JPH03227294A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPH03227294A
JPH03227294A JP2022682A JP2268290A JPH03227294A JP H03227294 A JPH03227294 A JP H03227294A JP 2022682 A JP2022682 A JP 2022682A JP 2268290 A JP2268290 A JP 2268290A JP H03227294 A JPH03227294 A JP H03227294A
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JP
Japan
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protective layer
sensitive recording
average particle
particle size
paper
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JP2022682A
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English (en)
Inventor
Toshio Hara
敏雄 原
Shunsaku Azuma
東 俊作
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は感熱記録材料に関するものであり、さらに詳細
には、鉛筆あるいはシャープペンシル等による筆記性(
以後量!こ鉛筆筆記性と言う)に優れ、消しゴムによっ
てそれを消去でき、また水性インキのゴム印の滲みが少
ないという一般事務用紙に匹敵する特性を持ち、かつ手
触りが普通の紙に近い風合いを持った感熱記録紙に関す
る。
(従来技術) 電子供与性無色染料前駆体と電子受容性化合物を使用し
た記録材料は、感圧紙、感熱紙、感光感圧紙1通電感熱
記録紙、感熱転写紙等として既によく知られている。た
とえば英国特許第2140449号、米国特許第448
0052号、同第4436920号、特公昭60−23
992号、特開昭57−179838号、同60−12
3556号、同60−123557号などに詳しい。特
に、感熱紙は特公昭43−4160号、特公昭45−1
4039号公報等に詳しい。これら感熱紙は比較的安価
であり、また感熱記録方式による記録機器もコンパクト
で保守メンテナンス等が容易、かつ安価なためファクシ
ミリ、プリンター、プロッター、ワープロ等の広い分野
において利用されている。近年は特にファクシミリの分
野で情報量の増大、光ファイバーの専用通信網による情
報ネットワークサービスの普及にともなって情報伝達の
高速化が要求されており、対応する感熱紙もさらなる高
感度化技術開発によって熱応答性に優れた材料が次々に
提供されている。このような感熱紙はサーマルヘッドか
ら与えられる熱エネルギーを効率良く利用する手段の一
つとして、ヘッドから記録紙への熱伝達を効率良く行う
目的で記録層表面の平滑性を極度に高めた材料が多く、
一般事務用紙の類と比較すると光沢度の高い、手触りの
つるつるとした材料となってしまっている。この感熱紙
の持つ独特の風合い、例えばベタベタする、手にくっつ
く等の手触りの不快感や、テカテカしている、光って不
自然に感じられる光沢の高さなどは、感熱紙が広く普及
されるにつれてとかく問題点としてクローズアップされ
てきている。 また風合いのみならず、一般の感熱紙は
鉛筆の書き味も悪く、筆記具の先がすべって書きにくい
という欠点を持っているが、さらに鉛筆による筆記部を
消しゴムで消去することは全く不可能で、たちまちのう
ちに発色汚れとなるなど、事務用記録メダイアとしての
適性に欠けている。また水性インキを用いる印鑑やスタ
ンプの滲みもひどく、−層の品質改良が望まれている。
これら諸問題を解決する手段の一つとして普通紙を記録
メディアとするトナーの熱定着方式を利用したレーザー
ファクシミリがあるが、これはその記録方式のため機器
が大型で高価、高出力の電源を必要とし、また保守点検
