JPH03275386A - 被熱転写媒体 - Google Patents

被熱転写媒体

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JPH03275386A
JPH03275386A JP2075765A JP7576590A JPH03275386A JP H03275386 A JPH03275386 A JP H03275386A JP 2075765 A JP2075765 A JP 2075765A JP 7576590 A JP7576590 A JP 7576590A JP H03275386 A JPH03275386 A JP H03275386A
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健策 東
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竹内 基樹
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は熱転写方式に用いられる被熱転写媒体に関する
ものであり、特に乗車券、定期券、通行券等の券紙、ブ
リベートカード、IDカード、セーフティカード等のカ
ード類、及びPOSラベル等のラベル類に好適な被熱転
写媒体に関する。
〈従来の技術〉 OA、FAの急速な発展に伴い種々の端末機が要求され
、中でも電気信号を可視画像に変換するファクシミリ、
プリンター等の記録装置の需要はめざましいものがある
。感熱転写記録方式は装置が簡便かつコンパクト、無騒
音、メンテナンスフリー等の利点を有することからこれ
らの端末機に広く使用されている。最近では、感熱転写
記録方式は磁気記録方式との組み合わせによる乗車券、
定期券、通行券等の券紙類、ブリベートカード、IDカ
ード、セーフティカード等のカード類及び物流、流通関
係で需要が伸びているPOSラベル等のラベル類へも使
用されるようになってきた。
これらの券紙、カード類及びラベル類は信顛性、セキュ
リティーを得るために、厳しい要求特性、即ち、高品質
・高解像性の転写画像の得られる受像性や、耐水性、耐
汗性、耐油性、耐アルコール性、耐酸性、耐アルカリ性
、耐可塑剤性等の耐薬品性を満足する必要がある。また
、磁気記録方式を組み合わせた券紙、カード類において
は、磁気記録情報を読み取る磁気ヘッドを内蔵した装置
内を高速で通過させることから、またラベル類において
印字されたバーコードを正確に読みとる必要性から耐摩
耗性も要求されている。
従来の感熱転写記録方式は極薄いポリエチレンテレフタ
レートフィルム等の支持体上にパラフィンワックス、マ
イクロクリスタリンワックス等のワックス類を主体に、
ステアリン酸等の高級脂肪酸、ステアリルアルコール等
の高級アルコール及び染料、顔料からなる着色材等から
構成される感熱転写インク層を設け、その反対面に感熱
ヘッドとのスティックを防止するために、シリコン樹脂
、ニトロセルロース等からなる耐熱性保護層を設けた感
熱転写媒体(インクリボン)を、被熱転写媒体と重ね合
わせ、耐熱性保護層面側から感熱ヘッドにより記録情報
に従った加熱を行い、感熱転写媒体を剥離することによ
り被熱転写媒体上に所望の画像を形成するものであった
。この場合、従来の被熱転写媒体は紙とかインク受像性
のないポリエチレンテレフタレートフィルムやポリエチ
レンラミネート紙であったので、感熱転写インクは柔ら
かいワックスを主体とする感熱転写インクを上記被転写
媒体に転写すると、前記の諸要求、特に耐摩耗性を満足
することができず、転写された画像は爪等ですぐ取れて
しまうという欠点を有していた。この欠点を改善するた
めに、カルナバワックス、ポリエチレンワックス、モン
タンワックス等の針入度の小さいワックスもしくはポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂、エチレン酢酸ビニル共重
合体樹脂、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂を主体とし
た感熱転写インクが提案されている。特に該熱可塑性樹
脂を主体とした感熱転写インクは耐薬品性、耐摩耗性に
有効であることから、最近急速に開発が進められている
しかし、これら感熱転写インクの改良がなされているの
