JPH0327103A - 衣料 - Google Patents

衣料

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JPH0327103A
JPH0327103A JP16020589A JP16020589A JPH0327103A JP H0327103 A JPH0327103 A JP H0327103A JP 16020589 A JP16020589 A JP 16020589A JP 16020589 A JP16020589 A JP 16020589A JP H0327103 A JPH0327103 A JP H0327103A
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JP
Japan
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fiber
clothing
carboxymethylated
natural cellulose
pores
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Pending
Application number
JP16020589A
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English (en)
Inventor
Risako Nagashima
永島 りさ子
Taketo Itou
伊藤 毅人
Makoto Kobayashi
誠 小林
Kazunori Nishizawa
一徳 西沢
Mitsuhiro Ikeda
光浩 池田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業」二の利用分野〕 本発明は、衣料、詳しくは日常環境Fで人体表面、衣服
内空間等で冫晶廉士昇を緩和さセることかでき、吸湿吸
汗時にもべとつかず、FJ.つ体熱の移動を促進し体内
での蓄熱を妨げる効果をもつ衣料に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題]実際に
衣料が着用される場合、絶乾状態で着用されることは皆
無であり、通常は、日常生活における乾燥状態、即ち6
0%RH(相対湿度)前後の状態の下で吸湿苛が飽和に
達した衣料を着用している。そして、着用中は作業や運
動に伴う発汗によって衣料の内層、外層は92%RH程
度の高湿度の状態になり、この状態の時、着用者はムレ
感、暑熱感を感じる。従って、吸d性に優れた衣料につ
いて論しる場合には、日常の乾燥状態である60%R 
H前後における吸l易量と日常生活においてムレなどを
感しる90%RH前後にお6Jる吸湿量との差である吸
湿容量を技術ヘースにする必要がある。
従来、天然繊維である木綿は通常の合威織維に比べ吸湿
吸水性に優れ、肌触りも良いことから衣料の素材として
好適と考えられている。また、羊毛は繊維表面の性質に
より吸湿性があり、吸汗後も体が冷えることを防止する
衣料の素材として知られている. しかし、前者は、吸湿容量の限界から長時間着用時にむ
れてしまったり、発汗時に繊維表面に保持された水分の
べたつきによる不快感を与えるという欠点を持っており
、後者は一般に繊度の小さいものが得難いために肌に刺
激感を与え、肌に接する衣料とした場合は不快感を与え
る上に、吸湿容量にも限界がある。尚、絹も吸湿性に優
れていることが知られているが、取扱いが至難である上
に、経済性が悪いことから、衣料としてはごく限られた
範囲でしか実用化されていない。
そこで、吸湿吸水性に優れた衣料を開発すべく、特開昭
60−2707号公報、特開昭61−296133号公
報、特開昭62−41333号公報、特開昭63−42
929号公報、特開昭63−165542号公報などに
多くの繊維素材の改質に関する提案がなされている。し
かしながら、上記各公報に記載されている繊維素材の吸
湿容量はすべて衣料として着用した場合、着用中のムレ
感、暑熱感を排除するには不十分である。
また、特開昭60−132752号公報、特開昭61−
179339号公報、特開昭6 2−5 3438号公
報、特開昭61−6351号公報、特開昭62−693
3号公報などには、2種の繊維で構成される積層構造の
織編地が記載され、水分を遍在させることによりべとつ
きやムレ感を排除しようという試みがなされている。し
かしながら、これらは織編地自体の吸湿容量が不十分で
あり、その上、積層構造であるため、肌着に用いるよう
な薄地のものが得にくい。
また、従来、衣料については、熱の蓄熱防止を考慮した
ものが少ないのが実状である。
従って、本発明の目的は、日常の着用条件の下において
、衣料素材に多量の水分を吸収させることができるので
、作業、運動などによって起こる人体表面、衣服内空間
等における湿度上昇を緩和させることができ、また、吸
湿吸汗した際の水分を糸の内部に遍在させることにより
べとつきを防止し、且つ体熱の移動を促進し体内に生し
た熱の余分な蓄熱を妨げる効果を有し、更に薄地の肌着
等としても好適な衣料を提供することにある。
(課題を解決するための手段〕 本発明者等は、種々検討した結果、織編地の編或に用い
る准紡糸を、カルボキシメチル化天然セルロース繊維も
しくは未改質の天然セルロース繊維からなる第1の繊維
と、カルボキシメチル化ビスコースレーヨンからなる第
2の織維とでtli威し、該混紡糸における第2の繊維
について、その繊維の含有率、カルボキシメチル基への
置換度及び30入〜108入の細孔の総体積をそれぞれ
特定し、そのような織編地を用いて得られる衣料が、上
記目的を達威し得ることを知見した。
本発明は上記知見に基づきなされたもので、下記の衣料
を提供するものである。
カルポキシメチル化天然セルロース繊維もしくは未改質
の天然セルロース繊維からなる第1の繊維と、カルポキ
シメチル化ビスコースレーヨンからなる第2の繊維とか
ら構威される混紡糸を編成した織編地からなる衣料であ
り、上記第2の繊維が下記の要件(a)〜(c)を備え
ていることを特徴とする衣料。
(a)混紡系中の第2の繊維の含有率が25重量%以上
、70重量%未満である。
(b)カルボキシメチル基への置換度が0.13〜0.
