JPH03216500A - 高所作業車 - Google Patents

高所作業車

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JPH03216500A
JPH03216500A JP2012313A JP1231390A JPH03216500A JP H03216500 A JPH03216500 A JP H03216500A JP 2012313 A JP2012313 A JP 2012313A JP 1231390 A JP1231390 A JP 1231390A JP H03216500 A JPH03216500 A JP H03216500A
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booms
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Mitsuhiro Kishi
光宏 岸
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Hikoma Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高所での建造物の組立や塗装等の高所におけ
る作業のために、作業員あるいは資材を上方に持ち上げ
たり、建築現場において不要となった資材を高い位置か
ら積降ろしするために用いる高所作業車に関し、特に、
折り畳んだ状態での昇腎機構の長さが短いのに比べて、
昇降台をより高い位置にまで持ち上げさせることができ
る高所作業車に関する。
〔従来の技術〕
高速道路、ビル建築等の高所における組立、塗装、修理
には昇降台を上下に昇降させる高所作業車が多く用いら
れ、この昇降台に作業員、資材等を乗せて持ち上げたり
、不要となった資材を積み下ろす作業をさせていた。
この従来の昇降装置においては、一対のアームをその中
央で軸着して一紺とし、複数組のアームを上下方向に連
結したバンタグラフ状の伸縮機構が用いられており(所
謂シザースタイプ)、この機構では昇降装置の最大上昇
高さを高くするためには各組のアームの長さを長くする
か、連結するアームの組数を多くしなければならないも
のであった。このため、上昇可能高さを高くできる昇降
装置を設計すると多数紐のパンタグラフを用いなければ
ならず、パンタグラフを折り畳んだ状態での昇降装置の
高さが高くなり、作業員が昇降台に乗り降りしたり、資
材を積み込み、積み降ろしする作業は煩わしいものであ
った。
この欠点を解消するため、従来より各種の提案がなされ
ており、例えば米国特許382063 1号明細書のよ
うな構造も提案されている。この掃案された構造では中
段ブームの中でその中段ブームに対して直線方向に移動
できる下段ブームと上段ブームを抜き差し自在に挿通し
ておき、下段フームの下端を車体側にビンで軸支し、上
段ブームの上端をプラントホームにビンで軸支してX字
形を構成するように組立てられている。この構造ではブ
ーム自体の長さが長くなるため、折り畳んだ状態のとき
、プラントホームの高さを低くできるとともにプラット
ホームを高い位置に持ち上げることができるものである
しかしながら、この発明では中段ブームより下段ブーム
、上段ブームを伸ばす機構はスクリューとこれに噛み合
うめネジによって構成されているため、中段ブームに対
する下段ブームと上段ブームの伸縮移動速度が遅く、迅
速にプラットホームを応動させることができないもので
あった。また、各中段ブームの中央に設けたべベルギア
によって下段ブームと上段ブームの摺動の動作をさせて
いるため、下段ブームと上段ブームの全長は中段ブーム
の長さの半分程度の長さしか設定することができず、中
段ブームから下段ブーム、上段ブームの伸びの長さを中
段ブームの半分の長さしか伸ばすことができず、プラッ
トホームをより高く持ち上げることができない構造であ
った。
また、ブームの中に他のブームを挿入し、伸張させてブ
ーム自体の全長を長くさせる構造も擾案されている。例
