには、車体1に取り付
けたエンジン61を作動させ、このエンジン61によっ
て油圧ポンプ60を従動させ、油タンク62より油を吸
引して油圧を発生させる。
そして、切換弁63を操作して圧力油を各油路穴37に
供給すると、この油路穴37に供給された圧力油は外ケ
ース25と中ケース26によって形成されたリング状を
したシリンダー室Cに供給される。圧力油がこのシリン
ダー室C内の圧力を高めることから、ピストンリング3
4は第5図中において左方向に押し出されるように作用
し、下シリンダ−ロッド12はシリンダー体11に対し
て左方向に押し出される力が発生する。
しかしながら、この高所作業車は第4図におけるような
、昇降台7が最下位置の状態にあるときには、シリンダ
ー体11、下シリンダーロンド12、上シリンダ−ロッ
ド13はそれぞれ平行にかつ一直線状に配置している。
このため、下シリンダ−ロッド12がシリンダー体11
より伸長しても、作動ユニット10は連結機構14をを
中心としてX字形に回動する方向に分力が発生せず、昇
降台7は上昇しない。しかし、同時に切換弁63により
油圧シリンダー19にも油圧が供給されていることから
、油圧シリンダー19がまず作動して押し上げ体20を
上方に持ち上げさせる。このため、押し上げ体20はシ
リンダー体11の中央下部に接触してこのシリンダー体
11を持ち上げ、少しX字形になるように変化させる。
このキック機構9の作用により、昇降機構6は8本のシ
リンダー体10が平行となった状態から、少し押しつぶ
したX字形の状態に変形させられる。
続いて、シリンダー室C内に供給された圧力油はピスト
ンリング34を押し、下シリンダ−ロッド12をスライ
ドリング28の左端より押し下げ、除々にその長さを伸
ばすように作用する。このピストンリング34の移動に
伴い、外ケース25と中ケース26によって形成された
シリンダー室り内にある圧力油は、流動穴35を通過し
て油路穴36より外部に流出することになる。この油路
穴36から流出した圧力油は、同し作動ユニット10に
構成されている他のシリンダー体11の油路穴37に流
入し、前述と同時にシリンダー室内の圧力を高めること
から、上シリンダ−ロッド13を移動させ、シリンダー
体11内から上シリンダ−ロッド13を押し出させる。
この上シリンダ−ロッド13の動作によって、油路穴3
6から流出された圧力油は切換弁63方向に流入し、油
タンク62で回収される。
この閉ループとなった二つのシリンダー体11内におけ
る圧力油の流出の動作は、四つある作動ユニット10の
いずれにおいても同時に進行する。このため、二本のシ
リンダー体11からなる作動ユニッ1−10の両端から
は、それぞれ下シリンダ−ロッド12と上シリンダーロ
ッド13が左右逆方向に伸びることになる。この時、各
シリンダー体11の内部に形成したシリンダー室の断面
積は同一としであるため、下シリンダ−ロッド12の移
動量と上シリンダ−ロッド13の移動量は全く同一とな
る。
この下シリンダーロッド12と上シリンダーロッド13
の伸長の動作によって、三つの部材の組合せから構成さ
れている昇降機構6はその全長が長くなる。しかし、下
シリンダ−ロッド12と上シリンダ−ロッド13とはそ
れぞれの先端が固定片17と18にピンで連結されてい
て、各先端は車体1と昇降台7に連結されている。この
ため、昇降装置6の全長が伸びるとその全長の伸びた方
向は上方に向かうように分力され、昇降台7は除々に上
方に持ち上げられることになる。この時、一対の作動ユ
ニット10は回転軸46と回転筒49によって連結され
ているため、両者は回転軸46の中心軸をその回転中心
としてX字形になるように相互に回転し、昇降機構6を
立ち上げさせることになる。
次いで、昇降台7がある程度の高さにまで上昇してしま
うと、切換弁63を中立に切り換えることにより、油路
穴37に対する圧力油の供給を断たつ。
すると、ピストンリング34は位置に停止して保持され
るので、昇降台7はその高さ位置に維持されることにな
る。
なお、昇降台7を下降させるためには、前述とは逆の順
序により切換弁63を逆方向に切換える。
すると、ポンプ60からの圧力油を油路穴36に加える
と、ピストンリング34は第5図中右方向に押し出され
る。このため、下シリンダ−ロッド12、上シリンダ−
ロッド13はシリンダー体10の内部方向に移動し、同
