JPH03251572A - 複素環化合物、その製造法、その用途およびその中間体 - Google Patents

複素環化合物、その製造法、その用途およびその中間体

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JPH03251572A
JPH03251572A JP7994190A JP7994190A JPH03251572A JP H03251572 A JPH03251572 A JP H03251572A JP 7994190 A JP7994190 A JP 7994190A JP 7994190 A JP7994190 A JP 7994190A JP H03251572 A JPH03251572 A JP H03251572A
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hydrogen atom
alkyl group
alkyl
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Application number
JP7994190A
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English (en)
Inventor
Naoto Meki
目木 直人
Tomotoshi Imahase
今長谷 共利
Hiroaki Fujimoto
藤本 博明
Kenichi Mikiya
三木谷 研一
Jinko Takano
高野 仁孝
Junko Ogasawara
小笠原 順子
Masahiro Tamaoki
昌宏 玉置
Kazue Nishida
西田 和枝
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、新規な複素環化合物、その製造法、それを有
効成分とする殺虫、殺ダニ、殺菌剤およびその中間体に
関するものである。
〈従来の技術〉 ある種の複素環化合物が殺虫、殺ダニおよび殺菌活性を
有することは、EP234045A、公報および特開昭
64−13086号公報に記載されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、これらの化合物は、その効力やスペクト
ラム等の点において、必ずしも十分なものとは言い難い
〈課題を解決するための手段〉 本発明者らは、このような状況に鑑み、優れた活性を有
する化合物を開発すべく、種々検討を重ねた結果、下記
一般式CI)で示される複素環化合物か、優れた殺虫、
殺ダニ、殺菌活性を有することを見出し、本発明を完成
した。
すなわち、本発明は、一般式CI] 2 〔式中、R,は水素原子、アルキル基またはフェニル基
を表わし、R2は水素原子、アルキル基またはハロアル
キル基を表わす。R3は水素原子、アルキル基またはフ
ェニル基を表わし、R4およびR5は同一または相異な
り、水素原子またはアルキル基を表わす。Yは同一また
は相異なり、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハ
ロアルキル基、アルコキシル基またはハロアルコキシル
基を表わす。
R6はアルキル基、ハロアルキル基、アルケニル基、ハ
ロアルケニル基、アルキニル基、ハロアルキニル基、ア
ルコキシアルキル基、アルキルチオアルキル基、シクロ
アルキル基または 水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基
、アルコキシル基またはハロアルコキシル基を表わす。
)を表わす。Zは酸素原子または硫黄原子を表わし、m
およびnは1〜5の整数を表わす。〕で示される複素環
化合物(以下、本発明化合物と記す。)、その製造法、
それを有効成分とする殺虫、殺ダニ、殺菌剤およびその
中間体を提供するものである。
一般式〔I〕で示される本発明化合物において、R1,
R2、R3、RいR5、YおよびVにおけるアルキル基
はC1〜C4アルキル基であり、R1におけるハロアル
キル基は01〜C、のクロロアルキル基またはフルオロ
アルキル基である。Yにおけるハロゲン原子は塩素原子
、フッ素原子または臭素原子であり、ハロアルキル基は
01〜C4のクロロアルキル基、フルオロアルキル基ま
たはブロモアルキル基であり、ハロアルコキシル基は、
01〜C4のクロロアルコキシル基、フルオロアルコキ
シル基またはブロモアルコキシル基であり、アルコキシ
ル基は、01〜CIアルコキシル基である。R6におけ
るアルキル基は、C1〜CIQアルキル基であり、ハロ
アルキル基は、01〜CIoのクロロアルキル基、フル
オロアルキル基またはブロモアルキル基であり、アルケ
ニル基、アルキニル基は、C2〜C)。アルケニル基、
C、〜C10アルキニル基であり、ハロアルケニル基は
、02〜Cのクロロアルケニル基、フルオロアルケニル
基またはブロモアルケニル基であり、ハロアルキニル基
は、02〜C10のクロロアルキニル基、フルオロアル
キニル基またはブロモアルキニル基である。
R6のアルコキシアルキル基は01〜C4アルコキシ0
2〜CIアルキル基であり、アルキルチオアルキル基は
01〜C4アルキルチオC2〜C8アルキル基であり、
シクロアルキル基は03〜Cシクロアルキル基である。
■におけるハロゲン原子は塩素原子、フッ素原子または
臭素原子であり、ハロアルキル基は、01〜C4のクロ
ロアルキル基またはフルオロアルキル基であり、ハロア
ルコキシル基は、C,−C,のクロロアルコキシル基ま
たはフルオロアルコキシル基であり、アルコキシル基は
、01〜C4アルコキシル基である。
本発明化合物の好ましい範囲は、一般式CI)において
、R1は水素原子またはアルキル基、R2はアルキル基
、R3は水素原子またはアルキル基、R4およびR5は
同一または相異なり、水素原子またはアルキル基、Yは
同一または相異なり、水素原子、ハロゲン原子、アルキ
ル基、ハロアルキル基、アルコキシル基またはハロアル
コキシル基、R6はアルキル基、ハロアルキル基、シク
ロアルキル基、アルコキシアルキル基または 水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基
、アルコキシル基またはハロアルコキシル基を表わす。
)、Zは酸素原子、mおよびnは1または2で示される
化合物である。
更に好ましい範囲は、一般式〔I〕において、R1およ
びR2はメチル基、R8は水素原子、R1およびR1は
同一または相異なり、水素原子またはメチル基、Yは同
一または相異なり、水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、ハロアルキル基またはハロアルコキシル基、R6は
アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、また
は 水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基
、アルコキシル基を表わす。)、Zは酸素原子、mおよ
びnは1または2で示される化合物である。
そのなかで特に好ましい範囲は、−数式(I)において
、R1およびR7はメチル基、R1は水素原子、R4お
よびR6は水素原子、Yは同一または相異なり、水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基またはハロアルキル基、
R,はアルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基
、または 水素原子またはハロゲン原子を表わす。)Zは酸素原子
、mおよびnは1で示される化合物である。
本発明化合物が有効な害虫としては、たとえばウンカ類
、ヨコバイ類、アブラムシ類、カメムシ類、コナララミ
類等の半翅目、コナか、二カメイカ、コブツメイカ、ヨ
トウ類、ウワバ類、モンシロチョウ、イカ、コイガ等の
鱗翅目、アカイエカ、ハマダラ力類、シマカ類、イエバ
エ等の双翅目、チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、トビ
イロゴキブリ、ワモンゴキブリ等の網翅目、ササンコー
