JPH03176189A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPH03176189A
JPH03176189A JP1316955A JP31695589A JPH03176189A JP H03176189 A JPH03176189 A JP H03176189A JP 1316955 A JP1316955 A JP 1316955A JP 31695589 A JP31695589 A JP 31695589A JP H03176189 A JPH03176189 A JP H03176189A
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JP
Japan
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protective layer
paper
ether
thermal paper
heat
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JP1316955A
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English (en)
Inventor
Toshio Hara
敏雄 原
Shunsaku Azuma
東 俊作
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は感熱記録材料に関するものであり、さらに詳細
には、鉛筆あるいはシャープペンシル等による筆記性(
以後単に鉛筆筆記性と言う)に優れ、水性インキのゴム
印のにじみが少ないという一般事務用紙並みの性能を持
ち、かつ手触り、表面光沢等が紙の風合いに近い直接感
熱記録材料に関する。
(従来技術) 電子供与性無色染料前駆体と電子受容性化合物を使用し
た記録材料は、感圧紙、感熱紙、感光感圧紙1通電感熱
記録紙、感熱転写紙等として既によく知られている。た
とえば英国特許第2140449号、米国特許第448
0052号、同第4436920号、特公昭60−23
992号、特開昭57−179836号、同60−12
3556号、同60−123557号などに詳しい。特
に、感熱紙は特公昭43−4160号、特公昭45−1
4039号公報等に詳しい。これら感熱紙は比較的安価
であり、また感熱記録方式による記録機器もコンパクト
で保守メンテナンス等が容易、かつ安価なためファクシ
ミリ、プリンター、プロッター ワープロ等の広い分野
において利用されている。近年は特にファクシミリの分
野で情報lの増大、光ファイバーの専用通信網による情
報ネン・ワークサービスの普及にともなって情報伝達の
高速化が要求されており、対応する感熱紙もさらなる高
感度化技術開発によって熱応答性に優れた材料か次々に
提供されている。このような感熱紙はサーマルヘッドか
ら与えられる熱エネルギーを効率良く利用する手段の一
つとして、ヘッドから記録紙への熱伝達を効率良く行う
目的で記録層表面の平滑性を極度に高めた材料が多く、
一般事務用紙の頚と比較すると光沢度の高い、手触りの
つるつるとした材料となってしまっている。この感熱紙
の持つ独特の風合い、例えばベタベタする、手にくっつ
く等の手触りの不快感や、テカテカしている、光って不
自然に感じられる光沢の高さなどは、感熱紙が広く普及
されるにつれてとかく問題点としてクローズアップされ
てきている。 また風合いのみならず、一般の感熱紙は
鉛筆の書き味も悪く、また水性インキを用いる印鑑やス
タンプの滲みがひどいなどの欠点を持っており、事務用
記録メディアとしては一層の品質改良が望まれている。
これら諸問題を解決する手段の一つとして普通紙を記録
メディアとするトナーの熱定着方式を利用したレーザー
ファクシミリがあるが、これはその記録方式のため機器
が大型で高価、高出力の電源を必要とし、また保守点検
が必要で定期的にメンテナンスを受けなくてはならない
という大きな欠点を持っている。
このため従来の感熱記録方式を利用する記録媒体で一般
事務用紙としての性能、すなわち鉛筆筆記性が良好で水
性インキの滲みの少ない、かつ表面光沢が低く、手触り
等が一般紙の風合いに近い感熱紙が強く要望されている
このような要求に対し例えば特開平1−196388号
、特開平1−188388号のような特殊カレンダー処
理や、特開平1−255588号、特開平1−2212
79号、特開平1−221277号等のオーバーコート
層からの改良が種々報告されているがいずれも普通紙の
風合い、鉛筆の書き味、水性インキのにじみなどの点で
まだ十分ではない。
(発明の目的) したがって、本発明の目的は、鉛筆筆記性が良好で水性
インキに対するニジミの少ない、かつ手触り、表面光沢
等のいわゆる風合いが一般事務用紙に近い感熱記録紙を
提供することである。
(発明の構成) 本発明の目的は、(1)紙支持体上に設けた電子供与性
無色染料前駆体と電子受容性化合物の呈色反応を利用し
た感熱記録層上にさらに保護層を設けた感熱記録材料に
おいて、該保護層中に添加する顔料として平均粒子径2
.0〜5.0 μmのシリカと平均粒子径0.5〜2.