えば、特許公開公報昭和53年119556号において
は、その図面中第4図において太い径の中段ブームに細
い径の下段ブーム、上段ブームを挿通しておき、内部に
挿通した下段ブーム、上段ブームを中段ブームより引き
出させることでブームの全長を長くし、これによりプラ
ットホームを高く持ち上げる構造が提案されている。
しかしながら、この構造においては中段ブームより引き
出される下段ブームと上段ブームの間には伸縮量を同期
させる機梼は無《、それぞれが個別に移動するものであ
り、伸縮量はバーによるリンクIm横によって規制させ
ている。このため、プラントホームを垂直方向に水平に
持ち上げることができず、目的とする垂直高さ位置にま
で持ち上げることができないものであった。また、中段
ブ′−ムに収納した下段ブーム、上段ブームが伸縮する
際に、それぞれの移動量を規制するためにバーによって
形成されたリンク機構によって行わせているため、移動
量の完全な同期は不可能であることから、下段ブーム、
上段ブームをプラットホームにビン等により連結するこ
とができず、同期できない誤差は車体及びプラットホー
ムに接触させたコロによって行わなければならないもの
であった。このため、プラットホームはリンク機樽によ
る軸支点の多さによるガタ付きの累積と、コロによる転
勤をそのまま受けるため、揺れ易い構造となって、風な
どにより容易に揺動して極めて不安定なものであり、作
業員に不安感を抱かせるものであった。
これらの欠点を解消するために、例えば特許出願昭和5
6年41289号の提案がなされている。
この出願においては、中段ブームに下段ブームと上段ブ
ームを挿通しておき、下段ブームと上段ブームの端部を
それぞれ柔軟性のある連繋手段で連結しておき、連繋手
段は中段ブームに軸支した転換手段によってその移動方
向を転換させる構造である。この構成においては、下段
ブームが中段ブームより引き出されると同時に上段ブー
ムが中段ブームと上段ブームより押し出され、下段ブー
ムと上段ブームの移動量は連繋手段によって規制される
ため、下段ブームと上段ブームの移動量は同一となり、
その中心で軸支された一対の中段ブームはX字形に回動
して昇陣台を垂直上方に押し上げることができるもので
ある. この構成においては、中段ブーム内に下段ブームと上段
ブームをそれぞれ収納させるため、中段ブームより下段
ブーム、上段ブームを伸張させた場合には中段ブームの
三倍程度の長さにその全長は伸ばすことができるもので
あり、昇降台は高く持ち上げられることが可能となる. このような新しく提案された高所作業車においては、X
字形となった一対の中段ブームの上下の開口端よりそれ
ぞれ下段ブームと上段ブームを一対づつ伸縮させるよう
に構成し、下段ブームを車体側に連結し、上段ブームを
昇降台に連結することによって側面から視てX字形が構
成させるような構造となることが特徴であった.この構
造ではシザースタイプのように折り畳んだ状態での高さ
位置を低くすることができ、下段ブームと上段ブームの
それぞれの先端はピンで連結されていることから揺れ等
に対して強固に昇降台を保持させることができて、安全
性が高いものである.また、下段ブームと上段ブームの
長さをそれぞれ中段ブームの長さとほぼ等しくすること
ができることから昇降台を高い位置に持ち上げることが
でき、折り畳んだ状態の全長に比べて昇陣台を持ち上げ
る高さを高く設定することができる多くのメリットを生
じてきていた. しかしながら、この構成では各中段ブームにそれぞれ下
段ブームと上段ブームをそれぞれ挿通させることから三
段にしか伸縮させることができない構造であった。この
ため、昇降台の上昇可能高さを高くするためには、中段
ブームの長さを長く設定して設計すればよい.こうして
中段ブームを長くすれば昇降台を高い位置に持ち上げさ
せることが出来るが、中段ブームを収納する車体の全長
を長くしなければならず、車体の設計を大きく変更しな
ければならな《なる.この従来の高所作業車では、昇降
台を持ち上げ高さは中段ブームの長さ、車体の全長によ
って決定されるという大きな限定が生じてきていた。
このため、中段ブームの長さが従来の昇降機構の長さと