にもかかわらず、従来の被熱転写媒体自身に感熱転写イ
ンクの受像性、耐摩耗性(定着性)等に問題があるので
前記の緒特性を満足することはできない。一方、ポリエ
チレンテレフタレートフィルム等を支持体とした被熱転
写媒体のインク受像部および非受像部の耐薬品性、耐摩
耗性を満足するために、例えば、ポリエステル樹脂、ポ
リウレタン樹脂、各種繊維素系樹脂、シリコーン樹脂等
の各種熱硬化性樹脂類、紫外線硬化性樹脂類及び電子線
硬化性樹脂類に顔料、ワックス、シリコーンオイル等を
含有せしめたインク受像層を支持体上に設ける提案がな
されているが、前記樹脂群は耐薬品性、耐摩耗性、耐熱
性等に優れている反面、熱軟化しにく(、被熱転写媒体
のインク受像層として適用するには、熱転写エネルギー
感度との関係から、感熱転写インクの受像性、耐摩耗性
(定着性)の要求特性を満足することができないという
問題を有するものである。また、該インク受像層に含有
するワックス、シリコーンオイル等も、前記の感熱転写
インクの受像性、耐摩耗性(定着性)に対して有効に機
能しないので、結局従来の被熱転写媒体においては感熱
転写インクの耐薬品性と耐摩耗性および受像性をすべて
同時に満足するには至っていない。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は上記事情に鑑み、耐水性、耐汗性、耐油性、耐
アルコール性、耐酸性、耐アルカリ性、耐可塑剤性等の
耐薬品性、耐摩耗性および受像性に優れた被熱転写媒体
を提供するものである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記事情に鑑み、その問題点を解決するために
鋭意検討の結果なされたものである。即ち本発明は、支
持体上に感熱転写インクを受像するインク受像層を設け
た被熱転写媒体において、該インク受像層はガラス転移
点(Tg )が20〜90゛Cの範囲にある熱可塑性樹
脂と滑剤とを含有し、かつ該インク受像層のビッカース
硬さ(JISZ 2251−1980)が10以上、ベ
ック平滑度(JIS8119−1976)が300秒以
上であることを特徴とする被熱転写媒体である。
本発明の被熱転写媒体の構造(層構成)を図に従って説
明する。第1図は本発明の被熱転写媒体の基本構成であ
る。また、第2図〜第4図は本発明の被熱転写媒体を応
用した代表的な構成についての模式的断面図であるが、
本発明はこれらの構成に限定されるものではない。第1
図は支持体1の上にインク受像層2を設けた被熱転写媒
体であり、第2図は支持体lの上にインク受像層2を設
け、その反対面に粘着層3、離型紙4を順次設けた被熱
転写媒体であり、第3図は支持体1の上にインク受像層
2を設け、その反対面に磁気記録層5、保護層6を順次
設けた被熱転写媒体であり、第4図は支持体1の上にイ
ンク受像層2を設け、その反対面に磁気記録層5、隠蔽
層7、印刷層8、保護層6を順次設けた被熱転写媒体で
ある。
次に本発明の被熱転写媒体の各層につき、以下詳述する
〔支持体〕
本発明で用いられる支持体には、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリイミド、ポリカーボネイト、セロファン、
芳香族ポリアミド、ポリオレフィン、塩化ビニル等の各
種の樹脂フィルム、上質紙、コート紙、アート紙、織布
シート、金属、ガラス等が使用できる。
[インク受像層〕 本発明のインク受像層は熱可塑性樹脂に滑剤を溶解もし
くは分散して成層されるものである。
該熱可塑性樹脂はTgが20〜90℃であることが必要
であり、好ましくは40〜80℃である。
Tgが20℃より低い場合は被熱転写媒体自身の耐摩耗
性が悪くなり、90℃より高い場合は感熱転写インクの
受像性、定着性及び転写エネルギー感度が悪くなる。該
熱可塑性樹脂の具体例として、ポリアクリル系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、エポキシ系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニル系樹脂及びこれら
の樹脂間の共重合体等をあげることができる。これらの
樹脂は単独または2種以上を混合して用いることもでき
るが、当該樹脂はこれらに限定されるものではなく、T
gが20〜90℃の範囲の樹脂であれば適宜用いること