ンルートワーム等の鞘翅目、その他膜翅目、総翅目直翅
目およびハダニ類として、ニセナミハダニ、ナミハダニ
、ミカンハダニ等かあげられ、さらに既存の殺虫剤に抵
抗性の発達した害虫にも有効である。
また、本発明化合物は、種々の植物病害に対し、予防効
果、治療効果、浸透移行効果において優れた防除効果を
示す。
本発明化合物が優れた防除効果を有する植物病害として
は、たとえばイネのいもち病(Pyricularia
  oryzae)、ごま葉枯病(Cochliobo
lus  m1yabeanus) 、紋枯病(Rhj
zoctonia  5olani)、ムギ類のうどん
こ病(Erysiphe  graminis  f、
 sp。
hordei 、  E、 g、 f、 sp、 tr
itici) 、網斑病(Pyrenophora  
teres) 、赤かび病(Gibberella z
eae)、さび病(Puccinia  striif
ormis、 P、 graminIs、 P、 re
condita、 P、 hordei)、雪腐病(T
yphulasp、、 Micronectriell
a  n1valis) 、裸黒穂病(Ustilag
o  tritici、 U、 nuda) 、なまぐ
さ黒穂病(Tilletia  caries) 、眼
紋病(Pseudocercosp。
rella  herpotrichoides) 、
雲形病(Rhynchosp。
rium  5ecalis)、葉枯病(Septor
ia tritici)、ふ枯病(Leptospha
eria  nodorum) 、カンキツの黒点病(
Diaporthe  citri) 、そうが病(F
lsinoefawcetti)、果実腐敗病(Pen
icillium  digitatum、 p、  
italicum)、リンゴのモニリア病(Scler
tinia  mali)、腐らん病(Valsa  
mali)、うどんこ病(Podosphaera  
1eucotricha) 、斑点落葉病(Alter
naria  mali) 、黒星病(Venturi
a  1naequalis) 、ナシの黒星病(Ve
nturia  nashicola。
V、 pirina) 、黒斑病(Alternari
a  kikuchiana)、赤星病(Gymosp
orangium  haraeant+m)、モモの
灰星病(Sclerotinia  cinerea)
 、黒星病(Cladosporium  carpo
philum)、フォモプシス腐敗病(Phomops
is  sp、) 、ブドウの黒とう病(Elsino
e  ampelina)、晩腐病(Glomerel
la  cingulata)、うどんこ病(Unci
nula  necator)、さひ病(Phakop
sora  ampelopsidis) 、ブラック
ロット病(Guignardia  bidwelli
i)、カキの炭そ病(Gloeosporiurn  
kaki) 、落葉病(Cercospora  ka
ki、 Mycosphaerella  nawae
)、ウリ類の炭そ病(Colletotrichum 
 lagenarium) 、うどんこ病(Sphae
rothecafuliginea)、つる枯病(My
cosphaerella  mel。
n1s)、トマトの輪紋病(Alternaria  
5olani)、葉かび病(Cladosporium
  fulvum) 、ナスの褐紋病(Phomops
is  vexans)、うどんこ病(εrys ip
hecichoracearum)、アブラナ科野菜の
黒斑病(Alternaris  japonica)
 、白斑病(Cercosporellabrassi
cae) 、ネギのさび病(Puccunua  al
lii)ダイズの紫斑病(Cercospora  k
ikuchii) 、黒とう病(Elsinoe  g
lycines)、黒点病(Diaporthepha
seolorum  var、 5ojae) 、イン
ゲンの炭そ病(Colletotrichum  li
ndemthianum)、ラッカセイの黒渋病(My
cosphaerella  personatum)
 、褐斑病(Cercospora  arachid
icola) 、エントウのうどんこ病(Erysip
he  pisi) 、シャカイモの夏疫病(Alte
rnaria  5olani) 、イチゴのうどんこ
病(Sphaerotheca  humuli) 、
チャの網もち病(Exobasidium  reti
culatum) 、白星病(Elsinoe  Ie
ucospila)、タバコの赤星病(Alteria
  IongipeS)、うどんこ病(Erysiph
e  cichoracearum)、炭そ病(Col
letotrichum  tabacum)、テンサ
イ褐斑病(Cercospora  beticola
) 、バラの黒星病(Diplocarpon  ro
sae) 、うどんこ病(Sphaerothecap
annosa)、キクの褐斑病(Septoriach
rysanthemiindici) 、白さび病(P
uccinia  horiana)、種々の作物の灰
色かび病(Botrytis  cinerea)、菌
核病(Sclerotinia  scleroeio
rum)等があげられる。
本発明化合物は、たとえば下記のような製造法によって
製造することができる。
製造法A 一般式[11] ] 〔式中、R11R2,R3,R6,およびZは前記と同
し意味を表わす。〕 で示される化合物と一般式〔lID 〔式中、R,、R,、yおよびmは前記と同じ意味を表
わし、Wはハロゲン原子を表わす。〕で示される化合物
とを反応させることにより、本発明化合物を得る方法。
製造法B 一般式[IV]       0 1 2 〔式中、R11R2,Rs、 RsおよびZは前記と同
じ意味を表わす。〕 て示される化合物と一般式〔■〕 〔式中、R4,R5,Yおよびmは前記と同し意味を表
わす。〕 で示される化合物とを反応させることにより、本発明化
合物を得る方法。
製造法Aの方法において、反応の際には溶媒は必ずしも
必要ではないが、溶媒を用いる場合は、たとえばジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類、エチレングリコール、グリセリン、メタノール
、エタノール等のアルコール類、N、N−ジメチルホル
ムアミド、N、 N−ジメチルアセトアミド等の酸アミ
ド類、ジメチルスルホキシド等、ベンセン、トルエン、
クロルベンゼン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、
クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、アセトン、メ
チルイソブチルケトン等のケトン類、アセトニトリル等
のニトリル類、水またはそれらの混合溶媒か使用され、
−数式[II)で示される化合物1モルに対して、−数
式(I[[)で示される化合物は、0.5〜10モルの
割合で用いられる。反応温度は通常−20〜2008C
1好ましくは一10〜100℃で、反応時間は通常5分
〜100時間、好ましくは30分〜50時間である。
また反応の際には、通常、水酸化リチウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、
水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等
のアルカリ金属水素化物、金属リチウム、金属ナトリウ
ム、金属カリウム等のアルカリ金属、ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金属アルコキ
シド等あるいはそれらの混合物を脱酸剤として用いる。
−数式[n)で示される化合物1モルに対して脱酸剤は
0.5〜10モルである。また、必要に応じ、反応の触
媒として、たとえばテトラ−n−ブチルアンモニウムプ
ロミド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド等の
アンモニウム塩等、l8−クラウン−6等のエーテル類
