JPH03248152A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH03248152A
JPH03248152A JP4619890A JP4619890A JPH03248152A JP H03248152 A JPH03248152 A JP H03248152A JP 4619890 A JP4619890 A JP 4619890A JP 4619890 A JP4619890 A JP 4619890A JP H03248152 A JPH03248152 A JP H03248152A
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守 桜沢
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平野 茂夫
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恵 坂上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料に関し、さら
に詳しくはヒドラジン系化合物とハイドロキノン系化合
物をともに含有し、色汚染、色かぶりの発生が改良され
、鮮鋭性が改良され、該非感光性層に隣接するハロゲン
化銀乳剤層の高温高湿下での写真性の変動の少ない感光
材料に関する。
(従来の技術) ハロゲン化銀カラー写真感光材料では異なる感色性層間
の好ましくない色汚染が生じ、色再現性に悪影響を及ぼ
すことが良く知られている。これらを防止する手段とし
て、例えば米国特許2336327号、同427755
3号などにハイドロキノン系化合物を用いる方法が提案
されている。
これらの化合物は確かに色汚染防止にある程度の効果を
有しているか、その効果は小さく、防止効果を発現した
後着色生成物をもたらす、非感光性層に隣接するハロゲ
ン化銀乳剤層の高温高湿下での写真性の変動を大きくす
るなどの問題があった。
一方、本発明の化合物と類似の化合物を発色現像主薬の
酸化体との反応によって放出する化合物、カプラーが米
国特許第4.390,618号等に提案されている。し
かし、これら化合物はカプラー発色単位を有することで
本発明の化合物とは異なっており、その効果もそれを発
現するメカニズムも本発明とは異なるものである。一般
式(I)の化合物は特開昭62−87731号、特開平
1−147455号及び欧州特許0338785A2号
によって公知であるが、本発明の一般式(II)で表し
た化合物をともに同一の若しくは隣接した非感光性層に
併用した場合については言及されておらず、具体的な記
載もない。また特開平1−147455号には本発明と
類似の化合物を非感光性層に用いることが提案されてい
るが、これらヒドラジン系化合物のみを使用した場合、
酸化された現像主薬を還元する能力に優れているものの
、非感光性層に隣接するハロゲン化銀乳剤層の高温高湿
下での写真性の変動が大きい、乳化分散時の適性に乏し
いなどの問題があった。
本発明ではヒドラジン系化合物とハイドロキノン系化合
物とを同−非感光性層に併用するか、または2種以上の
隣接した非感光性層に組み合わせて用いるという点で先
行技術とは異なっている。
これら先行技術との違いは実施例にて示されよう。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は第1に色汚染、色かぶりが少なく色再現
性に優れた感光材料を提供することであり、第2に、該
非感光性層に隣接するハロゲン化銀乳剤層の高温高湿下
での写真性の変動の少ない感光材料を提供することであ
り、第3に、鮮鋭度の優れた感光材料を提供することで
ある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明は支持体上にそれぞれ一層以上のシア
ンカプラーを含有する赤感性ハロゲン化銀乳剤層、マゼ
ンタカプラーを含有する緑感性ハロゲン化銀乳剤層、イ
エローカプラーを含有するハロゲン化銀乳剤層及び一層
以上の非感光性層とを有するハロゲン化銀カラー写真感
光材料において、非発色性でかつ非拡散性の下記一般式
(I)で表わされる化合物と、一般式(n)で表わされ
る化合物とを同一の若しくは隣接した非感光性層に含有
することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料
である。
(I) R” 一般式(I)中R11,R11,R目は水素原子、脂肪
族基、芳香族基を表し、R+ 1は水素原子、アルキル
基、アラルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、アミノ基、アルコキシカルボ
ニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基
またはアシル基を表す。
1 G1はカルボニル基、スルホニル基、−P−、スR+ 
4 ルフイニル基、またはイミノメチレン基を表し、nは0
またはlである。
一般式(II)中R”ないしR”は同じでも異なってい
てもよく、水素原子またはベンゼン環に置換可能な基で
ある。ただしR”およびR24のうち少なくとも一つは
ヒドロキシ基、スルホンアミド基またはカルボンアミド
基である。2は水素原子またはアルカリ条件下で脱保護
可能な保護基である。R”ないしR16,OZは共同で
環を形成しても良い。
次に一般式(I)で表わされる化合物について詳細に説
明する。
RI I、R12、Rl 3で表わされる脂肪族基とし
ては、好ましくは炭素数1〜30のものであって、特に
炭素数1〜20の直鎖、分岐または環状のアルキル基で
ある。ここで分岐アルキル基はその中に1つまたはそれ
以上のへテロ原子を含んだ飽和のへテロ環を形成するよ
うに環化されていてもよい。またこのアルキル基は、ア
リール基、アルコキシ基、スルフィニル基、スルホンア
ミド基、カルボンアミド基等の置換基を有していてもよ
い。
例えばt−ブチル、n−オクチル、t−オクチル、シク
ロヘキシル、ピロリジル、イミダゾリル、テトラヒドロ
フリル、モルフオリニルなどをその、例として挙げるこ
とができる。
一般式(I)においてR口、R目、R目で表ワされる芳
香族基は単環または2環のアリール基または不飽和へテ
ロ環基である。ここで不飽和へテロ環基は単環または2
環のアリール基と縮合してヘテロアリール基を形成して
もよい。
例えばベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン環、ピリミ
ジン環、イミダゾール環、ピラゾール環、キノリン環、
イソキノリン環、ベンズイミダゾール環、チアゾール環
、ベンゾチアゾール環等があり、なかでもベンゼン環を
含むものが好ましい。
特に好ましいものはアリール基である。RR12、R”
のアリール基または不飽和へテロ環基は置換基を持って
いてもよい。代表的置換基としては、例えばアルキル基
、アラルキル基、アルコキシ基、アリール基、置換アミ
ノ基、アシルアミノ基、スルホニルアミノ基、ウレイド
基、ウレタン基、アリールオキシ基、スルファモイル基
、カルバモイル基、アリール基、アルキルチオ基、アリ
ールチオ基、スルホニル基、スルフィニル基、ヒドロキ
シ基、ハロゲン原子、シアノ基、スルホ基やカルボキシ
ル基などである。
R”で表わされるアルキル基としては、好ましくは炭素
数1〜30のもので直鎖でも、分岐鎖でも環状でもよい
。具体的にはメチル、エチル、ブチル、t−ブチル、シ
クロヘキシル、オクチル、ドデシル、オクタデシルなど
であり、アラルキル基としては好ましくは炭素数7〜3
0のもので、具体的にはベンジル、フェネチル、ナフチ
ルメチルなどであり、アリール基としては好ましくは炭
素数6〜30のもので具体的にはフェニル、ナフチルな
どであり、ヘテロ環基としては好ましくは炭素数1−1
2のもので具体的にはイミダゾリル、ピリジルなどであ
り、アルコキシ基としては好ましくは炭素数1〜30の
もので具体的にはメトキシ、エトキシ、オクチルオキシ
、ドデシルオキシ、ベンジルオキシ、シクロへキシルオ
キシなどであり、アリールオキシ基としては好ましくは
炭素数6〜30のもので具体的にはフェノキシ、ナフチ
ルオキシなどであり、アミノ基としては好ましくは炭素
数θ〜30のものであり、具体的には無置換アミノ、メ
チルアミノ、フェニルアミノなどであり、アルコキシカ
ルボニル基としては好まし゛くは炭素数1〜30のもの
で例えばエトキシカルボニル、オクチルオキシカルボニ
ル、ドデシルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボ
ニルなどであり、アリールオキシカルボニル基としては
好ましくは炭素数6〜30のもので例えば、フェノキシ
カルボニル、ナフチルオキシカルボニルなどであり、カ
ルバモイル基としては好ましくは炭素数1〜30のもの
で例えばカルバモイル、N、  Nジエチルカルバモイ
ル、フェニルカルバモイルなどであり、アシル基として
は好ましくは炭素数1〜30のもので、例えばアセチル
、オクタノイル、シクロへキシルカルボニル、オクタデ
カノイル、ベンゾイル、ニュチノイル、テノイルなどが
あげられる。
ここでR1″は置換基を有してもよく、具体的にはR”
z R”、R”の置換基として前記したものと同じもの
があげられる。
さらに一般式(I)で表わされるもののうち、好ましい
ものは一般式(I[I)で表わされるものでである。
一般式(III) (式中、R”、R”及び03′はそれぞれ一般式(I)
のRl l、Rl 4及びGllで述べたものと同しも
のを表わし;R33及びR”は共に水素原子か、あるい
は一方が水素原子で他方がアルキルスルホニル基、アリ
ールスルホニル基又はアシル基のどれかひとつを表わす
。ただしG11. R13、R”およびヒドラジン窒素
を含めた形でヒドラゾン構造(〕N−N=Cて)を形成
してもよい。また以上述べた基は可能な場合は置換基で
置換されていてもよい。) 更に詳しく説明するとR81は置換基で置換されていて
もよく、具体的には前記一般式(I)のRR”、R”及
びR′4の置換基と同じものを挙げることができ、特に
ウレイド基、アルコキシ基、アルキル基、アシルアミノ
基、置換アミノ基、スルホニルアミノ基、ウレタン基、
アリールオキシ基、ヒドロキシ基及びカルボキシル基が
好ましい。
又、これらの置換基は可能なときは互いに連結して環を
形成してもよい。
R”として好ましいのは、芳香族基、芳香族へテロ環又
はアリール置換メチル基であり、更に好ましくはアリー
ル基(例えばフェニル、ナフチル)である。
R32で表わされる基のうち好ましいものは、水素原子
、アルキル基(例えばメチル)、アリール基(例えば2
−ヒドロキシメチルフェニル、2−ヒドロキシフェニル
またはアラルキル基、(例えば、ヒドロキシベンジル)
などである。
R32の置換基としては、前記Rl l、Rl !、R
13RI 1に関して列挙した置換基が適用できる他、
例えばアシル基、アシルオキシ基、アルキルもしくはア
リールオキシカルボニル基、アルケニル基、アルキニル
基、スルホニル基、シアノ基、ハロゲン原子やニトロ基
なども適用できる。
これらの置換基は更にこれらの置換基で置換されていて
もよい。また可能な場合は、これらの基が互いに連結し
て環を形成してもよい。
R”及びR”の少なくとも一方はその中にカプラー等の
不動性写真用添加剤において常用されているバラスト基
が組み込まれているものが好ましい。バラスト基は8以
上の炭素数を有する写真性に対して比較的不活性な基で
あり、例えばアルキル基、アルコキシ基、フェニル基、
アルキルフェニル基、フェノキシ基、アルキルフェノキ
シ基、アルキルカルボニルオキシ基、アルコキシカルボ
ニル基、エーテル基、アミド基、ウレイド基、ウレタン
基、スルホンアミド基、チオエーテル基、スルホニル基
、アシル基、ヒドロキシ基など及びこれらの基の組合せ
からなるものの中から選ぶことができる。R”とR”の
炭素数の総和は13以上が好ましく、より好ましくは炭
素数20ないし60のものである。
また、R”及びR”の置換基として、極性基を少なくと
も一つ有する場合が好ましい例としてあげられる。極性