0 μmの軽質炭酸カルシウムを併用したことを特徴と
する感熱記録材料。
(2)  保護層中に保護層の総重量に対して5.0重
量%〜50.0重量%のでんぷん粒子を含有することを
特徴とする請求項(1)に記載の感熱記録材料によって
達成された。本発明によって得られる感熱紙は特に鉛筆
の書き味に優れ手触りなど風合いも良く、かつ水性イン
キの滲みが少ない特徴を持つ、これまでの感熱紙の概念
を打破する新しい材料となった。
本発明の感熱発色層の構成は従来のものと同様に種々公
知のものが使用できるが、例えば電子供与性無色染料前
駆体についてはトリフェニルメタンフタリド系化合物、
フルオラン系化合物、フェノチアジン系化合物、インド
リルフタリド系化合物、ロイコオーラミン系化合物、0
−ダミンラクタム系化合物、トリフェニルメタン系化合
物、トリアゼン系化合物、スピロピラン系化合物、フル
オレン系化合物など各種の化合物がある。フタリド類の
具体例は米国再発行特許明細書簡23.024号、米国
特許明細書筒3.491,111号。
同第3,491,112号、同第3,491,116号
および同第3,509.174号、フルオラン類の具体
例は米国特許明細書筒3,624゜107号、同第3,
627,787号、同第3゜641.011号、同第3
,462,828号。
同第3,681,390号、同第3.920,510号
、同第3,959,571号、スピロジビラン類の具体
例は米国特許明細書筒3.97L808号、ピリジン系
およびピラジン系化合物類は米国特許明細書筒3.77
5.424号、同第3.853,869号、同第4,2
46.318号、フルオレン系化合物の具体例は特願昭
61−240989号等に記載されている。このうち特
に黒発色の2−7リールアミノー3−H,ハロゲン、ア
ルキル又はアルコキシ−6−置換7ミノフルオランが有
効である。
具体例としてたとえば 2−7ニリノー3−メチル−6−ジニチルアミノフルオ
ラン、2−7ニリノー3−メチル−6−N−シクロヘキ
シル−N−メチルアミノフルオラン。
2−p−クロロアニリノ−3−メチル−6−シブチルア
ミノフルオラン、2−7ニリノー3−メチル−6−シオ
クチルアミノフルオラン、2−7二リノー3−クロロ−
6−ジニチルアミノフルオラン、2−7ニリノー3−メ
チル−6−ジイツブチル7ミノフルオラン、2−7ニリ
ノー3−メチル−6−N−エチル−N−イソアミル7ミ
ノフルオラン、2−7ニリノー3−メチル−6−N−エ
チル−N−ドデシルアミノフルオラン、2−アニリノ−
3−メトキシ−6−シブチルアミノフルオラン、2−O
−クロロ7ニリノー6−ジブチルアミノフルオラン、2
−p−クロロアニリノ−3−二チルー6−N−エチルー
N−インアミルアミノフルオラン、2−o−クロロアニ
リノ−6−p−ブチルアニリノフルオラン、2−7ニリ
ノー3−ペンタデシル−6−ジエチル7ミノフルオラン
、2−7ニリノー3−エチル−6−シブチルアミノフル
オラン、2−7ニリノー3−メチル−6−シブチルアミ
ノフルオラン、2−0−)−ルビジノ−3−メチル−6
−ジイツブロピルアミノフルオラン2−7ニリノー3−
メチル−6−N−インブチル−N−エチルアミノフルオ
ラン、2−7ニリノー3−メチル−6−N−エチル−N
−テトラヒドロフルフリル7ミノフルオラン、2−7ニ
リノー3−クロロ−6−N−エチル−N−イソ7ミルア
ミノフルオラン、などがある。これらは2積取上併用す
ることもできる。なおこの電子供与性無色染料前駆体は
最終感熱紙上に0.3〜1.09/rrrとなるように
塗設される。
さらに感熱発色層の構成成分である電子受容性化合物に
ついていえば、フェノール誘導体、芳香族カルボン酸の
金属塩、酸性白土、ベントナイト。
ノボラック樹脂、金属処理ノボランク樹脂、金属錯体な
どが用いられる。これらの例は特公昭40−9309号
、特公昭45−14039号、特開昭52−14048
3号、特開昭48−51510号、特開昭57−210
886号、特開昭58−87089号、特開昭59−1
1286号、・特開昭60−176795号、特開昭6
1−95988号等に記載されている。
これらの一部を例示すれば、フェノール誘導体としては
、2.2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル) プロパ
ン、4−フェニルフェノール、1,1− ビス(3−ク
ロロ−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1.
1− ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン
、1.1− ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−エチルブタン、4.4’ −5ec−イソオ
クチリデンジフェノール、4.4’−5ee−ブチリデ
ンジフェノール、4−p−メチルフェニルフェノール、
4.4’ −メチルシクロへキシリデンフェノール、4
,4°−イソペンチリデンフェノール、ビス(3−7リ
ールー4−ヒドロキシフェニル)スルホン、4−ヒドロ
キシフェニル−3′4゛  ジメチルフェニルスルホン
、4−(4−イソプロポキシフェニルスルホニル)フェ
ノール、ビス(2−(4−ヒドロキシフェニルチオ)エ
トキシ)メタン、ρ−ヒドロキシ安恵香酸ベンジル等が
ある。サリチル酸誘導体としては4−ペンタデシルサリ
チル酸、3,5−ジ(α−メチルベンジル) サリチル
酸、3,5−ジ(ter−オクチル)サリチル酸、5−
α−(ρ−α−メチルベンジルフェニル)エチルサリチ
ル酸、3−α−メチルベンジル−5−tert−オクチ
ルサリチル酸、5−テトラデシルサリチル酸、4−へキ
シルオキシサリチル酸、4−シクロヘキシルオキシサリ
チル酸、4−デシルオキシサリチル酸、4−ドデシルオ
キシサリチル酸、4−ペンタデシルオキシサリチル酸、
4−オクタデシルオキシサリチル酸等、及びこれらの亜
鉛、アルミニウム、カルシウム、銅の塩がある。これら
のうちビスフェノール頚が好ましい。
また、本発明では必要に応じて増感剤たとえば特開昭5
8−57989号、特開昭58−87094号等に開示
されている化合物を感熱発色層中に併用することもでき
る。芳香族エーテル、エステル及び又は脂肪族7ミド又
はウレイドなどがその代表である。好ましい増感剤の具
体例おしては、p−ペンシルオキシ安息香酸ペンシル、
β−ナフチル−ヘンシルエーテル、4−エトキシフェニ
ル−4−クロロベンジルエーテル、ステアリン酸7ミド
、ステアリル尿素、p−ベンジルビフェニル、ジ(2メ
チルフエノキシ)エタン、ジ(2−メトキシフェノキシ
] エタン、β−ナフトール−(ρ−メチルベンジル)
エーテル、α−ナフチルベンジル−チル、1,4−ブタ
ンジオールーーーメチルフェニルエーテル、1,4−ブ
タンジオール−ρ−イソプロピルフェルエーテル、1,
4−ブタンジオール−ρ−tert−オクチルフェニル
エーテル、1−フェノキシ−2−(4−エチルフェノキ
シ)エタン、1−フェノキシ−2−(4−クロロフェノ
キシ)エタン、1.4−ブタンジオールフェニルエーテ
ル、ジエチレングリコール−ビス(4−メトキシフェニ
ル)エーテル等が挙げられる。前記熱可融性物質すなわ
ち増感剤は単独、あるいは混合して用いられ、充分な熱
応答性を得るためには、電子受容性化合物にたいして1
0〜200 重量%使用することが好ましく、さらに好
ましくは20〜150重量%である。
これら素材、発色剤、顕色剤、熱可融性物質の分散は水
溶性バインダー中で行われる。それぞれの素材を水溶性
バインダー溶液とともにボールミル、サンドミル等を用
い、数ミクロン以下まで分散する。増感剤は発色剤、顕
色剤のいずれか、または両方に加え、同時に分散するか
、場合によっては予め共融物を作成し、分散しても良い
本発明でこの感熱発色層中に用いられるバインダーとし
ては種々・公知の物が使用できるが、25℃の水に対し
て5重量%以上溶解する化合物が好ましく、具体的には
、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、デンプン類(変性デンプンを含む
)、ゼラチン、アラビアゴム、カゼイン、スチレン−無
水マレイン酸共重合体加水分解物、カルボキシ変性ポリ
ビニルアルコール、アルキル変性ポリビニルアルコール
、イタコン酸変性ポリビニルアルコール、マレイン酸変
性ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、酢酸ビ
ニル−ポリアクリル酸共重合体の鹸化物等があげられる
。これらのバインダーは分散時のみならず、塗膜強度を
向上させる目的で使用されるが、この目的に対してはス
チレン・ブタジェン共重合物、酢酸ビニル共重合物、7
クリロニトリル・ブタジェン共重合物、アクリル酸メチ
ル・ブタジェン共重合物、ポリ塩化ビニリデンのごとき
合成高分子のラテックス系のバインダーを併用すること
もできる。
これらの分散物は、分散後混合され、更に必要に応じて
顔料、金属石鹸、ワックス、界面活性剤、帯電防止剤、
紫外線吸収剤、消泡剤、導電剤、蛍光染料などを添加し
てもよい。
顔料としては、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、リトポ
ン、ロウ石、カオリン、シリカ、非晶質シリカなどが用
いられる。
金属石鹸としては、高級脂肪酸金属塩が用いられ、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸
アルミニウムなどが用いられる。
本発明に係わるワックスは、融点40〜120゜Cのも
ので、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、カ
ルナバワックス、マイクロクリスタリンワックス、キャ
ンプリアワックス、モンタンワックス、脂肪酸アミド系
ワックスなどが挙げられる。その中でも、パラフィンワ
ックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワッ
クス、脂肪酸アミド系ワックスが好ましく、特に、融点
が50〜100°Cのパラフィンワックス、モンタンワ
ックス、メチロールステア0アミドが好ましい。