40である。
(c) 3 0入〜10B入の細孔の総体積が0.07
d/g以上である。
以下、本発明について、本発明を完戒するに到った技術
的背景とともに説明する。
本発明の衣料を構成する混紡糸は、天然セルロース繊維
からなる第1の繊維及びカルポキシメチル化ビスコース
レーヨンからなる第2の繊維とで形威されている。
上記第1の繊維において、上記天然セルロース繊維とし
ては、カルボキシメチル化により改質されたもの又は未
改質のものの何れであってもよい。
また、上記第1の繊維には、天然セルロース繊維以外の
繊維が含まれていても良いが、その場合、X然セル1コ
ース繊維以夕Iの蟲維の含有量が30重量%以下になる
ようにするのが好ましい。尚、E記天然セルロース繊維
としては、木綿、麻など植物性セルロース繊維が挙げら
れる。
−L記第2の繊維において、カルボキシメチル化ビスコ
ースレーヨンは、以下に詳述する技術的背景及び理由か
ら、直径30入〜・108人の細孔が重要である。
即ち、日常生活環境における湿度は、衣服の内層、lA
層を含め、相対湿度が主に65=92%の範囲内(運動
時は除く)にある。t7かしながら、衣料等の素+4に
一ついての従来の吸湿性付与あるいは′@湿性向」二の
研究は飽和蒸気圧近《(主として相対湿度98%)にお
ける吸湿率をLげることが中心で、従来の衣料等の素材
においては、相対湿度92%以下における吸湿量はほと
んど向上していなかった。
そこで、各素材の細孔分布に着目し、水銀圧人ボロシメ
ーター(島津製作所 オー1・ポア9220型)を用い
、細孔の大きさを測定した。尚、この測定は、物質を濡
らさない水銀の特性により、圧力と水銀が侵入し得る最
小の細孔径は反比例の関係にあり、また水銀圧入蟻は細
孔容積に等しいので細孔分布が測定できるという原理に
基づくものである。
上記細孔勺布の測定結平によると、ビスコースレーヨン
は30〜108人の細孔の総体積は0.041d/gで
あり、綿は0. 0 3 0 m1/ gであった。
また、吸湿性能が綿より優れている羊毛は0.062d
/gであり、前述の吸湿景向上の各繊維(相対湿度98
%下での吸湿能の高いもの)の細孔分布は30=108
入の細孔の総体積が0.055d/gであり、108〜
125人の細孔は0.012d/gであった。
.ト記結果より相対湿度が80−90%前後の吸湿量は
直径が30〜108人の細孔に依存ずると考え、そこで
30入以上108人以Fの毛管を多く生威させ、その細
孔を半永久的に維持ざぜるために改質を施しフ,二。ち
なみに毛管直経と相対湿度の関係を示す下記ケルビンの
式から相対湿度65〜92%の環境下゛における細孔へ
の水分子の凝縮を計算した結果からも、細孔の直径が3
0入一・l08人のものが好ましいという結果も得られ
ている(ilれ角COSθ−0.85とすると108人
である)。
P / P o =、exp(−二えて−どV ,,,
, ゜co=,,e  ,RTr P;曲液面での蒸気圧 Po;平液面での蒸気圧 T;界面張力 ■,:液のモル容積 θ;濡れ角度     r;曲率半径 R;気体定数     T;絶対温度 次に、ビスコースレーヨンに対する上記改質方法につい
て説明する。
−L記ビスコースレーヨンの改質は、マーセル化の後に
モノクロル酢酸ナl・リウムによるカルボキシメチル化
反応を行うことによってなされ、その結果、カルボキシ
メヂル化ビスコースレーヨン(cM化レー1ン)内部1
..″30入〜108入の細孔を生成ずることができる
。しかし、一般的な水酸化ナトリウノ、水溶液を使った
マーセル化では、108入以丁の細孔はできるものの充
分ではなく、108人− 125入のものが多い。また
、水l先ずることによりその細孔はふさがってしまう。
そこで、本発明者等は鋭意研究の末に、マーセル化溶媒
として一部を、アセトン、ヱタ5ノール、イソブロビル
アルコール等の有機溶媒にぎき換えた含水有機溶媒を用
いることにより、30入〜108人の大きさの細孔を多