基としては、C,HanschらJournal of
 Organic Chemistry、第11巻、p
1207〜1216 (I973)(シー・ハンシュら
、ジャーナル オブ オーガニック ケミストリー、第
11巻、p1207〜1216(I973))で定義さ
れているπ値が、単独あるいは組合せで−1,0より小
さくなる基である。極性基の具体例の一部はすてにR3
1及びR32の置換基として述べられているが、まとめ
て示すと、例えばスルホンアミド基(メタンスルホンア
ミド、ペンセンスルホンアミド)、ヒドロキン基、ヒド
ロキシフェニル基、ヒドロキシメチル基、アミノ基、カ
ルボキシル基、カルバモイル基、N−ヒドロキシカルバ
モイル基、ウレイド基、チオウレイド基、スルファモイ
ル基、アンモニウム基、スルホ基、スルフィン酸基、ス
ルホニル基(メチルスルホニル基、フェニルスルホニル
、4−ヒドロキシフェニルスルホニル)、スルフィニル
基(メチルスルフィニル、フェニルスルフィニル)、リ
ン酸エステル基(ジメチルホスホノ)、ヘテロ環基(5
−テトラゾリル)及びエーテル基(メトキシエトキシ、
4−(4−ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ
)などがあげられる。
R”及びR”の少なくとも一方がバラスト基を有する場
合、上記の極性基が置換されている場合が好ましい。
さらにRl l、R32は、ハロゲン化銀粒子表面に対
する吸着を強める置換基を有してもよい。
かかる吸着基としては、チオ尿素基、複素環チオアミド
基、メルカプト複素環基、トリアゾール基などの米国特
許第4,385,108号、同4゜459.347号、
特開昭59−195,233号、同59−200,23
1号、同59−201゜045号、同59−201.0
46号、同59201.047号、同59−201,0
48号、同59−201,049号、同60−1797
34号、同61−170733号、同62−948号等
に記載された基が挙げられる。
好ましいものとしては、非環状チオアミド基、例えば、
チオウレイド、チオウレタン)、環状のチオアミド基(
すなわちメルカプト置換含窒素へテロ環で、例えば2−
メルカプトチアジアゾール、3−メルカプト−1,2,
4−トリアゾール、5−メルカプトテトラゾール、2−
メルカプト−1゜3.4−オキサジアゾール、2−メル
カプトベンズオキサゾール)、又は含窒素へテロ環基(
例えば、ベンゾトリアゾール、ベンズイミダゾール、イ
ンダゾール)の場合である。
より好ましくはバラスト基の組み込まれたものである。
R”、R”としては水素原子、炭素数20以下のアルキ
ルスルホニル基およびアリールスルホニル基(好ましく
はフェニルスルホニル基又はハメットの置換基定数の和
が−0,5以上となるように置換されたフェニルスルホ
ニル基)、炭素数20以下のアシル基(好ましくはベン
ゾイル基、又はハメットの置換基定数の和が−0,5以
上となるように置換されたベンゾイル基、あるいは直鎖
又は分岐状又は環状の無置換及び置換脂肪族アシル基(
置換基としては例えばハロゲン原子、エーテル基、スル
ホンアミド基、カルボンアミド基、水酸基、カルボキシ
基、スルホン酸基が挙げられる。)) R3s、R34としては水素原子が最も好ましい。
−G”−R”で表わされるものとしては、具体的にはホ
ルミル基、アシル基(アセチル、プロピオニル、トリフ
ルオロアセチル、クロロアセチル、ベンゾイル、4−ク
ロロベンゾイル、ピルボイル、2−ヒドロキシベンゾイ
ル、2−ヒドロキシメチルベンゾイル、5−ドデカンア
ミド−2−ヒドロキシベンゾイル、2− C4−(4−
ヒドロキシフェニルスルホニル)フェノキシ〕 ドデカ
ノイル、メトキサリル基、メチルオキサモイル)、アル
キルスルホニル基(メタンスルホニル、2−クロロエタ
ンスルホニル)、アリールスルホニル基(ベンゼンスル
ホニル)、アルキルスルフィニル基(メタンスルフィニ
ル)、アリールスルフィニル基(ベンゼンスルフィニル
)、カルバモイル基(メチルカルバモイル、フェニルカ
ルバモイル)、スルファモイル基(ジメチルスルファモ
イル)、アルコキシカルボニル基(メトキシカルボニル
、メトキシエトキシカルボニル、メトキシエトキシエト
キシカルボニル)、アリールオキシカルボニル基(フェ
ノキシカルボニル)、スルファモイル基(メチルスルフ
ィナモイル)、アルコキシスルホニル(メトキシスルホ
ニル、エトキシスルホニル)、チオアシル基(メチルチ
オカルボニル)、チオカルバモイル基(メチルチオカル
バモイル)又はヘテロ環基(ピリジル)を表わす。特に
、ホルミル基、アシル基が好ましい。
一般式(I[I)でG ”z R”、R3+およびヒド
ラジン窒素を含めた形でヒドラゾン構造 上記においてR”はアルキル基、アリール基又はヘテロ
環基を表わす。R”は水素原子、アルキル基、アリール
基またはへテロ環基を表わす。
一般式(I)で示される化合物の具体例を以下に記す。
但し一本発明は以下の化合物に限定されるものではない
し目r129 C1゜H2+ C1□H!s C!Hs C1゜HI これらの化合物例およびその合成法は、例えば特開昭5
7−86,829号、米国特許第4,560.638号
、同第4,478,928号、さらには同2,563,
785号、同2,588゜982号、特開昭56−67
.843、米国特許第4,030,925号、同第4.
 080. 207号、同第4,031,127号、同
第3,718.470号、同第4.269,929号、
同第4.276.364号、同第4,278.748号
、同第4,385.108号、同第4,459゜347
号、同4,478,928号、同4,560.632号
、英国特許第2,011,391B号、特開昭54−7
4.729号、同55−163.533号、同55−7
4,536号、同60−179,734号、同61−2
36548号、同61−270,744号、同62−2
70,948号、同63−234,244号、同63−
234.245号、同63−234,246号、同63
−223,744号、同63−121,838号、欧州
特許第第338,785A2号に記載されている。
本発明の一般式(I)で表わされる化合物(以下本発明
の化合物と略す)は非発色性であり、芳香族第1級アミ
ノ現像主薬酸化体とカップリングして有色もしくは無色
の色素を形成するカプラー残基を有することはない。ま
た、芳香族第1級アミノ現像主薬酸化体と酸化還元反応
を起すレドックス残基は、一般式(I)のR目、R12
、R”R”およびG1の部分を有してもよいが、レドッ
クス部位が酸化還元反応を起こした後、アルカリ柱下ヒ
ドラジン部分がレドックス部位から放出されることはな
い。
以下式(n)について更に詳細に説明する。
式(II)において、R”ないしR”は同じでも異なっ
ていてもよく、水素原子又はベンゼン環に置換可能な基
である。そのような置換基の好ましい例としては、ハロ
ゲン原子、ヒドロキシ基、スルホ基、カルボキシル基、
シアノ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
アラルキル基、アリール基、ヘテロ環基、エーテル基、
チオエーテル基、カルボンアミド基、スルホンアミド基
、ウレイド基、オキシカルボニルアミノ基、アシロキシ
基、スルファモイルアミノ基、スルホニルオキシ基、カ
ルバモイル基、スルファモイル基、アシル基、スルホニ
ル基、又はオキシカルボニル基があげられる。これらの
基は、ここで述べた基で更に置換されていてもよい。
式(I)中のR”ないしR”について更に詳細に説明す
る。
(I)式中、R”ないしR”のハロゲン原子としては例
えばF、CI、Br、Iである。アルキル基としては、
炭素数1ないし30の置換されてもよい直鎖状、分岐状
又は環状のものであり、例えばメチル、イソプロピル、
t−ブチル、シクロヘキシル、2−エチルヘキシル、オ
クチル、5eC−オクチル、t−オクチル、t−ペンチ
ル、1−ヘキシル、ペンタデシル、t−ペンタデシル、
5ec−オクタデシル、4−へキシロキシカルボニル−
1,1−ジメチルブチルである。
アルケニル基としては、炭素数2ないし30の置換され
てもよい直鎖状、分岐状又は環状のものであり、例えば
ビニル、アリル、プレニル、1オクテニル、ω−オクタ
デセニルである。
アルキニル基としては、炭素数2ないし30の置換され
てもよい直鎖状又は分岐状のものであり、例えばエチニ
ル、3−ブチニル、ω−ヘキサデシニルである。
アラルキル基としては、炭素数7ないし30の置換され
てもよいもので、例えばベンジル、l。
l−ジメチル−1−フェニルメチル、2−フェニルエチ
ル、2−ヒドロキシ−4−ラウリルアミドフェニルメチ
ル、3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル
メチルである。
アリール基としては炭素数6ないし30の置換されても
よい、単環状又は縮合環状のものであり、例えばフェニ
ル、ナフチル、4−ノニルフェニル、3−ヘキサデカン
アミドフェニル、2−テトラデシロキシフェニルである
ヘテロ環基としては、酸素、窒素、硫黄、リン、セレン
、又はテルルを少なくともひとつ含む、置換基を有して
もよい3員ないし12員環のもで、例えば2−フリル、
フルフリル、2−ピリジル、4−ピリジル、2−イミダ
ゾリル、モルホリノ、1.2.4−)リアゾール−3−
イル、1−テトラゾリル、ピロリジノ、2−セレナゾリ
ルである。
エーテル基としては、炭素数1ないし30の置換されて
いてもよい、アルコキシ基(例えばメトキシ、メトキシ
エトキシ、ヘキサデシロキシ、イソプロポキシ、シクロ
へキシロキシ、ベンジロキシ)、アルケニロキシ基(例
えばアリロキシ、2−ペンテニロキシ)、アルキニルチ
オ基(例えばプロパルギルチオ、2−オクチロキシ)、
アリーロキシ基(例えばフェノキシ、2,4−ジ−t−
ペンチルフェノキシ、3−ペンタデシルフェノキシ、2
−ドブシロキシフェノキシ)である。
チオエーテル基としては、炭素数1ないし30の置換さ
れてもよい、アルキルチオ基(例えばメチルチオ、ブチ
ルチオ、ドデシルチオ、ヘキサデシルチオ、オクタデシ
ルチオ、2−へキシルデシルチオ、シクロへキシルチオ
、ベンジルチオ)、アルケニルチオ基(例えばアリルチ
オ、2−オクテニルチオ)、アルキニルチオ基(例えば
プロパルギルチオ、2−へキシニルチオ)、アリールチ
オ基(例えばフェニルチオ、2−オクチロキシ−5−t
−オクチルフェニルチオ、5−t−オクチル−2−ビバ
リルアミドフェニルチオ)である。
カルボンアミド基としては炭素数1ないし30の置換さ
れてもよい、アルカンカルボン酸アミド基(例えばアセ
タミド、2−(2,4−ジーを一ペンチルフェノキシ)
ブタンアミド、ドデカンアミド、シクロヘキサンアミド
)、アルケンカルボン酸アミド基(例えばアクリルアミ
ド、メタクリルアミド)、アルキンカルボン酸アミド基
(例えばプロピオル酸アミド)、アレーンカルボン酸ア
ミド基(例えばベンズアミド、3,5−ビス(2−へキ
シルデカンアミド)ベンズアミド)、ヘテロ環カルボン
酸アミド基(例えばニュチンアミド、チアゾール−4−
カルボン酸アミド)である。
スルホンアミド基としては、炭素数1ないし30の置換
されてもよいアルカンスルホンアミド基(例えば、メタ
ンスルホンアミド、オクタンスルホンアミド、2−へキ
シルデカンスルホンアミド、4−(2,4−ジ−t−ペ
ンチルフェノキシ)ブタンスルホンアミド、シクロヘキ
サンスルホンアミド)、アルカンスルホンアミド基(例
えば、2−プロペンスルホンアミド、ω−オクテンスル
ホンアミド)、アルキンスルホンアミド基(例えば2−
プロピンスルホンアミド)、アレーンスルホンアミド基
(例えばベンゼンスルホンアミド、2−オクチロキシ−
5−t−オクチルベンゼンスルホンアミド、4−オクタ
デシロキシベンゼンスルホンアミド)である。
ウレイド基としては、炭素数2ないし30の置、換され
てもよいアルキルウレイド基(例えばN′N′−ジエチ
ルウレイド Nr−ベンジル−N′−メチルウレイド、
ピロリジノカルボニルアミノ、モルホリノカルボニルア
ミノ N /−シクロヘキシルウレイド、N’ −(3
−(2,4−ジーを一ペンチルフェノキシ)プロピルヨ
ウレイド、N′−オクタデシルウレイド、N’ −(3