同一でありながら、昇降台をより高L)位置にまで持ち
上げさせることができる高所作業車の開発が望まれてい
た. 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は上述の欠点を解消した高所作業車を提供するも
のである。本発明では、中央ブームの上下開口端にそれ
ぞれ複数に伸縮するできる下中間ブーム、下ブーム、上
中間ブーム、上ブームをそれぞれ伸縮自在に挿通し、こ
れらのブームをワイヤー等の連繋手段で連結した構造を
要旨とするものである。この構造では、中央ブームに対
してそれぞれの伸縮する四本のブームの伸縮量を同期さ
せることができ、これのにより昇降台を従来の三段のブ
ーム構造に比べてより高い位置にまで持ち上げさせるこ
とができる高所作業車を提供することができるものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、移動できる車体と、この車体の上方に位置し
て上下に昇陳できる昇降台と、車体と昇降台の間に介在
されて昇降台を持ち上げるための昇降機構とからなる高
所作業車において、その中央を回動自在に連結されてX
字形となった一対の中央ブームと、各中央ブームのそれ
ぞれの下端開口よりその長さ方向に伸縮自在に挿入され
た下中間ブームと、各下中間ブームの下端開口に伸縮自
在に挿入されてそれぞれの下端が車体に連結された下ブ
ームと、各中央ブームのそれぞれの上端開口にその長さ
方向に沿って摺動自在に挿入された上中間ブームと、各
上中間ブームの上端開口からその長さ方向に摺動自在に
挿入されてその上端をそれぞれ昇降台の下面に連結され
た上ブームとから構成されたことを特徴とする高所作業
車を提供するものである。
〔作用〕
本発明では、各中央ブームの両端開口からそれぞれ二段
に下中間ブーム、下ブーム、上中間ブーム、上ブームを
収納させてある.この構造のため、中央ブームの両端か
らそれぞれ二段にブームが伸長し、全長を中央ブームの
五倍程度に伸ばすことができる.そして一対の中央ブー
ムはその中央をχ字形になるように軸支してあるため、
各ブームが伸長すると中央ブームはその中央を軸として
回動して昇腎台を持ち上げることになる。こうして、中
央ブームがX字形に回動し、全長が五段に伸びることで
昇降台は従来の三段に伸縮できる昇降機構に対してその
上昇限度高さを高めさせることができる。
〔実施例] 以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
第1図は本実施例において昇腎台を最下位置に降下させ
た状態を示す側面図、第2図は同上の正面図、第3図は
昇降台を最大の高さ位置に持ち上げた状態を示す側面図
である。
この図において符号1は車体であり、車体1の前後左右
にはそれぞれ前輪2と後輪3が軸支してあり、車体1の
上面には昇降機構4が載置してあり、昇砕機構4の上面
には昇降台5が位置させてあり、昇降台5の周囲には手
摺り6が固定してある.そして、車体1の上面中央には
昇降機構6の初期持ち上げを行うためのキック機構7が
取り付けてある。
この昇降機構6は4組の伸縮ブーム体10からなり、二
本一組とした伸縮ブーム体10の2本は左右両側に配置
され、各組の伸縮ブーム体10は中央ブーム1l、下中
間ブーム12、下ブーム13、上中間フームI4、上プ
ームI5より構成されている。
そして、二本一組とした各組の伸縮ブーム体10のうち
、一対の中央ブーム11の内側の中央間は回動自在とな
るようにX字形に軸結してある。この中央ブーム1lの
下端開口から下中間ブーム12が中央ブーム11の長さ
方向に伸縮できるように挿入してあり、下ブーム13は
下中間ブーム12の下端開口にその長さ方向に沿って伸
縮できるように挿入されている。この下ブーム13の下
端には連結片16が固着してあり、この連結片16は車
体1の前後に固定してある固定片17とピンによって回
動自在に連結してある。
また、各中央ブーム11の上端開口には上中間ブーム1
4がそれぞれ中央ブーム1lの長さ方向に沿って摺動で