、トリス(3゜6−シオキサヘプチル)アミン(TDA
−1)等のアミン類等の相関移動触媒を、−数式[II
]で示される化合物1モルに対して0.0001〜1モ
ル用いることができる。
反応終了後は、有機溶媒で抽出操作を行なう等の通常の
後処理を行ない、必要に応じ、クロマトグラフィー、蒸
留、再結晶等によって精製することにより、目的の本発
明化合物を得ることができる。
製造法Bの方法において、反応の際には、溶媒は必ずし
も必要ではないが、溶媒を用いる場合、たとえばジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類、エチレングリコール、グリセリン、メタノール
、エタノール等のアルコール類、N、N−ジメチルホル
ムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド等の酸アミド
類、スルホラン、ジメチルスルホキシド等、ベンゼン、
トルエン、クロルベンゼン等の芳香族炭化水素類、塩化
メチレン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、ペン
タン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族
炭化水素類、ピリジン、ピコリン等のピリジン類、酢酸
、水あるいはそれらの混合溶媒が使用され、−数式[I
V)で示される化合物1モルに対して、−数式〔V〕で
示される化合物は0.5〜lOモルの割合で用いられる
。反応温度は通常−20〜200℃、好ましくは一10
〜150℃で、反応時間は通常5分〜100時間、好ま
しくは5分〜20時間である。また、必要に応し、反応
の触媒として、たとえば塩酸、硫酸、硝酸等の鉱酸、ギ
酸、酢酸、プロピオン酸、メタンスルホン酸、ペンセン
スルホン酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸、ピリ
ジン塩酸塩、トリエチルアミン塩酸塩、モルホリン塩酸
塩等のアミン類の酸付加塩等を、−数式〔■〕で示され
る化合物1モルに対して0.001〜1モル用いること
ができる。
反応終了後は、有機溶媒で抽出操作を行なう等の通常の
後処理を行ない、必要に応じ、クロマトグラフィー、蒸
留、再結晶等によって精製することにより、目的の本発
明化合物を得ることができる。
−数式〔I〕で示される本発明化合物としてはたとえば
第1表に示すような化合物をあげることができるが、も
ちろん本発明はこれらに限定され第 表 なお、本発明化合物の中間体である一般式〔v〕で示さ
れる化合物は、新規化合物であり、以下のような製造法
によって合成できる。
例えば、一般式〔■〕で示される化合物と一般式(VI
) A  −OH[Vl:1 同一または相異なり、低級アルキル基またはフェニル基
を表わす。)で示される基を表わす。〕で示される化合
物とを反応させて、一般式〔■〕〔式中、R,、R6+
 A、 Yおよびmは前記と同し意味を表わす。〕 で示される化合物を得、ついで該化合物を、たとえばヒ
ドロキシルアミンもしくはヒドラジン等と反応させるか
、またはたとえば塩酸もしくは硫酸等の鉱酸と反応させ
た後、中和することにより、−数式〔■〕で示される化
合物を得ることかできる。
一般式CI[[]で示される化合物と一般式〔■〕で示
される化合物とを反応させる場合、通常、溶媒が用いら
れ、そのような溶媒としては、たとえばN、N−ジメチ
ルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド等のア
ミド類、ジメチルスルホキシド、スルホラン等のスルホ
キシド類、ベンセン、トルエン、クロルベンゼン等の芳
香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロ
ロエタン等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタ
ノール、イソプロパツール等のアルコール類、アセトニ
トリル等のニトリル類、水あるいはそれらの混合溶媒が
あげられる。また、反応を行なう際には、通常塩基が用
いられ、そのような塩基としては、たとえば水酸化リチ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ
金属水酸化物、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等のアル
カリ金属炭酸塩等のアルカリ金属炭酸水素塩、トリエチ
ルアミン等の脂肪族アミン類、ナトリウムメチラート、
ナトリウムエチラート等のアルカリ金属アルコキシドま
たは水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金
属水素化物等があげられる。
反応に供する試剤の量は、−数式[)で示される化合物
1モルに対して、−数式[VL)で示される化合物は0
.1〜10モル、好ましくは0.5〜2モルであり、塩
基は0.5〜lOモルである。反応温度は、通常−30
〜200℃、好ましくは10〜150℃であり、反応時
間は、通常5分〜100時間、好ましくは30分〜50
時間である。
反応の助剤として、たとえばテトラn−ブチルアンモニ
ウムプロミドあるいはベンジルトリメチルアンモニウム
クロリド等のアンモニウム塩、18−クラウン−6等の
エーテル類、トリス(3゜6−シオキソヘプチル)アミ
ン(TDA−1)等の相間移動触媒を、−数式[II[
)で示される化合物1モルに対して0.0001〜1モ
ル用いることができる。
反応終了後は、有機溶媒で抽出操作を行なう等の通常の
後処理を行ない、必要に応じ、クロマトグラフィー、蒸
留、再結晶等によって精製することにより、−数式〔■
〕で示される化合物を得ることができる。
一般式〔■〕で示される化合物とヒドロキシルアミンも
しくはヒドラジン等と反応させるか、または塩酸もしく
は硫酸等の鉱酸と反応させる場合、通常溶媒が用いられ
、そのような溶媒としては、たとえばメタノール、エタ
ノール、イソプロパツール等のアルコール類、ベンセン
、トルエン、クロルベンゼン等の芳香族炭化水素類、水
またはそれらの混合溶媒があげられる。
反応に供する試剤の量は、−数式〔■〕で示される化合
物1モルに対して、ヒドロキシルアミン、ヒドラジンま
たは塩酸もしくは硫酸等の鉱酸は0.5〜100モルで
ある。反応温度は、通常0〜300℃であり、反応時間
は、通常5分〜200時間である。
また、反応の助剤として、たとえばテトラ−nブチルア
ンモニウムプロミドあるいはベンジルトリメチルアンモ
ニウムクロリド等のアンモニウム塩、18−クラウン−
6等のエーテル類、トリス(3,6−シオキソヘプチル
)アミン(TDA−1)等の相間移動触媒を一般式〔■
〕で示される化合物1モルに対して0.0001〜1モ
ル用いることかできる。
反応終了後、そのまま分液するか、・あるいは塩酸もし
くは硫酸等の酸または水酸化ナトリウムもしくは水酸化
カリウム等の塩基により精製、中和することにより目的
の一般式〔v〕で示される化合物を得ることかできる。
一般式〔■〕で示される化合物としては、例えば第2表
に示すような化合物をあげることかできるが、もちろん
本発明はこれらに限定されるものではない。
第2表 また、−数式CI、]で示される化合物は、例えば米国
特許第4204071号明細書に記載の方法あるいは以
下の方法により製造できる。
即ち、例えば、−数式〔■〕 R,−CH=C−C−R。
式中、R1およびR6は前記と同じ意味を表わす。〕で
示される化合物と一般式[IX) 〔式中、Lはリチウム原子、ナトリウム原子またはマグ
ネシウムハライドを表わし、Yおよびmは前記と同し意
味を表わす。〕 て示される化合物とを反応させて、−数式〔X〕(JH 〔式中、R,、R5,Yおよびmは前記と同じ意味を表
わす。〕 て示される化合物を得、ついで該化合物を転位、ハロゲ
ン化させることにより、−数式[111]で示される化
合物を得ることができる。
−数式〔■〕で示される化合物と一般式〔■〕で示され
る化合物とを反応させて、−数式〔X〕示される化合物
を得る反応を行なう場合、通常、溶媒が用いられ、使用