が必要で定期的にメンテナンスを受けなくてはならない
という大きな欠点を持っている。
このため従来の感熱記録方式を利用する記録媒体で、熱
応答性が高く、一般事務用紙としての性能、すなわち鉛
筆筆記性が良好でかつ消しゴムが使用可能、水性インキ
のゴム印の滲みが少ないという特徴を持ち、さらに表面
光沢が低く、手触り等が一般紙の風合いに近い感熱紙が
強く要望されている。
このような要求に対し例えば特開平1−196388号
、特開平1−188388号のような特殊カレンダー処
理や、特開平1−255588号、特開平1−2212
79号、特開平1−221277号等のオーバーコート
層からの改良が種々報告されているがいずれも普通紙の
風合い、鉛筆の書き味、消しゴムが使用可能かどうかな
どの点でまだ十分ではない。
(発明の目的) したがって、本発明の目的は、鉛筆筆記性が良好で、さ
らに消しゴムが使用可能、水性インキのゴム印の滲みが
少ないという特徴を持ち、かつ手触り、表面光沢等のい
わゆる風合いが一般事務用紙に近い感熱紙を提供するこ
とである。
(発明の構成) 本発明の目的は、紙支持体上に電子供与性無色染料前駆
体と電子受容性化合物の呈色反応を利用した感熱記録層
を設け、さらに感熱記録層上に水溶性寓分子と顔料から
なる保護層を設けた感熱記録材料において、該顔料とし
て平均粒径7.0μm以下の水酸化アルミニウムを保護
層の総重量の5〜75重量%添加し、かつ該保護層の乾
燥塗布量が1.0〜7.0s/ntであることを特徴と
する感熱記録材料によって達成された。本発明によって
得られる感熱紙は特に鉛筆の書き味に優れ、また自由自
在に消しゴムで消去することのできる性能を持ち、また
水性インキのゴム印の滲みが少なく、かつ手触り、表面
光沢など風合いも良く、これまでの感熱紙の概念を打破
する新しい記録材料となった。
本発明の感熱発色層の構成は従来のものと同様に種々公
知のものが使用できるが、例えば電子供与性無色染料前
駆体についてはトリフェニルメタンフタリド系化合物、
フルオラン系化合物、フェノチアジン系化合物、インド
リルフタリド系化合物、ロイコオーラミン系化合物、ロ
ーダミンラクタム系化合物、トリフェニルメタン系化合
物、トリアゼン系化合物、スピロピラン系化合物、フル
オレン系化合物など各種の化合物がある。フタリド類の
具体例は米国再発行特許明細書筒23.024号、米国
特許明細書路3,491.111号。
同第3,491,112号、同第3.491.116号
および同第3.509.174号、フルオラン類の具体
例は米国特許明細書第3.624゜107号、同第3,
627,787号、同第3゜641.011号、同第3
.462.828号。
同第3,681,390号、同第3,920.510号
、同第3.959.571号、スピロジピラン類の具体
例は米国特許明細書第3.971゜808号、ピリジン
系およびピラジン系化合物類は米国特許明細書第3.7
75.424号、同第3.853.869号、同第4.
246,318号、フルオレン系化合物の具体例は特願
昭61−240989号等に記載されている。このうち
特に黒発色の2−7リールアミノー3−H,ハロゲノ、
アルキル又はアルコキシ−6−置換7ミノフルオランが
有効である。
具体例としてたとえば 2−7ニリノー3−メチル−6−ジエチルアミノフルオ
ラン、2−7ニリノー3−メチル−6−N−シクロへキ
シル−N−メチル7ミノフルオラン。
2−ρ−クロロ7ニリノー3−メチル−6−ジプチル7
ミノフルオラン、2−7ニリノー3−メチル−6−シオ
クチルアミノフルオラン、2−7二リノー3−りOロー
6−ジエチルアミノフルオラン、2−7ニリノー3−メ
チル−6−ジイツブチル7ミノフルオラン、2−7ニリ
ノー3−メチル−6−N−エチル−N−イソ7ミルアミ
ノフルオラン、2−7ニリノー3−メチル−6−N−エ
チル−N−ドデシルアミノフルオラン、2−アニリノ−
3−メトキシ−6−シプチル7ミノフルオラン+2−o
−クロロ7ニリノー6−ジブチル7ミノフルオラン、2
−ρ−クロロ7ニリノー3−エチル−6−N−エチル−
N−イソアミル7ミノフルオラン、2−0−クロロアニ
リノ−6−ρ−ブチルアニリノフルオラン、2−7ニリ
ノー3−ペンタデシル−6−ジエチルアミノフルオラン