きるように挿入してあり、各上中間ブーム14の上端開
口には上ブーム14がその長さ方向に沿って伸縮できる
ように挿入してある。この上ブーム15の上端には連結
片l8が固定してあり、この連結片18は昇降台5の下
面前後に固定してある固定片19とビンによって回動自
在に連結してある。
この固定片17と17の間隔と、固定片19と19の間
隔は同一の長さに設定してあり、各伸縮ブーム10がそ
れぞれ回動してX字形を形成するように伸長する際には
、車体1と昇降台5を平行となるように維持させつつ昇
降台5を上昇させることができるようにしてある。
そして、前記固定片17と下中間ブーム12の間にはこ
の昇降機構4全体を伸縮動作させるための作動機[20
が取り付けてあり、この作動機構20は油圧シリンダー
やガイド機構によって構成されており、これらの構造は
後で詳しく説明する。
次に、第4図、第5図、第6図、第7図及び第8図は前
記昇降I!構4、すなわち伸縮ブーム体10の内部の構
造と及びその組合せを詳しく説明するものである。
この伸縮ブーム体10を構成する各中央ブームl1、下
中間ブーム12、下ブーム13、上中間ブームl4、上
ブーム15は、それぞれ薄肉鋼板を折り曲げて内部を中
空の断面がやや四角形をした細長い形状をしており、こ
のうち中央ブーム11の断面はやや横方向に拡大した断
面口字形をしており、その中央にはその長さ方向に沿っ
て内部を二つの空間に区分する仕切り板25が固定され
ている。そして、この仕切り板25によって区分された
中央ブーム11の一方の空間には下中間プーム12が挿
入されており、この下中間ブーム12の断面形状はやや
口字形をした内部中空の構造をしている。この下中間ブ
ーム12の内部には下ブーム13が挿入されており、こ
の下ブーム13の断面形状はやや口字形をした内部中空
な形状となっている。また、中央ブーム1lの内部空間
であって仕切り板25によって区切られた他方の空間の
内部には上中間プーム14が挿入されており、この上中
間ブーム14は断面形状がやや口字形をして内部が中空
となっている。この上中間ブームl4の内部には上ブー
ム15が挿入されており、この上ブーム15の断面形状
はやや口字形に形成されていて内部が中空となっている
このようにして組み合わされた伸縮ブーム体1oは第6
図で示すようにそれぞれが平行になるうように水平に配
置されている。この図では伸縮ブーム体10は4本並ん
でいるが、そのうち中央ブーム11−B、11−Cの内
側の間は間隔があけられており、この中央ブーム11−
B, 11−Cの中央間にはパイプ状をしたキック受け
26が介在されており、このキック受け26は前記キッ
ク機構7の上端と接触するようになっている。さらに中
央ブーム11−B、11−Cの上端と下端の間にはそれ
ぞれ補強棒27、28が介在させてあり、中央ブーム1
1−B、11−C、キノク受け26、補強棒27、28
によって梯子状の構造物が形成されたことになる。
そして、中央ブーム11−八と11−8のそれぞれの中
央間には中央ブーム11−Aと11−Bを相互に自由に
回転させるための軸受け機構29が介在させてあり、こ
の軸受け機構29によって中央ブーム11−^と11−
Bは互い違いに回転することができる。また、同様にし
て軸受け機構29によって中央ブーム11−Cと1lD
は相互に回転できるように連結されている。
また、中央ブーム11−Bと11−Cの下端開口から伸
縮するそれぞれの下中間ブーム12間には補強棒30を
介在させてあり、また、中央ブーム11−Bと11一〇
の上端開口から伸縮する一対の上中間ブーム14の間に
は補強棒31が介在させてあり、この補強棒30、31
によって下中間ブーム12と上中間ブーム14は同期し
て摺動させられるようになっている.さらに、前記4本
の伸縮ブーム体10の内であって両側に配置してある中
央ブーム11−A、11−Dの間では、前記中央ブーム
11−Bと11−Cの下側を潜るようにして補強棒32
が連結させてある.さらに、中央ブーム1lA、11−
Dの上端の間で、中央ブーム11−Bと11−Cの上側
を跨ぐようにして補強棒33が連結されている。