される溶媒としては、たとえばジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類、ベンセン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シク
ロヘキサン、等の炭化水素類あるいはそれらの混合溶媒
があげられる。 反応に供する試剤の量は、数式〔■〕
で示される化合物1モルに対して、数式[IX)で示さ
れる化合物は0.1〜10モル、好ましくは1〜2モル
である。反応温度は、通常−1008C〜300℃、好
ましくは一508C〜150℃であり、反応時間は通常
5分〜100時間、好ましくは30分〜50時間である
−数式〔X′Jで示される化合物を転位、ハロゲン化さ
せて一般式[II[]で示される化合物を製造する反応
においては、必らすしも溶媒を用いな(でもよいが、溶
媒を用いる場合、通常は、たとえば塩化メチレン、クロ
ロホルム、ジクロルエタン等のハロゲン化炭化水素類、
ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素類、ベンセン、トルエ
ン、クロルヘンセン等の芳香族炭化水素類、メタノール
、エタノール、イソプロパツール等のアルコール類、水
あるいはこれらの溶合溶媒を用いることができる。
反応の際に用いるハロゲン化剤としては、通常のハロゲ
ン化剤、たとえば塩化チオニル、三臭化リン、塩化水素
酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸等を用いることができる
反応に供する試剤の量は、−数式〔X〕で示される化合
物1モルに対して、ハロゲン化剤は0.1〜10モル、
好ましくは0.5〜3モルであり、反応温度は、通常−
30°C〜200℃、好ましくは20°C〜150℃で
あり、反応時間は、通常5分〜100時間、好ましくは
30分〜50時間である。反応の助剤として、たとえば
N、N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、ピリンン
類、N。
N−ジメチルアニリン等のアニリン類、トリエチルアミ
ン等の脂肪族アミン類を一般式〔X〕で示される化合物
1モルに対して0.0001−1モル用いることかでき
る。
反応終了後は、有機溶媒で抽出操作を行なう等の通常の
後処理を行ない、必要に応し、クロマトクラフィー、蒸
留、再結晶等によって精製することにより、−数式[n
I)で示される化合物を得ることができる。
一般式[IX]で示される化合物は、たとえば−数式〔
x■〕 〔式中、Xはハロゲン原子を表わし、mおよびYは前記
と同じ意味を表わす。] で示される化合物とたとえば金属リチウム、金属ナトリ
ウム、金属マグネシウム等あるいはn−ブチルリチウム
等のアルキルリチウム等と反応させることにより得るこ
とができる。
本反応を行なう場合、通常、溶媒か用いられ、使用され
る溶媒としては、たとえばジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル類、ヘンセン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類あるいはそれらの混合溶媒があげられる。
反応に供する試剤の量は、−数式(Xllで示される化
合物1モルに対して、たとえば金属リチウム、金属ナト
リウム、金属マグネンウム等あるいはn−ブチルリチウ
ム等のアルキルリチウム等は0.1〜1.5モル、好ま
しくは、0.8〜1.3モルである。反応温度は一10
0°C〜300℃、好ましくは一80°C−150℃で
ある。反応時間は通常5分〜100時間、好ましくは3
0分〜50時間である。
一般式〔■]で示される化合物は、例えば、5ynth
esis’1985.755に記載の方法等により製造
することができる。
また、−数式(n)または〔■〕で示される化合物は、
例えば、EP234045A、公報に記載の方法あるい
は以下の方法により合成できる。
−数式〔■〕で示される化合物は、例えば、−数式[X
II 〕 2 〔式中、R1、R2およびR3は前記と同し意味を表わ
す。〕で示される化合物と一般式[X[II)R6−Z
HCXl11) 〔式中、R6およびZは前記と同し意味を表わす。]で
示される化合物とを反応させることによって得ることが
できる。
反応の際には溶媒は必ずしも必要ではないか、溶媒を用
いる場合は、たとえばジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等のエーテル類エチレングリコール
、グリセリン、メタノール、エタノール等のアルコール
類、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチル
アセトアミド等の酸アミド類、スルホラン、ジメチルス
ルホキシド等、ヘンセン、トルエン、クロルヘンセン等
の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム等の
ハロゲン化炭化水素類、ピリジン、ピコリン等のピリジ
ン類、水またはそれらの混合溶媒か使用され、−数式(
XI[]で示される化合物1モルに対して、−数式1:
XIII:lで示される化合物は、0.5〜lOモルの
割合で用いられる。反応温度は通常−20〜200℃、
好ましくは一10〜100°Cで、反応時間は通常5分
〜100時間、好ましくは30分〜50時間である。ま
た反応の際には、通常、水酸化リチウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、水
素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の
アルカリ金属水素化物、金属リチウム、金属ナトリウム
、金属カリウム等のアルカリ金属、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金属アルコキシ
ド等あるいはそれらの混合物を脱酸剤として用いる。−
数式[X11]で示される化合物1モルに対して脱酸剤
は0゜5〜lOモルである。また、必要に応し、反応の
触媒として、たとえばテトラ−n−ブチルアンモニウム
プロミド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド等
  のアンモニウム塩等、18−クラウン−6等のエー
テル類、トリス(3,6−シオキサヘプチル)アミン(
TDA−1)等のアミン類等の相関移動触媒を、−数式
[XII )で示される化合物1モルに対して0.00
01−1モル用いることができる。
反応終了後は通常の後処理を行なうことにより、目的の
一般式[IV、]で示される化合物を得ることができる
一般式〔■〕で示される化合物は、例えば、EP234
045A2公報に記載の方法あるいは以下の方法により
得ることができる。
−数式〔■〕で示される化合物とヒドロキシルアミン塩
酸塩、ヒドロキシルアミン硫酸塩等のヒドロキシルアミ
ン酸付加物とを反応させる。
反応の際には溶媒は必すしも必要ではないか、溶媒を用
いる場合は、たとえばンエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等のエーテル類、エチレンクリコー
ル、グリセリン、メタノール、エタノール等のアルコー
ル類、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチ
ルアセトアミド等の酸アミド類、スルホラン、ジメチル
スルホキシド等、ベンゼン、トルエン、クロルベンセン
等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム等
のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、ピリジン、
ピコリン等のピリジン類、酢酸、水等あるいはそれらの
混合溶媒が使用され、−数式〔■〕で示される化合物1
モルに対して、ヒドロキシルアミン酸付加物、0.5〜
10モルの割合で用いられる。反応温度は通常−20〜
200°C1好ましくは一10〜150℃で、反応時間
は通常5分〜100時間、好ましくは5分〜20時間で
