JPH0323480B2 - - Google Patents
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- JPH0323480B2 JPH0323480B2 JP58096611A JP9661183A JPH0323480B2 JP H0323480 B2 JPH0323480 B2 JP H0323480B2 JP 58096611 A JP58096611 A JP 58096611A JP 9661183 A JP9661183 A JP 9661183A JP H0323480 B2 JPH0323480 B2 JP H0323480B2
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- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 15
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 15
- 230000010365 information processing Effects 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ブーム搭載車両の安全装置に関する
ものである。
ものである。
(従来の技術)
一般に、車体上に搭載された旋回台にブームを
起伏可能に枢支する一方、車体にはジヤツキを備
えたアウトリガを側方に張出可能に配設したブー
ム搭載車両、例えば、ブーム先端に作業台を装設
し、この作業台に作業者を乗せてブームを起伏、
伸縮および旋回動作させ、作業台を空間適所に移
動し、それによつて各種作業を行うことのできる
高所作業車が知られている。このような高所作業
車の場合、車両の転倒事故が発生するような作業
範囲にブームが操作されるのを規制し、所定の安
全作業範囲内で作業する必要がある。
起伏可能に枢支する一方、車体にはジヤツキを備
えたアウトリガを側方に張出可能に配設したブー
ム搭載車両、例えば、ブーム先端に作業台を装設
し、この作業台に作業者を乗せてブームを起伏、
伸縮および旋回動作させ、作業台を空間適所に移
動し、それによつて各種作業を行うことのできる
高所作業車が知られている。このような高所作業
車の場合、車両の転倒事故が発生するような作業
範囲にブームが操作されるのを規制し、所定の安
全作業範囲内で作業する必要がある。
そこで、高所作業車においては、ブーム関連動
作中に、アウトリガ張出長、ブーム旋回角度、ブ
ーム角度、ブーム負荷などの因子で定まる安全作
業範囲を越えて規制が必要な作業範囲になつたと
き、直ちにブーム関連動作を停止させるようにし
ている。
作中に、アウトリガ張出長、ブーム旋回角度、ブ
ーム角度、ブーム負荷などの因子で定まる安全作
業範囲を越えて規制が必要な作業範囲になつたと
き、直ちにブーム関連動作を停止させるようにし
ている。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、前述した安全作業範囲内にあるか否
かを検出する因子のうち、ブーム負荷は、ブーム
の起伏シリンダ先端にロードセルを取り付け、該
ロードセルにて検出するようにしているが、ピン
回りの摩擦抵抗、作業台の水平シリンダなどの影
響により、同一の起伏角度において、ブーム起立
動作時は実際の値よりも若干大きく検出され、ブ
ーム伏倒動作時は実際の値よりも若干小さく検出
され、ブーム負荷を正確に検出することができな
いという不具合があつた。
かを検出する因子のうち、ブーム負荷は、ブーム
の起伏シリンダ先端にロードセルを取り付け、該
ロードセルにて検出するようにしているが、ピン
回りの摩擦抵抗、作業台の水平シリンダなどの影
響により、同一の起伏角度において、ブーム起立
動作時は実際の値よりも若干大きく検出され、ブ
ーム伏倒動作時は実際の値よりも若干小さく検出
され、ブーム負荷を正確に検出することができな
いという不具合があつた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、ブ
ームの起立動作あるいは伏倒動作によつて変化す
るブーム負荷の測定値を実際のブーム負荷に補正
することにより、ブーム負荷を正確に検出して作
業の安全性を向上せしめたブーム搭載車両の安全
装置を提供するものである。
ームの起立動作あるいは伏倒動作によつて変化す
るブーム負荷の測定値を実際のブーム負荷に補正
することにより、ブーム負荷を正確に検出して作