更に必要に応じて界面活性剤、帯電防止剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、消泡剤、導電剤、蛍光染料、着色染料
などを添加してもよい。
界面活性剤としては、スルホコハク酸系のアルカリ金属
塩、および弗素含有界面活性剤が用いられる。
また、画像印字部の消色を防止し、生成画像を堅牢化す
るために感熱発色層中に消色防止剤を添加することが好
ましい。消色防止剤としては、フェノール化合物、特に
ヒンダードフェノール化合物が有効であり、例えば、1
.1.3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−te
rt−ブチルフェニル)ブタン、1.1.3−1−リス
(2−エチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチル
フェニル)ブタン、1,1.3−トリス(3,5−ジー
tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、
1.1.3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−tertブチルフェニル)プロパン、2.2’−メチ
レン−ビス(6−tart−ブチル−4−メチルフェノ
ール)、2゜2−メチレン−ビス−(5−tert−ブ
チル−4−エチルフェノール)、4,4°−ブチリデン
−ビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール
)、4.4’−チオ−ビス−(3−メチル−5−ter
t−ブチルフェノール)、などがあげられる。このよう
なフェノール系化合物の使用量は顕色剤に対して1〜2
00重量%使用することが好ましいが、更に好ましくは
5〜50重量%である。
これらの素材は各々混合された後、支持体に塗布される
。支持体としては紙、合成紙、各種合成)討脂ベースな
どがあり特に限定はないか本発明の目的には紙支持体を
用いるのが最も好ましい。また支持体に予め下塗りを施
したり、カレンダー処理するなど従来からの知見につい
ても特に限定するものではないが、紙の風合いを重視す
れば下塗り層は設けないほうがより好ましい。
本発明における記録層の形成方法については特に限定さ
れるものではなく、既存の塗布形式、例えばエアーナイ
フコーター、ブレードコーターバーコーター、クラビア
コーター、エアーカーテンコーター等で塗布される。後
述する保護層と同時重層しても逐次で塗布してもよい。
また、感熱記録層の塗布量についても特に限定されるも
のではなく、通常は乾燥塗布量で1〜12  q/ni
、特に好ましくは3〜10g/ TI(である。
さらに本発明の感熱紙はかくのごとく形成した従来の感
熱記録層上に紙の風合いを付与できる保護層を形成する
ところに特徴を持つものである。
すなわち、水溶性高分子と顔料からなる保護層を感熱記
録層上に設け、該顔料として平均粒子径2゜0〜5.0
 μmのシリカと平均粒子径0.5〜2.0 μmの軽
質炭酸カルシウムを併用し、さらに好ましくは保護層の
総重量に対して5,0重量%〜50.0重量%のでんぷ
ん粒子を含有せしめることによって紙の風合い、鉛筆筆
記性、水性インキによる;参みの少ない特徴を付与する
ことが可能となった。
該水溶性高分子としては溶剤や油等に対する耐性が高く
、造膜性が良好で特に鉛筆筆記性の点から考えると塗膜
強度の強いバインダーが好ましい。
このようなバインダーの具体例としては、ポリビニルア
ルコール、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体加水分解物、カルボキシ変性ポリビニ
ルアルコール、アルキル変性ポリビニルアルコール、シ
リカ変性ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、
でんぷん、酢酸ビニル−ポリアクリル酸共重合体の鹸化
物等があげられる。
また、添加する顔料についても幅広い検討を行った結果
、単独顔料の添加では完全に満足のできるものは得られ
なかった。さらに種々検討を続けた結果、本発明である
平均粒子径2.0〜5.0 μmのシリカと平均粒子径
0.5〜2.0 μmの軽質炭酸カルシウムを併用する
系を見出すに到った。なおシリカの平均粒子径について
は、そのSEM写真からの実測値であり、軽質炭酸カル
シウムの平均粒子径については該顔料分散液をマイクロ
トラックCLEEOS & NoRTHRllP社製 
HICR(ITRAc PARTICLE−SIZE 
ANALYZER) 1.:よっ”C測定した平均粒子
径である。平均粒子径2.0〜5.0 μmのシリカに
ついてはコロイダルシリカ、非晶質シリカ等特に限定は
しないが、平均粒子径が3.0〜4.5 μmの非晶質
シリカが最も好ましい。これら顔料の混合比についても
特に限定するものではないがシリカ:軽質炭酸カルシウ
ムが重量比で1=1〜に0.1となるのが鉛筆筆記性、
水性インキの滲み減少の点からいって好ましい。また顔
料の総量についても特に限定しないが、全保護層重量の
50%を越えるとその隠蔽力のため発色濃度が低くなり
がちである。
これら素材はバインダーと共にホモジナイザーミキサー
等の分散機、混合機でよく混合され保護層用塗液として
調製される。なお塗液中には必要に応じて感熱記録層で
用いたような各種添加剤、例えば金属石鹸、ワックス、
界面活性剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、消泡剤、導電
剤、蛍光染料、着色染料などを添加してもよい。この保
護層塗液を既に調製した・感熱記録層上に塗布して本発