−デシロキシプロピル)ウレイド)、アルケニルウレイ
ド基(例えばN′−アリルウレイド)、アルキニルウレ
イド基(例えばN′−プロパルギルウレイド基)アリー
ルウレイド基(例えばN′−フェニルウレイド、N’ 
−(2−テトラデシロキシフェニル)ウレイド、N’ 
−(2−クロロ−5−ドブシロキシカルボニルフェニル
)ウレイド、N’ −(4シアノフエニル)ウレイド)
、ヘテロ環ウレイド基(例えばN’ −(2−イミダゾ
リル)ウレイド、N’ −(3−ピリジル)ウレイド、
N’ −(2−チアゾリル)ウレイド)である。
オキシカルボニルアミノ基としては、炭素数2ないし3
0の置換基を有してもよい、アルコキシカルボニルアミ
ノ基(例えばエトキシカルボニルアミノ、イソブチロキ
シカルボニルアミノ、シクロヘキシロカルボニルアミノ
、ベンジロキシカルボニルアミノ)、アルケニロキシカ
ルボニルアミノ基(例えばアリロキシカルボニルアミノ
)、アルケニロキシカルボニルアミノ基(例えばプロパ
ルギロキシ力ルポニルアミノ基)、アリーロキシカルボ
ニルアミノ基(例えばフェノキシカルボニルアミノ)で
ある。
アシロキシ基としては、炭素数1ないし30の置換基を
有してもよいアルキルカルボニルオキシ基(例えばアセ
トキシ、2−(2,4−ジーtペンチルフェニルオキシ
)ヘキサノイルオキシ、ドデカノイルオキシ、ジクロロ
アセトキシ、4−オキソペンタノイルオキシ)、アルケ
ニルカルボニルオキシ基(例えばアクリロイルオキシ、
オレオイルオキシ)、アルキニルカルボニルオキシ基(
例えばプロピオロイルオキシ)、アリールカルボニルオ
キシ基(例えばベンゾイルオキシ、3゜5−ビス(2−
へキシルデカンアミド)ベンゾイルオキシ)、ヘテロ環
カルボニルオキシ基(例えばニュチノイルオキシ、フロ
イルオキシ、テノイルオキシ)である。
スルファモイルアミノ基として炭素数1ないし30の置
換基を有してもよい、アルキルスルファモイルアミノ基
(例えばN′−ベンジル−N′メチルスルファモイルア
ミノ、モルホリノスルホニルアミノ、N′−オクタデシ
ルスルファモイルアミノ)、アルケニルスルファモイル
アミノ基(例えばN′−アリルスルファモイルアミノ)
、アルキニルスルファモイルアミノ基(例えばN′−プ
ロパルギルスルファモイルアミノ)、アリールスルファ
モイルアミノ基(例えばN′−フェニルスルファモイル
アミノ基、N’ −(3−オクタンスルホンアミドフェ
ニル)スルファモイルアミノ)、ヘテロ環スルファモイ
ルアミノ基(例えばN’ −(4−ピリジル)スルファ
モイルアミノ)である。
スルホニルオキシ基としては、炭素数1ないし30の置
換基を有してもよい、アルキルスルホニルオキシ基(例
えばメチルスルホニルオキシ、オクチルスルホニルオキ
シ、3−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)プロ
ピルスルホニルオキシ)、アルケニルスルホニルオキシ
基(例えば2−ブテニルスルホニルオキシ)、アルキニ
ルスルホニルオキシ基(例えばプロパルギルスルホニル
オキシ)、アリールスルホニルオキシ基(例えばフェニ
ルスルホニルオキシ、5−t−オクチル2−ピバロイル
アミノフェニルスルホニルオキシ)である。
カルバモイル基としては、炭素数1ないし30の置換さ
れてもよい、N−アルキルカルバモイル基(例えばN−
エチルカルバモイル、N−ドデシルカルバモイル、N−
イソプロピルカルバモイル、N−シクロへキシルカルバ
モイル、N−[3−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノ
キシ)プロピル〕カルバモイル、N−(3−ドブシロキ
シプロピル)カルバモイル)、N−アルケニルカルバモ
イル基(例えばN−アリルカルバモイル)、N−アルキ
ニルカルバモイル基(例えばN−ブチリルカルバモイル
)、N−アリールカルバモイル基(例えばN−フェニル
カルバモイル、N−(4−オクチロキシフェニル)カル
バモイル、N−C2クロロ−5−(I−ドデシロキジカ
ルボニルエチロキシカルボニル)フェニルカルバモイル
)、N−へテロ環カルバモイル基(例えばN−(4−ピ
リジル)カルバモイル、N−(2−オキサシリル)カル
バモイル)である。
スルファモイル基としては、炭素数口ないし30の置換
基を有してもよい、アルキルスルファモイル基(例えば
エチルスルファモイル、ヘキサデシルスルファモイル、
オクタデシルメチルスルファモイル、4−(2,4−ジ
−t−ペンチルフェノキシ)ブチルスルファモイル)、
アルケニルスルファモイル基(例えばアリルスルファモ
イル)、アルキニルスルファモイル基(例えばプロパル
ギルスルファモイル)、アリールスルファモイル基(例
えばフェニルスルファモイル、2−テトラデシロキシフ
ェニルスルファモイル)、ヘテロ環スルファモイル基(
例えば2−イミダゾリルスルファモイル)である。
アシル基としては、炭素数1ないし3oの置換基を有し
てもよい、アルキルカルボニル基(例えばアセチル、オ
クタデカノイル、3−カルボキシプロパノイル、4−ド
デシルオキシカルボニルブタノイル、フェニルアセチル
、シクロへキシルカルボニル)、アルケニルカルボニル
基(例えばシンナモイル、オレオイル)、アルキニルカ
ルボニル基(例えばフェニルプロピオロイル)、アリー
ルカルボニル基(例えばベンゾイル、3−ヘキサデカン
アミドベンゾイル)、ヘテロ環カルボニル基(例えばイ
ソニュチノイル)である。
スルホニル基としては、炭素数1ないし30の置換基を
有してもよい、アルキルスルホニル基(例えばメチルス
ルホニル、オクチルスルホニル、オクタデシルスルホニ
ル、4−(2,4−ジーt−へキシルフェノキシ)ブチ
ルスルホニル、シクロヘキシルスルホニル)、アルケニ
ルスルホニル基(例えばアリルスルホニル)、アルキニ
ルスルホニル基(例えばフェニルエチニルスルホニル)
、アリールスルホニル基(例えばフェニルスルホニル、
4−ドブシロキシフェニルスルホニル)である。
オキシカルボニル基としては、炭素数2ないし30の置
換基を有してもよい、アルコキシカルボニル基(例えば
エトキシカルボニル、ドデシロキシカルポニル、インプ
ロポキシカルボニル、シクロへキシロキシカルボニル、
ベンジロキシカルボニル、アルケニロキシカルボニル基
(例えばアリロキシカルボニル)、アルケニロキシカル
ボニル基(例えばプロパルギロキシカルポニル)、アリ
ーロキシカルボニル基(例えばフェノキシカルボニル基
、3−ペンタデシルフェノキシカルボニル)である。
次に式(n)のZについて説明する。
Zは水素原子又はアルカリ条件下で脱保護可能な保護基
である。
2の保護基の例としては、アシル基(例えばアセチル、
クロロアセチル、ジクロロアセチル、ベンゾイル、4−
シアノベンゾイル、4−オキソペンタノイル)、オキシ
カルボニル基(例えば、エトキシカルボニル、フェノキ
シカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル
)、カルバモイル基(例えばN−メチルカルバモイル、
N−(4−ニトロフェニル)カルバモイル、N−(2−
ピリジル)カルバモイル、N−(I−イミダゾリル)カ
ルバモイル)、さらに特開昭59−’197.037号
、同59−201,057号、同59−108,776
号、米国特許第4,473゜537号に記載されている
保護基があげられる。
O2,R”ないしR”で共同して環を形成する場合、好
ましくはOZとR”% R”とR”、R”とR”、R”
とR”、R”とR”又4tR”とOZが結合して、飽和
あるいは不飽和の4ないし8員からなる炭素環もしくは
ペテロ環を形成するものである。この場合、例えば以下
のものが挙げられる。ここで*印は[1)式のベンゼン
環に結合する位置を表わす。
Cf−[−* 式(I[)で示される化合物は、ビス体、トリス体、オ
リゴマー又はポリマーなどを形成してもよい。式(n)
のR12ないしR”の有する炭素数の合計は8以上が好
ましい。
式(II)のうち好ましくは以下に示す式(IV)〜(
■)である。
一般式(IV) 式(IV)においてXはヒドロキシ基又はスルホンアミ
ド基テアリ、R”% R”、R”N R2@はそれぞれ
式(IV)のそれと同義である。
一般式(V) 式(v)においてXはヒドロキシ基又はスルホンアミド
基であり、R11ないしR″1は式(If)のそれと同
義である。
一般式(VI) 式(Vl) においてXはヒドロキシ基又はスル ホンアミド基であり、Yはカルバモイル基、オキシカル
ボニル基、アシル基又はスルホニル基であり、R”、R
24は一般式(II)のそれと同義である。
一般式(■) 式(■)においてR”ないしR”は式(II)のR”と
同義であり、R”ないしR”は水素原子、アルキル基、
アリール基、ヘテロ環基であり、nは0ないし50の整
数である。
式(IV)において、R”、R”、R”% R”として
好ましくは水素原子、ハロゲン原子、スルホ基、アルキ
ル基、エーテル基、チオエーテル基、カルボンアミド基
、スルホンアミド基、ウレイド基、スルホニル基、カル
バモイル基、アシル基であり、さらに好ましくは水素原
子、ハロゲン原子、スルホ基、アルキル基、カルボンア
ミド基、スルホンアミド基、スルホニル基であり、最も
好ましくは、R1及びR”のいずれか一方が、アルキル
基、カルボンアミド基、スルホンアミド基で他方が水素
原子、ハロゲン原子、スルホ基、スルホニル基、アルキ
ル基の場合である。
Xとして好ましくはヒドロキシ基である。
式(V)において、R”ないしR”として好ましくは水
素原子、アルキル基、エーテル基、チオエーテル基、カ
ルボンアミド基、スルホンアミド基、ウレイド基、スル
ホニル基、カルバモイル基、オキシカルボニル基、アシ
ル基であり、さらに好ましくは水素原子、アルキル基、
エーテル基、チオエーテル基、カルボンアミド基、スル
ホンアミド基であり、最も好ましくは水素原子、アルキ
ル基、エーテル基である。R”、R”として好ましくは
水素原子、アルキル基、ハロゲン原子、エーテル基であ
り、更に好ましくは水素原子、アルキル基であり、最も
好ましくは水素原子である。Xとして好ましくはヒドロ
キシ基である。
式(VI)においてXとして好ましくはヒドロキシ基で
あり、Yとして好ましくはカルバモイル基、オキシカル
ボニル基である。
式(■)においてR7′ないしR11として好ましくは
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、エーテル基、チ
オエーテル基、カルボンアミド基、スルホンアミド基、
スルホニル基、アシル基、カルバモイル基であり、更に
好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、カ
ルボンアミド基、スルホンアミド基、エーテル基、チオ
エーテル基であり、最も好ましくは水素原子、ハロゲン
原子、アルキル基、カルボンアミド基である。n=oの
とき、R”、R”としてはアルキル基、カルボンアミド
基、スルホンアミド基が好ましい。nが0以外の時は、
R”、R14は水素原子が好ましい。
nは0又は20ないし50の整数が好ましい。
本発明による一般式(n)で示される化合物の具体例を
以下にあげるが、これらに限定されるわけではない。
H H H H H H C4Hs(t) H H H H 0H H −17 αaOcH*cHz O H H H H H H H Q−28 CHs 802 C+2Hzs −34 −36 C+2Hzs(n) H H C,H (n) H H −37 −38 C1sH++(n) Cs Hy(i) H H (nの平均値30) Q−40 Q−41 CH。
x:y=1/2 平均分子量的15゜ 00 本発明による式〔■〕で示される化合物は以下に示す特
許、及びそこで引用された特許に記載された方法及びそ
れに準する方法によって合成することができる。
式(IV)で示される化合物のうち、モノアルキル置換
ハイドロキノンが米国特許第2,360゜290号、同
2,419,613号、同2,403.721号、同3
,960,570号、同3゜700.453号、特開昭
49−106,329号、同50−156,438号に
、ジ置換アルキルハイドロキノンが、米国特許第2. 
728. 659号、同2,732.300号、同3.