業の安全性を向上せしめたブーム搭載車両の安全
装置を提供するものである。
(課題を達成するための技術的手段)
本発明は、車体上に搭載された旋回台にブーム
を起伏可能に枢支する一方、車体にはジヤツキを
備えたアウトリガを側方へ張出可能に配設したブ
ーム搭載車両において、ブームに作用する負荷状
態を検出するブーム負荷検出手段と、ブーム関連
作動を制御する操作部と、前記ブーム負荷検出手
段からの検出信号および前記操作部からの操作信
号が送られ、ブーム関連作動を制御する情報処理
手段を備えた中央制御装置と、中央制御装置にて
切換制御されるブーム関連作動用油圧制御弁とを
具備し、前記中央制御装置は、調整ボリユームを
介して初期入力時に入力された同一の起伏角度に
おけるブーム起立時のブーム負荷補正値とブーム
伏倒時のブーム負荷補正値に基づいてブーム負荷
検出手段の検出信号をブーム起立時のブーム負荷
とブーム伏倒時のブーム負荷とがほぼ一定となる
ようにブームの起伏動作に関連して演算処理する
ことを特徴とするものである。
を起伏可能に枢支する一方、車体にはジヤツキを
備えたアウトリガを側方へ張出可能に配設したブ
ーム搭載車両において、ブームに作用する負荷状
態を検出するブーム負荷検出手段と、ブーム関連
作動を制御する操作部と、前記ブーム負荷検出手
段からの検出信号および前記操作部からの操作信
号が送られ、ブーム関連作動を制御する情報処理
手段を備えた中央制御装置と、中央制御装置にて
切換制御されるブーム関連作動用油圧制御弁とを
具備し、前記中央制御装置は、調整ボリユームを
介して初期入力時に入力された同一の起伏角度に
おけるブーム起立時のブーム負荷補正値とブーム
伏倒時のブーム負荷補正値に基づいてブーム負荷
検出手段の検出信号をブーム起立時のブーム負荷
とブーム伏倒時のブーム負荷とがほぼ一定となる
ようにブームの起伏動作に関連して演算処理する
ことを特徴とするものである。
(作用)
作業台に作業者を乗せてブームを起伏、伸縮お
よび旋回動作させ、作業台を空間適所に移動し、
それにによつて各種作業を行う。
よび旋回動作させ、作業台を空間適所に移動し、
それにによつて各種作業を行う。
この際、ブーム負荷は、同一の起伏角度におい
て、ブーム起立動作時は実際の値よりも若干大き
く検出され、ブーム伏倒動作時は実際の値よりも
若干小さく検出されることから、初期入力時に、
予め算出あるいは計測されたブーム起立動作時で
のブーム負荷補正値およびブーム伏倒動作時での
ブーム負荷補正値が調整ボリユームを介して入力
されており、同一ブーム角度についてのブーム起
立時のブーム負荷とブーム伏倒時のブーム負荷と
がほぼ一定となるように演算処理される。
て、ブーム起立動作時は実際の値よりも若干大き
く検出され、ブーム伏倒動作時は実際の値よりも
若干小さく検出されることから、初期入力時に、
予め算出あるいは計測されたブーム起立動作時で
のブーム負荷補正値およびブーム伏倒動作時での
ブーム負荷補正値が調整ボリユームを介して入力
されており、同一ブーム角度についてのブーム起
立時のブーム負荷とブーム伏倒時のブーム負荷と
がほぼ一定となるように演算処理される。
この結果、これらの入力されたブーム負荷補正
値に基づいてブームの起立動作時あるいは伏倒動
作時に影響を受けているブーム負荷検出器による
ブーム負荷の測定値が実際のブーム負荷に補正さ
れることから、ブーム負荷が正確に検出され、安
全にブーム関連作動を行うことができる。
値に基づいてブームの起立動作時あるいは伏倒動
作時に影響を受けているブーム負荷検出器による
ブーム負荷の測定値が実際のブーム負荷に補正さ
れることから、ブーム負荷が正確に検出され、安
全にブーム関連作動を行うことができる。
(実施例)
以下、本発明におけるブーム搭載車両を高所作
業車に適用した実施例につき図面に基づいて説明
する。
業車に適用した実施例につき図面に基づいて説明
する。
第1図に示すように、高所作業車1の車体2上
には旋回台3が旋回モータ(図示省略)によつて
旋回制御可能に搭載されており、旋回台3の上端
にブーム4が基端において起伏自在に枢着されて
いる。ブーム4は多段伸縮式であつて、伸縮シリ
ンダ(図示省略)によつてその長さが可変になつ
ている。ブーム4と旋回台3との間には起伏シリ
ンダ5が介設され、この起伏シリンダ5によつて
ブーム4の起伏角度が制御されるようになつてお
り、そのブーム4の先端ブーム4aの先端に作業
台6が連結部材7を介して回転自在に枢着されて
いる。
には旋回台3が旋回モータ(図示省略)によつて
旋回制御可能に搭載されており、旋回台3の上端