このため、中央ブーム11−A、11−Dはその両端で
補強棒32、33が介在されて梯子形に組み立てられて
、中央ブーム11−A、11−D、補強棒32、33に
よって全体が剛構造を持たせている.次いで、中央ブー
ムl1−^、11−Dから伸縮する下中間ブームl2の
間には、中央ブーム11−Bと11一〇の下側を潜るよ
うにようにして補強棒34が介在されており、両下中間
ブーム12の補強を行っている。また、中央ブーム11
−A、11−Dから伸縮する上中間ブーム14の間には
中央ブーム11−Bと11−Cの下側を跨ぐようにして
補強棒35が介在されており、この補強棒35によって
両上中間ブーム14が補強されている。なお、第7図は
第6圓中においてX−x方向の矢視断面を示し、各中央
ブーム11−A、11−B、11−C、11−Dと軸受
け機構29との関係を示す断面図である。
次に、第8図は軸受け機構29の構成を示す分解斜視閏
である。
この軸受機構29は二つの中央ブーム11−A, 11
−8を相互に回転させることができるものであり、中央
ブーム11−8の外側面にはリング状をした軸受座金4
0を密着させてあり、この軸受座金40の内周壁には円
形をした案内溝41が形成してあり、さらに軸受座金4
0の周囲にはネジ穴42が開口されている.そして、こ
の軸受座金40はその中心軸が前記キック受け26と同
一軸線上になるように配置して中央ブームI1−8の側
面に密着させられ、ネジ43をネジ穴42に挿通するこ
とでネジ止めさせられている.前記中央ブーム11−A
の内側面の中央にはリング状をした座板44が固定され
ており、この座板44の周囲にはネジ穴45が開口され
ており、このネジ穴45には前記案内溝41に係合する
摺動爪46が密着させられ、各摺動爪46はそれぞれネ
ジ47によって座板44に固定されている。この摺動爪
46は前記案内溝41の周壁に嵌め合わされた後、ネジ
47によって固定されているので両者は相互に回転がで
きるように組み立てられている。
次に、第9図は前記伸縮ブーム体10における中央ブー
ムl1に対して下中間ブーム12、下ブーム13、上中
間ブーム14、上ブーム15のそれぞれを同期させるた
めの機構を示したものである。
本実施例では中央ブーム11より伸縮する下中間ブーム
12と上中間ブーム14の伸縮量は同一でなければなら
ず、下中間ブーム12から伸びる下ブーム13と上中.
間ブーム14から伸びる上ブーム15の伸縮量は同一で
なければならない.すなわち、第3図に示すように、昇
降台5を水平に維持したまま垂直に上昇させるためには
必要不可欠の条件となるためである。この第9図におい
ては、4本の伸縮ブーム体10のうちの1本に付いて説
明してあり、他の3本の伸縮ブーム体10の構造に付い
ても同一の同期機構を採用している。また、第9図にお
いてはこの同期機構を説明するために示したものであり
、各部材の配置では下ブーム13、上ブームl5の位置
関係が現実の機構とは多少相違していることを注意され
たい。
前記中央ブーム11の上部の内側には、やや水平となる
ようにプーIJ−50が回転自在に軸支してあり、この
ブーリー50には同期用のワイヤー51が巻き回してあ
り、このワイヤー51の一端は下中間ブーム12の上端
に連結されており、ワイヤー51の下端は上中間ブーム
14の下端に連結されている。これにより、下中間ブー
ム12と上中間ブーム14と中央ブーム1lに律してそ
れぞれ同一の伸縮量で移動することになる。そして、下
中間ブーム12の上端側面にはプーリー52が回転自在
に軸支してあり、このプーリー52にはワイヤー53が
巻き回してあって、このワイヤー53の一端は下ブーム
13の上端に連結してあり、ワイヤー53の他端は中央
ブームl1の下端に連結してある。さらに、上中間ブー
ムl4の上端側面にはプーリー54が軸支してあり、こ
のブーリー54にはワイヤー55が巻き回してある。こ
のワイヤー55の一端は中央ブーム11の上端に連結し
てあり、ワイヤー55の他端は上ブーム15の下端に連
結してある。
そして、第lθ図は本実施例における作動機構20の構