243゜294号、同3,700,453号、特開昭5
0−156,438号、同53−9.528号、同53
−55.121号、同54−29,637号、同60−
55.339号に、ハイドロキノンスルホネート類が、
米国特許2,701.197号、特開昭60−172,
040号、同61−48゜855号、同61−48.8
56号に、アミドハイドロキノン類が、米国特許第4,
198.239号、同4,732,845号、特開昭6
2−150.346号、同63−309,949号に、
電子吸引性基を有するハイドロキノン類が、特開昭55
−43,521号、同56−109,344号、同57
−22,237号、同58=21゜249号に記載され
ている。
式〔v〕で示される化合物が、米国特許第4゜447.
523号、同4,525,451号、同4.530,8
99号、同4,584,264号、同4,717,65
1号、特開昭59−220゜733号、同61−169
,845号、特公昭62−1386B号、西独特許第2
. 732. 971号に、式〔■〕で示される化合物
が、米国特許第4.474,874号、同4,476.
219号、特開昭59−133,544号に、式〔■〕
で示される化合物が、米国特許第2,710.801号
、同2,816,028号、同第4,717.651号
、特開昭57−17,949号、同61−169,84
4号、特願昭62−294゜676号、同62−294
,681号、同62−258.696号、同63−25
,483号、同63−234,895号、同63−21
7,290号、同63−240,699に記載されてい
る。
またハイドロキノンのアルカリプレカーサーとしては、
米国特許第4,443,537号、特開昭59−108
,776に記載がある。
本発明の一般式(I)で表される化合物は耐拡散化され
ていることが必要であるが、>N−N<当たりの分子量
としては300以上2000以下であり、400以上1
200以下が好ましく、450以上1000以下がより
好ましく、500以上800以下がさらに好ましい。
本発明の化合物(I)及び(II)はそれぞれ2種以上
組み合わせて用いてもよい。
本発明の化合物は、感光材料中の保護層、感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層、中間層、フィルター層、下塗り層、アン
チハレーション層などの少なくとも1層に含有させて用
いることができるが、感光性乳剤層及び/または二つの
感光性乳剤層(感色性は同じでも異なっていてもよい)
の間の中間層に用いることが好ましく、該中間層に用い
ることが最も好ましい。また、本発明の化合物(I)と
(n)は2層以上の互いに隣接した非感光性層に別々に
添加して組み合わせて用いてもよいし、同−非感光性層
に併用することもできる。同−非感光性層に組み合わせ
て用いるのが更に好ましい。
本発明を同−非感光性層に添加する場合、化合物(I)
の含有比はモル比にして10〜95%であり、より好ま
しくは30〜85%である。
本発明の化合物をこれらの層中に添加するには、塗布液
にそのまま、あるいはアルコール(例えばメチルアルコ
ールなど)等のハロゲン化銀カラー写真感光材料に影響
を及ぼさない低沸点有機溶媒に溶かして添加することも
できる。また、ラテックス等のポリマーに分散、含浸す
ることもできるし、高沸点有機溶媒に溶解し、水溶液中
に乳化分散することもできる。
非感光性層に本発明の化合物を添加する場合には、該非
感光性層のゼラチン塗布量は0.2〜2゜Oglrdが
適当であり、0.3〜1.2g/耐であることが好まし
く、0.4〜1.0g/rr?であることが更に好まし
い。
本発明の感剤中への総添加量は、lXl0−’〜I X
 l O−2mo1/rrr、好ましくは1×10−@
〜3X 10−”mol / rrr、より好ましくは
1×l0−s〜7 X l O−’mol / rrr
テある。
本発明の感光材料は、支持体上に青怒色性層、緑感色性
層、赤感色性層のハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層
が設けられていればよく、ハロゲン化銀乳剤層および非
感光性層の層数および層順に特に制限はない。典型的な
例としては、支持体上に、実質的に感色性は同じである
が感光度の異なる複数のハロゲン化銀乳剤層から成る感
光性層を少なくとも1つ有するハロゲン化銀写真感光材
料であり、該感光性層は青色光、緑色光、および赤色光
の何れかに感色性を有する単位感光性層であり、多層ハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料においては、一般に単位
感光性層の配列が、支持体側から順に赤感色性層、緑感
色性層、青感色性の順に設置される。しかし、目的に応
じて上記設置順が逆であっても、また同一感色性層中に
異なる感光性層が挟まれたような設置順をもとり得る。
上記のハロゲン化銀感光性層の間および最上層、最下層
には各種の中間層等の非感光性層を設けてもよい。
該中間層には、特開昭61−43748号、同59−1
13438号、同59−113440号、同61−20
037号、同61−20038号明細書に記載されるよ
うなカプラー、DIR化合物等が含まれていてもよく、
通常用いられるように混色防止剤を含んでいてもよい。
各単位感光性層を構成する複数のハロゲン化銀孔部層は
、西独特許第1.121,470号あるいは英国特許第
923.045号に記載されるように高感度乳剤層、低
感度乳剤層の2層構成を好ましく用いることができる。
通常は、支持体に向かって順次感光度が低くなる様に配
列するのが好ましく、また各ハロゲン乳剤層の間には非
感光性層が設けられていてもよい。また、特開昭57−
112751号、同62200350号、同62−20
6541号、62−206543号等に記・載されてい
るように支持体より離れた側に低感度乳剤層、支持体に
近い側に高感度乳剤層を設置してもよい。
具体例として支持体から最も遠い側から、低感度青感光
性層(BL) /高感度青感光性層(B)I) /高感
度緑感光性層(GH) /低感度緑感光性層(GL)/
高感度赤感光性層(RH) /低感度赤感光性層(RL
)の順、またはBll/BL/GL/GH/RH/RL
の順、または81(/BL/GH/GL/RL/RHの
順等に設置することができる。
また特公昭55−34932号公報に記載されているよ
うに、支持体から最も遠い側から青感光性層/Gl(/
RH/GL/RLの順に配列することもできる。また特
開昭56−25738号、同62−63936号明細書
に記載されているように、支持体から最も遠い側から青
感光性層/GL/RL/GH/RHの順に配列すること
もできる。
また特公昭49−15495号公報に記載されているよ
うに上層を最も感光度の高いハロゲン化銀乳剤層、中層
をそれよりも低い感光度のハロゲン化銀乳剤層、下層を
中層よりも更に感光度の低いハロゲン化銀孔部層を配置
し、支持体に向かって感光度が順次低められた感光度の
興なる3層から構成される配列が挙げられる。このよう
な感光度の異なる3層から構成される場合でも、特開昭
59−202464号明細書に記載されているように、
同一感色性層中において支持体より離れた側から中感度
乳剤層/高感度乳剤層/低感度乳剤層の順に配置されて
もよい。
その他、高感度乳剤層/低感度乳剤層/中感度乳剤層、
あるいは低感度乳剤層/中感度乳剤層/高感度乳剤層な
どの順に配置されていてもよい。
また、4層以上の場合にも、上記の如く配列を変えてよ
い。
上記のように、それぞれの感光材料の目的に応じて種々
の層構成・配列を選択することができる。
本発明に用いられる写真感光材料の写真乳剤層に含有さ
れる好ましいハロゲン化銀は約30モル%以下のヨウ化
銀を含む、ヨウ臭化銀、ヨウ塩化銀、もしくはヨウ塩臭
化銀である。特に好ましいのは約2モル%から約10モ
ル%までのヨウ化銀を含むヨウ臭化銀もしくはヨウ塩臭
化銀である。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十
四面体のような規則的な結晶を有するもの、球状、板状
のような変則的な結晶形を有するもの、双晶面などの結
晶欠陥を有するもの、あるいはそれらの複合形でもよい
ハロゲン化銀の粒径は、約0.2ミクロン以下の微粒子
でも投影面積直径が約10ミクロンに至るまでの大サイ
ズ粒子でもよ(、多分散乳剤でも単分散乳剤でもよい。
本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤は、例えばリ
サーチ・ディスクロージャー(RD)No。
17643 (I978年12月)、22〜23頁1“
■、乳削製造(Emulsion preparati
on and types) ” 、および同漱187
16 (I979年11月) 、 648頁、同N[L
307105(I989年11月) 、 863〜86
5頁、およびグラフキデ著「写真の物理と化学」、ポー
ルモンテル社刊(P、Glafkides、 Ches
ie et Ph1sique Photograph
ique、 Paul Montel+ 1967)、
ダフィン著「写真乳剤化学」、フォーカルプレス社刊(
G、F、 Duffin。
Photographic  Emulsion  C
hemistry  (Focal  Press19
66))、ゼリクマンら著「写真乳剤の製造と塗布」、
フォーカルプレス社刊(V、 L、 Zelikman
etal、、  Making  and  Coat
fng  Photographic  Emul−s
ion、 Focal Press、 1964)など
に記載された方法を用いて調製することができる。
米国特許第3,574,628号、同3,655.39
4号および英国特許第1.413.748号などに記載
された単分散乳剤も好ましい。
また、アスペクト比が約3以上であるような平板状粒子
も本発明に使用できる。平板状粒子は、ガトフ著、フォ
トグラフィック・サイエンス・アンド・エンジニアリン
グ(Gutoff、 PhotographicSci
ence and I!ngineering ) 、
第14巻248〜257買(I970年);米国特許第
4,434,226号、同4,414.310号、同4
,433.048号、同4,439.520号および英
国特許第2.112.157号などに記載の方法により
簡単に調製することができる。
結晶構造は−様なものでも、内部と外部とが異質なハロ
ゲン組成からなるものでもよく、層状構造をなしていて
もよい、また、エピタキシャル接合によって組成の異な
るハロゲン化銀が接合されていてもよく、また例えばロ
ダン銀、酸化鉛などのハロゲン化銀以外の化合物と接合
されていてもよい、また種々の結晶形の粒子の混合物を
用いてもよい。
上記の乳剤は潜像を主として表面に形成する表面潜像型
でも、粒子内部に形成する内部潜像型でも表面と内部の
いずれにも潜像を有する型のいずれでもよいが、ネガ型
の乳剤であることが必要である。内部潜像型のうち、特
開昭63−264740号に記載のコア/シェル型内部
潜像型乳剤であってもよい、このコア/シェル型内部潜
像型乳剤の調製方法は、特開昭59−133542号に
記載されている。
この乳剤のシェルの厚みは、現像処理等によって異なる
が、3〜40n閣が好ましく、5〜20n−が特に好ま
しい。
ハロゲン化銀乳剤は、通常、物理熟成、化学熟成および
分光増感を行ったものを使用する。このような工程で使
用される添加剤はリサーチ・ディスクロージャーNIL
 17643、同阻18716および同胤307105
に記載されており、その該当箇所を後掲の表にまとめた
本発明の感光材料には、感光性ハロゲン化銀乳剤の粒子
サイズ、粒子サイズ分布、ハロゲン組成、粒子の形状、
感度の少なくとも1つの特性の異なる2種類以上の乳剤
を、同一層中に混合して使用することができる。
米国特許第4.082,553号に記載の粒子表面をか
ぶらせたハロゲン化銀粒子、米国特許第4,626,4
98号、特開昭59−214852号に記載の粒子内部
をかぶらせたハロゲン化銀粒子、コロイド銀を感光性ハ
ロゲン化銀乳削層および/または実質的に非感光性の親
木性コロイド層に好ましく使用できる。
粒子内部または表面をかぶらせたハロゲン化銀粒子とは
、感光材料の未露光部および露光部を問わず、−様に(
非像様に)現像が可能となるハロゲン化銀粒子のことを
いう0粒子内部または表面をかぶらせたハロゲン化銀粒
子の調製法は、米国特許第4.626,498号、特開
昭59−214852号に記載されている。
粒子内部がかぶらされたコア/シェル型ハロゲン化銀粒
子の内部核を形成するハロゲン化銀は、同一のハロゲン
組成をもつものでも異なるハロゲン組成をもつものでも
よい0粒子内部または表面をかぶらせたハロゲン化銀と
しては、塩化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀のい
ずれをも用いることができる。これらのかぶらされたハ
ロゲン化銀粒子の粒子サイズには特別な限定はないが、
平均粒子サイズとしては0.01〜0.75μ転特に0
゜05〜0.6μ−が好ましい。また、粒子形状につい
ては特に限定はなく、規則的な粒子でもよく、また、多
分散乳剤でもよいが、単分散(ハロゲン化銀粒子の重量
または粒子数の少なくとも95%が平均粒子径の±40
%以内の粒子径を有するもの)であることが好ましい。
本発明には、非感光性微粒子ハロゲン化銀を使用するこ
とが好ましい、非感光性微粒子ハロゲン化銀とは、色素
画像を得るための像様露光時においては感光せずに、そ
の現像処理において実質的に現像されないハロゲン化銀
微粒子であり、あらかじめカブラされていないほうが好
ましい。
微粒子ハロゲン化銀は、臭化銀の含有率が0〜100モ
ル%であり、必要に応じて塩化銀および/または沃化銀
を含有してもよい、好ましくは沃化銀を0.5〜10モ
ル%含有するものである。
微粒子ハロゲン化銀は、平均粒径(投影面積の円相当直
径の平均値)が0.01〜0.5μ罰が好ましく、0.