ある。また反応の際には、通常、水酸化リチウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化
物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭
酸塩、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム等のアルカリ金属水素化物、金属リチウム、金属ナ
トリウム、金属カリウム等のアルカリ金属、ナトリウム
メトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金属ア
ルコキシド等あるいはそれらの混合物を脱酸剤として用
いる。−数式CIVIで示される化合物1モルに対して
脱酸剤は0.5〜10モルである。また、必要に応し、
反応の触媒として、たとえばテトラ−nブチルアンモニ
ウムプロミド、ペンシルトリメチルアンモニウムクロリ
ド等のアンモニウム塩等、18−クラウン−6等のエー
テル類、トリス(3゜6−シオキサヘプチル)アミン(
TDA−1)等のアミン類等の相関移動触媒を、−数式
[IV]で示される化合物1モルに対して0.0001
〜1モル用いることかできる。
反応終了後は通常の後処理を行なうことにより、目的の
一般式〔■〕で示される化合物を得ることかできる。
本発明化合物を殺虫、殺ダニ、殺菌剤の有効成分として
用いる場合は、他の何らの成分も加えすそのまま使用し
てもよいが、通常は、固体担体、液体担体、ガス状担体
、餌等と混合し、必要あれば界面活性剤、その他の製剤
用補助剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、フロアブル
剤、粒剤、粉剤、エアゾール、加熱燻蒸剤(蚊取線香、
電気蚊取マット等)、非加熱蒸散剤、燻煙剤、煙霧剤(
フォラキング等)、毒餌等に製剤して使用する。
これらの製剤には、有効成分として本発明化合物を、通
常、重量比で0.01%〜95%含有する。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、たとえば粘
土類(カオリンクレー、珪藻土、合成含水酸化珪素、ベ
ントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、タルク類
、セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、
硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学
肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)等の微粉末あ
るいは粒状物などかあげられ、液体担体としては、たと
えば水、アルコール類(メタノール、エタノール類)、
ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、芳香族
炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キンjノン、エチル
ヘンセン、メチルナフタレン等)脂肪族炭化水素類(ヘ
キサジ、ンクロヘキサン、灯油、軽油等)、エステル類
(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ニトリル類(アセトニ
トリル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジイソ
プロピルエーテル、ジオキサン等)、酸アミド類(N。
N−ジメチルホルムアミド、N、N−ンメチルアセトア
ミド等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタン、ト
リクロロエタン、四塩化炭素等)、ジメチルスルホキシ
ド、大豆油、綿実油等の植物油があげられ、ガス状担体
、すなわち噴射剤としては、たとえばフロンガス、ブタ
ンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエーテル、
炭酸カス等があげられる。
乳化、分散、産屋等のために用いられる界面活性剤とし
ては、たとえばアルキル硫酸エステル塩、アルキル(ア
リール)スルホン酸塩、ジアルキルスルホこはく酸塩、
ポリオキンエチレンアルキル了り−ルエーテルりん酸エ
ステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物等の
陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキ/エチレンポリオキンプロピレンブロッ
クコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活
性剤があげられる。
固着剤や分散剤等の製剤用補助剤としては、たとえばカ
セイン、セラチン、多糖類(でんぷん粉、アラビアガム
、セルロース誘導体、アルキン酸等)、リグニン誘導体
、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(ポリビニル
アルコール、ポリビニルヒロリドン、ポリアクリル酸類
等)があげられ、安定剤としては、たとえばPAP (
酸性リン酸イソプロピル) 、BHT (2,6−シー
tert−ブチル−4−メチルフェノール) 、BHA
 (2−tertブチル−4−メトキシフェノールと3
− tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの混
合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、脂肪酸またはそ
のエステル等があげられる。
蚊取線香の基材としては、たとえは木粉、粕粉等の植物
生粉末とタブ粉、スターチ、クルティン等の結合剤との
混合物等があげられる。
電気蚊取マットの基材としては、たとえばコツトンリン
ターまたはコツトンリンターとパルプとの混合物のフィ
ブリルを板状に固めたもの等があげられる。
自己燃焼型燻煙剤の基材としては、たとえば硝酸塩、亜
硝酸塩、グアニジン塩、塩素酸カリウム、ニトロセルロ
ーズ、エチルセルローズ、木粉等の燃焼発熱剤、アルカ
リ土類金属塩、アルカリ金属塩、重クロム酸塩、クロム
酸塩等の熱分解刺激剤、硝酸カリウム等の酸素供給剤、
メラミン、小麦デンプン等の支燃剤、珪藻上等の増量剤
、合成糊料等の結合剤等かあげられる。
化学反応型燻煙剤の基剤としては、たとえばアルカリ金
属の硫化物、多硫化物、水硫化物、含水塩、酸化カルシ
ウム等の発熱剤、炭素質物質、炭化鉄、活性白土等の触
媒剤、アゾジカルボンアミド、ペンセンスルホニルヒド
ラジド、シニトロソペンタメチレンテトラミン、ポリス
チレン、ポリウレタン等の有機発泡剤、天然繊維片、合
成繊維片等の充填剤等があけられる。
非加熱蒸散剤の基材としては、たとえば熱可塑性樹脂、
濾紙、和紙等があげられる。
毒餌の基材としては、たとえば穀物物、植物精油、糖、
結晶セルロース等の餌成分、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デ
ヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の誤食防止剤、
チーズ香料、タマネギ香料等の誘引性香料等があげられ
る。
フロアブル剤(水中懸濁剤または水中乳濁剤)は、一般
に、1〜75%の有効成分化合物を0.5〜15%の分
散剤、0.1〜IO%の懸濁助剤(たとえば保護コロイ
ドやチクソトロピー性を付与する化合物)、0〜lO%
の適当な補助剤(たとえば消泡剤、防錆剤、安定化剤、
展着剤、浸透助剤、凍結防止剤、防菌剤、防カビ剤等)
を含む水中で微少に分散させることによって得られる。
水のかわりに有効成分化合物がほとんど溶解しない油を
用いて油中懸濁剤とすることも可能である。保護コロイ
ドとしては、たとえばゼラチン、カセイン、カム類、セ
ルロースエーテル、ポリビニルアルコール等をあげるこ
とができ、チクソトロピー性を付与する化合物としては
、たとえばベントナイト、アルミニウムマグネシウムシ
リケート、キサンタンガム、ポリアクリル酸等があげら
れる。