時に流動穴36を介してシリンダー室り内には圧力油が
満たされ、シリンダー室C内にある圧力油は油路穴37
を介して排出され、排出された圧力油は切換弁63より
油タンク62に戻される。
このピストンリング34が移動する作用によって、下シ
リンダ−ロッド12と上シリンダ−ロッド13とはそれ
ぞれシリンダー体11の内部方向に引き込まれる。この
ため、下シリンダ−ロッド12の下端と上シリンダ−ロ
ッド13の上端との間隔を縮小させ、昇降台7は除々に
下降する。
次に、第9図は本発明の他の実施例を示すものである。
この実施例において、昇降機構70を構成させる作動ユ
ニット71は二つのシリンダー体72によって構成され
ているが、各シリンダー体72は上下方向に積み重なる
ように平行に固定されている。この実施例においても、
各シリンダー体72の内部構造は第5図と同様であり、
一方のシリンダー体72の下端からは下シリンダ−ロッ
ド73が伸縮し、他方のシリンダー体72の上端よりは
上シリンダ−ロッド74が伸縮できる。こうして、下シ
リンダ−ロッド73と上シリンダ−ロッド74が伸縮す
ることで、昇降機構70の全長が伸縮し、これにより昇
降台7は上下に昇降することができる。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように、昇降機構をシリンダー体と、こ
のシリンダー体に対して摺動する下シリンダーロッドと
上シリンダーロッドで組み合わせて構成したので、従来
のように油圧シリンダーを内蔵したテレスコピック状を
したブームを必要としなくなり、構成が極めて簡易とな
る。このことから、昇降機構の製造および組立てが容易
となり、定期的に実施する保守も極めて容易となるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である高所作業車の昇降台を
最大高さ位置までに持ち上げた状態を示す斜視図、第2
図は同上の側面図、第3図は同上の背面図、第4図は昇
降台を最小高さ位置に下げた状態を示す側面図、第5図
は昇降機構を構成する作動ユニットの内の一つのシリン
ダー体の内部の構成を示す側断面図、第6図は二組の作
動ユニットを組み立てた状態を示す縦断面図、第7図は
二つの作動ユニットを連結するための連結機構の構成を
示す分解図、第8図は本実施例における油圧回路の構成
を示す配管図、第9図は本発明の高所作業車の他の実施
例を示す昇降台を最大高さ位置までに持ち上げた状態を
示す斜視図である。 1・・・車体、6・・・昇降機構、7・・・昇降台、I
O・・・作動ユニッ ト、11・・・シリ ンダ一体、 12・・・下シリ ンダ ーロッ ド、 13・・・上シリンダー口 ド、 14・・・連結機 構。 特 許 出 願 人 株 式

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 移動できる車体と、この車体の上下に昇降できる昇降台
    と、車体と昇降台の間に介在され、三段に伸縮できる一
    対の油圧伸縮機構の中央をX字形に回転自在に組み合わ
    せた昇降機構とを有する高所作業車に於いて 一対のシリンダー体を並列に固定し、各シリンダー体か
    ら伸縮するシリンダーロッドを反対方向に向けるように
    構成した作動ユニットを形成し、この作動ユニットをそ
    のシリンダー体の中央で、回転自在になるように組合せ
    た伸縮機構を構成させ、各作動ユニットの一方のシリン
    ダーロッドを車体上面に連結し、各作動ユニットの他方
    のシリンダーロッドを昇降台の下面に連結させたことを
    特徴とする高所作業車。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0553528U (ja) * 1991-12-24 1993-07-20 成興工業株式会社 高さ調節テーブル
CN112320712A (zh) * 2020-11-25 2021-02-05 国网山西省电力公司忻州供电公司 一种智能电网维修用升降装置
CN117140028A (zh) * 2023-10-24 2023-12-01 中国重型机械研究院股份公司 一种三自由度飞机起落架更换装置及更换方法

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