02〜0.2μ■がより好ましい。
微粒子ハロゲン化銀は、通常の感光性ハロゲン化銀と同
様の方法で調製できる。この場合、ハロゲン化銀粒子の
表面は、光学的に増感される必要はなく、また分光増感
も不要である。ただし、これを塗布液に添加するのに先
立ち、あらかしめトリアゾール系、アザインデン系、ベ
ンゾチアゾリウム系、もしくはメルカプト系化合物また
は亜鉛化合物などの公知の安定側を添加しておくことが
好ましい、この微粒子ハロゲン化銀粒子含有層に、コロ
イド銀を好ましく含有させることができる。
本発明の感光材料の塗布銀量は、6.0g/rK以下が
好ましく 、4.5g/m以下が最も好ましい。
本発明に使用できる公知の写真用添加剤も上記の3つの
リサーチ・ディスクロージャーに記載されており、下記
の表に関連する記載箇所を示した。
また、ホルムアルデヒドガスによる写真性能の劣化を防
止するために、米国特許4,411.987号や同第4
,435,503号に記載されたホルムアルデヒドと反
応して、固定化できる化合物を感光材料に添加すること
が好ましい。
本発明の感光材料に、米国特許第4,740,454号
、同第4,788.132号、特開昭62−18539
号、特開平1283551号に記載のメルカプト化合物
を含有させることが好ましい。
本発明の感光材料に、特開平1−106052号に記載
の、現像処理によって生成した現像銀量とは無関係にか
ぶらせ割、現像促進側、ハロゲン化銀溶剤またはそれら
の前駆体を放出する化合物を含有させることが好ましい
本発明の感光材料に、国際公開−088104794号
、特表平1−502912号に記載された方法で分散さ
れた染料またはEP 317,308A号、米国特許4
,420.555号、特開平1−259358号に記載
の染料を含有させることが好ましい。
本発明には種々のカラーカプラーを使用することができ
、その具体例は前出のリサーチ・ディスクロージャー隠
17643、■−C−G、および同N0307105 
、■−C−Gに記載された特許に記載されている。
イエローカプラーとしては、例えば米国特許第3.93
3.501号、同第4,022,620号、同第4,3
26.024号、同第4,401,752号、同第4.
248,961号、特公昭5B−10739号、英国特
許筒1,425,020号、同第1.476.760号
、米国特許第3,973.968号、同第4.314.
023号、同第4.511,649号、欧州特許筒24
9、473A号、等に記載のものが好ましい。
マゼンタカプラーとしては5−ピラゾロン系及びピラゾ
ロアゾール系の化合物が好ましく、米国特許第4.31
0,619号、同第4.351.897号、欧州特許筒
73,636号、米国特許第3.061.432号、同
第3725.067号、リサーチ・ディスクロージャー
No、 24220 (I984年6月)、特開昭60
−33552号、リサーチ・ディスクロージャー階24
230 (I984年6月)、特開昭60−43659
号、同61−72238号、同60−35730号、同
55−118034号、同60−185951号、米国
特許第4500.630号、同第4,540,654号
、同第4.556,630号、国際公開−088104
795号等に記載のものが特に好ましい。
シアンカプラーとしては、フェノール系及びナフトール
系カプラーが挙げられ、米国特許第4,052、212
号、同第4,146,396号、同第4,228,23
3号、同第4.296.200号、同第2.369.9
29号、同第2,801.171号、同第2.772.
162号、同第2,895.826号、同第3,772
,002号、同第3,758.308号、同第4,33
4.011号、同第4.327.173号、西独特許公
開第3329.729号、欧州特許第121,365A
号、同第249゜453A号、米国特許第3,446,
622号、同第4,333,999号、同第4.775
,616号、同第4,451,559号、同・第4,4
27.767号、同第4,690.889号、同第4,
254゜212号、同第4.296.199号、特開昭
61−42658号等に記載のものが好ましい。
ポリマー化された色素形成カプラーの典型例は、米国特
許第3,451,820号、同第4,080,211号
、同第4.367.282号、同第4,409.320
号、同第4,576゜910号、英国特許2.102.
137号、欧州特許第341188八号等に記載されて
いる。
発色色素が適度な拡散性を存するカプラーとしては、米
国特許第4,366.237号、英国特許第2.125
.570号、欧州特許第96,570号、西独特許(公
開)第3,234.533号に記載のものが好ましい。
発色色素の不要吸収を補正するためのカラード・カプラ
ーは、リサーチ・ディスクロージャーNα17643の
■−G項、同随307105の■−G項、米国特許第4
,163,670号、特公昭57−39413号、米国
特許第4,004,929号、同第4.138,258
号、英国特許第1,146,368号に記載のものが好
ましい。また、米国特許第4,774.181号に記載
のカップリング時に放出された蛍光色素により発色色素
の不要吸収を補正するカプラーや、米国特許第4,77
7、120号に記載の現像主薬と反応して色素を形成し
うる色素プレカーサー基を離脱基として有するカプラー
を用いることも好ましい。
カップリングに伴って写真的に有用な残基を放出する化
合物もまた本発明で好ましく使用できる。
現像抑制剤を放出するDIRカプラーは、前述のRD 
17643、■−F項及び同NCL307105、■−
F項に記載された特許、特開昭57−151944号、
同57−154234号、同60−184248号、同
63−37346号、同6337350号、米国特許4
,248.962号、同4,782.012号に記載さ
れたものが好ましい。
現像時に画像状に造核剤もしくは現像促進剤を放出する
カプラーとしては、英国特許第2.097,140号、
同第2.131.188号、特開昭59−157638
号、同59−170840号に記載のものが好ましい。
また、特開昭60−107029号、同60−2523
40号、特開平144940号、同1−45687号に
記載の現像主薬の酸化体との酸化還元反応により、かぶ
らせ剤、現像促進剤、ハロゲン化銀溶剤等を放出する化
合物も好・ましい。
その他、本発明の感光材料に用いることのできる化合物
としては、米国特許第4,130.427号等に記載の
競争カプラー、米国特許第4,283,472号、同第
’ 4,338,393号、同第4,310,618号
等に記載の多当量カプラー、特開昭60−185950
号、特開昭6224252号等に記載のDIRレドック
ス化合物放出カプラー、DIRカプラー放出カプラー、
DIRカプラー放出レドックス化合物もしくはDIRレ
ドックス放出レドックス化合物、欧州特許第17330
2A号、同第313.308A号に記載の離脱後復色す
る色素を放出するカプラー、R,D、Na 11449
、同24241、特開昭61−201247号等に記載
の漂白促進剤放出カプラー、米国特許第4.555.4
77号等に記載のリガンド放出カプラー、特開昭63−
75747号に記載のロイコ色素を放出するカプラー、
米国特許第4゜774.181号に記載の蛍光色素を放
出するカプラー等が挙げられる。
本発明に使用するカプラーは、種々の公知分散方法によ
り感光材料に導入できる。
水中油滴分散法に用いられる高沸点溶媒の例は米国特許
第2.322,027号などに記載されている。
水中油滴分散法に用いられる常圧での沸点が175°C
以上の高沸点有機溶剤の具体例としては、フタル酸エス
テル類(ジブチルフタレート、ジシクロへキシルフタレ
ート、ジー2−エチルへキシルフタレート、デシルフタ
レート、ビス(2,4−ジーtアミルフェニル)フタレ
ート、ビス(2,4−ジーtアミルフェニル)イソフタ
レート、ビス(l、1−ジエチルプロピル)フタレート
など)、リン酸またはホスホン酸のエステル類(トリフ
ェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、2−
エチルヘキシルジフェニルホスフェート、トリシクロへ
キシルホスフェート、トリー2−エチルへキシルホスフ
ェート、トリドデシルホスフェート、トリプトキシエチ
ルホスフェート、トリクロロプロピルホスフェート、ジ
ー2−エチルへキシルフェニルホスホネートなど)、安
息香酸エステルI!(2−エチルへキシルベンゾエート
、ドデシルベンゾエート、2−エチルへキシル−p−ヒ
ドロキシベンゾエートなど)、アミド@ (N、N−ジ
エチルドデカンアミド、N、Nジエチルラウリルアミド
、N−テトラデシルピロリドンなど)、アルコール類ま
たはフェノール類(イソステアリルアルコール、2.4
−ジーtert−アミルフ エノールなど)、脂肪族カ
ルボン酸エステル類 (ビス(2−エチルヘキシル)セ
バケート、ジオクチルアゼレート、グリセロールトリブ
チレート、イソステアリルラクテート、トリオクチルン
トレートなど)、アニリン誘導体(N、N−ジブチル2
−ブトキシ−5−tert−オクチルアニリンなど)、
炭化水素類(パラフィン、ドデシルベンゼン、ジイソプ
ロピルナフタレンなど)などが挙げられる。
また補助溶剤としては、沸点が約30°C以上、好まし
くは50°C以上約160℃以下の有機溶剤などが使用
でき、典型例としては酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピ
オン酸エチル、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン
、2−エトキシエチルアセテート、ジメチルホルムアミ
ドなどが挙げられる。
ラテックス分散法の工程、効果および含浸用のラテック
スの具体例は、米国特許第4,199,363号、西独
特許出願(OLS)第2,541,274号および同第
2゜541.230号などに記載されている。
本発明のカラー感光材料中には、フェネチルアルコール
や特開昭63−257747号、同62−272248
号、および特開平1−80941号に記載の1,2−ベ
ンズイソチアゾリン−3−オン、n−ブチル p−ヒド
ロキシベンゾエート、フェノール、4−クロル−3,5
−ジメチルフェノール、2−フェノキシエタノール、2
−(4チアゾリル)ベンズイミダゾール等の各種の防腐
剤もしくは防黴剤を添加することが好ましい。
本発明は種々のカラー感光材料に適用することができる
。一般用もしくは映画用のカラーネガフィルム、スライ
ド用もしくはテレビ用のカラー反転フィルム、カラーペ
ーパー、カラーポジフィルムおよびカラー反転ペーパー
などを代表例として挙げることができる。
本発明に使用できる適当な支持体は、例えば、前述のR
D、 NCL 17643の28頁、同階18716の
647頁右欄から648頁左欄、および同No、307
105の879頁に記載されている。
本発明の感光材料は、乳剤層を有する側の全親水性コロ
イド層の膜厚の総和が28μm以下であることが好まし
く、23μ眼以下がより好ましく、18μ飄以下が更に
好ましく、16μm以下が特に好ましい。また膜膨潤速
度TI/□は30秒以下が好ましく、20秒以下がより
好ましい。膜厚は、25°C相対湿度55%調湿下(2
日)で測定した膜厚を意味し、膜膨潤速度T17□は、
当該技術分野において公知の手法に従って測定すること
ができる。例えば、ニー・グリーン(A、Green)
らによりフォトグラフィック・サイエンス・アンド・エ
ンジニアリング(Photogr、Sci、Eng、)
+ 194’、2号、 124〜129頁に記載の型の
スエロメーター(膨潤膜)を使用することにより、測定
でき、TI7□は発色現像液で30°C13分15秒処
理した時に到達する最大膨潤膜厚の90%を飽和膜厚と
し、飽和膜厚の172に到達するまでの時間と定義する
膜膨潤速度Tl/□は、バインダーとしてのゼラチンに
硬膜剤を加えること、あるいは塗布後の経時条件を変え
ることによって洲整することができる。また、膨潤率は
150〜400%が好ましい。膨潤率とは、さきに述べ
た条件下での最大膨潤膜厚から、式: (ML大膨潤膜
厚−膜厚)/膜厚 に従って計算できる。
本発明の感光材料は、乳剤層を有する側の反対側に、乾
燥膜厚の総和が2μ+s〜20μmの親水性コロイド層
(バック層と称す)を設けることが好ましい。このバン
ク層には、前述の光吸収剤、フィルター染料、紫外線吸
収剤、スタチック防止剤、硬膜剤、バインダー、可塑剤
、潤滑剤、塗布助剤、表面活性剤等を含有させることが
好ましい。このバック層の膨潤率は150〜500%が
好ましい。
本発明に従ったカラー写真感光材料は、前述のRD、漱
17643の28〜29頁、同寛18716の651左
欄〜右欄、および同隘307105の880〜881頁