く生成できることを見い出した.また、上記細孔は水洗
いによりふさがってしまうが、その細孔の中に親水性の
カルボキシメチル基を導入することにより、細孔を維持
できることを見出した。本発明者等は、こうしてビスコ
ースレーヨンの優れた改質法を開発し、その結果、改質
サれたビスコースレーヨンを、下記のようにして第2の
織維として用いることにより、未改質のビスコースlノ
ーヨンに比べ、日常生活の環境下に吸湿容量、吸温速度
、吸水速度を大幅に増大させ得た本発明の衣料の素材と
して好適な混紡系を得ることが出来た. 本発明において、混紡糸を構成する第2の繊維の含有量
は混紡糸中の25〜70重量%、好ましくは30〜50
重量%である. 再生セルロース繊維(ビスコースレーヨン)のみ、ある
いは再生セルロース繊維の比率が70%以上の混紡糸を
改質して細孔を生威しても、前述の効果は得られるが、
強度の面で問題がある.換言すると、天然セルロース繊
維が30重量%以下であると、CM化レーヨンの改質反
応による強度低下を補えず、その上汚れ落ち性の効果も
得られない.従って、編織の可能な範囲で混紡比率を変
える必要がある.逆に、天然セルロース繊維のみ、ある
いは再生セルロース繊維の比率が25%未満の混紡糸の
場合は、改質しても前述の吸湿等における優れた効果は
期待できない.換言すると、天然セルロース織維が75
重量%以上であると、効果的な吸湿吸水性能が得られず
、その上CM化レーヨンが糸構造の中心部に多く遍在す
る傾向も現れにくくなり、べとつき防止の効果を得るこ
とができない. 本発明において、改質した後の第2の織維では、カルボ
キシメチル基への置換度(以下、CM化度とも表わす)
が0.13 〜0.40、好ましくは0. 15〜0.
25である.ここで、上記置換度は、セルロースノクル
β−ス残基当りのカルボキシメチル基の置換数であり、
最大3.0である.CM化レーヨンの置換度が0. 1
 3未満のものを用いても細孔の総体積がそれほど増加
せず十分な吸湿容量が得られない.また、CM化レーヨ
ンの置換度が0.40より大きいものは一部水に溶解し
てしまい、強度が著しく減少してしまい繊維として用い
るには不適切である. また、上記第2の繊維では、直径30Å〜108人の細
孔が総体積で0.07d/g以上存在することが必要で
あり、0.085d/g以上存在することが特に好まし
い.30Å〜108人の細孔の総体積が0.07d/g
未満であると日常生活で着用する衣料として必要な吸湿
容量、吸湿速度、吸水速度が十分に得られない. 次に、本発明の衣料に適用される混紡糸の好ましい調製
法の一例について説明する. 天然セルロース繊維の比率を30%以上75%未満、再
生セルロース繊維(ビスコースレーヨン)の比率を25
%以上70%未満の混紡糸を予め紡績し、該混紡糸につ
いて改質反応を行う.この方法によると、天然セルロー
ス繊維と再生セルロース織維との重合度及び結晶化度の
差により、再生セルロース繊維の改質反応の方が進みや
すく、且つ繊維長方向の収縮度が大きくなるため、CM
化レーヨンが糸構造の中心部に多くなる傾向が見られる
.また、天然セルロース繊維は再生セルロース繊維にく
らべ、改質反応を受ける程度が軽度であることにより、
糸強度が向上し、CM化レーヨンの強度低下を補う利点
もある. また、表面に天然セルロース繊維が多い場合は汚れ落ち
性が向上するという効果も確認された.また、天然セル
ロース繊維が、糸断面でみて外側に来るような芯鞘構造
の紡績糸を用いれば更に望ましく、再生セルロース繊維
が長繊維である場合は、公知の方法により天然セルロー
ス繊維を鞘上に巻き付けた芯鞘構造の紡績糸を用いるこ
ともできる.更に、天然セルロース繊維及び再生セルロ
ース繊維を紡績する前に改質し、その後糸と威すことも
可能である.本発明に適用される混紡糸においては、そ
の効果を損なわない範囲で、ポリエステル、アクリル、
ナイロン等の繊維を、例えば第1の繊維に混合して用い