このようにして得られる製剤は、そのままであるいは水
等で希釈して用いる。また、他の殺虫剤、殺ダニ剤、殺
線虫剤、土壌害虫防除剤、害虫防除剤、殺菌剤、除草剤
、植物生長調節剤、共力剤、肥料、土壌改良剤と混合し
て、または混合せずに同時に用いることもできる。
本発明化合物を農業用殺虫、殺ダニ剤の有効成分として
用いる場合、その有効成分の施用量は通常lOアールあ
たり、Ig−1000gであり、乳剤、水和剤、フロア
ブル剤等を水で希釈して用いる場合は、その施用濃度は
通常、0.lppm−11000pp、好ましくは10
ppm −1000ppmであり、粒剤、粉剤等は何ら
希釈することなく製剤のままで施用する。また、防疫用
 殺虫、殺ダニ剤として用いる場合には、乳剤、水和剤
、フロアブル剤等は水で通常、0.lppm−1100
0pp 、好ましくはl Oppm−1000ppmに
希釈して施用し、油剤、エアゾール、煙霧剤、毒餌等に
ついてはそのまま施用する。
本発明化合物を殺菌剤の有効成分として用いる場合、そ
の有効成分の施用量は、通常lOアールあたり1g〜1
000gであり、乳剤、水和剤、フロアブル剤等を水で
希釈して施用する場合、その施用濃度は、通常、0 、
 1 pppm−100000pp、好ましくは10 
pppm−100000ppであり粒剤、粉剤等はなん
ら希釈することなくそのまま施用することができる。ま
た、本発明化合物は、種子消毒剤として用いることもで
きる。
上述の施用量、施用濃度は、いずれも製剤の種類、施用
時期、施用場所、施用方法、有害生物の種類、被害程度
等の状況によって異なり、上記の範囲にかかわることな
く増加させたり、減少させたりすることができる。
〈実施例〉 以下、製造例、製剤例および試験例で本発明をさらに詳
しく説明するか、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。まず、製造例を示す。
製造例1 ■、3−ジメチルー5−フェノキシピラゾール4−カル
ボアルデヒドオキシムIgを、水素化ナトリウム0.1
1gを懸濁させたN、N−ジメチルホルムアミド溶液I
O−に加え、室温で3時間攪拌した。そこに水冷下、3
−クロロ−2−フルオロ−1−フェニル−1−ペンテン
0.73 gを加え、室温で3時間攪拌した。得られた
反応混合物を100−の氷水にあけ、酢酸エチル50−
で3回抽出した。抽出した有機層を合し、飽和塩化ナト
リウム水溶液1001nlで一回洗浄した後、有機層を
減圧上濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトクラ
フィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=4 : 1
)に付し、1,3−ジメチル−5−フェノキシピラゾー
ル−4−カルボアルデヒドオキシム−2−フルオロ−3
−フェニル−2〜ペンテニルエーテル(本発明化合物(
7) ) 0.25gを得た。
製造例2 ■、3−ジメチルー5−(シクロへキシルオキシ)ピラ
ゾール−4−カルボアルデヒドオキシムIgを、水素化
ナトリウム0.11gを懸濁させたN。
N〜ジメチルホルムアミド溶液10dに加え、室温で3
時間攪拌した。そこに水冷下、3−クロロ−2−フルオ
ロ−1−(p−クロロフェニル)=1−ペンテン0.8
8gを加え、室温で3時間攪拌した。得られた反応混合
物を100−の氷水にあけ、酢酸エチル50−で3回抽
出した。抽出した有機層を合し、飽和塩化ナトリウム水
溶液100dで一回洗浄した後、有機層を減圧下に濃縮
した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒
;ヘキサン:酢酸エチル=4 : 1)に付し、1.3
−ジメチル−5−(シクロへキシルオキシ)ピラゾール
−4−カルボアルデヒドオキシム2−フルオロ−3−(
p−クロロフェニル)2−ペンテニルエーテル(本発明
化合物(8))0.21gを得た。
製造例3 1.3−ジメチル−5−シクロペンチルオキシピラゾー
ルー4−カルボアルデヒド1gを、エタノール10−に
溶解し、これに2−フルオロ−3=(p−クロロフェニ
ル)−2プロペニルオキシアミン0.97gを加えた。
更に この反応溶液に触媒量の塩酸カスを吹き込み、室
温で10時間攪拌下に熟成した。反応終了後、100−
の氷水にあけ、酢酸エチル50−で2回抽出した。 有
機層を合し、硫酸マグネシウムで脱水したのち、減圧下
に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトクラフィ
ー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:1)に付し
、l、3−ジメチル−5−シクロペンチルオキシピラゾ
ール−4−カルボアルデヒドオキシム−〇−2−フルオ
ロー3−(p−クロロフェニル)−2−ペンテニルエー
テル(本発明化合物(10) )0.21gを得た。
このようにして得られた本発明化合物のいくつかを第3
表に示す。
製造例4(中間体の製造) 窒素雰囲気下に、室温でN−ヒドロキンフタルイミドI
gと1−ブロモ−2−フルオロ−3−フェニル−2−プ
ロペン1.32 gをl0m1のN、N−ジメチルホル
ムアミドに溶解した。この反応溶液に無水炭酸カリウム
0.85gを添加し、室温で攪拌下に10時間熟成した
反応混合物を100−の氷水にあけ、酢酸エチル50−
で3回抽出した。有機層を合し、飽和食塩水501rI
で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水したのち、
減圧下に濃縮した。残差をヘキサンで 洗い、粗ヒドロ
キシフタルイミド−02−フルオロ−3−フェニル−2
−ペンテニルエーテル0.6gを得た。得られた粗ヒド
ロキシフタルイミド−0−2−フルオロ−3−フェニル
−2ペンテニルエーテル0.5gをトルエン20TLl
に溶解し、これに5x水酸化ナトリウム水溶液2.69
−1塩酸ヒドロキンルアミン0.12gおよびテトラ−
nブチルアンモニウムプロミド27mgを添加し、室温
で10時間攪拌した。分液により水層を除き、トルエン
層を飽和塩化ナトリウム水溶液20−で1回洗浄した。
その後、無水硫酸マグネシウムで脱水し、減圧下に濃縮
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒、ヘキサン 酢酸エチル=31)に付し ヒドロ
キシルアミン−〇−2−フルオロー3−フェニルー2−
プロペニルエーテル0.1.1g  を得た。
融点41.3°C 次に製剤例を示す。部は重量部であり、供試した本発明
化合物は第3表の化合物番号で示す。
製剤例1 本発明化合物(1)〜(11)の各々10部、キシレン
35部、ジメチルホルムアミド35部、ポリオキシエチ
レンスチリルフェニルエーテル14部およびドデシルベ
ンゼンスルホン酸カルシウム6部をよく攪拌混合して各
々の10%乳剤を得る。
製剤例2 本発明化合物(1120部を、ラウリル硫酸ナトリウム
4部、リクニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸
化珪素微粉末20部および珪藻土54部を混合した中に
加え、ジュースミキサーで攪拌混合して20ん水和剤を
得る。
製剤例3 本発明化合物(1)5部に、合成含水酸化珪素微粉末5
部、ドデシルヘンセンスルホン酸ナトリウム5部、ヘン
トナイト30部およびクレー55部を加え、充分攪拌混
合する。ついてこれらの混合物に適当量の水を加え、さ
らに攪拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥して5%粒剤を
得る。
製剤例4 本発明化合物(1)〜(11)の各々1部を、適当量の
アセトンに溶解し、これに合成含水酸化珪素微粉末5部
、P A P O,3部およびクレー93.7部を加え
、ジュースミキサーで攪拌混合し、アセトンを蒸発除去
して各々の1%粉剤を得る。
製剤例5 本発明化合物(1)20部とソルビタントリオレエ−l
−1,5部とを、ポリ上ニルアルコール2部を含む水溶
液28.5部と混合し、サンドグラインダーで微粉砕(
粒径3μ以下)した後、この中に、キサンタンカム0.