にブーム4が基端において起伏自在に枢着されて
いる。ブーム4は多段伸縮式であつて、伸縮シリ
ンダ(図示省略)によつてその長さが可変になつ
ている。ブーム4と旋回台3との間には起伏シリ
ンダ5が介設され、この起伏シリンダ5によつて
ブーム4の起伏角度が制御されるようになつてお
り、そのブーム4の先端ブーム4aの先端に作業
台6が連結部材7を介して回転自在に枢着されて
いる。
作業台6は、旋回台3とブーム4との間の平衡
シリンダ8(駆動側)と、ブーム4と連結部材7
との間の平衡シリンダ9(従動側)との連係によ
り、ブーム4の起伏動作にかかわりなく、ほぼ水
平状態を常時維持するように構成されている。
シリンダ8(駆動側)と、ブーム4と連結部材7
との間の平衡シリンダ9(従動側)との連係によ
り、ブーム4の起伏動作にかかわりなく、ほぼ水
平状態を常時維持するように構成されている。
作業台6の連結部材7には吊上装置10が取り
付けられ、この吊上装置10は、連結部材7に旋
回可能に支持された旋回ポスト11と、旋回ポス
ト11に回転可能に支持された作業用ブーム12
と、ウインチ手段13とを備え、旋回ポスト11
が作業台6の旋回用首振シリンダ(図示省略)に
よつて選択的に旋回できるようになされている。
なお、ウインチ手段13において、14はウイン
チモータ、15はワイヤ、16はフツクである。
付けられ、この吊上装置10は、連結部材7に旋
回可能に支持された旋回ポスト11と、旋回ポス
ト11に回転可能に支持された作業用ブーム12
と、ウインチ手段13とを備え、旋回ポスト11
が作業台6の旋回用首振シリンダ(図示省略)に
よつて選択的に旋回できるようになされている。
なお、ウインチ手段13において、14はウイン
チモータ、15はワイヤ、16はフツクである。
また、車体2前後の左右両側の計4個所にはア
ウトリガ17が車体側方へ張出可能に設けられ、
該アウトリガ17はジヤツキ18を備えている。
ウトリガ17が車体側方へ張出可能に設けられ、
該アウトリガ17はジヤツキ18を備えている。
上記高所作業車1において、旋回台3の車体2
への取付部にはブーム4の基準位置に対する旋回
角度を検出するブーム旋回角度検出器21(例え
ば、ポテンシヨメータ)が、また、ブーム4には
ブーム4の起伏角度を検出するブーム角度検出器
22(例えば、ポテンシヨメータ)が、さらに、
起伏シリンダ5とブーム4との連結部には起伏シ
リンダ5にかかる負荷を検出するブーム負荷検出
器23(例えば、ロードセル)がそれぞれ設けら
れ、また、車体2にはアウトリガ17の張出長さ
を検出する4個のアウトリガ張出長検出器24a
〜24d(例えば、ポテンシヨメータ)が設けら
れている。
への取付部にはブーム4の基準位置に対する旋回
角度を検出するブーム旋回角度検出器21(例え
ば、ポテンシヨメータ)が、また、ブーム4には
ブーム4の起伏角度を検出するブーム角度検出器
22(例えば、ポテンシヨメータ)が、さらに、
起伏シリンダ5とブーム4との連結部には起伏シ
リンダ5にかかる負荷を検出するブーム負荷検出
器23(例えば、ロードセル)がそれぞれ設けら
れ、また、車体2にはアウトリガ17の張出長さ
を検出する4個のアウトリガ張出長検出器24a
〜24d(例えば、ポテンシヨメータ)が設けら
れている。
また、作業台6には、ブーム関連作動、すなわ
ち、ブーム4の旋回、起伏および伸縮の各動作を
行う作業台側操作部25と、各操作信号を出力す
るための作業台側制御装置26とが設けられてい
る。一方、旋回台側には、ブーム関連作動を制御
する中央制御装置27と、作業台側操作部25と
同様の旋回台側操作部28と、ブーム関連作動用
油圧制御弁29とが設けられている。この油圧制
御弁29はブーム4の伸縮シリンダ、起伏シリン
ダ5および旋回モータの作動を制御するものであ
る。
ち、ブーム4の旋回、起伏および伸縮の各動作を
行う作業台側操作部25と、各操作信号を出力す
るための作業台側制御装置26とが設けられてい
る。一方、旋回台側には、ブーム関連作動を制御
する中央制御装置27と、作業台側操作部25と
同様の旋回台側操作部28と、ブーム関連作動用
油圧制御弁29とが設けられている。この油圧制
御弁29はブーム4の伸縮シリンダ、起伏シリン
ダ5および旋回モータの作動を制御するものであ
る。
前記中央制御装置27は、第2図に示すよう
に、CPU82、メモリ83、ペリフエラル・イ
ンターフエース・アダプタ85、アナログ・デジ
タル・ユニツト86、電磁弁制御用アンプ87お
よび調整ボリユーム88を備えている。
に、CPU82、メモリ83、ペリフエラル・イ