、2−7ニリノー3−エチル−6−シブチルアミノフル
オラン、2−7ニリノー3−メチル−6−ジプチル7ミ
ノフルオラン、2−o−トルイジノ−3−メチル−6−
ジイツプロピル7ミノフルオラン。
2−7ニリノー3−メチル−6−N−イソブチル−N−
エチルアミノフルオラン、2−7ニリノー3−メチル−
6−N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル7ミノフ
ルオラン、2−7ニリノー3−クロロ−6−N−エチル
−N−イソアミル7ミノフルオラン、などがある。これ
らは2種以上併用することもできる。なおこの電子供与
性無色染料前駅体は最終感熱紙上に0.3〜1.0g/
nfとなるように塗設される。
さらに感熱発色層の構成成分である電子受容性化合物に
ついていえば、フェノール誘導体、芳香族カルボン酸の
金属塩、酸性白土、ベントナイト。
ノボラック樹脂、金属処理ノボラック樹脂、金属錯体な
どが用いられる。これらの例は特公昭40−9309号
、特公昭45−14039号、特開昭52−14048
3号、特開昭4.8−51510号、特開昭57−21
0886号、特開昭58−87089号、特開昭59−
11286号、特開昭60−176795号、特開昭6
1−95988号等に記載されている。
これらの一部を例示すれば、フェノール誘導体としては
、2.2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル) プロパ
ン、4−フェニルフェノール、1.1− ビス(3−ク
ロロ−4−ヒドロキシフェニル] シクロヘキサン、1
.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン
、1,1− ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−エチルブタン、4+ 4’ −5ec−イソ
オクチリデンジフェノール、4,4″−5ec−ブチリ
デンジフェノール、4−p−メチルフェニルフェノール
、4.4’ −メチルシクロヘキシリデンフェノール、
4.4’−イソペンチリデンフェノール、ビス(3−7
リールー4−ヒドロキシフェニル)スルホン、4−ヒド
ロキシフェニル−3゛4° ジメチルフェニルスルホン
、4−(4−イソプロポキシフェニルスルホニル)フェ
ノール、ビス(2−(4−ヒドロキシフェニルチオ)エ
トキシ)メタン、p−ヒトOキシ安患香酸ベンジル等が
ある。サリチル酸誘導体としては4−ペンタデシルサリ
チル酸、3.5−ジ(α−メチルベンジル) サリチル
酸、3,5−ジ(ter−オクチル)サリチル酸、5−
α−(p−α−メチルベンジルフェニル) エチルサリ
チル酸、3−α−メチルベンジル−5−tert−オク
チルサリチル酸、5−テトラデシルサリチル酸、4−へ
キシルオキシサリチル酸、4−シクロへキシルオキシサ
リチル酸、4−デシルオキシサリチル酸、4−ドデシル
オキシサリチル酸、4−ペンタデシルオキシサリチル酸
、4−オクタデシルオキシサリチル酸等、及びこれらの
亜鉛、アルミニウム、カルシウム、銅の塩がある。これ
らのうちビスフェノール類が好ましい。
また、本発明では必要に応じて増感剤たとえば特開昭5
8−57989号、特開昭58−87094号等に開示
されている熱可融性物質を感熱発色層中に併用すること
もできる。芳香族エーテル、エステル及び又は脂肪族ア
ミド又はウレイドなどがその代表である。好ましい増感
剤の具体例としては、p−ベンジルオキシ安息香酸ベン
ジル、β−ナフチル−ベンジルエーテル、4−エトキシ
フェニル−4′−クロロベンジルエーテル、ステアリン
酸アミド、ステアリル尿素、ρ−ベンジルビフェニル、
ジ(2−メチルフェノキシ) エタン、ジ(2−メトキ
シフェノキシ)エタン、β−ナフトール−(p−メチル
ベンジル] エーテル、α−ナフチルベンジル−チル、
1.4−ブタンジオール−p−メチルフェニルエーテル
、1.4−ブタンジオール−p−イソプロピルフェニル
エーテル、1.4−ブタンジオール−p−tert−オ
クチルフェニルエーテル、1−フェノキシ−2−(4−
エチルフェノキシ) エタン、1−フェノキシ−2−(
4−クロロフェノキシ) エタン、1.4−ブタンジオ