明の感熱紙を得る。この時、感熱記録液と同時に重層塗
布してもよいし、逐次に塗布してもよい。塗布量につい
ても特に限定はしないが、一般に乾燥塗布量で0,5〜
8.0q/n(とするのが望ましい。
このようにして得られた感熱紙は手触り、表面光沢等の
いわゆる風合いが、一般事務用紙に近く、かつ鉛筆筆記
性に優れ、水性インキの滲みが少ないという特徴を持つ
。さらに手触り感、筆記性を向上させるためには、上記
保護層中に保護層の総重量に対して5.0重量%〜50
,0重量%のでんぷん粒子を含有せしめることが好まし
く、さらに10.0重量%〜30.0重1%の添加が最
も好ましい。このでんぷん粒子の添加によって手触り、
鉛筆筆記性が−1改善される。この添加量が保護層の総
重量に対して50.0重量%を越えると、ざらつき感が
急増し、また5、0重量%以下であれば、添加した効果
が見られない。また、でんぷんの種類については馬鈴薯
でんぷん、小麦でんぷん、とうもろこしでんぷん、タピ
オカでんぷん、サゴでんぷん、米でんぷんなどのでんぷ
んのほかにこれらのでんぷんを加工した酸化でんぷんベ
ステル化でんぷん。
エーテル化でんぷんアルファー化でんぷん、焙焼デキス
トリン、酵素変性デキストリン、酵素分解デキストリン
、架橋でんぷん、グラフト化でんぷんなどの加工でんぷ
んなどがあり、本発明ではこれらのでんぷんの種類に特
に限定されるものではないが、小麦でんぷんの使用が最
も好ましい。
また、塗布乾燥後、やはり公知の技術で後処理が可能で
、感度、画質upのためのカレンダー処理や、カールバ
ランスを考慮して記録層形成面の反対の面に樹脂の薄層
、帯電防止層等を設けるなどが必要に応じて実施される
以下、実施例を示し本発明を具体的に説明するが、本発
明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
(実施例−1) ■感熱記録層の形成 電子供与性無色染料前駆体として 2−7ニリノー3−
メチル−6−Nエチル−Nイソ7ミルアミノフルオラン
109、電子受容性化合物としてビスフェノールA20
9,4−エトキシフェニル−4′−クロロベンジルエー
テル209を、それぞれlOQgの5%ポリビニルアル
コール(クラレPVA−105) 水溶液と共に一昼夜
ボールミルで分散して、平均粒子径を1.5 μm以下
にし、各々の分散液を得た。また、炭酸カルシウム80
9をヘキサメタリン酸ソーダ0.5 %溶J 1609
と共にホモジナイザーで分散した。これら各分散液を、
電子供与性無色染料前駆体分散液59、電子受容性化合
物分散J10q、4−エトキシフェニル−4′−クロロ
ベンジルエーテル分散液1o9、炭酸カルシウム分散液
159の割合で混合し、さらに21%ステアリン酸亜鉛
エマルジョン39、融点68℃のパラフィンワックス分
散物(中東油脂製)1idrin D−337)29を
添加して感熱記録用塗液を得た。この感熱記録用塗液を
坪量649の上質紙にコーティングバーを用いて感熱発
色層の乾燥重量が59/醒になるように塗布し、50℃
で3分間乾燥して感熱記録紙を得た。
■保護層の形成 7.4%ポリビニルアルコール(クラリPVA−117
)水溶液409.6!;l、30%ステアリン酸亜鉛エ
マルジョン13.39に水1009を加えてよく混合し
保護層原液とする。また、非晶質シリカ(日本シリカ類
 ニップシール E−+50J、平均粒子径4μm)2
79とへキサメタリン酸ソーダ0゜279を水739と
共にホモジナイザーで分散してシリカ顔料分散液を得た
。同様に軽質炭酸カルシウム(白石工業社製 軽微性炭
酸カルシウムPC)279、ヘキサメタリン酸ソーダ0
.279と水639をホモジナイザーで分散して、さら
に平均粒子径か164μmになるまで一昼夜ポールミル
で微粒化し軽質炭酸カルシウム分散液を得た。
これら分散液を保護層原液4009、軽質炭酸カルシウ
ム分散液6.459、非晶質シリカ顔料分散液10.0
9の割で混合し保護層用塗液を得た。
これを先に調製した感熱記録紙の発色層上に、保護層の
塗布乾燥重量で、2.09/ポとなるように塗布し目的
の感熱紙を得た。
(実施例−2) 実施例−1において感熱記録層の形成のところで4−エ
トキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルの代わ
りにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は実施
例−1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−3) 実施例−1において非晶質シリカ(日本シリカ類 ニッ
プシール E−+50J、平均粒子径4μm)の代わり
に非晶質シリカ(日本シリカ類 ニップシール E−1
5θに、平均粒子径4.5μm)を用いたこと以外は実
施例−1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−4) 実施例−3において感熱記録層の形成のところで4−エ
トキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルの代わ
りにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は実施
例−3と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−5) 実施例−1において非晶質シリカ(日本シリカ類 ニッ
プシール E−+50J、平均粒子径4μm)の代わり
に非晶質シリカ(富士デヴイッドソン社製 サイロイド
266平均粒子径3.0μm)を用いたこと以外は実施