に記載された通常の方法によって現像処理することがで
きる。
本発明の感光材料の現像処理に用いる発色現像液は、好
ましくは芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主成分と
するアルカリ性水溶液である。この発色現像主薬として
は、アミンフェノール系化合物も有用であるが、p−フ
ェニレンジアミン系化合物が好ましく使用され、その代
表例としては3メチル−4−アミノ−N、Nジエチルア
ニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β
−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ
−N−エチル−Nβ−メタンスルホンアミドエチルアニ
リン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−β−メト
キシエチルアニリン及びこれらの硫酸塩、塩酸塩もしく
はpトルエンスルホン酸塩などが挙げられる。これらの
中で、特に、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N
β−ヒドロキシエチルアニリン硫酸塩が好ましい。これ
らの化合物は目的に応し2種以上併用することもできる
発色現像液は、アルカリ金属の炭酸塩、ホウ酸塩もしく
はリン酸塩のようなpH緩衝剤、塩化物塩、臭化物塩、
沃化物塩、ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類
もしくはメルカプト化合物のような現像抑制剤またはカ
ブリ防止剤などを含むのが一般的である。また必要に応
じて、ヒドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミ
ン、亜硫酸塩、N、N−ビスカルボキシメチルヒドラジ
ンの如きヒドラジン類、フェニルセミカルバジド類、ト
リエタノールアミン、カテコールスルホン酸類の如き各
種保恒剤、エチレングリコール、ジエチレングリコール
のような有機溶剤、ベンジルアルコール、ポリエチレン
グリコール、四級アンモニウム塩、アミン類のような現
像促進剤、色素形成カプラー、競争カプラー、1−フェ
ニル−3−ビラプリトンのような補助現像主薬、粘性付
与剤、アミノポリカルボン酸、アミノポリホスホン酸、
アルキルホスホン酸、ホスホノカルボン酸に代表される
ような各種キレート削、例えば、エチレンジアミン四酢
酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、シ
クロヘキサンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ
ジ酢酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホ
ン酸、ニトリロ−N、N、N−トリメチレンホスホン酸
、エチレンジアミン−N、 N、 N、 Nテトラメチ
レンホスホン酸、エチレンジアミンジ(0−ヒドロキシ
フェニル酢酸)及びそれらの塩を代表例として挙げるこ
とができる。
また反転処理を実施する場合は通常黒白現像を行ってか
ら発色現像する。この黒白現像液には、ハイドロキノン
などのジヒドロキシベンゼン類、1−フェニル−3−ピ
ラゾリドンなどの3−ピラゾリドン類またはN−メチル
−p−アミノフェノールなどのアミノフェノール類など
公知の黒白現像主薬を単独であるいは組み合わせて用い
ることができる。
黒白現像液と発色現像液をともに用いる反転系の処理が
より好ましい。
これらの発色現像液及び黒白現像液のpHは9〜12で
あることが一般的である。発色現像液のpHは11以上
であることが特に好ましい。またこれらの現像液の補充
量は、処理するカラー写真感光材料にもよるが、一般に
感光材料1平方メートル当たり31以下であり、補充液
中の臭化物イオン濃度を低減させておくことにより50
0d以下にすることもできる。補充量を低減する場合に
は処理槽の空気との接触面積を小さくすることによって
液の蒸発、空気酸化を防止することが好ましい。
処理槽での写真処理液と空気との接触面積は、以下に定
義する開口率で表わすことができる。
即ち、 上記の開口率は、0.1以下であることが好ましく、よ
り好ましくは 0.001〜0.05である。この ように開口率を低減させる方法としては、処理槽の写真
処理液面に浮き蓋等の遮蔽物を設けるほかに、特開平1
−82033号に記載された可動蓋を用いる方法、特開
昭63−216050号に記載されたスリット現像処理
方法を挙げることができる。開口率を低減させることは
、発色現像及び黒白現像の両工程のみならず、後続の諸
工程、例えば、漂白、漂白定着、定着、水洗、安定化な
どの全ての工程において適用することが好ましい。また
、現像液中の臭化物イオンの蓄積を抑える手段を用いる
ことにより補充量を低減することもできる。
発色現像処理の時間は、通常2〜5分の間で設定される
が、高温高pI(とし、かつ発色現像主薬を高濃度に使
用することにより、更に処理時間の短縮を図ることもで
きる。
発色現像後の写真乳剤層は通常漂白処理される。
漂白処理は定着処理と同時に行なわれてもよいしく漂白
定着処理)、個別に行なわれてもよい。更に処理の迅速
化を図るため、漂白処理後漂白定着処理する処理方法で
もよい。さらに二種の連続した漂白定着浴で処理するこ
と、漂白定着処理の前に定着処理すること、又は漂白定
着処理後漂白処理することも目的に応じ任意に実施でき
る。漂白剤としては、例えば鉄(I[[)などの多価金
属の化合物・過酸類、キノン類、ニトロ化合物等が用い
られる6代表的漂白剤としては鉄(III)の存機錯塩
、例えばエチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミ
ン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、メチルイミ
ノニ酢酸、1.3−ジアミノプロパン四酢酸、グリコー
ルエーテルジアミン四酢酸、などのアミノポリカルボン
flIIENもしくはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸など
の錯塩などを用いることができる。これらのうちエチレ
ンジアミン四酢酸鉄(I[[)錯塩、及び1.3−ジア
ミノプロパン四酢酸鉄(nl)錯塩を始めとするアミノ
ポリカルボン酸鉄(III)錯塩は迅速処理と環境汚染
防止の観点から好ましい。さらにアミノポリカルボン酸
鉄(I[[)錯塩は漂白液においても、漂白定着液にお
いても特に有用である。これらのアミノポリカルボン酸
鉄(Ill)錯塩を用いた漂白液又は漂白定着液のpl
(は通常4.0〜8であるが、処理の迅速化のためにさ
らに低いpHで処理することもできる。
漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴には、必要に応じ
て漂白促進剤を使用することができる。
有用な漂白促進剤の具体例は、次の明細書に記載されて
いる:米国特許第3,893,858号、西独特許第1
,290.812号、同2,059,988号、特開昭
53−32736号、同53−57831号、同53−
37418号、同53−72623号、同53−956
30号、同53−95631号、同53−104232
号、同53−124424号、同53−141623号
、同53−28426号、リサーチ・ディスクロージャ
ーk17129号(I978年7月)などに記載のメル
カプト基またはジスルフィド基を有する化合物;特開昭
50−140129号に記載のチアゾリジン誘導体;特
公昭45−8506号、特開昭52−20832号、同
53−32735号、米国特許第3.706,561号
に記載のチオ尿素誘導体;西独特許第1,127,71
5号、特開昭58−16,235号に記載の沃化物塩;
西独特許第966.410号、同2,748,430号
に記載のポリオキシエチレン化合物類;特公昭45−8
836号記載のポリアミン化合物;その他特開昭49−
40,943号、同49−59,644号、同53−9
4,927号、同54−35.727号、同55−26
.506号、同58−163.940号記載の化合物;
臭化物イオン等が使用できる。なかでもメルカプト基ま
たはジスルフィド基を有する化合物が促進効果が大きい
観点で好ましく、特に米国特許第3.893,858号
、西独特許第1.290,812号、特開昭53−95
.630号に記載の化合物が好ましい、更に、米国特許
第4,552.834号に記載の化合物も好ましい。こ
れらの漂白促進剤は感材中に添加してもよい。撮影用の
カラー感光材料を漂白定着するときにこれらの漂白促進
剤は特に有効である。
漂白液や漂白定着液には上記の化合物の他に、漂白ステ
ィンを防止する目的で有機酸を含有させることが好まし
い。特に好ましい有機酸は、酸解離定数(pKa)が2
〜5である化合物で、具体的には酢酸、プロピオン酸な
どが好ましい。
定着液や漂白定着液に用いられる定着剤としてはチオ硫
酸塩、チオシアン酸塩、チオエーテル系化合物、チオ尿
素類、多量の沃化物塩等をあげることができるが、千オ
硫酸塩の使用が一般的であり、特にチオ硫酸アンモニウ
ムが最も広範に使用できる。また、千オ硫酸塩とチオソ
アン酸塩、チオエーテル系化合物、チオ尿素などの併用
も好ましい。定着液や漂白定着液の保恒剤としては、亜
硫酸塩、重亜硫酸塩、カルボニル重亜硫酸付加物あるい
は欧州特許第294769A号に記載のスルフィン酸化
合物が好ましい。更に、定着液や漂白定着液には液の安
定化の目的で、各種アミノポリカルボン酸類や有機ホス
ホン酸類の添加が好ましい。
本発明において、定着液または漂白定着液には、pu調
整のためにpKaが6.0〜9.0の化合物、好ましく
は、イミダゾール、1−メチルイミダゾール、1−エチ
ルイミダゾール、2−メチルイミダゾールの如きイミダ
ゾール類を0.1〜10モル/i添加することが好まし
い。
脱銀工程の時間の合計は、脱銀不良が生じない範囲で短
い方が好ましい。好ましい時間は1分〜3分、更に好ま
しくは1分〜2分である。また、処理温度は25°C〜
50°C1好ましくは35°C〜45°Cである。好ま
しい温度範囲においては、脱銀速度が向上し、かつ処理
後のスティン発生がを効に防止される。
脱銀工程においては、攪拌ができるだけ強化されている
ことが好ましい。攪拌強化の具体的な方法としては、特
開昭62−183460号に記載の感光材料の乳剤面に
処理液の噴流を衝突させる方法や、特開昭62−183
461号の回転手段を用いて攪拌効果を上げる方法、更
には液中に設けられたワイパーブレードと乳剤面を接触
させながら感光材料を移動させ、孔側表面を乱流化する
ことによってより攪拌効果を向上させる方法、処理液全
体の循環流量を増加させる方法が挙げられる。このよう
な攪拌向上手段は、漂白液、漂白定着液、定着液のいず
れにおいても有効である。攪拌の向上は孔側膜中への漂
白剤、定着剤の供給を速め、結果として脱銀速度を高め
るものと考えられる。また、前記の攪拌向上手段は、漂
白促進剤を使用した場合により有効であり、促進効果を
著しく増加させたり漂白促進剤による定着阻害作用を解
消させることができる。
本発明の感光材料に用いられる自動現像機は、特開昭6
0−191257号、同60−191258号、同60
−19’1259号に記載の感光材料搬送手段を有して
いることが好ましい。前記の特開昭60−191257
号に記載のとおり、このような搬送手段は前浴から後浴
への処理液の持込みを著しく削減でき、処理液の性能劣
化を防止する効果が高い、このような効果は各工程にお
ける処理時間の短縮や、処理液補充量の低減に特に有効
である。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は、脱銀処理
後、水洗及び/又は安定工程を経るのが一般的である。
水洗工程での水洗水量は、感光材料の特性(例えばカプ
ラー等使用素材による)、用途、更には水洗水温、水洗
タンクの数(段数)、向流、順流等の補充方式、その他
種々の条件によって広範囲に設定し得る。このうち、多
段向流方式における水洗タンク数と水量の関係は、Jo
urnat  of  the  5ociety  
of  Motion  Picture  and 
 Te1evision Engineers第64巻
、P、 248〜253 (I955年5月号)に記載
の方法で、求めることができる。
前記文献に記載の多段向流方式によれば、水洗水量を大
幅に減少し得るが、タンク内における水の滞留時間の増
加により、バクテリアが繁殖し、生成した浮遊物が感光
材料に付着する等の問題が生じる0本発明のカラー感光
材料の処理において、このような問題が解決策として、