ールフェニルエーテル、ジエチレングリコール−ビス(
4−メト牛ジフェニル) エーテル等が挙げられる。
これら熱可融性物質すなわち増感剤はさらに2種以上混
合して用いてもよく、また充分な熱応答性を得るために
は、電子受容性化合物にたいして10〜200重量%使
用することが好ましく、さらに好ましくは20〜150
重量%である。
これら素材、発色剤、顕色剤、熱可融性物質の分散は水
溶性バインダー中で行われる。それぞれの素材を水溶性
バインダー溶液とともにボールミル、サンドミル等を用
い、数ミクロン以下まで分散する。増感剤は発色剤、顕
色剤のいずれか、または両方に加え、同時に分散するか
、場合によっては予め共融物を作成し、分散しても良い
本発明でこの感熱発色層中に用いられるバインダーとし
ては、25℃の水に対して5重量%以上溶解する化合物
が好ましく、具体的には、ポリビニルアルコール、メチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デンプン
類(変性デンプンを含む)、ゼラチン、7ラビ7ゴム、
カゼイン、スチレン−無水マレイン酸共重合体加水分解
物、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、アルキル変
性ポリビニルアルコール、イタコン酸変性ポリビニルア
ルコール、マレイン酸変性ポリビニルアルコール、ポリ
アクリルアミド、酢酸ビニル−ポリアクリル酸共重合体
の鹸化物等があげられる。これらのバインダーは分散時
のみならず、塗膜強度を向上させる目的で使用されるが
、この目的に対してはスチレン・ブタジェン共重合物、
酢酸ビニル共重合物、7クリロニトリル・ブタジェン共
重合物、アクリル酸メチル・ブタジェン共重合物、ポリ
塩化ビニリデンのごとき合成高分子のラテックス系のバ
インダーを併用することもできる。
これらの分散物は、分散後混合され、更に必要に応じて
顔料、金属石鹸、ワックス、界面活性剤、帯電防止剤、
紫外線吸収剤、消泡剤、導電剤、蛍光染料などを添加し
てもよい。
顔料としては、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、リトポ
ン、ロウ石、カオリン、シリカ、非晶質シリカなどが用
いられる。
金属石鹸としては、高級脂肪酸金属塩が用いられ、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸
アルミニウムなどが用いられる。
本発明に係わるワックスは、融点40〜120’Cのも
ので、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、カ
ルナバワックス、マイクロクリスタリンワックス、キャ
ンプリアワックス、モンタンワックス、脂肪酸7ミド系
ワツクスなどが挙げられる。その中でも、パラフィンワ
ックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワッ
クス、脂肪酸7ミド系ワツクスが好ましく、特に、融点
が50〜100’Cのパラフィンワックス、モンタンワ
ックス、メチロールステア07ミドが好ましい。
界面活性剤としては、スルホコハク酸系のアルカリ金属
塩、および弗素含有界面活性剤が用いられる。
また、画像印字部の消色を防止し、生成画像を堅牢化す
るために感熱発色層中に消色防止剤を添加することが好
ましい。消色防止剤としては、フェノール化合物、特に
ヒンダードフェノール化合物が有効であり、例えば、1
,1.3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−te
rt−ブチルフェニル)ブタン、1.1.3−1−リス
(2−エチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチル
フェニル) ブタン、1.1.34リス(3,5−ジー
tert−ブチルー4−ヒトOキシフェニル) ブタン
、+、1.3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−
5−tertブチルフェニル)プロパン、2,2”−メ
チレン−ビス(5−tert−ブチル−4−メチルフェ