05部とアルミニウムマクネノウムシリケーhO,1部
とを含む水溶液40部を加え、さらにプロピレンクリコ
ール10部を加えて攪拌混合し、20%フロアブル剤(
水中懸濁剤)を得る。
製剤例6 本発明化合物(110,1部を、キシレン5部およびト
リクロロエタン5部に溶解し、これを脱臭灯油89.9
部に混合して0.1%油剤を得る。
次に試験例を示す。なお、供試した本発明化合物は第3
表の化合物番号で示し、比較対照化合物は第4表の化合
物記号で示す。
第 4 表 直径11cmのポリエチレンカップ内に調整した13g
のハスモンヨトウ用人工飼料にしみ込ませた。
その中にハスモンヨトウ4令幼虫10頭を放ち、6日後
にその生死を調査し、死生率を求めた。これと同時に人
工飼料の食害程度も調査した。食害程度判定基準は以下
のようにした。
:はとんど食害が認められない。
+:食害が認められる。
+++:害はなはだしく、人工飼料かほとんど残ってい
ない。
その結果を第5表に示す。
第   5   表 まず、本発明化合物が、殺虫、殺ダニ剤として有効であ
ることを、以下に試験例でもって示す。
試験例1 ハスモンヨトウに対する殺虫試験製剤例1に
準じて得られた供試化合物の乳剤の、水による200倍
希釈液(500ppm ) 21rI!を、試験例2 
アカイエカ幼虫に対する殺虫試験製剤例1に準じて得ら
れた供試化合物の乳剤を、水で3.5 ppmになるよ
うに希釈した。得られた希釈液100−を180−ポリ
カップに入れ、アカイ二カ終令幼虫20頭を放飼した。
処理1日後に幼虫の死生率を調査した。なお、死生率は
次の3段階に分けて表示した。
死生率a:90%以上 b=90%未満〜10% c:10%未満 その結果を第6表に示す。
第   6   表 試験例3 ニセナミハダニに対する試験播種7日後の鉢
植ツルナシインケン(初生葉期)に、−葉当り10頭の
ニセナミハダニの雌成虫を寄生させ、25℃の恒温室で
保管した。6日後、製剤例1に準して得られた供試化合
物の乳剤の、水による200倍希釈液(500ppm)
をターンテーブル上で1鉢あたり+5J散布し、同時に
2−を土壌潅注した。8日後にそれぞれ植物のハダニに
よる被害程度を調査した。
効果判定基準は以下のようにした。
:はとんど被害が認められない。
+:少し被害が認められる。
++:無処無処理間様の被害が認められる。
その結果を第7表に示す。
第 7 表 第 表 試験例4 イエバエに対する殺虫試験 直径5.5 cmのポリエチレンカップの底に同大の濾
紙をしき、製剤例1に準して得られた供試化合物の乳剤
の、水による200倍希釈液(500ppm)0.71
nlを濾紙上に滴下し、餌としてショ糖30■を均一に
入れた。その中にイエバエ雌成虫10頭を放ち、蓋をし
て24時間後にその生死を調査し、死生率を求めた(2
反復)。その結果を第8表に示す。
試験例5 トビイロウンカに対する殺虫試験製剤例1に
準じて得られた供試化合物の乳剤の、水による200倍
希釈液(500ppm)に、イネ茎(長さ約12cm)
を1分間浸漬した。風乾後、試験管にイネを入れ、l今
期または2令期のトビイロウンカ幼虫を20頭放ち、6
日後にその生死を調査し、死生率を求めた。なお、死生
率は次の3段階に分けて表示した。
死生率a:90%以上 す二80%以上90%未満 c:80%未満 とした。その結果を第9表に示す。
第   9   表 その結果を第10表に示す。
第  10    表 試験例6 (サザンコーンルートワームに対する殺虫試
験) 製剤例1に準して供試化合物を乳剤にし、その水による
2000倍希釈液(50ppm)l−を、直径5.5 
cmのポリエチレンカップの底に敷いた同大の濾紙に滴
下し、その後にササンコーンルートワームの卵20〜3
0卵とトウモロコシ芽出し1粒を入れて蓋をした。8日
後に幼虫の生死とトウモロコシの食害程度を調査した。
効果判定基準は以下のようにした。
死 虫 率       食害程度 A: ioo%      −6食害なしB : 90
X以上100X未満  土工食害ややありC・90%未
満     ←・無処理間等の食害次に本発明化合物が
、殺菌剤として有効であることを、以下に試験例をもっ
て示す。
なお、防除効力は、調査時の供試植物の発病状態、すな
わち葉、茎等の菌叢、病斑の程度を肉眼観察し、菌叢、
病斑が全く認められなければ「5」、10%程度認めら
れればr4J、30%程度認められれば「3」、50%
程度認められれば「2」、70%程度認められれば「l
」、それ以上で化合物を供試していない場合の発病状態
と差が認められなければ「0」として、6段階に評価し
、それぞれ5,4,3,2.I、0で示す。
試験例7 イネいもち病防除試験(予防効果)プラスチ
ックポットに砂壌土を詰め、イネ(近畿33号)を播種
し、温室内で20日間育成した。
育成して得られたイネの幼苗に、製剤例1に準じて得ら
れた供試化合物の乳剤を、水で希釈して所定濃度にした
液を葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後、
植物を風乾し、いもち病菌の胞子懸濁液を噴霧、接種し
た。接種後、26°Cの温室で、夜間のみ多湿状態にし
て8日間置いた後、防除効力を調査した。
結果を第11表に示す。
第  11  表 試験例8 コムギうどんこ病防除試験(治療効果)プラ
スチックポットに砂壌土を詰め、コムギ(農林73号)
を播種し、温室内でlO日間育成した。育成して得られ
たコムギの幼苗に、うとんこ病菌を接種した。接種後、
15°Cで2日間生育した後、製剤例1に準して得られ
た供試化合物の乳剤を、水で希釈して所定濃度にした液
を葉面に十分付着するように茎葉散布した。散布後、1
5°Cクロースルーム内で7日間生育し、防除効力を調
査した。その結果を第12表に示す。
試験例9 コムキふ枯病防除試験(予防効果)プラスチ
ックポットに砂壌土を詰め、コムギ(農林73号)を播
種し、温室内で8日間育成した。
育成して得られたコムギの幼苗に、製剤例1に準じて得
られた供試化合物の乳剤を、水で希釈して所定濃度にし
た液を葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後
、植物を風乾し、ふ枯病菌の胞子懸濁液を噴霧接種した
。接種後、15°C1暗黒、多湿下で1日間置き、さら
に15℃照明下でIO日間生育し防除効力を調査した。
その結果を第12表に示す。
試験例10 オオムギ網斑病防除試験(予防効果)プラ
スチックポットに砂壌土を詰め、オオムギ(赤神力)を
播種し、温室内で14日間育成した。
育成して得られたオオムギの幼苗に、製剤例1に準じて
得られた供試化合物の乳剤を、水で希釈して所定濃度に
した液を葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布
後、植物を風乾し、網斑病菌の胞子懸濁液を噴霧、接種
した。接種後、15℃、暗黒、多湿下で3日間置いた後
、さらに20℃、照明下で14日間生育し、防除効力を
調査した。その結果を第12表に示す。
試験例11  オオムギ雲形病防除試験(予防効果)プ
ラスチックポットに砂壌土を詰め、オオムギ(赤神力)
を播種し、温室内で14日間育成した。
育成して得られたオオムギの幼苗に、製剤例1に準じて
得られた供試化合物の乳剤を、水で希釈して所定濃度に
した液を葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布
後、植物を風乾し、雲形病菌の胞子懸濁液を噴霧、接種
した。接種後、15℃、暗黒、多湿下で1日間置いた後
、さらに20℃、照明下で14日間生育し、防除効力を
調査した。その結果を第12表に示す。
試験例12 コムギ赤さひ病防除試験(予防効果)プラ
スチックポットに砂壌土を詰め、コムギ(農林73号)