ンターフエース・アダプタ85、アナログ・デジ
タル・ユニツト86、電磁弁制御用アンプ87お
よび調整ボリユーム88を備えている。
CPU82は、メモリ83に書き込まれている
プログラムに従つて情報処理手段として機能し、
アナログ・デジタル・ユニツト86およびペリフ
エラル・インターフエース・アダプタ85からの
各種データを読み取り、演算処理した後、ペリフ
エラル・インターフエース・アダプタ85へ信号
が出力され、このペリフエラル・インターフエー
ス・アダプタ85から電磁弁制御用アンプ87を
介してブーム関連作動用油圧制御弁29へ制御信
号が送られる。
プログラムに従つて情報処理手段として機能し、
アナログ・デジタル・ユニツト86およびペリフ
エラル・インターフエース・アダプタ85からの
各種データを読み取り、演算処理した後、ペリフ
エラル・インターフエース・アダプタ85へ信号
が出力され、このペリフエラル・インターフエー
ス・アダプタ85から電磁弁制御用アンプ87を
介してブーム関連作動用油圧制御弁29へ制御信
号が送られる。
ここで、アナログ・デジタル・ユニツト86へ
入力される信号は、旋回台側操作部28からの操
作信号、ブーム旋回角度検出器21、ブーム角度
検出器22およびブーム負荷検出器23からの検
出信号、各アウトリガ張出長検出器24a〜24
dからの検出信号である。
入力される信号は、旋回台側操作部28からの操
作信号、ブーム旋回角度検出器21、ブーム角度
検出器22およびブーム負荷検出器23からの検
出信号、各アウトリガ張出長検出器24a〜24
dからの検出信号である。
調整ボリユーム88は、同一ブーム角度につい
てのブーム起立時のブーム負荷とブーム伏倒時の
ブーム負荷とがほぼ一定となるように、初期入力
時に、予め算出あるいは計測されたブーム起立動
作時でのブーム負荷補正値およびブーム伏倒動作
時でのブーム負荷補正値を入力するものである。
そして、これらの入力されたブーム負荷補正値に
基づいてブーム4の起立動作あるいは伏倒動作に
より影響を受けているブーム負荷検出器23を用
いたブーム負荷の測定値が実際のブーム負荷に補
正される。
てのブーム起立時のブーム負荷とブーム伏倒時の
ブーム負荷とがほぼ一定となるように、初期入力
時に、予め算出あるいは計測されたブーム起立動
作時でのブーム負荷補正値およびブーム伏倒動作
時でのブーム負荷補正値を入力するものである。
そして、これらの入力されたブーム負荷補正値に
基づいてブーム4の起立動作あるいは伏倒動作に
より影響を受けているブーム負荷検出器23を用
いたブーム負荷の測定値が実際のブーム負荷に補
正される。
続いて、前記メモリ83に書き込まれているプ
ログラムの一例を第3図に示すフローチヤートに
従つて説明する。
ログラムの一例を第3図に示すフローチヤートに
従つて説明する。
プログラムがスタートすると、先ず、ステツプ
S1でブーム負荷検出器23よりブーム負荷(測
定値)が読み込まれ、ステツプS2でブーム4が
起立動作であるか否かを判定する。起立動作であ
る場合、すなわち、YESの場合には、ステツプ
S3で調整ボリユーム88を介して予め入力され
たそのブーム起伏角度における起立動作時のブー
ム負荷補正値が読み込まれ、ステツプS4でブー
ム負荷(測定値)と前記補正値とが減算され、そ
の結果をブーム負荷に設定して終了する。
S1でブーム負荷検出器23よりブーム負荷(測
定値)が読み込まれ、ステツプS2でブーム4が
起立動作であるか否かを判定する。起立動作であ
る場合、すなわち、YESの場合には、ステツプ
S3で調整ボリユーム88を介して予め入力され
たそのブーム起伏角度における起立動作時のブー
ム負荷補正値が読み込まれ、ステツプS4でブー
ム負荷(測定値)と前記補正値とが減算され、そ
の結果をブーム負荷に設定して終了する。
一方、ステツプS2でNOの場合には、ステツ
プS5に移行してブーム4が伏倒動作であるか否
かを判定する。しかして、伏倒動作である場合、
すなわち、YESの場合には、ステツプS6で調
整ボリユーム88を介して予め入力されたそのブ
ーム起伏角度における伏倒動作時のブーム負荷補
正値が読み込まれ、ステツプS7でブーム負荷
(測定値)と前記補正値とが加算され、その結果
をブーム負荷に設定して終了する。また、ステツ
プS5でNOの場合には、そのまま終了する。
プS5に移行してブーム4が伏倒動作であるか否
かを判定する。しかして、伏倒動作である場合、
すなわち、YESの場合には、ステツプS6で調
整ボリユーム88を介して予め入力されたそのブ
ーム起伏角度における伏倒動作時のブーム負荷補