ノール]、2゜2′−メチレン−ビス−(5−tert
−ブチル−4−エチルフェノール)、4.4’−ブチリ
デン−ビス(5−tert−ブチル−3−メチルフェノ
ール)、4.4’−チオ−ビス−(3−メチル−6−t
ert−ブチルフェノール)、などがあげられる。この
ようなフェノール系化合物の使用量は顕色剤に対して1
〜200重量%使用することが好ましいが、更に好まし
くは5〜50重量%である。
これらの素材は各々混合された後、支持体に塗布される
。支持体としては紙、合成紙、各種合成樹脂ベースなど
があり特に限定はないが本発明の目的には紙支持体を用
いるのが最も好ましい。また支持体に予め下塗りを施し
たり、カレンダー処理するなど従来からの知見について
も特に限定するものではない。
本発明における記録層の形成方法については特に限定さ
れるものではなく、既存の塗布形式、例えばエアーナイ
フコーター、プレードコーターバーコーター、グラビア
コーター、エアーカーテンコーター等で塗布される。後
述する保護層と同時重層してもよいし逐次で塗布しても
よい。また、感熱記録層の塗布量についても特に限定さ
れるものではなく、通常は乾燥塗布量で1〜12  s
/rrf。
特に好ましくは3〜+097 rrfである。
さらに本発明の感熱紙はかくのごとく形成した感熱記録
層上に紙の風合いを持ち、かつ一般事務用紙としての性
能を付与する保護層を形成するところに重大な特徴を持
つものである。すなわち、感熱記録層上に水溶性高分子
と顔料からなる保護層を設け、該顔料として平均粒径7
.0μm以下の水酸化アルミニウムを保護層の総重量の
5〜75重量%添加し、かつ該保護層を乾燥塗布量で0
゜5〜7.09/nf感熱記録層上に塗設することによ
って紙の風合いと鉛筆筆記性、消しゴム適性を付与し、
さらに水性インキのゴム印の滲みが少ないという性能を
達成した。
保護層を形成する該水溶性高分子としては溶剤や油等に
対する耐性が高く、造膜性が良好で特に鉛筆筆記性、消
しゴム使用適性の点から考えると塗膜強度の強いバイン
ダーが好ましい。このようなバインダーの具体例と−し
ては、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセル0−ス、ヒドロキシエチルセルロース
、スチレン−無水マレイン酸共重合体加水分解物、カル
ボキシ変性ポリビニルアルコール、フルキル変性ボ0ビ
ニルアルコール、シリカ変性ポリビニルフル1−ル、ポ
リアクリル7ミド、でんぷん、酢酸ビニル−ポリアクリ
ル酸共重合体の鹸化物等があげられ、このうちポリビニ
ルアルコールが好ましい。
また、添加する顔料についても、熱感度、鉛筆筆記性、
水性インキの滲み、消しゴムが使用可能かどうか等の観
点から輻広い検討を行った結果、本発明の水酸化アルミ
ニウムを見出した。添加する水酸化アルミニウムは、平
均粒子径7.0μm以下のものであればいずれも使用で
き、平均粒子径0.2〜4.0μmのものがより好まし
い。0゜2μm以下だと平滑度が増大し熱感度は向上す
るものの、手触り感が普通紙風とは異なる傾向がある。
また4、0μm以上になると熱感度は大きく低下し、7
.0μmを超えると実用的でない。また顔料の添加量に
ついては保護層の総重量に対して5〜75重量%の添加
が、筆記性と熱感度、光沢等の風合いのバランスの点で
好ましく、さらに7〜50重量%の添加が最も好ましい
。この添加量が保護層総重量の5重量%以下だと添加の
効果が無く、75重量%を超えるとその隠蔽力のため発
色濃度が低下し実用的でない。
顔料素材はバインダーと共にホモジナイザーミキサー等
の分散機、混合機でよく混合され保護層用塗液として調
整される。なお塗液中には必要に応して感熱記録層で用
いたような各種添加剤、例えば金属石鹸、ワックス、界
面活性剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、消泡剤、導電剤
、蛍光染料、着色染料などを添加してもよい。この保護
層塗液を既に調製した感熱記録層上に塗布して本発明の
感熱紙を得る。塗布方式は特に限定されるものではなく
感熱記録層の形成方法と同様に種々公知の技術が用いら
れる。また該保護層は発色層と同時に塗布しても、逐次
に塗布してもよい。塗布量については乾燥塗布量で1.