ることが出来る.本発明の衣料は、通常、上記の混紡糸
を常法によりhjA威して得た織編地を裁断し、それを
縫製して作威されるが、上記混紡糸を用いて所望の形状
にW戒することによって作或することもできる.本発明
の衣料は、日常の着用条件下において、吸湿性が非常に
大きいため、人の作業、運動などによっておこる人体表
面、衣服内空間等での湿度上昇を緩和させることができ
、また、糸構造の中心に多いCM化レーヨンの方が吸湿
率が大であるため、水分が遍在し、他の部分と接触する
部分の水分含量が少なく、吸湿吸汗した後のべとつきが
著しく改善される。また、人体の発汗時などの吸汗時に
は、熱伝導率が急激に七かり、輻射による体熱の移動を
促進し、体内に生じた熱の余分な蓄熱を妨げ、官能的に
はムレ感、暑熱感が少なく、特に、高温高温環境下ある
いは軽作業時の肌着、体温!ll節能力の不十分な乳幼
児、老人の肌着として好適である。{!1し、本発明の
衣料は、肌着に制限されるものではなく、この他、例え
ば、靴下、ヘビー用衣料、Tシャツ等の肌に直接触れる
衣料としても好適である。
〔実施例〕
次に、実施例及び比較例を挙げ、本発明の衣料について
更に具体的に説明する。
実施例 次記0)に規定する第1の繊維と(2)に規定する第2
の繊雑とからなる40番手(綿番手!#!!算)の混紡
糸(吸湿容量14.5%)を用い、丸編み機にて天竺編
地を編み立て、該天竺編地を用いて第1表に示すアイテ
ムの戒入用肌@(本発明品)を縫製した.また、第1表
には上記各アイテムの縫製に用いたrtt地の坪駁を示
した。向.、下記の比較例1〜・5の場合に一ついても
同様に戒入用肌着(比較品)を縫製し、また、その際に
用いた織縦地の坪量を第l表に併記した。
(b) C M 化度0,05のカルボキシメチル化木
綿織維:70瑣量% (2) C M化度0635、直径30〜108人の細
孔の総体積0.090d/gのカルボキシメチル化レー
ヨン繊維:30重景% 比較例l 次記(1)及び(2)でそれぞれ規定する第1及び第2
の各繊維からなる40番手(綿番手換算)の混紡糸(吸
湿容盪6.1%)を用いた以外は全て前記実施例と同様
にして戒入用肌着(比較晶1)を縫製した。
(11CM化度0.05のカルボキシメチル化木綿織維
:70瑣量% (2J C M化度0. 1 5、直径30へ・l08
大の細孔の総体積0.025d/g、直径108 〜1
25人の細孔の総体積0.048m(1/gのカルボキ
シメチル化レーヨン織維:30重景% 比較例2 次記(1)及び(2)でそれぞれ規定する第1及び第2
の各繊維からなる40番手(綿番手換算)の混紡糸(吸
湿容16.7%)を用いた以外は全て前記実施例と同様
にして戒入用肌@(比較品2)を縫製した。
(1) C M化度0.05のカルボキシメチル化木綿
繊維=70重量% (21 C M化度0.18、直径30=108Aの細
孔の総体積0. 0 5 0 d / gのカルボキシ
メチル化レーヨン繊維:30重量% 比較例3 次記(1)及び(2)でそれぞれ規定する第1及び第2
の各繊維からなる40番手(綿番手換′1t)の混紡糸
(吸湿容量7. 1%)を用いた以外は全て前記実施例
と同様にして戒入用肌S(比較品3)を縫製した. (1)C M{tJo. 0 5のカルボキシメチル化
木綿織*:85重量% (2) C M化度0.20、直径30・・108人の
細孔の総体積0.087raQ/.のカルボキシメチル
化レーヨン織維:15重量% 比較例4 次記(1)及び(2)でそれぞれ規定する第1及び第2
の各繊維からなる40番手(綿番手換算)の混紡糸(吸
湿容tl5、2%)を用いた以外は全て前記実施例と同
様にして戒入用肌着(比較品4)を縫製した。
(1)CM化度0.05のカルボキシメチル化木綿繊1
1i:15重量% (2) C M化度0.17、直径30〜108人の細
孔の総体積0.088d/gのカルボキシメチル化レー