特開昭62−288,838号に記載のカルシウムイオ
ン、マグネシウムイオンを低減させる方法を極めて有効
に用いることができる。また、特開昭57−8.542
号に記載のイソチアゾロン化合物やサイアベンダゾール
類、塩素化イソシアヌール酸ナトリウム等の塩素系殺菌
剤、その他ベンゾトリアゾール等、堀口博著「防菌防黴
剤の化学、  (I986年)三共出版、衛生技術会編
[微生物の滅菌、殺菌、防黴技術J  (I982年)
工業技術会、日本防菌防黴学会績「防菌防黴側事典」(
I986年)に記載の殺菌剤を用いることもできる。
本発明の感光材料の処理における水洗水のpHは、4〜
9であり、好ましくは5〜8である。水洗水温、水洗時
間も、感光材料の特性、用途等で種々設定し得るが、一
般には、15〜45°Cで20秒〜lO分、好ましくは
25〜40“Cで30秒〜5分の範囲が選択される。更
に、本発明の感光材料は、上記水洗に代り、直接安定液
によって処理することもできる。
このような安定化処理においては、特開昭57−854
3号、同58−14834号、同60−220345号
に記載の公知の方法はすべて用いることができる。
また、前記水洗処理に続いて、更に安定化処理する場合
もあり、その例として、撮影用カラー感光材料の最終浴
として使用される、色素安定化剤と界面活性剤を含有す
る安定浴を挙げることができる。色素安定化剤としては
、ホルマリンやグルタルアルデヒドなどのアルデヒド類
、N−メチロール化合物、ヘキサメチレンテトラミンあ
るいはアルデヒド亜硫酸付加物などを挙げることができ
る。
この安定浴にも各種キレート剤や防黴剤を加えることも
できる。
上記水洗及び/又は安定液の補充に伴うオーバーフロー
液は脱銀工程等信の工程において再利用することもでき
る。
自動現像機などを用いた処理において、上記の各処理液
が蒸発により濃縮化する場合には、水を加えて濃縮補正
することが好ましい。
本発明のハロゲン化銀カラー感光材料には処理の簡略化
及び迅速化の目的で発色現像主薬を内蔵しても良い。内
蔵するためには、発色現像主薬の各種プレカーサーを用
いるのが好ましい。例えば米国特許第3,342,59
7号記載のインドアニリン系化合物、同第3.342,
599号、リサーチ・ディスクロージャーN1114,
850及び同律15.159に記載のシッフ塩基型化合
物、同13.924号記載のアルドール化合物、米国特
許第3.719,492号記載の金属塩錯体、特開昭5
3−135628号記載のウレタン系化合物を挙げるこ
とができる。
本発明のハロゲン化銀カラー感光材料は、必要に応じて
、発色現像を促進する目的で、各種の1フェニル−3−
ピラゾリドン類を内蔵しても良い。
典型的な化合物は特開昭56−64339号、同57−
144547号、および同58−115438号等に記
載されている。
本発明における各種処理液は10°C〜50’Cにおい
て使用される0通常は33°C〜38°Cの温度が標準
的であるが、より高温にして処理を促進し処理時間を短
縮したり、逆により低温にして画質の向上や処理液の安
定性の改良を達成することができる。
また、本発明のハロゲン化銀感光材料は米国特許第4,
500.626号、特開昭60−133449号、同5
9−218443号、同61−238056号、欧州特
許210.66OA2号などに記載されている熱現像感
光材料にも適用できる。
(実施例) 以下に、本発明を実施例により、更に詳細に説明するが
、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 下塗りを施した三酢酸セルロースフィルム支持体上に、
下記に示すような組成の各層を重層塗布し、多層カラー
感光材料である試料101を作製した。
(感光層組成) 各成分に対応する数字は、g/rrr単位で表した塗布
量を示し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量を
示す。ただし増感色素については、同一71のハロゲン
化vA1モルに対する塗布量をモル単位で示す。
(試料101) 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀        銀  0.18ゼラチ
ン             1.40第2層(中間層
) 2.5−ジ−t−ペンタデシル ハイドロキノン           0.18EX−
10,07 E X −30,02 E X−120,002 U −10,06 U −20,08 U−30,10 HB S −10,10 HB S −20,02 ゼラチン              1.04第3層
(第1赤惑乳剤層) 乳剤A 乳剤B 増悪色素I 増悪色素■ 増感色素■ X−2 X−10 −1 −2 −3 B5−1 ゼラチン 第4層(第2赤感乳剤層) 乳剤G 増感色素I 増感色素■ 増感色素■ X−2 X−3 銀   0.25 銀  0.25 6.9XIO−’ 1.8X10−5 3、lX10−’ 0.335 0.020 0.07 0.05 0.07 0.060 0.87 銀   1.0 5、lX10弓 1.4X10−S 2.3X10−’ 0.400 0.050 X−10 −1 −2 −3 ゼラチン 第5層(第3赤感乳剤層) 乳剤り 増感色素I 増感色素■ 増感色素■ X−3 X−4 X−2 B5−1 B5−2 ゼラチン 第67ii(中間N) X−5 B5−1 ゼラチン 0.015 0.07 0.05 0.07 1.30 銀  1.60 5.4 X 10−’ 1.4X10−’ 2.4X10−’ 0.010 o、os。
O,097 0,22 0,10 1,63 0,040 0,020 0,80 第7層(第1緑感乳剤H) 乳剤A 乳剤B 増感色素V 増感色素■ 増悪色素■ Eχ−6 X−1 X−7 X−8 B5−1 B5−3 ゼラチン 第8層(第2緑感乳剤層) 乳剤C 増感色素■ 増感色素■ 増感色素■ X−6 X−8 銀   0.15 銀   0.15 3.0X10−’ 1.0X10−’ 3.8X10−’ 0.260 0、021 0.030 0.025 0.100 0.010 0.63 銀   0.45 2.1X10−’ 7.0XIO−S 2.6X10−’ 0.094 0.018 X−7 B5−1 B5−3 ゼラチン 第9層(第3緑感乳剤層) 乳剤E 増感色素V 増感色素■ 増感色素■ X−13 E X −11 X−1 B5−1 B5−2 ゼラチン 第10層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 X−5 B5−1 ゼラチン 0.026 0.160 0.008 0.50 銀   1.2 3゜5X10−’ 8、OX 10−5 3.0X10−’ 0.015 0.100 0.025 0.25 0.10 1.54 銀 0.05 0.08 0.03 0.95 第11層(第1青感乳荊層) 乳剤A 乳i!FJB 乳剤F 増感色素■ X−9 X−8 B5−1 ゼラチン 第12層(第2青感乳荊層) 乳剤G 増感色素■ X−9 X−10 B5−1 ゼラチン 第13層(第3青怒乳剤層) 乳剤H 増感色素■ X−9 銀   0.08 銀   0.07 銀   0.07 3.5X10−’ 0.721 0.042 0.28 1.10 銀  0.45 2、lX10−’ 0、154 0.00? 0.05 0.78 0.77 2.2X10−’ 0.20 HBS−10,07 ゼラチン              0.69第14
層(第1保護層) 乳剤I             銀  0.20U−
40,11 U −50,17 HB S −10,05 ゼラチン              l・00第15
層(第2保護層) ポリメチルアクリレート粒子 (直径 約1.5μm)        0.543−
1                0.20ゼラチン
             1.20各層には上記の成
分の他に、ゼラチン硬化剤H−1、ゼラチン防腐・防黴
剤1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−フェ
ノキシエタノール、フェネチルアルコールや界面活性剤
を添加した。
X X−2 X−3 H H 1 X 4 H X 5(本発明の化合物Q 11と同じ) CJ++(n) X X X X−9 I X 0 X 2 し1 CJsO5Oρ X 3 −2 −3 I 4 X:y 70 :30 (wt%) B5−1 トリクレジルホスフェート B5−2 ン n−ブチルフタレート 増感色素I 増感色素■ 増感色素■ 増感色素V 増感色素■ 増感色素■ 増感色素■ L −1 (試料102〜11O) 試料101の第6層の化合物Q−11を第1表に示した
化合物に当モル置き換えして試料102〜110を作成
した。
これら試料に赤色光でイメージワイズ露光を与え、下記
のカラー現像処理を行った。処理済みストリップスを濃
度測定し、シアン濃度がカブリ+2゜0を与える点にお
けるマゼンタの解析濃度からマゼンタのカブリ濃度を減
じた値を色濁り度として第1表に示した。
また白色を露光した直後(A条件)及び暗所で50℃相
対湿度80%下で14日間放置した後(B条件)、それ
ぞれ下記の現像処理を行った。
A条件に対するB条件の緑感層の感度(マゼンタ濃度の
カブリ+2.5の相対感度)の変化を高温高温条件下で
の感度変化として第1表に示した。
ここで相対感度とは、カブリ+2.5の濃度を与える露
光量の常用対数値をA条件の値から差し引いた値である
さらに鮮鋭度の評価として、赤色光で均一露光した後、
緑色光にてMTF値測定用パターンで露光し、マゼンタ
像のMTF値を算出した。
カラー現像処理は下記の処理行程に従って38℃で実施
した。
カラー現像    3分15秒 漂   白     6分30秒 水   洗     2分10秒 定   着     4分20秒 水   洗     3分15秒 安   定     1分05秒 各工程に用いた処理液組成は下記の通りであった。
カラー現像液 ジエチレントリアミン五酢酸    1.0g1−ヒド
ロキシエチリデン−1゜ 1−ジホスホン酸        2.0g亜硫酸ナト
リウム         4.0g炭酸カリウム   
       30.0g臭化カリウム       
    1.4g沃化カリウム           
1.3■ヒドロキシルアミン硫酸塩 4−(N−エチル−N−β−ヒド ロキシエチルアミノ)−2−メ チルアニリン硫酸塩 水を加えて pHl0゜ 漂白液 エチレンジアミン四酢酸第二鉄 アンモニウム塩 エチレンジアミン四酢酸二ナト リウム塩 臭化アンモニウム 硝酸アンモニウム 、水を加えて 100゜ 10゜ 150゜ 10゜ 1゜ pH6゜ 定着液 エチレンジアミン四酢酸二ナト リウム塩 亜硫酸ナトリウム チオ硫酸アンモニウム水溶液 1、0g 4、0g (70%) 重亜硫酸ナトリウム 水を加えて  756 4゜ l。
pH6゜ 安定液 ホルマリン(40%) ポリオキシエチレン−p−モノ ノニルフェニルエーテル(平 均重合度10) 水を加えて 〇− g 第 1 表 第1表から、従来のハイドロキノン誘導体Q11、Q−
1またはヒドランン系化合物5.39を同一系統のみで
含量する試料は高温高湿条件下での感度変化あるいは色
濁り度か大きいこと、これに対し、両系統の化合物を併
用した本発明の試料は色濁りの防止効果、鮮鋭性に優れ
、かつ高温高湿条件下での感度変化が小さいことがわか
り、本発明の有効性が明らかである。
実施例2 下塗りを施した厚み127μの三酢酸セルロースフィル
ム支持体上に、下記の組成の各層よりなる多層カラー感
光材料を作製し、試料201とした。数字はd当りの添
加量を表わす。なお添加した化合物の効果は記載した用
途に限らない。
(試料201) 第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀         0.25gゼラチン
            1.9g紫外線吸収剤U−1
0,04g 紫外線吸収剤U−20,1g 紫外線吸収剤U−30,1g 紫外線吸収剤U−40,1g 紫外線吸収剤U−60,1g 高沸点有機溶媒0i1−10.1g 第2層:中間層 ゼラチン            0.40g染料 D
−40,4■ 第3層:中間層 表面及び内部をかぶらせた微粒子沃臭化銀乳剤(平均粒
径0.06μm、変動係数18%、Agl含量1モル%