0〜7.09/nlが好ましく、やはり熱感度、筆記性
、消しゴムの使用適性等のバランスを考慮すると、1.
2〜5.09/−の塗設がより好ましい。1.0s/r
tf以下であると消しゴム使用時に発色汚れが発生して
しまい、また7、09/rrfを超えると熱感度が著し
く低下していずれも実用的でない。
また、塗布乾燥後、やはり公知の技術で後処理が可能で
、感度、画質upのためのカレンダー処理や、カールバ
ランスを考慮して記録層形成面の反対の面に謝脂の薄層
、帯電防止層等を設けるなどが必要に応じて実施される
以下、実施例を示し本発明を具体的に説明するが、本発
明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
(実施例−1) ■感熱記録層の形成 電子供与性無色染料前駆体として 2−7ニリノー3−
メチル−6−Nエチル−Nイソ7ミルアミノフルオラン
109、電子受容性化合物としてビスフェノールA20
9、熱可融性化合物として1.2−ビス−(4−メトキ
シフェノキシ)プロパン209を、それぞれ1009の
5%ポリビニルアルコール(クラレPv^−105)水
溶液と共に一昼夜ボールミルで分散して、平均粒子径を
1.5 μm以下にし、各々の分散液を得た。また、炭
酸カルシウム809をヘキサメタリン酸ソーダ0.5 
%溶液1609と共にホモジナイザーで分散した。
これら各分散液を、電子供与性無色染料前駆体分散液5
9、電子受容性化合物分散液109.1゜2−ビス−(
4−メトキシフェノキシ)プロパン分散液109、炭酸
カルシウム分散液159の割合で混合し、さらに21%
ステアリン酸亜鉛エマルジョン39、融点68℃のパラ
フィンワックス分散物(中東油脂製Hidrin D−
337)  29を添加して感熱記録用塗液を得た。こ
の感熱記録用塗液を坪量649の上質紙にコーティング
バーを用いて感熱発色層の乾燥重量が59/イになるよ
うに塗布し、50℃で3分間乾燥して感熱記録紙を得た
■保護層の形成 7.4%ポリビニルアルコール(クラレPv^−117
)水溶液409.69、゛30%ステアリン酸亜鉛エマ
ルジョン13.39に水1009を加えてよく混合し保
護N原液とする。また、水酸化アルミニウム(日本軽金
属■製B−γ03; 平均粒子径0゜4μm)279と
へキサメタリン酸ソーダ0.279を水739と共にホ
モジナイザーで分散して顔料分散液を得た。これら分散
液を保護層原液4009、水酸化アルミニウム分散液1
7.159の割で混合し保護層用塗液を得た。これを先
に調製した感熱記録紙の発色層上に、保護層の塗布乾燥
重量で、2. 0s/rdとなるように塗布し目的の感
熱紙を得た。
(実施例−2) 実施例−1において水酸化アルミニウム(日本軽金属■
製B−703; 平均粒子径0.4μm)の代わりに水
酸化アルミニウム(日本軽金属■製B−1403;平均
粒子径0.2μm)を用いたこと以外は実施例−1と同
様にして感熱紙を得た。
(実施例−3) 実施例−1において水酸化アルミニウム(日本軽金属■
製B−703; 平均粒子径0.4μm)の代わりに水
酸化アルミニウム(昭和軽金属■;ハイシライトH−4
2;平均粒子径1.0μm)を用いたこと以外は実施例
−1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−4) 実施例−1において水酸化アルミニウム(日本軽金属部
)製B−703; 平均粒子径0.4μm)の代わりに
水酸化アルミニウム(住友アルミニウム■製C−303
; 平均粒子径2.5μm)を用いたこと以外は実施例
−1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−5) 実施例−1において水酸化アルミニウム(日本軽金属■
製B−703; 平均粒子径0.4μm)の代わりに水
酸化アルミニウム(昭和軽金属■製ハイシライトH−3
2; 平均粒子径3.5μm)を用いたこと以外は実施
例−1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−6) 実施例−1において感熱層塗液の調製の際に1゜2−ビ
ス−(4−メトキシフェノキシ)プロパンの代わりに4
−エトキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルを
用いた以外は実施例−1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−7) 実施例−1において感熱層塗液の調製の際に1゜2−1
ニス−(4−メトキシフェノキシ)プロパンの代わりに
β−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は実施例−
1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−8) 実施例−1において保護層の乾燥塗布量を4゜59/ホ
となるように塗設した以外は実施例−1と同様にして感
熱紙を得た。
(実施例−9) 実施例−1において保護層の乾燥塗布量を6゜097m
1となるように塗設した以外は実施例−1と同様にして
感熱紙を得た。
(実施例−10) 実施例−1において保護層塗液の調整の際に、水酸化ア
ルミニウム分散液の添加量を6.29として調液した以
外は実施例−1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−11) 実施例−1において保護層塗液の調整の際に、水酸化ア
ルミニウム分散液の添加量を64.89として調液した
以外は実施例−1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−12) 実施例−1において保護層塗液の調整の際に、水酸化ア
ルミニウム分散液の添加量を145.89として調液し
た以外は実施例−1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−13) 実施例−1において保護層塗液の調整の際に、さらに小
麦でんぷん7.729を加えた以外は実施例−1と同様
にして感熱紙を得た。
(比較例−1) 実施例−1において水酸化アルミニウム(日本軽金属@
)製B−703; 平均粒子径0.4um)の代わりに
水酸化アルミニウム(住人アルミニウム側型C−308
; 平均粒子径8.0μm)を用いたこと以外は実施例
−1と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−2) 実施例−1において保護層の乾燥塗布量を0゜6s/r
rfとなるように塗設した以外は実施例−1と同様にし
て感熱紙を得た。
(比較例−3) 実施例−1において保護層の乾燥塗布量を7゜59/ 
rrfとなるように塗設した以外は実施例−1と同様に
して感熱紙を得た。
(比較例−4) 実施例−1において保護層塗液の調整の際に、水酸化ア
ルミニウム分散液の添加量を3、o9として調液した以
外は実施例−1と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−5) 実施例−1において保護層塗液の調整の際に、水酸化ア
ルミニウム分散液の添加量を388.79として調液し
た以外は実施例−1と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−6) 実施例−1において保護層塗液の調整のところで、使用
する顔料を水酸化アルミニウムから軽質炭酸カルシウム
(白石工業社製 PCi平均粒径0000μm)に変更
した以外はすべて実施例−1と同様にして感熱紙を得た
(比較例−7) 実施例−1において保護層塗液の調整のところで、使用
する顔料を水酸化アルミニウムがらシリカ(日本シリカ
製 ニップシールE150に;平均粒径0000μm)
に変更した以外はすべて実施例−1と同様にして感熱紙
を得た。
(比較例−8) 実施例−1において保護層を設けなかった以外は実施例
−1と同様にして感熱紙を得た。
以上のようにして得た感熱紙をカレンダーで処理して次
のような方法で評価した。その結果を第−表に示す。
〔発色濃度1 京セラ側製サーマルヘッド(KLT−216−814P
Dl )及びヘッドの直前に100kg/cnfの圧力
0−ルを有する感熱印字実験装置にて、ヘッド電圧25
V、パルスサイクルl0m5の条件で圧力ロールを使用