例−1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−6) 実施例−5において感熱記録層の形成のところで4−エ
トキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルの代わ
りにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は実施
例−5と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−7) 実施例−1において非晶質シリカ(日本シリカ類 ニッ
プシール E−+50J、平均粒子径4μm)の代わり
に非晶質シリカ(日本シリカ類 ニップシール E−2
00、平均粒子径2.5μm)を用いたこと以外は実施
例−1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−8) 実施例−7において感熱記録層の形成のところで4−エ
トキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルの代わ
りにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は実施
例−7と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−9) 実施例−1において非晶質シリカ(日本シリカ類 ニッ
プシール E−+50J、平均粒子径4μm)の代わり
に非晶質シリカ(日本シリカ類 ニップシール E−2
0OA  、平均粒子径2.0μm)を用いたこと以外
は実施例−1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−10) 実施例−9において感熱記録層の形成のところで4−エ
トキシフェニル−4′−クロロヘンシルエーテルの代わ
りにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は実施
例−9と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−11ン 実施例−1において保護層塗液にさらに小麦でんぷん7
.729を加えた以外は実施例−1と同様にして感熱紙
を得た。
(実施例−12) 実施例−11において感熱記録層の形成のところで4−
エトキシフェニル−4′−りOロペンジルエーテルの代
わりにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は実
施例−11と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−13) 実施例−3において保護層塗液にさらに小麦でんぷん7
.729を加えた以外は実施例−3と同様にして感熱紙
を得た。
(実施例−14) 実施例−13において感熱記録層の形成のところで4−
エトキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルの代
わりにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は実
施例−13と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−15) 実施例−3において保護層塗液にさらに小麦でんぷん1
6.629を加えた以外は実施例−3と同様にして感熱
紙を得た。
(実施例−16) 実施例−15において感熱記録層の形成のところで4−
エトキシフェニル−4′−クロロヘンシルエーテルの代
わりにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は実
施例−15と同様にして感熱紙を得た。
感熱記録材料を得た。
(実施例−17) 実施例−3において保護層塗液にさらに小麦でんぷん2
.32gを加えた以外は実施例−3と同様にして感熱紙
を得た。
(実施例−18) 実施例−17において感熱記録層の形成のところで4−
エトキシフェニル−42−クロロベンジルエーテルの代
わりにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は実
施例−17と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−19) 実施例−1において保護層塗液にさらに小麦でんぷん4
6.31c+を加えた以外は実施例−1と同様にして感
熱紙を得た。
(実施例−20) 実施例−19において感熱記録層の形成のところで4−
エトキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルの代
わりにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は実
施例−19と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−21) 実施例−3において保護層塗液にさらに小麦でんぷん0
.959を加えた以外は実施例−3と同様にして感熱紙
を得た。
感熱記録材料を得た。
(実施例−22) 実施例−21において感熱記録層の形成のところで4−
エトキシフェニル−4′−クロロヘンシルエーテルの代
わりにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は実
施例−21と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−23) 実施例−1において軽微性炭酸カルシウムの平均粒子径
が0.5μmになるまで微粒化した分散液を用いた以外