ができる。なお、本発明におけるTgはDSC法(昇温
速度10℃/分)にて求められるものである。
インク受像層に配合する滑剤にはカルナバワックス、キ
ャンデリラワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックス、エステルヮンクス、モンタンワックス
、モンタンワックス誘導体、酸化マイクロワックス、フ
イ・ノシャートロブシュワックス、硬化ひまし油等のワ
ックス類、パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸
、オレイン酸等の高級脂肪酸、パルミチン酸アミド、ス
テアリン酸アミド、オレイン酸アミド等の脂肪酸アミド
、パルミチン酸ラウリル、ステアリン酸ステアリル、ヘ
ヘン酸ステアリル、ベヘン酸ヘヘニル等の高級脂肪酸の
エステル、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール
等の高級アルコール、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸
バリウム、ステアリン酸カルシウム等の脂肪族金属塩、
フルオロカーボン微粒子、等をあげることができる。こ
れらの滑剤は単独または2種以上を混合して用いること
もできる。滑剤の配合量は等該層中の全固形分100重
量部に対し、1〜30重量部、好ましくは3〜15重量
部の範囲が適当である。配合量が1重量部より少ない場
合は、インク受像層の摩擦係数が大きくなり耐摩耗性が
悪くなる。30重量部より多い場合は、インクの受像性
、定着性が悪(なる。
上記の熱可塑性樹脂と滑剤とを含有するインク受像層は
ピンカース硬さ(JIS Z 2251−1980)が
10以上であることが必要である。ビッカース硬さが1
0より小さい場合はインク受像層の表面強度が低下し耐
摩耗性が悪くなる。
インク受像層のピンカース硬さを10以上とするために
は、前記の熱可塑性樹脂と滑剤および必要に応じて用い
られる各種添加剤の配合割合や各素材を適宜選択するこ
とによって得ることができる。即ち、インク受像層に用
いられている各材料の硬さと各材料の配合割合に応じて
ビッカース硬さは決まってくる。従って、例えば滑剤と
して用いられるワックス類は硬さが柔らかいので、ワッ
クス類を多く用い過ぎると所望のピンカース硬度が得ら
れなくなってしまうことになる。
また、インク受像層の表面は、感熱転写インクリボンと
の密着性を良くするために、平滑性が良いことが望まれ
る。即ち、インク受像層のベック平滑度(JIS 81
19−1976)は300秒以上であることが必要であ
り、好ましくは500秒以上である。
ベック平滑度が300秒より小さい場合は、転写画像に
トギレ、カスレ、ボイド等が発生し、画像、品質が悪(
なる。
′ インク受像層のベック平滑度を300秒以上とする
ためには、支持体として例えばポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの如き平滑性のよい樹脂フィルムを使用す
るとか、インク受像層表面をキャレンダー処理等の表面
処理を施して平滑化を図るとか、熱可塑性樹脂中に滑剤
が溶解もしくは良好に分散した均一な塗液を用いてイン
ク受像層を設ける等によって達成することができる。
インク受像層は、前記した熱可塑性樹脂、滑剤及び必要
に応じて無機または有機顔料、酸化防止剤、帯電防止剤
、硬化剤等を加え、適当な溶剤中に溶解もしくは分散さ
せることによって得られる塗料を用いて、ソルベントコ
ーティング法、グラビア印刷、スクリーン印刷等により
支持体上に0.01〜20μm、好ましくは0.1〜1
0μ信の厚さになるように設けられる。
なお、インク受像層表面には感熱転写インクの受像性お
よび定着性を阻害しない程度に印刷を施すことができる
。即ち、例えば券紙、カード類における改ざん防止を目
的として、ベタ部を有しない模様、マーク、文字等の印
刷を施すことが可能である。印刷は、例えばグラビヤ印
刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷等
の公知の印刷技術により適宜行なうことができる。
次に第2図から第4図に示した本発明の応用例における
各層について説明する。
第2図に示した被熱転写媒体における粘着層3は、例え