ヨン繊維=85重量% 比較例5 40番手の本綿糸(吸温容量3.5%)を用いた以外は
全て前記実施例と同様にして戒入用肌着(比較晶5)を
縫製した。
(以下余白) 第l表 第2表 次いで、上述の如く縫製した各肌着(本発明品及び比較
品1〜5)について、昭和63年夏、下記第2表に示し
た組み合わせからなる5種類の着用感の評価テスl−1
〜5を、それぞれについてlO名の男性モニター(22
〜50才)の実着用により1カ月間実施した.上記モニ
ターとしては、日中、軽く汗ばむ程度に身体を動かして
いる人を選び、各自に、通常のブリーフとシャツに代え
て、上記テスト用の肌着を起床時から就寝時まで着用上
記各評価テストにおける着用感の評価結果はそれぞれ以
下の通りであった。
(テストl) ネ全体評価 本発明品がよい      5名 どちらともいえない    3名 比較品lがよい      2名 *自由意見 ・運動で汗をかいたとき、比較品1の肌着の方がさらつ
としていたが、ムレ感は本発明品の肌着の方が少なく、
べたつきも少なかった.・蒸し暑い部屋に入った時、本
発明品の肌着の方が涼しく感じた。
(テスト2) *全体評価 本発明品がよい      5名 どちらともいえない    4名 比較品2がよい      1名 *自由意見 ・本発明品の肌着は暑苦しさが少なかった.(テスト3
) *全体評価 本発明品がよい      7名 どちらともいえない    2名 比較品3がよい      1名 本自由意見 ・本発明品の肌着の方が背中などでシャツがべとつく感
しか少ない。
・比較品3の肌着の方がYシャツの下に着ている時すべ
りにくく感じる. (テスト4) 本全体評価 本発明品がよい      7名 どちらともいえない    2名 比較品4がよい      l名 *自由意見 ・比較品4の肌着の方が本発明品の肌着に比べ、黒ずみ
や黄ばみが目立った。
・比較品4の肌着の方がわきの下など擦れ切れたように
薄くなっていた。
(テスト5〉 本全体評価 本発明品がよい      6名 どちらともいえない    3名 比較品5がよい      1名 *自由意見 ・本発明品の肌着はべとつきや暑苦しさが少なかった. ・運動で汗ばんだ後、本発明品の肌着の方が比較品5の
肌着に比べ、身体のほてりが早くひいた。
・比較品5の肌着の方が生地が重たく着づらそうに感し
た. 〔発明の効果〕 本発明の衣料は、日常の着用条件の下において、衣料素
材に多盪の水分を吸収させることができるので、作業、
運動などによって起こる人体表面、衣服内空間等におけ
る湿度上昇を緩和させることができ、また、吸湿吸汗し
た際の水分を糸の内部に遍在させることによりべとつき
を防止し、且つ体熱の移動を促進し体内に生じた熱の余
分な蓄熱を妨げることができ、更に薄地の肌着たしても
好適であり、特に、高温高温環境下あるいは軽作業時に
着用する賜着として、また、体温調節能力が不十分な乳
幼児、老人等の肌着として好適である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カルボキシメチル化天然セルロース繊維もしくは
    未改質の天然セルロース繊維からなる第1の繊維と、カ
    ルボキシメチル化ビスコースレーヨンからなる第2の繊
    維とから構成される混紡糸を編成した織編地からなる衣
    料であり、上記第2の繊維が下記の要件(a)〜(c)
    を備えていることを特徴とする衣料。 (a)混紡糸中の第2の繊維の含有率が25重量%以上
    、70重量%未満である。 (b)カルボキシメチル基への置換度が0.13〜0.
    40である。 (c)30Å〜108Åの細孔の総体積が0.07ml
    /g以上である。
JP16020589A 1989-06-22 1989-06-22 衣料 Pending JPH0327103A (ja)

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