は実施例−1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−24) 実施例−23において感熱記録層の形成のところで4−
エトキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルの代
わりにβ−ナフチルペンシルエーテルを用いた以外は実
施例−23と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−25) 実施例−1において軽微性炭酸カルシウムの平均粒子径
が2.0μmになったところで微粒化を終了した分散液
を用いた以外は実施例−1と同様にして感熱紙を得た。
(実施例−26) 実施例−25において感熱記録層の形成のところで4−
エトキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルの代
わりにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は実
施例−25と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−1) 実施例−1において非晶質シリカ(日本シリカ製 ニッ
プシール E−+50J 、平均粒子径4μm)の代わ
りに非晶質シリカ(日本シリカ製 ニップシール E−
220^ 、平均粒子径1.0μm)を用いたこと以外
は実施例−1と同様にして感熱記録材料を得た。
(比較例−2) 比較例−1において感熱記録層の形成のところで4−エ
トキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルの代わ
りにβ−ナフチルペンシルエーテルを用いた以外は比較
例−1と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−3) 実施例−1において非晶質シリカ(日本シリカ製 ニッ
プシール E−+50J、平均粒子径4μm)の代わり
に非晶質シリカ(富士デヴイッドソン社製 サイロイド
161 平均粒子径7.5μm)を用いたこと以外は実
施例−1と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−4) 比較例−3において感熱記録層の形成のところで4−エ
トキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルの代わ
りにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は比較
例−3と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−5) 実施例−1において保護層塗液の調整の際、軽微性炭酸
カルシウム分散液を加えなかった以外は実施例−1と同
様にして感熱紙を得た。
(比較例−6) 比較例−5において感熱記録層の形成のところで4−エ
トキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルの代わ
りにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は比較
例−5と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−7) 実施例−3において保護層塗液の調整の際、軽微性炭酸
カルシウム分散液を加えなかった以外は実施例−3と同
様にして感熱紙を得た。
(比較例−8) 比較例−7において感熱記録層の形成のところで4−エ
トキシフェニル−4′−クロロペンシルエーテルの代わ
りにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は比較
例−7と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−9) 実施例−5において保護層4液の調整の際、軽微性炭酸
カルシウム分散液を加えなかった以外は実施例−5と同
様にして感熱紙を得た。
(比較例−10) 比較例−9において感熱記録層の形成のところで4−エ
トキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルの代わ
りにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は比較
例−9と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−11) 実施例−7において保護層塗液の調整の際、軽微性炭酸
カルシウム分散液を加えなかった以外は実施例−7と同
様にして感熱紙を得た。
(比較例−12) 比較例−11において感熱記録層の形成のところで4−
エトキシフェニル−4′−クロロヘンシルエーテルの代
わりにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は比
較例−11と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−13) 実施例−9において保護層塗液の調整の際、軽微性炭酸
カルシウム分散液を加えなかった以外は実施例−9と同
様にして感熱紙を得た。
(比較例−14) 比較例−13において感熱記録層の形成のところで4−
エトキシフェニル−4′−クロロヘンシルエーテルの代
わりにβ−ナフチルヘンシルエーテルを用いた以外は比
較例−13と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−15) 実施例−1において軽微性炭酸カルシウムの平均粒子径
が0.3μmになるまで微粒化した分散液を用いた以外