ばラベルに用いられている様な感圧粘着剤よりなるもの
である。また離型紙4は、粘着剤に重ね合わされる面が
シリコーン加工されて剥離性を有するもので、従来公知
の離型紙を適宜用いることができる。
第3図及び第4図は磁気記録方式と組み合わせた応用例
であり、磁気記録層5とこれに付随して保護層6、隠蔽
層7および印刷層8が設けられている。
磁気記録層5はバインダー中に磁性粉を均一分散して成
層されるものである。
該バインダーとしてはポリエステル樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合
体等をあげることができる。これらの樹脂は単独または
2種以上を混合して用いることもできるが、当該樹脂は
これらに限定するものではない。
磁性粉としては7−FezO,、バリウムフェライト、
ストロンチウムフェライト等の強磁性体があげられるが
、磁気記録情報が通常の永久磁石により消去又は減衰す
るトラブルを防止するためには、バリウムフェライト、
ストロンチウムフェライトのような保持力が1500〜
5000エルステツドという高保磁力材料を使用するこ
とが好ましい。
該磁気記録層の塗料またはインクは前記バインダー、磁
性粉及び必要に応じて分散剤、硬化剤、顔料等を加え、
適当な溶剤中に分散して得られ、ツルヘントコ−ティン
グ法、グラビア印刷、スクリーン印刷等によりインク受
像層とは反対面の支持体上に1〜30μm、好ましくは
3〜15μmの厚さになるように設けられる。また、偽
造防止を目的に、センダスト、パーマロイ等の高透磁率
磁気記録層、さらに酸化鉄磁性粉の如く200〜100
0工ルステツド程度の低保磁力の磁気記録層を上記方法
により複数的に積層することもできる。
なお、必要により磁気記録層上に、会社名、注意書き、
コマーシャル及び各種のマーク、模様等の印刷層8をモ
ノカラーもしくはフルカラーで設けることができる。印
刷層は、例えばグラビア印刷、フレキソ印刷、スクリー
ン印刷、オフセント印刷等により設けられる。ここで、
良好な印刷層を得るためには磁気記録層の着色を隠蔽す
るために磁気記録層と印刷層の間に隠蔽層7を設けたほ
うが良い。隠蔽層はポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂等の樹脂中に、アルミペーストや酸化チタン等の顔料
を均一分散した塗料を塗工もしくは印刷で設けることが
できる。
また、磁気記録層の表面保護を目的に磁気記録層上(印
刷層を設定した場合は印刷層上)に保護層6を設けるこ
とができる。
該保護層のバインダーとしては機械的強度及び安定性、
耐熱強度及び安定性、ならびに耐薬品性に優れた樹脂類
が好ましい。その具体例として、ポリエステル樹脂、ポ
リウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、各種繊維素系樹脂
、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ボリ
アリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂、メラミン樹脂及び
これらの樹脂間の共重合体等の各種熱可塑性樹脂類及び
熱硬化性樹脂類をあげることができる。これらの樹脂は
単独または2種以上を混合して用いることもできる。上
記の樹脂で硬化が可能な場合、各種添加剤を用いること
ができる。例えば、硬化の手段が熱である場合、主剤樹
脂中に硬化剤、鎖延長剤、触媒等を添加することができ
る。硬化の手段が光、特に紫外線である場合には、主剤
樹脂中に、樹脂モノマー(あるいはオリゴマー)、光重
合開始剤、熱重合禁止剤、各種増感剤を添加することが
できる。硬化の手段が電子線である場合には、主剤樹脂
中に各種増悪剤を添加することができる。保護層は前記
バインダーに必要に応じ、ワックス、シリコーン及び顔
料等を加え混練するか、適当な溶剤中に溶解もしくは分
散させることによって得られたインクもしくは塗料をツ
ルヘントコ−ティング、グラビア印刷、フレキソ印刷、
スクリーン印刷、オフセット印刷等により、磁気記録層
上(印刷層を設定した場合は印刷層上)に0.01〜1
0μm、好ましくは0.1〜5μ論の厚さになるように
設けられる。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、これ