造を詳しく説明するものである。この作動機構20は4
本の伸縮ブーム体IOにそれぞれ取り付けられているが
、第10図ではそのうち一つに付いて説明しており、他
の伸縮ブーム体10に取り付けられている作動機構20
はすべて同一の構成となっている。
前記中央ブーム1lの下面にはその長さ方向に沿って一
対のガイドレール60が間隔をおいて固着されており、
両ガイドレール60はそれぞれが断面コの字形の形状を
しており、それらの内部空間が対向するように位置され
ていて、中央ブーム11のほぼ全長に渡ってこのガイド
レール60が固着されている。このガイドレール60の
内部空間にはコロ61が移動自在に挿入されており、こ
のコロ61は軸受板62によって軸支されていて、この
軸受板62は中央ブーム11と平行に保持させられた作
動棒63に固定されている。この作動棒63はその下端
においてガイド体64の上端と連結固定されている。こ
のガイド体64はその全体の形状がややコの字形に形成
され、対向する二本の部材の内部には細長い空間を形成
しており、二つに分岐した両端は下中間ブーム12の下
部下端に連結されている。
こうして、ガイド体64、作動棒63はこの下中間ブー
ム12と共に、中央ブーム11に対して移動することに
なる。このガイド体64は前述のようにコの字形に形成
されていて、その対向する内側の内面にはそれぞれ断面
コの字形をしたガイド溝65が形成されており、このガ
イド溝65の内部にはそれぞれコロ66が移動自在に挿
入されていて、このコロ66は軸67によって軸支され
ている.そして、この軸67は一対の支持板6日によっ
て軸支されていて、この両支持板68間にはプーリー6
9が軸支されている。この支持板68はシリンダーロッ
ド72の先端に固着されていて、このシリンダーロッド
70を作動させるための油圧シリンダー71はこのガイ
ド体64の内部空間に位置するようになっている。この
油圧シリンダー71の基部は前記固定片17とピンによ
って回動自在に連結されている。そして、ブーリー69
にはワイヤー66が巻き回してあり、このワイヤー66
の一端は下中間ブーム12の下端に連結してあり、ワイ
ヤー66の他端は油圧シリンダー71の上端に連結して
ある。
次に、本実施例の作用について説明する。
車体lに取り付けた図示しないエンジンを作動し、この
エンジンによって油圧発生機構を作動させて油圧を発生
させる。この油圧は4本の油圧シリンダー71−A、7
1−8、71−C、71−Dにそれぞれ供給させると共
に、キック機構7の油圧シリンダーに供給される。する
と、各油圧シリンダー71にはその長さ方向に伸長して
、伸縮ブーム体10にある各ブームを押し出させるよう
に作用するが、昇降台5が最下位置にある時には(第1
図の状態)各ブームはそれぞれ平行に一直線方向に向い
ており、軸受機構29を中心としX字形に回動する方向
には分力が発生せず、昇降台5は上昇しない。しかしな
がら、キック機構7にも同時に油圧が供給されているた
め、キック機構7の油圧シリンダーが上昇し、このキン
ク機構7によってキック受け26が上方に押し上げられ
、中央ブーム体11−A, 11−B, 11C. 1
1−Dは軸受機構29を中心として少しX字形になるよ
うに持ち上げられる。
このキック機構7によって伸縮ブーム体10が持ち上げ
られて少しX字形の状態になると、各油圧ソリンダ−7
1の動作が開始させられる。まず、油圧シリンダー71
が作動してシリンダーロッド70が押し出されると、支
持板68と共にプーリー69が上方に押し出され、ワイ
ヤー66を引き上げるように作用する.ワイヤー66の
一端は油圧シリンダー71の上端に連結されているため
この位置は変わらず、プーリー69が押し出されること
によってワイヤー66は下中間ブーム12を引き上げら
ように作動する。
このため、各中間ブーム12はその下端から下ブーム1
3を引き出すようにして伸び始める。
このとき、ガイド体64は作動棒63と共に下中間ブー
ム12と移動するが、ガイド体64と中央ブーム1lと
の距離が変わってくることになる。しかしながら、作動
棒63の先端はコロ61によってガイドレール60内を