は実施例−1と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−16) 比較例−15において感熱記録層の形成のところで4−
エトキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルの代
わりにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は比
較例−16と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−17) 実施例−1において軽微性炭酸カルシウムの平均粒子径
が2.3μmになったところで微粒化を終了した分散液
を用いた以外は実施例−1と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−18) 比較例−17において感熱記録層の形成のところで4−
エトキシフェニル−4+−クロロヘンシルエーテルの代
わりにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は比
較例−17と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−19) 実施例−1において、保護P!塗液の調整のところでシ
リカ系顔料分散液を添加しなかった以外は実施例−1と
同様にして感熱紙を得た。
(比較例−20) 比較例−19において感熱記録層の形成のところで4−
エトキシフェニル−4′−クロロベンジルエーテルの代
わりにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は比
較例−19と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−21) 実施例−11において、保護層塗液の調整のところでシ
リカ系顔料分散液を添加しなかった以外は実施例−11
と同様にして感熱紙を得た。
(比較例−22) 比較例−21において感熱記録層の形成のところで4−
エトキシフェニル−4′−クロロヘンシルエーテルの代
わりにβ−ナフチルベンジルエーテルを用いた以外は比
較例−21と同様にして感熱紙を得た。
以上のようにして得た感熱紙をカレンダーで処理した後
、次のような方法で評価した。その結果を第−表に示す
〔発色濃度〕
京セラ@)製サーマルヘッド(にLT−216−8MP
DI )及びヘッドの直前に100に9/cITrの圧
力ロールを有する感熱印字実験装置にて、ヘッド電圧2
4v5パルスサイクルl Qmsの条件で圧力ロールを
使用しながら、パルス幅を1.0 で印字し、その印字
濃度をマクヘス社製RO−918型濃度計で測定した。
(カブリ濃度) 発色濃度と同じ方法で未印字部濃度(カブリ)も同様に
測定した。
〔鉛筆筆記性〕
得られた感熱紙に鉛筆、及びシャープペンシルで書込み
、書き味、鉛筆ののり等をHe%El、 Hの濃さにつ
いてそれぞれ行ない、次の4段階に評価した。
◎; 非常になめらかに書ける。Hの濃さでも鉛筆ののりがよ
く、書き味が良好である。
○;筆圧をかけなくてもなめらかに書くことができる。
また、よく鉛筆がのり筆記部の濃度も高い。
△;やや筆圧をかけないと書きづらい。Hの濃さについ
ては非常に書きづらく、筆記具の先がすべる感しがして
不快である。
また、筆記部の濃度もうすいか実用上は問題ないレベル
X;かなり筆圧をかけても筆記具がすべり、鉛筆ののり
が悪くBの濃さでも濃度がうすく、とても書きづらい。
一般事務用として実用上の許容範囲を越える。
〔水性インキのニジミ〕
得られた感熱記録材料に水性インキ(シャチハタ ゾル
スタンプ台 JIS 7063)をつけたゴム印を押し
て、その様子を観察し、次の3段階に評価した。
O;一般の事務用紙上に押印したのと同じように、滲ま
ず文字も問題なく読み取れる。
また、乾き方も速い。
Δ;やや滲むが文字も読み取り可能レベルで実用上問題
ないレベル。
X;最初の形がほぼわからないほど滲み、文字はまった
く読めない。また乾きが悪くいつまでたっても手で触れ
ると汚れる。
(手触り〕 一般の事務にたずされっている人(ファクシミリ用紙を
扱ったことのある人)10人にサンプルを触ってもらい
、ゼロックスペーパーP−A4.:!:比較して手触り
を評価した。
◎:10人中9Å以上が同じ手触りと評価した。
○ △ × 17〜8人が同じ手触りと評価した。
;4〜6人が同じ手触りと評価した。
;同じ手触りと評価したのが3Å以下だった。
第1表に示したとおり、本発明により鉛筆筆記性に優れ
、水性インキによる滲みの少ない、かつ手触りおよびそ
の風合いが警〈はと普通の紙に近い感熱紙が得られたこ
とが明らかである。
莞−表 第一表(続き)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紙支持体上に設けた電子供与性無色染料前駆体と
    電子受容性化合物の呈色反応を利用した感熱記録層上に
    さらに保護層を設けた感熱記録材料において、該保護層
    中に添加する顔料として平均粒子径2.0〜5.0μm
    のシリカと平均粒子径0.5〜2.0μmの軽質炭酸カ
    ルシウムを併用したことを特徴とする感熱記録材料。
  2. (2)保護層中に保護層の総重量に対して5.0重量%
    〜50.0重量%のでんぷん粒子を含有することを特徴
    とする請求項(1)に記載の感熱記録材料。
JP1316955A 1989-12-06 1989-12-06 感熱記録材料 Pending JPH03176189A (ja)

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