らの実施例は、本発明を限定するものではない。尚、配
合部数は全て重量部を意味するものである。
実施例1 〔インク受像層の形成〕 上記の混合液にガラスピースを加え、アトライターにて
2時間分散した後、厚さ250μlのポリプロピレン系
合成紙(玉子油化合成紙社製:ユポ原紙FP250)か
らなる支持体上に、ソルベントコーティング法によって
、乾燥後の塗布厚が2.0μ喝となるように塗工してイ
ンク受像層を設け、本発明の被熱転写媒体を得た。
実施例2 〔磁気記録層の形成〕 上記硬化剤を加え、さらに1時間分散後、厚さ188μ
綱の乳白色のポリエチレンテレフタレートフィルムから
なる支持体上に、ソルベントコーティング法により塗布
し、塗料が未乾燥状態の間に磁場配向処理装置によって
配量処理を行い、100“Cで5分間乾燥し、厚さ15
μmの磁気記録層を形成した。
(保護層の形成〕 上記の混合液をデイスパーにて撹拌、バインダーを溶解
後、上記磁気記録層上に、ソルベントコーティング法に
より、乾燥後の塗布厚が3.0μmとなるように塗工し
、保護層を形成した。
〔インク受像層の形成] 上記の混合液にガラスピーズを加え、アトライターにて
2時間分散した後、上記保護層の反対面のポリエチレン
テレフタレートフィルム上に、ソルベントコーティング
法によって、乾燥後の塗布厚が2.0μ踵となるように
塗工し、インク受像層を形成した。
〔インク受像層上への印刷〕
上記の混合液にガラスピーズを加え、ダイノミルにて1
時間分散後、 実施例4 インク受像層の処方を以下に変えた以外は、実施例2と
同様にして、本発明の被熱転写媒体を得上記硬化剤を加
え、グラビア印刷方式によって、インク受像層上に地紋
印刷を施し、本発明の被熱転写媒体を得た。
実施例3 インク受像層の処方を以下に変えた以外は、実施例2と
同様にして、本発明の被熱転写媒体を得た。
比較例1 インク受像層の処方を以下に変えた以外は、実施例2と
同様にして、比較用の被熱転写媒体を得1(J(J都 45部 比較例3 インク受像層の処方を以下に変えた以外は、実施例2と
同様にして、比較用の被熱転写媒体を得た。
比較例4 実施例3のインク受像層塗料の分散時間を15分に変え
て平滑度を300秒以下にした以外は実施例3と同様に
して比較用の被熱転写媒体を得た。
次に、実施例および比較例の被熱転写媒体の評価に使用
する感熱転写インクリボンの製法を以下に示すが、本発
明の被転写媒体の優れた特性は該感熱転写インクリボン
により限定されるものではない。
4.5μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上に
厚さ0.5μのシリコン樹脂からなる耐熱層を設けた。
コーティング法により乾燥後の塗布厚さ3μmとなるよ
うに感熱転写インク層を設けて、評価用の感熱転写イン
クリボンを得た。
上記の感熱転写インクリボンを使用し、各実施例及び比
較例の被熱転写媒体の耐水性、耐汗性、耐油性、耐アル
コール性、耐酸性、耐アルカリ性、耐可塑剤性等の耐薬
品性、耐摩耗性、受像性等の各緒特性を評価した結果は
第1表のとおりであり、本発明の被熱転写媒体は優れた
特性を有している事が確認された。
(以下余白) 上記からなる混合液をアトライターにより2時間分散し
た塗料を、前記耐熱層とは反対面のポリエチレンテレフ
タレートフィルム上にソルベントなお、第1表における
各緒特性の測定方法及び評価方法を下記に示す。
(a)  受像性 高密度のサーマルプリンター(8dot/amのサーマ
ルヘッドを搭載するプリンタm:印字エネルギー; 0
.65 a+j /dot 、パルス幅: 1.5m5
) 、及び上記のインクリボンを使用して被熱転写媒体
へ画像転写を行い、画像濃度ムラ、均一性、解明性、及
びランダムブリッジ、ボイド発生の有無について評価し
た。評価はいずれも拡大写真等による目視評価である。
○:評価項目を全て満足するもの。
△:評価項目に一つだけ欠点があるもの。
×:評価項目に二つ以上欠点があるもの。
[有])耐アルコール性 (a)のプリンターで転写を行った被熱転写媒体をエタ
ノール中に2分間浸漬し、転写面の変化を調べた。
O;転写画像部のはがれ、傷、退色、消色及びインク受
像層の剥がれ、傷がほとんど見られないもの。
△:転写画像部のはがれ、傷、退色、消色および/また
はインク受像層の剥がれ、傷がやや見られるもの。