正値が読み込まれ、ステツプS7でブーム負荷
(測定値)と前記補正値とが加算され、その結果
をブーム負荷に設定して終了する。また、ステツ
プS5でNOの場合には、そのまま終了する。
したがつて、作業台側操作部25でブーム伸
縮、起伏、旋回の各操作レバーを操作すると、各
操作レバーの傾倒方向および傾倒角度に基づいて
作業台側制御装置26ではいずれのブーム関連作
動が行われるかが検出されるとともに作動速度が
設定され、これらブーム関連作動に関する操作情
報が中央制御装置27へ送られる。一方、中央制
御装置27では、ブーム旋回角度、ブーム起伏角
度、ブーム負荷の各検出器21〜23からの検出
信号と、アウトリガ張出長検出器24a〜24d
からの検出信号とに基づいて演算された安全側モ
ーメントと転倒側モーメントとの比較により各ブ
ーム関連作動に関する動作規制条件が演算され
る。この場合、ブーム負荷についての検出信号
は、補正されたものが用いられる。そして、作業
台側操作部25からの操作情報が動作規制条件に
適合しない場合はその操作情報に基づいて油圧制
御弁29へ作動信号が送られ、ブーム4の伸縮、
起伏などが設定された作動速度で行われる。一
方、前記操作情報が前記動作規制条件に適合する
場合は、その操作情報に関するブーム関連動作の
停止信号が油制御弁29へ送られ、動作規制条件
に適合するブーム関連作動はできなくなる。
縮、起伏、旋回の各操作レバーを操作すると、各
操作レバーの傾倒方向および傾倒角度に基づいて
作業台側制御装置26ではいずれのブーム関連作
動が行われるかが検出されるとともに作動速度が
設定され、これらブーム関連作動に関する操作情
報が中央制御装置27へ送られる。一方、中央制
御装置27では、ブーム旋回角度、ブーム起伏角
度、ブーム負荷の各検出器21〜23からの検出
信号と、アウトリガ張出長検出器24a〜24d
からの検出信号とに基づいて演算された安全側モ
ーメントと転倒側モーメントとの比較により各ブ
ーム関連作動に関する動作規制条件が演算され
る。この場合、ブーム負荷についての検出信号
は、補正されたものが用いられる。そして、作業
台側操作部25からの操作情報が動作規制条件に
適合しない場合はその操作情報に基づいて油圧制
御弁29へ作動信号が送られ、ブーム4の伸縮、
起伏などが設定された作動速度で行われる。一
方、前記操作情報が前記動作規制条件に適合する
場合は、その操作情報に関するブーム関連動作の
停止信号が油制御弁29へ送られ、動作規制条件
に適合するブーム関連作動はできなくなる。
なお、旋回台側操作部28でブーム関連作動を
操作する場合も同様である。
操作する場合も同様である。
(発明の効果)
以上のように本発明は、ブームの起伏動作によ
つて変動するブーム負荷の測定値を予め調整ボリ
ユームを介して入力されたブーム負荷補正値に基
づいて実際の値に近づくように補正するように構
成したことにより、ブーム関連作動の制御に用い
るブーム負荷を正確に検出することができ、ブー
ム搭載車両での各種作業を安全に行うことができ
る。
つて変動するブーム負荷の測定値を予め調整ボリ
ユームを介して入力されたブーム負荷補正値に基
づいて実際の値に近づくように補正するように構
成したことにより、ブーム関連作動の制御に用い
るブーム負荷を正確に検出することができ、ブー
ム搭載車両での各種作業を安全に行うことができ
る。
図面は本発明を高所作業車に適用した実施例を
示すもので、第1図は高所作業車の全体構成図、
第2図は中央制御装置の構成を示す図、第3図は
第2図の中央制御装置における処理の流れをを示
すフローチヤートである。 1……高所作業車、2……車体、3……旋回
台、4……ブーム、17……アウトリガ、18…
…ジヤツキ、23……ブーム負荷検出器、27…
…中央制御装置、29……ブーム関連作動用油圧
制御弁、82……CPU、83……メモリ、88
……調整ボリユーム。
示すもので、第1図は高所作業車の全体構成図、
第2図は中央制御装置の構成を示す図、第3図は
第2図の中央制御装置における処理の流れをを示
すフローチヤートである。 1……高所作業車、2……車体、3……旋回
台、4……ブーム、17……アウトリガ、18…
…ジヤツキ、23……ブーム負荷検出器、27…
…中央制御装置、29……ブーム関連作動用油圧
制御弁、82……CPU、83……メモリ、88
……調整ボリユーム。
Claims (1)
- 1 車体上に搭載された旋回台にブームを起伏可
能に枢支する一方、車体にはジヤツキを備えたア
ウトリガを側方へ張出可能に配設したブーム搭載
車両において、ブームに作用する負荷状態を検出