しながら、パルス輻を1.0で印字し、その印字濃度を
マクベス社製RD−918塑製度計で測定した〔カブリ
濃度〕 発色濃度と同じ方法で朱印字部濃度(カブリ)も同様に
測定した。
(鉛筆筆記性) 得られた感熱紙に鉛筆、及びシャーブーペンシルで書込
み、書き味、鉛筆ののり等を)IB、B、Hの濃さにつ
いてそれぞれ行ない、次の4段階に評価した。
◎;非常になめらかに書ける。Hの濃さでも鉛筆ののり
がよく、書き味が良好である。
○;筆圧をかけなくてもなめらかに書くことができる。
また、よく鉛筆がのり筆記部の濃度も高い。
△;やや筆圧をかけないと書きづらい。Hの濃さについ
ては非常に書きづら(、簀記具の先がすべる感じがして
不快である。
また、筆記部の濃度もうすいか実用上は問題ないレベル
×;かなり筆圧をかけても簀記具がすべり、鉛筆ののり
が悪く8の濃さでも濃度かうすく、とても書きづらい。
一般事務用として実用上の許容範囲を越える。
(消しゴム使用テスト) 鉛筆筆記部をプラスチック消しゴム(ホシャ製keep
)  で消去してその消え具合、カブリの有無を次の3
段階に評価した。
0;一般の事務用紙程度に消え、跡もほとんど残らない
。まったくカブらない。
Δ;やや書いた跡が残るがカブリもなく実用上問題ない
レベル。
X;書いた跡がほとんど残ってしまい消えない。あるい
は消しゴムでこすった箇所がカブ7てしまい、実用的で
ない。
【水性インキのニジミ) 得られた感熱記録材料に水性インキ(シャチハタ ゾル
スタンプ台 JIS 7063)をつけたゴム印を押し
て、その様子を観察し、次の3段階に評価した。
0;一般の事務用紙上に押印したのと同じように、滲ま
ず文字も問題なく読み取れる。
また、乾き方も速い。
Δ;やや滲むが文字も読み取り可能レベルで実用上問題
ないレベル。
×;最初の形がほぼわからないほど滲み、文字はまった
く読めない。また乾きが悪くいつまでたっても手で触れ
ると汚れる。
〔手触り〕
一般の事務にたずされフている人(ファクシミリ用紙を
扱ったことのある人)10人にサンプルを触ってもらい
、ゼロックスペーパーP−A4と比較して手触りを次の
4段階に評価した。
◎:10人中9Å以上が同じ手触りと評価した。
o;7〜8人が同じ手触りと評価した。
614〜6人が同じ手触りと評価した。
×;同じ手触りと評価したのが3Å以下だった。
(光沢度) JIS−P 8142に基づいて測定した。
第1表に示したきおり1本発明により鉛筆筆記性に優れ
、消しゴムが使用可能で、水性インキのゴム印の滲みの
少ない、かつ手触り、光沢等その風合いが驚くほど普通
の紙に近い感熱紙が得られたことが明らかである。
第−表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 紙支持体上に電子供与性無色染料前駆体と電子受容性化
    合物の呈色反応を利用した感熱記録層を設け、さらに感
    熱記録層上に水溶性高分子と顔料からなる保護層を設け
    た感熱記録材料において、該顔料として平均粒径7.0
    μm以下の水酸化アルミニウムを保護層の総重量の5〜
    75重量%添加し、かつ該保護層の乾燥塗布量が1.0
    〜7.0g/m^2であることを特徴とする感熱記録材
    料。
JP2022682A 1990-02-01 1990-02-01 感熱記録材料 Pending JPH03227294A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03173679A (ja) * 1989-04-25 1991-07-26 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 感熱記録体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03173679A (ja) * 1989-04-25 1991-07-26 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 感熱記録体

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