×:転写画像部のはがれ、傷、退色、消色および/また
はインク受像層の剥がれ、傷がかなり見られるもの。
(C)  耐酸性 pH3の5%酢酸水溶液を使用。評価方法は(b)に準
拠する。
(d)  耐アルカリ性 PH12、INの水酸化ナトリウム水溶液を使用。
評価方法は(b)に準拠する。
(e)  耐油性 (a)のプリンターで転写を行った後、食用大豆油を転
写面に数滴滴下し、24時間後ガーゼで該油を拭き取っ
て該転写面の変化を調べた。評価方法は(b)に準拠す
る。
(f)  耐可塑剤性 (a)のプリンターで転写を行った後、転写面に可塑剤
含有のプラスチック消しゴムを2 kg/cjの圧力で
圧着し、24時間放置後、該プラスチック消しゴムを剥
して転写面の変化を調べた。
○:全く変化無し。
△:消しゴムへの転写面(転写画像部、非画像部である
インク受像層表面)の転移、剥がれ、汚れ等がわずかに
みられるもの。
×:消しゴムへの転写面(転写画像部、非画像部である
インク受像層表面)の転移や剥がれ、汚れ等がかなりみ
られるもの。
(圓 耐摩擦性 (a)のプリンターで転写を行った後、板紙摩耗性試験
機(熊谷連撮工業社製)を使用し、研磨シート(三共理
化学社製、商品名ラッピングシートWA#8000)に
対する転写面の耐摩擦性を室温:20℃1荷重: 50
 Qgw/am、摩擦回数:1ooo往復の一定条件下
で調べた。
○:転写面(転写画像部、非画像部であるインク受像層
表面)に、傷、剥がれ、汚れがほとんど見られないもの
△:転写面(転写画像部、非画像部であるインク受像層
表面)に、傷、剥がれ、汚れのうち少なくとも一つがや
や見られるもの。
×:転写面(転写画像部、非画像部であるインク受像層
表面)に、傷、剥がれ、汚れのうち二つ以上が見られる
か、一つであってもその程度が大きいもの。
(社)耐汗性 JIS L 0848−1978に示された人工汁液(
酸性及びアルカリ性)中に1週間浸漬後、(6)のテス
ト行う。
〈発明の効果〉 本発明の被熱転写媒体は、感熱転写インクを受像するイ
ンク受像層が、ガラス転移点(Tg)20〜90℃の範
囲にある熱可塑性樹脂と滑剤とを含有し、該インク受像
層のビッカース硬さ(JIS Z2251−1980 
)が10以上、ベック平滑度(JIS8119−197
6)が300秒以上である構成を有しているため、耐水
性、耐汗性、耐油性、耐アルコール性、耐酸性、耐アル
カリ性、耐可塑削性等の耐薬品性、耐摩耗性等の緒特性
を満足し、かつ転写品質が良好な受像性を得ることがで
きた。したがって、本発明の被熱転写媒体は、乗車券、
定期券、通行券等の券紙、ブリベートカード、IDカー
ド、セーフティカード等のカード類、及びPOSラベル
等のラベル類に好適に使用できた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の被熱転写媒体の構成例を示す
断面図である。 1・・・支持体、2・・・インク受像層、3・・・粘着
層、4・・・離型紙、5・・・磁気記録層、6・・・保
護層、7・・・隠蔽層、8・・・印刷層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に感熱転写インクを受像するインク受像
    層を設けた被熱転写媒体において、該インク受像層はガ
    ラス転移点(Tg)が20〜90℃の範囲にある熱可塑
    性樹脂と滑剤とを含有し、かつ該インク受像層のビッカ
    ース硬さ(JISZ2251−1980)が10以上、
    ベック平滑度(JIS8119−1976)が300秒
    以上であることを特徴とする被熱転写媒体。
  2. (2)前記支持体のもう一方の面に磁気記録層を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の被熱転写媒体。
JP2075765A 1990-03-27 1990-03-27 被熱転写媒体 Granted JPH03275386A (ja)

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JP2075765A JPH03275386A (ja) 1990-03-27 1990-03-27 被熱転写媒体

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