移動するため、作動棒63、ガイド体64はそれぞれ下
中間ブーム12と平行を維持しながら油圧シリンダー1
7が下中間ブーム12と平行となるように維持して移動
するのを補助している。
こうして油圧シリンダー71によって下中間ブームl2
は押し上げられ、下ブームl3が下中間ブーム12の下
端より引き出されることによって伸縮ブーム体IOの各
部は連動させられることになる。この連動の動作を第9
閲によって説明すると、下中間ブーム12が押し上げら
れることによって下プーム13は下中間プーム12の下
端より引き出されるが、この下中間ブーム12の上端に
はブーリー52が軸支されているため、下ブーム13の
位置が変わらないのに対し、ブーリー52が上昇するた
めワイヤー53は引き上げられ、中央ブーム11を下中
間ブーム12に対して移動させることになる。この中央
ブームl1が下中間ブーム12に対して移動する距離は
、下ブーム13が下中間ブームl2から引き出される長
さと同じ長さに設定される。このため、中央ブーム11
から視て下中間ブーム12と下ブーム13は相対的にそ
れぞれ同じ長さだけ引き出されることとなる。
この下中間ブーム12が中央ブーム11より引き出され
ることによってワイヤー51は下方に引き出され、ワイ
ヤー51の引き出しはプーリー50を介して上中間ブー
ムl4に伝えられ、上中間ブーム14は中央ブーム11
の上端開口より引き出されることになる。
この上中間ブーム14が中央ブームl1に対して引き出
される看は、下中間ブームl2が中央ブームl1より引
き出される量と同一となる。さらに上中間ブーム14が
中央ブームl1より引き出されると、この上中間ブーム
l4に軸支してあるプーリー54はワイヤー55を引き
上げることになる。このワイヤー55の一方は中央ブー
ム11に固定してあるため、この位置は変動せず、ワイ
ヤー55の他端に連結してある上ブーム15が上中間ブ
ームl4より引き出されることになる。この上ブーム1
5が上中間ブームl4に対して引き出される量は、上中
間ブーム14が中央ブーム1lより引き出される量と同
じとなる。
このようにして各ワイヤー51、53、55が連動して
、中央ブームl1に対して下中間ブーム12、下ブーム
13、上中間ブーム14、上ブーム15はそれぞれ連動
して引き出されることになり、中央プーム11に対して
下中間ブーム12、上中間ブーム14が引き出される量
は同一となり、さらに下ブーム13が下中間ブーム12
に対して引き出される量と上ブームl5が上中間ブーム
l4に対して引き出される量も同一となり、各ブームは
それぞれ同し移動量をもって同期させられることになる
この連動の動作は、第9図に示した一つの伸縮ブーム体
10の同期について説明してあるが、他の伸縮ブーム体
10についても同一の同期の動作を行うことができる。
そして、X字形に形成された各伸縮ブーム体IOのすべ
てのブームの移動量は同一となり・昇降機構4はX字形
の形状を維持しつつ、その上下の形状を相偵間欠にさせ
つつ大きく伸長することになる。このため、昇降台5は
車体1に対して垂直上方向上方に持ち上げられ、かつ昇
陣台5は水平に維持されることになる。
この一連の動作により、油圧シリンダー71を作動させ
て伸縮ブーム体10の各ブームを伸長させることによっ
て、高所作業車を第1図の状態より第3図の状態に変化
させ、昇降台を高い位置にまでもちあげさせることがで
き、伸縮ブーム体10の全長はそれが縮小させた状態に
比べて約5倍の長さに長くさせることができる。そして
、所定の位置にまで昇障台5を持ち上げたならば、その
位置で油圧シリンダー71に供給する油圧を停止すると
昇障台5はその高さ位置に保持させることになり、高所
での作業を行うことができる。
この一対の伸縮ブーム体10の伸長動作において二つの
中央ブーム11−A, 11−8及び中央ブーム11−
C,11−Dは相対的に回転することとなるが、その回
転は軸受機構29によって行われる。この軸受け機構2
9では摺動爪46が軸受座金40の案内溝41に係合し
ているため、摺動爪46がこの案内溝41の内周を滑り