を播種し、温室内で14日間育成した。育成して得られ
たコムギの幼苗に、製剤例1に準して得られた供試化合
物の乳剤を、水で希釈して所定濃度にした液を葉面に充
分付着するように茎葉散布した。散布後、植物を風乾し
、コムギ赤さび病菌の胞子を接種した。接種後、23°
C1湿暗室で10置いた後、照明下に移して10日間生
育し、防除効力を調査した。その結果を第12表に示す
第  12  表 試験例13 1−マド疫病防除試験(予防効果)プラス
チックポットに砂壌土を詰め、トマト(ポンチローザ)
を播種し、温室内で20日間育成した。第2〜3本葉が
展開したトマトの幼苗に、製剤例2に準して得られた供
試化合物の本和剤を、水で希釈して所定濃度にした液を
葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後、トマ
ト疫病菌の胞子懸濁液を噴霧、接種した。接種後、20
℃、多湿下で1日置いた後、さらに照明下で5日間生育
し、防除効力を調査した。その結果を第13表試験例1
4 キュウリベと病防除試験(治療効果)プラスチック
ポットに砂壌土を詰め、キュウリ(相模半白)を播種し
、温室内で14日間育成した。子葉期のキュウリにキュ
ウリベと病菌の胞子懸濁液を噴霧、接種した。接種後、
20℃、多湿下で1日置いた後、製剤例2に準じて得ら
れた供試化合物の水和剤を、水で希釈して所定濃度にし
た液を葉面に充分付着するように茎葉散布した。
散布後、さらに照明下で8日間生育し、防除効力を調査
した。その結果を第14表に示す。
第  14  表 試験例15  ダイコン黒すす病防除試験(予防効果)
プラスチックポットに砂壌土を詰め、ダイコン(60口
ダイコン)を播種し、温室内で6日間育成した。子葉か
展開したダイコンの幼苗に、製剤例2に準して得られた
供試化合物の本和剤を、水で希釈して所定濃度にした液
を葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後、ダ
イコン黒すす病菌の胞子懸濁液を噴霧、接種した。接種
後、18°C1多湿下で1日置いた後、さらに照明下で
3日間生育し、防除効力を調査した。その結果を、〈発
明の効果〉 本発明化合物は、半翅目、鱗翅目、双翅目、網翅目、鞘
翅目、膜翅目、膜翅目、直翅目、ダニ目害虫等に優れた
殺虫効力を有し、また、各種の植物病害に対して、予防
効果のみならす、高い治療効果も有しており、かつ抗菌
スペクトルも広いことから、殺虫、殺ダニ、殺菌剤の有
効成分として種々の用途に用いることかできる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1は水素原子、アルキル基またはフェニル
    基を表わし、R_2は水素原子、アルキル基またはハロ
    アルキル基を表わす。R_3は水素原子、アルキル基ま
    たはフェニル基を表わし、R_4およびR_5は同一ま
    たは相異なり、水素原子またはアルキル基を表わす。Y
    は同一または相異なり、水素原子、ハロゲン原子、アル
    キル基、ハロアルキル基、アルコキシル基またはハロア
    ルコキシル基を表わす。 R_6はアルキル基、ハロアルキル基、アルケニル基、
    ハロアルケニル基、アルキニル基、ハロアルキニル基、
    アルコキシアルキル基、アルキルチオアルキル基、シク
    ロアルキル基または 式▲数式、化学式、表等があります▼(式中Vは同一ま
    たは相異なり、 水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基
    、アルコキシル基またはハロアルコキシル基を表わす。 )を表わす。 Zは酸素原子または硫黄原子を表わし、mおよびnは1
    〜5の整数を表わす。〕 で示される複素環化合物。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1は水素原子、アルキル基またはフェニル
    基を表わし、R_2は水素原子、アルキル基またはハロ
    アルキル基を表わす。R_3は水素原子、アルキル基ま
    たはフェニル基を表わす。R_6はアルキル基、ハロア
    ルキル基、アルケニル基、ハロアルケニル基、アルキニ
    ル基、ハロアルキニル基、アルコキシアルキル基、アル
    キルチオアルキル基、シクロアルキル基または 式▲数式、化学式、表等があります▼(式中、Vは同一
    または相異なり、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基
    、ハロアルキル基、アルコキシル基またはハロアルコキ
    シル基を表わす。)を表わす。Zは酸素原子または硫黄
    原子を表わし、nは1〜5の整数を表わす。〕で示され
    る化合物と一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_4およびR_5は同一または相異なり、水
    素原子またはアルキル基を表わす。Yは同一または相異
    なり、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアル
    キル基、アルコキシル基またはハロアルコキシル基を表
    わす。Wはハロゲン原子を表わし、mは1〜5の整数を
    表わす。〕 で示される化合物とを反応させることを特徴とする請求
    項1記載の複素環化合物の製造法。
  3. (3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1は水素原子、アルキル基またはフェニル
    基を表わし、R_2は水素原子、アルキル基またはハロ
    アルキル基を表わす。R_3は水素原子、アルキル基ま
    たはフェニル基を表わす。R_6は、アルキル基、ハロ
    アルキル基、アルケニル基、ハロアルケニル基、アルキ
    ニル基、ハロアルキニル基、アルコキシアルキル基、ア
    ルキルチオアルキル基、シクロアルキル基または式▲数
    式、化学式、表等があります▼(式中、V は同一または相異なり、水素原子、ハロゲン原子、アル
    キル基、ハロアルキル基、アルコキシル基またはハロア
    ルコキシル基を表わす。)を表わす。 Zは酸素原子または硫黄原子を表わし、nは1〜5の整
    数を表わす。〕で示される化合物と 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_4およびR_5は同一または相異なり、水
    素原子またはアルキル基を表わす。Yは同一または相異
    なり、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアル
    キル基、アルコキシル基またはハロアルコキシル基を表
    わし、mは1〜5の整数を表わす。〕で示される化合物
    とを反応させることを特徴とする請求項1記載の複素環
    化合物の製造法。
  4. (4)請求項1記載の複素環化合物を有効成分として含
    有することを特徴とする殺虫、殺ダニ、殺菌剤。
  5. (5)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_4およびR_5は同一または相異なり、水
    素原子またはアルキル基を表わす。Yは同一または相異
    なり、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアル
    キル基、アルコキシル基またはハロアルコキシル基を表
    わし、mは1〜5の整数を表わす。〕で示される化合物
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