するブーム負荷検出手段と、ブーム関連作動を制
御する操作部と、前記ブーム負荷検出手段からの
検出信号および前記操作部からの操作信号が送ら
れ、ブーム関連作動を制御する情報処理手段を備
えた中央制御装置と、中央制御装置にて切換制御
されるブーム関連作動用油圧制御弁とを具備し、
前記中央制御装置は、調整ボリユームを介して初
期入力時に入力された同一の起伏角度におけるブ
ーム起立時のブーム負荷補正値とブーム伏倒時の
ブーム負荷補正値に基づいてブーム負荷検出手段
の検出信号をブーム起立時のブーム負荷とブーム
伏倒時のブーム負荷とがほぼ一定となるようにブ
ームの起伏動作に関連して演算処理することを特
徴とするブーム搭載車両の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9661183A JPS59223695A (ja) | 1983-05-30 | 1983-05-30 | ブ−ム搭載車両の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9661183A JPS59223695A (ja) | 1983-05-30 | 1983-05-30 | ブ−ム搭載車両の安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59223695A JPS59223695A (ja) | 1984-12-15 |
JPH0323480B2 true JPH0323480B2 (ja) | 1991-03-29 |
Family
ID=14169655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9661183A Granted JPS59223695A (ja) | 1983-05-30 | 1983-05-30 | ブ−ム搭載車両の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59223695A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995013241A1 (fr) * | 1993-11-08 | 1995-05-18 | Komatsu Ltd. | Dispositif de detection du moment de basculement et de charge soulevee pour une grue mobile |
JP2659030B2 (ja) * | 1991-09-12 | 1997-09-30 | デュポン・シンガポール・ピーティーイー・リミテッド | コネクタ装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4890842B2 (ja) * | 2005-11-30 | 2012-03-07 | 株式会社アイチコーポレーション | 高所作業車の安全装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59165900U (ja) * | 1983-04-22 | 1984-11-07 | 株式会社 多田野鉄工所 | 高所作業車におけるブ−ムモ−メント検出装置 |
-
1983
- 1983-05-30 JP JP9661183A patent/JPS59223695A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2659030B2 (ja) * | 1991-09-12 | 1997-09-30 | デュポン・シンガポール・ピーティーイー・リミテッド | コネクタ装置 |
WO1995013241A1 (fr) * | 1993-11-08 | 1995-05-18 | Komatsu Ltd. | Dispositif de detection du moment de basculement et de charge soulevee pour une grue mobile |
CN1038576C (zh) * | 1993-11-08 | 1998-06-03 | 株式会社小松制作所 | 移动式起重机的吊载及翻倒力矩的检测装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59223695A (ja) | 1984-12-15 |
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