ながら移動することになる。このため、中央ブーム11
−Aと11−Bは左右の間隔を変化させることなく、相
対的にそれぞれ反対方向に回転させることができ、両者
をX字形に維持させることができる。
なお、昇降台5を第3図の状態のように扁い位置に上昇
させた後、この昇降台5を腎下させるためには前述とは
逆に油圧シリンダー71に供給する油圧の供給方向を逆
転させ、シリンダーロンド70を油圧シリンダー71の
内部方向に引き込めるように作動することにより、前述
とは逆に中央ブーム11の内部方向に下中間ブーム12
、上中間ブーム14が導入され、下中間ブーム12の内
部に下ブーム13が収納され、上中間ブームl4の内部
に上ブーム15が収納されて伸縮ブーム10の全長を縮
小させる作用をすることができ、昇降台5を水平に維持
したまま垂直下方に向けて除々に降下させることができ
る。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように構成したので、従来では伸縮ブー
ム体を三段で伸縮同期させて動作させることしかできな
かったが、伸縮ブーム体を5段に伸縮して同期動作させ
ることができ、昇降台をより畜い位置にまで持ち上げさ
せることが出来る。
そして、縮小して折り畳んだ状態での昇降機構はその高
さが低くなり、従来における高所作業車と同様の高さに
まで縮小させることができて、作業員の乗り降りや資材
の積降ろしが極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である高所作業車の昇陣台を
最下位置に陣下させた状態を示す側面図、第2図は同上
の正面回、第3図は昇降台を最大高さ位置にまで上昇さ
せた状態を示す側面図、第4図は伸縮機構の概略を示す
斜視図、第5図は中央ブームの構造を示す断面図、第6
図は昇降機構における各中央ブームの配置を示す平面図
、第7図は第6図中におけるX−X矢視断面図、第8図
は軸受機構の構成を示す分解斜視図、第9図は伸縮ブー
ム体の同期機構を示す説明回、第10[Dは作動機構の
構成を示す一部断面にした斜視図である。 1・・・車体、4・・・昇降機構、5・・・昇降台、7
・・・キ冫ク機構、10・・・伸縮ブーム体、11・・
・中央ブーム、12・・・下中間ブーム、13・・・下
ブーム、14・・・上中間ブーム、l5・・・上ブーム
、20・・・作動機構。 特 許 出 願 人 株 式 ム 社 彦 間 製 作 所 代 理 人 カー 理 士 日 比 恒 明 第 2 図 6 2 ? 第 5 図 50 第 6 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  移動できる車体と、この車体の上方に位置して上下に
    昇降できる昇降台と、車体と昇降台の間に介在されて昇
    降台を持ち上げるための昇降機構とからなる高所作業車
    において、その中央を回動自在に連結されてX字形とな
    った一対の中央ブームと、各中央ブームのそれぞれの下
    端開口よりその長さ方向に伸縮自在に挿入された下中間
    ブームと、各下中間ブームの下端開口に伸縮自在に挿入
    されてそれぞれの下端が車体に連結された下ブームと、
    各中央ブームのそれぞれの上端開口にその長さ方向に沿
    って摺動自在に挿入された上中間ブームと、各上中間ブ
    ームの上端開口からその長さ方向に摺動自在に挿入され
    てその上端をそれぞれ昇降台の下面に連結された上ブー
    ムとから構成されたことを特徴とする高所作業車。
JP1231390A 1990-01-22 1990-01-22 高所作業車 Expired - Lifetime JPH0733237B2 (ja)

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DE69106006T DE69106006T2 (de) 1990-01-22 1991-01-18 Hubvorrichtung.
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