 ) 銀量 0.05g ゼラチン 第4層:低感度赤感乳剤層 乳剤 A 乳剤 B ゼラチン カプラーC−1 カプラーC−2 カプラーC−9 0、4g 銀量 0.2g 銀量 0.3g 0、8  g 0.15g 0.05g 0.05g 化合物Cpd−D 高沸点有機溶媒0i1−2 第5層:中感度赤感性乳剤層 乳剤 B 乳剤 C セラチン カプラーC−1 カプラーC−2 カプラーC−3 高沸点有機溶媒0i1−2 第6層:高感度赤感性乳剤層 乳剤 D ゼラチン カプラーC−3 カプラーC−1 添加物 P−1 第7層:中間層 七゛ラチン 添加物 P−1 混色防止剤Cpd−A 銀量 0.2g 銀量 0.3g 0、8  g 0、2  g 0.05g 0.2  g 0、1  g 銀量 第8層 低感度緑感性乳剤層 乳剤 E 乳剤 F 乳剤 G セ゛ラチン カプラーC−7 化合物Cpd−B 化合物Cpd−E 化合物cpa−p 化合物cpd−cy 化合物Cpd−H 化合物Cpd−D 高沸点有機溶媒0i1−1 高沸点有機溶媒0i1−2 第9層:中感度緑感性乳剤層 乳剤 G 乳剤 H ゼラチン カプラーC−7 化合物Cpd−B 銀量 0.3 g 銀量 0.1g 銀量 0,1g 0、5  g 0.35g 0.03g o。02g o、02g 0.02g 0.02g 10   ■ 0、1  g 0、1  g 銀量 0.3g 銀量 0,1 g 0.6  g 0.3  g 0.03g 化合物Cpd−E 化合物Cpd−F 化合物Cpd−G 化合物Cpd−H 高沸点有機溶媒0i1−2 第10層:高感度緑感性乳剤層 乳剤 I         銀量 ゼラチン カプラーC−4 化合物Cpd−B 化合物Cpd−E 化合物Cpd−F 化合物Cpd−G 化合物Cpd−H 高沸点有機溶媒0i1−1 高沸点有機溶媒0i1−2 第11層:中間層 七゛ラテン 染料D−2 染料D−1 2g 2g 5g 5g 1g g g g 8g 2g 2g 2g 2g 2g 2g 5g 染料D−3 第12層:イエローフィルター層 黄色コロイド銀      銀量 セラチン 混色防止剤Cpd−A 高沸点有機溶媒0i1−4 第13層:中間層 ゼラチン 第14層:低感度青感性乳剤層 乳剤 J         銀量 乳剤 K         銀量 乳剤 L         銀量 ゼラチン カプラーC−5 第15層:中感度青感性乳剤層 乳剤 L         銀量 乳剤 M         銀量 ゼラチン カプラーC−5 カプラーC−6 7g g g 1g 1g 第16層:高感度青感性乳剤層 乳剤 N         銀量 セラチン カプラーC−6 第17層:第1保護層 ゼラチン 紫外線吸収剤U−1 紫外線吸収剤U−2 紫外線吸収剤U−3 紫外線吸収剤U−4 紫外線吸収剤U−5 紫外線吸収剤U−6 高沸点有機溶媒0i1−1 ホルマリンスカベンジャ− pct−c pd−I 染料  D−3 第18層:第2保護層 コロイド銀        銀量 微粒子沃臭化銀乳剤(平均粒径0゜ 0.4  g 1、2 g o、7 g g 4g 1g 3g 3g 5g 5g 2g 5g 1 ■ 06μm1 AgI含量1モル%)  銀量 0.1gセラチン  
          0.4g第19層:第3保護層 セラチン            0.4gポリメチル
メタクリレート(平均粒径1.5μ)0.1 g メチルメタクリレートとアクリル酸の4二6の共重合体
(平均粒径1.5μ)0.1gシリコーンオイル   
     0.03g界面活性剤W−13,0■ 界面活性剤W−20,03g またすべての乳剤層には上記組成物の他に添加剤F−1
−F−8を添加した。さらに各層には、上記組成物の他
にゼラチン硬化剤H−1及び塗布用、乳化用界面活性剤
W−3、W−4を添加した。
更に防腐、防黴剤としてフェノール、1,2−ベンズイ
ソチアゾリン−3−オン、2−フェノキシエタノール、
フェネチルアルコールを添加した。
試料101に用いた沃臭化銀乳剤は以下のとおりである
単分散立方体内部潜像型粒子 単分散14面体粒子 多分散双晶粒子 卯分散立方体粒子 単分散立方体粒子 単分散立方体内部潜像型粒子 単分散立方体内部潜像型粒子 揖シうデ降対1ゐ田わしく曜【了−ヌ[七均了スペクト
 1ヒ3.8単分散14面体粒子 単分散14面体粒子 単分散立方体内部潜像型粒子 単分散立方体粒子 ) kkA 5 0.30 0.30 0.60 0.17 0.20 0.25 0.30 0.80 0.30 0.37 0.46 0.55 1.55 乳剤A−Nの分光増感 −b υ。
υ6 粒子 成終 後 −1 −2 −3 N 4 (CH。
CHso       CH,−CH−h。5−5 −7 −9 i1−1 フタル酸ジブチル i1−2 リン酸トリクレジル Cpd−A(化合物例Q−1に同じ) H H pd E C,H。
−6− −2 −3 D−1 So、K So、K SOlK ot K SO+Na −1 CH2=CH3O1CH,C0NHCH2CH,=CH
8O2CH2CONHCH。
H NO3 (試料202〜210) 試料201の第7層の化合物Cpcl−Aを第2表に示
した化合物に等モル置き換えして試料202から210
を作成した。
これらの試料に赤色光でイメージワイズ露光を与え、下
記の現像処理を行った。処理済みのストリップスを濃度
測定し、イエロー、マゼンタ濃度が最大となる点でのシ
アンの最小濃度を解析濃度に変換した値を色濁り度とし
て第2表に示した。
また、白色を露光した直後(A条件)及び暗所で50℃
相対湿度80%下で14日間放置した後(B条件)、そ
れぞれ下記の現像処理を行った。
A条件に対するB条件の赤感層の感度(シアン濃度のカ
ブリ+2.5の相対感度)の変化を高温高湿条件下での
感度変化として第2表に示した。ここで相対感度とは、
カブリ+2.5の濃度を与える露光量の常用対数値をへ
条件の値から差し引いた値である。
さらに鮮鋭度の評価として、緑色光で均一露光した後、
赤色光にてMTF値測定用パターンで露光し、シアン像
のMTF値を算出した。
カラー現像処理は下記の処理行程に従って38℃で実施
した。
〔処理工程〕
処理工程  時間  温度 h’)容量   充量黒白
現像  6分  38℃ 121   2.2 d/m
”第一水洗  2”   38”   4〃7.5 1
1反  転  211 3811 411   1.1
  〃発色現像  6/1381112//2.21/
調  整  2”   38”   4〃1.1   
ツノ漂   白   6〃   38〃   12 〃
     0.22  //定  着  4分  38
℃  81    1.1  j7/m2第二水洗  
4/l  3811 8//   7.5 //定  
 1”   25”   2〃1.1   ”各処理液
の組成は、以下の通りであった。
ニトリロ−N、N、N−トリメ 2.Og   2.0
gチレンホスホン酸・5ナトリ ラム塩 亜硫酸ナトリウム       30g  。30 g
ハイドロキノン・モノスルホン 20g   20g酸
カリウム 炭酸カリウム         33g   33g1
−フェニル−4−メチル−42,0g   2.0gヒ
ドロキシメチル−3−ピ ラゾリドン 臭化カリウム         2.5g   1.4
gチオシアン酸カリウム     1.2g   1゜
2gヨウ化カリウム        2.0■水を加え
て        1000 d   1000 ip
H9,609,60 pHは、塩酸又は水酸化カリウムで調整した。
反転液 ニトリロ−N、N、N−トリメ チレンホスホン酸・5ナトリ ラム塩 塩化第−スズ・2水塩 p−アミノフェノール 液   充液 3゜Og  母液に同じ 1.0g 0゜Ig 水酸化ナトリウム 氷酢酸 水を加えて pH pHは、塩酸又は水酸化す g 5d 000 d 6.00 トリウムで調整した。
ニトリロ−N、N、N−トリメ チレンホスホン酸・5ナトリ ラム塩 亜硫酸ナトリウム リン酸3ナトリウム・12水塩 臭化カリウム ヨウ化カリウム 水酸化ナトリウム シトラジン酸 N−エチル−(β−メタンス ルホンアミドエチル)−3 一メチルー4−アミノアニ リン硫酸塩 2.0g 7.0g 6 g 1.0g 90■ 3.0g 1.5g 1g 2.0g 7.0g 6 g 3.0g 1、5g 1g 3.6−シチアー1.8−オ  1.Og   1.0
gクタンジオール を加えて        1000 m/   100
0 dpH11,8012,00 pHは、塩酸又は水酸化カリウムで調整した。
母液に同じ エチレンジアミン4酢酸・2  8.0gナトリウム塩
・2水塩 亜硫酸ナトリウム       12g1−チオグリセ
リン      0.4−ソルビタン・エステル※  
  0.1gを加えて        1000 +d
p)i             6.20pHは、塩
酸又は水酸化ナトリウムで調整した。
エチレンジアミン4酢酸・2  2.0g   4.0
gナトリウム塩・2水塩 エチレンジアミン4酢酸@Fe  120 g   2
40 g(I) ・アンモニウム・2水塩 臭化カリウム        100 g   200
 g硝酸アンモニウム       10g    2
0g水を加えて        1000 d   1
000 dpH5,705゜50 pHは、塩酸又は水酸化ナトリウムで調整した。
宣豊筺 母液  補充液 チオ硫酸アンモニウム     8.0g  母液に同
し亜硫酸ナトリウム       5.0g重亜硫酸ナ
トリウム      5.0gを加えて       
 1000 dl) H6,60 pHは、塩酸又はアンモニア水で調整した。
ホルマリン(37%)5.〇−母液に同じポリオキシエ
チレン−p    0.5d−モノノニルフェニル エーテル(平均重合度 10) を加えて 000 d ソルビタン・エステル※ (w+x+y+z=20) 第 表 第2表から、実施例1の場合と同様に、本発明の試料は
両系統の化合物を併用することで色濁りの防止効果、鮮
鋭性に優れ、かつ高温高湿条件下での感度変化が小さい
ことがわかり、さらに前記した実施例1のネガ系におけ
るより、本反転系において有効性が高いことが明らかで
ある。
実施例3 試料201の第7層に第3表の化合物を等モルに置き換
える以外は全く同様にして、試料301〜308の感光
材料を作成した。これらの試料にマゼンタ色の階調露光
を与え、実施例2に示したカラー現像処理を行った。た
だし発色現像液はpHl0111,12に調整したもの
を準備した。
処理済みのストリップスを濃度測定し、マゼンタ濃度が
カブリ+2.0を与える点でのシアン濃度の解析濃度を
求め、色濁り度として第3表に示した。
第 表 第3表から、本発明の試料は特に発色現像液のpH値が
1 1以上の場合に色濁りを防止する効果 に優れ、色再現性への有効性が明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上にそれぞれ一層以上のシアンカプラーを含有す
    る赤感性ハロゲン化銀乳剤層、マゼンタカプラーを含有
    する緑感性ハロゲン化銀乳剤層、イエローカプラーを含
    有するハロゲン化銀乳剤層及び一層以上の非感光性層と
    を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料において、実
    質的に非発色性でかつ耐拡散性の下記一般式( I )で
    表わされる化合物並びに一般式(II)で表わされる化合
    物とを同一の若しくは隣接した非感光性層に含有するこ
    とを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。 ( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (II)▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式( I )中R^1^1、R^1^2、R^1^3
    は水素原子、脂肪族基、芳香族基を表し、R^1^4は
    水素原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、ヘ
    テロ環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ基
    、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
    基、カルバモイル基またはアシル基を表す。 G^1^1はカルボニル基、スルホニル基、▲数式、化
    学式、表等があります▼、スルフイニル基、またはイミ
    ノメチレン基を表し、nは0または1である。 一般式(II)中R^2^2ないしR^2^6は同じでも
    異なつていてもよく、水素原子またはベンゼン環に置換
    可能な基である。ただしR^2^2およびR^2^4の
    うち少なくとも一つはヒドロキシ基、スルホンアミド基
    またはカルボンアミド基である。Zは水素原子またはア
    ルカリ条件下で脱保護可能な保護基である。R^2^2
    ないしR^2^6、OZは共同で環を形成しても良い。
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